JPH1127731A - デジタル移動電話システム - Google Patents

デジタル移動電話システム

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JPH1127731A
JPH1127731A JP9181193A JP18119397A JPH1127731A JP H1127731 A JPH1127731 A JP H1127731A JP 9181193 A JP9181193 A JP 9181193A JP 18119397 A JP18119397 A JP 18119397A JP H1127731 A JPH1127731 A JP H1127731A
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JP
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digital mobile
mobile telephone
base station
radio base
isdn
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JP9181193A
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Seiji Tomomatsu
聖詞 友松
Masahiro Kaneko
昌宏 金子
Nobuo Shirai
伸生 白井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線基地局と交換局間をISDNで接続する
デジタル移動電話システムで、位置登録と効率的なチャ
ネル切り替えと付加サービスの提供可能にする。 【解決手段】セクタ方式によってデジタル移動電話端末
4との間で電波を介して通信を行なう無線基地局1A
と、各無線基地局を介するデジタル移動電話端末4の接
続の処理を行なう移動用交換局2AとをISDN6を介
して接続し、無線基地局1Aと移動用交換局2AにIS
DN6との接続インタフェースを持たせ、ISDN6に
無線基地局1Aと移動用交換局2A間のパス設定機能を
持たせて、移動用交換局2Aを介してデジタル移動電話
端末4と通信相手先とが通信を行なうシステムにおい
て、デジタル移動電話端末4の電源投入時、無線基地局
1Aを介して移動用交換局2Aとの間で認証と確認を行
なって、デジタル移動電話端末4を移動用交換局2Aの
配下のエリアに位置登録する処理をISDN6を介して
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル移動電話
システムに関し、特に、移動端末と無線基地局間の情報
伝達は無線区間を電波を利用して行い、無線基地局と交
換局間の情報伝達はデジタル公衆網(ISDN)を利用
して行なうとともに、交換局において回線設定等の制御
を行う、デジタル自動車電話システムやデジタル携帯電
話システム等のデジタル移動電話システムに関するもの
である。
【0002】近年において、携帯電話の総加入者数は一
千万を超え、現在も増加の一途を辿っており、各事業者
もこの巨大な市場における存亡をかけて、エリア拡大,
通話品質の向上,付加サービスの質の向上,低料金化,
不感地の解消,新型携帯電話端末の投入等を行なって、
他事業者との差別化を図り、加入者の獲得に躍起になっ
ている。
【0003】そこで、デジタル自動車電話システムやデ
ジタル携帯電話システム等のデジタル移動電話システム
を効率よく提供し、また運営するために、無線基地局−
移動用交換局間の回線において、回線コスト,工事費の
低減を図るとともに、ISDNを介して位置登録を行
い、効率的なチャネル切り替えを行なえるようにし、さ
らに付加サービスの提供が可能なシステムの実現が要望
されている。
【0004】
【従来の技術】図13は、従来の一般的なデジタル移動
電話システムを説明するものである。複数の無線基地局
#A〜#Nと移動用交換局2とは、専用回線3を介して
接続されている。各無線基地局1は、その送信電波が届
く範囲(サービスエリア)内のデジタル移動電話端末4
と無線区間を介して通信可能である。移動用交換局2
は、他の伝送網(他網)を介して固定電話端末5と通信
可能である。ここで、専用回線3は、NTT(日本電信
電話株式会社)や地域系NCC(New Common Carrier)
から借用したものである。
【0005】図14は、従来の一般的なデジタル移動電
話システムの構成を示すものであって、図13における
と同じものを同じ番号で示している。
【0006】各無線基地局1は、送受信アンテナ11
と、送受信アンテナ11の無線周波数送受信信号を増幅
する送受信アンプ(C.AMP)12と、送受信信号の
変復調を行うデジタル変復調装置(MDE)13と、専
用回線3との接続インタフェースである伝送装置14
と、無線基地局の各装置の監視・制御を行う無線基地局
監視制御装置(BSV)15とを有している。
【0007】また移動用交換局2は、専用回線3との接
続インタフェースである伝送装置21と、デジタル移動
電話端末4との通信の交換処理を行う移動用交換機22
と、他網との接続インタフェースである伝送装置23
と、各無線基地局の状態監視を行う基地局保守監視装置
(OMC)24と、基地局との通信の制御を行う基地局
制御装置(BCE)25とを有している。
【0008】デジタル移動電話端末からの発信要求を受
け付けると、受信レベルが最も高い無線基地局を介し
て、移動用交換局2内のBCE25との間で、デジタル
移動電話端末4と移動用交換機22との間の通信を行う
準備のために、RT(電波受信レベルが最も高い無線基
地局と、受信レベルの通知等),MM(位置登録,認証
確認等)等の制御信号の送受信が行われ、移動用交換機
22が、デジタル移動電話端末を、無線基地局,専用回
線からなる伝送路と移動用交換局を介して、他端末(デ
ジタル移動電話端末,固定電話端末等)と接続すること
によって、通信が可能となる。
【0009】また、無線基地局の監視・制御情報は、B
SV15で収集され、伝送装置14と専用回線3からな
る伝送路を介して移動用交換局へ送信され、OMC24
において、監視・制御が行われる。
【0010】従来の一般的なデジタル移動電話システム
においては、図13,図14に示すように、無線基地局
−移動用交換局間に専用回線からなる伝送路が常設され
ているため、多額の回線使用料が必要となる。また基地
局の小型化に伴って、回線の小容量化(例えば384
k,768k等)を行っても、基地局の数が増加すれ
ば、やはり回線使用料が膨大になる。
【0011】これに対して、無線基地局−移動用交換局
間の伝送路としてデジタル公衆回線(ISDN)を使用
することによって、高価な専用回線を使用する従来方式
の場合と比較して、伝送路使用料の軽減を図ることがで
きる。
【0012】図15は、ISDNを使用したデジタル移
動電話システムを説明するものであって、複数の無線基
地局#A〜#Nと移動用交換局とを、デジタル公衆回線
(ISDN)を介して接続することが示されている。図
13の場合と同じものを同じ番号で示し、1AはISD
N対応の無線基地局、2AはISDN対応の移動用交換
局、6はISDNである。
【0013】図16は、ISDNを使用したデジタル移
動電話システムの構成を示すものであって、図14の場
合と同じものを同じ番号で示し、無線基地局1Aにおい
て、16はMDE13とISDN6とのインタフェース
をとるアダプタA(ADP−A)、移動用交換局2Aに
おいて、26はISDN6と移動用交換局22とのイン
タフェースをとるアダプタB(ADP−B)である。
【0014】各無線基地局1Aにおいて、MDE13
は、伝送路であるISDN6を介する移動用交換局2A
からの制御用信号および通話信号を、無線回線を介して
デジタル移動電話端末4に送信するために、移動用交換
局2Aからの信号を変調して無線周波数信号に変換する
とともに、無線回線を介するデジタル移動電話端末4か
らの信号を、ISDN6を介して移動用交換局2Aに伝
送するために、デジタル移動電話端末4から受信した無
線周波数信号を復調して制御用信号および通話信号に変
換する。C.AMP12は、MDE13から送信された
無線周波数信号を増幅し、デジタル移動電話端末4から
受信した無線周波数信号を増幅する。BSV15は、無
線基地局の装置状態情報を収集し、MDE13に送信す
る。
【0015】さらに無線基地局1Aにおいて、ADP−
B16は、自動発着信信号変換伝送可能ISDN加入端
末であって、ISDN6との接続インタフェースおよび
加入番号を持ち、ISDN6に通信パスをはる機能と、
音声信号の変換を行う機能と、MDE13の送信信号を
検知することによって、移動用交換機22側に自動発呼
する機能と、ISDN6にパスをはる間の情報を蓄積し
ておく機能と、移動用交換機からの送信信号を検知して
自動受信する機能と、移動用交換機22−MDE13間
でやりとりされる各種監視・制御信号の信号変換を行う
機能と、移動用交換機22−MDE13間で送受信され
る音声信号を変換する機能とを兼ね備えている。
【0016】また移動用交換局2Aにおいて、移動用交
換機22は、各無線基地局と他網との間の信号の交換処
理を行う。伝送装置23は、移動用交換機22と他網と
の間の信号の伝送を行なう。OMC24は、各無線基地
局から送信されてくる装置状態情報を集中管理する。B
CE25は、各無線基地局から送信されてくる装置状態
情報を集中管理する。
【0017】さらに移動用交換局2Aにおいて、ADP
−A26は、自動発着信信号変換伝送回線設定可能IS
DN加入端末であって、ISDN6との接続インタフェ
ースおよび加入番号を持ち、ISDN6に通信パスをは
る機能と、音声信号の変換を行う機能と、移動用交換機
22の送信信号を検知することによって、MDE13側
に自動発呼する機能と、ISDN6にパスをはる間の情
報を蓄積しておく機能と、MDE13からの送信信号を
検知して自動受信する機能と、移動用交換機22−MD
E13間でやりとりされる各種監視・制御信号の信号変
換を行う機能と、移動用交換機22−MDE13間で送
受信される音声信号を変換する機能と、各無線基地局か
らのパスを移動用交換局2Aに予め定められているパス
に設定する機能とを兼ね備えている。
【0018】このように、無線基地局−移動用交換局間
の伝送路として専用回線を使用せず、安価なデジタル公
衆回線を利用して従来システムと比べて遜色ないサービ
スを提供し、ひいては専用回線がない僻地等の不感地に
おいても、容易に通信サービス領域の拡大を図ることが
できる。このようなデジタル移動電話システムについて
は、同一出願人による特願平8−2133号に詳細に記
載されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図15および図16に
示された従来技術においては、無線基地局−移動用交換
局間の伝送路としてISDNを利用したシステムの基本
的構成が開示されている。しかしなから、デジタル移動
電話システムとしてサービスを行なう上で必要な、IS
DNを介して通信を行なう無線基地局からの位置登録、
および効率的なチャネル切り替えを行なうとともに、付
加サービスを提供できるようにするための手段が必ずし
も十分でないという問題があった。
【0020】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、移動用交換局内にデジタ
ル移動電話端末の位置情報を登録することによって、デ
ジタル移動電話端末が在圏するエリアを明確にして、正
確なページング(一斉呼び出し)が可能となるように
し、またデジタル移動電話端末の移動によって使用中の
キャリアの受信電界が弱くなって、自局,他の無線基地
局または従来の無線基地局のセクタのキャリアの受信電
界の方が強い場合に、移動用交換局と各種通信制御を行
い、より強いキャリアにチャネル切り替えを行なわせる
ことによって、デジタル移動電話端末が連続して通信を
行なえるようにし、さらに無線基地局と移動用交換局に
付加サービス制御機能を持たせ、移動用交換局によるデ
ジタル移動電話端末の付加サービス制御を行なうため
に、付加情報メッセージ(INFOメッセージ)を移動
用交換局とデジタル移動電話端末間を相互に伝送できる
ようにすることを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタル移動電
話システムは、図15および図16に示された基本的な
デジタル移動電話システムにおいて、無線基地局に、次
の各機能を併せ備えている。
【0022】(1) 無線基地局のアダプタB(ADP−
B)は、デジタル移動電話端末が電源投入したとき、そ
の場所で最も受信電界が高い無線基地局のセクタのキャ
リアを使用して、移動用交換局との認証確認を行い、認
証確認が完了すると、デジタル移動電話端末が現在どこ
にいるかを交換局側で把握するための位置情報を、移動
用交換局のアダプタA(ADP−A)にISDNを介し
て、DchパケットおよびISUP手順上のユーザ・ユ
ーザ情報転送サービス(以下UUSと略す)を用いて送
信制御する機能。
【0023】(2) デジタル移動電話端末が他セクタに移
動した際に、移動先の位置情報を移動用交換局のADP
−AにISDNを介して、DchパケットおよびUUS
を用いて送信制御する機能。
【0024】(3) デジタル移動電話端末を管理,制御す
るための一つまたは複数の異なるキャリアを、異なる方
角に放射して電波が届く範囲をセクタとして、あるセク
タで通話しているデジタル移動電話端末が移動すること
によって、使用していたキャリアの受信電界が弱くなっ
た場合、他により強い、自局, 他の無線基地局または従
来の無線基地局のセクタのキャリアがあれば、そのキャ
リアに乗り換えて(チャネル切り替え)、連続して通信
を行なわせる機能。
【0025】(4) チャネル切り替えに必要な制御を、D
chパケットおよびUUSを用いて、ADP−Aと通信
制御する機能。
【0026】また、移動用交換局に、次の各機能を併せ
備えている。
【0027】(1) ADP−Aは、デジタル移動電話端末
が電源投入し、移動用交換局との認証確認完了後に、無
線基地局のADP−Bから、ISDNを介してDchパ
ケットまたはUUSで位置登録情報を受信すると、交換
機内にデジタル移動電話端末が現在どこにいるかを交換
機側で把握するための位置情報を登録するための通信制
御を移動用交換局およびADP−Aと行なう機能。
【0028】(2) デジタル移動電話端末が他のセクタに
移動した際にADP−Bから送信する、移動先の位置情
報を登録するための通信制御を移動用交換局およびAD
P−Bと行なう機能。
【0029】(3) デジタル移動電話端末が移動すること
によって、使用していたキャリアの受信電界が弱くなっ
た場合、自局より他の無線基地局または従来の無線基地
局のセクタのキャリアの受信電界の方が強い場合に、移
動用交換局と各種通信制御を行い、より強いキャリアに
チャネル切り替えを行なわせることによって、デジタル
移動電話端末は、他の無線基地局または従来の無線基地
局のキャリアを使用して連続通信できるようにする機
能。
【0030】(4) ネットワーク側で提供する付加サービ
スを移動用交換局より提供可能にするため、ADP−
A,ADP−BのCPU部に付加サービス制御機能を持
たせ、移動用交換局によるデジタル移動電話端末の付加
サービスを行なうため、付加情報メッセージ(INFO
メッセージ)をADP−AおよびADP−Bを介して、
移動用交換局とデジタル移動電話端末間を相互に転送す
る機能。
【0031】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末−無線基地局−移動用交換局−通話先端末間
で、連続した通信および付加サービスの提供を受けるこ
とができるようになる。
【0032】本発明によれば、例えばデジタル移動電話
端末から発呼があった場合、送信信号は送受信アンテナ
を経て受信され、送受信アンプC.AMPで増幅され、
デジタル変復調装置MDEで復調され、MDEから送信
された信号を検知したADP−BはISDNを経てAD
P−Aに発呼し、ISDN内にパスを張り、ADP−A
が移動用交換機に信号を送信することによって、移動用
交換局−デジタル移動電話端末間の通信が可能となり、
デジタル移動電話端末−MDE−移動用交換機間で各種
制御を行なったのち、移動用交換局が通信先端末と回線
設定および信号送信を行なうことによって、デジタル移
動電話端末−通信先端末間の通信が可能となる。
【0033】さらに、移動用交換局内にデジタル移動電
話端末の位置情報を登録することによって、デジタル移
動電話端末が現在どのエリアにいるのかが明確になるた
め、正確なページングを行なうことが可能となる。ま
た、デジタル移動電話端末が移動することによって、使
用していたキャリアの受信電界が弱くなった場合、自
局,他の無線基地局または従来の無線基地局のセクタの
キャリアの受信電界の方が強い場合に、移動用交換局と
各種通信制御を行い、より強いキャリアにチャネル切り
替えを行なわせることによって、デジタル移動電話端末
が連続して通信を行なえるようになる。
【0034】また、ADP−A,ADP−BのCPU部
に、付加サービス制御機能を持たせ、付加情報メッセー
ジ(INFOメッセージ)をADP−AおよびADP−
Bを介して、移動用交換局とデジタル移動電話端末間を
相互に転送できるようにしたので、移動用交換局による
デジタル移動電話端末の付加サービス制御を行なうこと
ができる。
【0035】このように、無線基地局−移動用交換局間
の伝送路として、ISDNを使用することによって、伝
送路使用料の軽減を図ることができるとともに、効率的
なチャネル切り替えを行なうことによって、デジタル移
動電話端末が移動しながら連続して通話を行なうことが
できるようにしたので、移動用交換局の負荷を軽減させ
ることができ、なおかつ従来システムと比べて遜色のな
いデジタル移動電話システムおよび付加サービスの提供
を行なうことが可能になる。
【0036】以下、本発明の課題を解決するための具体
的手段とその作用とを記述する。
【0037】(1) サービスエリアをセクタに分割してそ
れぞれのセクタごとに異なる周波数によってデジタル移
動電話端末4との間で電波を介して通信を行なう無線基
地局1Aと、各無線基地局を介するデジタル移動電話端
末4の制御と回線接続および相互間の信号処理とを行な
う移動用交換局2Aとをデジタル公衆回線(以下ISD
Nという)6を介して接続し、無線基地局1Aと移動用
交換局2AにISDN6との接続インタフェースを持た
せるとともに、ISDN6に無線基地局1Aと移動用交
換局2Aとの間で制御用信号と通話信号とを伝達するた
めのパスを設定する機能を持たせることによって、デジ
タル移動電話端末4と、移動用交換局2Aを介して接続
された通信相手先とが通信を行なうデジタル移動電話シ
ステムにおいて、デジタル移動電話端末4の電源投入
時、無線基地局1Aを介して移動用交換局2Aとの間で
認証の処理を行なって確認がとれたとき、デジタル移動
電話端末4を移動用交換局2Aの配下のエリアに位置登
録する処理をISDN6を介して行なう。
【0038】このようにすることによって、網は、デジ
タル移動電話端末4の所在が常に明確になっているの
で、限られたエリアのみにページング(一斉呼び出し)
を行なえばよくなり、より効率のよいページングを行な
うことができるようになる。
【0039】(2) (1) の場合に、無線基地局1Aに、デ
ジタル移動電話端末4側の信号とISDN6側の信号と
の相互の変復調と信号変換の処理を行なうデジタル変復
調装置(以下MDEという)13と、MDE13とIS
DN6との接続を行なう自動発着信信号変換伝送可能I
SDN加入端末であるアダプタB(以下ADP−Bとい
う)16とを備えるとともに、移動用交換局2Aに、他
網との交換接続の処理を行なう移動用交換機22と、移
動用交換機22とISDN6との接続を行なう自動発着
信信号変換伝送可能ISDN加入端末であるアダプタA
(以下ADP−Aという)26とを備えた構成とする。
【0040】(3) (2) の場合に、デジタル移動電話端末
4からの位置登録要求を受信した無線基地局1Aが、デ
ジタル移動電話端末4からLAPDMによって送信さ
れ、MDE13でLAPDまたはLAPBに変換された
位置登録情報を、ADP−B16においてそのCPUの
制御によってISDNのDchパケットに変換してLA
PDの手順によってISDN6を介して移動用交換局2
Aに送信し、移動用交換局2Aにおいて、ADP−B2
6が送信された情報に基づいて移動用交換機22に位置
登録するようにする。
【0041】(4) (2) の場合に、デジタル移動電話端末
4からの位置登録要求を受信した無線基地局1Aが、デ
ジタル移動電話端末4からLAPDMによって送信さ
れ、MDE13でLAPDまたはLAPBに変換された
位置登録情報を、ADP−B16においてそのCPUの
制御によってISDNのISUP手順のUUSを使用し
てLAPDの手順によってISDN6を介して移動用交
換局2Aに送信し、移動用交換局2Aにおいて、ADP
−B26が送信された情報に基づいて移動用交換機22
に位置登録するようにする。
【0042】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末4に対する、より効率のよいページングを実
現するシステムを構成できる。
【0043】(5) (3) または(4) の場合に、ADP−B
16が、デジタル移動電話端末4が移動して位置登録情
報が変化するごとに位置登録動作を繰り返して行なう機
能を持つことによって、デジタル移動電話端末4が他の
セクタにチャネル切り替えを行なって位置登録情報が変
化しても、同時に移動用交換局2Aの位置登録情報が更
新されるようにする。
【0044】このようにすることによって、さらにより
効率のよいページングを実現するシステムを構成でき
る。
【0045】(6) (2) の場合に、ADP−A26が、I
SDN6を介してDchパケットに変換して送信された
無線基地局からのデジタル移動電話端末4の位置登録要
求を受信したとき、このDchパケットの情報を共通線
信号方式のMAP信号に変換して移動用交換機22内の
ホームロケーションレジスタ(以下HLRという)と通
信制御を行なって、位置登録情報を該HLRに登録する
機能と、デジタル移動電話端末4が他のセクタにチャネ
ル切り替えを行なったとき、HLRの位置登録情報を更
新する機能とを持つようにする。
【0046】(7) (2) の場合に、ADP−A26が、I
SDN6を介してISUP手順のUUSを使用して送信
された無線基地局からのデジタル移動電話端末4の位置
登録要求を受信したとき、このUUSの情報を共通線信
号方式のMAP信号に変換して移動用交換機22内のH
LRと通信制御を行なって、位置登録情報をHLRに登
録する機能と、デジタル移動電話端末4が他のセクタに
チャネル切り替えを行なったとき、HLRの位置登録情
報を更新する機能とを持つようにする。
【0047】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末4に対する、より効率のよいページングを実
現するシステムを構成できる。
【0048】(8) (6) または(7) の場合に、ADP−A
26が、デジタル移動電話端末4が移動して位置登録情
報が変化するごとに位置登録動作を繰り返して行なう機
能を持つことによって、デジタル移動電話端末4が他の
セクタにチャネル切り替えを行なって位置登録情報が変
化しても、同時に移動用交換局2Aの位置登録情報が更
新されるようにする。
【0049】このようにすることによって、さらにより
効率のよいページングを実現するシステムを構成でき
る。
【0050】(9) (1) の場合に、無線基地局1Aに、自
局のセクタ間においてのみチャネル切り替えを行なう機
能を持たせることによって、デジタル移動電話端末4の
移動に伴って使用しているキャリアの受信電界が弱くな
ったとき、自局のセクタのうち次に電界の強いセクタの
キャリアに、デジタル移動電話端末4との間でチャネル
切り替えを行なうようにする。
【0051】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末4が、自局の複数のセクタを跨いで、連続通
話を行なうことができるようになる。
【0052】(10) (2) の場合に、デジタル移動電話端
末4が通話に使用しているキャリアの受信電界が弱くな
ったとき、デジタル移動電話端末4から送信される、現
在使用中のキャリアのレベルと自局の他セクタの受信電
界とを含む無線状態報告を認識して、他セクタの受信電
界が十分高くなおかつ空きチャネルがある場合にのみ、
この他セクタに、デジタル移動電話端末4との間でチャ
ネル切り替えを行なわせる機能を、無線基地局1AのA
DP−B16に持たせるようにする。
【0053】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末4が、自局の複数のセクタ間において、連続
通話を行なうことができるようになる。
【0054】(11) (2) の場合に、移動用交換局2Aと
ISDNを介して通信を行なう無線基地局1Aのセクタ
で通話しているデジタル移動電話端末4の移動によっ
て、通話中のキャリアの受信電界が弱くなったとき、I
SDNを介して通信を行なう他の無線基地局のより強い
セクタのキャリアに、デジタル移動電話端末4との間で
チャネル切り替えを行なわせる機能を、移動用交換局2
Aに持たせるようにする。
【0055】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末4は、ISDNを介して通信を行なう無線基
地局間のどのセクタに移動しても、連続して通話を行な
うことができるようになる。
【0056】(12) (2) の場合に、移動用交換局2Aと
ISDNを介して通信を行なう無線基地局1Aのセクタ
で通話しているデジタル移動電話端末4の移動によっ
て、通話中のキャリアの受信電界が弱くなった場合に、
現在通話に使用しているキャリアより受信電界が強いキ
ャリアが自局のセクタにない旨のデジタル移動電話端末
4の無線状態報告が、無線基地局から移動用交換局に送
信されたとき、ISDNを使用して通信を行なう他の無
線基地局のセクタに受信電界が高く、なおかつ空きチャ
ネルがあるキャリアがある場合には、このキャリアに、
デジタル移動電話端末4との間でチャネル切り替えを行
なわせる機能を、移動用交換局2AのADP−A26に
持たせるようにする。
【0057】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末4は、ISDNを介して通信を行なう無線基
地局間のより強いセクタのキャリアに切り替えて、連続
して通話を行なうことができるようになる。
【0058】(13) (2) の場合に、移動用交換局2Aと
ISDNを介して通信を行なう無線基地局1Aのセクタ
で通話しているデジタル移動電話端末4の移動によっ
て、通話中のキャリアの受信電界が弱くなった場合に、
自局およびISDNを介して通信を行なう他の無線基地
局のセクタにも現在使用中のキャリアよりも受信電界の
高いキャリアがない旨のデジタル移動電話端末4の無線
状態報告が無線基地局から移動用交換局に送信されたと
き、ISDNを介して通信を行なう無線基地局1Aと専
用回線を介して通信を行なう無線基地局1間のチャネル
切り替えを行なう機能を移動用交換局2Aに持たせるよ
うにする。
【0059】このようにすることによって、ISDNを
介して通信を行なう無線基地局と、専用回線を介して通
信を行なう無線基地局との区別なく、すべての局のどの
セクタへ移動しても、移動しながら連続して通話を行な
うことができるようになる。
【0060】(14) (2) の場合に、移動用交換局2Aと
ISDNを介して通信を行なう無線基地局1Aのセクタ
で通話しているデジタル移動電話端末4の移動によっ
て、通話中のキャリアの受信電界が弱くなった場合に、
自局およびISDNを介して通信を行なう無線基地局の
セクタに空きチャネルがなく、専用回線を介して通信を
行なう無線基地局のセクタが通話可能なレベルであり、
なおかつ空きチャネルがある場合に、専用回線を介して
通信を行なう無線基地局1へチャネル切り替えを行なわ
せる機能を移動用交換局2AのADP−A26に持たせ
るようにする。
【0061】このようにすることによって、ISDNを
介して通信を行なう無線基地局間のセクタから、専用回
線を介して通信を行なう無線基地局のより強いセクタの
キャリアに切り替えて、移動しながら連続して通話を行
なうことができるようになる。
【0062】(15) (2) の場合に、専用回線を介して通
信を行なう無線基地局のセクタで通話中のデジタル移動
電話端末4の移動によって、通話中のキャリアの受信電
界が弱くなった場合に、自局および他の専用回線を介し
て通信を行なう無線基地局のセクタにも強いキャリアが
ない旨のデジタル移動電話端末4の無線状態報告が専用
回線を介して通信を行なう無線基地局から送信されたと
き、専用回線を介して通信を行なう無線基地局1とIS
DNを介して通信を行なう無線基地局1Aとの間のチャ
ネル切り替え機能を移動用交換局2Aに持たせるように
する。
【0063】このようにすることによって、専用回線を
介して通信を行なう無線基地局のセクタから、ISDN
を介して通信を行なう無線基地局のセクタに、移動しな
がら連続して通話を行なうことができるようになる。
【0064】(16) (2) の場合に、専用回線を介して通
信を行なう無線基地局のセクタで通話中のデジタル移動
電話端末4の移動によって、通話中のキャリアの受信電
界が弱くなった場合に、自局および他の専用回線を介し
て通信を行なう無線基地局のどのセクタにも現在使用中
のキャリアより受信電界が高いキャリアがなく、または
自局および他の専用回線を介して通信を行なう無線基地
局のどのセクタにも空いているチャネルがない旨のデジ
タル移動電話端末4の無線状態報告が無線基地局から送
信されたとき、ISDNを介して通信を行なう無線基地
局のセクタが通話可能なレベルであり、なおかつ空きチ
ャネルがある場合に、ISDNを介して通信を行なう無
線基地局1Aのセクタに、デジタル移動電話端末4との
間でチャネル切り替えを行なわせる機能を、移動用交換
局2AのADP−A26に持たせるようにする。
【0065】このようにすることによって、専用回線を
介して通信を行なう無線基地局のセクタから、ISDN
を介して通信を行なう無線基地局のより強いセクタのキ
ャリアに切り替えて、移動しながら連続して通話を行な
うことができるようになる。
【0066】(17) (2) の場合に、無線基地局1Aが、
デジタル移動電話端末4からLAPDMで送信されたI
NFOメッセージをMDE13においてLAPDまたは
LAPBに変換し、さらにADP−B16においてIS
DNのDchパケットに変換して、ISDN6を介して
LAPDの手順で移動用交換局2Aに送信し、移動用交
換局2Aが、これをADP−A26においてLAPDま
たはLAPBに変換して移動用交換機22に転送する。
【0067】(18) (2) の場合に、無線基地局1Aが、
デジタル移動電話端末4からLAPDMで送信されたI
NFOメッセージをMDE13においてLAPDまたは
LAPBに変換し、さらにADP−B16においてIS
DNのISUP手順のUUSを使用して、ISDN6を
介してLAPDの手順で移動用交換局2Aに送信し、移
動用交換局2Aが、これをADP−A26においてLA
PDまたはLAPBに変換して移動用交換機22に転送
する。
【0068】このようにすることによって、デジタル移
動電話端末4から移動用交換局2Aに、INFOメッセ
ージを転送することができるようになる。
【0069】(19) (2) の場合に、移動用交換局2A
が、移動用交換機22からLAPDまたはLAPBで受
信したINFOメッセージをADP−A26においてI
SDNのDchパケットに変換して、ISDN6を介し
てLAPDの手順で無線基地局1Aに送信し、無線基地
局1Aが、これをADP−B16においてLAPDまた
はLAPBに変換し、MDE13においてLAPDMに
変換してデジタル移動電話端末4に転送する。
【0070】(20) (2) の場合に、移動用交換局2A
が、移動用交換機22からLAPDまたはLAPBで受
信したINFOメッセージをADP−A26においてI
SDNのISUP手順のUUSを使用して、ISDN6
を介してLAPDの手順で無線基地局1Aに送信し、無
線基地局1Aが、これをADP−B16においてLAP
DまたはLAPBに変換し、MDE13においてLAP
DMに変換してデジタル移動電話端末4に転送する。
【0071】このようにすることによって、移動用交換
局2Aからデジタル移動電話端末4に、INFOメッセ
ージを転送することができるようになる。
【0072】(21) (2) の場合に、ADP−A26とA
DP−B16との間に既に論理リンクが設定されている
場合には、ADP−A26とADP−B16のそれぞれ
のCPUの制御に基づいて新たな論理リンクの設定を行
なうことなく、既に設定されている論理リンクを使用し
てLAPDまたはLAPBの制御信号を転送する。
【0073】このようにすることによって、論理リンク
設定の処理をスキップして、より迅速に、INFOメッ
セージの転送を行なうことができるようになる。
【0074】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
す構成図である。図2は、デジタル移動電話端末発信時
の位置登録制御を説明するものである。図3は、HLR
に登録されるデジタル移動電話端末の情報を示したもの
である。図4は、デジタル移動電話端末の位置登録シー
ケンスを示したものである。以下、図1〜図4に基づい
て本発明におけるデジタル移動電話端末の位置登録制御
を説明する。
【0075】図1において、図14および図16の場合
と同じものを同じ番号で示している。無線基地局#a〜
#nは、従来と同様に、デジタル移動電話端末4と無線
区間を介して通信を行い、無線基地局は、デジタル移動
電話端末からの電波信号を専用回線3を経て移動用交換
局2Aに送信し、移動用交換局から他端末に回線接続を
行なうことによって、デジタル自動車電話/デジタル携
帯電話等のデジタル移動電話システムのサービスを行な
う。
【0076】これに対して、無線基地局#A〜#Nは、
デジタル移動電話端末4と無線区間を介して通信を行
い、無線基地局は、デジタル移動電話端末からの電波信
号をISDN用の電気信号に変換してISDN6を経て
移動用交換局2Aに送信し、移動用交換局から他端末に
回線接続を行なうことによって、従来、専用回線を使用
して行なっていたサービスを、ISDNを使用して行な
うことができる。
【0077】この際、各無線基地局は、デジタル移動電
話端末4と電波を介して通信を行なうとともに、ISD
N6または専用回線3を介して移動用交換局2Aと各種
通信制御を行なうとともに、1つの制御チャネルもしく
は複数の制御チャネルが届く範囲をセクタとして、複数
の方向のセクタに別の周波数を割り当てて電波を放射
し、このようなセクタを繰り返し配置してゆくことによ
って、周波数を有効利用して、サービスエリアを確保す
る方式をとっている。
【0078】図1に示す無線基地局1Aにおいて、送受
信アンプ(C.AMP)12は、送受信アンテナ11で
受信したデジタル移動電話端末からの受信信号を増幅し
てデジタル変復調装置(MDE)13に送出し、または
MDE13からの送信信号を増幅して送受信アンテナを
経て送出する。MDE13は、C.AMP12からの受
信信号を復調してアダプタB(ADP−B)16に送出
し、またはADP−B16が送信する信号を無線周波数
信号に変換してC.AMP12に送出する。ADP−B
16は、MDE13とISDN6との接続インタフェー
スを持つ自動発着信信号変換回線設定可能なISDN端
末であって、移動用交換局2A内のアダプタA(ADP
−A)26と各種通信制御を行なう機能を持つ。
【0079】また図1に示す移動用交換局2Aにおい
て、ADP−A26は、ISDN6および移動用交換局
2Aとの接続インタフェースを持つ自動発着信信号変換
回線設定可能なISDN端末であって、無線基地局内の
ADP−B16と各種通信制御を行なう機能を持つ。
【0080】デジタル移動電話端末発信時の位置登録制
御は、図2に従って行なわれる。図2において、図1の
場合と同じものを同じ番号で示している。
【0081】いま、デジタル移動電話端末4が電源を投
入すると、LAPDMの手順によって、位置登録要求信
号が無線基地局1Aに送信される。位置登録要求信号を
受信した無線基地局では、MDE13でLAPDまたは
LAPBの手順に変換して、ADP−B16に送信す
る。MDE13からの信号を受信したADP−B16
は、検知部の検知によってADP−A26に自動発呼
し、ADP−AとADP−B間で論理リンクを設定して
通信可能な状態にし、ISDNのDchパケットまたは
ISUP手順のUUSに変換して、ADP−A26に送
信する。
【0082】ADP−B16からの信号を受信したAD
P−A26は、ISDNのDchパケットまたはISU
P手順のUUSを、共通線信号方式の呼制御用信号であ
るMAP信号に変換して、移動用交換機22の加入者デ
ータベースであるホームロケーションレジスタ(HL
R)にアクセスして、認証の確認がとれたとき、加入者
番号,移動機番号,付加サービス情報,位置登録情報
(LI:Location Information)を登録するための通信
制御を行なう。
【0083】また、デジタル移動電話端末4が移動し
て、位置登録情報が変化するごとに上述の制御を行い、
HLRのデータを更新することによって、移動用交換局
2Aは常にデジタル移動電話端末がどこのエリアにいる
かを把握することができるため、デジタル移動電話端末
に対して固定電話端末5から発呼があった場合、NTT
電話網7から移動用交換機22に問い合わせがあって、
HLRを検索した結果、対象のデジタル移動電話端末が
HLRに位置登録してあれば、移動用交換機22からM
AP信号によって、その登録エリアに対するページング
(一斉呼び出し)信号がADP−A26に送信される。
【0084】移動用交換機22からの信号を受信したA
DP−A26は、検知部の検知によって、ADP−B1
6に対して自動発呼し、ADP−AとADP−B間で論
理リンクを設定して通信可能な状態にし、ページング信
号を、ISDNのDchパケットまたはISUP手順の
UUSに変換して、ADP−B16に送信する。
【0085】ADP−A26からの信号を受信したAD
P−B16は、ISDNのDchパケットまたはISU
P手順のUUSをLAPDまたはLAPBの手順に変換
してMDE13に送信し、MDE13はこれをLAPD
Mに変換してC.AMP12に送信することによって、
増幅されて電波としてデジタル移動電話端末4へ送信さ
れる。
【0086】ページング信号を受信したデジタル移動電
話端末4は、その後、移動用交換局2Aとの間で認証確
認完了および無線区間の設定後、固定電話端末5との通
話が開始される。
【0087】デジタル移動電話端末の情報は、移動用交
換機22においてHLRに登録される。この場合に、H
LRに登録されるデジタル移動電話端末の情報の内容
は、図3に示されるようなものである。
【0088】図3において、MSNは加入者番号を示
し、MSIは移動機番号である。加入者がデジタル移動
電話端末の加入手続きを行なったときに、留守番電話サ
ービス,三者通話,ローミング(事業者間相互乗り入
れ)等の各種付加サービスの有無を設定するための付加
サービス情報が、予めHLRに登録される。その後、デ
ジタル移動電話端末は、無線基地局から送信される報知
情報に含まれる位置登録情報(LI)と、デジタル移動
電話端末自身が記憶しているLIが異なる場合には、位
置登録を行なう。
【0089】デジタル移動電話端末の位置登録は、図4
に示すシーケンスに従って行なわれる。図4において、
図1の場合と同じものを同じ番号で示している。
【0090】位置登録制御は、ADP−A26とADP
−B16間で、論理リンクの設定が完了していることが
前提条件であるので、論理リンクが設定されていない場
合は、MDE13を経てデジタル移動電話端末4からの
信号を受信したADP−B16は、その信号を、まず図
示されないメモリ部に蓄積しておいて、ADP−AとA
DP−B間で、論理リンクの設定を完了させる。
【0091】次に、デジタル移動電話端末4からLAP
DMで送信された位置登録情報を受信したMDE13
は、LAPDまたはLAPBに変換してADP−B16
に送信する。ADP−B16は、その信号を、Dchパ
ケットまたはISUP手順のUUSに変換してADP−
A26に送信する。ADP−A26は、Dchパケット
またはUUSで受信した位置登録情報を、MAP信号に
変換してHLRに送信する。
【0092】位置登録情報を受信したHLRは、認証要
求信号をADP−A26に送信し、認証要求信号はその
後、上述と逆の制御でデジタル移動電話端末に送信され
る。認証要求信号を受信したデジタル移動電話端末4
は、認証応答信号をLAPDMで送信し、認証応答信号
はその後、上述と同じ手順でHLRに送信される。認証
応答信号を受信したHLRは、上述と同じ手順で位置登
録受付信号をデジタル移動電話端末4に送信し、デジタ
ル移動電話端末4が認証応答信号を正常に受信した時点
で、位置登録が完了して網からのページングに備えるこ
とができる状態となる。
【0093】位置登録動作は、デジタル移動電話端末4
が、無線基地局1Aから送信される報知情報に含まれる
位置登録情報(LI)と、デジタル移動電話端末自身が
記憶しているLIとが異なるたびに位置登録を行なうた
め、その都度、上記の制御が繰り返して行なわれる。
【0094】図5は、無線基地局のセクタ内チャネル切
り替えシーケンスを示したものである。図6は、無線基
地局間のチャネル切り替えシーケンスを示したものであ
る。図7は、ISDNを使用する無線基地局から専用回
線を使用する無線基地局へのチャネル切替シーケンスを
示したものである。図8は、専用回線を使用する無線基
地局からISDNを使用する無線基地局へのチャネル切
り替えシーケンスを示したものである。以下、図5〜図
8に基づいて、本発明のデジタル移動電話システムにお
けるチャネル切り替え制御を説明する。
【0095】無線基地局のセクタ内におけるチャネル切
り替えは、図5に示すシーケンスに従って行なわれる。
図5において、図1の場合と同じものを同じ番号で示し
ている。
【0096】いま、図1に示されたデジタル移動電話端
末4が、ISDN6を介して通信を行なっている無線基
地局#Aの周波数fA1のセクタで、fA1を使用して通話
しながらfA2のエリアに移動してきたとすると、次第に
A1の受信電界が弱くなってゆき、そのうちに通話が途
絶えてしまうので、もっと強いキャリアを用いて通話す
る必要があり、従ってfA2にチャネル切り替えを行なわ
なければならない。
【0097】そこで、図5に示すように、デジタル移動
電話端末4が通話中に、LAPDMの手順で定期的に無
線基地局#Aに対して、fA1の受信電界が弱くなったこ
とを、現在通話に使用しているキャリアと、周辺セクタ
の受信電界等の情報を含む、(1) に示す無線状態報告信
号で送信すると、無線基地局#AのC.AMP12で増
幅され、MDE13で復調されLAPDまたはLAPB
の手順に変換されて、(2) に示すようにADP−B16
に送信される。
【0098】ADP−B16のCPUが、デジタル移動
電話端末4の使用しているfA1の受信電界が弱くなった
ことと、周辺セクタの受信電界とを認識したとき、fA1
よりfA2のほうが受信電界が高く、なおかつfA2に空き
チャネルがあれば、fA1からfA2にチャネル切り替えを
行なわせるため、(3) に示す切替先無線チャネル指定信
号をLAPDまたはLAPBでMDE13に送信する。
【0099】MDE13は、デジタル移動電話端末4に
チャネル切り替えを行なわせるため、(4) に示すように
切替先無線チャネル指定信号をLAPDMでデジタル移
動電話端末4に送信し、デジタル移動電話端末4がfA2
で通話できるように制御することによって、チャネルの
切り替えを行なうとともに、(5) に示すように上り,下
りの同期を確立することによって、デジタル移動電話端
末4は、fA2で通話できるようになり、チャネル切り替
え制御が完了する。
【0100】さらに、fA2の受信電界が弱くなった場
合、同様にして、無線基地局#A内のセクタのうち、f
A2より受信電界が高いものがあり、なおかつそのチャネ
ルに空きがあれば、上記の要領でそのセクタのキャリア
に対して、チャネル切り替えを行なうことができる。
【0101】しかしながら、無線基地局#Aのどのセク
タの受信電界も弱くて通話不能の場合、ISDNを介し
て通信を行なう他の無線基地局に通話可能レベルのキャ
リアがあれば、そのキャリアに対してチャネル切り替え
を行なわせることによって、デジタル移動電話端末4は
他の無線基地局のセクタに移動しながら、連続して通話
を行なうことができる。
【0102】無線基地局間におけるチャネル切り替え
は、図6に示すシーケンスに従って行なわれる。図6に
おいて、図1の場合と同じものを同じ番号で示してい
る。
【0103】いま、図6に示すデジタル移動電話端末4
が、ISDNを介して通信を行なっている無線基地局#
AのfA2のセクタで、fA2を使用して通話を行いなが
ら、ISDNを介して通信を行なっている無線基地局#
NのfN1のエリアに移動してきたとすると、fA2の受信
電界が次第に弱くなってゆき、そのうちに通話が途絶え
てしまうため、もっと強いキャリアを用いて通話する必
要があるので、fN1にチャネル切り替えを行なわなけれ
ばならない。
【0104】そこで、デジタル移動電話端末4が、LA
PDMの手順で定期的に無線基地局#Aに対して、fA2
の受信電界が弱くなったことを、現在通話に使用してい
るキャリアと、周辺セクタの受信電界等の情報を含む、
(1) に示す無線状態報告信号で送信すると、この信号
は、無線基地局#AのC.AMP12で増幅され、MD
E13で復調されてLAPDまたはLAPBの手順に変
換されて、(2) に示す無線状態報告信号としてADP−
B16に送信される。
【0105】ADP−B16のCPUが、デジタル移動
電話端末4の使用しているfA2の受信電界が弱くなった
ことと、周辺セクタの受信電界とを認識したとき、fA2
よりfN1のほうが受信電界が高ければ、MDE13から
送信されてきた無線状態報告信号を、Dchパケットま
たはUUSを使用して、(3) に示す無線状態報告信号と
して移動用交換局2Aに送信する。
【0106】無線基地局#AのADP−B16からの無
線状態報告信号を受信した移動用交換局2AのADP−
A26は、そのCPUの制御によってデジタル移動電話
端末4が使用しているfA2の受信電界が弱くなったこと
と、周辺セクタの受信電界とを認識し、fA2よりfN1
ほうが受信電界が高ければ、無線基地局#NのfN1に空
きチャネルがあるか否かを確認し、fN1に空きチャネル
があれば、無線基地局#NのADP−B16’に対して
(4) に示す切替先無線チャネル指定信号を、Dchパケ
ットまたはUUSを用いて送信する。
【0107】切替先無線チャネル指定信号を受信した無
線基地局#NのADP−B16は、そのCPUの制御に
よってこれをLAPDまたはLAPBに変換して、(5)
に示す切替先無線チャネル指定信号としてMDE13に
送信する。MDE13は(6)に示す切替先無線チャネル
指定信号によってデジタル移動電話端末4と通信して、
切り替え先のチャネル(fN1)を指定し、デジタル移動
電話端末4がfN1で通話できるように制御して、チャネ
ルの切り替えを行なうとともに、(7) に示すように上
り, 下りの同期を確立する。これによって、デジタル移
動電話端末4は、fN1で通話できるようになり、チャネ
ル切り替え制御が完了する。
【0108】さらに、fN1の受信電界が弱くなった場合
は、同様にして、無線基地局#N内のセクタおよびIS
DNを介して通信を行なう他の無線基地局のセクタで、
N1より受信電界が高く、なおかつそのチャネルに空き
がある場合、上記の要領で、そのセクタのキャリアに対
してチャネル切り替えを行なうことができる。
【0109】しかしながら、無線基地局#N内のセクタ
およびISDNを介して通信を行なう他の無線基地局の
セクタで、どのセクタの受信電界も弱く通話不可能な場
合、他の従来方式の無線基地局に通話可能レベルのキャ
リアがあれば、そのキャリアに対してチャネル切り替え
を行なわせることによって、デジタル移動電話端末は、
他の従来方式の無線基地局のセクタに移動しながら、連
続して通話を行なうことができる。
【0110】ISDNを使用する無線基地局から専用回
線を使用する無線基地局へのチャネル切り替えは、図7
に示すシーケンスに従って行なわれる。図7において、
図1の場合と同じものを同じ番号で示している。
【0111】いま、図7に示すデジタル移動電話端末4
が、ISDN6を介して通信を行なっている無線基地局
#NのfN1のセクタにおいて、fN1を使用して通話しな
がら専用回線3を介して通信を行なっている従来方式の
無線基地局#aのfa1のエリアに移動してきたとする
と、fN1の受信電界が次第に弱くなってゆき、そのうち
に通信が途絶えてしまうので、もっと強いキャリアを用
いて通話する必要があり、fa1にチャネル切り替えを行
なわなければならない。
【0112】そこで、デジタル移動電話端末4が、通話
中にLAPDMの手順で定期的に、無線基地局#Nに対
してfN1の受信電界が弱くなったことを、(1) に示す無
線状態報告信号として送信すると、無線基地局#Nの
C.AMP12で増幅され、MDE13で復調されLA
PDまたはLAPBの手順に変換されて、通話中に(2)
に示す無線状態報告信号としてADP−B16に送信さ
れる。
【0113】ADP−B16のCPUが、デジタル移動
電話端末4の使用しているfN1の受信電界が弱くなった
ことと、周辺セクタの受信電界とを認識したとき、fN1
よりfa1のほうが受信電界が高ければ、MDE13から
送信されてきた無線状態報告信号を、Dchパケットま
たはUUSを使用して、(3) に示す無線状態報告信号と
してADP−A26に送信する。
【0114】無線基地局#NのADP−B16からの無
線状態報告信号を受信したADP−A26は、そのCP
Uの制御によって、デジタル移動電話端末4の使用して
いるfN1の受信電界が弱くなったことと、周辺セクタの
受信電界とを認識したとき、fN1よりfa1のほうが受信
電界が高い場合には、無線基地局#aのfa1に空きチャ
ネルがあるか否かを確認するために、(4) に示すチャネ
ル選択要求信号を移動用交換機22に送信する。
【0115】ADP−A26からのチャネル選択要求信
号を受信した移動用交換機22は、無線基地局#aを制
御している基地局制御装置(BCE)25と通信を行な
って、fa1に空きチャネルがあるか否かと、チャネル切
り替えが可能か否かを確認して、チャネル切り替えが可
能であれば、(5) に示すチャネル選択応答信号を、LA
PDまたはLAPBによってADP−A26に送信す
る。
【0116】ADP−A26は、チャネル切り替え可能
と判断したとき、(6) に示すチャネル切替要求信号を、
LAPDまたはLAPBによって移動用交換機22に送
信する。移動用交換機22はチャネル切替要求信号をB
CE25に送信し、これを受信したBCE25は、無線
基地局#aのfa1がチャネル切り替え可能なレベルであ
り、なおかつ空きチャネルがあれば、無線基地局#aに
対して専用回線3を介して、(7) に示す通話チャネル起
動指令信号をLAPDまたはLAPBで送信する。
【0117】伝送装置14を経てBCE25からの通話
チャネル起動指令信号を受信した無線基地局#aは、M
DE13の制御によって、(8) に示す無線チャネル指定
要求信号をLAPDまたはLAPBでBCE25に送信
する。
【0118】無線チャネル指定要求信号を受信したBC
E25は、ADP−A26に対して(9) に示す無線チャ
ネル指定信号を送信し、これによってADP−A26か
ら無線基地局#Nに(10)に示す切替先無線チャネル指定
信号を送信し、ADP−B16から無線基地局#NのM
DE13に(11)に示す切替先無線チャネル指定信号を送
信し、MDE13から(12)に示す切替先無線チャネル指
定信号をデジタル移動電話端末4に送信するとともに、
BCE25から無線基地局#aに(13)に示す切替先無線
チャネル指定信号を送信し、無線基地局#aのMDE1
3から(14)に示す切替先無線チャネル指定信号をデジタ
ル移動電話端末4に送信する。
【0119】このようにして、デジタル移動電話端末4
にfa1の割り当てが行なわれて、デジタル移動電話端末
4がfa1にチャネル切り替えを行なうとともに、(15)に
示すように上り, 下りの同期を確立することによって、
デジタル移動電話端末4はf a1で通話できるようにな
り、チャネル切り替え制御が完了する。
【0120】また、デジタル移動電話端末4は、専用回
線を介して通信を行なっている従来方式の無線基地局#
aのfa1のエリアでfa1を使用して通話を行いながら、
ISDNを介して通信を行なっている無線基地局#Nの
N2のエリアへ移動することによって、fa1の受信電界
が次第に弱くなってきた場合には、もっと強いキャリア
を用いて通話する必要があり、fN2にチャネル切り替え
を行なわなければならない。
【0121】専用回線を使用する無線基地局からISD
Nを使用する無線基地局へのチャネル切り替えは、図8
に示すシーケンスに従って行なわれる。図8において、
図1の場合と同じものを同じ番号で示している。
【0122】デジタル移動電話端末4が、通話中に、L
APDMの手順で定期的に、無線基地局#aに対してf
a1の受信電界が弱くなったことを、(1) に示す無線状態
報告信号として送信すると、無線基地局#aのC.AM
P12で増幅され、MDE13で復調されLAPDまた
はLAPBの手順に変換されて、通話中に(2) に示す無
線状態報告として専用回線3を経てBCE25に送信さ
れる。
【0123】BCE25は、デジタル移動電話端末4の
使用しているfa1の受信電界が弱くなったことと、周辺
セクタの受信電界とを認識したとき、fa1よりfN2のほ
うが受信電界が高ければ、無線基地局#NのfN2に空き
チャネルがあるか否かを確認するために、チャネル選択
要求信号をLAPDまたはLAPBで移動用交換機22
に送信する。
【0124】BCE25からのチャネル選択要求信号を
受信した移動用交換機22は、fN2に空きチャネルがあ
るか否かと、チャネル切り替えが可能か否かを確認する
ために、無線基地局#Nを制御しているADP−A26
に対して、(3) に示すチャネル選択要求信号をLAPD
またはLAPBによって送信する。
【0125】チャネル選択要求信号を受信したADP−
A26は、無線基地局#NのfN2が、チャネル切り替え
可能なレベルであり、なおかつ空きチャネルがあれば、
(4)に示すチャネル選択応答信号を、移動用交換機22
経由でBCE25に送信する。
【0126】BCE25はチャネル切り替え可能と判断
したとき、(5) に示す通話チャネル起動指令信号を、L
APDまたはLAPBによってADP−A26に送信
し、ADP−A26は、DchパケットまたはUUSで
(6) に示す通話チャネル起動指令信号を無線基地局#N
のADP−B16に送信し、ADP−B16は、(7) に
示す通話チャネル起動指令信号をMDE13に送信し
て、すぐにでも通話チャネルを使用できる状態にしてお
く。
【0127】通話チャネル起動指令信号を受信したMD
E13は、(8) に示す無線チャネル指定要求信号をLA
PDまたはLAPBでADP−B16に送信し、ADP
−B16は(9) に示す無線チャネル指定要求信号を、D
chパケットまたはUUSでADP−A26に送信し、
ADP−A26は(10)に示す無線チャネル指定要求信号
を移動用交換機22に送信する。
【0128】移動用交換機22は、BCE25およびA
DP−A26に切替先無線チャネル要求信号を送信す
る。これを受信したBCE25が、(11)に示す切替先無
線チャネル指定信号を伝送装置14に送信し、伝送装置
14が(12)に示す切替先無線チャネル指定信号を無線基
地局#aのMDE13に送信し、MDE13が(13)に示
す切替先無線チャネル指定信号をデジタル移動電話端末
4に送信するとともに、ADP−A26が、(14)に示す
切替先無線チャネル指定信号をADP−B16に送信
し、ADP−B16が(15)に示す切替先無線チャネル指
定信号を無線基地局#NのMDE13に送信し、MDE
13が(16)に示す切替先無線チャネル指定信号をデジタ
ル移動電話端末4に送信する。
【0129】このようにして、デジタル移動電話端末4
にfN2の割り当てが行なわれて、デジタル移動電話端末
4がfN2にチャネル切り替えを行なうとともに、(17)に
示すように上り, 下りの同期を確立することによって、
デジタル移動電話端末4はf N2で通話できるようにな
り、チャネル切り替え制御が完了する。
【0130】さらに、fN2の受信電界が弱くなった場
合、上述のようなチャネル切り替えを効率よく行なうこ
とによって、デジタル移動電話端末4がどのセクタに移
動しても、連続して通話を行なうことが可能になる。
【0131】図9は、上りINFOメッセージ転送シー
ケンス(論理リンク未設定時)を示したものである。図
10は、下りINFOメッセージ転送シーケンス(論理
リンク未設定時)を示したものである。図11は、上り
INFOメッセージ転送シーケンス(論理リンク設定中
時)を示したものである。図12は、下りINFOメッ
セージ転送シーケンス(論理リンク設定中時)を示した
ものである。以下、図9〜図12に基づいて、本発明の
デジタル移動電話システムにおける付加サービスのため
の情報の転送を説明する。
【0132】論理リンク未設定時における、上りおよび
下りのINFOメッセージの転送は、図9および図10
に示されたシーケンスに従って行なわれる。両図におい
て、図1の場合と同じものを同じ番号で示している。
【0133】デジタル移動電話端末4は、ネットワーク
側で提供する付加サービスのサービス制御を行なう場
合、および移動用交換機22からのサービス制御の応答
を行なう場合、以下の動作を行なう。また、移動用交換
機22は、ネットワーク側で提供する付加サービスのサ
ービス制御を行なう場合、およびデジタル移動電話端末
4からのサービス制御の応答を行なう場合、以下の動作
を行なう。
【0134】図1および図2において説明した物理的お
よび論理的接続によって、デジタル移動電話端末4およ
び移動用交換局2Aとの間に、ISDN6を介して、
(1) に示すように論理リンクが設定され、この論理リン
クを介して通信回線が設定される。
【0135】デジタル移動電話端末4は、(2) に示すよ
うに無線回線を経てLAPDMでINFOメッセージを
送信し、MDE13は、デジタル移動電話端末4から送
信されたINFOメッセージを受信したとき、これを復
調しLAPDまたはLAPBに変換して、(3) 示すよう
にADP−B16に送信する。ADP−B16は、送信
された信号をDchパケットまたはUUSに変換して、
(4),(5) に示すようにISDN6を経てADP−A26
に送信する。
【0136】ADP−A26は、Dchパケットまたは
UUSで受信したINFOメッセージを、LAPDまた
はLAPBの制御信号に変換して、(6) に示すように移
動用交換機22に送信する。また、上述と逆の制御によ
って、移動用交換局2Aからデジタル移動電話端末4ま
での、INFOメッセージの転送を行なう。
【0137】論理リンク設定中時における、上りおよび
下りのINFOメッセージの転送は、図11および図1
2に示されたシーケンスに従って行なわれる。両図にお
いて、図1の場合と同じものを同じ番号で示している。
【0138】図1および図2において説明したADP−
A26およびADP−B16の動作によって、ADP−
A26とADP−B16との間の論理リンクが設定され
る。この情報は、ADP−A26およびADP−B16
のそれぞれのメモリ部に呼対応に蓄積され、それぞれの
INFOメッセージを受信する際に、ADP−A26お
よびADP−B16のそれぞれのCPUによって参照さ
れる。
【0139】デジタル移動電話端末4は、(1) に示すよ
うに無線回線を経てLAPDMでINFOメッセージを
送信し、MDE13は、デジタル移動電話端末4から送
信されたINFOメッセージを受信したとき、これを復
調しLAPDまたはLAPBに変換して、(2) 示すよう
にADP−B16に送信する。
【0140】ADP−B16がデジタル移動電話端末4
からのINFOメッセージを受信すると、ADP−B1
6のCPUは、そのメモリ部を参照して、当該INFO
メッセージに対応する呼が存在するか否かを調べる。メ
モリ部に当該INFOメッセージに対応する呼情報が存
在する場合、CPUは、ADP−B16とADP−A2
6との間の論理リンク設定処理をスキップし、当該呼に
割り当てられている論理リンクを使用することによっ
て、(3),(4) に示すように、ISDN6を経てINFO
メッセージをADP−A26に転送することができる。
【0141】ADP−A26は、ADP−A16から受
信したINFOメッセージを、LAPDまたはLAPB
に変換して、(5) に示すように移動用交換機22に送信
する。また、上述と逆の制御によって、移動用交換局2
Aからデジタル移動電話端末4までの、INFOメッセ
ージの転送を行なう。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
線基地局と移動用交換局間の伝送路に高価な専用回線を
借用しなくても、デジタル公衆網(ISDN)を伝送路
として使用することができるので、伝送路コストを大幅
に削減することができ、また専用回線の有無にかかわら
ず、無線基地局を配置することが可能になるとともに、
局所的にトラヒックが急増する場合でも柔軟に対応する
ことができ、デジタル自動車電話システムやデジタル携
帯電話システム等のデジタル移動電話システムサービス
の提供範囲を拡大することが可能となる。
【0143】さらに本発明によれば、ISDNを介して
通信を行なう無線基地局からの位置登録を行なうことが
できるとともに、効率的なチャネル切り替えを行なうこ
とができるようになるので、より効率的なページングを
行なうとともにに、移動用交換局の負荷の軽減を図るこ
とができ、なおかつ、従来システムと比べて遜色のない
デジタル移動電話システムを構築できるとともに、付加
サービスの提供を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】デジタル移動電話端末発信時の位置登録制御を
説明する図である。
【図3】HLRに登録されるデジタル移動電話端末の情
報を示す図である。
【図4】デジタル移動電話端末の位置登録シーケンスを
示す図である。
【図5】本発明の無線基地局のセクタ内チャネル切り替
えシーケンスを示す図である。
【図6】本発明による無線基地局間のチャネル切り替え
シーケンスを示す図である。
【図7】ISDNを使用する無線基地局から専用回線を
使用する無線基地局へのチャネル切り替えシーケンスを
示す図である。
【図8】専用回線を使用する無線基地局からISDNを
使用する無線基地局へのチャネル切り替えシーケンスを
示す図である。
【図9】上りINFOメッセージ転送シーケンス(論理
リンク未設定時)を示す図である。
【図10】下りINFOメッセージ転送シーケンス(論
理リンク未設定時)を示す図である。
【図11】上りINFOメッセージ転送シーケンス(論
理リンク設定中時)を示す図である。
【図12】下りINFOメッセージ転送シーケンス(論
理リンク設定中時)を示す図である。
【図13】従来の一般的なデジタル移動電話システムを
説明する図である。
【図14】従来の一般的なデジタル移動電話システムの
構成を示す図である。
【図15】ISDNを使用したデジタル移動電話システ
ムを説明する図である。
【図16】ISDNを使用したデジタル移動電話システ
ムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 無線基地局 1A 無線基地局 2A 移動用交換局 3 専用回線 4 デジタル移動電話端末 6 ISDN 13 デジタル変復調装置(MDE) 16 アダプタB(ADP−B) 22 移動局交換機 26 アダプタA(ADP−A)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 伸生 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアをセクタに分割してそれ
    ぞれのセクタごとに異なる周波数によってデジタル移動
    電話端末との間で電波を介して通信を行なう無線基地局
    と、各無線基地局を介する前記デジタル移動電話端末の
    制御と回線接続および相互間の信号処理とを行なう移動
    用交換局とをデジタル公衆回線(以下ISDNという)
    を介して接続し、該無線基地局と移動用交換局にISD
    Nとの接続インタフェースを持たせるとともに、該IS
    DNに前記無線基地局と移動用交換局との間で制御用信
    号と通話信号とを伝達するためのパスを設定する機能を
    持たせることによって、デジタル移動電話端末と移動用
    交換局を介して接続された通信相手先とが通信を行なう
    デジタル移動電話システムにおいて、 前記デジタル移動電話端末の電源投入時、無線基地局を
    介して前記移動用交換局との間で認証の処理を行なって
    確認がとれたとき、該デジタル移動電話端末を該移動用
    交換局の配下のエリアに位置登録する処理を前記ISD
    Nを介して行なうことを特徴とするデジタル移動電話シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル移動電話シス
    テムにおいて、前記無線基地局に、デジタル移動電話端
    末側の信号とISDN側の信号との相互の変復調と信号
    変換の処理を行なうデジタル変復調装置(以下MDEと
    いう)と、該MDEと前記ISDNとの接続を行なう自
    動発着信信号変換伝送可能ISDN加入端末であるアダ
    プタB(以下ADP−Bという)とを備えるとともに、
    前記移動用交換局に、他網との交換接続の処理を行なう
    移動用交換機と、該移動用交換機と前記ISDNとの接
    続を行なう自動発着信信号変換伝送可能ISDN加入端
    末であるアダプタA(以下ADP−Aという)とを備え
    たことを特徴とするデジタル移動電話システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタル移動電話シス
    テムにおいて、デジタル移動電話端末からの位置登録要
    求を受信した無線基地局が、デジタル移動電話端末から
    LAPDMによって送信され前記MDEでLAPDまた
    はLAPBに変換された位置登録情報を、前記ADP−
    BにおいてそのCPUの制御によってISDNのDch
    パケットに変換してLAPDの手順によってISDNを
    介して移動用交換局に送信し、該移動用交換局におい
    て、前記ADP−Bが該送信された情報に基づいて前記
    移動用交換機に位置登録することを特徴とするデジタル
    移動電話システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のデジタル移動電話シス
    テムにおいて、デジタル移動電話端末からの位置登録要
    求を受信した無線基地局が、デジタル移動電話端末から
    LAPDMによって送信され前記MDEでLAPDまた
    はLAPBに変換された位置登録情報を、前記ADP−
    BにおいてそのCPUの制御によってISDNのISU
    P手順のUUSを使用してLAPDの手順によってIS
    DNを介して移動用交換局に送信し、該移動用交換局に
    おいて、前記ADP−Bが該送信された情報に基づいて
    前記移動用交換機に位置登録することを特徴とするデジ
    タル移動電話システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載のデジタル移動
    電話システムにおいて、前記ADP−Bが、前記デジタ
    ル移動電話端末が移動して位置登録情報が変化するごと
    に前記位置登録動作を繰り返して行なう機能を持つこと
    によって、デジタル移動電話端末が他のセクタにチャネ
    ル切り替えを行なって位置登録情報が変化しても、同時
    に前記移動用交換局の位置登録情報が更新されるように
    したことを特徴とするデジタル移動電話システム。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のデジタル移動電話シス
    テムにおいて、前記ADP−Aが、前記ISDNを介し
    てDchパケットに変換して送信された無線基地局から
    のデジタル移動電話端末の位置登録要求を受信したと
    き、該Dchパケットの情報を共通線信号方式のMAP
    信号に変換して移動用交換機内のホームロケーションレ
    ジスタ(以下HLRという)と通信制御を行なって、位
    置登録情報を該HLRに登録する機能と、デジタル移動
    電話端末が他のセクタにチャネル切り替えを行なったと
    き、該HLRの位置登録情報を更新する機能とを持つこ
    とを特徴とするデジタル移動電話システム。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のデジタル移動電話シス
    テムにおいて、前記ADP−Aが、前記ISDNを介し
    てISUP手順のUUSを使用して送信された無線基地
    局からのデジタル移動電話端末の位置登録要求を受信し
    たとき、該UUSの情報を共通線信号方式のMAP信号
    に変換して移動用交換機内のHLRと通信制御を行なっ
    て、位置登録情報を該HLRに登録する機能と、デジタ
    ル移動電話端末が他のセクタにチャネル切り替えを行な
    ったとき、該HLRの位置登録情報を更新する機能とを
    持つことを特徴とするデジタル移動電話システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のデジタル移動
    電話システムにおいて、前記ADP−Aが、前記デジタ
    ル移動電話端末が移動して位置登録情報が変化するごと
    に前記位置登録動作を繰り返して行なう機能を持つこと
    によって、デジタル移動電話端末が他のセクタにチャネ
    ル切り替えを行なって位置登録情報が変化しても、同時
    に前記移動用交換局の位置登録情報が更新されるように
    したことを特徴とするデジタル移動電話システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のデジタル移動電話シス
    テムにおいて、前記無線基地局に、自局のセクタ間にお
    いてのみチャネル切り替えを行なう機能を持たせること
    によって、デジタル移動電話端末の移動に伴って使用し
    ているキャリアの受信電界が弱くなったとき、自局のセ
    クタのうち次に電界の強いセクタのキャリアに該デジタ
    ル移動電話端末との間でチャネル切り替えを行なうこと
    を特徴とするデジタル移動電話システム。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、前記デジタル移動電話端末が通話に使
    用しているキャリアの受信電界が弱くなったとき、該デ
    ジタル移動電話端末から送信される、現在使用中のキャ
    リアのレベルと自局の他セクタの受信電界とを含む無線
    状態報告を認識して、他セクタの受信電界が十分高くな
    おかつ空きチャネルがある場合にのみ、該他セクタに前
    記デジタル移動電話端末との間でチャネル切り替えを行
    なわせる機能を前記無線基地局のADP−Bに持たせる
    ことを特徴とするデジタル移動電話システム。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、移動用交換局とISDNを介して通信
    を行なう無線基地局のセクタで通話しているデジタル移
    動電話端末の移動によって、通話中のキャリアの受信電
    界が弱くなったとき、ISDNを介して通信を行なう他
    の無線基地局のより強いセクタのキャリアに、該デジタ
    ル移動電話端末との間でチャネル切り替えを行なわせる
    機能を前記移動用交換局に持たせることを特徴とするデ
    ジタル移動電話システム。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、移動用交換局とISDNを介して通信
    を行なう無線基地局のセクタで通話しているデジタル移
    動電話端末の移動によって、通話中のキャリアの受信電
    界が弱くなった場合に、現在通話に使用しているキャリ
    アより受信電界が強いキャリアが自局のセクタにない旨
    のデジタル移動電話端末の無線状態報告が、無線基地局
    から移動用交換局に送信されたとき、ISDNを使用し
    て通信を行なう他の無線基地局のセクタに受信電界が高
    く、なおかつ空きチャネルがあるキャリアがある場合に
    は、該キャリアに該デジタル移動電話端末との間でチャ
    ネル切り替えを行なわせる機能を、移動用交換局のAD
    P−Aに持たせることを特徴とするデジタル移動電話シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、移動用交換局とISDNを介して通信
    を行なう無線基地局のセクタで通話しているデジタル移
    動電話端末の移動によって、通話中のキャリアの受信電
    界が弱くなった場合に、自局およびISDNを介して通
    信を行なう他の無線基地局のセクタにも現在使用中のキ
    ャリアよりも受信電界の高いキャリアがない旨のデジタ
    ル移動電話端末の無線状態報告が無線基地局から移動用
    交換局に送信されたとき、ISDNを介して通信を行な
    う無線基地局と専用回線を介して通信を行なう無線基地
    局間のチャネル切り替えを行なう機能を移動用交換局に
    持たせることを特徴とするデジタル移動電話システム。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、移動用交換局とISDNを介して通信
    を行なう無線基地局のセクタで通話しているデジタル移
    動電話端末の移動によって、通話中のキャリアの受信電
    界が弱くなった場合に、自局およびISDNを介して通
    信を行なう無線基地局のセクタに空きチャネルがなく、
    専用回線を介して通信を行なう無線基地局のセクタが通
    話可能なレベルであり、なおかつ空きチャネルがある場
    合に、専用回線を介して通信を行なう無線基地局へチャ
    ネル切り替えを行なわせる機能を移動用交換局のADP
    −Aに持たせることを特徴とするデジタル移動電話シス
    テム。
  15. 【請求項15】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、専用回線を介して通信を行なう無線基
    地局のセクタで通話中のデジタル移動電話端末の移動に
    よって、通話中のキャリアの受信電界が弱くなった場合
    に、自局および他の専用回線を介して通信を行なう無線
    基地局のセクタにも強いキャリアがない旨のデジタル移
    動電話端末の無線状態報告が専用回線を介して通信を行
    なう無線基地局から送信されたとき、専用回線を介して
    通信を行なう無線基地局とISDNを介して通信を行な
    う無線基地局との間のチャネル切り替え機能を移動用交
    換局に持たせることを特徴とするデジタル移動電話シス
    テム。
  16. 【請求項16】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、専用回線を介して通信を行なう無線基
    地局のセクタで通話中のデジタル移動電話端末の移動に
    よって、通話中のキャリアの受信電界が弱くなった場合
    に、自局および他の専用回線を介して通信を行なう無線
    基地局のどのセクタにも現在使用中のキャリアより受信
    電界が高いキャリアがなく、または自局および他の専用
    回線を介して通信を行なう無線基地局のどのセクタにも
    空いているチャネルがない旨のデジタル移動電話端末の
    無線状態報告が無線基地局から送信されたとき、ISD
    Nを介して通信を行なう無線基地局のセクタが通話可能
    なレベルであり、なおかつ空きチャネルがある場合に、
    ISDNを介して通信を行なう無線基地局のセクタに該
    デジタル移動電話端末との間でチャネル切り替えを行な
    わせる機能を、移動用交換局のADP−Aに持たせるこ
    とを特徴とするデジタル移動電話システム。
  17. 【請求項17】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、無線基地局が、デジタル移動電話端末
    からLAPDMで送信されたINFOメッセージをMD
    EにおいてLAPDまたはLAPBに変換し、さらにA
    DP−BにおいてISDNのDchパケットに変換し
    て、ISDNを介してLAPDの手順で移動用交換局に
    送信し、移動用交換局が、これをADP−AにおいてL
    APDまたはLAPBに変換して移動用交換機に転送す
    ることを特徴とするデジタル移動電話システム。
  18. 【請求項18】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、無線基地局が、デジタル移動電話端末
    からLAPDMで送信されたINFOメッセージをMD
    EにおいてLAPDまたはLAPBに変換し、さらにA
    DP−BにおいてISDNのISUP手順のUUSを使
    用して、ISDNを介してLAPDの手順で移動用交換
    局に送信し、移動用交換局が、これをADP−Aにおい
    てLAPDまたはLAPBに変換して移動用交換機に転
    送することを特徴とするデジタル移動電話システム。
  19. 【請求項19】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、移動用交換局が、移動用交換機からL
    APDまたはLAPBで受信したINFOメッセージを
    ADP−AにおいてISDNのDchパケットに変換し
    て、ISDNを介してLAPDの手順で無線基地局に送
    信し、無線基地局が、これをADP−BにおいてLAP
    DまたはLAPBに変換し、MDEにおいてLAPDM
    に変換してデジタル移動電話端末に転送することを特徴
    とするデジタル移動電話システム。
  20. 【請求項20】 請求項2に記載のデジタル移動電話シ
    ステムにおいて、移動用交換局が、移動用交換機からL
    APDまたはLAPBで受信したINFOメッセージを
    ADP−AにおいてISDNのISUP手順のUUSを
    使用して、ISDNを介してLAPDの手順で無線基地
    局に送信し、無線基地局が、これをADP−Bにおいて
    LAPDまたはLAPBに変換し、MDEにおいてLA
    PDMに変換してデジタル移動電話端末に転送すること
    を特徴とするデジタル移動電話システム。
  21. 【請求項21】 請求項17から20までのうちのいず
    れかに記載のデジタル移動電話システムにおいて、AD
    P−AとADP−Bとの間に既に論理リンクが設定され
    ている場合には、ADP−AとADP−Bのそれぞれの
    CPUの制御に基づいて新たな論理リンクの設定を行な
    うことなく、前記既に設定されている論理リンクを使用
    してLAPDまたはLAPBの制御信号を転送すること
    を特徴とするデジタル移動電話システム。
JP9181193A 1997-07-07 1997-07-07 デジタル移動電話システム Withdrawn JPH1127731A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4754016A (en) * 1984-11-26 1988-06-28 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Process for preparing polyamide with organic phosphine/organic disulfide mixture condensing agent

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4754016A (en) * 1984-11-26 1988-06-28 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Process for preparing polyamide with organic phosphine/organic disulfide mixture condensing agent

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