JPH1127689A - ビデオ信号を処理するための回路装置 - Google Patents
ビデオ信号を処理するための回路装置Info
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Abstract
対する走査値の列のフィルタリングおよび減縮のための
回路装置であって、ビデオ信号の同時のフィルタリング
および減縮を可能にする可能なかぎりコンパクトな回路
装置を提供する。 【解決手段】 各1つの端子7、8にそれぞれ輝度およ
びクロミナンスの各走査値を交互に含んでいる第1およ
び第2の列として走査値を供給するための手段4と、フ
イルタ段5とを含んでおり、前記フイルタ段5が、第1
の加算器52と第2の加算器53と減縮された出力信号
を取り出すための出力端子9とを含み、前記第1の加算
器52は、第1の遅延要素51を介して第1の端子7
と、また第2の端子8と接続されており、前記第2の加
算器53は、第1の端子7と、また第2の遅延要素54
および切換スイッチ55を介して選択的に直接に、また
は第3の遅延要素56を介して第1の加算器52と接続
されている。
Description
びクロミナンスに対する走査値の列のフィルタリングお
よび減縮のための回路装置に関する。
号処理の際には、像点が輝度およびクロミナンスに対す
る走査値により表される。従来通常のフォーマットでは
明るさYに対する2つの走査値から成る1つの対が2つ
のカラー信号成分U、Vに対するそれぞれ1つの走査値
に対応付けられる(フォーマットY:U:V=4:2:
2)。
き像を縮小するため、もともとの像信号を挿入されるべ
き像の大きさに減縮することが必要である。2の減縮率
は、輝度‐およびクロミナンス走査値がそれぞれ第1の
走査レートを有するときに、減縮された像信号の輝度お
よびクロミナンスに対する走査値がそれぞれもともとの
レートの半分のレートを有することを意味する。アンダ
ー走査の際のエイリアス誤差を回避するため、適当な低
域通過フィルタを用いてもともとの像信号の帯域制限を
する必要がある。
オ信号の同時のフィルタリングおよび減縮を可能にする
可能なかぎりコンパクトな回路装置を提供することであ
る。
れば、請求項1の特徴を有する回路装置により解決され
る。
のレジスタおよび2つの加算器ならびに場合によっては
供給された入力信号のスケーリングまたは重み付けのた
めの手段を含むフイルタ段を含んでいる。集積化された
実現の際に、フイルタ段は比較的小さい面積を占める。
複数のフイルタ段の縦列接続により所望の理想的な周波
数特性への一層良好な適合を有するより高い次数のフイ
ルタが得られる。各フイルタ段の内部での帰還結合によ
り、より高い率での減縮が可能である。
明を一層詳細に説明する。
デオ信号の輝度信号成分Yに対する走査値が、また端子
2に両クロミナンス信号成分U、Vに対する走査値が供
給される。端子1および2における走査値の列は、それ
ぞれ第1の入力クロック周波数、たとえば27MHz、
を有する。出力側の端子3において、輝度信号成分Y′
およびクロミナンス信号成分U′、V′に対するフイル
タかつ減縮された走査値が共通に取り出し可能である。
端子3における走査値レートは示されている例では27
MHzであり、その際に輝度信号成分Y′に対する走査
値は入力側の走査値レートの半分13.5MHzで存在
し、クロミナンス信号成分U′、V′に対する走査値は
共通に同じく入力側の走査値レートの半分13.5MH
zで存在する。端子1、2、3には下記の走査値列が生
ずる: 端子1:Y0 Y1 Y2 Y3 Y4 Y5 Y6
Y7 … 端子2:U0 V0 U2 V2 U4 V4 U6
V6 … 端子3:Y0′U0′Y2′V0′Y4′U4′Y6′
V4′…
力側の走査値は、各1つの輝度走査値Yがクロミナンス
走査値UまたはVと交代するように供給される。端子
7、8には下記の走査値列が生ずる: 端子7:Y0 U0 Y2 V0 Y4 U4 Y6
V4 … 端子8:0 Y1 U2 Y3 V2 Y5 U6
Y7 …
Y1、第1および第2のカラー信号成分の走査値からの
各1つの対、たとえばU0およびV0、が対応付けられ
ており、従ってY0、Y1、U0、V0が、ビデオ像の
2つの像点に対応付けられている輝度‐およびクロミナ
ンス走査値の四つ組を形成するという仮定のもとに、端
子7における列はそれぞれ異なる四つ組の第1の輝度走
査値のみを含んでおり、端子8における列は四つ組の第
2の輝度走査値を含んでおり、その際に各端子における
クロミナンスに対する2つの相い続く走査値は、等しい
四つ組に属する。その結果として端子7および8におけ
るクロミナンス走査値はそれぞれ相い異なる四つ組に属
する。
されているフイルタ段5、6に供給され、これらにより
同時の低域通過フィルタリングおよび減縮が実行され
る。既に第1のフイルタ段5の出力端9に、フイルタさ
れかつ減縮された出力ビデオ信号が存在する。後段のフ
イルタ段6により、フイルタグレード、従ってまたフイ
ルタリングの質が高められる。原理的には端子3の後に
相応の別のフイルタ段が接続され得る。
のように構成されている。装置4は出力側に各1つのマ
ルチプレクサ40、41を含んでおり、それらの出力端
が端子7または8を形成している。マルチプレクサ4
0、41の第1の入力側の端子は、端子1と接続されて
おり、マルチプレクサ40、41の第2の入力側の端子
は、別のマルチプレクサ42と接続されており、このマ
ルチプレクサ42は入力側で選択的に直接に、または遅
延要素43、たとえばレジスタ、およびスイッチ44を
介して入力端子2と接続されている。要素40、…、4
4の適当な制御により、端子7、8における上記の走査
値列が発生可能である。マルチプレクサ40、41は、
そのために27MHzで切換えられ、マルチプレクサ4
2は、27MHzのラスターのなかで3回その上側入力
端子と、また1回その下側入力端子と接続され、スイッ
チ44は6.75MHzで作動させられる。
れている第1のレジスタ51を有する。端子7に与えら
れている値は、レジスタ51への供給前に重み付け係数
a0によりスケーリングまたは乗算される。レジスタ5
1の出力側に、加算器52が接続されており、この加算
器はさらに重み付け係数a1を介して端子8と接続され
ている。フイルタ段5は出力側に加算器53を有し、こ
の加算器は重み付け係数a2を介して端子7と接続され
ており、また第2の遅延要素54と接続されている。遅
延要素54は、その入力信号をマルチプレクサまたは切
換スイッチ55から供給される。このマルチプレクサ5
5は、入力側で選択的に直接に加算器52と接続可能で
あり、または第3の遅延要素56およびスイッチ57を
介して加算器52と接続可能である。レジスタ56のな
かに、それぞれ加算器52から出力された、クロミナン
ス信号成分に対応付けられている値が一時記憶される。
加算器52から輝度信号成分に対応付け可能な値が出力
されると、この値は直接接続を経てマルチプレクサ55
およびレジスタ54に供給される。レジスタ51および
54は、それぞれ27MHzで作動させられる。マルチ
プレクサ55の切換は13.5MHzで行われる。レジ
スタ56は、スイッチ57が13.5MHzで切換えら
れることによって、13.5MHzで新しい値を書込ま
れる。
構成されており、その際にレジスタ56に相応する入力
側のレジスタ61がフイルタ段5の出力端9と接続され
ている。入力側に位置している加算器62には、端子8
の走査値が重み付け係数a3を介して供給され、また出
力側に位置している加算器63には、端子7の走査値が
重み付け係数a4を介して供給される。加算器63の出
力端は、フイルタ段6および全回路の出力端を形成して
いる。フイルタグレードを高めるため、別の段6が端子
3に相応の仕方で接続され得る。
動作クロックに対するレジスタ内容により示されてい
る:
のクロックラスターのなかで列Y、U、Y、Vで走査値
が与えられていることは明らかである。動作クロック4
および6の間は、フイルタは出力されるYに対する走査
値に関して既にビルドアップしている。その他の出力さ
れる値、たとえば動作クロック5および7の間のUおよ
びVに対する走査値、に対してはフイルタはまだ完全に
ビルドアップしていない。
関数を有するフイルタ段5の他の回路図が示されてい
る。相応する要素には等しい参照符号が付されている。
遅延要素71、74、76は、遅延要素51、54、5
6または61、64、66に相当する。フイルタ関数の
より低次の項もより高次の項も計算に入れるため、四重
のアンダー走査に基づいて、フイルタ構造が二重に利用
され得る。このことは、レジスタ74の出力をレジスタ
71の入力側に加算的に帰還結合する帰還結合経路77
により行われる。そのために、加算器78が設けられて
おり、この加算器が一方では端子7と、また他方ではマ
ルチプレクサ79を介して帰還結合経路と接続されてい
る。帰還結合相の間は加算器73をレジスタ74から遮
断するため、マルチプレクサ75が設けられている。
計算されるときには、マルチプレクサ79を介して値
“0”が供給される。この計算相の間は、図2に示され
ている構造はフイルタ段5のように接続されている。係
数が加算器78、72にそのつどのマルチプレクサ80
または81を介して供給される。前者のマルチプレクサ
80は、係数a0とa2との間を切換え、また後者のマ
ルチプレクサ81は、係数a1とa3との間を切換え
る。出力端子には、計算された値を正しい時点で取り出
すため、スイッチ82が設けられている。
ルタグレードの際には、別のこのような段が出力端の後
に接続されている。たとえば8のフイルタグレードの際
には、図2に示されているフイルタ段の後に、別の相応
のフイルタ段が接続されている。その場合、そこで相応
するマルチプレクサ79の上側の入力端は、値“0”の
代わりに出力端83と接続されている。さらに、図2に
示されているフイルタ段は、マルチプレクサ80および
81を介して端子7または8における入力値が、それぞ
れ正しい時点で接続されるそれぞれ4つの異なる重み付
け係数を介して入結合されるという相違を有するものと
して相応に使用される。
回路のレジスタ状態は、複数の動作クロックに対して下
記の表2のようになる:
制御により、出力値がY、U、V、Yの順序で取り出さ
れる。入力値のクロックレートに比較して、出力列の走
査値は四重にアンダー走査されている。上記の表のなか
でこれらの値は下線を付されている。
イルタ係数は中央のフイルタ項に対して鏡面対称であ
る。このことは、たとえば係数a4およびa0が等しい
ことを意味する。その場合、図1および図2による回路
のなかにはそれぞれ等しい重み付け手段がまとめられ得
る。
は、たとえばフイルタグレード3では、段5の後に、レ
ジスタ61および端子8の信号を乗算係数a3により重
み付けされて供給される加算器62のみが接続される。
フイルタされかつ減縮された出力信号は加算器62の出
力端において取り出される。
ルタ段。
Claims (8)
- 【請求項1】 像信号の輝度(Y)およびクロミナンス
(U、V)に対する走査値の列のフィルタリングおよび
減縮のための回路装置において、各1つの端子(7、
8)にそれぞれ輝度およびクロミナンスの各走査値を交
互に含んでいる第1および第2の列として走査値を供給
するための手段(4)と、フイルタ段(5)とを含んで
おり、前記フイルタ段(5)が、第1の加算器(52)
と第2の加算器(53)と減縮された出力信号を取り出
すための出力端子(9)とを含み、前記第1の加算器
(52)は、第1の遅延要素(51)を介して第1の端
子(7)と、また第2の端子(8)と接続されており、
前記第2の加算器(53)は、第1の端子(7)と、ま
た第2の遅延要素(54)および切換スイッチ(55)
を介して選択的に直接に、または第3の遅延要素(5
6)を介して第1の加算器(52)と接続されているこ
とを特徴とする像信号のフィルタリングおよび減縮のた
めの回路装置。 - 【請求項2】 像信号が、輝度(Y0,Y1;Y2,Y
3)に対する第1および第2の走査値およびクロミナン
ス(U0,V0;U2,V2)に対する第1および第2
の走査値を有する走査値の四つ組(たとえばY0,Y
1,U0,V0;Y2,Y3,U2,V2)の列を含ん
でおり、前記走査値供給手段(4)が、端子に与えられ
る列の一方が輝度(Y0;Y2)に対する第1の走査値
を、またその他方がその第2の走査値(Y1;Y3)を
含んでいるように、またクロミナンス(U0,V0;U
2,V2)に対する2つの相い続く走査値がそれぞれ等
しい四つ組に対応付け可能であり、またこれらの四つ組
が第1および第2の列のなかで相い異なっているように
することを特徴とする請求項1記載の回路装置。 - 【請求項3】 前記走査値供給手段(4)が、輝度
(Y)に対する走査値を与えられる第1の入力端子
(1)と、クロミナンス(U,V)に対する走査値を与
えられる第2の入力端子(2)と、入力側で遅延要素
(43)を介しておよび直接に第2の入力端子(2)と
接続されている第1のマルチプレクサ(42)と、出力
側で前記列を与えるための端子(7、8)の各1つと、
また入力側でそれぞれ第1の入力端子(1)と第1のマ
ルチプレクサ(42)の出力端とに接続されている各別
のマルチプレクサ40、41)とを含んでいることを特
徴とする請求項1または2記載の回路装置。 - 【請求項4】 前記走査値供給手段(4)の第1および
第2の端子(7、8)における走査値の列が、予め定め
られたクロック周波数を含んでおり、前記フイルタ段
(5)の第1および第2の遅延要素(51、54)がク
ロック周波数で、また第3の遅延要素(56)がクロッ
ク周波数の半分の周波数で走査値を書込み可能であり、
前記フイルタ段(5)の切換スイッチ(55)がクロッ
ク周波数で切換可能であることを特徴とする請求項3記
載の回路装置。 - 【請求項5】 前記加算器(51、53)への供給の前
に、第1および第2の端子(7、8)における前記列の
走査値に乗算的重み付け(a0、a1、a2)が行われ
ることを特徴とする請求項1ないし4の1つに記載の回
路装置。 - 【請求項6】 別の相応に構成されたフイルタ段(6)
を含んでおり、その第1の遅延要素(61)が、前記走
査値供給手段の第1の端子との接続の代わりに、第1の
フイルタ段(5)の出力端子(9)と接続されているこ
とを特徴とする請求項1ないし5の1つに記載の回路装
置。 - 【請求項7】 第2の遅延要素(74)の出力端をマル
チプレクサ(79)および加算器(78)を介して第1
の遅延要素(71)に帰還結合する帰還結合ループ(7
7)がフイルタ段のなかに設けられており、この加算器
(78)の他方の端子が前記走査値供給手段(4)の端
子の1つ(7)と接続されていることを特徴とする請求
項1ないし6の1つに記載の回路装置。 - 【請求項8】 減縮された出力信号を取り出すための出
力端子(83)がスイッチ(82)を介してフイルタ段
の第2の加算器(74)の出力端と接続されていること
を特徴とする請求項7記載の回路装置。
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