JPH11276608A - ローディング装置および線状体の送り方法 - Google Patents

ローディング装置および線状体の送り方法

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JPH11276608A
JPH11276608A JP10100173A JP10017398A JPH11276608A JP H11276608 A JPH11276608 A JP H11276608A JP 10100173 A JP10100173 A JP 10100173A JP 10017398 A JP10017398 A JP 10017398A JP H11276608 A JPH11276608 A JP H11276608A
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JP
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linear body
linear
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storage unit
cassette
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JP10100173A
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English (en)
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雅博 ▲ぬで▼島
Masahiro Nudeshima
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】症例等に応じて最適な放射線照射を行うことが
でき、治療効果を高めることができるローディング装置
および線状体の送り方法を提供すること。 【解決手段】本発明のローディング装置1は、装置本体
2と、この装置本体2のカセット装填部4に着脱自在に
装填されるカセット5とを有している。装置本体2に
は、線状体送出口31が形成されている。カセット5
は、放射線遮蔽性を有するケーシング6と、ケーシング
6内において線状体5を巻き取って保持するリール71
を備えた線状体保持部7と、線状体5を挟持して長手方
向に移動させる一対のローラ81、82を備える線状体
送り手段8とを有している。ローラ81、82は、装置
本体2内に設置されたモータの駆動により回転される。
モータの駆動力は、クラッチ機構を介してローラ81、
82に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ローディング装置
および線状体の送り方法に関し、特に、放射線治療用の
放射線源を先端部に有する線状体を送るためのローディ
ング装置および線状体の送り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線治療装置を用いて生体内の所定の
標的組織(例えば、PTCAに基づきバルーンカテーテ
ルを用いて血管狭窄部位を拡張した後の血管内面)に放
射線を照射する放射線治療を行う方法が知られている。
【0003】この放射線治療は、次のようにして行われ
る。まずガイドチューブを体外より患者の体内に挿入す
る。その状態をX線透視下で確認した後、先端部に放射
線源を有する線状体(放射線照射手段)をガイドチュー
ブの基端よりガイドチューブ内へ送り込み、放射線源を
標的組織近傍(目的部位)に位置させ、所定時間留置す
る。所定時間経過後(放射線治療終了後)、線状体をガ
イドチューブから引き抜き、回収する。
【0004】このような放射線治療法では、体外からの
放射線照射と異なり標的組織のみに局所的に放射線を照
射することができ、正常組織まで被曝してしまうことに
よる悪影響を減少し、治療効果を高めることができると
いう利点がある。
【0005】ところで、標的組織の位置、大きさ等は、
症例毎(患者毎)に異なり、それに応じて放射線源の種
類、配置、放射線強度等の最適条件も異なるが、症例毎
にそれに適した最適条件を予想するのは困難である。
【0006】また、予めX線透視により標的組織に関す
る情報を得て、最適な放射線照射手段を選択したつもり
でも、実際に放射線照射手段を標的組織近傍に位置させ
たとき、それが適当でない場合も生ずる。
【0007】このような場合、従来では、最適な放射線
照射手段に交換することができず、また、交換できると
しても、多大な労力と時間を要していた。
【0008】また、放射線照射手段の挿入や交換等に伴
い、放射線漏れにより術者が被曝し、放射線障害を生じ
るという問題もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、症例
等に応じて最適な放射線照射を行うことができ、治療効
果をより一層高めることができるローディング装置およ
び線状体の送り方法を提供すること、また、術者の被曝
を防止し、安全性の高いローディング装置および線状体
の送り方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。
【0011】(1) 先端部に放射線源を有する線状体
を移送するローディング装置であって、装置本体と、ケ
ーシングと、該ケーシング内において前記線状体を湾曲
状態にして保持する線状体保持部と、前記線状体をその
長手方向に移動させる線状体送り手段とを備え、前記装
置本体に対し着脱自在に装填される線状体収納ユニット
と、前記線状体送り手段を作動させる駆動源とを有する
ことを特徴とするローディング装置。
【0012】(2) 前記駆動源は、前記装置本体側に
設置されている上記(1)に記載のローディング装置。
【0013】(3) 前記ケーシングは、放射線遮蔽性
を有する上記(1)または(2)に記載のローディング
装置。
【0014】(4) 前記線状体収納ユニットは、前記
線状体が出入りする線状体通過口と、前記通過口を遮蔽
/開放するシャッタ機構とを有する上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載のローディング装置。
【0015】(5) 前記シャッタ機構は、前記装置本
体への前記線状体収納ユニットの着脱に同期して開閉す
る上記(4)に記載のローディング装置。
【0016】(6) 前記装置本体への前記線状体収納
ユニットの装填時にのみ前記駆動源で生じた駆動力を前
記線状体送り手段に伝達するクラッチ機構を有する上記
(1)ないし(5)のいずれかに記載のローディング装
置。
【0017】(7) 前記装置本体へ前記線状体収納ユ
ニットを装填した状態を維持するロック機構を有する上
記(1)ないし(6)のいずれかに記載のローディング
装置。
【0018】(8) 前記線状体は、前記線状体保持部
での湾曲状態を解除したとき、直線状に復帰するような
形状記憶性を有するものである上記(1)ないし(7)
のいずれかに記載のローディング装置。
【0019】(9) 先端部に放射線源を有する線状体
を移送するローディング装置を用いて前記線状体を送る
方法であって、前記ローディング装置の装置本体に、前
記線状体が収納された線状体収納ユニットを装填し、そ
の線状体収納ユニットから前記放射線源が目的部位へ到
達するよう前記線状体を送り出すことを特徴とする線状
体の送り方法。
【0020】(10) 先端部に放射線源を有する線状体
を移送するローディング装置を用いて前記線状体を送る
方法であって、前記線状体が収納された複数の線状体収
納ユニットのなかから1つの線状体収納ユニットを選択
し、該線状体収納ユニットを前記ローディング装置の装
置本体に装填し、その線状体収納ユニットから前記放射
線源が目的部位へ到達するよう前記線状体を送り出すこ
とを特徴とする線状体の送り方法。
【0021】(11) さらに、前記放射線源が前記目的
部位に位置している状態の線状体を逆方向に移送して前
記線状体収納ユニット内に回収する上記(9)または
(10)に記載の線状体の送り方法。
【0022】(12) 前記ローディング装置は、上記1
ないし8のいずれかに記載のローディング装置である上
記(9)ないし(11)のいずれかに記載の線状体の送り
方法。
【0023】また、前記線状体保持部は、前記線状体を
巻き取るリールで構成されているのが好ましい。
【0024】また、前記リールは、前記線状体を巻き取
る方向に付勢されているのが好ましい。
【0025】また、前記線状体送り手段は、少なくとも
1つのローラであるのが好ましい。
【0026】また、前記線状体送り手段は、一方または
両方が駆動回転する一対のローラであるのが好ましい。
【0027】また、前記ケーシングは、前記線状体の放
射線源付近を収納する放射線源収納部を有するものであ
るのが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明のローディング装置
および線状体の送り方法を添付図面に示す好適実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明のローディング装置の使用
状態を示す全体図、図2は、本発明のローディング装置
の実施例を示す部分断面正面図、図3は、図2中のA−
A線断面図、図4は、クラッチ機構の縦断面図、図5
は、図2中のB−B線断面図、図6は、図2中のC−C
線断面図(シャッタ閉状態)、図7は、図2中のC−C
線断面図(シャッタ開状態)、図8は、図6中のD−D
線断面図である。なお、説明の都合上、図1および図2
の左側を「基端」、右側を「先端」として説明する。
【0030】図1〜図8に示すように、本発明のローデ
ィング装置1は、装置本体2と、この装置本体に着脱自
在に装填されるカセット(線状体収納ユニット)5とを
有している。
【0031】装置本体2は、ハウジング3と、カセット
5を着脱自在に装填可能な凹部よりなるカセット装填部
4とを有している。ハウジング3には、後述する線状体
50を送出する線状体送出口31が形成されている。こ
の線状体送出口31の基端はカセット装填部4に連通
し、先端部はハウジング3の外壁から突出し、先端突出
部311を構成している。
【0032】なお、線状体送出口31の基端部は、カセ
ット5の線状体通過口63から送り出された線状体50
を線状体送出口31内に容易に誘導し得るよう、その内
径が基端方向に向けて漸増するテーパ状をなしている。
【0033】このような装置本体2には、例えば図1に
示すようなバルーンカテーテル101が接続されて使用
される。
【0034】バルーンカテーテル101は、カテーテル
本体102と、その先端部に設置されたバルーン103
と、バルーン103を拡張・収縮させる作動流体を注入
するための注入口104とを備え、例えば冠動脈のよう
な血管の狭窄部位の拡張治療に用いられるものである。
カテーテル本体102の内部には、バルーン103へ前
記作動流体を移送するためのルーメンの他に、線状体5
0を挿通するルーメン(以下「線状体挿通ルーメン」と
言う)が形成されている。このルーメンにより、線状体
50をバルーンカテーテル101内に送り込み、放射線
源51をバルーン103内に位置させることができる。
【0035】このバルーンカテーテル101は、接続チ
ューブ(延長チューブ)100を介して装置本体2に接
続される。すなわち、バルーンカテーテル101の基端
を接続チューブ100の先端と接続し、接続チューブ1
00の基端を線状体送出口31の先端突出部311に接
続する。
【0036】なお、ローディング装置1に接続されるも
のは、図示のようなバルーンカテーテル101や接続チ
ューブ100、その他各種カテーテルが挙げられるが、
これらに限らず、放射線照射手段を送り込む対象物であ
れば、いかなるものでもよい。
【0037】カセット装填部4は、カセット5をほぼ収
納可能な形状および深さを有する凹部で構成されてお
り、この凹部の底部には、例えばポリウレタン、各種ゴ
ム、不織布等の弾性材料または軟質材料よりなるパッド
41が敷設されている(図3、図5、図6参照)。この
パッド41の設置により、カセット装填部4にカセット
5を装填した際、緩衝作用を生じるとともに、カセット
5のガタツキを防止し、装填の安定性が向上する。
【0038】カセット5は、放射線照射手段、すなわ
ち、先端部に1または2以上の放射線源51を有する線
状体(ワイヤ)50を収納するケーシング6を有してい
る。このケーシング6の内部空間61には、後述する線
状体保持部7と線状体送り手段8とが設置されている。
【0039】また、ケーシング6の先端側には、内部空
間6と連通し、線状体50の放射線源51付近を収納す
る放射線源収納部62が形成されている。さらに、この
放射線源収納部62の先端側には、線状体50が出入り
する線状体通過口63が形成されている。この線状体通
過口63は、放射線源収納部62より縮径している。
【0040】このようなケーシング6は、放射線遮蔽性
を有している。すなわち、ケーシング6の全部または主
要部は、例えば、鉛、タングステン等の放射線遮蔽物質
で構成されているかまたはこのような物質で被覆されて
いる。特に、放射線源収納部62の周囲は、その壁厚が
厚く、高い放射線遮蔽性が得られるようになっている。
【0041】線状体50は、バルーンカテーテル101
内や、患者の血管、管腔等を介して標的組織まで容易に
挿入可能な柔軟性、弾性、摺動性、機械的強度、追従性
を有しているものが好ましく、その構成材料としては、
例えば、ステンレス鋼、タングステン、Ni−Ti合
金、Ni−Al合金、Cu−Al合金、Cu−Zn合金
等の金属材料や、フッ素樹脂、ポリイミド、ポリアミ
ド、超高分子量ポリエチレン等の高張力ポリマー繊維が
挙げられる。
【0042】また、線状体50の線径は、0.1〜1.
5mm程度が好ましく、0.25〜0.9mm程度がより好
ましい。
【0043】このような線状体50は、自然状態(外力
を付加しない状態)では、直線状をなしているが、線状
体保持部7にて湾曲状態で保持される。線状体50は、
この湾曲状態を解除したとき、直線状に復帰するような
形状記憶性(以下単に「形状記憶性」と言う)を有する
ものであるのが好ましい。これにより、線状体保持部7
でのいわゆる巻きぐせがつかず、線状体保持部7から送
り出された線状体50は、直線状に復帰して送り出され
るので、容易かつ適正にバルーンカテーテル101の線
状体挿通ルーメン内等へ送り込むことができる。このよ
うな形状記憶性を考慮すると、線状体50の構成材料
は、Ni−Ti合金、Ni−Al合金、Cu−Al合
金、Cu−Zn合金が特に好ましい。
【0044】また、線状体50は、その少なくとも先端
部がX線造影性を有するものであるのが好ましく、全長
にわたってX線造影性を有するものであるのがより好ま
しい。X線造影性を得る方法としては、線状体50自体
をX線造影性を有する材料で構成することの他、X線造
影性物質によるマーカーを付してもよい。
【0045】複数のカセット5を用意する場合、線状体
50の長さ、線径、構成材料、物理的特性、X線造影性
の有無や箇所等の条件は、それぞれ、同一でも、各カセ
ット5毎に異なっていてもよい。
【0046】線状体50の先端部には、放射線源51が
固定されている。この放射線源51としては、例えば、
イリジウム192 、ストロンチウム/イットリウム90、コ
バルト、セシウム、パラジウム、金、ヨード等が挙げら
れる。
【0047】放射線源51の固定法としては、例えば、
放射線源51を細い筒状のカプセル内に封入し、これを
線状体50に溶接等により固定する方法や、放射線源5
1を細いフィラメント状に成形し、これを線状体50に
巻き付ける方法が挙げられる。
【0048】また、線状体50に対し放射線源51を配
置する領域の長さは、特に限定されないが、好ましくは
5〜70mm程度、より好ましくは10〜50mm程度とさ
れる。
【0049】複数のカセット5を用意する場合、放射線
源51の種類、放射線強度、線状体50に対する設置箇
所、配置、配置領域の長さ等の条件は、それぞれ、各カ
セット5毎に異なっているのが好ましい。
【0050】以上のような線状体50や放射線源51に
関する条件は、予め予想される症例や挿入するカテーテ
ルの種類、仕様等に応じて適宜設定される。
【0051】図3に示すように、線状体送り手段8は、
駆動回転する一対のローラ81、82で構成されてい
る。ローラ81は、その軸83の両端部において、それ
ぞれ軸受け85を介してケーシング6に対し回転可能に
支持されている。また、ローラ82も同様に、その軸8
4の両端部において、それぞれ軸受け86を介してケー
シング6に対し回転可能に支持されている。
【0052】また、軸83および84には、それぞれ、
歯車87および88が固着されている。両歯車87、8
8は、互いに噛合し、軸83の回転力を軸84に伝達す
る。
【0053】ローラ81、82の外周面は、例えばゴム
材料のような弾性材料で構成され、線状体50を確実に
挟持し、滑りを生じることなく、確実に送ることができ
る。
【0054】なお、図示されていないが、線状体50を
より確実に挟持するために、ローラ81、82同士をそ
れらが接近する方向に付勢する付勢手段が設けられてい
てもよい。
【0055】また、このようなローラ81、82は、複
数対設置されていてもよい。なお、本実施例では、ロー
ラ81、82の双方が駆動回転するが、いずれか一方の
みが駆動回転するものでもよい。この場合、他方のロー
ラは、自由回転するアイドルローラとすることができ
る。また、一対のローラに限らず、1つのローラと、そ
れに対応する相手体とで線状体50を挟持し、移送する
構成であってもよい。
【0056】一方、装置本体2側には、ローラ81、8
2を駆動回転する駆動源として、モータ10が設置、固
定されている。モータ10の回転軸の回転力は、減速器
11を介して減速された後、笠歯車12a、12bを介
して出力軸13に伝達される。出力軸13は、軸受け1
4を介してハウジング3に対し回転可能に支持されてお
り、ハウジング3のカセット装填部4に臨む壁部を貫通
している。
【0057】なお、モータ10は、装置本体2に内蔵さ
れた電源回路35からの電力供給を受けて駆動する。こ
の場合、モータ10は、正転/逆転可能なものであり、
その回転・停止のタイミング、回転速度、正転/逆転の
別等の駆動条件は、装置本体2に内蔵された例えばマイ
クロコンピュータで構成された制御手段36により制御
される。
【0058】モータ10で発生し、出力軸13へ伝達さ
れた回転力は、クラッチ機構9を介して、ローラ81の
軸83に伝達され、ローラ81、82を回転させる。
【0059】このクラッチ機構9は、出力軸13の端部
に固着された嵌合部材91と、ローター81の軸83の
端部に固着され、前記嵌合部材91と嵌合し得る嵌合相
手体93とで構成されている。
【0060】図3および図4に示すように、嵌合部材9
1の端面には、等角度間隔で設置された4本のピン92
が突出形成され、一方、嵌合相手体93は、十文字状に
配置された4つの係止片94を備えている。嵌合部材9
1と嵌合相手体93とが嵌合した状態では、隣接する係
止片94同士の間に、ピン92が挿入される。
【0061】このようなクラッチ機構9は、カセット装
填部4にカセット5を装填したときのみ、嵌合部材91
と嵌合相手体93とが嵌合し、出力軸13の回転力をロ
ーラ81の軸83に伝達することができる。すなわち、
カセット装填部4にカセット5を装填すると、嵌合部材
91の各ピン92が係止片94同士の間に挿入され、出
力軸13の回転(正転/逆転)により各ピン92が係止
片94に係止し、その回転力が軸83へ伝達される。カ
セット装填部4からカセット5を取り出すと、嵌合部材
91と嵌合相手体93との嵌合が解除され、軸83への
回転力の伝達は解除(遮断)される。
【0062】なお、線状体送り手段8やクラッチ機構9
の構成は、図示のものに限定されないことは、言うまで
もない。
【0063】図5に示すように、線状体保持部7は、線
状体50を湾曲状態で保持するものであり、本実施例で
は、主に、線状体50を巻き取るリール71で構成され
ている。リール71は、ケーシング6に固定された軸7
2に対し軸受け73を介して回転可能に設置されてい
る。
【0064】また、リール71は、その片側の側部に設
置されたゼンマイバネ(付勢手段)74により、線状体
50を巻き取る方向(図2中反時計回りの方向)に付勢
されている。
【0065】この場合、ゼンマイバネ74の一端部(内
周側端部)は、軸72に固着され、他端部(外周側端
部)は、固定部材75によりリール71に固着されてい
る。
【0066】カセット装填部4に非装填状態のカセット
5では、線状体50はローラ81、82間に挟持されて
停止し、放射線源51が放射線源収納部62に収納され
た状態であり、線状体50のローラ81、82間に挟持
された部分とリール71に巻き取られた部分との間に
は、リール71に作用する付勢力(図2中反時計回りの
回転力)により、所定の張力が作用している。
【0067】リール71の外径(線状体50を巻き取る
部分の外径)は、特に限定されないが、3〜15cm程度
が好ましく、5〜10cm程度がより好ましい。
【0068】なお、本発明では、ゼンマイバネ74等の
付勢手段を設けず、リール71をモータ10またはその
他単独で設置されたモータ(図示せず)のような駆動源
により線状体送り手段8と同期して回転駆動(正転/逆
転)するような構成とすることもできる。この場合、前
記駆動源とリール71との間に、前記クラッチ機構9と
同様のクラッチ機構を設けることができる。
【0069】また、本実施例では、線状体保持部7は、
線状体50を巻き取って保持するものであるが、これに
限らず、例えば、線状体50を左右交互に湾曲(蛇行)
させて保持するものでもよい。
【0070】また、ローディング装置1は、カセット装
填部4にカセット5を装填した状態を維持するロック機
構15を有している。図5に示すように、ロック機構1
5は、端部に傾斜面161を有する爪16と、レバー1
7と、該レバー17を所定方向に付勢するバネ18とで
構成されている。
【0071】レバー17は、支点171を中心に回動
し、その一方の端部に爪16が固着または一体化され、
他方の端部は装置本体2のハウジング3外に突出してい
る。この突出部分には、指を当てたときに滑りを防止す
るための凹凸(滑り止め)172が形成されている。
【0072】爪16は、ハウジング3に形成された孔3
2を貫通し、その図5中上端部がカセット装填部4内に
突出している。この爪16の上端部は、カセット5のケ
ーシング6に形成された断面がぼぼ三角形の凹部64に
係合可能なものである。
【0073】この爪16は、例えばコイル状のバネ18
により、その上端部がカセット装填部4内に突出するよ
うに付勢されている。バネ18は、圧縮状態で、レバー
17の一端部と支持部材19との間に設置されている。
【0074】カセット装填部4にカセット5を装填しよ
うとするときには、まず、ケーシング6の角部65が傾
斜面161に当接し、これを押圧する。これにより、爪
16がバネ18の付勢力に抗して孔32内に没入(退
避)し、カセット5の図5中左方向への通過が可能とな
る。カセット5がカセット装填部4の最奥部に到達し、
装填が完了すると、凹部64の位置が孔32と一致し、
バネ18の付勢力により爪16が孔32から突出し、凹
部64内に挿入される(図5に示す状態)。これによ
り、ロック機構15がロックされる。すなわち、カセッ
ト装填部4にカセット5が装填された状態が維持され
る。
【0075】カセット5をカセット装填部4から取り出
すときには、レバー17の凹凸172が形成された部分
(操作部)を図5中矢印X方向に押圧する。これによ
り、レバー17が図5中反時計回りに回動し、爪16が
バネ18の付勢力に抗して移動し、凹部64内から抜
け、孔32内に没入(退避)し、カセット5の図5中右
方向への通過が可能となる。すなわち、ロック機構15
によるロックが解除され、カセット5をカセット装填部
4から取り出すことが可能となる。
【0076】このようなロック機構15を設けることに
より、カセット装填部4にカセット5を装填したとき、
その装填の安定性を確保することができる。
【0077】カセット5は、線状体通過口63を遮蔽/
開放するシャッタ機構20を備えている。このシャッタ
機構20は、カセット装填部4へのカセット5の着脱に
同期(連動)して開閉するものである。以下、シャッタ
機構20の構成について説明する。
【0078】図6〜図8に示すように、シャッタ機構2
0は、主に、カセット5のケーシング6に形成された一
対の溝状のレール24と、レール24に沿って摺動し得
るシャッタ蓋21と、シャッタ蓋21をシャッタ蓋21
が閉じる方向(図6および図7中右方向)に付勢する一
対のバネ(シャッタ蓋付勢手段)25と、装置本体2の
ハウジング3側に設けられ、シャッタ蓋21を押圧して
開くための一対の押圧部材27とで構成されている。
【0079】シャッタ蓋21は、線状体通過口63より
ゴミ、埃等の異物がケーシング6内に侵入するのを阻止
する機能を有する。また、シャッタ蓋21は、放射線の
漏れを防止するために、それ自体放射線遮蔽性を有して
いるのが好ましい。すなわち、シャッタ蓋21は、放射
線遮蔽物質で構成されているかまたはこのような物質で
被覆されているのが好ましい。
【0080】シャッタ蓋21の両側縁部には、それぞれ
係合突部211が形成され、これらの係合突部211
は、レール24内に挿入されている(図8参照)。ま
た、シャッタ蓋21の両側部には、それぞれ、複数の螺
子23によりケーシング6に対し固定されたシャッタ押
え板22が設置されている。これらのシャッタ押え板2
2は、係合突部211に当接し、係合突部211がレー
ル24から離脱するのを阻止している。
【0081】バネ25は、収縮状態で、その一端がケー
シング6に、他端がシャッタ蓋21に固定されており、
シャッタ蓋21をシャッタ蓋21が閉じる方向に付勢し
ている(図6参照)。この場合、シャッタ蓋21は、ス
トッパ26に当接し、当該方向への移動が規制されてい
る。この状態(カセット5がカセット装填部4に装填さ
れていない状態)では、線状体通過口63は、シャッタ
蓋21のほぼ中央部に位置し、遮蔽されている。
【0082】カセット5をカセット装填部4に装填すべ
く、カセット5を図6中の矢印Yで示す方向に移動し、
カセット装填部4内に挿入して行くと、押圧部材27の
端部がシャッタ蓋21に当接し、シャッタ蓋21を押圧
する。カセット5をさらに矢印Y方向に押し込むと、こ
れに伴い、バネ25の付勢力に抗してシャッタ蓋21が
レール24に沿って矢印Z方向に摺動する。カセット装
填部4がカセット装填部4の最奥部に到達し、装填が完
了すると、シャッタ蓋21の矢印Z方向への移動が完了
し、線状体通過口63が開放する(図7参照)。これに
より、線状体50の通過が可能となる。
【0083】また、カセット装填部4からカセット5を
取り出すと、バネ25の付勢力によりシャッタ蓋21が
ストッパ26に当接するまで矢印Z方向と反対方向に摺
動し、再び線状体通過口63を遮蔽する。
【0084】このように、カセット5のカセット装填部
4への非装填時には、シャッタ蓋21により線状体通過
口63が遮蔽されているため、ゴミ、埃等の異物の侵入
を阻止するとともに、線状体通過口63からの放射線の
漏れを防止することができ、より安全性が高まる。ま
た、シャッタ蓋21の開閉は、カセット装填部4へのカ
セット5の着脱に同期(連動)して自動的になされるた
め、その操作も簡単である。
【0085】次に、ローディング装置1を用いた本発明
の線状体の送り方法(ローディング装置1の使用方法)
の一例について説明する。
【0086】冠動脈のアテローム性動脈硬化症による狭
窄に対し、バルーンカテーテル101のバルーン103
を膨張させて狭窄部位を拡張し、血液流路を非外科的に
確保する経皮経管的血管形成術(PTCA)が一般に行
われている。しかしながら、この術式の場合、比較的再
狭窄率が高いことが知られており、このための対策が求
められていた。バルーン拡張術では、過度の膨張を行っ
た場合、内膜および中膜に損傷を生じ、その結果、平滑
筋細胞の増殖因子の活性化、平滑筋細胞の遊走、増殖、
肥厚が生じ、血管内腔を狭めることとなる。この問題に
対処する方法として、バルーン拡張後、その部位の組織
に対し放射線を照射し、平滑筋細胞の増殖を抑制するこ
とが有効である。
【0087】このような治療は、次のようにして行われ
る。まず、患者の体外、例えば大腿動脈で、セルジンガ
ー法によりシースを挿入・留置し、該シースを介してガ
イディングカテーテルを挿入し、大動脈を逆行させて進
め、冠動脈の入り口付近にガイディングカテーテル先端
を位置させる。
【0088】次に、ガイディングカテーテル内にバルー
ンカテーテル101を挿入し、それを先端方向へ進め
て、ガイディングカテーテル先端より先行させ、バルー
ンカテーテル101のバルーン103を血管狭窄部位
(バルーン拡張部)近傍に位置させる。この場合、ガイ
ドワイヤを先行させ、これにバルーンカテーテル101
を沿わせると、容易に進めることができる。
【0089】次に、注入口104より作動流体を注入
し、バルーン103を拡張する。これにより、血管狭窄
部位が拡張される。
【0090】次に、ローディング装置1の先端突出部3
11とバルーンカテーテル101の基端とを接続チュー
ブ100を介して接続する。このとき、ガイディングカ
テーテル基端よりX線造影剤を注入し、X線透視画像を
見て、放射線照射部位(標的組織)の位置、大きさ(長
さ、径)、特性等の情報を収集しておく。
【0091】前記収集した情報やバルーンカテーテル1
01の仕様(例えば、線状体挿通ルーメンの全長や内
径、バルーン103の長さや拡張時の直径)に関する情
報等に基づいて、それに応じた最適条件の線状体50お
よび放射線源51を持つカセット5を選択し、該カセッ
ト5をローディング装置1のカセット装填部4に装填す
る。
【0092】この装填により、前述したように、シャッ
タ蓋21が自動的に開き、線状体通過口63と線状体送
出口31とが連通するとともに、クラッチ機構9の嵌合
部材91と嵌合相手体93とが嵌合し、ローラ81、8
2へ回転力を伝達可能な状態となる。また、前述したよ
うに、カセット5の装填状態は、ロック機構15の作動
により維持される。
【0093】なお、カセット5の選択の基準の一例とし
ては、放射線源51が配置されている領域の長さがバル
ーン拡張部位の長さとほぼ等しいものが挙げられる。
【0094】放射線源51が放射線源収納部62に収納
された状態で、モータ10を所定方向に駆動回転させる
と、出力軸13が回転し、その回転力がクラッチ機構1
5を介して軸83に伝達され、噛合する歯車87、88
により両ローラ81、82が回転する。これにより、ロ
ーラ81、82間に挟持されている線状体50が、リー
ル71の付勢力(図2中反時計回りの回転力)に抗して
先端方向に送り出される。このときリール71に巻き取
られている線状体50は、順次リール71から巻き出さ
れる。
【0095】この線状体50の送出に伴い、放射線源5
1は、線状体通過口63、線状体送出口31、接続チュ
ーブ100内、バルーンカテーテル101の線状体挿通
ルーメン内を順次通過する。このとき、線状体50は、
湾曲するバルーンカテーテル101の線状体挿通ルーメ
ン内を円滑に前進して行くことができる。特に、線状体
50が形状記憶性を有する場合には、リール71から巻
き出された線状体50が直線状に復帰して線状体挿通ル
ーメン内に送り込まれ、該ルーメン内を前進するので、
湾曲方向の依存性がなく、線状体挿通ルーメンがどのよ
うな形状に湾曲していたとしても、線状体50の移送を
より円滑に行うことができる。
【0096】放射線源51がバルーン103の位置、す
なわち放射線照射部位(標的組織)に到達したところ
で、モータ10の駆動を停止し、線状体50の送出を停
止する。この状態で、所定時間放置し、放射線源51か
ら発せられた放射線を標的組織に照射する。
【0097】放射線照射が完了したら、バルーンカテー
テル101より速やかに線状体50を抜き取り、カセッ
ト5内に回収する。すなわち、モータ10を前記と逆方
向に駆動回転させ、両ローラ81、82を反転させる
と、ローラ81、82間に挟持されている線状体50
が、基端方向へ引かれ、後退する。このとき、リール7
1に作用する付勢力(図2中反時計回りの回転力)によ
り、ローラ81、82間を通過した線状体50は、リー
ル71に巻き取られ、保持される。
【0098】放射線源51が線状体通過口63を通過
し、再び放射線源収納部62に収納されたら、モータ1
0の駆動を停止し、線状体50の巻き戻しを停止する。
【0099】その後、前述したように、レバー17を矢
印X方向に押圧操作してロック機構15のロックを解除
し、カセット5をカセット装填部4より取り出す。この
とき、前述したように、シャッタ蓋21が自動的に閉じ
て線状体通過口63を遮蔽するとともに、クラッチ機構
9の嵌合部材91と嵌合相手体93との嵌合が解除され
る。
【0100】選択したカセット5が不適当であった場合
等には、前記と同様にして直ちに当該カセット5内に線
状体50を回収するとともに、症例に適した線状体50
および放射線源51を持つ別のカセット5を選択し、こ
れに交換する。不適合のカセット5の取り出しおよび新
たなカセット5の装填は、前記と同様の手順で行う。
【0101】そして、交換された新たなカセット5にお
いて、前記と同様に、線状体50の送出、標的組織への
放射線照射、線状体50の回収、カセット5の取り出し
等を行う。なお、上記の一連の操作は、X線透視下で行
われる。
【0102】また、放射線源を備えていないダミーの放
射線照射手段(線状体)を備えた同様のカセットを用意
し、これをカセット装填部4に装填して、実際の放射線
照射手段の線状体が標的組織まで円滑に到達することが
できるかを予め確認することもできる。
【0103】なお、図示されていないが、本発明では、
放射線源収納部62の近傍に放射線源51の存在を検出
する放射線源検出センサーを設け、該センサーにより放
射線源51が放射線源収納部62に収納されたことを検
出したら、制御手段36によりモータ10の駆動を自動
的に停止するよう制御するような構成とすることもでき
る。
【0104】以上、本発明のローディング装置および線
状体の送り方法を図示の実施例に基づいて説明したが、
本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、装
置各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成の
ものと置換することができる。
【0105】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、線
状体収納ユニット(カセット)を選択して装置本体に装
填し、使用することにより、症例等に応じて最適な放射
線照射を行うことができ、治療効果をより一層高めるこ
と、あるいは放射線照射による正常部位への副作用をで
きるだけ軽減することができる。
【0106】また、線状体収納ユニットのケーシングが
放射線遮蔽性を有する場合、放射線源収納部を設けた場
合等には、保管中や使用中に放射線が漏れ出すことが防
止され、術者等の被曝が防止され、保管上、取扱上の安
全性が高まる。
【0107】また、線状体収納ユニットにシャッタ機構
を設けた場合には、異物の侵入を阻止するとともに、放
射線遮蔽性もより向上する。特に、シャッタ機構が線状
体収納ユニットの着脱に同期して自動的に開閉する構成
とした場合には、別途シャッタ開閉のための操作が不要
であり、操作性が向上する。
【0108】また、駆動源を装置本体側に設置し、駆動
源で生じた駆動力を線状体送り手段に伝達するクラッチ
機構を設けた場合には、線状体収納ユニットに駆動源を
設置する必要がなく、線状体収納ユニットの構造を簡素
化し、また、線状体収納ユニットを小型化、軽量化する
ことができる。
【0109】また、ロック機構を有する場合には、線状
体収納ユニットの装置本体への装填状態をより安定的に
保持することができる。
【0110】また、線状体が形状記憶性を有するもので
ある場合には、線状体保持部から供給された線状体を、
その移送経路にかかわらずより円滑に移送することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローディング装置の使用状態を示す全
体図である。
【図2】本発明のローディング装置の実施例を示す部分
断面正面図である。
【図3】図2中のA−A線断面図である。
【図4】クラッチ機構の縦断面図である。
【図5】図2中のB−B線断面図である。
【図6】図2中のC−C線断面図(シャッタ閉状態)で
ある。
【図7】図2中のC−C線断面図(シャッタ開状態)で
ある。
【図8】図6中のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 ローディング装置 2 装置本体 3 ハウジング 31 線状体送出口 311 先端突出部 32 孔 35 電源回路 36 制御手段 4 カセット装填部 41 パッド 5 カセット 50 線状体(ワイヤ) 51 放射線源 6 ケーシング 61 内部空間 62 放射線源収納部 63 線状体通過口 64 凹部 65 角部 7 線状体保持部 71 リール 72 軸 73 軸受け 74 ゼンマイバネ 75 固定部材 8 線状体送り手段 81、82 ローラ 83、84 軸 85、86 軸受け 87、88 歯車 9 クラッチ機構 91 嵌合部材 92 ピン 93 嵌合相手体 94 係止片 10 モータ 11 減速器 12a、12b 笠歯車 13 出力軸 14 軸受け 15 ロック機構 16 爪 161 傾斜面 17 レバー 171 支点 172 凹凸 18 バネ 19 支持部材 20 シャッタ機構 21 シャッタ蓋 211 係合突部 22 シャッタ押え板 23 螺子 24 レール 25 バネ 26 ストッパ 27 押圧部材 100 接続チューブ 101 バルーンカテーテル 102 カテーテル本体 103 バルーン 104 注入口

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に放射線源を有する線状体を移送
    するローディング装置であって、 装置本体と、 ケーシングと、該ケーシング内において前記線状体を湾
    曲状態にして保持する線状体保持部と、前記線状体をそ
    の長手方向に移動させる線状体送り手段とを備え、前記
    装置本体に対し着脱自在に装填される線状体収納ユニッ
    トと、 前記線状体送り手段を作動させる駆動源とを有すること
    を特徴とするローディング装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動源は、前記装置本体側に設置さ
    れている請求項1に記載のローディング装置。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングは、放射線遮蔽性を有す
    る請求項1または2に記載のローディング装置。
  4. 【請求項4】 前記線状体収納ユニットは、前記線状体
    が出入りする線状体通過口と、前記通過口を遮蔽/開放
    するシャッタ機構とを有する請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のローディング装置。
  5. 【請求項5】 前記シャッタ機構は、前記装置本体への
    前記線状体収納ユニットの着脱に同期して開閉する請求
    項4に記載のローディング装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体への前記線状体収納ユニッ
    トの装填時にのみ前記駆動源で生じた駆動力を前記線状
    体送り手段に伝達するクラッチ機構を有する請求項1な
    いし5のいずれかに記載のローディング装置。
  7. 【請求項7】 前記装置本体へ前記線状体収納ユニット
    を装填した状態を維持するロック機構を有する請求項1
    ないし6のいずれかに記載のローディング装置。
  8. 【請求項8】 前記線状体は、前記線状体保持部での湾
    曲状態を解除したとき、直線状に復帰するような形状記
    憶性を有するものである請求項1ないし7のいずれかに
    記載のローディング装置。
  9. 【請求項9】 先端部に放射線源を有する線状体を移送
    するローディング装置を用いて前記線状体を送る方法で
    あって、 前記ローディング装置の装置本体に、前記線状体が収納
    された線状体収納ユニットを装填し、その線状体収納ユ
    ニットから前記放射線源が目的部位へ到達するよう前記
    線状体を送り出すことを特徴とする線状体の送り方法。
  10. 【請求項10】 先端部に放射線源を有する線状体を移
    送するローディング装置を用いて前記線状体を送る方法
    であって、 前記線状体が収納された複数の線状体収納ユニットのな
    かから1つの線状体収納ユニットを選択し、該線状体収
    納ユニットを前記ローディング装置の装置本体に装填
    し、その線状体収納ユニットから前記放射線源が目的部
    位へ到達するよう前記線状体を送り出すことを特徴とす
    る線状体の送り方法。
  11. 【請求項11】 さらに、前記放射線源が前記目的部位
    に位置している状態の線状体を逆方向に移送して前記線
    状体収納ユニット内に回収する請求項9または10に記
    載の線状体の送り方法。
  12. 【請求項12】 前記ローディング装置は、請求項1な
    いし8のいずれかに記載のローディング装置である請求
    項9ないし11のいずれかに記載の線状体の送り方法。
JP10100173A 1998-03-27 1998-03-27 ローディング装置および線状体の送り方法 Pending JPH11276608A (ja)

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Cited By (3)

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