JPH11276141A - 野菜用調製装置 - Google Patents

野菜用調製装置

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Publication number
JPH11276141A
JPH11276141A JP8414198A JP8414198A JPH11276141A JP H11276141 A JPH11276141 A JP H11276141A JP 8414198 A JP8414198 A JP 8414198A JP 8414198 A JP8414198 A JP 8414198A JP H11276141 A JPH11276141 A JP H11276141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter roll
vegetables
short
petiole
lower leaves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8414198A
Other languages
English (en)
Inventor
Konosuke Tsuga
幸之介 津賀
Shigeyoshi Tsukamoto
茂善 塚本
Izumi Okayasu
泉 岡安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
Original Assignee
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bio Oriented Technology Research Advancement Institution, Sasaki Co Ltd filed Critical Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Priority to JP8414198A priority Critical patent/JPH11276141A/ja
Publication of JPH11276141A publication Critical patent/JPH11276141A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場から収穫した野菜の葉柄部を供給し、不
要な下葉や子葉を機械的に精度良く取り除き、短い葉柄
の発生を抑制する野菜用調製装置。 【解決手段】 収穫した野菜の根部側に付着している不
要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす回転ロ
ールまたはベルト間に挟んで、引き剥して除去する装置
であって、.回転方向に沿って縦方向に複数のスリッ
ト14を設けた大径ロール3の内側に、その軸方向に沿
って短葉柄除去部材15を、各スリット14に臨ませて
大径ロール3と共に回転するようにして設けた。.大
径ロール3を軸方向に摺動可能な構造とし、短葉柄除去
部材15を保持したまま、スリット14の間隔を調節可
能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場から収穫した
ホウレンソウのような葉茎菜の葉柄部を供給し、不要な
下葉や子葉を機械的に精度良く取り除き、短い葉柄の発
生を抑制するようにした野菜用調製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホウレンソウ、小松菜、杓子菜、
春菊、中国菜等の葉茎菜は、そのほとんどが人力により
収穫され、不要な下葉や子葉を手で取り除いて洗浄し、
結束し、あるいは袋詰め等して出荷されている。
【0003】近年、圃場から野菜を収穫する収穫機が開
発されつつあり、収穫後の野菜を洗浄する洗浄機は既に
実用化されている。また、葉茎菜(ホウレンソウ)の不
要な下葉や子葉を機械的に取り除く下葉取り機が提案さ
れているが、可食部分を傷付けやすく、また、作業精度
や作業能率においても不十分なものであり、作業精度や
作業能率のよい実用機の開発が望まれている。
【0004】一方、本願出願人は、葉茎菜から不要な下
葉を除去する原理的な発明として、特願平7−2629
38号において、収穫した葉茎菜の根部側に付着してい
る不要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす大
径回転ロールと小径回転ロール間に挟んで、引き剥すよ
うにして除去する野菜用調製装置を、また、特願平8−
30651号において、不要な下葉を、対向して上下方
向に回動する対をなす無端帯の内側面と接触させて下降
させ、この下降した下葉を、無端帯の下端部に無端帯の
回動方向とは逆方向に回転するように対向して設けられ
たロールとの間に挟んで、引き剥すようにして除去する
野菜用調製装置を提案し、さらに、これらの装置を実用
機として組み込んだ野菜調製装置を、特願平9−693
74号において提案している。
【0005】また、上記葉茎菜から不要な下葉を除去す
る下葉除去機構として、相対向して内側に回転する通風
可能の無端ベルトと、回転方向と直交する横方向のスリ
ット(通風孔)を有する大径ロールと、これらと近接し
て逆方向に回転する小径ロールとで構成され、上記無端
ベルトと大径ロールとの調製間隙に、圃場から収穫した
ホウレンソウのような葉茎菜の葉柄部を供給して葉柄部
から子葉及び下葉を除去するようにしたものが提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記大径ロール(横ス
リットロール)においては、短葉柄発生株率がやや高
い、ロールの回転による騒音の発生が大きい、所要動力
がやや大きい、スリットの間隙調節や個数の変更ができ
ない、ロールの製作が面倒である、等の解決すべき問題
点があった。本発明は、上記の問題点を解決することを
目的になされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 A.収穫した野菜の根部側に付着している不要な下葉
を、相対向して内側に回転する対をなす回転ロールまた
はベルト間に挟んで、引き剥すようにして除去する装置
において、回転方向に沿って縦方向に複数のスリットを
設けた大径ロールの内側に、その軸方向に沿って短葉柄
除去部材を、各スリットに臨ませて大径ロールと共に回
転するようにして設け、短い葉柄の発生を抑制するよう
にしたことを特徴としている。
【0008】B.大径ロールを軸方向に摺動可能な構造
とし、短葉柄除去部材を保持したまま、スリットの間隔
を調節可能としたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成により本発明の野菜用調製装置は、
以下の作用を行う。
【0010】.回転方向に沿って縦方向に複数のスリ
ットを設けた大径ロールの内側に、その軸方向に沿って
短葉柄除去部材を、各スリットに臨ませて大径ロールと
共に回転するようにして設けることにより、短葉柄除去
部材により短葉柄が積極的に除去されて下葉除去効果が
高められ、短い葉柄の発生が抑制され、そのままの出荷
が可能となる。
【0011】.大径ロールを軸方向に摺動可能な構造
とし、短葉柄除去部材を保持したまま、スリットの間隔
を調節可能としたことにより、調製作業を行おうとする
野菜の大小、葉柄部の子葉及び下葉の状態などに応じ
て、スリットの間隔を予め調節して、短葉柄除去部材に
より短葉柄の除去作業が適切に行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の野菜用調製装置の
実施の形態を、添付の図面を参照して具体的に説明す
る。
【0013】図1及び図2において、符号1は圃場から
収穫したホウレンソウのような葉茎菜から不要な下葉を
除去するための野菜用調製装置である。この野菜用調製
装置1は、回転軸2により矢印方向に回転するように軸
支された大径ロール3と、回転軸4により軸支された大
径プーリ5及び回転軸6により軸支された小径プーリ7
間に矢印方向に回転するように張設された無端ベルト8
と、上記大径ロール3及び無端ベルト8に近接して回転
軸9及び11に軸支されて逆方向に回転する小径ロール
10及び12とからなり、大径ロール3と無端ベルト8
との間には調製間隙13が形成されている。
【0014】上記大径ロール3及び無端ベルト8の表面
は、スポンジのような弾性体により形成されている。こ
の大径ロール3と無端ベルト8との間の調製間隙13
は、その間隔(または角度)が調節可能であり、回転軸
2及び大径プーリ5の回転軸4を図示しない支持フレー
ムに移動可能に支持している。また、大径ロール3は、
その長さ方向全域にわたり複数(図面では4個)の縦ス
リット14を形成していて通風可能であり、この縦スリ
ット14の間隔は、大径ロール3を軸方向に摺動させる
ことにより調節可能である。無端ベルト8にも多数の通
気孔を形成してもよいものである。そして、図1で左側
から右側に向け風力Wが働いたとき、大径ロール3には
縦スリット14を介して風が通過し、また、無端ベルト
8に通気孔を介して風が通過する。この風力Wは、ブロ
ワによる送風、あるいは吸引装置による吸引風の何れで
もよい。なお、この風力Wは必ずしも必要ではない。
【0015】大径ロール3は、この実施例では5個の所
定幅を有するリング状のロールを、回転軸2に支持され
た通気性を有するロール状部の上面部分、即ち、縦スリ
ット14部分に露出する部分、即ち、大径ロール3の内
側部分に、回転軸2の軸方向に沿って金属・ゴム・木・
綿糸等からなり、板状・棒状・綿状をした短葉柄除去部
材15を、各スリット14に臨ませて大径ロール3と共
に回転するようにして設けている。そして、大径ロール
3を短葉柄除去部材15を保持したまま軸方向に摺動し
て、縦スリット14の間隔を調節するようにしている。
この短葉柄除去部材15は、特に短い葉柄の除去に効果
がある。
【0016】なお、上記無端ベルト8に代えて、大径ロ
ール3と同様の構成の大径ロールを設けるようにしても
よく、また、大径ロール3に代えて、無端ベルト8と同
様の構成の無端ベルトにしてもよいものである。また、
野菜用調製装置1は、野菜の調製を専門に行う専用装置
として、あるいは圃場から野菜を収穫する野菜収穫機に
組み込んで調製作業を行うようにしてもよいものであ
る。
【0017】次に、上記構成の野菜用調製装置1の動作
について説明する。
【0018】圃場から収穫されたホウレンソウは一株ず
つ、人力により葉身部を把持され、あるいは図示しない
水平方向に移動する搬送ベルトにより挟持されて、その
葉柄部及び根部を調製間隙13に供給する。すると、葉
柄部の外側に突出している子葉及び下葉は、大径ロール
3または無端ベルト8に接触して、あるいは風力Wによ
りあおられて、回転方向後方に送られ、大径ロール3ま
たは無端ベルト8と小径ロール10または12の間に巻
き込まれて引き剥され、除去されて排出される。この
時、子葉及び下葉と共に短葉柄があると、短葉柄除去部
材15により積極的に引き剥がされ、除去されて排出さ
れる。
【0019】なお、本発明による野菜用調製装置1は、
ホウレンソウのみならず、例えば、小松菜、杓子菜、春
菊等の葉茎菜類の調製装置としても広く適用できるもの
である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の野菜用調製
装置によれば、以下の効果を奏することができる。
【0021】.収穫した野菜の根部側に付着している
不要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす回転
ロールまたはベルト間に挟んで、引き剥すようにし、回
転方向に沿って縦方向に複数のスリットを設けた大径ロ
ールの内側に、その軸方向に沿って短葉柄除去部材を、
各スリットに臨ませて大径ロールと共に回転するように
して設けたので、短葉柄除去部材により短葉柄が積極的
に除去されて下葉除去効果が高められ、短い葉柄の発生
が抑制される。その結果、調製後の野菜はそのまま出荷
することができる。
【0022】.大径ロールを軸方向に摺動可能な構造
とし、短葉柄除去部材を保持したまま、スリットの間隔
を調節可能としたので、調製作業を行おうとする野菜の
大小、葉柄部の子葉及び下葉の状態などに応じて、スリ
ットの間隔を予め調節しておくことで、短葉柄除去部材
により短葉柄の除去作業を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による野菜用調製装置の側面図である。
【図2】同拡大正面図である。
【符号の説明】
1 野菜用調製装置 2,4,6,9,11 回転軸 3 大径ロール 5 大径プーリ 7 小径プーリ 8 無端ベルト 10,12 小径ロール 13 調製間隙 14 縦スリット 15 短葉柄除去部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収穫した野菜の根部側に付着している不
    要な下葉を、相対向して内側に回転する対をなす回転ロ
    ールまたはベルト間に挟んで、引き剥すようにして除去
    する装置において、 回転方向に沿って縦方向に複数のスリットを設けた大径
    ロールの内側に、その軸方向に沿って短葉柄除去部材
    を、各スリットに臨ませて大径ロールと共に回転するよ
    うにして設け、短い葉柄の発生を抑制するようにしたこ
    とを特徴とする野菜用調製装置。
  2. 【請求項2】 大径ロールを軸方向に摺動可能な構造と
    し、短葉柄除去部材を保持したまま、スリットの間隔を
    調節可能としたことを特徴とする請求項1記載の野菜用
    調製装置。
JP8414198A 1998-03-30 1998-03-30 野菜用調製装置 Pending JPH11276141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8414198A JPH11276141A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 野菜用調製装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8414198A JPH11276141A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 野菜用調製装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11276141A true JPH11276141A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13822228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8414198A Pending JPH11276141A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 野菜用調製装置

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JP (1) JPH11276141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109092539A (zh) * 2018-08-02 2018-12-28 深圳市南硕明泰科技有限公司 一种采用梳式叶杆分离处理的畜牧用鲜饲料粉碎机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109092539A (zh) * 2018-08-02 2018-12-28 深圳市南硕明泰科技有限公司 一种采用梳式叶杆分离处理的畜牧用鲜饲料粉碎机

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