JPH11275915A - コーティング種子の製法 - Google Patents

コーティング種子の製法

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JPH11275915A
JPH11275915A JP12261498A JP12261498A JPH11275915A JP H11275915 A JPH11275915 A JP H11275915A JP 12261498 A JP12261498 A JP 12261498A JP 12261498 A JP12261498 A JP 12261498A JP H11275915 A JPH11275915 A JP H11275915A
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JP
Japan
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seeds
coating
seed
coated
water
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Pending
Application number
JP12261498A
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English (en)
Inventor
Keiko Inoue
恵子 井上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】種子のコーティング作業において、造粒機の飛
散を防止し、作業時間を短縮し、かつコーティング種子
の大きさを均一化させる製法を提供する。 【解決手段】種子を造粒コーティングする際に予め種子
に水分を吸着させた後、造粒コーティングすることを特
徴とするコーティング種子の製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコーティング種子の
製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農業分野において、省力化のためコーテ
ィング種子が使用されている。花の種子のうち特にリキ
アンサス、ベコニア、トレニアなどは微小種子で、種子
を無機物で造粒コーティングすることによって取り扱い
易く、またプラグトレーへの精密な機械播種が可能とな
る。また野菜種子のうち、ネギ、レタス、人参、ホウレ
ンソウなどは種子自身は大きいが、形状が扁平であり、
白菜やキャベツなどの球形に比べコーティングがしにく
く、作業時間を長く要する。種子を造粒コーティングす
る技術は以前から知られている(例えば特公昭38−3
469号、特開昭54−85908号、特開昭58−1
41709号、特開昭60−12905号、特開平2−
57111号)。従来コーティング種子の製法としてP
VA、CMC、MC、ゼラチン、デンプン、プルランな
どの水溶性バインダー(結合剤)と、けいそう土、赤
土、炭酸カルシウム、パーライト、タルク、クレー、カ
オリンなどの粉体材料(無機物)を用い、両者を交互に
種子へ施すことによって、コーティングを行う方法が知
られている。すなわち、水溶性バインダーを種子の表面
にスプレーし、ついで粉体材料を投入して粉体と種子を
結合させる。この操作を繰り返すことにより種子の表面
に粉体材料を所望の大きさ(厚さ)までコーティングす
る方法が一般的である。また、コーティングする際に用
いられる装置は傾斜回転パン型造粒機、遠心流動型造粒
機、アイリッヒ型転動造粒機などが知られている。しか
しながら、通常知られている公知の方法で微小種子のリ
キアンサス、ベニコニヤなどや、ネギ、人参などの扁平
の野菜種子を造粒コーティングするとコーティングの
作業開始時に粉体が飛散し、付近の作業環境を悪くす
る。コーティングの作業時間を長く要するコーティ
ング種子の大きさが均一になりにくい。微小種子の場
合、1粒に2〜3個の種子が一緒にコーティングされや
すいなどの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
を鑑みてなされたものでコーティング作業時の作業環境
の改善、コーティングの作業時間の短縮、コーティング
種子の大きさの均一化の向上などを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のコーティング種
子の製法は造粒コーティングの作業を行う前に、予め種
子に水分を吸着させた後、造粒コーティングすることに
より上述の問題点を完全に解決するものである。
【0005】本発明者は種子に水分を吸着させる方法に
つき検討した結果、種子を水に浸漬して吸着させる方法
やコーティングする造粒機に入れ、種子を回転させなが
らスプレーガンなどで種子に水分を吸着させる方法など
考えられるが、種子に水分を吸着させる方法には制限が
ない。また種子に対する水分の添付量は必ずしも限定さ
れないが、一般的には使用種子に対して30〜80wt
%が好ましい。種子に対する水分の吸着量が30wt%
より少ない場合には本発明の効果が少なく、また80w
t%より多い場合には作業性が悪くなり、団粒や1粒に
2〜3個の種子が一緒にコーティングされやすい。すな
わちコーティングの作業中に遠心力により水分が種子の
中から表面に移行するためコーティング種子同士が途中
で結合し、団粒化するので好ましくない。また予め水溶
性バインダ または粉体材料に発芽促進剤、ホルモン
材、殺菌剤、肥料などを混合して使用することも可能で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例を掲げ発
明実施の具体例及び効果につき記述するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
【0007】[実施例1]リキアンサスの種子(平均粒
径:250μm、450万粒/100g、球状、発芽率
98%)10gをチャック付きのポリエチレン袋(商品
名ユニパック、Dサイズ)に入れ、次に水道水5gを入
れて約5分間手でよく振りながら種子に水分を均一に付
着させた後、室温で1時間放置した。リキアンサスの種
子は吸水し、平均粒径約350μmまで膨張し、大きく
なった。また吸着した種子の表面には余分な水分もな
く、ベタツキもなかった。上記の方法で得られた前処理
したリキアンサスの種子を用いて通常の傾斜回転パンに
入れ、第1表に示す粉体材料と2wt%のPVA水溶液
をスプレーしながら粒径2mmになるまで造粒コーティ
ングした後、35℃にて20時間乾燥を行った。このよ
うにして得られた造粒コーティング種子についての検討
結果を第1表に示す。 [実施例2]ネギの種子(発芽率90%、約2万粒/1
00g、扁平状)20gに対して水道水8gを加え、実
施例1と同様に前処理を行った。前処理したネギの種子
の表面には余分な水分もなく、ベタツキもなかった。次
に前処理したネギの種子を用いて実施の形態1と同様の
方法で粒径3mmになるまで造粒コーティングした後、
30℃で20時間乾燥を行った。このようにして得られ
た造粒コーティング種子についての検討結果を第1表に
示す。
【0008】(比較例1)リキアンサスの種子10gを
前処理せずにすぐに傾斜回転パンに入れ、実施例1と同
様の方法で造粒コーティングを行った。その検討結果を
第1表に示す。 (比較例2)ネギの種子20gを前処理せずにすぐに回
転パンに入れ、実施例2と同様な方法で造粒コーティン
グを行った。その結果を第1表に示す。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明による方法で微小種
子や扁平の種子を造粒コーティングすると作業開始時に
粉体材料の飛散もなく、造粒コーティングの作業時間も
短縮され、かつ均一なコーティングが得られるため農業
生産の合理化及び発展に多大に貢献しうる。
【0010】第1表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種子を造粒コーティングする際に予め種
    子に水分を吸着させた後、造粒コーティングすることを
    特徴とするコーティング種子の製法。
JP12261498A 1998-03-30 1998-03-30 コーティング種子の製法 Pending JPH11275915A (ja)

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JP12261498A JPH11275915A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 コーティング種子の製法

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JP12261498A JPH11275915A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 コーティング種子の製法

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JPH11275915A true JPH11275915A (ja) 1999-10-12

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ID=14840320

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JP12261498A Pending JPH11275915A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 コーティング種子の製法

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JP (1) JPH11275915A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013183703A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Kubota Corp 種子の金属コーティング方法及び金属コーティング種子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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