JPH11275619A - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JPH11275619A
JPH11275619A JP10070347A JP7034798A JPH11275619A JP H11275619 A JPH11275619 A JP H11275619A JP 10070347 A JP10070347 A JP 10070347A JP 7034798 A JP7034798 A JP 7034798A JP H11275619 A JPH11275619 A JP H11275619A
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JP
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extension
telephone
call
multifunction
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JP10070347A
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English (en)
Inventor
Norihisa Tamura
典久 田村
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの内線電話回線に通話チャネル数を超え
る数の内線多機能電話機を複雑な機能追加なしで接続で
きることである。 【解決手段】 内線電話回線30には通話チャネル数よ
り多い数の内線多機能電話機20をカスケード接続し、
内線多機能電話機20には優先順序を順序情報として予
め付与して通話チャネルの使用状況を記録する通話チャ
ネルテーブル22を備え、ボタン電話装置10は全内線
多機能電話機20に対して同時発呼で収集の順序情報を
通知しかつこの使用する通話チャネルを含むチャネル使
用開始情報と終話の際の通話終了情報とを通知してい
る。従って、同時発呼の内線多機能電話機20に順序情
報に基く優先順序に従って通話チャネルを割当てできる
と共に通話チャネルテーブル22の該当領域に使用中情
報を記録することができるので各内線多機能電話機20
では通話チャネルの使用状態が容易に把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容する複数の通
話チャネルを有する内線電話回線に複数の内線多機能電
話機を接続するボタン電話装置に関し、特に、一つの内
線電話回線にこの回線が有する通話チャネルの数より多
い数の内線多機能電話機を接続できるボタン電話装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボタン電話装置における
内線電話回線を収容接続するポートでは、内線電話回線
が送受信可能な通話チャネル数(通常は1チャネル)と
同じ数の内線電話機を収容するように構成されている。
例えば、時分割スイッチにより形成される単純な内線電
話回線では、通話チャネル毎にポートを有する構成であ
る。
【0003】したがって、一つの内線電話回線に通話チ
ャネル数より多い複数の内線多機能電話機を接続する場
合、ボタン電話装置および内線多機能電話機に特別に着
信の識別、同時発呼の際の選択、全通話チャネル使用中
の際の発呼防止などの機能を追加している。
【0004】例えば、図7に示されるように、ボタン電
話装置100で、二つの通話チャネルを有する内線電話
回線30にn個の内線多機能電話機101〜10nを接
続する場合では、内線多機能電話機101〜10nそれ
ぞれで通話チャネルの監視を行い、空きチャネルの検出
で発呼し、ボタン電話装置100では同時発呼に対して
空きの通話チャネル数までチャネルを割り当てる機能が
追加される。
【0005】一方、別に一つの電話回線に複数端末を収
容する回線インタフェースについての技術が、例えば、
特開昭62−234455号公報に記載されている。
【0006】この回線インタフェース装置では、図8に
概要が示されるように、交換機110と接続する一つの
電話回線に一つの回線インタフェース装置120が接続
されており、この回線インタフェース装置120に一つ
の電話機121、複数の電話型端末122、および複数
のデータ端末(以後、DTE)123が接続されてい
る。電話型端末122には無鳴動DTE、ファクシミリ
装置(以後、FAX)、電話機などが含まれる。
【0007】これら端末からの発呼は回線インタフェー
ス装置110に予め設定された所定の優先順位に従うも
のであり、一方、着呼では、呼出信号(IR)がない場
合の無鳴動DTE、呼出信号(IR)の応答した後の選
択信号により指定接続されるFAX、選択信号がなけれ
ば電話機など、それぞれのポートを選択し端末に接続し
ている。したがって、通常の網制御装置(NCU)を拡
大した機能が含まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のボタン
電話装置のうち、複数の通話チャネルを有する内線電話
回線に通話チャネル数以上の数の内線多機能電話機を接
続するボタン電話装置では、着呼電話機の選択、発呼の
識別、同時発呼の際の選択などの複雑な機能の追加が必
要であるという問題点がある。
【0009】したがって、二つの通話チャネルおよび一
つの共有データチャネルを有する一つのポートでも、通
話チャネル数2より多い数の多機能電話機を複雑な機能
の追加なしでは収容接続することができない。
【0010】また、上記公開公報に記載された回線イン
タフェース装置では、着呼に対しては、一つの電話回線
が公衆回線のように一つの加入者番号を対象として交換
機により呼出されるので、回線インタフェース装置に接
続される端末のうち一つの電話機以外は予め定められた
選択信号を必要としている。したがって、一つの電話回
線には内線多機能電話機のような一般電話機を一つしか
収容できないという問題点がある。
【0011】本発明の課題は、上記問題点を解決し、複
数の通話チャネルを有する一つの内線電話回線にこの通
話チャネル数を超える数の内線多機能電話機を同一種別
の電話機であっても簡単な構成要素の追加で接続できる
ボタン電話装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるボタン電話
装置は、収容する複数の通話チャネルを有する内線電話
回線に複数の内線多機能電話機を接続するボタン電話装
置において、前記内線電話回線には前記通話チャネルの
数より多い数の内線多機能電話機をカスケード接続する
と共に発呼情報および前記通話チャネルの使用情報を前
記内線電話回線に接続される全ての内線多機能電話機に
通知し、前記内線多機能電話機には優先順序を順序情報
として予め付与すると共に、同時発呼者の前記順序情報
および前記通話チャネルの使用状況を記録保持するテー
ブルと、同時発呼に対して前記順序情報を収集して少く
とも前記同時発呼者の各内線多機能電話機に通知しこの
順序情報に基く優先順序にしたがって前記複数の通話チ
ャネルのうちの空きチャネルを使用すると共に前記テー
ブルの該当領域に使用中情報を記録格納する制御手段と
を備えている。
【0013】このカスケード接続による構成により、簡
単な機能の追加で、同時発呼の内線多機能電話機に対し
順序情報に従って通話チャネルを割当てできると共に各
内線多機能電話機では通話チャネルの使用状態が容易に
把握でき、かつ自分で空きの通話チャネルを選定するこ
とができる。
【0014】また、内線多機能電話機に順序情報を予め
付与する具体的な手段の一つは内線電話回線に対してカ
スケード接続された内線多機能電話機のカウンタを順次
カウントアップして設定することである。
【0015】また、本発明のボタン電話装置の具体的な
構成の一つは、発呼情報として前記順序情報を用い、通
話チャネルの使用情報として通話チャネルの使用開始情
報および通話終了情報を設け、発呼に際し、まず内線多
機能電話機からその順序情報を得て同時発呼の順序情報
を少くとも前記同時発呼の各内線多機能電話機に送出
し、同時発呼の順序情報に基く優先順序により通話チャ
ネルの使用者を決定し、決定した通話チャネルとその使
用者との情報を全内線多機能電話機に送出して記録さ
せ、通話終了の際も終了した通話チャネルとその使用者
との情報を全内線多機能電話機に送出して該当する記録
情報を抹消する手段を備えることである。
【0016】更に、内線多機能電話機は、ボタン電話装
置との間で、発呼の際、自己の順序情報を前記発呼情報
としてまず送出し、次いで受ける同時発呼の全ての順序
情報からこの順序情報に基く優先順序により通話チャネ
ルの使用者を決定し、使用者に決定した場合には使用開
始情報を送出し、次いで受ける通話チャネルとその使用
者との使用開始情報を前記テーブルに記録し、別に受け
る通話チャネルとその使用者との通話終了情報により前
記テーブルの該当記録情報を抹消している。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブ
ロック図である。図1に示されたボタン電話装置10で
は、二つの通話チャネルおよび一つの共通データチャネ
ルを有する内線電話回線30にn個の内線多機能電話機
20がカスケード接続されているものとする。ボタン電
話装置10には、通話チャネルテーブル11、発呼者順
序情報テーブル12および制御部13が備えられ、内線
多機能電話機20にも、同様に、順序情報21、通話チ
ャネルテーブル22、発呼者順序情報テーブル23およ
び制御部24が備えられているものとする。
【0019】カスケード接続された内線多機能電話機2
0における共通データチャネルで、ボタン電話装置10
に向けて送られる上りの制御情報は上位方向へ通過させ
る一方、ボタン電話装置10から送られる下りの制御情
報は自己の内部に取り込むと共に下位方向へ転送するも
のとする。従って、ボタン電話装置10で受ける制御情
報は複数の内線多機能電話機20それぞれから送出され
一つの順序情報を持っており、ボタン電話装置10から
送出される制御情報は複数の内線多機能電話機20の全
てに送出される。
【0020】順序情報21は、内線電話回線30により
カスケード接続されたn個の内線多機能電話機20それ
ぞれに付与されたそれぞれが相違する優先順序であり、
n個の内線多機能電話機20それぞれに対して順序情報
1から順序情報nまでが予め付与されている。
【0021】この順序情報の付与は、順序情報21にカ
ウンタを有し、ボタン電話装置10から送出される順序
設定要求に従って、カスケード接続された内線多機能電
話機20を通過する都度、カウントアップした数値を順
序情報21に順次設定するものとする。従って、最初の
内線多機能電話機20では順序情報“1”、二つ目では
順序情報“2”、n個目では順序情報“n”が登録され
る。
【0022】通話チャネルテーブル11、22は二つの
通話チャネル番号1、2に対応して通話チャネルを使用
する通話者の内線多機能電話機20の順序情報が格納さ
れるものとする。もちろん、格納される情報は通話者の
内線多機能電話機20の内線番号でもよい。内線多機能
電話機20では、発呼する際に、通話チャネルテーブル
22を参照して空きの通話チャネルがない場合には発呼
手順を停止できる。
【0023】発呼者順序情報テーブル12、23には、
発呼した発呼者の順序情報、同時発呼がある場合には同
時発呼者全ての順序情報が格納されるものとする。内線
多機能電話機20では、発呼者順序情報テーブル23に
より、自己が発呼した場合、自己の順序情報と空きの通
話チャネル数との関連で、自己の順序情報に基く優先順
位に従って空きの通話チャネルの使用可否が判断でき
る。
【0024】制御部13の主要動作手順は図3を参照し
て後に説明する。また、制御部24の主要動作手順は図
4から図6までを参照して後に説明する。
【0025】従来と相違する点は、複数の通話チャネル
を有する内線電話回線に通話チャネル数より多い内線多
機能電話機を接続し、各内線多機能電話機に順位情報に
より優先順位を予め付与し、同時発呼の際の通話チャネ
ルの使用権をこの優先順位に従って決定することであ
る。
【0026】また、図2に示されるように、上記順序情
報以外にチャネル使用開始情報および通話終了情報をボ
タン電話装置と内線多機能電話機との間で授受するもの
とする。チャネル使用開始情報は発呼する内線多機能電
話機が通話チャネルの使用権を得た際に、また通話終了
情報は通話中の内線多機能電話機が通話を終了した際
に、それぞれボタン電話装置へ送る制御情報であり、こ
れらの制御情報を受けたボタン電話装置は、この制御情
報を全ての内線多機能電話機へ送っている。
【0027】次に、図2を参照して、ボタン電話装置の
動作概要について説明する。
【0028】図2では、順序情報1、2、3それぞれを
有する内線多機能電話機1、2、3それぞれが、図8に
示されるように、二つの通話チャネルを有する内線電話
回線によりボタン電話装置にカスケード接続されている
ものとする。発呼の優先権は上述したように順序情報
1、2、3の順序で得られることになる。
【0029】まず、二つの通話チャネルを含み、全てが
アイドル状態であるとする。
【0030】この状態で、全ての内線多機能電話機1、
2、3それぞれが発呼開始をした場合、内線多機能電話
機1、2、3それぞれがそれぞれの順序情報1、2、3
をボタン電話装置に送出する。
【0031】順序情報1、2、3を受けたボタン電話装
置は受けた全ての順序情報1、2、3を全ての内線多機
能電話機1、2、3に宛てて送出する。
【0032】順序情報1、2、3を受けた内線多機能電
話機1、2、3それぞれは、空きの通話チャネル数と自
己の優先順位とから、内線多機能電話機1、2それぞれ
は通話チャネルの使用権が得られ使用可を判断して自己
それぞれの順序番号1、2を付けたチャネル使用開始情
報をボタン電話装置へ送出する。
【0033】この時点で、通話チャネルは空きなしとな
る。
【0034】順序番号1、2それぞれを付けたチャネル
使用開始情報を受けたボタン電話装置は、順序番号1、
2それぞれに通話チャネル1、2それぞれを割当て、順
序番号1、2と対応する通話チャネル1、2とを含むチ
ャネル使用開始情報を全ての内線多機能電話機1、2、
3へ送出する。
【0035】従って、内線多機能電話機1、2、3それ
ぞれでは、受けた順序番号1、2と対応する通話チャネ
ル1、2とを含むチャネル使用開始情報を記憶すること
により通話チャネルの使用状態を常に把握することがで
きる。
【0036】チャネル使用開始情報を受けた内線多機能
電話機1、2は、含まれる順序番号1、2と対応する通
話チャネル1、2を使用して発信要求することにより通
話を開始できる。
【0037】一方、順序番号1、2を付けたチャネル使
用開始情報を受けた内線多機能電話機3は、自己の順序
情報3が含まれないのでエラー音の鳴動を発生する。こ
のエラー音の鳴動により発呼者はオンフックするので、
内線多機能電話機3はアイドル状態に復旧する。
【0038】内線多機能電話機1が終話した際には、内
線多機能電話機1から順序情報1を有する通話終了情報
がボタン電話装置へ送出される。ボタン電話装置は受け
た順序情報1を有する通話終了情報を全ての内線多機能
電話機1、2、3へ送出し、内線多機能電話機1、2、
3はこの受けた通話終了情報により通話チャネルの使用
状況を更新する。こうして、一つの通話チャネルの空き
が確認される。
【0039】次に、図1に図3を併せ参照して、ボタン
電話装置10の動作手順について説明する。
【0040】ボタン電話装置10は、発呼の際(手順S
1のYES)、内線多機能電話機20から内線電話回線
30のデータチャネルを介して発呼者順序情報を個別に
受付けるので、順次、発呼者順序情報テーブル12に記
録する(手順S2)。
【0041】次いで、この受付けた複数の発呼者順序情
報を同時発呼としてこれらを纏め全ての内線多機能電話
機20(順序情報1〜n)へ送出する(手順S3)。
【0042】次いで、ボタン電話装置10は、通話チャ
ネル1、2の使用権を得た内線多機能電話機20(例え
ば、順位情報1、2)からチャネル使用開始情報および
順位情報1、2を受付ける(手順S4)。チャネル使用
開始情報を受付けたボタン電話装置10は、発呼者の順
位情報1、2の内線多機能電話機20に使用する通話チ
ャネル番号1、2を割当てて通話チャネルテーブル11
に割当てた通話者順序情報1、2を記録する一方、発呼
者順序情報テーブル12に記録された順序情報を抹消す
る(手順S5)と共に使用開始する通話チャネル1、2
を含むチャネル使用情報および使用者の順序情報1、2
を全ての内線多機能電話機20(順序情報1〜n)へ送
出する(手順S6)。
【0043】この結果、使用者の順序情報1、2を持つ
内線多機能電話機20は割当てられた通話チャネルによ
り通話ができ、更に、全ての内線多機能電話機20(順
序情報1〜n)は通話チャネルテーブル11により通話
チャネル番号1、2の使用状況を把握することができ
る。
【0044】次いで、ボタン電話装置10は、通話終了
情報を順序情報と共に受ける(手順S7)ので、この通
話終了情報と順序情報とを全ての内線多機能電話機20
(順序情報1〜n)へ送出する(手順S8)。この結
果、全ての内線多機能電話機20(順序情報1〜n)は
通話チャネルテーブル11で通話チャネル番号1、2の
使用状況を更新することができる。
【0045】上記手順S5で、ボタン電話装置10が通
話チャネル番号1、2を割当てる際に着呼と競合し、着
呼を優先とする場合、通話チャネルを使用できるのは最
優先の順序情報1と着呼する順序情報とになる。従っ
て、チャネル使用開始情報を送出した順序情報2の内線
多機能電話機20は通話チャネルの割当てがなく自己の
順序情報2を受けることができない。
【0046】次に、上記手順S1が“NO”で着呼の場
合、ボタン電話装置10は着呼を受付けた(手順S1
0)際に通話チャネルテーブル11を調査し(手順S1
1)、被呼者が空きで(手順S12のYES)、通話チ
ャネルに空きがある場合(手順S13のYES)、使用
する通話チャネルを割当てて通話チャネルテーブル11
に記録し(手順S14)、被呼者の内線多機能電話機2
0の順序情報を有するチャネル使用開始情報を全ての内
線多機能電話機20(順序情報1〜n)に送出した(手
順S15)後、被呼者の内線多機能電話機20へ呼出信
号を送出する(手順S16)。
【0047】呼出信号に応答を得た場合(手順S17の
YES)、ボタン電話装置10は通話チャネルによる通
話を開始し、通話終了(手順S18)に伴い通話終了情
報を受付ける上記手順S7に続く。
【0048】また、上記手順S12が“NO”で被呼者
話中の場合、または通話チャネルに空きがない場合、所
定の話中処理が行われる。また、上記手順S17が“N
O”で応答がなく発呼者のオンフックを検出した場合
(手順S19)には、ボタン電話装置10は通話終了情
報と順序情報とを全ての内線多機能電話機20(順序情
報1〜n)へ送出する手順S8へ進む。
【0049】次に、図1に図4から図6までを併せ参照
して内線多機能電話機20の主要動作手順について説明
する。
【0050】内線多機能電話機20は、発呼(手順S2
1のYES)のためオフフックを検出した場合(手順S
22)、通話チャネルテーブル22で通話チャネルの空
き塞がりを調査する(手順S23)。内線多機能電話機
20は、通話チャネルに空きがある場合(手順S24の
YES)、ボタン電話装置10へ自己の順序情報を送出
する(手順S25)。
【0051】次いで内線多機能電話機20は、同時発呼
の順序情報をボタン電話装置10から受けるので、これ
を発呼者順序情報テーブル23に記録する(手順S2
6)。次いで、内線多機能電話機20は、受けた同時発
呼の順序情報を自己の順序情報と優先順位の比較をする
ことにより通話チャネルの使用可能性を調査する(手順
S27)。
【0052】調査の結果、自己の順序情報が空きの通話
チャネル数以内の高優先順位にある場合、内線多機能電
話機20は通話チャネル使用可能と判断し(手順S28
のYES)、自己の順序情報を含むチャネル使用開始情
報をボタン電話装置10へ送出する(手順S29)。
【0053】次いで、内線多機能電話機20は自己の順
序情報および許可された通話チャネル番号を含むチャネ
ル使用開始情報をボタン電話装置10から受ける(手順
S30)ので、受けた通話チャネル番号および順序番号
(自己のもの以外も発呼許可されたものが含まれる)を
通話チャネルテーブル22に記録する(手順S31)と
共に許可された通話チャネルにより通話する(手順S3
2)。
【0054】内線多機能電話機20は、通話を終了した
際(手順S33)に、自己の順序情報を含む通話終了情
報をボタン電話装置10へ送出する(手順S34)。こ
の結果、自己の順序情報を含む通話終了情報を受ける
(手順S35)ので対応する記録を抹消することにより
通話チャネルテーブル22を更新し(手順S36)、手
順を終了する。
【0055】一方、手順S24が“NO”で、通話チャ
ネルに空きがない場合、内線多機能電話機20はエラー
音を発呼者に発生し(手順S41)、エラー音を聞いて
発呼者がオンフックした際、アイドル状態に復旧する
(手順S42)。
【0056】また、手順S28が“NO”で、自己の順
序情報が空きの通話チャネル数以内の高優先順位にない
ため、通話チャネル使用不可能と判断した場合、内線多
機能電話機20は、何等アクションを起こさず、使用許
可された順序情報および通話チャネル番号を含むチャネ
ル使用開始情報を待つ。
【0057】内線多機能電話機20は、使用許可された
順序情報および通話チャネル番号を含むチャネル使用開
始情報をボタン電話装置10から受けた(手順S51)
際、受けた情報を通話チャネルテーブル22に記録する
(手順S52)と共にエラー音を発呼者に発生する(手
順S53)。エラー音を聞いて発呼者がオンフックした
際、内線多機能電話機20はアイドル状態に復旧する
(手順S54)。
【0058】また、上記手順S21が“NO”で着呼の
場合、内線多機能電話機20は、ボタン電話装置10か
ら順序情報を含むチャネル使用開始情報を受ける(手順
S61)ので、これを通話チャネルテーブル22に記録
し(手順S62)、自己の順序情報との一致を調査する
(手順S63)。
【0059】この手順S63が“YES”で受けた順序
情報が自己の順序情報と一致した場合、内線多機能電話
機20は、呼出信号を発生し、被呼者が応答する(手順
S65)ことにより、通話が開始できる(手順S6
6)。
【0060】通話が終了した際(手順S67)、内線多
機能電話機20は自己の順序情報を含む通話終了情報を
ボタン電話装置10へ送出する(手順S68)。次い
で、内線多機能電話機20は、通話終了情報をボタン電
話装置10から受ける(手順S69)ので、通話チャネ
ルテーブル22の該当領域の記録を抹消更新して(手順
S70)、手順を終了する。
【0061】上記手順S63が“NO”で、受けた順序
情報が自己の順序情報と不一致の場合、内線多機能電話
機20は通話終了情報をボタン電話装置10から受ける
手順S69に進む。また、上記手順S65が“NO”で
被呼者の応答がなく、発呼者がオンフックした場合(手
順S71)、ボタン電話装置10がこれを検出して通話
終了情報を全ての内線多機能電話機20に送出するの
で、内線多機能電話機20は通話終了情報をボタン電話
装置10から受ける手順S69に進む。
【0062】上述したように、内線多機能電話機20
は、発呼者の順序情報、チャネル使用開始情報、および
通話終了情報をボタン電話装置10から随時受ける。発
呼者の順序情報は自己の発呼がなければ記録保持せず破
棄してよい。チャネル使用開始情報および通話終了情報
は、そのないようにより通話チャネルテーブル22の記
録を更新して通話チャネルの使用状況を常に把握するこ
とができる。
【0063】上記説明では、内線多機能電話機をカスケ
ード接続したが、別の接続形式でもよい。その場合、順
序情報はそれぞれの内線多機能電話機を指定して付与す
ることになり、上述のようなカウンタによる単純で確実
な付与はできない。
【0064】上記説明では、機能ブロックおよび動作手
順を図示して説明したが、機能の分離併合によるブロッ
ク構成の変更、または手順の平行処理、前後入替処理な
どによる変更は上記機能を満たす限り自由であり、上記
説明が本発明を限定するものではない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、優
先順位を順序情報として予め保持する内線多機能電話機
を複数の通話チャネルを有する内線電話回線を介して接
続し、同時発呼に対しては順序情報に従って通話チャネ
ルの使用権を与え、発呼情報および通話情報を全ての内
線多機能電話機へ通知して全ての内線多機能電話機が通
話チャネルの使用状態を把握できるボタン電話装置が得
られる。
【0066】この構成によって、同時発呼の内線多機能
電話機に順序情報に従って通話チャネルを割当てできる
と共に各内線多機能電話機では通話チャネルの使用状態
が容易に把握でき、かつ自分で空きの通話チャネルを選
定できるので、複数の通話チャネルを有する一つの内線
電話回線にこの通話チャネル数を超える数の内線多機能
電話機を接続できる効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の一形態を示す情報の流れ図であ
る。
【図3】本発明によるボタン電話装置の主要動作手順の
実施の一形態を示すフローチャートである。
【図4】本発明による内線多機能電話機の発呼動作手順
の前半の実施の一形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明による内線多機能電話機の発呼動作手順
の後半の実施の一形態を示すフローチャートである。
【図6】本発明による内線多機能電話機の着呼動作手順
の実施の一形態を示すフローチャートである。
【図7】ボタン電話装置に対する内線多機能電話機の接
続形態の一例を示すブロック接続図である。
【図8】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 ボタン電話装置 11、22 通話チャネルテーブル 12、23 発呼者順序情報テーブル 13、24 制御部 20 内線多機能電話機 21 順序情報 30 内線電話回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容する複数の通話チャネルを有する内
    線電話回線に複数の内線多機能電話機を接続するボタン
    電話装置において、前記内線電話回線には前記通話チャ
    ネルの数より多い数の内線多機能電話機をカスケード接
    続すると共に発呼情報および前記通話チャネルの使用情
    報を前記内線電話回線に接続される全ての内線多機能電
    話機に通知し、前記内線多機能電話機には優先順序を順
    序情報として予め付与すると共に、同時発呼者の前記順
    序情報および前記通話チャネルの使用状況を記録保持す
    るテーブルと、同時発呼に対して前記順序情報を収集し
    て少くとも前記同時発呼者の各内線多機能電話機に通知
    しこの順序情報に基く優先順序にしたがって前記複数の
    通話チャネルのうちの空きチャネルを使用すると共に前
    記テーブルの該当領域に使用中情報を記録格納する制御
    手段とを備えることを特徴とするボタン電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、内線電話回線に対し
    てカスケード接続された内線多機能電話機に予め付与さ
    れる順序情報は内線多機能電話機のカウンタを順次カウ
    ントアップして設定されることを特徴とするボタン電話
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、通話チャネルの使用
    情報として通話チャネルの使用開始情報および通話終了
    情報を設け、発呼に際し、まず内線多機能電話機からそ
    の順序情報を前記発呼情報として得て同時発呼の順序情
    報を少くとも前記同時発呼の各内線多機能電話機に送出
    し、同時発呼の順序情報に基く優先順序により通話チャ
    ネルの使用者を決定し、決定した通話チャネルとその使
    用者との情報を全内線多機能電話機に送出して記録さ
    せ、通話終了の際も終了した通話チャネルとその使用者
    との情報を全内線多機能電話機に送出して該当する記録
    情報を抹消する手段を備えることを特徴とするボタン電
    話装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、通話チャネルの使用
    情報として通話チャネルの使用開始情報および通話終了
    情報を設け、内線多機能電話機は、ボタン電話装置との
    間で、発呼の際、自己の順序情報を前記発呼情報として
    まず送出し、次いで受ける同時発呼の全ての順序情報か
    らこの順序情報に基く優先順序により通話チャネルの使
    用者を決定し、使用者に決定した場合には使用開始情報
    を送出し、次いで受ける通話チャネルとその使用者との
    使用開始情報を前記テーブルに記録し、別に受ける通話
    チャネルとその使用者との通話終了情報により前記テー
    ブルの該当記録情報を抹消することを特徴とするボタン
    電話装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006100751A1 (ja) * 2005-03-22 2006-09-28 Fujitsu Limited 電話装置

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