JPH1127529A - 印刷装置、及びその印刷方法 - Google Patents

印刷装置、及びその印刷方法

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JPH1127529A
JPH1127529A JP9176913A JP17691397A JPH1127529A JP H1127529 A JPH1127529 A JP H1127529A JP 9176913 A JP9176913 A JP 9176913A JP 17691397 A JP17691397 A JP 17691397A JP H1127529 A JPH1127529 A JP H1127529A
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pixel
error
threshold value
target pixel
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JP9176913A
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Inventor
Yuji Tabata
裕二 田畑
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃淡画像の階調再現の2値化手法として誤差
拡散法を使用した印刷装置に関し、テクスチャパターン
の発生を防止し、及びモアレの発生を防止する印刷装置
及びカラー印刷装置を提供するものである。 【解決手段】 システムROM3に記憶する誤差拡散処
理プログラムに基づいて、例えばパラレルI/F8から
入力する多値イメージデータを2値化する際、システム
ROM3に記憶する変動マトリックス3bを使用し、各
画素の補正値を決定する。例えば、各画素の白印字、又
は黒印字を決定するためのしきい値を上記変動マトリッ
クスを用いて各画素毎に設定し、当該画素に対する白印
字又は黒印字を決定する。そして、上記変動マトリック
スを適切に設定することで、テクスチャパターンやモア
レの発生のない印刷を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濃淡画像の階調再現
の2値化手法として誤差拡散法を使用した印刷装置、及
びその印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、濃淡画像の階調再現の2値化手法
として、独立決定法又は誤差拡散法(条件決定法)を使
用するディザ法が使用されている。しかし、独立決定法
はしきい値をランダムな乱数を用いて決定するため画像
全体に粒状性のノイズが乗り、画質が劣る。そこで、誤
差拡散法(条件決定法)を使用したディザ法が広く採用
されている。この誤差拡散法はある画素を2値化する
際、その画素の濃度を既に2値化された周辺の画素から
の重み付き誤差分で補正し、2値化するもので、その際
に発生する当該画素の誤差分は、後の新たな画素の計算
に使用される。
【0003】図8は従来の誤差拡散法を説明する図であ
る。D1,D2,D3,D4は×印で示す対象画素を2
値化する際の参照画素(周辺画素)であり、対象画素に
対するそれぞれの画素(D1,D2,D3,D4)の位
置関係から重み付け係数が設定されている。例えば、対
象画素F(x,y)に対して、周辺画素D1の重み付け
係数は「W1」であり、D2の重み付け係数は「W2」
であり、D3の重み付け係数は「W3」であり、D4の
重み付け係数は「W4」である。また、それぞれの周辺
画素D1〜D4の誤差値は、周辺画素D1では「e1」
であり、D2では「e2」であり、D3では「e3」で
あり、D4では「e4」である。
【0004】そして、従来の誤差拡散処理では、対象画
素×の補正後の画像データをf(x,y)とすると、 f(x,y)=F(x,y)+W1×e1+W2×e2
+W3×e3+W4×e4 の計算式から得られる値をこの対象画素の補正データと
し、この補正データと適当な閾値Tと比較し、その大小
関係から2値画像h(x,y)を得ている。
【0005】すなわち、f(x,y)<T ならば h
(x,y)=0であり、f(x,y)≧T ならば h
(x,y)=1とする。
【0006】また、当該対象画素の補正データf(x,
y)の誤差をe5とすると、 e5=f(x,y)−h(x,y) で表すことができる。この誤差データe5は次の対象画
素の補正処理を行う際使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誤差拡散法を用いた印刷処理においては以下の問題が発
生する。 (イ)先ず、従来の誤差拡散法による2値化処理では、
しきい値を固定値(上述のT)又は周辺画素の濃度平均
により算出するものであり、特定の濃度の時、見た目に
違和感のあるテクスチャパターンが発生する。
【0008】図10はこのことを説明する図である。同
図に示すように、濃度50%の箇所で縦方向に縞模様が
発生し、濃度30%及び70%の箇所で斜め方向に縞模
様が発生していることが分かる。 (ロ)一方、カラー画像の2値化処理においては、各色
の濃度が均一に同等である時、各色とも同じテクスチャ
パターンになる。このためモアレの発生する。例えば、
イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の3色
が印刷処理の際干渉し合い、その結果カラー画像にモア
レが発生する。
【0009】本発明の課題は上記従来の実情に鑑み、テ
クスチャパターンの発生を防止し、及びモアレの発生を
防止する印刷装置及びその印刷方法を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載
の発明によれば、誤差拡散処理の対象画素に対する周辺
画素の誤差を算出する誤差算出手段と、画像データが記
憶されたメモリの画素位置に対して設定された変動マト
リックス値に基づいてしきい値を算出するしきい値算出
手段と、前記誤差算出手段が算出した周辺誤差と対象画
素の階調データとの加算値を、前記しきい値算出手段に
よって算出されたしきい値と比較し、前記加算値が前記
しきい値より大きければ黒印字を行い、前記加算値が前
記しきい値より小さければ白印字を行う印字制御手段と
を有する印刷装置を提供することによって達成できる。
【0011】ここで、上記誤差算出手段は誤差拡散処理
を行う対象である対象画素の周辺誤差(Gxy)を計算す
るものであり、この周辺画素の誤差(Gxy)は、各周辺
画素毎に順次当該画素の誤差が計算されており、周辺誤
差(Gxy)の計算は、これらの周辺画素の誤差に重み付
け係数をかけ算して演算する。また、しきい値算出手段
は、多値イメージデータを2値データに変換し、記憶す
るメモリ、例えばフレームメモリの各画素位置によって
予め設定された変動マトリックスを使用し計算する。例
えば、従来使用されていた一定のしきい値(T)に対
し、本例は対応する変動マトリックスを加算し、本例で
使用するしきい値を算出する。尚、しきい値算出手段は
必ずしも、一定のしきい値(T)に対し、対応する変動
マトリックスを加算する計算処理に限定されるわけでは
ない。
【0012】一方、印字制御手段は、前記誤差算出手段
が算出した周辺誤差と対象画素の階調データとの加算値
と、前記しきい値とを比較し、前記加算値が前記しきい
値より大きければ黒印字を行い、小さければ白印字を行
う。
【0013】このように構成することにより、しきい値
は本発明で使用する変動マトリックス値によって変動
し、この変動は例えばフレームメモリのメモリ位置(メ
モリアドレス)毎に異なるので、変動マトリックス値を
適切に設定することによって、見た目に違和感のあるテ
クスチャパターンの発生を防止できる。
【0014】請求項2の記載は、前記請求項1記載の発
明を具体化するものであり、例えば前記比較結果に基づ
いて前記対象画素の誤差分を算出する構成である。すな
わち、上記のようにしきい値との比較結果から黒印字、
又は白印字の印字を決定した後、決定した印字の種類に
対し、当該対象画素の誤差を算出する。このように、当
該対象画素自身の誤差を計算しておくことにより、次の
画素の計算に使用することができ、当該対象画素以降の
画素に対する誤差拡散処理の際、周辺画素として周辺誤
差(Gxy)の算出に使用するものである。
【0015】請求項3の記載は、前記請求項1記載の発
明を具体化するものであり、前記誤差算出手段が算出す
る周辺画素は、前記対象画素の直上の画素と該直上画素
の左右の画素、及び対象画素の左の画素である。
【0016】また、上記構成は一例であり、例えば対象
画素の直上の画素と対象画素の左の画素のみを周辺誤差
(Gxy)算出の対象画素としてもよい。また、前記対象
画素の直上の画素と該直上画素の左右の画素と更にその
隣の画素の合計5画素と、当該5画素の直上の5画素、
及び対象画素の左の画素2個を合計した12画素を周辺
誤差(Gxy)算出の対象画素としてもよい。尚、他の画
素の組み合わせによって周辺誤差(Gxy)の算出処理を
行ってもよい。
【0017】請求項4記載の発明は上記課題を解決する
ため、誤差拡散処理の対象画素に対する周辺画素の誤差
を算出する誤差算出手段と、画像データが記憶されたメ
モリの画素位置に対し、色毎に異なる変動マトリックス
値を使用してしきい値を算出するしきい値算出手段と、
前記誤差算出手段が算出した周辺誤差と対象画素の階調
データとの加算値を、前記しきい値算出手段によって算
出されたしきい値と比較し、前記加算値が前記しきい値
より大きければ対応する色の印字を行い、前記加算値が
前記しきい値より小さければ対応する色を非印字とする
印字制御手段とを有するカラー印刷装置を提供すること
によって達成できる。
【0018】本発明は上記請求項1記載の発明と異な
り、カラー印刷装置に関する発明であり、変動マトリッ
クスの設定は各色毎に行う。したがって、本発明のしき
い値算出手段はカラー印刷に使用するトナー(インク)
の色毎に異なる変動マトリックスを使用し、しきい値を
算出する。例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)、(ブラック(BK))の基本色を用いて
カラー印刷を行う場合、それぞれの色毎に異なる変動マ
トリックス値を設定する。
【0019】このように構成することにより、全ての色
に対して同じ変動マトリックスを使用する場合に発生す
るモアレを防止し、印字品質の優れたカラー印刷を行う
ことができる。
【0020】請求項5の記載は、前記請求項4記載のカ
ラー印刷装置の発明を具体化するものであり、例えば前
記比較結果から前記対象画素の誤差を算出する構成であ
る。すなわち、上記のようにしきい値との比較結果から
印字、又は非印字の決定を行った後、決定した印字又は
非印字の結果に対する当該対象画素の誤差を算出する。
このように、当該対象画素自身の誤差を計算しておくこ
とにより、次の画素の計算に使用することができ、カラ
ー印刷装置において当該対象画素以降の画素に対する誤
差拡散処理の際、周辺誤差(Gxy)の算出に使用するも
のである。
【0021】このように構成することにより、カラー印
刷装置においても当該対象画素以降の画素に対する誤差
拡散処理の際、周辺画素として周辺誤差(Gxy)の算出
に使用することができる。
【0022】請求項6の記載は、前記請求項4記載のカ
ラー印刷装置の発明を具体化するものであり、前記誤差
算出手段が算出する周辺画素は、前記対象画素の直上の
画素と該直上画素の左右の画素、及び対象画素の左の画
素である。
【0023】また、上記構成は一例であり、カラー印刷
装置においても、例えば対象画素の直上の画素と対象画
素の左の画素のみを周辺誤差(Gxy)算出の対象画素と
してもよい。また、前記対象画素の直上の画素と該直上
画素の左右の画素と更にその隣の画素の合計5画素と、
当該5画素の直上の5画素、及び対象画素の左の画素2
個の合計12画素を周辺誤差(Gxy)算出の対象画素と
してもよい。尚、他の画素の組み合わせを周辺誤差(G
xy)算出の対象画素としてもよい。
【0024】請求項7の発明は上記課題を解決するた
め、誤差拡散処理の対象画素に対する周辺画素の誤差を
算出する処理と、画像データが記憶されたメモリの画素
位置に対して設定された変動マトリックス値に基づき、
しきい値を算出する処理と、前記誤差算出手段が算出し
た周辺誤差と対象画素の階調データとの加算値を、前記
しきい値算出手段によって算出されたしきい値と比較
し、前記加算値が前記しきい値より大きければ黒印字と
し、前記加算値が前記しきい値より小さければ白印字と
する処理とを行う印刷方法を提供することにより達成で
きる。
【0025】本発明は上記請求項1記載の発明を方法で
実現する発明であり、例えば上記の手順が書き込まれた
プログラムによって、例えば誤差拡散処理を行い多値イ
メージデータに対し、2値化処理を実現する構成であ
る。このように構成しても、テクスチャパターンの発生
を防止できる。
【0026】請求項8の発明は上記課題を解決するた
め、誤差拡散処理の対象画素に対する周辺画素の誤差を
算出する処理と、画像データが記憶されたメモリの画素
位置に対し、色毎に異なる変動マトリックス値を使用し
てしきい値を算出する処理と、前記誤差算出手段が算出
した周辺誤差と対象画素の階調データとの加算値を、前
記しきい値算出手段によって算出されたしきい値と比較
し、前記加算値が前記しきい値より大きければ対応する
色を印字し、前記加算値が前記しきい値より小さければ
対応する色を非印字とする処理とを行うカラー印刷方法
を提供することにより達成できる。
【0027】本発明は上記請求項4記載の発明を方法で
実現する発明であり、本例はカラー印刷装置において、
例えば上記の手順が書き込まれたプログラムによって、
多値イメージデータを2値化データに変換するものであ
る。このように構成しても、テクスチャパターンの発
生、及びモアレの発生を防止できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を用いて詳細に説明する。 <第1の実施形態例>図1は、本発明の第1の実施形態
例を説明する印刷装置のシステム構成を説明する図であ
る。尚、本例で使用する印刷装置は、パーソナルコンピ
ュータ等のホスト機器に接続されたプリンタ装置の例で
説明するものである。
【0029】同図において、プリンタ装置1はCPU
2、システムROM3、システムRAM4、フォントR
OM5、オペレーションパネルインターフェイス(以
下、オペレーションパネルI/Fという)6、ビデオイ
ンターフェイス(以下、ビデオI/Fという)7、パラ
レルインターフェイス(以下、パラレルI/Fという)
8、シリアルインターフェイス(以下、シリアルI/F
という)9、カードインターフェイス(以下、カードI
/Fという)10、及びプリンタエンジン11で構成さ
れている。
【0030】システムROM3は本例のプリンタ装置1
のシステム制御を行うプログラムを記憶し、このプログ
ラムに従ってCPU2は印刷制御を行う。また、このシ
ステムROM3には本例で使用する誤差拡散処理プログ
ラム3aも記憶され、CPU2は上述の印刷処理中、こ
のプログラムに従って2値化処理を行う。尚、システム
ROM3に記憶する変動マトリックス3bは上述の誤差
拡散処理を実行する際使用する各画素特有の設定値であ
る。
【0031】システムRAM4はCPU2が上述の制御
処理を行う際、ワークエリアとして使用するメモリであ
り、また、このシステムRAM4には後述する誤差テー
ブル4aと、フレームメモリ4bのエリアも確保されて
いる。ここで、誤差テーブル4aには後述する演算処理
後の各画素の誤差データが格納される。
【0032】フォントROM5は、本例のプリンタ装置
1で印字に使用する文字種、文字の大きさに従った明朝
体、ゴシック体、等の文字フォントを有するメモリであ
り、本例ではビットマップフォントの形式で文字データ
が記憶されている。尚、フォントROM5はベクトルフ
ォントの形式であってもよい。
【0033】オペレーションパネルI/F6は、不図示
のオペレーションパネルに接続され、オペレーションパ
ネルから供給されるキー操作信号をCPU2に出力し、
表示信号をCPU2からオペレーションパネルへ出力す
る。
【0034】ビデオI/F7は前述のプリンタエンジン
11に接続され、CPU2とプリンタエンジン11間の
制御信号の授受、及びフレームメモリ4bに展開された
データのプリンタエンジン11への出力制御を行う。
尚、プリンタエンジン11は不図示の印字ヘッドや、画
像形成ユニット内の帯電器、現像器等の高電圧制御、用
紙搬送系の駆動制御等を行う。
【0035】一方、パラレルI/F8はセントロニクス
インターフェイス等のパラレルデータの入出力制御を行
い、例えばホスト機器とのデータの授受を行い、プリン
タ装置1で印刷制御する印刷情報をホスト機器から入力
する。また、シリアルI/F9は、例えばRS−232
C準拠のコネクタを接続し、シリアルな印刷データの授
受を行う際に使用するインターフェイスである。
【0036】尚、カードI/F10は、本例のプリンタ
装置1にプログラムやデータが書き込まれたカードや、
フォントカードのようにフォントデータが書き込まれた
カードを差し込む構成である。
【0037】このように構成されたプリンタ装置1にお
いて、以下にその処理動作を説明する。先ず、不図示の
ホスト機器から出力される印刷データは、例えばパラレ
ルI/F8を介してシステムRAM4内の受信バッファ
に格納される。そして、この受信バッファに所定頁以上
の印刷データが格納されると、CPU2の制御に従って
受信バッファから印刷データが読み出され、データの解
析処理が行われる。上述の受信バッファに格納される印
刷データは多値イメージデータであり、このデータを以
後誤差拡散処理によって2値化し、フレームメモリ4b
に展開する。尚、この多値イメージデータは、例えば2
56階調の画像データである。
【0038】図3は本例で使用する誤差拡散処理の対象
画素及び参照画素の範囲を説明する図である。すなわ
ち、同図に×印で示す画素は誤差拡散処理の対象画素
(この画素をDとする)であり、この対象画素Dの周り
には参照画素(周辺画素)D1,D2,D3,D4が位
置する。ここで、参照画素D1は対象画素の左上に位置
し、対象画素の座標を(X,Y)とすれば、参照画素D
1の座標は(X−1,Y−1)であり、参照画素D2の
座標は(X,Y−1)であり、参照画素D3の座標は
(X+1,Y−1)であり、参照画素D4の座標は(X
−1,Y)である。
【0039】また、上述の各参照画素D1,D2,D
3,D4には所定の重み付け係数W1,W2,W3,W
4が付加されている。この重み付け係数は、参照画素D
に対する配設位置によって異なり、例えば対象画素F
(x,y)に対して、参照画素D1の重み付け係数は
「w1」であり、参照画素D2の重み付け係数は「w
2」であり、参照画素D3の重み付け係数は「w3」で
あり、参照画素D4の重み付け係数は「w4」である。
【0040】 また、本例ではシステムROM3内に前述の変動マトリックス3bが記憶され ている。本例で使用する変動マトリックスとしては、例えば以下のマトリックス 値を使用する。すなわち、X方向が8ドット、Y方向が8ドットのマトリックス 値 t[8][8]={ 5, 13, 39, 59, 58, 43, 17, 7, 23, 31, 49, 44, 36, 50, 25, 15, 41, 52, 26, 18, 10, 28, 53, 33, 61, 34, 8, 0, 2, 20, 46, 60, 62, 42, 16, 6, 4, 12, 38, 63, 37, 55, 24, 14, 22, 30, 54, 45, 11, 29, 48, 32, 40, 51, 27, 19, 3, 21, 47, 56, 57, 35, 9, 1 }を使用する。
【0041】この変動マトリックスは、後述するしきい
値の計算に使用する。また、本例の変動マトリックスの
特徴は、上記データから分かるように、中央部でデータ
値が小さく、また上下、左右の角部でデータ値が小さ
い。また、この変動マトリックスは、フレームメモリ4
bの記憶エリア全体に対しての関係では以下のように繰
り返し配列の関係になる。すなわち、図4に示すフレー
ムメモリ4bの記憶エリア全体に対し、上述の8×8の
変動マトリックスに対応するエリアは、例えばa部、b
部、c部、・・・であり、上述と同じ値のマトリックス
値が繰り返し表れる構成となる。
【0042】以下、図2に示すフローチャートに従って
本例の誤差拡散処理を説明する。先ず、Y座標をゼロに
設定し(y=0)、y座標がYpix より小さいか判断す
る(ステップ(以下Sで示す)1、S2)。ここで、Y
pix は多値イメージデータのY方向のピクセル数を示
し、後述するXpix は同じく多値イメージデータのX方
向のピクセル数を示す。したがって、多値イメージデー
タのY方向の計数がYpix に達するまでは、判断(S
2)はYESであり、次の処理(S3)を実行する。こ
の処理はX座標をゼロに設定する処理であり(x=
0)、更にx座標がXpix より小さいか判断する(S
4)。この場合も上述と同様、多値イメージデータのX
方向の計数がXpix に達するまでは、判断(S4)はY
ESであり、2値化処理(誤差拡散処理)を実行する
(S5)。
【0043】この誤差拡散処理を示す具体的なフローチ
ャートは、同図の右側のフローチャートである。先ず、
周辺誤差(Gxy)を算出する(S5−1)。この算出処
理は、対象画素Dに対する参照画素(周辺画素)D1,
D2,D3,D4の誤差の累積計算であり、周辺画素の
各誤差値に基づいて計算する。具体的には以下の計算式
による。 〔周辺誤差の算出〕対象画素濃度F(x,y)に対応す
る周辺誤差Gxyは Gxy=W1・e(x−1,y−1)+W2・e(x,y−1) +W3・e(x+1,Y−1)+W4・e(x−1,y) ここで、W1〜W4は前述のように各参照画素の重み付
け係数の値であり、e(X,Y)は各周辺画素の有する
誤差値である。
【0044】次に、しきい値(Txy)を算出する(S
5−2)。このしきい値の算出は、前述の変動マトリッ
クスを使用して行い、具体的には以下の計算式による。 〔閾値の算出〕対象画素の濃度F(x,y)に対応する
しきい値Txyは Txy=T+t(x,y) ここでTは固定値であり、例えば多値イメージデータが
256階調のデータであれば、固定値Tは例えば「12
8」とする。t(x,y)は対象画素に対応する変動マ
トリクスの値を表す。ここで、変動マトリクスt(x,
y)は前述の8×8の構成のマトリックスである。
【0045】次に、上述の処理によって計算したしきい
値Txyに対し、周辺誤差を加算した対象画素Dのデー
タの大小を比較する。具体的には以下の2値化計算式に
よる。 〔2値化計算式〕対象画素の濃度F(x,y)の2値化
結果をh(x,y)とすると、 F(x,y)+Gxy>Txyの時h(x,y)=1 F(x,y)+Gxy≦Txyの時h(x,y)=0 となる。すなわち、対象画素の階調データ(濃度F
(x,y))と当該対象画素に対する周辺誤差(Gxy)
との加算値が上述のしきい値より大きい時、黒印字出力
「1」を行い(S5−4)、しきい値より小さい時白印
字出力「0」を行う(S5−5)。
【0046】その後、対象画素D自身の誤差値e(x,
y)を算出する。具体的には以下の計算式による。 〔対象画素の誤差算出〕対象画素濃度F(x,y)の階
調を0〜255とすると、誤差e(x,y)は、 e(x,y)=F(x,y)+Gxy−h(x,y)×
255 の計算式によって求める。ここで、上述の処理により黒
印字を行った場合にはh(x,y)は「1」であり、誤
差e(x,y)は、e(x,y)=F(x,y)+Gx
y−1×255であり、白印字を行った場合にはh
(x,y)は「0」であり、誤差e(x,y)は、e
(x,y)=F(x,y)+Gxy−0×255であ
る。
【0047】以上のようにして、対象画素に対する誤差
拡散処理を行った後、図2に示すメインの処理である処
理(S6)を実行する。この処理は、X方向アドレスを
+1する処理であり、多値イメージのxy方向のピクセ
ル数をそれぞれXpic,Ypicとすると、この時、対象画
素F(0,0)に対する誤差拡散処理を終了した時点で
ある。
【0048】したがって、この処理ではX方向アドレス
に対し、+1の処理を行い(S6)、X方向アドレス
「1」(座標(1,0))の画素に対する誤差拡散処理
(2値化処理)を実行する(S4がY、S5)。この処
理も上述と同様であり、〔周辺誤差の算出〕(S5−
1)、〔閾値の算出〕(S5−2)、〔2値化計算式〕
(S5−4、又はS5−5)、〔対象画素の誤差算出〕
(S5−6)の各処理を順次実行し、X方向アドレスを
+1し(S6)、座標(2,0)の画素に対する誤差拡
散処理(2値化処理)を実行する(S4がY、S5)。
【0049】以下、順次上述の処理を繰り返し、X方向
のアドレス加算値がピクセル数Xpic を越えると、判断
(S4)はYESとなり、Y方向アドレスの加算処理を
行う(S7)。したがって、この処理ではY方向アドレ
スに対し、+1の処理を行い(S7)、Y方向アドレス
「1」(座標(0,1))の画素に対する誤差拡散処理
(2値化処理)を実行する(S4がY、S5)。そし
て、上述と同様X方向アドレスを順次加算し、Y方向ア
ドレス「1」の1ラインに対し、ピクセルX1 〜Xpic
までの各画素に対する誤差拡散処理を順次行い、X方向
のアドレス加算値がピクセル数Xpic を越える度に、Y
方向アドレスを+1加算し(S7)、Y方向アドレスの
加算値がピクセル数Ypic を越えると、判断(S2)が
NOとなり、1頁分の2値化処理を終了する。
【0050】以上の処理によって、フレームメモリ4b
には2値化データが順次書き込まれ、上述の処理が終了
すると、フレームメモリ4bには1頁分の2値化データ
が展開されている。このデータは各画素を2値化する際
発生する誤差を順次次の、又は周辺の画素に拡散して得
られた2値化データである。しかも、誤差拡散処理の
際、変動マトリックス3bを使用し、各画素毎に設定さ
れたマトリックス値によってしきい値Txyを決定し、
このしきい値Txyに基づいて「0」又は「1」の2値
化データを作成したものである。したがって、本例の誤
差拡散処理を使用した印刷画像には従来のようなテクス
チャパターンが発生しない。
【0051】図5は本例によって、変動マトリックスを
可変した時の(印字濃度を可変した時の)印刷結果を示
す図である。ここで、この印刷結果と前述の従来の印刷
結果である図10の画像を比較すると、従来の印刷画像
に発生していた30%,50%,70%前後で見られた
違和感のあるテクスチャパターンが発生していないこと
がわかる。
【0052】以上のように、本発明は誤差拡散法を使用
して多値イメージデータを2値化する際、しきい値を変
動マトリクスを使用し変動させることにより、従来発生
していたテクスチャパターンを防止するものである。
【0053】ここで、実際の数値を使用した例について
説明する。図3において、重み付け係数W1,W2,W
3,W4を、例えば「1/16」、「5/16」、「3
/16」、「7/16」とし、固定しきい値Tを「12
8」とし、前述の変動マトリックス3bの値を使用す
る。そして、各画素の誤差値e1、e2、e3、e4
を、「20」、「15」、「50」、「24」とする
と、先ず対象画素Dにおける〔周辺誤差の算出〕処理で
は、 Gxy=W1・e(x−1,y−1)+W2・e(x,y−1) +W3・e(x+1,Y−1)+W4・e(x−1,y) の計算式から、Gxy=(1・20+5・15+3・5
0+7・24)/16であり、Gxyは25である。
【0054】次に、〔閾値の算出〕処理では、計算式T
xy=T+t(x,y)と、対象画素Dの変動マトリッ
クス「31」(この「31」の数値は上述の変動マトリ
ックス3bの数値「31」の画素を使用)から、Txy
=128+31、したがって、しきい値Txyは「15
9」である。
【0055】次に、〔2値化計算式〕の計算を行う。す
なわち、F(x,y)+Gxy>Txyの計算処理を行
う。ここで、対象画素Dの階調データ(F(x,y))
が、「140」であれば、上述の周辺誤差(Gxy)の
「25」と階調データ「140」との加算値は「16
5」であり、しきい値Txyは「159」であるので、
F(x,y)+Gxy>Txyであり、この場合h
(x,y)=1、すなわち黒印字を行う。
【0056】また、この時の対象画素Dにおける〔対象
画素の誤差算出〕処理は、e(x,y)=F(x,y)
+Gxy−1×255から、e(x,y)=「165」
−1×「255」であり、対象画素Dの誤差e(x,
y)は=「−90」となる。したがって、この場合、対
象画素Dの誤差e(x,y)が「−90」として、誤差
テーブル4aに記憶され、以後の処理に使用される。
【0057】尚、上述の周辺誤差(Gxy)の計算結果が
「25」ではなく、例えばもっと小さな値、例えば「1
0」程度であれば、〔2値化計算式〕において、F
(x,y)+Gxy<Txyとなり、この場合h(x,
y)=0であり、白印字を行う。
【0058】また、この時の対象画素Dにおける〔対象
画素の誤差算出〕処理は、e(x,y)=F(x,y)
+Gxy−0×255であるから、e(x,y)=「1
50」+「10」であり、対象画素Dの誤差e(x,
y)は=「160」となる。したがって、この場合、対
象画素Dの誤差e(x,y)は「160」として、誤差
テーブル4aに記憶され、以後の処理に使用される。
【0059】以上のように、実際の処理においては、上
述のような計算処理の連続であり、フレームメモリ4b
には2値化データが順次書き込まれ、上述の処理が終了
すると、上述のようにテスクチャパターンの発生を防止
した2値化データがフレームメモリ4bに書き込まれ
る。 <第2の実施形態例>次に、本発明の第2の実施形態例
を説明する。
【0060】本例は上述の実施形態例と異なり、対象画
素に対する参照画素の位置、及び数が異なる。図6は本
例で使用する対象画素に対する参照画素の位置を示す図
である。前述の実施形態例では、図3に示すように対象
画素の直上の画素と該直上画素の左右の画素、及び対象
画素の左の画素の4個を参照画素とした。一方、本例で
は図6に示すように、対象画素の直上の画素と該直上画
素の左右の画素と更にその隣の画素の合計5画素、当該
5画素の直上の5画素、及び対象画素の左の画素2個の
合計12画素を参照画素とする。以下、具体的に本例を
説明する。本例においても、前述の図1のシステム構成
を使用する。すなわち、CPU2、システムROM3、
システムRAM4、フォントROM5、オペレーション
パネルI/F6、ビデオI/F7、パラレルI/F8、
シリアルI/F9、カードI/F10、及びプリンタエ
ンジン11で構成されるプリンタ装置1を使用する。こ
こで、システムROM3は本例のプリンタ装置1のシス
テム制御を行うプログラムを記憶し、このプログラムに
従ってCPU2が印刷制御を行う。また、誤差拡散処理
プログラム3aに従ってCPU2は誤差拡散処理を行う
が、その時の誤差拡散処理プログラムの内容が前述の実
施形態例の場合と少し異なる。
【0061】すなわち、前述の実施形態例では周辺誤差
の算出の際、4個の周辺画素の誤差に基づいて周辺誤差
(Gxy)を算出したが、本例では図6に示す12個の周
辺画素に基づいて周辺誤差(Gxy)を算出するプログラ
ムである。
【0062】尚、システムRAM4には、ワークエリア
として使用するメモリ領域があり、また誤差テーブル4
aとフレームメモリ4bのエリアも確保されている。ま
た、フォントROM5には、本例のプリンタ装置1で印
字に使用する文字種、文字の大きさに従った明朝体、ゴ
シック体、等の文字フォントを記憶する。また、オペレ
ーションパネルI/F6は、不図示のオペレーションパ
ネルに接続され、キー操作信号をCPU2に出力し、表
示信号をオペレーションパネルへ出力する。また、ビデ
オI/F7はプリンタエンジン11に接続され、CPU
2とプリンタエンジン11間の制御信号の授受、及びフ
レームメモリ4bに展開されたデータのプリンタエンジ
ン11への出力制御を行う。
【0063】一方、パラレルI/F8はセントロニクス
インターフェイス等のパラレルデータの入出力制御を行
い、シリアルI/F9は、例えばRS−232C準拠の
コネクタを接続し、印刷データの授受を行う際に使用す
るインターフェイスである。また、カードI/F10
は、本例のプリンタ装置1にプログラムやデータが書き
込まれたカードや、フォントカードのようにフォントデ
ータが書き込まれたカードを差し込む構成である。
【0064】次に、本例のプリンタ装置1の処理動作を
説明する。先ず、前述と同様、不図示のホスト機器から
出力される印刷データは、例えばパラレルI/F8を介
してシステムRAM4内の受信バッファに格納され、こ
の受信バッファに所定頁分以上の印刷データが格納され
ると、CPU2の制御に従って受信バッファから印刷デ
ータが読み出され、多値イメージデータに対して誤差拡
散処理が行われる。この処理は、前述の図2のフローチ
ャートと同じ処理である。
【0065】但し、上述のように本例は周辺誤差(Gx
y)計算の際、参照画素数及びその位置が異なる。すな
わち、図6を参照しながら説明すると、×印で示す画素
は補正を行う対象画素(この画素をdとする)であり、
この対象画素dの周りには12個の参照画素(周辺画
素)d1〜d12が存在する。ここで、参照画素d1は
対象画素の左上に位置し、対象画素の座標を(X,Y)
とすれば、参照画素d1の座標は(X−2,Y−2)で
あり、参照画素d2の座標は(X−1,Y−2)であ
り、参照画素d3の座標は(X,Y−2)であり、参照
画素d4の座標は(X+1,Y−2)であり、参照画素
d5の座標は(X+2,Y−2)である。
【0066】以下同様に、参照画素d6は(X−2,Y
−1)、参照画素d7は(X−1,Y−1)、参照画素
d8は(X,Y−1)、参照画素d9は(X+1,Y−
1)、参照画素d10は(X+2,Y−1)であり、参
照画素d11は(X−2,Y)、参照画素d12は(X
−1,Y)である。
【0067】また、上述の各参照画素d1〜d12には
所定の重み付け係数W1〜W12が付加され、この重み
付け係数は、参照画素dに対する配設位置によって異な
り、例えば対象画素F(x,y)に対して、参照画素d
1の重み付け係数は「e1」であり、参照画素d2の重
み付け係数は「e2」であり、参照画素d3の重み付け
係数は「e3」であり、参照画素d4の重み付け係数は
「e4」であり、参照画素d5の重み付け係数は「e
5」である。以下、図6に示す通りである。
【0068】また、本例ではシステムROM3内に前述
の変動マトリックス3bが記憶されている。本例で使用
する変動マトリックスとしては、例えば前述の実施形態
例で使用した変動マトリックスと同じ値を使用する。
【0069】以下、図2に示すフローチャートに従って
本例の誤差拡散処理を説明する。先ず、前述の実施形態
例と同様、Y座標をゼロに設定し(y=0)、対象画素
dのX座標を更新しつつ2値化処理(誤差拡散処理)を
実行する(S5)。この2値化処理(誤差拡散処理)を
示す具体的なフローチャートは、前述と同様に同図の右
側のフローチャートであり、先ず周辺誤差(Gxy)を算
出する(S5−1)。この算出処理は、対象画素dに対
する参照画素d1〜d12の周辺誤差(Gxy)を算出す
るものである。具体的には以下の計算式による。 〔周辺誤差の算出〕注目画素濃度F(x,y)に対応す
る周辺誤差Gxyは Gxy=W1・e(x−2,y−2)+W2・e(x−1,y−2) +W3・e(x,Y−2)+W4・e(x+1,y−2) +W5・e(x+2,y−2)+W6・e(x−2,y−1) +W7・e(x−1,Y−1)+W8・e(x,y−1) +W9・e(x+1,y−1)+W10・e(x+2,y− 1)+W11・e(x−2,Y)+W12・e(x−
1,y) ここで、W1〜W12は前述のように各参照
画素の重み付け係数の値を示し、e(X,Y)は各周辺
画素の誤差値を表す。
【0070】すなわち、上述の演算処理により前述の実
施例とは異なり、12個の周辺画素を周辺誤差(Gxy)
算出の対象画素とする点が異なる。このように多くの周
辺画素を周辺誤差(Gxy)の算出対象とすることによ
り、より正確な周辺誤差(Gxy)を計算することができ
る。
【0071】次に、しきい値(Txy)を算出する(S
5−2)。このしきい値の算出は前述の変動マトリック
スを使用して行い、具体的には前述の実施形態例と同じ
以下の計算式による。 〔閾値の算出〕対象画素濃度F(x,y)に対応する閾
値Txyは Txy=T+t(x,y) 次に、上述の処理によって計算したしきい値に対し、周
辺誤差を加算した対象画素Dのデータの大小を比較す
る。具体的には前述の実施形態例で使用した以下の計算
式による。 〔2値化〕対象画素濃度F(x,y)の2値化結果をh
(x,y)とすると F(x,y)+Gxy>Txyの時h(x,y)=1 F(x,y)+Gxy≦Txyの時h(x,y)=0 となる。すなわち、しきい値より大きい時印字出力
「1」を行い(S5−4)、しきい値より小さい時非印
字出力「0」を行う(S5−5)。
【0072】その後、対象画素の誤差e(x,y)を算
出する。この計算も具体的には前述と同じ以下の計算式
による。 〔注目画素の誤差算出〕注目画素濃度F(x,y)の階
調を0〜255とすると、誤差e(x,y)は、e
(x,y)=F(x,y)+Gxy−h(x,y)×2
55となる。
【0073】以上の処理を多値イメージデータのxy方
向のピクセル数Xpic,Ypic に対して行い、フレームメ
モリ4bに2値化データを順次書き込む。このように構
成することにより、本例の誤差拡散処理による2値化処
理は、変動マトリックスを使用すると共に、多くの周辺
画素を参照して周辺誤差(Gxy)を算出するので、より
正確な2値化処理を行うことができる。 <第3の実施形態例>次に、本発明の第3の実施形態例
を説明する。
【0074】本例は特にカラーの印刷装置に適用する例
であり、前述の2つの実施形態例と異なり、変動マトリ
ックス値は各色毎に異なる数値のマトリックス値をもつ
構成である。前述の実施形態例では、1種類の変動マト
リックスを用いたが、本例の場合、同じアドレスの画素
に対しては、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、
シアン(C)のトナー(インク)を重畳し、溶融又は昇
華によって希望する色の印字を行うので、各色毎に変動
マトリックスを異ならせることによりモアレの発生を防
止する構成である。以下、具体的に本例を説明する。
【0075】本例においても、前述の図1のシステム構
成を使用する。すなわち、CPU2、システムROM
3、システムRAM4、フォントROM5、オペレーシ
ョンパネルI/F6、ビデオI/F7、パラレルI/F
8、シリアルI/F9、カードI/F10、及びプリン
タエンジン11で構成されるプリンタ装置1を使用す
る。ここで、システムROM3は本例のプリンタ装置1
のシステム制御を行うプログラムを記憶し、このプログ
ラムがに従ってCPU2が印刷制御を行う。また、誤差
拡散処理プログラム3aに従って誤差拡散処理を行う。
本例では、この誤差拡散処理プログラムの実行の際使用
する変動マトリックスを各色毎に有し、このプログラム
実行の際使用するものである。
【0076】例えば、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)のトナーによって印字を行う場合
には、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)
のそれぞれについて専用の変動マトリックスを使用す
る。
【0077】 以下具体的に示すと、イエロー(Y)に対応する変動マトリックスとして、以 下の8×8の変動マトリックス(Y)を使用する。 t[8][8]={ 48, 20, 28, 50, 54, 19, 4, 9, 43, 25, 59, 37, 14, 32, 27, 10, 15, 33, 39, 21, 44, 60, 58, 38, 26, 52, 16, 1, 6, 63, 22, 45, 56, 62, 34, 11, 29, 40, 2, 7, 41, 23, 46, 49, 55, 17, 12, 30, 18, 3, 8, 51, 61, 35, 53, 57, 36, 13, 31, 42, 24, 47 } また、マゼンダ(M)に対応する変動マトリックスとし
て、以下の8×8の変動マトリックス(M)を使用す
る。
【0078】 t[8][8]={ 9, 4, 19, 54, 50, 28, 20, 48, 32, 143759, 25, 5, 0, 43, 60, 44, 21, 39, 33, 15, 10, 27, 63, 6, 1, 16, 52, 26, 38, 58, 40, 29, 11, 34, 62, 56, 45, 22, 17, 55, 49, 46, 23, 41, 7, 2, 35, 61, 51, 8, 3, 18, 30, 12, 47, 24, 42, 31, 13, 36, 57, 53 } さらに、シアン(C)に対応する変動マトリックスとし
て、以下の8×8の変動マトリックス(C)を使用す
る。
【0079】 t[8][8]={ 52, 16, 32, 48, 53, 17, 33, 49, 36, 0, 4, 20, 37, 1, 5, 21, 28, 12, 8, 44, 29, 13, 9, 45, 56, 40, 24, 60, 57, 41, 25, 61, 55, 19, 35, 51, 54, 18, 34, 50, 39, 3, 7, 23, 38, 2, 6, 22, 31, 15, 11, 47, 30, 14, 10, 46, 59, 43, 27, 63, 58, 42, 26, 62 } 尚、システムRAM4には、ワークエリアとして使用す
るメモリ領域があり、また誤差テーブル4aとフレーム
メモリ4bのエリアも確保されている。また、フォント
ROM5には、本例のプリンタ装置1で印字に使用する
文字種、文字の大きさに従った明朝体、ゴシック体、等
の文字フォントを記憶する。また、オペレーションパネ
ルI/F6は、不図示のオペレーションパネルに接続さ
れ、キー操作信号をCPU2に出力し、表示信号をオペ
レーションパネルへ出力する。また、ビデオI/F7は
プリンタエンジン11に接続され、CPU2とプリンタ
エンジン11間の制御信号の授受、及びフレームメモリ
4bに展開されたデータのプリンタエンジン11への出
力制御を行う。
【0080】一方、パラレルI/Fはセントロニクスイ
ンターフェイス等のパラレルデータの入出力制御を行
い、シリアルI/F9は、例えばRS−232C準拠の
コネクタを接続し、印刷データの授受を行う際に使用す
るインターフェイスである。また、カードI/F10
は、本例のプリンタ装置1にプログラムやデータが書き
込まれたカードや、フォントカードのようにフォントデ
ータが書き込まれたカードを差し込む構成である。
【0081】次に、本例のプリンタ装置1の処理動作を
説明する。先ず、前述と同様、不図示のホスト機器から
出力される印刷データは、例えばパラレルI/F8を介
してシステムRAM4内の受信バッファに格納され、こ
の受信バッファに所定頁以上の印刷データが格納される
と、CPU2の制御に従って受信バッファから印刷デー
タが読み出され、データの誤差拡散処理(2値化処理)
が行われる。
【0082】この誤差拡散処理を説明する図は、前述の
図2のフローチャートと同じ処理である。但し、本例は
上述のようにカラー印刷に対応する構成であり、システ
ムROM3の変動マトリックス3bのエリアに記憶され
るマトリックス値を各色毎に3枚有する。すなわち、イ
エロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)に各色に
対応して3枚有する。
【0083】以下、図2に示すフローチャートに従って
本例の誤差拡散処理を説明する。先ず、前述の実施形態
例と同様、Y座標をゼロに設定し(y=0)、対象画素
のX座標を更新しつつ2値化処理(誤差拡散処理)を実
行する(S5)。この2値化処理(誤差拡散処理)を示
す具体的なフローチャートは、前述と同様に同図の右側
のフローチャートであり、先ず周辺誤差(Gxy)を算出
する(S5−1)。この算出処理は、対象画素例えばD
に対する参照画素D1〜D4の周辺誤差(Gxy)を算出
するものである。具体的には以下の計算式による。 〔周辺誤差の算出〕対象画素濃度F(x,y)に対応す
る周辺誤差Gxyは Gxy=W1・e(x−1,y−1)+W2・e(x,y−1) +W3・e(x+1,Y−1)+W4・e(x−1,y) であり、前述の第1実施形態例と同様、周辺誤差(Gx
y)を算出する。
【0084】次に、しきい値(Txy)を算出する(S
5−2)。このしきい値の算出は、前述の変動マトリッ
クスを使用して行い、本例では各色毎に行う。すなわ
ち、上述のイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)それぞれの変動マトリックスに対して、対応する
変動マトリックス(Y)、(M)、(C)を使用し、そ
れぞれの色に対するしきい値Txy(Y)、(M)、
(C)を計算する。以下、個々に説明する。 〔イエロー(Y)に対する閾値の算出〕対象画素の濃度
F(x,y)に対応するしきい値Txyは前述のよう
に、Txy=T+t(x,y)であり、例えば多値イメ
ージデータが256階調のデータであれば、固定値Tは
例えば「128」であり、対象画素に対するしきい値T
xyを前述の変動マトリクス(Y)を使用して計算す
る。
【0085】例えば、変動マトリックス(Y)から、対
象画素Dの変動マトリックス「0」(この「0」のアド
レス位置は、上述の変動マトリックス(Y)にアンダー
ラインを付して示す箇所である)の場合、Txy=12
8+0、したがって、しきい値Txyは「128」のま
まであり、対象画素Dの変動マトリックス「5」(この
「5」のアドレス位置も、上述の変動マトリックス
(Y)にアンダーラインを付して示す箇所である)の場
合、Txy=128+5、従って、しきい値Txyは
「133」であり、対象画素Dの変動マトリックス「2
5」(この「25」のアドレス位置も、上述の変動マト
リックス(Y)にアンダーラインを付して示す箇所であ
る)の場合、Txy=128+25、従って、しきい値
Txyは「153」である。
【0086】以上の計算は、イエロー(Y)に対する他
の画素について同様であり、上記計算によりイエロー
(Y)全体の画素についてしきい値Txyを計算する。 〔マゼンダ(M)に対する閾値の算出〕マゼンダ(M)
の場合には、変動マトリックス(M)を使用し、上述と
同様にしてしきい値Txyを計算する。
【0087】例えば、変動マトリックス(M)から、対
象画素Dの変動マトリックス「14」(この「14」の
アドレス位置も、上述の変動マトリックス(M)にアン
ダーラインを付して示す箇所である)の場合、Txy=
128+14、従ってしきい値Txyは「142」であ
り、対象画素Dの変動マトリックス「37」(この「3
7」のアドレス位置も、上述の変動マトリックス(M)
にアンダーラインを付して示す箇所である)の場合、T
xy=128+37、従ってしきい値Txyは「16
5」であり、対象画素Dの変動マトリックス「59」
(この「59」のアドレス位置も、上述の変動マトリッ
クス(M)にアンダーラインを付して示す箇所である)
の場合、Txy=128+59、従ってしきい値Txy
は「187」である。
【0088】以上の計算は、マゼンダ(M)に対する他
の画素について同様であり、上記計算によりマゼンダ
(M)全体の画素についてしきい値Txyを計算する。 〔シアン(C)に対する閾値の算出〕シアン(C)の場
合には、変動マトリックス(C)を使用し、上述と同様
にしてしきい値Txyを計算する。
【0089】この場合にも、上述の2例と同じであり、
変動マトリックス(C)に示すマトリックス値に従って
対象画素を順次更新し、Txy=T+t(x,y)の計
算式に従ってしきい値Txyを算出する。そして、マゼ
ンダ(M)全体の画素に対して変動マトリックス(C)
に従ったしきい値Txyを算出する。
【0090】以上のように、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)それぞれのしきい値Txyを算出
した後、このしきい値Txyを使用し、当該対象画素に
対する〔2値化計算〕、〔周辺誤差算出〕の処理を行
い、〔2値化計算〕の結果得られる印字又は非印字に従
って記録紙に印刷を行う。
【0091】以上のように、本例ではイエロー(Y)、
マゼンダ(M)、シアン(C)毎に異なる変動マトリッ
クス(Y)、(M)、(C)を使用するので、同じアド
レスの画素についてもマトリックス値が異なり、テクス
チャパターンの発生を防止できると共に、モアレの発生
も防止できる。
【0092】図7(a)〜(c)はイエロー(Y)、マ
ゼンダ(M)、シアン(C)それぞれの色における印刷
結果を示す図であり、同図(a)はイエロー(Y)の場
合を示し、同図(b)はマゼンダ(M)の場合を示し、
同図(c)はシアン(C)の場合を示す。同図(a)〜
(c)に示すように、いずれの場合も従来例で示した図
9のようなテクスチャパターンが発生していないことが
わかる。
【0093】また、上述のイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の印字を減法混色に従ってカラー
印刷する場合にも、従来発生していたモアレを防止でき
る。尚、本例で使用したイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の変動マトリックス(Y)、
(M)、(C)は前述のような値であるが、これらの数
値は干渉によって生じるモアレの発生を防止するための
配列であり、前述のイエロー(Y)の変動マトリックス
(Y)はいわゆる−27度パターンであり、左斜め上〜
右斜め下方向に、−27度の角度で小さい数値(薄い部
分)を配列している。また、マゼンダ(M)の変動マト
リックス(M)は上述とは逆に、右斜め上〜左斜め下方
向に、27度の角度で小さい数値(薄い部分)を配列し
ている。このように変動マトリックスの各数値を配設す
ることにより、印刷処理の際の両色の干渉を打ち消すも
のである。
【0094】また、シアン(C)の変動マトリックス
(C)は、真ん中のデータを中心に0度の方向に4箇所
小さい数値(薄い部分)を配列している。この構成も、
上述のイエロー(Y)及びマゼンダ(M)と共にカラー
印刷を行う際、干渉を打ち消しモアレの発生を防止する
ものである。
【0095】したがって、上述の変動マトリックス
(Y)、(M)、(C)は、互いに入れ替えて構成して
もよく、3つをそれぞれ入れ替えて構成してもよい。
尚、本例ではイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)の3色について説明したが、上述の3色に限ら
ず、ブラック(BK)を加えてもよく、また5色、6
色、・・・で構成してもよい。
【0096】また、上述のようなカラープリンタとして
は、タンデム方式のプリンタ装置等を使用することがで
きる。また、上述の3例の実施形態例では本明細書に示
した8×8の変動マトリックスを使用したが、必ずしも
8×8の変動マトリックスに限定されるものではなく、
例えば4×4の変動マトリックス、或いは16×16の
変動マトリックス、32×32の変動マトリックス、等
を使用してもよい。
【0097】また、変動マトリックスに設定する具体的
数値についても、テクスチャパターンが発生しない数値
であればよく、本例で説明した中央部でデータ値が小さ
く、また上下、左右の角部でデータ値が小さい場合に限
らず設定が可能である。尚、カラーの場合の各色に対す
る変動マトリックスの数値も同様にテクスチャパターン
やモアレが発生しない数値であればよい。
【0098】さらに、本例では誤差算出手段として、シ
ステムROM3に記憶する誤差拡散処理プログラムを用
いてCPU2の処理により、誤差テーブル4a等を使用
して実行する構成としたが、プログラム処理に限らず専
用の回路を構成して誤差算出手段を構成してもよい。
【0099】また、しきい値算出手段として本例では、
変動マトリックス3b、誤差拡散処理プログラム等を用
いてCPU2によって実行したが、プログラム処理に限
らず専用の回路を構成してしきい値算出手段を構成して
もよい。
【0100】また、本例では印字制御手段として誤差拡
散処理プログラム、プリンタエンジン11等を使用した
が、プリンタエンジン11の構成はモノクロ用、カラー
用を問わず使用することができ、また必ずしも静電記録
方式に限るものではない。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、誤差拡散処理において
変動マトリックス値を使用するので、見た目に違和感の
あるテクスチャパターンの発生を防止できる。
【0102】上記発明の一実施形態例によれば、参照画
素の設定によりテクスチャパターンの発生をより効率よ
く低下させることができる。本発明によれば、各色毎に
変動マトリックス値を独立にもつことにより、各色のテ
クスチャパターンの発生を防止し、例えばカラー印刷の
際モアレの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態例を説明する印刷装置のシステム構
成を説明する図である。
【図2】本実施形態例の誤差拡散処理を説明するフロー
チャートである。
【図3】誤差拡散処理の対象画素及び参照画素の範囲を
説明する図である。
【図4】フレームメモリの記憶エリア全体に対し、8×
8の変動マトリックスに対応するエリアを説明する図で
ある。
【図5】実施形態例によって、印字濃度を可変した時の
印字結果を示す図である。
【図6】第2実施形態例の対象画素に対する参照画素の
位置を示す図である。
【図7】(a)は例えばイエロー(Y)に対する誤差拡
散処理後の印刷結果であり、(b)は例えばマゼンダ
(M)に対する誤差拡散処理後の印刷結果であり、
(c)は例えばシアン(C)に対する誤差拡散処理後の
印刷結果である。
【図8】従来の誤差拡散法を説明する図である。
【図9】違和感のあるテクスチャパターンが発生した状
態を示す図である。
【符合の説明】
1 プリンタ装置 2 CPU 3 システムROM 4 システムRAM 5 フォントROM 6 オペレーションパネルI/F 7 ビデオI/F 8 パラレルI/F 9 シリアルI/F 10 カードI/F 11 プリンタエンジン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤差拡散処理の対象画素に対する周辺画
    素の誤差を算出する誤差算出手段と、 画像データが記憶されたメモリの画素位置に対して設定
    された変動マトリックス値に基づき、しきい値を算出す
    るしきい値算出手段と、 前記誤差算出手段が算出した周辺誤差と対象画素の階調
    データとの加算値を、前記しきい値算出手段によって算
    出されたしきい値と比較し、前記加算値が前記しきい値
    より大きければ黒印字を行い、前記加算値が前記しきい
    値より小さければ白印字を行う印字制御手段と、 を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記比較結果に基づいて前記対象画素の
    誤差分を更に算出することを特徴とする請求項1記載の
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記誤差算出手段が計算の対象とする周
    辺画素は、前記対象画素の直上の画素と該直上画素の左
    右の画素、及び対象画素の左の画素であることを特徴と
    する請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 誤差拡散処理の対象画素に対する周辺画
    素の誤差を算出する誤差算出手段と、 画像データが記憶されたメモリの画素位置に対し、色毎
    に異なる変動マトリックス値を使用してしきい値を算出
    するしきい値算出手段と、 前記誤差算出手段が算出した周辺誤差と対象画素の階調
    データとの加算値を、前記しきい値算出手段によって算
    出されたしきい値と比較し、前記加算値が前記しきい値
    より大きければ対応する色の印字を行い、前記加算値が
    前記しきい値より小さければ対応する色を非印字とする
    印字制御手段と、 を有することを特徴とするカラー印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記比較結果に基づいて前記対象画素の
    誤差分を更に算出することを特徴とする請求項4記載の
    カラー印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記誤差算出手段が計算の対象とする周
    辺画素は、前記対象画素の直上の画素と該直上画素の左
    右の画素、及び対象画素の左の画素であることを特徴と
    する請求項4記載のカラー印刷装置。
  7. 【請求項7】 誤差拡散処理の対象画素に対する周辺画
    素の誤差を算出する処理と、 画像データが記憶されたメモリの画素位置に対して設定
    された変動マトリックス値に基づき、しきい値を算出す
    る処理と、 前記誤差算出手段が算出した周辺誤差と対象画素の階調
    データとの加算値を、前記しきい値算出手段によって算
    出されたしきい値と比較し、前記加算値が前記しきい値
    より大きければ黒印字とし、前記加算値が前記しきい値
    より小さければ白印字とする処理と、 を行うことを特徴とする印刷方法。
  8. 【請求項8】 誤差拡散処理の対象画素に対する周辺画
    素の誤差を算出する処理と、 画像データが記憶されたメモリの画素位置に対し、色毎
    に異なる変動マトリックス値を使用してしきい値を算出
    する処理と、 前記誤差算出手段が算出した周辺誤差と対象画素の階調
    データとの加算値を、前記しきい値算出手段によって算
    出されたしきい値と比較し、前記加算値が前記しきい値
    より大きければ対応する色を印字し、前記加算値が前記
    しきい値より小さければ対応する色を非印字とする処理
    と、 を行うことを特徴とするカラー印刷方法。
JP9176913A 1997-07-02 1997-07-02 印刷装置、及びその印刷方法 Abandoned JPH1127529A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100381651B1 (ko) * 2000-01-05 2003-04-26 삼성전자주식회사 칼라 중간조 처리 장치

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