JPH11275159A - 出力回路及びこの出力回路を備えた赤外線通信用素子 - Google Patents

出力回路及びこの出力回路を備えた赤外線通信用素子

Info

Publication number
JPH11275159A
JPH11275159A JP10072871A JP7287198A JPH11275159A JP H11275159 A JPH11275159 A JP H11275159A JP 10072871 A JP10072871 A JP 10072871A JP 7287198 A JP7287198 A JP 7287198A JP H11275159 A JPH11275159 A JP H11275159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
rise
circuit
output circuit
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10072871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3483112B2 (ja
Inventor
Takanori Okuda
隆典 奥田
Seiichi Yokogawa
成一 横川
Takayuki Shimizu
隆行 清水
Fumitaka Nakamura
文孝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP07287198A priority Critical patent/JP3483112B2/ja
Priority to TW087113383A priority patent/TW391084B/zh
Priority to EP98306590A priority patent/EP0905894B1/en
Priority to US09/135,686 priority patent/US6147533A/en
Priority to DE69839720T priority patent/DE69839720D1/de
Priority to CNB981185258A priority patent/CN1138356C/zh
Priority to KR1019980035413A priority patent/KR100279687B1/ko
Publication of JPH11275159A publication Critical patent/JPH11275159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3483112B2 publication Critical patent/JP3483112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の変化による出力電圧のパルス幅の
変動を抑制することができる出力回路を提供する。 【解決手段】 トランジスタQ1〜Q8、トランジスタQ
204等によって構成される積分器付比較器6を備えた出
力回路に、トランジスタQ101〜Q108及び抵抗R101
103によって構成される立上がり時間/立下がり時間
調整回路8を付加する。立上がり/立下がり時間調整回
路8は電源電圧が予め設定された電圧を越えると、積分
器付比較器6の電流を増加させ、これにより、その出力
の立上り/立下り時間が早くなるように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を用いたデ
ータ通信の分野で用いられる赤外線通信用素子及びその
出力回路部を構成する出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線を用いたデータ通信としては、家
電製品に使用されている最も一般的なリモコンや、パソ
コン機器周辺に使用される光空間伝送素子等が挙げられ
る。リモコンは伝送レート約1kbpsの単方向通信で
あるが、10m以上の長い伝送距離を有するという長所
がある。一方、光空間伝送素子は伝送距離は約1mと短
いものの、伝送レートが9.6k〜4Mbpsと大き
く、大量のデータ伝送を双方向で行えるという長所を有
する。
【0003】この種のデータ通信分野における課題とし
ては、赤外線通信用素子を改良し、伝送レートの向上、
伝送距離の向上、電源電圧の低電圧化及び製品パッケー
ジの小型化等が挙げられる。なお、伝送レートを向上さ
せるためには赤外線通信用素子の高速化を図る必要があ
り、伝送距離を伸ばすためには赤外線通信用素子の高感
度化等の特性を向上する必要がある。
【0004】図6は赤外線通信用素子の一従来例を示
す。以下にその回路構成を動作と共に説明する。送信機
側より到来して来る赤外線信号はフォトダイオード1に
より電気信号に変換され、変換された電気信号は第1増
幅器2及び第2増幅器3により所定レベル迄増幅され
る。第2増幅器3の出力はピークホールド回路4と第1
比較器5の一方入力端子に入力される。
【0005】第1比較器5の他方入力端子にはピークホ
ールド回路4の出力が入力される。第1比較器5はピー
クホールド回路4の出力を予め設定した比で分割を行っ
たスレッシュレベルと、第2増幅器3からの出力信号と
を比較し、その出力によりトランジスタQ0をスイッチ
ング動作させて波形整形を行う。波形整形された出力信
号は第2比較器6の一方入力端子に入力される。第2比
較器6の他方入力端子には予め設定された基準電圧V
refが入力される。第2比較器6は前記出力信号と基準
電圧Vrefとを比較積分し、その信号をバッファ7を介
してOUT端子に出力する。
【0006】次に、図7に基づき上記各部における動作
波形について説明する。図中aは赤外線信号の波形を示
し、bは第2増幅器3の出力信号の波形を示す。この出
力信号のピークを捉えたピークホールド回路4の出力は
cの波形となる。この波形cを抵抗分割により予め定め
られた比としたスレッシュレベルはdの波形となり、こ
の波形dとbの波形を第1比較器5及びトランジスタQ
0で波形整形した波形がeの波形となる。そして、波形
eは第2比較器6で基準電圧の波形fと比較積分され、
バッファ7を介して出力されるOUT端子出力の波形が
gである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、特願平9
−264618号で図6に示す赤外線通信用素子のよう
に、その出力回路部を積分器付きの出力回路とし、その
ことにより、出力の立上がり/立下がり時間を遅くし
て、赤外線通信用素子の入出力間の結合を低減する方法
を先に提案している。ここでは、積分器付き出力回路の
電源電圧特性の改善について述べる。
【0008】図8は前記積分器付き出力回路のブロック
図を示し、図9はその回路例を示す。また、図10はそ
の各部の動作波形を示す。図8に示す積分器付比較器6
は、図9に示すトランジスタQ1〜Q8、第1定電流源1
0及びコンデンサC1で構成されている。また、バッフ
ァ7はトランジスタQ9〜Q13、第2定電流源11及び
抵抗R1、R1によって構成されている。
【0009】なお、積分器付比較器6において、トラン
ジスタQ3とQ4とで第1のカレントミラー12が構成さ
れ、トランジスタQ5とQ6とで第2のカレントミラー1
3が、トランジスタQ7とQ8とで第3のカレントミラー
14が構成されている。
【0010】上記の回路構成において、IN端子に信号
が入力されると、積分器付比較器6は、この入力信号と
予め設定された基準電圧Vrefとを比較し、基準電圧V
refよりも入力信号が大きければ、コンデンサC1を充電
し、小さければコンデンサC1を放電する。
【0011】ここで、コンデンサC1を充放電する電流
は、第1定電流源10で一定に定められているため、電
源電圧VCCが上昇し、ハイレベル出力電圧が高くなる
と、積分器付比較器6出力のパルス幅が短くなるという
問題がある。このため、パルスが連続した場合には、ハ
イレベル出力電圧とローレベル出力電圧とを正常に出力
できなくなる。
【0012】ここで、述べている赤外線通信用素子の出
力は通常マイコン(ディジタル)に接続される。マイコ
ンは、ハイレベルとローレベルを判別するためのスレッ
シュ電圧の入力仕様条件を持っており、その判別を満た
せなくなり、ハイレベルとローレベルの判別をできなく
なる結果、システムが正常に動作しなくなるという問題
を生じる。
【0013】以下にその詳細を図10に基づき説明す
る。同図中のaは積分器付比較器6への入力信号の波形
を示し、bは基準電圧Vrefの波形を示す。また、同図
中のc−1は電源電圧VCCが3V(低電源電圧)の時の
積分器付比較器6の出力電圧の波形を示し、c−2は電
源電圧VCCが5V(高電源電圧)の時の出力電圧の波形
を示す。同図からわかるように、高電源電圧時の出力電
圧のパルス幅PW−2は低電源電圧時の出力電圧のパル
ス幅PW−1に比べてかなり幅狭になっている。
【0014】このように、電源電圧の変化によってパル
ス幅が変動すると、通信のパフォーマンスの低下につな
がる。また、通信用素子である赤外線通信用素子の電源
電圧使用範囲を制約することになる。
【0015】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
ものであり、電源電圧の変化による出力電圧のパルス幅
の変動を抑制することができる出力回路を提供すること
を目的とする。
【0016】本発明の他の目的は、このような出力回路
を出力回路部に備えたことにより、通信のパフォーマン
スを低下させることなく、電源電圧の使用範囲が大きな
赤外線通信用素子を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の出力回路は、一
方入力端子が基準電圧に接続され、他方入力端子に信号
が入力される電流出力型の差動増幅器の出力に容量が接
続され、該差動増幅器が該基準電圧と該信号の差に応じ
た出力電流により該容量の充放電を行い、その積分電圧
波形をバッファを通して出力する出力回路において、該
出力の出力波形の立上がり時間及び立下がり時間を調整
する立上がり/立下がり時間調整回路を付加しており、
そのことにより上記目的が達成される。
【0018】好ましくは、前記立上がり/立下がり時間
調整回路は電源電圧の値に応じて前記立上がり時間及び
立下がり時間を調整する構成とする。
【0019】また、好ましくは、前記立上がり/立下が
り時間調整回路は前記電源電圧が設定値を越えると前記
差動増幅器の電流を増加させて前記立上がり時間及び立
下がり時間が早くなるように調整する構成とする。
【0020】また、本発明の赤外線通信用素子は、出力
回路部が請求項1〜請求項3のいずれかに記載の出力回
路によって構成されており、そのことにより上記目的が
達成される。
【0021】以下に本発明の作用を後述の実施形態を示
す図2及び図3に基づき説明する。立上がり時間/立下
がり時間調整回路8の2つのトランジスタQ107,Q108
はトランジスタ電流源Q204の電流I1と同じ電流値
2、I3を供給している。即ち、I1=I2=I3の関係
が成立する。このため、通常は電流値I2とI3が打ち消
し合って、電流I1だけで積分器付比較器6が動作する
ため、その出力の立上り時間trise及び立下り時間t
fallは、下記(1)式で表される。
【0022】 trise=tfall=(C1×ΔV)/I1 …(1) 但し、積分器付比較器6の充電時間/放電時間=出力の
立上り/立下り時間積分器付比較器6の充電電流=放電
電流=I1とした。
【0023】ここで、図2に示すように、トランジスタ
107のエミッタはトランジスタQ106のコレクタに接続
されており、電源電圧が予め設定されている電圧Von
越えると、トランジスタQ106に電流I4が流れ、電流I
4とトランジスタQ107のエミッタに接続された抵抗R
103による電圧降下によりトランジスタQ107のべース・
エミッタ間電圧(VBE)が圧縮され、電流I3が減少す
る。
【0024】この結果、電流I2とI3とのバランスがI
2>I3と崩れるため、電源電圧がVonを越えた時の出力
の立上り時間trise及び立下り時間tfallは、下記
(2)式で表される。
【0025】 trise=tfall=(C1×ΔV)/(I1+I2−I3) …(2) この(2)式と上記(1)式とを比較してみれば明かな
ように、(1)式及び(2)式の分母に相当する積分器
付比較器6の電流値は、(2)式の方が(1)式よりも
大きくなっている。
【0026】この結果、出力の立上がり時間trise及び
立下がり時間tfallは(1)式の場合よりも早くなる。
【0027】よって、本発明の出力回路によれば、図3
に示す波形のように電源電圧VCCが高くなっても、立上
がり時間/立下がり時間調整回路8によって出力の立上
り時間trise及び立下り時間tfallが早くなる、即ち、
波形の傾きが急峻となるよう調整されるため、低電源電
圧時と同じパルス幅を出力することができる。
【0028】このように、本発明の出力回路は、出力の
立上り時間及び立下り時間を調整する立上がり時間/立
下がり時間調整回路を備えているため、電源電圧VCC
変化によるパルス幅の変動を抑制することができる。こ
の結果、本発明によれば、回路の電源電圧の使用範囲を
拡大できる。
【0029】上記調整は、一例として、電源電圧VCC
設定値を越えると積分器付比較器(差動増幅器)の電流
を増加させて立上がり時間及び立下がり時間が早くなる
ように調整することによって実現できる。
【0030】また、本発明の赤外線通信用素子は、この
ような特長を有する出力回路を出力回路部に備えてお
り、電源電圧変化によるパルス幅変動が抑制されるた
め、通信のパフォーマンスを低下させることなく、電源
電圧の使用範囲の広い赤外線通信用素子を実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0032】(出力回路の実施形態)図1及び図2は本
発明出力回路の実施形態を示す。但し、図1は本発明出
力回路のブロック図であり、図2はその回路構成例を示
す。
【0033】図1に示すように、本実施形態の出力回路
は図8に示す従来の出力回路とは、立上がり/立下がり
時間調整回路8を付加した点のみが異なっている。ここ
で、立上がり/立下がり時間調整回路8は電源電圧が予
め設定された電圧を越えると、積分器付比較器6の電流
を増加させ、これにより、その出力の立上り/立下り時
間が早くなるように調整する機能を有する。
【0034】以下にその詳細を図2に基づき説明する。
本実施形態の出力回路の構成要素である積分器付比較器
6は、トランジスタQ1〜Q8、トランジスタQ204等に
よって構成されている。
【0035】ここで、トランジスタQ204を図9の第1
定電流源10に相当するものであると考えると、トラン
ジスタQ1〜Q8及びコンデンサC1で構成される部分は
従来例と同じであり、従来例と異なるのは、トランジス
タQ107,Q108の電流源が付加されている部分である。
なお、トランジスタQ107,Q108は立上がり時間/立下
がり時間調整回路8の回路構成要素である。
【0036】また、同図に示すように、バッファ7は図
9に示す従来例と同様であり、対応する部分に同一の符
号を付してある。立上がり時間/立下がり時間調整回路
8は、トランジスタQ101〜Q108及び抵抗R101〜R103
によって構成されている。
【0037】図9の従来例同様に、トランジスタQ3
4とで第1のカレントミラー12が構成され、トラン
ジスタQ5とQ6とで第2のカレントミラー13が、トラ
ンジスタQ7とQ8とで第3のカレントミラー14が構成
されている。加えて、この出力回路では、立上がり時間
/立下がり時間調整回路8のトランジスタQ104とQ105
とで第4のカレントミラー15が構成され、電流源のト
ランジスタQ201とQ202とで第5のカレントミラー16
が、トランジスタQ203とQ204とで第6のカレントミラ
ー17が構成される。
【0038】上記の回路構成において、立上がり時間/
立下がり時間調整回路8の2つのトランジスタQ107
108はトランジスタ電流源Q204の電流I1と同じ電流
値I2、I3を供給している。即ち、I1=I2=I3の関
係が成立する。このため、通常は電流値I2とI3が打ち
消し合って、電流I1だけで積分器付比較器6が動作す
るため、その出力の立上り時間trise及び立下り時間t
fallは、下記(1)式で表される。
【0039】 trise=tfall=(C1×ΔV)/I1 …(1) 但し、積分器付比較器6の充電時間/放電時間=出力の
立上り/立下り時間積分器付比較器6の充電電流=放電
電流=I1とした。
【0040】ここで、図2に示すように、トランジスタ
107のエミッタはトランジスタQ106のコレクタに接続
されており、電源電圧が予め設定されている電圧Von
越えると、トランジスタQ106に電流I4が流れ、電流I
4とトランジスタQ107のエミッタに接続された抵抗R
103による電圧降下によりトランジスタQ107のべース・
エミッタ間電圧(VBE)が圧縮され、電流I3が減少す
る。
【0041】この結果、電流I2とI3とのバランスがI
2>I3と崩れるため、電源電圧がVonを越えた時の出力
の立上り時間trise及び立下り時間tfallは、下記
(2)式で表される。
【0042】 trise=tfall=(C1×ΔV)/(I1+I2−I3) …(2) この(2)式と上記(1)式とを比較してみれば明かな
ように、(1)式及び(2)式の分母に相当する積分器
付比較器6の電流値は、(2)式の方が(1)式よりも
大きくなっている。
【0043】この結果、出力の立上がり時間trise及び
立下がり時間tfallは(1)式の場合よりも早くなる。
【0044】よって、本実施形態の出力回路によれば、
図3に示す波形のように電源電圧VCCが高くなっても、
立上がり時間/立下がり時間調整回路8によって出力の
立上り時間trise及び立下り時間tfallが早くなる、即
ち、波形の傾きが急峻となるよう調整されるため、低電
源電圧時と同じパルス幅を出力することができる。
【0045】詳細な回路動作の説明として、上述の予め
設定された電圧Vonは、図2の回路構成より下記(3)
式で表される。
【0046】 Von=3VBE+(R101+R102)×VBE/R102 …(3) 但し、3VBE=VBE(Q101)+VBE(Q102)+V
BE(Q103) 今、VBE=0.7V、R101=70kΩ、R102=30k
Ωとすると、Vonは約4.4Vとなり、電源電圧VCC
4.4Vを越えると、立上がり時間/立下がり時間調整
回路8が動作することとなる。
【0047】次に、電流I3をスイッチするためのトラ
ンジスタQ106を流れる電流I4は、下記(4)式で表さ
れ、(4)式中のI5,I6は下記(5)式,(6)式で
表される。
【0048】I4=I5−I6 …(4) I5=(VCC−4VBE)/R101 …(5) I6=VBE/R102 …(6) 図4は本発明出力回路と上記従来の出力回路における出
力の立上り時間及び立下り時間の電源電圧依存特性のシ
ミュレーション結果を示す。図4より、従来の出力回路
では積分器の充放電電流が一定のため、電源電圧VCC
上昇に比例して出力の立上り時間及び立下り時間が長く
(遅く)なってくるが、本発明の出力回路では上述のよ
うに積分器付比較器6の充放電電流を電源電圧VCCの変
動に応じて変化させるため、電源電圧の変化に対してほ
ぼ一定の立上り時間及び立下り時間を実現することがで
きる。
【0049】(本発明赤外線通信用素子の実施形態)図
5は本発明赤外線通信用素子の実施形態を示す。同図に
示すように、本発明の赤外線通信用素子は、その出力回
路部に上述の立上がり時間/立下がり時間調整回路8を
付加したものであり、この点のみが、図6に示す従来の
赤外線通信用素子とは異なっている。なお、図6と対応
する部分には同一の符号を付してある。
【0050】この赤外線通信用素子によれば、立上がり
時間/立下がり時間調整回路8が電源電圧VCCの変化に
対するパルス幅の変動を抑制するので、通信のパフォー
マンスを低下させることなく、電源範囲の使用範囲が大
きな赤外線通信用素子を実現できる。
【0051】
【発明の効果】以上の本発明出力回路によれば、出力の
立上り時間及び立下り時間を調整する立上がり時間/立
下がり時間調整回路を備えているため、電源電圧VCC
変化によるパルス幅の変動を抑制することができる。こ
の結果、本発明によれば、回路の電源電圧の使用範囲を
拡大できる。
【0052】また、本発明の赤外線通信用素子は、この
ような特長を有する出力回路を出力回路部に備えてお
り、電源電圧変化によるパルス幅変動が抑制されるた
め、通信のパフォーマンスを低下させることなく、電源
電圧の使用範囲の広い赤外線通信用素子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明出力回路を示すブロック図。
【図2】本発明出力回路の回路構成例を示す回路図。
【図3】本発明出力回路の効果を説明するための電圧波
形図。
【図4】本発明出力回路と従来の出力回路における出力
の立上り時間及び立下り時間の電源電圧依存特性のシミ
ュレーション結果を示すグラフ。
【図5】本発明赤外線通信用素子のブロック図。
【図6】赤外線通信用素子の従来例を示すブロック図。
【図7】図6の赤外線通信用素子の各部における動作波
形を示す波形図。
【図8】積分器付き出力回路の従来例を示す回路図。
【図9】図8の積分器付き出力回路の回路構成例を示す
回路図。
【図10】図8の積分器付き出力回路の問題点を説明す
るための電圧波形図。
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 第1増幅器 3 第2増幅器 4 ピークホールド回路 5 第1比較器 6 積分器付比較器(第2比較器) 7 バッファ 8 立上がり時間/立下がり時間調整回路 Q1〜Q13,Q101〜Q108,Q201〜Q204 トランジス
タ R1,R2,R101〜R103,R201,R202 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 文孝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方入力端子が基準電圧に接続され、他
    方入力端子に信号が入力される電流出力型の差動増幅器
    の出力に容量が接続され、該差動増幅器が該基準電圧と
    該信号の差に応じた出力電流により該容量の充放電を行
    い、その積分電圧波形をバッファを通して出力する出力
    回路において、 該出力の出力波形の立上がり時間及び立下がり時間を調
    整する立上がり/立下がり時間調整回路を付加した出力
    回路。
  2. 【請求項2】 前記立上がり/立下がり時間調整回路は
    電源電圧の値に応じて前記立上がり時間及び立下がり時
    間を調整する請求項1記載の出力回路。
  3. 【請求項3】 前記立上がり/立下がり時間調整回路は
    前記電源電圧が設定値を越えると前記差動増幅器の電流
    を増加させて前記立上がり時間及び立下がり時間が早く
    なるように調整する請求項2記載の出力回路。
  4. 【請求項4】 出力回路部が請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の出力回路によって構成されている赤外線通
    信用素子。
JP07287198A 1997-09-29 1998-03-20 出力回路及びこの出力回路を備えた赤外線通信用素子 Expired - Fee Related JP3483112B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07287198A JP3483112B2 (ja) 1998-03-20 1998-03-20 出力回路及びこの出力回路を備えた赤外線通信用素子
TW087113383A TW391084B (en) 1997-09-29 1998-08-14 Data communication receiving element
US09/135,686 US6147533A (en) 1997-09-29 1998-08-18 Data communication receiving elements
DE69839720T DE69839720D1 (de) 1997-09-29 1998-08-18 Signalformender Datenempfänger
EP98306590A EP0905894B1 (en) 1997-09-29 1998-08-18 Data receiver using waveform shaping
CNB981185258A CN1138356C (zh) 1997-09-29 1998-08-28 数据通信接收单元
KR1019980035413A KR100279687B1 (ko) 1997-09-29 1998-08-29 데이타 통신용 수신 소자

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07287198A JP3483112B2 (ja) 1998-03-20 1998-03-20 出力回路及びこの出力回路を備えた赤外線通信用素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11275159A true JPH11275159A (ja) 1999-10-08
JP3483112B2 JP3483112B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=13501829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07287198A Expired - Fee Related JP3483112B2 (ja) 1997-09-29 1998-03-20 出力回路及びこの出力回路を備えた赤外線通信用素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3483112B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008035582A1 (fr) * 2006-09-19 2008-03-27 Panasonic Corporation Appareil de transmission de signal
JP2010282078A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Fujitsu Semiconductor Ltd 電圧調整回路及び表示装置駆動回路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008035582A1 (fr) * 2006-09-19 2008-03-27 Panasonic Corporation Appareil de transmission de signal
JPWO2008035582A1 (ja) * 2006-09-19 2010-01-28 パナソニック株式会社 信号送信装置
JP4547454B2 (ja) * 2006-09-19 2010-09-22 パナソニック株式会社 信号送信装置
US8189692B2 (en) 2006-09-19 2012-05-29 Panasonic Corporation Signal transmitter apparatus provided with signal correction circuit for suppressing radiation of electromagnetic waves between transmission lines
JP2010282078A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Fujitsu Semiconductor Ltd 電圧調整回路及び表示装置駆動回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3483112B2 (ja) 2004-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6377033B2 (en) Linear regulator capable of sinking current
US6573693B2 (en) Current limiting device and electrical device incorporating the same
US7813392B2 (en) Light transmitter and automatic power control circuit thereof
US4723312A (en) Light emitting diode driver circuit
WO2006039203A1 (en) Mechanism to select bandwidth in an optical receiver circuit
US20060139736A1 (en) Optical receiver
EP0608974B1 (en) Base current-control circuit of an output transistor
US7248634B2 (en) Integrated circuit for transceiver device with means for suppressing superimposed noise and for generating a more accurate output signal
JPH11275159A (ja) 出力回路及びこの出力回路を備えた赤外線通信用素子
US6087736A (en) Communication system for vehicle
US6246734B1 (en) Vehicle communication system
KR100279687B1 (ko) 데이타 통신용 수신 소자
GB2091962A (en) Volume control circuit
JP2002124857A (ja) 信号補償回路及び復調回路
US5530388A (en) Parabolic current generator for use with a low noise communication bus driver
US6781441B2 (en) Very small current generating circuit
JPH05235446A (ja) 半導体レーザ駆動制御回路
JP3701898B2 (ja) 自動しきい値制御回路
JP3006211B2 (ja) ホトトランジスタ受光回路
JPH0334025B2 (ja)
KR100446276B1 (ko) 펄스 신호 발생기
US5473462A (en) Optical signal detection circuit
JPS60134519A (ja) 限時回路
JP3471615B2 (ja) データ通信用受信素子
JPS59108413A (ja) 自動レベル調整回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees