JPH11274986A - 適応波形等化処理装置、適応波形等化処理方法及び記録媒体 - Google Patents

適応波形等化処理装置、適応波形等化処理方法及び記録媒体

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JPH11274986A
JPH11274986A JP7382998A JP7382998A JPH11274986A JP H11274986 A JPH11274986 A JP H11274986A JP 7382998 A JP7382998 A JP 7382998A JP 7382998 A JP7382998 A JP 7382998A JP H11274986 A JPH11274986 A JP H11274986A
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JP
Japan
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equalization
input signal
statistic
unit
adaptive waveform
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JP7382998A
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Naoto Kawasaki
直人 川崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値変調された伝送路出力値に対して高速に
適応等化処理を行うことができる適応波形等化処理装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 変調方式決定部103と、可変係数フィ
ルタからなる等化部100と、ブラインド等化アルゴリ
ズムにより入力信号に適応した等化部の等化特性を推定
し再設定する推定部102と、を備えた適応波形等化処
理装置であって、複数の変調方式に対し、ブラインド等
化アルゴリズムで使用する原信号の分布に関する統計値
を記憶する統計値記憶部104と、入力信号変調方式に
対応する統計値を統計値記憶部104から選択する選択
部105とを備えた構成より成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号の波形等
化処理を行う適応波形等化処理装置及び適応波形等化処
理方法、並びにその方法を実行させるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】近年、通信チャネルにおいて、送信されて
きた信号を受信側の処理によって、もとの信号に復元す
る適応波形等化処理技術が利用されている。この適応波
形等化処理技術によれば伝送経路中で損失あるいは、歪
んだ受信信号をその歪みに適応した波形等化を行うこと
により元の信号に近づけることができる。従来の適応波
形等化処理の一つに、受信信号の分布から分布合同原理
若しくはzeri-forcingの原理に基づいて伝送路の逆特性
を推定することにより適応波形等化を行う、ブラインド
等化処理が知られている。
【0003】以下に従来の適応波形等化処理技術につい
て、特開平7−95137号公報を参考にして説明す
る。
【0004】図5は従来の技術による適応波形等化処理
装置の機能ブロック図である。図5において、103は
伝送路の状況や端末速度等から最適な通信速度及び変調
方式を決定する変調方式決定部、501は各々の変調方
式に対応した通信前の原信号のストリームを記憶してお
く原信号記憶部、502は原信号記憶部501から得ら
れた信号からブラインド等化アルゴリズムで使用する統
計値を演算する統計値演算部、100は伝送路を通過し
た受信信号に対して等化を行う可変係数フィルタで構成
された等化部、102は統計値演算部502から得られ
た統計値を元に、伝送路を通過してきた信号に対してブ
ラインド等化を行う為のアルゴリズムを演算し等化部1
00の等化特性の推定を行う推定部である。
【0005】次に、図5の適応波形等化処理装置につい
て、実際の動作を図6を用いて説明する。
【0006】伝送路を介した両通信端末が通信を開始す
ると、変調方式決定部103が入力信号yを元に、伝送
路の状態や通信端末の性能に適応した通信速度v及び変
調方式Mcを決定する(S601)。S601で決定され
た変調方式Mcに対応した原信号のストリームaを原信号
記憶部501が再生し(S602)、S602で得られ
た原信号のストリームaから、統計値演算部502が、
推定部102で使用するブラインド等化アルゴリズムで
使用する統計値Rpcを演算する(S603)。
【0007】次に、等化部100が係数の初期値c0に基
づき入力信号yの等化演算を行い等化信号zを得る(S6
04)。次に、推定部102が、ブラインド等化アルゴ
リズムに従って、S603で得られた統計値Rpcを元に
入力信号yにより適応した係数c1を演算し(S60
5)、係数c0を係数c1に更新する(S606)。以下、
再び、S604、S605、S606を繰り返すことに
より、等化部の等化特性を逐次的に理想的なものに収束
させ、等化特性の適応化を行う。この繰り返しループは
通信の終了により終了する(S607)。
【0008】S604で用いられるブラインド等化アル
ゴリズムは、現在のところBussgang方式、SATO方式、St
op-and-Go方式、Universal方式、CMA(Constant Mod
ulusAlgorithm)方式等が知られているが、これについ
ては具体的に実例を用いて説明を行う。
【0009】一例として、推定部102で使用するブラ
インド等化アルゴリズムを近年注目を集めているCMA
と仮定すると、推定部102で使用するブラインド等化
の評価関数Jは(数1)の式で表現される。
【0010】
【数1】
【0011】通常p=2,q=2が採用される場合が多い。ま
た、zkは時刻kにおける標本化された等化部の出力信号
の値、Eはある一定期間の平均値を示す。(数1)の式
におけるRpの項が統計値であり、統計値Rpは原信号列を
aと置くと(数2)の式で表現される。
【0012】
【数2】
【0013】ここでakは時刻kにおける標本化されたaの
値である。(数2)の式におけるRpをステップ404に
て演算する。(数1)の式により求まる評価関数Jか
ら、等化部の等化特性を決定する係数cを更新するに
は、最急降下法を用いた場合(数3)の式により表現さ
れる。
【0014】
【数3】
【0015】(数3)の式において、ynは時刻nにおけ
る標本化された入力信号の値、ckは時刻kにおける等化
部の等化特性を決定する係数、μは最急降下法における
ステップ幅を決定するステップ値である。(数2)の式
を演算することにより、S404において等化部の等化
特性を推定し係数cの更新を行う。以下、評価関数Jの
計算と係数cの更新を逐次繰り返すことにより、等化部
の等化特性を最適等化特性に収束させ適応等化を実現す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、変調方式毎に統計値Rpを演算する為、演算処
理の演算規模及び回路規模が大きくなり、処理速度が遅
く回路消費電力が大きいという問題点を有していた。
【0017】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、受信信号の変調方式に対応して、予め複数用意され
た原信号の分布に関する統計値から選択することによ
り、演算規模が小さく、回路規模が小さく、高速で低消
費電力の適応波形等化処理装置の提供、及び演算規模が
小さく高速化が可能な適応波形等化処理方法、並びに演
算規模が小さく高速化が可能な適応等化処理方法が記録
されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の適応波形等化処理装置は、入力信号から入力
信号変調方式を推定する変調方式決定部と、等化特性が
設定可能で入力信号に対して等化を行う等化部と、設定
された統計値に基づきブラインド等化アルゴリズムによ
り入力信号に適応した等化部の等化特性を推定する推定
部と、を備えた適応波形等化処理装置であって、複数の
変調方式に対し、ブラインド等化アルゴリズムで使用す
る原信号の分布に関する統計値を記憶する統計値記憶部
と、入力信号変調方式に対応する統計値を統計値記憶部
から選択する選択部とを備え、推定部で用いられる統計
値が選択部により決定されることとした構成から成る。
【0019】この構成により、等化部の等化特性の適応
収束速度が速く、回路規模が小さく、低消費電力の適応
波形等化処理装置を提供することができる。
【0020】ここで、「入力信号に適応した等化部の等
化特性」とは、該入力信号に対する原信号が等化部に入
力するまでに通過した伝送系の伝達特性の逆特性(即
ち、理想的な等化特性)である。
【0021】上記課題を解決するために本発明の適応波
形等化処理方法は、入力信号から変調方式を推定する変
調方式決定手順と、変調方式に対応する統計値を、後述
のブラインド等化アルゴリズムで使用する、予め複数用
意された原信号の分布に関する統計値を記憶した統計値
リストから選択する選択手順と、設定された等化特性に
より前記入力信号に対して等化を行い等化信号を得る等
化手順と、選択手順で選択された統計値に基づきブライ
ンド等化アルゴリズムにより入力信号に適応した等化特
性を推定する推定手順とを備えた構成より成る。
【0022】この構成により、演算処理が小規模で高速
な適応波形等化処理方法を提供することができる。
【0023】上記課題を解決するために本発明の記憶媒
体は、請求項2に記載の適応波形等化処理方法における
各手順を実行させるためのプログラムを記憶媒体上に記
録することとした構成より成る。
【0024】これにより、実行することにより理想的な
等化処理演算に最も近似した演算を行うことができる適
応波形等化処理方法のプログラムが記録された記憶媒体
が得られ、このプログラムを実行することにより演算処
理が小規模で高速な適応波形等化処理方法を提供するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の適応波
形等化処理装置は、入力信号から入力信号変調方式を推
定する変調方式決定部と、等化特性が設定可能で入力信
号に対して等化を行う等化部と、設定された統計値に基
づきブラインド等化アルゴリズムにより入力信号に適応
した等化部の等化特性を推定する推定部とを備えた適応
波形等化処理装置であって、複数の変調方式に対し、ブ
ラインド等化アルゴリズムで使用する原信号の分布に関
する統計値を記憶する統計値記憶部と、入力信号変調方
式に対応する統計値を統計値記憶部から選択する選択部
とを備え、推定部で用いられる統計値が選択部により決
定されることとしたものであり、この構成により、演算
処理が小規模となり、等化部の等化特性の適応化収束速
度が向上し、回路規模が小規模となるという作用を有す
る。
【0026】ここで、等化部は可変係数フィルタにより
構成される。本発明の請求項2に記載の適応波形等化処
理方法は、入力信号から変調方式を推定する変調方式決
定手順と、変調方式に対応する統計値を、後述のブライ
ンド等化アルゴリズムで使用する、予め複数用意された
原信号の分布に関する統計値を記憶した統計値リストか
ら選択する選択手順と、設定された等化特性により前記
入力信号に対して等化を行い等化信号を得る等化手順
と、選択手順で選択された統計値に基づきブラインド等
化アルゴリズムにより入力信号に適応した等化特性を推
定する推定手順とを備えたこととしたものであり、この
構成により、演算処理が小規模となり、等化手順の等化
特性の適応化収束速度が向上するという作用を有する。
【0027】本発明の請求項3に記載の記録媒体は、請
求項2に記載の適応波形等化処理方法における各手順を
実行させるためのプログラムを記録することとしたもの
であり、これにより、記録プログラムを実行することに
より理想的な適応波形等化処理の為の演算に最も近似し
た演算が行われるという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
適応波形等化処理装置の機能ブロック図である。
【0029】図1において、104−1〜104−n
は、使用される可能性のあるn個の変調方式M1〜Mnの各
々に対して、ブラインド等化アルゴリズムで使用する原
信号aの分布に関する統計値Rp1〜Rpnを記憶する統計値
記憶部、103は入力信号yから最適な通信速度v及び変
調方式Mcを推定する変調方式決定部、105は変調方式
決定部103で決定された変調方式Mcに対応する統計値
Rpcを統計値記憶部104−1〜104−nに記憶され
た統計値Rp1〜Rpnの中から選択する選択部、100は外
部から設定可能で等化特性を決定する複数の係数cを有
し入力信号yに対して等化を行う可変係数フィルタで構
成された等化部、102は選択部で選択された統計値Rp
cに基づき、入力信号yと等化部出力信号(等化信号)z
と現在の等化部の係数c0とから、ブラインド等化アルゴ
リズムにより、入力信号yに適応した係数c1を推定し、
係数c0を係数c1に更新する推定部である。
【0030】次に、本実施の形態に係る適応波形等化処
理装置について、以下その動作を図2を用いて説明す
る。
【0031】図2において、通信を開始すると、変調方
式決定部103が入力信号yを元に、伝送路の状態や通
信端末の性能に適応した通信速度v及び変調方式Mcを推
定し(S201)、S201で、選択部105が、決定
された変調方式Mcに対応した原信号aの統計値Rpcを統計
値記憶部104−1〜104−nに記憶された統計値Rp
1〜Rpnから選択する(S202)。次に、等化部100
が係数の初期値c0に基づき入力信号yの等化演算を行い
等化信号zを得る(S203)。次に、推定部102
が、例えば(数1)の式及び(数3)の式に示したよう
な、ブラインド等化アルゴリズムに従って、S202で
得られた統計値Rpcを元に入力信号yにより適応した係数
c1を演算し(S204)、係数c0を係数c1に更新する
(S205)。以下、再び、S203、S204、S2
05を繰り返すことにより、等化部の等化特性を逐次的
に理想的なものに収束させ、等化特性の適応化を行う。
【0032】この繰り返しループは、等化特性の収束又
は通信の終了により終了する(S206)。
【0033】ここで、統計値記憶部104−1〜104
−nに予め記憶されている統計値Rp1〜Rpnは、例えば、
ブラインド等化アルゴリズムとしてCMAを用いた場合
には(数2)の式のように表現される。
【0034】以上のように、本実施の形態によれば、入
力信号から入力信号変調方式を推定する変調方式決定部
と、等化特性が設定可能で入力信号に対して等化を行う
等化部と、設定された統計値に基づきブラインド等化ア
ルゴリズムにより入力信号に適応した等化部の等化特性
を推定する推定部とを備えた適応波形等化処理装置であ
って、複数の変調方式に対し、ブラインド等化アルゴリ
ズムで使用する原信号の分布に関する統計値を記憶する
統計値記憶部と、入力信号変調方式に対応する統計値を
統計値記憶部から選択する選択部とを備え、推定部で用
いられる統計値が選択部により決定されることとしたこ
とにより、ブラインド等化アルゴリズムで使用する統計
値Rpcは、予め用意された何種類の統計値Rp1〜Rpnから
入力信号の変調方式Mcに対応するものを選択するのみと
なり、入力信号が受信される毎に統計値Rpcを再計算す
る必要がなくなるため、小規模な演算処理回路で構成す
ることが可能で低コスト・低消費電力となり、等化器の
等化特性の最適化される収束速度が向上する。
【0035】なお、本実施の形態はブラインド等化アル
ゴリズム全般に対処できるものであり、現在、一般的に
ブラインド等化方式として知られているBussgang方式、
SATO方式、Stop-and-Go方式、Universal方式等にも適用
できる。
【0036】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係る波形等化処理方法を実施する装置の装置ブ
ロック図である。
【0037】図3において、301はアナログ/デジタ
ル変換部(ADC)、302は中央演算処理部、303
は、本発明の請求項2に係る波形等化処理方法のプログ
ラムを記憶する記憶部である。
【0038】記憶部303はランダムアクセスメモリ
(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気デ
ィスク装置、光ディスク装置、磁気テープ等の1乃至複
数の組み合わせにより構成される。
【0039】次に、本発明の実施の形態2に係る波形等
化処理方法を図2を用いて説明する。
【0040】図2において、通信を開始すると、入力信
号yはADCにより量子化され中央演算部に入力され
る。中央演算部では、入力信号yを元に変調方式決定手
順により、伝送路の状態や通信端末の性能に適応した通
信速度v及び変調方式Mcを推定し(S201)、S20
1で、選択手順により、決定された変調方式Mcに対応し
た原信号aの統計値Rpcを統計値記憶部104−1〜10
4−nに記憶された統計値Rp1〜Rpnから選択する(S2
02)。次に、等化手順により、係数の初期値c0に基づ
き入力信号yの等化演算を行い等化信号zを得る(S20
3)。次に、等化特性推手順により、例えば(数1)の
式及び(数3)の式に示したような、ブラインド等化ア
ルゴリズムに従って、S202で得られた統計値Rpcを
元に入力信号yにより適応した係数c1を演算し(S20
4)、係数c0を係数c1に更新する(S205)。以下、
再び、S203、S204、S205を繰り返すことに
より、等化部の等化特性を逐次的に理想的なものに収束
させ、等化特性の適応化を行う。この繰り返しループ
は、等化特性の収束又は通信の終了により終了する(S
206)。
【0041】ここで、統計値記憶部104−1〜104
−nに予め記憶されている統計値Rp1〜Rpnは、例えば、
ブラインド等化アルゴリズムとしてCMAを用いた場合
には(数2)の式のように表現される。
【0042】以上のように、本実施の形態によれば、入
力信号から変調方式を推定する変調方式決定手順と、変
調方式に対応する統計値を、後述のブラインド等化アル
ゴリズムで使用する、予め複数用意された原信号の分布
に関する統計値を記憶した統計値リストから選択する選
択手順と、設定された等化特性により前記入力信号に対
して等化を行い等化信号を得る等化手順と、選択手順で
選択された統計値に基づきブラインド等化アルゴリズム
により入力信号に適応した等化特性を推定する推定手順
とを備えたことにより、入力信号を受信する毎に統計値
Rpcを求める平均演算(例えば、(数2)の式の演算)
を行う必要がなくなり、演算処理が小規模で演算回数の
少なく最適化までの収束が速くなる。
【0043】なお、本実施の形態はブラインド等化アル
ゴリズム全般に対処できるものであり、現在、一般的に
ブラインド等化方式として知られているBussgang方式、
SATO方式、Stop-and-Go方式、Universal方式等にも適用
できる。
【0044】更に、本実施の形態では、装置の構成とし
て図4に示したような構成としてもよい。
【0045】図4において、401は本発明の請求項3
に係る記憶媒体、402は記憶媒体401を読み取る読
取部である。なお、図3と同じ構成要素については同符
号を付して説明を省略する。
【0046】401はコンピュータ読み取り可能な記録
媒体なら何でも良く、例えば、フロッピーディスクや光
ディスク、CD−ROM等である。
【0047】このような構成とした場合、通信を開始す
る前に記録媒体401に記録された、請求項2に記載の
適応波形等化処理方法における各手順を実行させるため
の制御プログラムを、読取部402で読み取り記憶装置
303に展開した後、制御プログラムを実行すること
で、上記と同様な効果を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の適応波形
等化処理装置によれば、入力信号から入力信号変調方式
を推定する変調方式決定部と、等化特性が設定可能で入
力信号に対して等化を行う等化部と、設定された統計値
に基づきブラインド等化アルゴリズムにより入力信号に
適応した等化部の等化特性を推定する推定部とを備えた
適応波形等化処理装置であって、複数の変調方式に対
し、ブラインド等化アルゴリズムで使用する原信号の分
布に関する統計値を記憶する統計値記憶部と、入力信号
変調方式に対応する統計値を統計値記憶部から選択する
選択部とを備え、推定部で用いられる統計値が選択部に
より決定されることとしたことにより、等化部の等化特
性の適応収束速度が速く、回路規模が小さく、低コスト
及び低消費電力の適応波形等化処理装置を提供できると
いう有利な効果が得られる。
【0049】以上のように請求項2に記載の適応波形等
化処理方法によれば、入力信号から変調方式を推定する
変調方式決定手順と、変調方式に対応する統計値を、後
述のブラインド等化アルゴリズムで使用する、予め複数
用意された原信号の分布に関する統計値を記憶した統計
値リストから選択する選択手順と、設定された等化特性
により前記入力信号に対して等化を行い等化信号を得る
等化手順と、選択手順で選択された統計値に基づきブラ
インド等化アルゴリズムにより入力信号に適応した等化
特性を推定する推定手順とを備えたことにより、演算処
理が小規模で演算回数の少なく最適化までの収束の速い
適応波形等化処理方法を提供することができるという有
利な効果が得られる。
【0050】本発明の請求項3に記載の記録媒体によれ
ば、請求項2に記載の適応波形等化処理方法における各
手順を実行させるためのプログラムを記録することによ
り、記録プログラムを実行し理想的な適応波形等化処理
の為の演算に最も近似した演算を行うことができるとい
う有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る適応波形等化処理
装置の機能ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る適応波形等化処理
装置の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2に係る適応波形等化処理
方法を実施する装置の装置ブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る適応波形等化処理
方法を実施する装置の装置ブロック図
【図5】従来の技術による適応波形等化処理装置の機能
ブロック図
【図6】従来の技術による適応波形等化処理装置の動作
を示すフローチャート
【符号の説明】
100 等化部 102 推定部 103 変調方式決定部 104−1〜104−n 統計値記憶部 105 選択部 501 原信号記憶部 502 統計値演算部 301 ADC 302 中央演算処理部 303 記憶部 401 記憶媒体 402 読取部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号から入力信号変調方式を推定する
    変調方式決定部と、等化特性が設定可能で前記入力信号
    に対して等化を行う等化部と、設定された統計値に基づ
    きブラインド等化アルゴリズムにより前記入力信号に適
    応した前記等化部の等化特性を推定する推定部と、を備
    えた適応波形等化処理装置であって、複数の変調方式に
    対し前記ブラインド等化アルゴリズムで使用する原信号
    の分布に関する統計値を記憶する統計値記憶部と、前記
    入力信号変調方式に対応する統計値を前記統計値記憶部
    から選択する選択部と、を備え、前記推定部で用いられ
    る前記統計値が前記選択部により決定されることを特徴
    とする適応波形等化処理装置。
  2. 【請求項2】入力信号から変調方式を推定する変調方式
    決定手順と、前記変調方式に対応する統計値を、後述の
    ブラインド等化アルゴリズムで使用する、予め複数用意
    された原信号の分布に関する統計値を記憶した統計値リ
    ストから選択する選択手順と、設定された等化特性によ
    り前記入力信号に対して等化を行い等化信号を得る等化
    手順と、前記選択手順で選択された統計値に基づきブラ
    インド等化アルゴリズムにより前記入力信号に適応した
    等化特性を推定する推定手順と、を備えることを特徴と
    する適応波形等化処理方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の適応波形等化処理方法に
    おける各手順を実行させるためのプログラムを記録した
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
JP7382998A 1998-03-23 1998-03-23 適応波形等化処理装置、適応波形等化処理方法及び記録媒体 Withdrawn JPH11274986A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002061747A1 (fr) * 2001-01-29 2002-08-08 Sony Corporation Circuit d'egalisation adaptative, dispositif regeneratif utilisant ledit circuit et procede d'egalisation adaptative
KR100825875B1 (ko) * 2000-11-17 2008-04-28 소니 가부시끼 가이샤 신호처리회로 및 이 신호처리회로를 이용한 기록재생장치

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