JPH11274026A - 基板熱処理装置 - Google Patents

基板熱処理装置

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JPH11274026A
JPH11274026A JP7010498A JP7010498A JPH11274026A JP H11274026 A JPH11274026 A JP H11274026A JP 7010498 A JP7010498 A JP 7010498A JP 7010498 A JP7010498 A JP 7010498A JP H11274026 A JPH11274026 A JP H11274026A
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JP
Japan
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substrate
heat treatment
cooling
unit
power
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JP7010498A
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Akihiro Hisai
章博 久井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板熱処理装置に電力を供給するための電力
供給部の最大供給電力量を低減する。 【解決手段】 基板Wを加熱処理する加熱処理部1と基
板Wを冷却処理する冷却処理部2とを備え、加熱処理部
1及び冷却処理部2に電力が供給されて温度制御される
ように構成された基板熱処理装置において、相前後して
行う加熱処理と冷却処理とに用いる加熱処理部1と冷却
処理部2とに共通の電力供給部3から温度制御用の電力
を供給するように構成し、基板搬送装置5はこの電力供
給部3から電力が供給される加熱処理部1と冷却処理部
2とのいずれか一方の熱処理部1または2でのみ基板W
が熱処理されるように、これら加熱処理部1と冷却処理
部2とに基板Wを搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を加熱処理す
る加熱処理部と基板を冷却処理する冷却処理部とを備
え、加熱処理部及び冷却処理部に電力が供給されて温度
制御されるように構成された基板熱処理装置に係り、特
には装置に電力を供給するための電力供給部の最大供給
電力量を低減するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱処理部と冷却処理部とを備えた従来
の基板熱処理装置は、概念的には図15に示すように、
加熱処理部1と冷却処理部2にそれぞれ個別の電力供給
部3(3H、3C)から電力が供給されるように構成さ
れている。なお、この明細書では、加熱処理部と冷却処
理部とを総称するときには熱処理部とも表現する。
【0003】加熱処理部1は、ヒーターなどの加熱装置
11などが内設されたホットプレート10を備えてい
る。加熱処理部1の温度制御を行うコントローラー13
は、電力供給部3Hから加熱装置11に電力を供給して
加熱処理部1(ホットプレート10)の温度制御を行
う。また、冷却処理部2は、ペルチェ素子などの冷却装
置21などが内設されたクールプレート20を備えてい
る。冷却処理部2の温度制御を行うコントローラー23
は、電力供給部3Cから冷却装置21に電力を供給して
冷却処理部2(クールプレート20)の温度制御を行
う。
【0004】加熱処理部1で基板Wを加熱処理する際に
は、コントローラー13は電力供給部3Hから加熱処理
部1に、加熱装置11をフルパワーで駆動するフルパワ
ー駆動用電力を供給してホットプレート10の温度を制
御する。冷却処理部2も同様に、基板Wを冷却処理する
際には、冷却装置21をフルパワーで駆動するフルパワ
ー駆動用電力が電力供給部3Cから冷却処理部2に供給
される。
【0005】従って、従来装置では、加熱装置11に対
するフルパワー駆動用電力を加熱処理部1に供給できる
電力供給部3Hと、冷却装置21に対するフルパワー駆
動用電力を冷却処理部2に供給できる電力供給部3Cと
を備えていることになる。
【0006】また、例えば、露光処理前後のフォトリソ
グラフィ工程の一連の基板処理を行うレジスト処理装置
のような基板処理装置に搭載された基板熱処理装置に
は、加熱処理部1と冷却処理部2とが各々複数ずつ備え
られているが、このような場合にも、各熱処理部1、2
には温度制御用のコントローラー13、23が各々個別
に備えられるとともに、各々個別の電力供給部3からフ
ルパワー駆動用電力が各々個別に供給できるように構成
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。
【0008】従来装置は、各熱処理部1、2にフルパワ
ー駆動用電力を個別に供給できるように、換言すれば、
各熱処理部1、2にフルパワー駆動用電力を同時に供給
できるように構成されている。そのため、加熱処理部1
に供給するフルパワー駆動用電力をWfh 、冷却処理部2
に供給するフルパワー駆動用電力をWfc 、基板熱処理装
置に備えた加熱処理部1と冷却処理部2の数をそれぞれ
m 、n (m 、n はそれぞれ1以上の自然数)とすると、
従来装置に供給する各電力供給部3の供給電力量を合計
した最大供給電力量は〔(Wfh ×m )+(wfc ×n )〕
と大電力量になる。
【0009】例えば、電源ユニットから各熱処理部1、
2にフルパワー駆動用電力を個別に供給できるように構
成する場合、最大供給電力量が〔(Wfh ×m )+(wfc
×n)〕である電源ユニットが必要となり、電源ユニッ
トのサイズが大型化し、装置の大型化を招くことにな
る。また、工場のユーティリティから各熱処理部1、2
にフルパワー駆動用電力を個別に供給できるように構成
する場合は、工場のユーティリティ側で1台の基板熱処
理装置に対して〔(Wfh ×m )+(wfc ×n )〕の最大
供給電力量を確保しなければならなくなる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、装置に電力を供給するための電力供給
部の最大供給電力量を低減することができる基板熱処理
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この種の基板熱処理装置
では、加熱処理部で基板を加熱処理していないときに
は、加熱処理部の温度維持などのために、加熱処理部に
は、加熱処理部に対するフルパワー駆動用電力の数%程
度の電力が供給されているに過ぎず、冷却処理部も同様
に、基板を冷却処理していないときには、冷却処理部に
は、冷却処理部に対するフルパワー駆動用電力の数%程
度の電力が供給されているに過ぎない。
【0012】また、加熱処理部と冷却処理部を備えた基
板熱処理装置では、通常、加熱処理部で基板を加熱する
と、加熱された基板を冷却処理部で冷却するというよう
に、加熱処理に続いて冷却処理が行われる。
【0013】以上の点に注目して本発明者は、上記目的
を達成するための次のような発明をなした。すなわち、
請求項1に記載の発明は、基板を加熱処理する加熱処理
部と基板を冷却処理する冷却処理部とを備え、前記加熱
処理部及び前記冷却処理部に電力が供給されて温度制御
されるように構成された基板熱処理装置において、相前
後して行う加熱処理と冷却処理とに用いる加熱処理部と
冷却処理部とに共通の電力供給部から温度制御用の電力
を供給するように構成し、前記電力供給部から電力が供
給される加熱処理部と冷却処理部とのいずれか一方の熱
処理部でのみ基板が熱処理されるように、これら加熱処
理部と冷却処理部とに基板を搬送する基板搬送手段を備
えたことを特徴とするものである。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板熱処理装置において、相前後して行う加熱処
理と冷却処理とに用いる加熱処理部と冷却処理部とを共
通の熱処理室の内部に配設し、前記熱処理室の内部に配
設された加熱処理部と冷却処理部とに共通の電力供給部
から温度制御用の電力を供給するように構成し、前記基
板搬送手段は、前記熱処理室の内部に配設された加熱処
理部から冷却処理部への基板の搬送を前記熱処理室内で
行うことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。基板搬送手段は、共通の電力供給部から温度制御用
の電力が供給される加熱処理部と冷却処理部とで共に基
板に熱処理を行っていない状態で、加熱処理部に基板を
搬送する。基板搬送手段によって加熱処理部に基板が搬
送されると、その加熱処理部には共通の電力供給部から
温度制御用の電力が供給されて加熱処理部の温度制御が
行われ、基板が加熱処理される。このとき、冷却処理部
では基板の冷却処理は行われていない。すなわち、この
状態では、加熱処理している加熱処理部には、共通の電
力供給部からフルパワー駆動用電力が供給されるが、冷
却処理していない冷却処理部には、共通の電力供給部か
ら冷却処理部に対するフルパワー駆動用電力の数%の電
力が供給されているに過ぎない。
【0016】加熱処理を終えると、基板搬送手段は、加
熱処理部から冷却処理部に基板を搬送する。基板搬送手
段によって冷却処理部に基板が搬送されると、その冷却
処理部には共通の電力供給部から電力が供給されて冷却
処理部の温度制御が行われ、基板が冷却処理される。こ
のとき、基板搬送手段は加熱処理部に基板は搬送しな
い。すなわち、この状態では、冷却処理している冷却処
理部には、共通の電力供給部からフルパワー駆動用電力
が供給されるが、加熱処理していない加熱処理部には、
共通の電力供給部から加熱処理部に対するフルパワー駆
動用電力の数%の電力が供給されているに過ぎない。
【0017】冷却処理を終えると、基板搬送手段は、冷
却処理部から基板を搬送し、加熱処理部と冷却処理部と
で共に基板に熱処理を行っていない状態になると、次の
基板を加熱処理部に搬送する。以降、上述したように、
加熱処理部と冷却処理部とを交互に用いながら、基板へ
の加熱処理と冷却処理が順次行われていく。
【0018】以上のように、この請求項1に記載の発明
によれば、相前後して行う加熱処理と冷却処理とに用い
る加熱処理部と冷却処理部に共通の電力供給部から温度
制御用の電力を供給するように構成したので、この電力
供給部の最大供給電力量は、これら加熱処理部と冷却処
理部とで同時に使用する最大の電力量になる。そして、
この請求項1に記載の発明では、これら加熱処理部での
加熱処理と冷却処理部での冷却処理を同時に行わないよ
うに構成したので、これら加熱処理と冷却処理に用いる
加熱処理部と冷却処理部とに同時にフルパワー駆動用電
力を供給することはない。従って、これら加熱処理部と
冷却処理部に電力を供給する共通の電力供給部の最大供
給電力量を従来装置よりも小さくすることができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、共通の熱
処理室内において、この熱処理室の内部に配設された加
熱処理部と冷却処理部とを交互に用いて加熱処理と冷却
処理とが行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の基本的な構成を示
す概略図である。
【0021】図に示す加熱処理部1と冷却処理部2は、
例えば、レジスト塗布処理前の加熱処理とそれに続いて
行う冷却処理や、レジスト塗布処理後の加熱処理(ソフ
トベーク)とそれに続いて行う冷却処理などのように、
相前後して行う加熱処理と冷却処理とに用いるもので、
これら加熱処理部1と冷却処理部2には共通の電力供給
部3から電力が供給されるように構成されている。
【0022】加熱処理部1は、ヒーターなどの加熱装置
11や温度センサ12などが内設されたホットプレート
10を備えている。加熱処理部1に搬送された基板W
は、ホットプレート10の上面から微小間隔隔てて支持
され、あるいは、ホットプレート10の上面に接触して
載置支持されて加熱処理される。加熱処理部1の温度制
御を行うコントローラー13は、温度センサ12からの
検知信号に基づきホットプレート1の温度を監視しなが
ら、電力供給部3から加熱装置11に電力を供給して加
熱処理部1(ホットプレート10)の温度制御を行う。
【0023】ホットプレート10は、メインコントロー
ラー4から指示された設定温度に加熱されている。
【0024】基板Wを加熱処理していないときには、コ
ントローラー13は、電力供給部3から加熱装置11に
電力を供給してホットプレート10の温度を現在の設定
温度に維持するように加熱処理部1の温度制御を行う。
このときに電力供給部3から加熱処理部1に供給される
電力は最大でも加熱処理部1に対するフルパワー駆動用
電力の数%の電力である。例えば、加熱処理部1に対す
るフルパワー駆動用電力が300Wであり、基板Wを加
熱処理していないときに電力供給部3から加熱処理部1
に供給される電力が最大でも加熱処理部1に対するフル
パワー駆動用電力の10%である場合には、基板Wを加
熱処理していないときに加熱処理部1の温度制御に使用
する最大電力量は30Wである。
【0025】コントローラー13は、温度センサ12か
らの検知信号に基づきホットプレート10の温度を監視
している。基板Wに対する加熱処理を行うために、ホッ
トプレート10との温度差が大きい常温付近の基板Wが
ホットプレート10の上面に支持されると、ホットプレ
ート10の温度が急激に降温する。コントローラー13
は、ホットプレート10の温度が現在の設定温度よりも
予め決められた温度(例えば、0.5℃)以上降温した
ことを検知すると、電力供給部3から加熱処理部1へフ
ルパワー駆動用電力を供給してホットプレート10を昇
温させ、例えば、ホットプレート10の温度が設定温度
に戻ると、PID制御に切り替えるように加熱処理部1
の温度制御を行い、基板Wに対する加熱処理を行う。加
熱処理の終了はメインコントローラー4に通知される。
【0026】冷却処理部2は、ペルチェ素子などの冷却
装置21や温度センサ22などが内設されたクールプレ
ート20を備えている。冷却処理部2に搬送された基板
Wは、クールプレート20の上面から微小間隔隔てて支
持され、あるいは、クールプレート20の上面に接触し
て載置支持されて冷却処理される。冷却処理部2の温度
制御を行うコントローラー23は、温度センサ22から
の検知信号に基づきクールプレート20の温度を監視し
ながら、加熱処理部1と共通の電力供給部3から冷却装
置21に電力を供給して冷却処理部2(クールプレート
20)の温度制御を行う。
【0027】クールプレート20は、メインコントロー
ラー4から指示された設定温度に冷却されている。
【0028】基板Wを冷却処理していないときには、コ
ントローラー23は、電力供給部3から冷却装置21に
電力を供給してクールプレート20の温度を現在の設定
温度に維持するように冷却処理部2の温度制御を行う。
このときに電力供給部3から冷却処理部2に供給される
電力は最大でも冷却処理部2に対するフルパワー駆動用
電力の数%の電力である。例えば、冷却処理部2に対す
るフルパワー駆動用電力が200Wであり、基板Wを冷
却処理していないときに電力供給部3から冷却処理部2
に供給される電力が最大でも冷却処理部2に対するフル
パワー駆動用電力の10%である場合には、基板Wを加
熱処理していないときに冷却処理部2の温度制御に使用
する最大電力量は20Wである。
【0029】コントローラー23は、温度センサ22か
らの検知信号に基づきクールプレート20の温度を監視
している。基板Wに対する冷却処理を行うために、加熱
処理部1で加熱された、クールプレート20との温度差
が大きい高温の基板Wがクールプレート20の上面に支
持されると、クールプレート20の温度が急激に昇温す
る。コントローラー23は、クールプレート20の温度
が現在の設定温度よりも予め決められた温度(例えば、
0.5℃)以上昇温したことを検知すると、電力供給部
3から冷却処理部2へフルパワー駆動用電力を供給して
クールプレート20を降温させ、例えば、クールプレー
ト20の温度が設定温度に戻ると、PID制御に切り替
えるように冷却処理部2の温度制御を行い、基板Wに対
する冷却処理を行う。冷却処理の終了はメインコントロ
ーラー4に通知される。
【0030】基板搬送装置5は、電力供給部3から電力
が供給される加熱処理部1と冷却処理部2とのいずれか
一方の熱処理部1または2でのみ基板Wが熱処理される
ように、これら加熱処理部1と冷却処理部2とに基板W
を搬送する。すなわち、基板搬送装置5は、加熱処理部
1への基板Wの搬送を、両熱処理部1、2で共に基板W
に熱処理を行っていない状態で行い、加熱処理部1から
冷却処理部2へ基板Wを搬送した後は、冷却処理部2で
基板Wの冷却処理を終えて冷却処理部2から基板Wを搬
送し、両熱処理部1、2で基板Wに熱処理を行っていな
い状態になるまで、加熱処理部1への基板Wの搬送は行
わない。基板搬送装置5は、メインコントローラー4に
より制御される。
【0031】次に図1に示す構成を有する装置の動作を
説明する。基板搬送装置5は、両熱処理部1、2で共に
基板Wに熱処理を行っていない状態で、加熱処理部1に
基板Wを搬送する。基板搬送装置5によって加熱処理部
1に基板Wが搬送されると、コントローラー13は、上
述したように、加熱処理部1に電力供給部3から電力を
供給して加熱処理部1の温度制御を行って基板Wを加熱
処理する。このとき、冷却処理部2では基板Wの冷却処
理は行われていない。すなわち、この状態では、加熱処
理している加熱処理部1には、電力供給部3からフルパ
ワー駆動用電力が供給されるが、冷却処理していない冷
却処理部2には、冷却処理部2に対するフルパワー駆動
用電力の数%の電力が電力供給部3から供給されている
に過ぎない。
【0032】加熱処理部1での加熱処理を終えると、基
板搬送装置5は、加熱処理部1から冷却処理部2に基板
Wを搬送する。基板搬送装置5によって冷却処理部2に
基板Wが搬送されると、コントローラー23は、上述し
たように、冷却処理部2に電力供給部3から電力を供給
して冷却処理部2の温度制御を行って基板Wを冷却処理
する。このとき、基板搬送装置5は、加熱処理部1への
基板Wの搬送は行わない。すなわち、この状態では、冷
却処理している冷却処理部2には、電力供給部3からフ
ルパワー駆動用電力が供給されるが、加熱処理していな
い加熱処理部1には、加熱処理部1に対するフルパワー
駆動用電力の数%の電力が電力供給部3から供給されて
いるに過ぎない。
【0033】冷却処理部2での冷却処理を終えると、基
板搬送装置5は、冷却処理部2から基板Wを搬送し、両
熱処理部1、2で共に基板Wに熱処理を行っていない状
態になると、次の基板Wを加熱処理部1に搬送する。以
降、上述したように、加熱処理部1と冷却処理部2とを
交互を用いながら、基板Wへの加熱処理と冷却処理が順
次行われていく。
【0034】なお、加熱処理部1と冷却処理部2とで共
に基板Wに熱処理を行っていない状態では、加熱処理部
1には加熱処理部1に対するフルパワー駆動用電力の数
%の電力が電力供給部3から供給され、冷却処理部2に
は冷却処理部2に対するフルパワー駆動用電力の数%の
電力が電力供給部3から供給されているに過ぎない。
【0035】以上のように、図1に示す装置によれば、
相前後して行う加熱処理と冷却処理とに用いる加熱処理
部1と冷却処理部2に共通の電力供給部3から電力を供
給するように構成したので、電力供給部3の最大供給電
力量は、これら加熱処理部1と冷却処理部2とで同時に
使用する最大の電力量になる。そして、図1の構成の装
置によれば、これら加熱処理部1での加熱処理と冷却処
理部2での冷却処理を同時に行わないように構成したの
で、これら加熱処理と冷却処理に用いる加熱処理部1と
冷却処理部2とに同時にフルパワー駆動用電力を供給す
ることはない。
【0036】加熱処理部1に対するフルパワー駆動用電
力をWfh 、基板Wを加熱処理していないときに加熱処理
部1の温度制御に使用する最大電力量をWsh(<<Wfh)、冷
却処理部2に対するフルパワー駆動用電力をWfc 、基板
Wを冷却処理していないときに冷却処理部2の温度制御
に使用する最大電力量をWsc(<<Wfc)とすると、従来装置
(図15参照)では、加熱処理部1と冷却処理部2に電
力を供給する電力供給部3(3H、3C)の合わせた最
大供給電力量は(Wfh+Wfc)であるのに対して、図1に示
す装置の電力供給部3の最大供給電力量は、(Wfh+Wsc)
または(Wsh+Wfc)の大きい方の電力量であればよい。
【0037】例えば、Wfh =300W、Wsh =30W、
Wfc =200W、Wsc =20Wとすると、(Wfh+Wsc)は
320W、(Wsh+Wfc)は230Wであるので、図1に示
す装置の電力供給部3の最大供給電力量は320Wでよ
い。これに対して従来装置の電力供給部3(3H、3
C)の最大供給電力量は500Wとなる。
【0038】以上より明らかなように、相前後して行う
加熱処理と冷却処理とに用いる加熱処理部1と冷却処理
部2に電力を供給するための電力供給部3の最大供給電
力量を従来装置よりも小さくすることができる。
【0039】複数(例えば、2つ)の加熱処理部1と複
数(例えば、2つ)の冷却処理部2とを備えた基板熱処
理装置の場合、例えば、図2に示すように構成される。
この構成の場合、電力供給部3Aから電力が供給される
加熱処理部1Aと冷却処理部2Aとで行う加熱処理及び
冷却処理と、電力供給部3Bから電力が供給される加熱
処理部1Bと冷却処理部2Bとで行う加熱処理及び冷却
処理とを区分することができる。例えば、加熱処理部1
Aと冷却処理部2Aとをレジスト塗布処理前の加熱処理
とそれに続いて行う冷却処理に用い、加熱処理部1Bと
冷却処理部2Bとをレジスト塗布処理後の加熱処理(プ
リベーク)とそれに続いて行う冷却処理に用いるように
することもできる。
【0040】また、図2の構成に代えて図3に示すよう
に、電力供給部3Aから電力を供給する加熱処理部1及
び冷却処理部2と、電力供給部3Bから電力を供給する
加熱処理部1及び冷却処理部2とを任意に選択切り替え
できるように構成してもよい。切替え器30a〜30d
の切替えはメインコントローラー4により行われる。メ
インコントローラー4は、各電力供給部3にそれぞれ1
つの加熱処理部1と1つの冷却処理部2とが接続される
ように切替え器30a〜30dを切り替える。このよう
に構成することで、例えば、加熱処理部1Aと冷却処理
部2Aに電力供給部3Aから電力を供給させるととも
に、加熱処理部1Bと冷却処理部2Bに電力供給部3B
から電力を供給させたり、加熱処理部1Aと冷却処理部
2Bに電力供給部3Aから電力を供給させるとともに、
加熱処理部1Bと冷却処理部2Aに電力供給部3Bから
電力を供給させたりなど、各電力供給部3から電力を供
給させる加熱処理部1と冷却処理部2の組み合わせを任
意に選択することができる。
【0041】3つ以上の加熱処理部1と3つ以上の冷却
処理部2とを備えた基板熱処理装置においても、図2、
図3に示すように構成することができる。
【0042】図2、図3などからも明らかなように、複
数の加熱処理部1と複数の冷却処理部2とを備えた基板
熱処理装置の場合も、装置に電力を供給するための電力
供給部3を合わせた最大供給電力量を、複数の熱処理部
1、2に各々個別にフルパワー駆動用電力を供給可能に
構成されたを従来装置よりも低減することができる。
【0043】なお、本発明は、1つの電力供給部3に1
つの加熱処理部1と1つの冷却処理部2とが接続される
構成に限定されない。例えば、図4、図5に示すよう
に、1つの電力供給部3に複数の加熱処理部1または/
および複数の冷却処理部2を接続し、1つの電力供給部
3に接続された複数の加熱処理部1または/および複数
の冷却処理部2から相前後して行う加熱処理と冷却処理
とに用いる加熱処理部1や冷却処理部2を選択するよう
に構成してもよい。例えば、図4(a)、図5の構成で
は、相前後して行う加熱処理と冷却処理のうちの加熱処
理に用いる1つの加熱処理部1を、電力供給部3に接続
された複数の加熱処理部1の中から選択し、選択された
1つの加熱処理部1を用いて加熱処理を行う。この選択
はメインコントローラー4により行われる。メインコン
トローラー4は、基板搬送装置5を制御して選択した1
つの加熱処理部1に基板Wを搬送させることにより、選
択された加熱処理部1で基板Wを加熱処理させる。ま
た、図4(b)、図5の構成において、相前後して行う
加熱処理と冷却処理のうちの冷却処理に用いる1つの冷
却処理部1を選択する場合も、上述した加熱処理部1の
選択と同様にメインコントローラー4により行われる。
【0044】なお、図4(a)の構成では、基板Wを加
熱処理しているとき、選択されなかった加熱処理部1に
も温度維持などのための小量の電力(Wsh )が供給さ
れ、基板Wを加熱処理していないときには、複数の加熱
処理部1に温度維持などのための小量の電力(Wsh )が
供給されている。1つの電力供給部3に接続されている
加熱処理部1の数をM (M は2以上の自然数)とする
と、図4(a)の構成では、電力供給部3の最大供給電
力量は、(Wfh+((M-1)×Wsh)+Wsc)または(M×Wsh+Wf
c)の大きい方の電力量であればよい。一方、加熱処理部
1をM 、冷却処理部2を1つ備えた装置を、全ての熱処
理部1、2にフルパワー駆動用電力を各々個別に供給を
可能にした従来例の構成で実現すると電力供給部3の最
大供給電力量は(M×Wfh +Wfc)となるので、図4(a)
の構成の方が従来装置よりも電力供給部3の最大供給電
力量を小さくすることができる。
【0045】また、1つの電力供給部3に接続されてい
る冷却処理部2の数をN (N は2以上の自然数)とする
と、図4(b)の構成における電力供給部3の最大供給
電力量は、(Wfh+ N×Wsh)または(Wsh+Wfc + (N-1)×
Wsh)の大きい方の電力量であればよく、図5の構成にお
ける電力供給部3の最大供給電力量は、(Wfh+((M-1)×
Wsh)+ N×Wsh)または(M×Wsh +Wfc + (N-1)×Wsh)の
大きい方の電力量であればよい。一方、加熱処理部1を
1つ、冷却処理部2をN 備えた装置を従来例の構成で実
現すると電力供給部3の最大供給電力量は(Wfh+N ×Wf
c)となり、加熱処理部1をM 、冷却処理部2をN 備えた
装置を従来例の構成で実現すると電力供給部3の最大供
給電力量は(M×Wsh + N×Wfc)となる。従って図4
(b)、図5の構成でも電力供給部3の最大供給電力量
を、従来装置よりも小さくすることができる。
【0046】
【実施例】次に本発明の具体的な実施例を図面を参照し
て説明する。図6は本発明の第1実施例に係る基板熱処
理装置の構成を示す縦断面図である。なお、この第1実
施例において、図1に示す装置と共通する部分は図1と
同一符号を付してその説明は省略する。また、図6で
は、1つの加熱処理部1と1つの冷却処理部2を備えた
装置の構成を示しているが、加熱処理部1と冷却処理部
2を複数ずつ備えている装置では、図6の構成のものが
複数備えられることになる。
【0047】この第1実施例では、1つの熱処理室40
の内部に、相前後して行う加熱処理と冷却処理とに用い
る1つの加熱処理部1(ホットプレート10)と1つの
冷却処理部2(クールプレート20)が、加熱処理部1
を下方にして上下方向に対向配置されている。熱処理室
40の内部に配設された加熱処理部1と冷却処理部2に
は共通の電力供給部3から電力が供給される。なお、図
6ではホットプレート10の上面に、基板Wを微小間隔
隔てて載置支持するための複数個のプロキシミティボー
ル15が設けられているが、このプロキシミティボール
15は省略してもよい。
【0048】熱処理室40の一側壁には、ホットプレー
ト10とクールプレート20との中間の高さ位置に熱処
理室40の外部と内部との間で基板Wを搬送するための
開口41が設けられ、この開口41を開閉するシャッタ
ー42も設けられている。シャッター42の駆動制御は
メインコントローラー4により行われる。
【0049】熱処理室40の外部には、基板保持アーム
50に基板Wを保持して、熱処理室40の外部と内部と
の間で基板Wを搬送する基板搬送ロボット51が備えら
れている。基板保持アーム50は、後述する昇降ピン6
0と基板Wの受け渡しが行えるように、例えば、図7に
示すように、U字型の形状を有して基板Wの外周部を保
持するように構成されている。なお、基板搬送アーム5
0はアーム支持台52に対して水平方向に進退可能に構
成され、また、基板搬送アーム50はアーム支持台52
とともに昇降も可能に構成されている。基板搬送ロボッ
ト51の駆動制御はメインコントローラー4により行わ
れる。
【0050】ホットプレート10の下方には、ホットプ
レート10を貫通して、基板Wの下面(裏面)を載置支
持する3本以上の昇降ピン60を有する基板昇降部材6
1が配備されている。基板昇降部材61は、エアシリン
ダやボールネジなどで構成された昇降駆動部62により
上下方向に移動され、基板Wを加熱処理部1(ホットプ
レート10)と冷却処理部2(クールプレート20)に
搬送する。この基板昇降部材61と昇降駆動部62は、
本発明における基板搬送手段を構成する。
【0051】また、昇降ピン60の先端がホットプレー
ト10の内部に引っ込んだ第1高さH1と、熱処理室4
0の内部に進入した基板保持アーム50との間で基板W
を受け渡す第2高さH2と、昇降ピン60に載置支持し
た基板Wの表面をクールプレート20の下面に近接させ
る第3高さH3との各高さH1〜H3に基板昇降部材6
1が位置したことを検知する図示しないセンサが設けら
れている。各センサからの検知信号はメインコントロー
ラー4に与えられている。メインコントローラー4は、
各センサからの検知信号に基づき、基板昇降部材61を
各高さH1〜H3に位置させるように上下移動を制御し
て、基板保持アーム50と昇降ピン60と間の基板Wの
受け渡しや、ホットプレート10とクールプレート20
への基板Wの搬送などを行う。
【0052】次に、上記構成を有する第1実施例装置の
動作を説明する。熱処理室40内の加熱処理部1及び冷
却処理部2で熱処理が行われておらず、基板昇降部材6
1が第1高さH1または第2高さH2に位置する状態
で、メインコントローラー4はシャッター42を駆動し
て開口41を開かせ、未処理の基板Wを保持する基板保
持アーム50を開口41から熱処理室40の内部に進入
させて、未処理の基板Wを熱処理室40の内部に搬入さ
せる。このときの基板保持アーム50の進入高さは第2
高さH2より若干上方の高さ位置である。メインコント
ローラー4は、基板昇降部材61が第1高さH1に位置
していれば第2高さH2まで上昇させ、基板昇降部材6
1が第2高さH2に位置した状態で、基板保持アーム5
0を第2高さH2よりも若干下方の高さまで下降させ
る。この基板保持アーム50の下降の途中で基板Wは昇
降ピン60に載置支持され、基板保持アーム50から昇
降ピン60へ基板Wが受け渡される。昇降ピン60が基
板Wを受け取ると、メインコントローラー4は、空の基
板保持アーム50を熱処理室40の外部に退出させ、シ
ャッター42を駆動して開口41を閉じさせる。そし
て、メインコントローラー4は、基板昇降部材61を第
1高さH1まで下降させる。これにより、基板Wはプロ
キシミティボール15に載置支持されて加熱処理され
る。なお、プロキシミティボール15を省略した場合に
は、基板Wはホットプレート10の上面に載置支持され
て加熱処理される。
【0053】加熱処理が終わると、メインコントローラ
ー4は、基板昇降部材61を第3高さH3まで上昇さ
せ、加熱された基板Wをクールプレート20の下面に近
接した位置で支持する。これにより、基板Wは冷却処理
される。
【0054】冷却処理が終わると、メインコントローラ
ー4は、基板昇降部材61を第2高さH2まで下降さ
せ、シャッター42を駆動して開口41を開かせるとと
もに、空の基板保持アーム50を開口41から熱処理室
40の内部に進入させる。このときの基板保持アーム5
0の進入高さは第2高さH2より若干下方の高さ位置で
ある。この状態で、メインコントローラー4は、基板保
持アーム50を第2高さH2よりも若干上方の高さまで
上昇させる。この基板保持アーム50の上昇の途中で基
板保持アーム50は基板Wをすくい取り、昇降ピン60
から基板保持アーム50へ処理済の基板Wが受け渡され
る。メインコントローラー4は、基板保持アーム50に
基板Wを受け取ると、基板保持アーム50を熱処理室4
0の外部に退出させて、処理済の基板Wが熱処理室40
の外部に搬出される。以降は、上述した動作が繰り返さ
れて基板Wの加熱処理と冷却処理が順次行われる。
【0055】なお、上記第1実施例では、加熱処理部1
を下方に配置させたが、加熱処理部1(ホットプレート
10)と冷却処理部2(クールプレート20)の上下関
係を逆にして、1つの熱処理室40の内部に、加熱処理
部1(ホットプレート10)と冷却処理部2(クールプ
レート20)を、冷却処理部2を下方にして上下方向に
対向配置させてもよい。
【0056】この構成の場合の動作は次のようになる。
上記第1実施例と同様の動作で基板搬送アーム50から
昇降ピン60に未処理の基板Wが受け渡されると、基板
昇降部材61を第3高さH3に上昇させて、基板Wを上
方のホットプレート10の下面に近接させて支持させ加
熱処理を行う。加熱処理を終えると、基板昇降部材51
を第1高さH1に下降させて、加熱された基板Wを下方
のクールプレート20の上面に支持させ冷却処理を行
う。冷却処理を終えると、基板昇降部材51を第2高さ
H2に上昇させ、上記第1実施例と同様の動作で昇降ピ
ン60から基板搬送アーム50に処理済の基板Wが受け
渡させる。
【0057】この第1実施例または上述した第1実施例
の変形例によれば、装置に電力を供給するための電力供
給部3の最大供給電力量を従来装置よりも低減すること
ができるという効果に加えて、さらに次のような効果も
得られる。
【0058】すなわち、共通の熱処理室40の内部にお
いて、加熱処理と冷却処理が連続して行われるので、後
述する第4実施例のように加熱処理と冷却処理との間に
基板Wが熱処理室40の外部に一旦出されることがな
く、加熱処理を開始してから冷却処理を終了するまで基
板Wは熱処理室40の外部の影響を受けることがない。
これによって、加熱処理を開始してから冷却処理を終了
するまでの間の基板Wの温度履歴を所望の状態に制御す
ることができる。
【0059】また、相前後して行う加熱処理と冷却処理
とに用いる加熱処理部1と冷却処理部2を共通の熱処理
室40の内部に配設する構成であっても、後述する第3
実施例のように、ホットプレート10とクールプレート
20が水平方向に並設される構成では、加熱処理部1か
ら冷却処理部2へ基板Wを搬送する機構が複雑になる
し、また、加熱処理部1から冷却処理部2への基板Wの
搬送時間が長くなることになる。これに対して、この第
1実施例のように、ホットプレート10とクールプレー
ト20とを上下方向に対向して配置したことにより、加
熱処理部1から冷却処理部2へ基板Wを搬送する機構を
基板昇降部材51や昇降駆動部52で実現でき、構成が
簡単になる。また、加熱処理部1から冷却処理部2への
基板Wの搬送を基板Wの上昇または下降だけで行え、こ
の搬送時間を短縮することができる。特に、加熱処理部
1から冷却処理部2への基板Wの搬送時間を短縮するこ
とで、加熱処理を終えた基板Wに対する冷却処理を速や
かに行え、加熱された基板Wの降温時の基板Wの温度制
御を正確に行うことができる。さらに、後述する第3実
施例では、装置の水平方向のサイズが大きくなり設置面
積が広くなるが、この第1実施例では、装置の設置面積
を小さくすることができる。
【0060】次に本発明の第2実施例の構成を図8、図
9を参照して説明する。図8は本発明の第2実施例に係
る基板熱処理装置の構成を示す縦断面図であり、図9は
熱遮蔽部材の構成を示す平面図である。
【0061】この第2実施例装置は、上記第1実施例装
置に、ホットプレート10とクールプレート20との間
に出し入れ可能な熱遮蔽部材70をさらに設けたもので
ある。その他の構成は第1実施例と同様であるので、共
通する部分は図6と同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0062】熱遮蔽部材70は、少なくともホットプレ
ート10の加熱面とクールプレート20の冷却面を覆う
平面領域を有する平板形状に形成されている。そして、
この熱遮蔽部材70は、エアシリンダやボールネジなど
で構成された水平移動機構71により、ホットプレート
10とクールプレート20との間に介在する断熱位置
と、断熱位置から外れた退避位置との間で水平移動され
る。この実施例では、遮断位置及び退避位置の高さを、
熱処理室40の内部において昇降ピン60と基板保持ア
ーム50との間で基板Wを受け渡す際の、基板保持アー
ム50の昇降範囲の下方側の受け渡し下方高さH4より
も下方の高さとし、熱遮蔽部材70の上方、すなわち、
熱遮蔽部材70によって二分された熱処理室40の内部
のクールプレート20側において、昇降ピン60と基板
保持アーム50との間で基板Wを受け渡すように構成し
ている。なお、熱遮蔽部材70の断熱位置と退避位置と
の間の水平移動は、メインコントローラー4が水平移動
機構71を駆動制御して行われる。また、図9に示すよ
うに、熱遮蔽部材70には、昇降ピン60との干渉を避
けるための切り欠き72が形成されている。
【0063】この第2実施例装置の動作は、上記第1実
施例装置の動作に熱遮蔽部材70の水平移動に関する動
作を以下のように含ませたものである。
【0064】すなわち、熱遮蔽部材70が断熱位置に位
置した状態で、この熱遮蔽部材70の上方において、未
処理の基板Wが基板保持アーム50から昇降ピン60に
受け渡される。そして、未処理の基板Wを昇降ピン60
に受け取った基板昇降部材61を第2高さH2から第1
高さH1に下降させるのに先立ち、メインコントローラ
ー4は、熱遮蔽部材70を断熱位置から退避位置に水平
移動させる。そして、熱遮蔽部材70が退避位置に位置
している状態で、基板昇降部材61が第2高さH2から
第1高さH1に下降される。昇降ピン60に載置支持さ
れた未処理の基板Wが断熱位置よりも下方に下降された
とき、例えば、基板昇降部材61が第1高さH1に下降
されたときに、メインコントローラー4は、熱遮蔽部材
70を退避位置から断熱位置に水平移動させる。そし
て、熱遮蔽部材70が断熱位置に位置した状態で基板W
は加熱処理される。
【0065】加熱処理を終えると、基板昇降部材61を
第1高さH1から第3高さH3に上昇させるのに先立
ち、メインコントローラー4は、熱遮蔽部材70を断熱
位置から退避位置に水平移動させる。そして、熱遮蔽部
材70が退避位置に位置している状態で、基板昇降部材
61が第1高さH1から第3高さH3に上昇される。昇
降ピン60に載置支持された基板Wが断熱位置よりも上
方に上昇されたとき、例えば、基板昇降部材61が第2
高さまたは第3高さH3に上昇されたときに、メインコ
ントローラー4は、熱遮蔽部材70を退避位置から断熱
位置に水平移動させる。そして、熱遮蔽部材70が断熱
位置に位置した状態で基板Wは冷却処理される。
【0066】冷却処理を終えると、熱遮蔽部材70が断
熱位置に位置した状態で、この熱遮蔽部材70の上方に
おいて、処理済の基板Wが昇降ピン60から基板保持ア
ーム50に受け渡され、熱処理室40の外部に搬出され
る。
【0067】この第2実施例によれば、上記第1実施例
の効果に加えて、さらに以下の効果を得ることができ
る。
【0068】すなわち、熱処理室40内で断熱位置を挟
んで基板Wを昇降させるとき以外、加熱処理部1(ホッ
トプレート10)と冷却処理部2(クールプレート2
0)の間に熱遮断部材70を介在させるように構成した
ので、加熱処理部1(ホットプレート10)と冷却処理
部2(クールプレート20)は互いの熱的影響を相手側
に及ぼすことが防止でき、加熱処理部1(ホットプレー
ト10)と冷却処理部2(クールプレート20)は相手
側の熱的影響を受けることなく加熱処理と冷却処理を行
うことができる。これによって、加熱処理を開始してか
ら冷却処理を終了するまでの間の基板Wの温度制御をよ
り正確に行うことができる。また、熱遮蔽部材70を設
けずに互いの熱的影響を防止するためには、加熱処理部
1(ホットプレート10)と冷却処理部2(クールプレ
ート20)と間隔を広くとる必要があるが、この第2実
施例によれば、加熱処理部1(ホットプレート10)と
冷却処理部2(クールプレート20)との間隔を狭くし
ても互いの熱的影響を防止することができるので、装置
の高さ方向の寸法を小さくする上で有利となる。
【0069】なお、上記第2実施例では、受け渡し下方
高さH4よりも下方に断熱位置を設定したが、熱処理室
40の内部において昇降ピン60と基板保持アーム50
との間で基板Wを受け渡す際の、基板保持アーム50の
昇降範囲の上方側の受け渡し上方高さH5よりも上方の
高さ位置を断熱位置にしてもよい。ただし、このように
構成した場合、未処理の基板Wや処理済の基板Wを昇降
ピン60と基板保持アーム50の間で受け渡す動作を、
熱遮断部材70の下方、すなわち、熱遮蔽部材70によ
って二分された熱処理室40の内部のホットプレート1
0側で行うことになる。この場合、特に、冷却処理され
た基板Wを熱処理室40の外部に搬出する際に加熱雰囲
気に置くことになるので、冷却処理された基板Wへの熱
的影響が懸念される、従って、上記第2実施例のよう
に、受け渡し下方高さH4よりも下方の高さ位置に断熱
位置を設定して、未処理の基板Wや処理済の基板Wを昇
降ピン60と基板保持アーム50の間で受け渡す動作
を、熱遮断部材70の上方の熱処理室40の内部のクー
ルプレート20側において行えるように構成することが
好ましい。
【0070】なお、1つの熱処理室40の内部に、加熱
処理部1(ホットプレート10)と冷却処理部2(クー
ルプレート20)を、冷却処理部2を下方にして上下方
向に対向配置させた第1実施例の変形例の場合には、逆
に、受け渡し上方高さH5よりも上方の高さ位置に断熱
位置を設定すれば、未処理の基板Wや処理済の基板Wを
昇降ピン60と基板保持アーム50の間で受け渡す動作
を、熱遮断部材70の下方の熱処理室40の内部のクー
ルプレート20側において行うようことができる。
【0071】次に本発明の第3実施例の構成を図10、
図11を参照して説明する。図10は本発明の第3実施
例に係る基板熱処理装置の構成を示す縦断面図であり、
図11は第3実施例装置の構成を示す平断面図である。
なお、この第3実施例で、上記第1実施例と共通する部
分は、図6と同一符号を付して特に必要がある場合以外
はその説明は省略する。
【0072】この第3実施例装置は、共通の熱処理室4
0の内部に、相前後して行う加熱処理と冷却処理とに用
いる1つの加熱処理部1(ホットプレート10)と1つ
の冷却処理部2(クールプレート20)を水平方向に並
設して配置したものである。熱処理室40の内部に配設
された加熱処理部1と冷却処理部2には共通の電力供給
部3から電力が供給される。なお、図ではホットプレー
ト10及びクールプレート20の上面に、基板Wを微小
間隔隔てて載置支持するための複数個のプロキシミティ
ボール15、25が設けられているが、このプロキシミ
ティボール15、25は省略してもよい。
【0073】熱処理室40の一側壁には、基板搬送ロボ
ット51の基板保持アーム50が、ホットプレート10
の上方に進入するための開口41(41H)とクールプ
レート20の上方に進入するための開口41(41C)
とが設けられ、各開口41H、41Cを開閉するシャッ
ター42(42H、42C)も設けられている。シャッ
ター42H、42Cの駆動制御はメインコントローラー
4により行われる。
【0074】ホットプレート10とクールプレート20
の下方には、各々第1実施例と同様の基板昇降部材61
(61H、61C)が配備されている。基板昇降部材6
1H、61Cは、各々第1実施例と同様の昇降駆動部6
2(62H、62C)により上下方向に移動される。
【0075】なお、この第3実施例では、各基板昇降部
材61H、61Cは、各々第1実施例における第1高さ
H1と第2高さH2に相当する2つの高さ位置の間で昇
降されるように構成されている。
【0076】ホットプレート10とクールプレート20
との間には、基板昇降部材61Hによってホットプレー
ト10の上方の第2高さH2に持ち上げられた加熱処理
済のの基板Wをクールプレート20の上方に搬送する基
板搬送ロボット80が設けられている。この基板搬送ロ
ボット80は、アーム支持台81に対して水平方向に進
退可能に構成された基板保持アーム82を備えている。
この基板保持アーム82は、各基板昇降部材61H、6
1Cの昇降ピン60と干渉せずに各昇降ピン60と基板
Wを受け渡しできるように、例えば、基板搬送ロボット
51の基板保持アーム50と同様の形状を有する。な
お、アーム支持台81に対して基板保持アーム82を水
平方向に進退させる図示しない機構は、アーム支持台8
1の水平方向のサイズに対する基板保持アーム82の進
退移動のストロークをなるべく長くするために、例え
ば、多関節型の機構で構成されている。また、アーム支
持台81は、鉛直方向の軸芯J周りで回転可能に構成さ
れ、基板保持アーム82の進退方向をホットプレート1
0側とクールプレート20側とで切替えられるように構
成されている。さらに、基板保持アーム82はアーム支
持台81とともに昇降可能に構成されている。この基板
搬送ロボット80の駆動制御はメインコントローラー4
により行われる。
【0077】この第3実施例では、基板昇降部材61
H、61Cと昇降駆動部62H、62Cと基板搬送ロボ
ット80が本発明における基板搬送手段を構成する。
【0078】次にこの第3実施例装置の動作を説明す
る。熱処理室40内の加熱処理部1及び冷却処理部2で
熱処理が行われていない状態で、上記第1実施例と同様
の動作で、基板保持アーム50から基板昇降部材61H
の昇降ピン60に未処理の基板Wを受け渡させる。そし
て、基板保持アーム50を熱処理室40の外部に退出さ
せた後、基板昇降部材61Hを第2高さH2から第1高
さH1に下降させて基板Wをホットプレート10の上面
に支持させ、加熱処理を行わせる。
【0079】加熱処理を終えると、基板昇降部材61H
を第1高さH1から第2高さH2に上昇させて加熱され
た基板Wをホットプレート10の上方に持ち上げる。こ
の状態で、第2高さH2よりも若干下方の高さにおい
て、基板搬送ロボット80の基板保持アーム82をホッ
トプレート10の上方に前進させ、次に、基板保持アー
ム82を第2高さH2よりも若干上方の高さまで上昇さ
せる。この基板保持アーム82の上昇の途中で基板保持
アーム82は加熱された基板Wをすくい取り、基板昇降
部材61Hの昇降ピン60から基板保持アーム82に加
熱された基板Wが受け渡される。基板保持アーム82が
基板Wを受け取ると、基板保持アーム82はアーム保持
台81上に一旦後退し、アーム保持台81を軸芯J周り
に180°回転させて、基板保持アーム82の進退方向
をクールプレート20側に向ける。そして、第2高さH
2よりも若干上方の高さにおいて、基板保持アーム82
を前進させて加熱された基板Wをクールプレート20の
上方に搬送し、一方で、基板昇降部材61Cを第1高さ
H1から第2高さH2に上昇させる。この状態で、基板
保持アーム82を第2高さH2よりも若干下方の高さま
で下降させる。この基板保持アーム82の下降の途中で
加熱された基板Wは基板昇降部材61Cの昇降ピン60
に載置支持され、基板保持アーム82から基板昇降部材
61Cの昇降ピン60に加熱された基板Wが受け渡され
る。そして、基板保持アーム82をアーム支持台81上
に後退させた後、基板昇降部材61Cを第2高さH2か
ら第1高さH1に下降させて基板Wをクールプレート2
0の上面に支持させ、冷却処理を行わせる。
【0080】冷却処理を終えると、基板昇降部材61C
を第1高さH1から第2高さH2に上昇させて処理済の
基板Wをクールプレート20の上方に持ち上げ、上述し
た第1実施例と同様の動作で基板昇降部材61Cの昇降
ピン60から基板保持アーム50に処理済の基板Wを受
け渡させ、基板保持アーム50を熱処理室40の外部に
退出させて処理済の基板Wを熱処理室40の外部に搬出
させる。その後、次の未処理の基板Wが基板搬送ロボッ
ト51によって熱処理室40内に搬入され、以降は、上
述した動作が繰り返されて基板Wの加熱処理と冷却処理
が順次行われる。
【0081】この第3実施例によれば、装置に電力を供
給するための電力供給部3の最大供給電力量を従来装置
よりも低減することができ、さらに、加熱処理を開始し
てから冷却処理を終了するまでの間の基板Wの温度履歴
を所望の状態に制御することができる。
【0082】なお、この第3実施例の構成によれば、複
数の加熱処理部1または/および複数の冷却処理部2を
共通の熱処理室40の内部に配設することができる。従
って、例えば、図4、図5の構成に含まれる複数の加熱
処理部1または/および複数の冷却処理部2を共通の熱
処理室40の内部に配設させることも可能となる。ただ
し、この場合は、図12に示すように、基板搬送ロボッ
ト80は、各熱処理部1、2を挟んで各開口41(41
H、41C)と反対側に設けられる。そして、アーム支
持台81の軸芯J周りの回転を省略し、それに代えて各
熱処理部1、2の並び方向に平行にアーム支持台81を
水平移動させる水平移動機構83を設け、このアーム支
持台81の水平移動と基板支持アーム82の進退移動と
によって、選択された1つの加熱処理部1のホットプレ
ート10の上方から、選択された1つの冷却処理部2の
クールプレート20の上方との間の加熱処理済の基板W
の搬送を行う。
【0083】次に本発明の第4実施例の構成を図13、
図14を参照して説明する。図13は本発明の第4実施
例に係る基板熱処理装置の構成を示す縦断面図であり、
図14は第4実施例装置の構成を示す平断面図である。
なお、この第4実施例で、上記第1、第3実施例と共通
する部分は、図6、図10、図11と同一符号を付して
特に必要がある場合以外はその説明は省略する。
【0084】この第4実施例は、相前後して行う加熱処
理と冷却処理とに用いる加熱処理部1のホットプレート
10と冷却処理部2のクールプレート20を各々個別の
熱処理室40(40H、40C)の内部に配設したもの
である。これら加熱処理部1と冷却処理部2には共通の
電力供給部3から電力が供給されるように構成されてい
る。
【0085】上記第3実施例において基板搬送ロボット
80が行った加熱処理部1から冷却処理部2への加熱処
理済の基板Wの搬送は、この第4実施例装置では基板搬
送ロボット51が行う。
【0086】すなわち、加熱処理を終えた基板Wは基板
昇降部材61Hによりホットプレート10の上方の第2
高さH2に持ち上げられ、基板昇降部材61Hの昇降ピ
ン60から基板保持アーム50に受け渡される。そし
て、基板保持アーム50が熱処理室40Hの外部に退出
して、加熱された基板Wが熱処理室40Hの外部に搬出
される。次に、基板保持アーム50が熱処理室40Hの
開口41Hの正面から熱処理室40Cの開口41Cの正
面に移動し、熱処理室40H、40Cの外部で加熱され
た基板Wが搬送される。そして、基板保持アーム50が
クールプレート20の上方に進入し、第2高さH2にお
いて基板保持アーム50から基板昇降部材61Cの昇降
ピン60に加熱された基板Wが受け渡され、基板保持ア
ーム50を熱処理室40Hの外部に退出させた後、基板
昇降部材61Cが第2高さH2から第1高さH1に下降
されて加熱された基板Wがクールプレート20の上面に
支持され冷却処理が行われる。
【0087】この第4実施例では、基板昇降部材61
H、61Cと昇降駆動部62H、62Cと基板搬送ロボ
ット51が本発明における基板搬送手段を構成する。
【0088】なお、この第4実施例では、メインコント
ローラー4は、加熱処理部1への基板Wの搬送を、相前
後して行う加熱処理と冷却処理とに用いる各々個別の熱
処理室40内に配設された加熱処理部1と冷却処理部2
で共に基板Wに熱処理を行っていない状態で行うととも
に、加熱処理部1から冷却処理部2へ基板Wを搬送した
後は、冷却処理部2で基板Wの冷却処理を終えて冷却処
理部2の熱処理室40Cから基板Wを搬出し、両熱処理
部1、2で基板Wに熱処理を行っていない状態になるま
で、加熱処理部1への基板Wの搬送は行わないように基
板搬送ロボット51を制御する。
【0089】この第4実施例の構成によっても、装置に
電力を供給するための電力供給部3の最大供給電力量を
従来装置よりも低減することができる。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、相前後して行う加熱処理と冷
却処理とに用いる加熱処理部と冷却処理部とに共通の電
力供給部から電力を供給するように構成し、これら加熱
処理部と冷却処理部で同時に熱処理しないように構成し
たので、これら加熱処理部と冷却処理部に電力を供給す
る共通の電力供給部の最大供給電力量を従来装置よりも
少なくすることができ、装置に供給する電力供給部の最
大供給電力量を低減することできる。
【0091】請求項2に記載の発明によれば、共通の熱
処理室内において、この熱処理室の内部に配設された加
熱処理部と冷却処理部とを交互に用いて加熱処理と冷却
処理とを行うように構成したので、請求項1に記載の発
明による効果に加えて、さらに、基板の加熱処理と冷却
処理における基板の温度履歴の制御を所望の状態に制御
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示す概略図である。
【図2】複数の加熱処理部と複数の冷却処理部を備えた
場合の本発明の構成の一例を示す図である。
【図3】複数の加熱処理部と複数の冷却処理部を備えた
場合の本発明の別の構成例を示す図である。
【図4】複数の加熱処理部または複数の冷却処理部に1
つの電力供給部から電力を供給する場合の本発明の構成
図である。
【図5】複数の加熱処理部および複数の冷却処理部に1
つの電力供給部から電力を供給する場合の本発明の構成
図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る基板熱処理装置の構
成を示す縦断面図である。
【図7】熱処理室の外部と内部との間で基板を搬送する
基板搬送ロボットの基板保持アームの一例の構成を示す
平面図とそのA−A矢視断面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る基板熱処理装置の構
成を示す縦断面図である。
【図9】熱遮蔽部材の構成を示す平面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係る基板熱処理装置の
構成を示す縦断面図である。
【図11】第3実施例装置の構成を示す平断面図であ
る。
【図12】第3実施例装置の変形例の概略構成を示す平
断面図である。
【図13】本発明の第4実施例に係る基板熱処理装置の
構成を示す縦断面図である。
【図14】第4実施例装置の構成を示す平断面図であ
る。
【図15】従来装置の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1:加熱処理部 2:冷却処理部 3:電力供給部 5:基板搬送装置 10:ホットプレート 20:クールプレート 40:熱処理室 51、80:基板搬送ロボット 61:基板昇降部材 62:昇降駆動部 W:基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を加熱処理する加熱処理部と基板を
    冷却処理する冷却処理部とを備え、前記加熱処理部及び
    前記冷却処理部に電力が供給されて温度制御されるよう
    に構成された基板熱処理装置において、 相前後して行う加熱処理と冷却処理とに用いる加熱処理
    部と冷却処理部とに共通の電力供給部から温度制御用の
    電力を供給するように構成し、 前記電力供給部から電力が供給される加熱処理部と冷却
    処理部とのいずれか一方の熱処理部でのみ基板が熱処理
    されるように、これら加熱処理部と冷却処理部とに基板
    を搬送する基板搬送手段を備えたことを特徴とする基板
    熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板熱処理装置におい
    て、 相前後して行う加熱処理と冷却処理とに用いる加熱処理
    部と冷却処理部とを共通の熱処理室の内部に配設し、 前記熱処理室の内部に配設された加熱処理部と冷却処理
    部とに共通の電力供給部から温度制御用の電力を供給す
    るように構成し、 前記基板搬送手段は、前記熱処理室の内部に配設された
    加熱処理部から冷却処理部への基板の搬送を前記熱処理
    室内で行うことを特徴とする基板熱処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010147057A1 (ja) * 2009-06-16 2010-12-23 東京エレクトロン株式会社 基板処理システム用加熱装置の昇温制御方法、コンピュータ記録媒体及び基板処理システム

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