JPH11273264A - 再生データ検出装置及び再生データ検出方法 - Google Patents
再生データ検出装置及び再生データ検出方法Info
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- JPH11273264A JPH11273264A JP8922098A JP8922098A JPH11273264A JP H11273264 A JPH11273264 A JP H11273264A JP 8922098 A JP8922098 A JP 8922098A JP 8922098 A JP8922098 A JP 8922098A JP H11273264 A JPH11273264 A JP H11273264A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は光ディスク等の再生データ検出装置
に係り、特に高密度記録時に再生クロックの位相ずれを
生じる場合も良好にデータが得られる再生データ検出装
置を提供する。 【解決手段】 再生信号からデータを検出する再生デー
タ検出装置において、前記再生信号のチャンネルビット
周波数に相当するチャンネルビットクロックに対して、
位相の異なる複数のクロックを発生するクロック発生手
段4と、前記個別クロック毎に再生信号からデータ検出
を行うデータ検出手段6と、前記個別クロック毎に復調
してデータを蓄積する複数のメモリ手段7,8と、前記
個別クロック毎にフレーム内データの誤り検査を行う検
査手段9と、誤りのないあるいは誤り数の少ない誤り検
査結果が得られるフレームデータを前記メモリ手段から
選択出力するデータ選択手段11とを有して構成した。
に係り、特に高密度記録時に再生クロックの位相ずれを
生じる場合も良好にデータが得られる再生データ検出装
置を提供する。 【解決手段】 再生信号からデータを検出する再生デー
タ検出装置において、前記再生信号のチャンネルビット
周波数に相当するチャンネルビットクロックに対して、
位相の異なる複数のクロックを発生するクロック発生手
段4と、前記個別クロック毎に再生信号からデータ検出
を行うデータ検出手段6と、前記個別クロック毎に復調
してデータを蓄積する複数のメモリ手段7,8と、前記
個別クロック毎にフレーム内データの誤り検査を行う検
査手段9と、誤りのないあるいは誤り数の少ない誤り検
査結果が得られるフレームデータを前記メモリ手段から
選択出力するデータ選択手段11とを有して構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク等のデー
タ検出装置に係り、特に高密度記録時に再生クロックの
位相ずれが生じる場合でも、良好にデータが得られる再
生データ検出装置に関する。
タ検出装置に係り、特に高密度記録時に再生クロックの
位相ずれが生じる場合でも、良好にデータが得られる再
生データ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の再生データ検出装置の構成
の一例を示す。波形等化器61、電圧比較器62、2値
化レベル制御回路63、クロック再生回路64、データ
検出回路66、復調器67、及び誤り訂正回路72より
構成されている。図7にはその従来の再生データ検出装
置のタイミング図を示す。光ディスク等からの再生信号
は、波形等化器61により符号間干渉が除去された後、
電圧比較器62を用いて2値化レベル制御回路63より
供給される2値化レベル信号と比較してHighレベル
またはLowレベルの2値化信号に変換される。電圧比
較器62により2値化された信号は、クロック再生回路
64に入力され、PLLにより2値化信号の立ち上が
り、あるいは立ち下がりエッジに同期したクロックを再
生する。
の一例を示す。波形等化器61、電圧比較器62、2値
化レベル制御回路63、クロック再生回路64、データ
検出回路66、復調器67、及び誤り訂正回路72より
構成されている。図7にはその従来の再生データ検出装
置のタイミング図を示す。光ディスク等からの再生信号
は、波形等化器61により符号間干渉が除去された後、
電圧比較器62を用いて2値化レベル制御回路63より
供給される2値化レベル信号と比較してHighレベル
またはLowレベルの2値化信号に変換される。電圧比
較器62により2値化された信号は、クロック再生回路
64に入力され、PLLにより2値化信号の立ち上が
り、あるいは立ち下がりエッジに同期したクロックを再
生する。
【0003】電圧比較器62より再生信号が供給される
データ検出回路66は、再生したクロックタイミングで
2値化信号をサンプリングすることによって、図7で示
したように記録データに対応したサンプリングデータが
得られる。サンプリングデータは、復調器67により復
調され、復調されたデータは記録再生にまつわる符号誤
りが誤り訂正回路72にて訂正されて、再生データとし
て出力される。
データ検出回路66は、再生したクロックタイミングで
2値化信号をサンプリングすることによって、図7で示
したように記録データに対応したサンプリングデータが
得られる。サンプリングデータは、復調器67により復
調され、復調されたデータは記録再生にまつわる符号誤
りが誤り訂正回路72にて訂正されて、再生データとし
て出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、音声、動画等の
マルチメディアデータを記録するために、益々大容量記
録媒体が求められており、記録密度の高密度化を図る結
果、再生信号の振幅マージン、並びに位相マージンが減
少し、低い振幅マージン、低い位相マージン下でも信頼
性の高いデータ再生が求められて来ている。振幅マージ
ンの低下を克服する手段として、ビタビ復号等の最尤復
号法が採用されてきている。また、位相マージンについ
てもその改善が求められているが、そのためには再生信
号から抽出された再生クロックの同期精度や周波数の安
定性が求められている。
マルチメディアデータを記録するために、益々大容量記
録媒体が求められており、記録密度の高密度化を図る結
果、再生信号の振幅マージン、並びに位相マージンが減
少し、低い振幅マージン、低い位相マージン下でも信頼
性の高いデータ再生が求められて来ている。振幅マージ
ンの低下を克服する手段として、ビタビ復号等の最尤復
号法が採用されてきている。また、位相マージンについ
てもその改善が求められているが、そのためには再生信
号から抽出された再生クロックの同期精度や周波数の安
定性が求められている。
【0005】光/磁気ディスクや磁気テープ等の記録媒
体の再生においては、光ディスクの偏芯やスピンドルモ
ータの速度変動や磁気テープの走行速度変動により、再
生信号には時間軸の変動を伴うのが普通である。したが
って、これらの時間軸の変動に精度よく追従する再生ク
ロックが求められている。前述したようにクロックの再
生に用いられるPLLは、再生信号から抽出されるタイ
ミング信号を入力としたフィードバック制御の動作によ
り生成されるため、制御遅れによる位相ずれがどうして
も伴いがちである。図8は上記の様子を簡単に示したも
のであり、再生信号が時間軸の変動により位相変動を生
じ、それに追従する形でPLLの位相がシフトして行く
が、制御遅れによる位相ずれが伴っている。
体の再生においては、光ディスクの偏芯やスピンドルモ
ータの速度変動や磁気テープの走行速度変動により、再
生信号には時間軸の変動を伴うのが普通である。したが
って、これらの時間軸の変動に精度よく追従する再生ク
ロックが求められている。前述したようにクロックの再
生に用いられるPLLは、再生信号から抽出されるタイ
ミング信号を入力としたフィードバック制御の動作によ
り生成されるため、制御遅れによる位相ずれがどうして
も伴いがちである。図8は上記の様子を簡単に示したも
のであり、再生信号が時間軸の変動により位相変動を生
じ、それに追従する形でPLLの位相がシフトして行く
が、制御遅れによる位相ずれが伴っている。
【0006】また、位相ずれを少なくするために時間軸
の変動に対する追従性を高めると、クロックジッタが多
くなる等の問題が発生して、制御遅れによる位相ずれを
完全になくすことは困難である。上記の制御遅れによる
ものの他、定常的なオフセットも含めたこれらの位相ず
れは最適サンプリング位置からのずれを意味し、その結
果、高密度化により低下した位相マージンに対する余裕
がさらに低下し、従ってエラー率が増加してしまう問題
があった。
の変動に対する追従性を高めると、クロックジッタが多
くなる等の問題が発生して、制御遅れによる位相ずれを
完全になくすことは困難である。上記の制御遅れによる
ものの他、定常的なオフセットも含めたこれらの位相ず
れは最適サンプリング位置からのずれを意味し、その結
果、高密度化により低下した位相マージンに対する余裕
がさらに低下し、従ってエラー率が増加してしまう問題
があった。
【0007】前述したように記録媒体への記録密度が高
くなると符号間干渉や等化誤差等が増大し、位相マージ
ンが減少するため、クロック再生回路のPLLの制御遅
れやオフセット等による位相ずれによる影響が大きくな
り、データ検出エラーが発生しやすくなる。本発明の目
的は、上記の課題を解決して、光ディスクの偏芯やスピ
ンドルモータの速度変動や磁気テープの走行速度変動に
伴うワウフラッタ等による時間軸変動で再生クロックの
位相ずれが生じている場合でも、エラーの少ない再生デ
ータ検出装置を提供することである。
くなると符号間干渉や等化誤差等が増大し、位相マージ
ンが減少するため、クロック再生回路のPLLの制御遅
れやオフセット等による位相ずれによる影響が大きくな
り、データ検出エラーが発生しやすくなる。本発明の目
的は、上記の課題を解決して、光ディスクの偏芯やスピ
ンドルモータの速度変動や磁気テープの走行速度変動に
伴うワウフラッタ等による時間軸変動で再生クロックの
位相ずれが生じている場合でも、エラーの少ない再生デ
ータ検出装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】再生信号からデータを検
出する再生データ検出装置において、前記再生信号のチ
ャンネルビット周波数に相当するチャンネルビットクロ
ックに対して、位相の異なる複数のクロックを発生する
クロック発生手段4と、前記個別クロック毎に再生信号
からデータ検出を行うデータ検出手段6と、前記個別ク
ロック毎に復調してデータを蓄積する複数のメモリ手段
7,8と、前記個別クロック毎にフレーム内データの誤
り検査を行う誤り検査手段9と、誤りのないあるいは誤
り数の少ない誤り検査結果が得られるフレームデータを
前記メモリ手段から選択出力するデータ選択手段11と
を有して構成した。
出する再生データ検出装置において、前記再生信号のチ
ャンネルビット周波数に相当するチャンネルビットクロ
ックに対して、位相の異なる複数のクロックを発生する
クロック発生手段4と、前記個別クロック毎に再生信号
からデータ検出を行うデータ検出手段6と、前記個別ク
ロック毎に復調してデータを蓄積する複数のメモリ手段
7,8と、前記個別クロック毎にフレーム内データの誤
り検査を行う誤り検査手段9と、誤りのないあるいは誤
り数の少ない誤り検査結果が得られるフレームデータを
前記メモリ手段から選択出力するデータ選択手段11と
を有して構成した。
【0009】( 作 用 )再生信号から抽出したチャ
ンネルビットクロックに対して、位相の異なる複数のク
ロックを生成し、この複数クロック別にデータ検出や復
調を行い、復調したデータを個別クロック毎に複数のメ
モリに蓄積し、メモリ内のフレームデータの誤り検査を
行って、誤りのないあるいは誤り数の少ない誤り検査結
果が得られるフレームデータを前記メモリから出力す
る。これによって、PLLの制御遅れ等による位相ずれ
が生じている場合でもデータ検出の誤りを改善すること
が出来る。
ンネルビットクロックに対して、位相の異なる複数のク
ロックを生成し、この複数クロック別にデータ検出や復
調を行い、復調したデータを個別クロック毎に複数のメ
モリに蓄積し、メモリ内のフレームデータの誤り検査を
行って、誤りのないあるいは誤り数の少ない誤り検査結
果が得られるフレームデータを前記メモリから出力す
る。これによって、PLLの制御遅れ等による位相ずれ
が生じている場合でもデータ検出の誤りを改善すること
が出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の再生データ検出装置の一
実施例について、以下に図1乃至図4と共に説明する。
図1に示した本発明の再生データ検出装置は、波形等化
器1、電圧比較器2、2値化レベル制御回路3、クロッ
ク再生回路4、遅延回路5、データ検出回路(サンプリ
ング回路)6、復調器7、複数のメモリ8、エラー検査
回路9、選択制御回路10、データセレクタ11、及
び、誤り訂正回路12より構成されている。
実施例について、以下に図1乃至図4と共に説明する。
図1に示した本発明の再生データ検出装置は、波形等化
器1、電圧比較器2、2値化レベル制御回路3、クロッ
ク再生回路4、遅延回路5、データ検出回路(サンプリ
ング回路)6、復調器7、複数のメモリ8、エラー検査
回路9、選択制御回路10、データセレクタ11、及
び、誤り訂正回路12より構成されている。
【0011】図1において、記録媒体からの再生波形
は、波形等化器1により所定の特性に等化された後、電
圧比較器2にて2値化レベル制御器3からの所定レベル
と比較して2値化される。クロック再生回路4は、再生
波形からクロック信号を抽出するもので、通常は2値化
出力の立ち上り/下がりエッジから得られるタイミング
情報に基づいて動作するPLLを用いてクロックが生成
され、再生信号のジッタ等の時間軸変動に追従したクロ
ックが得られる。
は、波形等化器1により所定の特性に等化された後、電
圧比較器2にて2値化レベル制御器3からの所定レベル
と比較して2値化される。クロック再生回路4は、再生
波形からクロック信号を抽出するもので、通常は2値化
出力の立ち上り/下がりエッジから得られるタイミング
情報に基づいて動作するPLLを用いてクロックが生成
され、再生信号のジッタ等の時間軸変動に追従したクロ
ックが得られる。
【0012】しかしながら、時間軸変動に追従していて
も前述のように、PLLの制御遅れによる若干の位相ず
れを伴っている場合がある。遅延回路5は、クロック再
生回路4からのクロックをΔτの遅延を複数段設けるこ
とによって、わずかづつ位相の異なった複数のクロック
を得るためのものである。サンプリング回路(データ検
出回路)6は、2値化出力をサンプリングするラッチ回
路であり、上記複数のクロック毎に複数個設けられてい
る。
も前述のように、PLLの制御遅れによる若干の位相ず
れを伴っている場合がある。遅延回路5は、クロック再
生回路4からのクロックをΔτの遅延を複数段設けるこ
とによって、わずかづつ位相の異なった複数のクロック
を得るためのものである。サンプリング回路(データ検
出回路)6は、2値化出力をサンプリングするラッチ回
路であり、上記複数のクロック毎に複数個設けられてい
る。
【0013】図2には、上記複数のクロック及びサンプ
リング回路の例として、位相差Δτ間隔で5種類のクロ
ック(CLK−2〜CLK+2)及びサンプリング回路
でのタイミング図を示している。ここで、一例として、
再生クロックが再生信号と位相ずれを生じている状態を
クロックを基準として、図2においては点線で示してい
る。
リング回路の例として、位相差Δτ間隔で5種類のクロ
ック(CLK−2〜CLK+2)及びサンプリング回路
でのタイミング図を示している。ここで、一例として、
再生クロックが再生信号と位相ずれを生じている状態を
クロックを基準として、図2においては点線で示してい
る。
【0014】図2において、2値化出力の変化点を不定
な部分として示しているが、この領域は、等化誤差やノ
イズのために2値化出力が不確定となり、エラーの多い
領域である。このため、クロックCLK−2、−1、0
によるサンプリングでは、位相マージンが厳しく、その
ためエラーが起こり易くなっている。一方、クロックC
LK1及びCLK2では、位相ずれの方向に位相シフト
したクロックであるため、最適サンプリング点で2値化
信号がサンプリングされるため、正しくチャンネルビッ
トデータが得られている。
な部分として示しているが、この領域は、等化誤差やノ
イズのために2値化出力が不確定となり、エラーの多い
領域である。このため、クロックCLK−2、−1、0
によるサンプリングでは、位相マージンが厳しく、その
ためエラーが起こり易くなっている。一方、クロックC
LK1及びCLK2では、位相ずれの方向に位相シフト
したクロックであるため、最適サンプリング点で2値化
信号がサンプリングされるため、正しくチャンネルビッ
トデータが得られている。
【0015】従って、これらのチャンネルビットデータ
を復調することによって得られる復調データもCLK−
2、−1、0では誤りを生じやすく、CLK1及びCL
K2では正しいデータが得られることになる。なお、図
示しないが、変調方式によっては復調のためにフレーム
同期やバイト同期が必要な場合があるが、その場合に
は、各クロック別に同期をとるようにする。各クロック
別に復調回路7により復調されたデータは、夫々メモリ
8に蓄積されると共に、やはりクロック別に設けられた
エラー検査回路9によって、フレーム内のエラーの有無
ないしエラー数が検査される。
を復調することによって得られる復調データもCLK−
2、−1、0では誤りを生じやすく、CLK1及びCL
K2では正しいデータが得られることになる。なお、図
示しないが、変調方式によっては復調のためにフレーム
同期やバイト同期が必要な場合があるが、その場合に
は、各クロック別に同期をとるようにする。各クロック
別に復調回路7により復調されたデータは、夫々メモリ
8に蓄積されると共に、やはりクロック別に設けられた
エラー検査回路9によって、フレーム内のエラーの有無
ないしエラー数が検査される。
【0016】図3は、データのフレーム構成の一例を示
した図である。フレームの同期符号、データ、その後に
フレームの誤り検査符号が配置されている。誤り検査符
号として、リードソロモン符号、CRC(Cyclic Redun
dancy Check )を用い、誤り訂正用に付加されたリード
ソロモン符号をそのまま用いてもよい。
した図である。フレームの同期符号、データ、その後に
フレームの誤り検査符号が配置されている。誤り検査符
号として、リードソロモン符号、CRC(Cyclic Redun
dancy Check )を用い、誤り訂正用に付加されたリード
ソロモン符号をそのまま用いてもよい。
【0017】図4に示したように、エラー検査回路9で
は、各クロック別に復調されたフレームデータ内のエラ
ーの有無、ないしリードソロモン符号を用いた場合に
は、フレーム内のエラー数を検査する。この検査結果か
ら、エラーのないあるいはエラー数の少ないフレームデ
ータが蓄積されたデータ系列をデータセレクタ11によ
り選択して出力し、次の誤り訂正回路12にデータを転
送する。
は、各クロック別に復調されたフレームデータ内のエラ
ーの有無、ないしリードソロモン符号を用いた場合に
は、フレーム内のエラー数を検査する。この検査結果か
ら、エラーのないあるいはエラー数の少ないフレームデ
ータが蓄積されたデータ系列をデータセレクタ11によ
り選択して出力し、次の誤り訂正回路12にデータを転
送する。
【0018】媒体のデフェクト等によってバースト的な
誤りが発生し、エラー数が誤り検査符号の検出能力を超
える場合は、前のフレームのデータセレクタ信号をその
まま用いる。エラー検査回路9とデータセレクタ11の
間に配置された選択制御回路10は、前フレームのデー
タセレクタ信号を保持する機能も有しており、エラー数
が多い場合には、データセレクタ信号を更新しないよう
に動作している。なお、実施例ではクロック別に復調器
7、メモリ8、エラー検査回路9を別々に設けたが、1
つの回路で、時分割処理によって同様の機能を実現する
ようにしてもよい。
誤りが発生し、エラー数が誤り検査符号の検出能力を超
える場合は、前のフレームのデータセレクタ信号をその
まま用いる。エラー検査回路9とデータセレクタ11の
間に配置された選択制御回路10は、前フレームのデー
タセレクタ信号を保持する機能も有しており、エラー数
が多い場合には、データセレクタ信号を更新しないよう
に動作している。なお、実施例ではクロック別に復調器
7、メモリ8、エラー検査回路9を別々に設けたが、1
つの回路で、時分割処理によって同様の機能を実現する
ようにしてもよい。
【0019】本発明の再生データ検出装置の他の実施例
について、以下に図5と共に説明する。図5に示した本
発明のデータ検出装置は、ビタビ復号を用いた最尤復号
によりデータ検出を行うものである。図5は、図1の実
施例の構成の最初に、A/D変換器13が追加され、図
1のデータ検出回路(サンプリング回路)6の代わりに
ビタビ復号器14が、また、図1とは異なり、クロック
再生回路4には再生信号が直接供給された構成である。
上記一実施例の場合と同様に、クロック再生回路4によ
り、再生波形からクロック信号を再生して、その再生ク
ロックは遅延回路5によってΔτの遅延を複数段施され
て、わずかづつ位相の異なった複数のクロックが得られ
る。
について、以下に図5と共に説明する。図5に示した本
発明のデータ検出装置は、ビタビ復号を用いた最尤復号
によりデータ検出を行うものである。図5は、図1の実
施例の構成の最初に、A/D変換器13が追加され、図
1のデータ検出回路(サンプリング回路)6の代わりに
ビタビ復号器14が、また、図1とは異なり、クロック
再生回路4には再生信号が直接供給された構成である。
上記一実施例の場合と同様に、クロック再生回路4によ
り、再生波形からクロック信号を再生して、その再生ク
ロックは遅延回路5によってΔτの遅延を複数段施され
て、わずかづつ位相の異なった複数のクロックが得られ
る。
【0020】最尤復号では、再生信号はA/D変換器1
3でA/D変換されて、振幅値データを用いて波形等化
器1による波形等化や、再生信号振幅値と予測値とに基
づくビタビ復号がビタビ復号器14で行われて、次の復
調器7でデータ復調が行われる。本実施例では、これら
の処理が、上記複数のクロック毎に夫々に行われる。
3でA/D変換されて、振幅値データを用いて波形等化
器1による波形等化や、再生信号振幅値と予測値とに基
づくビタビ復号がビタビ復号器14で行われて、次の復
調器7でデータ復調が行われる。本実施例では、これら
の処理が、上記複数のクロック毎に夫々に行われる。
【0021】各クロック別に復調されたデータは、上記
一実施例の場合と同様に、夫々メモリ8に蓄積されると
共に、クロック別に設けられたエラー検査回路9によっ
て、フレーム内のエラーの有無ないしエラー数が検査さ
れる。そして、この検査結果から、エラーのないあるい
はエラー数の少ないフレームデータを蓄積されたデータ
系列から、選択制御回路10、データセレクタ11によ
り選択して出力して、次の誤り訂正回路12にデータを
転送する。
一実施例の場合と同様に、夫々メモリ8に蓄積されると
共に、クロック別に設けられたエラー検査回路9によっ
て、フレーム内のエラーの有無ないしエラー数が検査さ
れる。そして、この検査結果から、エラーのないあるい
はエラー数の少ないフレームデータを蓄積されたデータ
系列から、選択制御回路10、データセレクタ11によ
り選択して出力して、次の誤り訂正回路12にデータを
転送する。
【0022】
【発明の効果】本発明の再生データ検出により、再生信
号から抽出したチャンネルビットクロックに対して、位
相の異なる複数のクロックを生成し、この複数のクロッ
ク別にデータ検出や復調を行い、復調したデータをクロ
ック別に複数のメモリに蓄積し、メモリ内のフレームデ
ータの誤り検査を行って、誤りのないあるいは誤り数の
少ない誤り検査結果が得られるフレームデータを前記メ
モリから出力するようにして、PLLの制御遅れ等によ
る位相ずれが生じている場合でも、データ検出の誤りを
改善することが出来る。
号から抽出したチャンネルビットクロックに対して、位
相の異なる複数のクロックを生成し、この複数のクロッ
ク別にデータ検出や復調を行い、復調したデータをクロ
ック別に複数のメモリに蓄積し、メモリ内のフレームデ
ータの誤り検査を行って、誤りのないあるいは誤り数の
少ない誤り検査結果が得られるフレームデータを前記メ
モリから出力するようにして、PLLの制御遅れ等によ
る位相ずれが生じている場合でも、データ検出の誤りを
改善することが出来る。
【図1】本発明における再生データ検出装置の一実施例
の構成図を示す。
の構成図を示す。
【図2】本発明の再生データ検出装置の動作を説明する
タイミング図を示す。
タイミング図を示す。
【図3】本発明の再生データ検出装置で使用する再生デ
ータのフレーム構成を示した図である。
ータのフレーム構成を示した図である。
【図4】フレームデータの誤り状況を説明するための模
式図を示す。
式図を示す。
【図5】本発明における再生データ検出装置の他の実施
例の構成図を示す。
例の構成図を示す。
【図6】従来の再生データ検出装置の一例の構成図を示
す。
す。
【図7】従来の再生データ検出装置におけるタイミング
波形図を示す。
波形図を示す。
【図8】再生クロックの位相ずれを説明する図を示す。
1 波形等化器 2 電圧比較器 3 2値化レベル制御器 4 クロック再生回路(クロック発生手段) 5 遅延回路 6 エラー検出回路(サンプリング回路)(データ検出
手段) 7 復調器 8 メモリ(複数のメモリ手段) 9 エラー検査回路(検査手段) 10 選択制御回路 11 データセレクタ(データ選択手段) 12 誤り訂正回路 13 A/D変換器 14 ビタビ復号器
手段) 7 復調器 8 メモリ(複数のメモリ手段) 9 エラー検査回路(検査手段) 10 選択制御回路 11 データセレクタ(データ選択手段) 12 誤り訂正回路 13 A/D変換器 14 ビタビ復号器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 572 G11B 20/18 572C 572F
Claims (2)
- 【請求項1】再生信号からデータを検出する再生データ
検出装置において、 前記再生信号のチャンネルビット周波数に相当するチャ
ンネルビットクロックに対して位相の異なる複数のクロ
ックを発生するクロック発生手段と、 前記個別クロック毎に再生信号からデータ検出を行うデ
ータ検出手段と、 前記個別クロック毎に復調してデータを蓄積する複数の
メモリ手段と、 前記個別クロック毎にフレーム内データの誤り検査を行
う誤り検査手段と、 誤りのないあるいは誤り数の少ない誤り検査結果が得ら
れるフレームデータを前記メモリ手段から選択出力する
データ選択手段とを有して構成したことを特徴とする再
生データ検出装置。 - 【請求項2】再生信号からデータを検出する再生データ
検出方法において、 前記再生信号のチャンネルビット周波数に相当するチャ
ンネルビットクロックに対して、位相の異なる複数のク
ロックを発生するクロック発生ステップと、前記個別ク
ロック毎に再生信号からデータ検出を行うデータ検出ス
テップと、前記個別クロック毎に復調してデータを蓄積
する複数のメモリステップと、前記個別クロック毎にフ
レーム内データの誤り検査を行う誤り検査ステップと、
誤りのないあるいは誤り数の少ない誤り検査結果が得ら
れるフレームデータを前記メモリから選択出力する選択
ステップとを有するようにしたことを特徴とする再生デ
ータ検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8922098A JPH11273264A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 再生データ検出装置及び再生データ検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8922098A JPH11273264A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 再生データ検出装置及び再生データ検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11273264A true JPH11273264A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13964657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8922098A Pending JPH11273264A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 再生データ検出装置及び再生データ検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11273264A (ja) |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP8922098A patent/JPH11273264A/ja active Pending
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