JPH11272849A - 周辺監視装置 - Google Patents

周辺監視装置

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JPH11272849A
JPH11272849A JP10076272A JP7627298A JPH11272849A JP H11272849 A JPH11272849 A JP H11272849A JP 10076272 A JP10076272 A JP 10076272A JP 7627298 A JP7627298 A JP 7627298A JP H11272849 A JPH11272849 A JP H11272849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
vehicle
lane
edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP10076272A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Satonaka
久志 里中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH11272849A publication Critical patent/JPH11272849A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間においても車両周囲の物(レーンマーカ
など)を確実に検出する。 【解決手段】 赤外光カットフィルタを有しないCCD
カメラ10で画像を撮影し、画像処理ECU14に供給
する。画像処理ECU14は、画像のエッジを強調する
処理を行い、画像内からレーンマークを検出する。検出
したレーンマークに基づいて車両がレーンを逸脱してい
るか否かを判定し、逸脱時にはブザー18を鳴らす。ま
た、エッジ強調処理された画像をモニタ16上に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は周辺監視装置、特に
夜間における監視に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両にカメラを搭載して周囲
を撮影し、得られた画像を処理して道路上の白線などを
認識するシステムが提案されている。
【0003】例えば、特開平9−83879号公報に
は、赤外光カットフィルタを備えたCCDカメラを車両
に搭載して白線や先行車などを撮影する技術が記載され
ている。そして、赤外光をカットするのは、CCDが人
間の目に感じない赤外域にも感光性があり、一方レンズ
は可視光域で収差がなくなるように設計されているの
で、赤外光に対しては焦点ずれを生じ、映像の鮮明度を
悪化させるためであると記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、夜間など周辺の明度が低下する状況下では
道路上の白線などの周囲物体を確実に認識することがで
きず、また周囲の状況を明瞭に表示装置などに表示して
運転者に提示することができない問題があった。もちろ
ん、夜間における認識率向上のために赤外線カメラを搭
載することも考えられるが、単に赤外画像を得るだけで
は上記従来技術で指摘するように画像の鮮明度を低下さ
せる問題が生じる。
【0005】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、夜間においても白
線などの周囲物を確実に認識できるとともに、適宜表示
装置に表示して周囲の状況を運転者に提示できる装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、得られた画像を処理することで周辺
を監視する周辺監視装置であって、近赤外光の感度を有
する撮像手段と、前記撮像手段で得られた画像に対して
エッジ強調処理を行う処理手段と、前記エッジ強調処理
された画像に基づき周囲の物を認識する認識手段とを有
することを特徴とする。近赤外光域を含む画像をエッジ
強調処理することで、レンズの収差に起因するぼけをな
くし、鮮明な画像を得ることができる。
【0007】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記エッジ強調処理された画像を表示する表示手段
をさらに有することを特徴とする。
【0008】また、第3の発明は、第1、第2の発明に
おいて、前記周囲の物は、道路のレーンマークであるこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0010】図1には、本実施形態の構成ブロック図が
示されている。本装置は車両に搭載され、CCDカメラ
10、車速やウインカーの作動等を検知する各種センサ
12、画像処理ECU(電子制御装置)14、モニタ1
6及びブザー18を含んで構成されている。
【0011】CCDカメラ10は、従来のような赤外光
カットフィルタを有しておらず、従って可視光のみなら
ず近赤外光の感度も有している。ここで、近赤外光と
は、具体的には約700nm〜約1000nmを意味す
る。CCDカメラ10で得られた車両の周囲画像は、画
像処理装置14に供給される。
【0012】センサ12は、車速やウインカの作動の有
無を検知し、その検知信号を画像処理ECU14に供給
する。
【0013】画像処理ECU14は、マイクロコンピュ
ータで構成され、機能ブロックとしては二値化処理部、
エッジ強調部、及び演算部を含んでいる。そして、CC
Dカメラ10からの近赤外域を含む画像を処理して道路
上のレーンマーク(白線部分)を抽出し、モニタ16に
表示する。また、抽出されたレーンマークと自車との相
対位置を検出し、車両がレーンを逸脱すると判定した場
合にはブザー18を駆動して運転者に報知する。具体的
には、二値化処理部で入力した画像を二値化し、エッジ
強調部で二値化した画像に対して所定のフィルタを用い
てエッジ強調処理を行う。また、演算部でレーンマーク
を抽出し、さらにレーンと自車との相対位置を、CCD
カメラ10の焦点距離や設置位置、撮影角度等と得られ
た画像内におけるレーンマーク位置に基づいて演算す
る。すなわち、本実施形態では、この画像処理ECU1
4が処理手段及び認識手段として機能する。なお、画像
処理についてはさらに後述する。
【0014】図2には、CCDカメラ10の感度と波長
との関係が示されている。図において、横軸は波長(n
m)、縦軸は相対感度でスケールは0〜1.0である。
また、図中破線は従来のCCDカメラの感度曲線で、実
線は本実施形態のCCDカメラの感度曲線である。従来
のCCDカメラは400nm〜700nmの可視光領域
に感度があり、700nm〜1000nmの近赤外光領
域には感度がない。一方、本実施形態のCCDカメラ1
0は400nm〜700nmのみならず、700nm〜
1000nmの近赤外光領域においても相対的感度を有
する。従って、本実施形態のCCDカメラ10で周囲を
撮影した場合、近赤外光領域を含む画像が得られる。夜
間においてはレーンマーク(白線部分)の近赤外光反射
率は他の部分に比べて相対的に高いので、このように近
赤外光画像を取得することで、夜間においてもレーンマ
ークを撮影することが可能となる。
【0015】但し、上記従来技術も指摘しているよう
に、単に近赤外光領域を含む画像を得ても、レンズの収
差の影響でその画像はぼやけて見えるので好ましくな
く、また画像からレーンマークを抽出する場合の精度も
低下することになる。
【0016】そこで、本実施形態では、上述したように
画像処理ECU14がエッジ強調処理を行うことで、こ
れらの欠点を解消している。
【0017】図3には、画像処理ECU14の処理フロ
ーチャートが示されている。センサ12からの車両信号
(車速やウインカー信号)を取り込み(S101)、次
にCCDカメラ10から画像を取り込む(S102)。
【0018】そして、取り込んだ画像に対して二値化
し、エッジ強調処理を行う(S103)。エッジ強調処
理は、画像空間における高域強調フィルタを用いて行う
ことができ、このようなフィルタとしては、例えば
【数1】 g(i,j)=f(i,j)−Δf(i,j) =5f(i,j)−[f(i+1,j)+f(i−1,j) +f(i、j+1)+f(i、j−1)] ・・・(1) を用いることができる。ここで、Δは入力画像f(i,
j)の2次微分であるデジタルラプラシアンであり、
【数2】 Δf(i.j)=f(i+1、j)+f(i−1、j)+f(i、j+1) +f(i、j−1)−4f(i,j) ・・・(2) である。
【0019】図4には、(1)式で示される強調フィル
タを加重マトリクスで表現した場合の例が示されてい
る。このようなマトリクスで処理すると、画像のぼけた
エッジの下端でアンダーシュート、上端でオーバシュー
トが生じるため濃度の傾斜が原画像以上に急峻となり、
結果としてエッジが強調されることになる。
【0020】再び図3に戻り、エッジ強調処理を行った
後、このエッジ強調処理された画像を用いてレーンマー
クを検出する(S104)。レーンマーク検出は、例え
ばエッジ点をハフ(hough)変換して直線を検出す
ればよい。そして、検出されたレーンマークに基づいて
レーン内における車両の相対位置を算出し、S101で
取り込んだ車両信号と合わせて自車がレーンを逸脱して
いるか否かを判定する(S105)。なお、車速信号
は、このままの走行を続行すれば数秒後に自車がレーン
を逸脱するか否かを判定するために用いられ、ウインカ
ー信号は自車が自発的に車線変更を行っているか否かを
確認するために用いられる。
【0021】そして、レーン逸脱判定処理を行った後、
さらにエッジ強調処理を施した画像データをモニタ16
に供給し、画像表示する(S106)。エッジ強調処理
されているため、夜間においてもぼけのない鮮明な画像
を表示することができ、運転者はこの画像を適宜視認す
ることで円滑な走行を維持できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
夜間においてもレーンマーク(白線など)を確実に認識
することができ、また、鮮明な画像を運転者に提示する
ことができる。すなわち、昼夜を問わない物体認識性
と、運転者の認識性を良好に維持するための表示性能と
を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 実施形態のCCDカメラの波長と感度の関係
を示すグラフ図である。
【図3】 実施形態の処理フローチャートである。
【図4】 実施形態のエッジ強調処理マトリクスの説明
図である。
【符号の説明】
10 CCDカメラ、12 センサ、14 画像処理E
CU、16 モニタ、18 ブザー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 得られた画像を処理することで周辺を監
    視する周辺監視装置であって、 近赤外光の感度を有する撮像手段と、 前記撮像手段で得られた画像に対してエッジ強調処理を
    行う処理手段と、 前記エッジ強調処理された画像に基づき周囲の物を認識
    する認識手段と、 を有することを特徴とする周辺監視装置。
  2. 【請求項2】 前記エッジ強調処理された画像を表示す
    る表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1記
    載の周辺監視装置。
  3. 【請求項3】 前記周囲の物は、道路のレーンマークで
    あることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の
    周辺監視装置。
JP10076272A 1998-03-24 1998-03-24 周辺監視装置 Pending JPH11272849A (ja)

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