JPH11272833A - Icカードとその製造法 - Google Patents

Icカードとその製造法

Info

Publication number
JPH11272833A
JPH11272833A JP7111398A JP7111398A JPH11272833A JP H11272833 A JPH11272833 A JP H11272833A JP 7111398 A JP7111398 A JP 7111398A JP 7111398 A JP7111398 A JP 7111398A JP H11272833 A JPH11272833 A JP H11272833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
module
module substrate
antenna circuit
semiconductor chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7111398A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Shirogane
淳司 白金
Shintaro Hayashi
新太郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP7111398A priority Critical patent/JPH11272833A/ja
Publication of JPH11272833A publication Critical patent/JPH11272833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で信頼性の高い、特にICチップに対する
外力の抑制に優れたICカードと、そのようなICカー
ドを経済性に優れて製造する方法を提供する。 【解決手段】巻き線コイルによるアンテナ回路と、半導
体チップを搭載したモジュール基板とからなるカードモ
ジュールと、カードモジュールを包み込むホットメルト
接着層と、その両面に設けられた表層材とからなるIC
カードと、その製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードとその
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触式ICカ一ドは、一般に、アンテ
ナ回路、無線通信機能と演算・記憶機能を有するICと
ケーシングから構成されている。このような構成とする
には、通常、アンテナ回路とICチップを接続するイン
ナーリード部を含む回路を形成した回路層部材に、直接
ICチップを接続・実装し、その上に、表層材を重ねて
積層接着する。
【0003】このような構成とすると、ICカードを薄
くするためには、ICチップそのものも薄くしなければ
ならず、その結果、ICチップが外力による破損を受け
易くなる。そこで、ICチップを接続・実装した後に、
ICチップが嵌合する孔をあけたスペーサを、ICチッ
プを実装した回路部材の上に、ICチップと孔とが嵌合
するように重ねて積層接着する方法が提案され、このよ
うな方法によると、ICカードの表面を平坦にすること
ができ、かつ、ICチップに加わる外力を抑制すること
ができる。また、表層材に、積層したときにICチップ
を埋められる厚さのホットメルト接着剤を塗布し、加熱
・加圧して積層接着することによって、ホットメルト接
着剤が熱によって流動し、ICチップを埋める方法が提
案され、この方法でも、ICカードの表面を平坦にする
ことができ、かつ、ICチップに加わる外力を抑制する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ICチップが
嵌合する孔をあけたスペーサを用いる方法では、スペー
サ用の材料を追加しなければならないので経済的でない
という課題がある。また、ICチップと孔とを正確に嵌
合させるためには、孔を大きくするか、正確に嵌合する
ための装置が必要であり、孔を大きくすれば、ICカー
ドの表面に凹凸ができ、外力の抑制効果が低くなるとい
う課題もある。また、この外力の抑制には、ICチップ
のICカード中での厚さ方向の位置が、中心に近い方が
より有利であるので、スペーサの厚さの分を回路層部材
の裏面側を厚くすることが求められ、材料の増加、また
は異なる厚さの材料の使用により経済性が低下するとい
う課題もある。
【0005】本発明は、安価で信頼性の高い、特にIC
チップに対する外力の抑制に優れたICカードと、その
ようなICカードを経済性に優れて製造する方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のICカードは、
巻き線コイルによるアンテナ回路と、半導体チップを搭
載したモジュール基板とからなるカードモジュールと、
カードモジュールを包み込むホットメルト接着層と、そ
の両面に設けられた表層材とからなることを特徴とす
る。
【0007】モジュール基板には、半導体チップとの接
続用の回路導体と、アンテナ回路との接続用のランド部
が形成されていることが好ましい。
【0008】このようなICカードを製造するには、基
材に複数のモジュール基板を形成し、そのモジュール基
板に半導体チップを搭載した後に、各モジュール基板に
切断・分割し、巻き線コイルによるアンテナ回路とモジ
ュール基板とを接続してカードモジュールとし、そのカ
ードモジュールをホットメルト接着層で包み込み、その
両面に表層材を設けることによって製造することができ
る。
【0009】このときに、モジュール基板に半導体チッ
プを、ワイヤボンディングにより接続することが好まし
い。
【0010】また、アンテナ回路の両端部の近傍を、モ
ジュール基板に接着固定した後に、アンテナ回路の両端
部をモジュール基板のランド部に接続することが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明には、アンテナ回路として
最も安価な導電性の巻線コイルを使い、かつ、ICの実
装をカード毎に実装しないで、複数のモジュール基板を
基材に形成し、その基材上のモジュール基板に自動的に
半導体チップを搭載した後に切断・分割するモジュール
方式とした。
【0012】ここで、巻線コイルのアンテナ回路のハン
ドリング性を確保するために、上記モジュール基板と固
定・接続してユニットとした。また、アンテナ回路と半
導体チップとの接続部にモジュール基板を用いること
で、外力が作用したときの強度を確保できた。
【0013】
【実施例】厚さ35μmの電解銅箔に、ポリイミド前駆
体のワニスを流延後、溶剤を除去し加熱・硬化して、厚
さ25μmのポリイミド樹脂層としたフレキシブル回路
基材を作製し、その銅箔の不要な箇所をエッチング除去
して回路を形成したモジュール基板1を、図1(a)に
示すように、縦・横に複数配置した。この基材のモジュ
ール基板1毎に、図1(b)に示すように、エポキシ系
接着剤で半導体チップ13をフェイスアップ状態で接着
固定し、ワイヤボンディング装置にセットして、半導体
チップ13のバンプ12とモジュール基板1の回路導体
11とを金ワイヤ14でボンディング接続した後に、こ
の基材を切断・分離して、半導体チップ13に接続する
回路導体11とアンテナ回路に接続するためのランド部
25を形成した回路を有し、半導体チップ13を実装し
たモジュール基板1を作製した。図1(c)に示すよう
に、直径30μmの銅線に、厚さ15μmの絶縁被覆を
形成した電線で、所定巻数の巻線コイルによるアンテナ
回路2を製作し、切断・分離したモジュール基板1に、
巻き線コイルによるアンテナ回路2の両端近傍を、エポ
キシ系接着剤で接着固定し、さらに、アンテナ回路2の
両端部を、モジュール基板1のランド部25に、マイク
ロ半田付けで接続し、カードモジュール3を作製した。
複数のカードモジュール3を、一定の間隔で、縦・横に
ホットメルト接着層4を形成した表層材5の上に並べ、
さらにその上に、ホットメルト接着層4を形成した表層
材5を、ホットメルト接着層が内側となるように重ね、
ラミネートして、ホットメルト接着層内に埋め込み、図
1(e)に示すように、表面の表示を印刷した後に、外
形を打ち抜いてICカード6を作製した。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明によっ
て、安価で信頼性の高い、特にICチップに対する外力
の抑制に優れたICカードと、そのようなICカードを
経済性に優れて製造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c),(e)はそれぞれ、本発明の
一実施例を説明するための各工程における上面図であ
り、(d)は断面図である。
【符号の説明】
1.モジュール基板 11.回路導体 12.バンプ 13.半導体チップ 14.金ワイヤ 2.アンテナ回路 25.ランド部 3.カードモジュール 4.ホットメルト接着層 5.表層材 6.ICカード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き線コイルによるアンテナ回路と、半導
    体チップを搭載したモジュール基板とからなるカードモ
    ジュールと、カードモジュールを包み込むホットメルト
    接着層と、その両面に設けられた表層材とからなること
    を特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】モジュール基板に、半導体チップとの接続
    用の回路導体と、アンテナ回路との接続用のランド部が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のIC
    カード。
  3. 【請求項3】基材に複数のモジュール基板を形成し、そ
    のモジュール基板に半導体チップを搭載した後に、各モ
    ジュール基板に切断・分割し、巻き線コイルによるアン
    テナ回路とモジュール基板とを接続してカードモジュー
    ルとし、そのカードモジュールをホットメルト接着層で
    包み込み、その両面に表層材を設けることを特徴とする
    ICカードの製造法。
  4. 【請求項4】モジュール基板に半導体チップを、ワイヤ
    ボンディングにより接続することを特徴とする請求項3
    に記載のICカードの製造法。
  5. 【請求項5】アンテナ回路の両端部の近傍を、モジュー
    ル基板に接着固定した後に、アンテナ回路の両端部をモ
    ジュール基板のランド部に接続することを特徴とする請
    求項3または4に記載のICカードの製造法。
JP7111398A 1998-03-20 1998-03-20 Icカードとその製造法 Pending JPH11272833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7111398A JPH11272833A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 Icカードとその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7111398A JPH11272833A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 Icカードとその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11272833A true JPH11272833A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13451191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7111398A Pending JPH11272833A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 Icカードとその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11272833A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4716038B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
JP3838331B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法、回路基板並びに電子機器
JP5306789B2 (ja) 多層配線基板及びその製造方法
KR100832653B1 (ko) 부품 내장형 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JPH07283360A (ja) 半導体リードフレームおよびこれを用いた半導体パッケージ
JP4766050B2 (ja) 電子回路装置の製造方法
JPH1056099A (ja) 多層回路基板およびその製造方法
JP2000138313A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH1065096A (ja) 積層型半導体パッケージ及びその製造方法
KR20050096851A (ko) 회로 장치 및 그 제조 방법
JPH03112688A (ja) Icカード
JP3951409B2 (ja) Icカードとその製造法
JP2001267490A (ja) 半導体モジュール
JP2001196504A (ja) 半導体パッケージ素子、3次元半導体装置及びこれらの製造方法
JP3661482B2 (ja) 半導体装置
JP2001332580A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4450652B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11272833A (ja) Icカードとその製造法
JP2002246745A (ja) 三次元実装パッケージ及びその製造方法、三次元実装パッケージ製造用接着材
JP5221682B2 (ja) プリント回路基板及びその製造方法
JP2004266271A (ja) 電子部品の実装体及びその製造方法
JP2001313448A (ja) 両面フレキシブル配線板、icカードおよび両面フレキシブル配線板の製造方法
JP2004200665A6 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001203296A (ja) Icカード用icチップ実装基板
JP2004200665A (ja) 半導体装置およびその製造方法