JPH11272370A - バッテリ駆動型情報処理装置及びその電源制御方法 - Google Patents

バッテリ駆動型情報処理装置及びその電源制御方法

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JPH11272370A
JPH11272370A JP10092665A JP9266598A JPH11272370A JP H11272370 A JPH11272370 A JP H11272370A JP 10092665 A JP10092665 A JP 10092665A JP 9266598 A JP9266598 A JP 9266598A JP H11272370 A JPH11272370 A JP H11272370A
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JP
Japan
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state
power
unit
battery
control unit
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JP10092665A
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English (en)
Inventor
Satonobu Fujita
覚伸 藤田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な省電力を行うことが可能なバッテリ
駆動型情報処理装置を提供する。 【解決手段】 システムが「通常サスペンド」状態での
残り動作時間を受け取り、システムが「通常サスペン
ド」に入る時に、現在の時刻に前記残り動作時間を加え
た時刻をRTC9に設定して(ステップS6)、電源制
御装置8は省電力状態に入る。RTC9からの割り込み
により、電源制御装置8は通常状態に復帰してローバッ
テリかどうかの判別を行い、ローバッテリを検知した場
合にはシステムを通常状態にしてディスク保存サスペン
ドを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ駆動が可
能で省電力機能を有したバッテリ駆動型情報処理装置及
びその電源制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、省電力機能を備えたバッテリ
駆動型情報処理装置(ノートパソコン)において、シス
テムの状態を保持したままで、システムを省電力状態あ
るいはOFF状態にする機能(サスペンド機能)として
は、「通常サスペンド」と「ディスク保存サスペンド」
の2種類が知られている。
【0003】「通常サスペンド」は、CPUに対して電
力供給がなされずRAMがスローリフレッシュ等になる
省電力状態に設定される。一方、「ディスク保存サスペ
ンド」では、システムの状態が磁気記憶装置に記憶さ
れ、システムヘの電力供給は全てカットされる(システ
ムはOFF状態とほぼ同じ)。
【0004】この種のノートパソコンの「通常サスペン
ド状態」では、電源制御装置も省電力状態になっている
が、バッテリ駆動中に電池電圧が指定された電圧以下と
なるローバッテリが発生したかどうかを判別するため
に、電源制御装置が内部のタイマーまたは外部のタイマ
ーを使用して定期的(数秒単位)な割り込みを発生さ
せ、通常状態に戻ってバッテリ残量を検知している。そ
して、前記ローバッテリ状態を検知した場合は、システ
ムを通常状態に戻して「ディスク保存サスペンド」を行
うことによりデータを磁気記憶装置に記憶して失われな
いようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバッテリ駆動型情報処理装置では、システムが通常
サスペンド状態にある場合において、電源制御装置は、
バッテリ残量に関わらず、ローバッテリを検知するため
に定期的(数秒単位)に省電力状態から通常状態に復帰
することから、効率的に省電力が行われていないという
問題があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、効率的
な省電力を行うことが可能なバッテリ駆動型情報処理装
置及びその電源制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、所定の機能を実現するために情報
を処理するシステム部と、前記システム部を省電力状態
にする第1のサスペンド手段と、装置全体に電力を供給
すると共にその残量を検知し該検知残量に応じた残り動
作時間を算出する機能を有するバッテリと、前記バッテ
リの状態を制御する電源制御部と、前記第1のサスペン
ド手段によって前記システム部が省電力状態になるタイ
ミングに対応して前記電源制御部を省電力状態にする電
源制御部省電力手段と、前記電源制御部に割り込みを発
生させる割り込み手段とを備えたバッテリ駆動型情報処
理装置において、前記第1のサスペンド手段が起動され
たときに、前記バッテリの残り動作時間に基づいて前記
割り込み手段の割り込み発生時刻を設定する割り込み発
生時刻設定手段と、前記割り込み発生時刻に前記割り込
みが発生したとき、前記電源制御部を省電力状態から通
常状態に復帰する電源制御部復帰手段とを設けたもので
ある。
【0008】第2の発明では、上記第1の発明におい
て、各種情報が記憶される不揮発性記憶部と、前記シス
テム部の状態を前記不揮発性記憶部に記憶して電力供給
のない状態にする第2のサスペンド手段とを備えると共
に、前記電源制御部は、前記バッテリの電圧が所定値以
下となるローバッテリ状態を検知する機能を有し、前記
電源制御部復帰手段によって前記電源制御部が通常状態
に復帰した時に、前記電源制御部によって前記ローバッ
テリ状態にあるか否かの判定を行うようにし、前記ロー
バッテリ状態が検知された場合は、前記システム部を通
常状態に戻して前記第2のサスペンド手段を作動する構
成にしたものである。
【0009】第3の発明では、所定の機能を実現するた
めに情報を処理するシステム部と、前記システム部を省
電力状態にする第1のサスペンド手段と、装置全体に電
力を供給すると共にその残量を検知し該検知残量に応じ
た残り動作時間を算出する機能を有するバッテリと、前
記バッテリの状態を制御する電源制御部と、前記第1の
サスペンド手段によって前記システム部が省電力状態に
なるタイミングに対応して前記電源制御部を省電力状態
にする電源制御部省電力手段と、前記電源制御部に割り
込みを発生させる割り込み手段とを備えたバッテリ駆動
型情報処理装置において、前記第1のサスペンド手段に
よって前記システム部が省電力状態になった後に、前記
バッテリの残り動作時間に基づいて前記割り込み手段の
割り込み発生時刻を設定する割り込み発生時刻設定手段
と、前記割り込み発生時刻に前記割り込みが発生したと
き、前記電源制御部を省電力状態から通常状態に復帰す
る電源制御部復帰手段とを設けたことにある。
【0010】第4の発明では、上記第3の発明におい
て、各種情報が記憶される不揮発性記憶部と、前記シス
テム部の状態を前記不揮発性記憶部に記憶して電力供給
のない状態にする第2のサスペンド手段とを備えると共
に、前記電源制御部は、前記バッテリの電圧が所定値以
下となるローバッテリ状態を検知する機能を有し、前記
電源制御部復帰手段によって前記電源制御部が通常状態
に復帰した時に、前記電源制御部によって前記ローバッ
テリ状態にあるか否かの判定を行うようにし、前記ロー
バッテリ状態が検知された場合は、前記システム部を通
常状態に戻して前記第2のサスペンド手段を作動する構
成にしたものである。
【0011】第5の発明では、所定の機能を実現するた
めに情報を処理するシステム部と、前記システム部を省
電力状態にする第1のサスペンド手段と、装置全体に電
力を供給すると共にその残量を検知し該検知残量に応じ
た残り動作時間を算出する機能を有するバッテリと、前
記バッテリの状態を制御する電源制御部と、前記電源制
御部を省電力状態にする電源制御部省電力手段と、前記
電源制御部に割り込みを発生させる割り込み手段とを備
えたバッテリ駆動型情報処理装置に対し、前記第1のサ
スペンド手段が起動されたときに、前記バッテリの残り
動作時間に基づいて前記割り込み手段の割り込み発生時
刻を設定する割り込み発生時刻設定処理と、前記システ
ム部が省電力状態になった後に前記電源制御部を省電力
状態にする電源制御部省電力設定処理と、前記割り込み
発生時刻に前記割り込みが発生したとき、前記電源制御
部を省電力状態から通常状態に復帰する電源制御部復帰
処理とを実行するようにしたものである。
【0012】第6の発明では、上記第5の発明におい
て、前記電源制御部復帰処理によって前記電源制御部が
通常状態に復帰した時に、前記電源制御部を用いて、前
記バッテリの電圧が所定値以下となるローバッテリ状態
にあるか否かの判定を行い、前記ローバッテリ状態が検
知された場合は、前記システム部を通常状態に戻し、前
記システム部の状態を不揮発性記憶部に記憶して電力供
給のない状態にする第2のサスペンド手段を作動するよ
うにしたものである。
【0013】第7の発明では、所定の機能を実現するた
めに情報を処理するシステム部と、前記システム部を省
電力状態にする第1のサスペンド手段と、装置全体に電
力を供給すると共にその残量を検知し該検知残量に応じ
た残り動作時間を算出する機能を有するバッテリと、前
記バッテリの状態を制御する電源制御部と、前記電源制
御部を省電力状態にする電源制御部省電力手段と、前記
電源制御部に割り込みを発生させる割り込み手段とを備
えたバッテリ駆動型情報処理装置に対し、前記第1のサ
スペンド手段によって前記システム部が省電力状態にな
った後に、前記バッテリの残り動作時間に基づいて前記
割り込み手段の割り込み発生時刻を設定する割り込み発
生時刻設定処理と、前記割り込み発生時刻設定処理の後
に、前記電源制御部を省電力状態にする電源制御部省電
力設定処理と、前記割り込み発生時刻に前記割り込みが
発生したとき、前記電源制御部を省電力状態から通常状
態に復帰する電源制御部復帰処理とを実行するようにし
たものである。
【0014】第8の発明では、上記第7の発明におい
て、前記電源制御部復帰処理によって前記電源制御部が
通常状態に復帰した時に、前記電源制御部を用いて、前
記バッテリの電圧が所定値以下となるローバッテリ状態
にあるか否かの判定を行い、前記ローバッテリ状態が検
知された場合は、前記システム部を通常状態に戻し、前
記システム部の状態を不揮発性記憶部に記憶して電力供
給のない状態にする第2のサスペンド手段を作動するよ
うにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0016】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係るバッテリ駆動型情報処理装置(ノートパソ
コン)の全体構成を示すブロック図である。
【0017】このノートパソコンは、CPU1、ROM
2、RAM3、CMOS4、表示装置5、入力装置6、
ハードディスク装置7、電源制御装置8、及びRTC
(Real Time Clock)9がシステムバス
に相互接続されている。また、電源制御装置8にはスマ
ートバッテリ10が接続されている。
【0018】CPU1は、システム全体を制御する処理
部であり、ROM2は、主にシステムプログラムが記憶
されており、各種ハードウェアの操作などのサービスル
ーチン、及びサスペンド/レジューム処理ルーチン等が
格納されている。
【0019】RAM3は、アプリケーションプログラム
やデータが記憶され、CMOS4は、バッテリバックア
ップ用のRAMであり、システムのコンフィグレーショ
ン状態を保存するために使用する。
【0020】表示装置5は、LCD等の表示部であり、
プログラムの実行状態を表示する。入力装置6は、キー
ボード等の入力部であり、データ入力や処理の指示等を
行う。ハードディスク装置7は、磁気記憶装置で構成さ
れ、アプリケ―ションプログラムやディスク保存サスペ
ンド用のデータが記憶される。
【0021】電源制御装置8は、ROM、RAM、割り
込みコントローラ及びシステムタイマー等を含んた1チ
ップマイコンで構成され、スマートバッテリ10との通
信を行いバッテリ残量や残り動作時間等のデータの受け
渡し、ローバッテリのイベント発生や充電制御等を行
う。RTC9は、システムに現在の時刻を与える機能を
有するほか、システム及び電源制御装置8に割り込みを
発生させるための特定の時刻を設定する機能を有する。
【0022】スマートバッテリ10は、バッテリ内部に
バッテリ残量を検知する手段を持つと共に、該バッテリ
残量に応じた残り動作時間を算出する機能も有する。
【0023】図2は、本実施形態における要部構成を示
すブロック図であり、上記RTC9による割り込みの構
成を表すものとなっている。
【0024】同図において、スイッチ手段11は、RT
C9からの割り込み信号W1を、システム(CPU1)
あるいは電源制御装置8のいずれかへ出力するための切
り替え動作を行う。このスイッチ手段11は、ROM2
によって制御が可能となっている。
【0025】図3は、本実施形態における通常サスペン
ド移行処理を示すフローチャートであり、この処理は、
ROM2に格納されているサスペンドルーチンによって
実行される。
【0026】まず、ステップS1において、ROM2が
RTC9から現在の時刻T1を取得する。続くステップ
S2では、現在のバッテリ残量Z1をスマートバッテリ
10から取得する。さらに、ステップS3では、予め計
測してあるディスク保存サスペンドするために最低限必
要なバッテリ残量Z2を取得する。
【0027】その後のステップS4において、予め計測
してある通常サスペンド時の消費電流D1を取得し、さ
らにステップS5で、現在のバッテリ残量Z1からサス
ペンド時の残り動作時間T2を取得する。この残り動作
時間T2は、次式により算出する。
【0028】T2=(Z1−Z2)/D1 ステップS5の処理後はステップS6へ進んで、電源制
御装置8に対して割り込みを発生させる時刻T3をRT
C9に設定する。この時刻T3は、次式により算出す
る。
【0029】T3=T1+T2 そして、ステップS7において、スイッチ手段11の切
り替えの設定を変更することによって、割り込み信号W
1の出力先をCPU1から電源制御装置8へ変更した
後、ステップS8へ進んで、システムを通常サスペンド
状態にする。システムが通常サスペンド状態になった後
は電源制御装置8も省電力状態になる。
【0030】上述したように、図3に示す本処理では、
まず、通常サスペンドイベントが発生した場合に、予め
計測しているサスペンド時の消費電流とバッテリの残量
とからサスペンド時の残り動作時間を計算する。さらに
RTC9から取得した現在の時刻にその時間を加えた時
刻をRTC9の割り込み時刻に設定した後、システムを
通常サスペンド状態にすると共に、電源制御装置8を省
電力状態にする。
【0031】その後、前記の時刻T3に至り、RTC9
によって電源制御装置8に対して割り込みが発生したと
きに、電源制御装置8は、ローバッテリの発生を検知す
るために省電力状態から通常状態に復帰する。
【0032】図4は、本実施形態においてRTC9によ
る割り込みが発生した場合の電源制御装置8の処理を示
すフローチャートであり、この処理は、電源制御装置8
内のROMに格納されているプログラムによって実行さ
れる。
【0033】RTC9によって電源制御装置8に対して
割り込みが発生すると、上記したように電源制御装置8
は、ローバッテリの発生を検知するために省電力状態か
ら通常状態に復帰する。
【0034】そして、まず、ステップS11では、スマ
ートバッテリ10から現在のバッテリ残量Z3を取得す
る。次いでステップS12では、ディスク保存サスペン
ド状態にするために最低限必要なバッテリ残量Z2と現
在のバッテリ残量Z3とを比較する。
【0035】現在のバッテリ残量Z3の方が多ければス
テップS15へ移行し、少なければローバッテリが発生
したと判断してステップS13へ移行する。
【0036】ステップS13では、システムを通常サス
ぺンド状態から通常状態に戻し、さらにステップS14
へ進んで、システムに対して、ディスク保存サスペンド
に移行するように通知する。この通知を受けたシステム
は、ディスク保存サスペンドの処理を行う。
【0037】一方、ステップS15は、電源制御装置8
内のシステムタイマーの割り込みを数秒に設定する。ま
た、数秒後に発生するシステムタイマーによる割り込み
処理は、図4に示す処理と同等の処理を行うように設定
しておく。その後のステップS16で、電源制御装置8
を省電力状態にする。
【0038】このように、図4に示す本処理では、RT
C9の割り込みが発生した場合に、電源制御装置8は省
電力状態から通常状態になり、現在のバッテリ残量から
システムをディスク保存サスペンド状態にしなければな
らないかどうかを判別する。ディスク保存サスペンドを
しなければならない場合には、それをシステムに通知
し、ディスク保存サスペンドをしなくてもよい場合に
は、電源制御装置8内のシスラムタイマーを数秒に設定
して、もう1度、電源制御装置8を省電力状態にする。
【0039】上述した第1実施形態によれば、システム
が「通常サスペンド」状態での残り動作時間を受け取
り、システムが「通常サスペンド」に入る時に、現在の
時刻に前記残り動作時間を加えた時刻をRTC9に設定
して、電源制御装置8は省電力状態に入る。RTC9か
らの割り込みにより、電源制御装置8は通常状態に復帰
してローバッテリかどうかの判別を行い、ローバッテリ
を検知した場合にはシステムを通常状態にしてディスク
保存サスペンドを行うようにする。このことにより、電
源制御装置8は、従来のように定期的(数秒単位)に省
電力状態から通常状態に戻っていた動作から、バッテリ
残量に応じて可変的(数時間単位)に省電力状態から通
常状態に戻る動作を行うことができ、効率的に省電力を
行うことが可能になる。
【0040】(第2実施形態)第2実施形態では、シス
テムが通常サスペンド状態になった後に電源制御装置8
がRTC9の設定を行い、そして電源制御装置8を省電
力状態にすることにより、上記第1実施形態の前記ステ
ップS15のように電源制御装置8内のシステムタイマ
ーを使わないようにして、電源制御装置8が省電力状態
になる時間を第1実施形態よりも長くしたものである。
【0041】本実施形態の構成は、全体的には先の図1
に示す構成であり、部分的に図5に示す構成を採る。
【0042】図5は、本発明の第2実施形態に係るバッ
テリ駆動型情報処理装置(ノートパソコン)の要部構成
を示すブロック図である。
【0043】同図において、C1は、バス上のアドレス
線、データ線及び割り込み信号線であり、C2は、CP
U1がRTC9を制御するための制御信号であり、C3
は、電源制御装置8がRTC9を制御するための制御信
号である。スイッチ装置20は、サスペンド信号SPに
より制御信号C2,C3の切り換えを行う機能を有す
る。
【0044】システムが通常動作のときには、制御信号
C2が制御信号C4としてRTC9に入り、システムは
RTC9を制御することができる。一方、システムが通
常サスペンド状態になった場合は、サスペンド信号SP
により制御信号C3が制御信号C4としてRTC9に入
り、電源制御装置8がRTC9を制御することができる
ようになる。
【0045】このように、スイッチ装置20は、システ
ムが通常サスペンド状態になった時にRTC9を制御す
る機能(割り込み時刻の設定等)をシステムから電源制
御装置8に切り換える働きをする。
【0046】図6は、システムが通常サスペンドに入っ
た後の電源制御装置8の処理を示すフローチャートであ
り、この処理は、電源制御装置8内のROMに格納され
ているプログラムによって実行される。
【0047】システムが通常サスペンドへ移行すると、
スイッチ装置20により、RTC9を制御する機能(割
り込み時刻の設定等)がシステムから電源制御装置8へ
切り換えられる。
【0048】そして、まず、ステップS21は、電源制
御装置8がRTC9から現在の時刻T1を取得し、続く
ステップS22では、現在のバッテリ残量Z1をスマー
トバッテリ9から取得し、ステップS23へ進む。
【0049】ステップS23では、予め計測してある、
ディスク保存サスペンドするために最低限必要なバッテ
リ残量Z2を取得し、次のステップS24では、通常サ
スペンド時の消費電流D1をスマートバッテリ10から
取得して、ステップS25に移行する。
【0050】ステップS25では、現在のバッテリ残量
Z1からサスペンド時の残り動作時間T2を取得する。
この残り動作時間T2は、次式により算出する。
【0051】T2=(Z1−Z2)/D1 そして、ステップS26へ移行して、電源制御装置8に
対して割り込みを発生させる時刻T3をRTC9に設定
する。この時刻T3は、次式により算出する。 T3=T1+T2 次いでステップS27へ移行して、電源制御装置8を省
電力状態にする。
【0052】このように、図6に示す本処理では、シス
テムが通常サスペンドに入った後、電源制御装置8は、
まず、サスペンド時の消費電流とバッテリの残量とから
サスペンド時の残り動作時間を計算し、さらにRTC9
から取得した現在の時刻にその時間を加えた時刻をRT
C9の割り込み時刻に設定した後、電源制御装置8を省
電力状態にする。
【0053】その後、前記割り込み時刻T3に至り、R
TC9によって電源制御装置8に対して割り込みが発生
したときに、電源制御装置8は、ローバッテリの発生を
検知するために省電力状態から通常状態に復帰する。
【0054】図7は、本実施形態においてRTC9によ
る割り込みが発生した場合の電源制御装置8の処理を示
すフローチャートであり、この処理は、電源制御装置8
内のROMに格納されているプログラムによって実行さ
れる。
【0055】RTC9によって電源制御装置8に対して
割り込みが発生すると、上述したように電源制御装置8
はローバッテリの発生を検知するために省電力状態から
通常状態に復帰する。
【0056】そして、まず、ステップS31は、スマー
トバッテリ10から現在のバッテリ残量Z3を取得し、
続くステップS32では、ディスク保存サスペンドする
ために最低限必要なバッテリ残量Z2と現在のバッテリ
残量Z3とを比較する。
【0057】現在のバッテリ残量Z3の方が多ければス
テップS35へ進み、少なければローバッテリが発生し
たと判断してステップS33へ移行する。ステップS3
3では、システムを通常サスペンド状態から通常状態に
戻し、次のステップS34に移行して、システムに対し
てディスク保存サスペンドへ移行するように通知する。
この通知を受けたシステムは、ディスク保存サスペンド
の処理を行う。
【0058】一方、ステップS35では、図6の処理を
もう1度行い、RTC9の割り込み時間を設定した後、
電源制御装置8を省電力状態にする。
【0059】このように図7に示す本処理では、RTC
9の割り込みが発生した場合に、電源制御装置8は省電
力状態から通常状態になり、現在のバッテリ残量からシ
ステムをディスク保存サスペンド状態にしなければなら
ないかどうかを判別する。ディスク保存サスペンドをし
なければならない場合には、それをシステムに通知し、
ディスク保存サスペンドをしなくてもよい場合には、も
う1度図6の処理を行い、RTC9に割り込み時間を設
定して、電源制御装置8を省電力状態にする。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、第1及び第2の発
明であるバッテリ駆動型情報処理装置と第5及び第6の
発明であるバッテリ駆動型情報処理装置の電源制御方法
によれば、システム部が省電力状態にある時(通常サス
ペンド時)に、バッテリ残量に応じて可変的(数時間単
位)に電源制御部を省電力状態にしておくことが可能に
なる。これにより、従来、ローバッテリ状態を検知する
ために定期的(数秒単位)に通常状態に復帰して無駄に
消費していた電流分を節電することができ、効率的な省
電力を行うことが可能になる。
【0061】また、第3及び第4の発明であるバッテリ
駆動型情報処理装置と第7及び第8の発明であるバッテ
リ駆動型情報処理装置の電源制御方法によれば、電源制
御部が省電力状態になる時間を長くすることができ、上
述の各発明の効果を一層顕著にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るバッテリ駆動型情
報処理装置(ノートパソコン)の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1実施形態における要部構成を示すブロック
図である。
【図3】第1実施形態における通常サスペンド移行処理
を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態においてRTC9による割り込み
が発生した場合の電源制御装置8の処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るバッテリ駆動型情
報処理装置(ノートパソコン)の要部構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】システムが通常サスペンドに入った後の電源制
御装置8の処理を示すフローチャートである。
【図7】第2実施形態においてRTC9による割り込み
が発生した場合の電源制御装置8の処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 CMOS 5 表示装置 6 入力装置 7 ハードディスク装置 8 電源制御装置 9 RTC 10 スマートバッテリ 11 スイッチ手段 20 スイッチ装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の機能を実現するために情報を処理
    するシステム部と、前記システム部を省電力状態にする
    第1のサスペンド手段と、装置全体に電力を供給すると
    共にその残量を検知し該検知残量に応じた残り動作時間
    を算出する機能を有するバッテリと、前記バッテリの状
    態を制御する電源制御部と、前記第1のサスペンド手段
    によって前記システム部が省電力状態になるタイミング
    に対応して前記電源制御部を省電力状態にする電源制御
    部省電力手段と、前記電源制御部に割り込みを発生させ
    る割り込み手段とを備えたバッテリ駆動型情報処理装置
    において、 前記第1のサスペンド手段が起動されたときに、前記バ
    ッテリの残り動作時間に基づいて前記割り込み手段の割
    り込み発生時刻を設定する割り込み発生時刻設定手段
    と、 前記割り込み発生時刻に前記割り込みが発生したとき、
    前記電源制御部を省電力状態から通常状態に復帰する電
    源制御部復帰手段とを設けたことを特徴とするバッテリ
    駆動型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 各種情報が記憶される不揮発性記憶部
    と、前記システム部の状態を前記不揮発性記憶部に記憶
    して電力供給のない状態にする第2のサスペンド手段と
    を備えると共に、前記電源制御部は、前記バッテリの電
    圧が所定値以下となるローバッテリ状態を検知する機能
    を有し、 前記電源制御部復帰手段によって前記電源制御部が通常
    状態に復帰した時に、前記電源制御部によって前記ロー
    バッテリ状態にあるか否かの判定を行うようにし、前記
    ローバッテリ状態が検知された場合は、前記システム部
    を通常状態に戻して前記第2のサスペンド手段を作動す
    る構成にしたことを特徴とする請求項1記載のバッテリ
    駆動型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 所定の機能を実現するために情報を処理
    するシステム部と、前記システム部を省電力状態にする
    第1のサスペンド手段と、装置全体に電力を供給すると
    共にその残量を検知し該検知残量に応じた残り動作時間
    を算出する機能を有するバッテリと、前記バッテリの状
    態を制御する電源制御部と、前記第1のサスペンド手段
    によって前記システム部が省電力状態になるタイミング
    に対応して前記電源制御部を省電力状態にする電源制御
    部省電力手段と、前記電源制御部に割り込みを発生させ
    る割り込み手段とを備えたバッテリ駆動型情報処理装置
    において、 前記第1のサスペンド手段によって前記システム部が省
    電力状態になった後に、前記バッテリの残り動作時間に
    基づいて前記割り込み手段の割り込み発生時刻を設定す
    る割り込み発生時刻設定手段と、 前記割り込み発生時刻に前記割り込みが発生したとき、
    前記電源制御部を省電力状態から通常状態に復帰する電
    源制御部復帰手段とを設けたことを特徴とするバッテリ
    駆動型情報処理装置。
  4. 【請求項4】 各種情報が記憶される不揮発性記憶部
    と、前記システム部の状態を前記不揮発性記憶部に記憶
    して電力供給のない状態にする第2のサスペンド手段と
    を備えると共に、前記電源制御部は、前記バッテリの電
    圧が所定値以下となるローバッテリ状態を検知する機能
    を有し、 前記電源制御部復帰手段によって前記電源制御部が通常
    状態に復帰した時に、前記電源制御部によって前記ロー
    バッテリ状態にあるか否かの判定を行うようにし、前記
    ローバッテリ状態が検知された場合は、前記システム部
    を通常状態に戻して前記第2のサスペンド手段を作動す
    る構成にしたことを特徴とする請求項3記載のバッテリ
    駆動型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 所定の機能を実現するために情報を処理
    するシステム部と、前記システム部を省電力状態にする
    第1のサスペンド手段と、装置全体に電力を供給すると
    共にその残量を検知し該検知残量に応じた残り動作時間
    を算出する機能を有するバッテリと、前記バッテリの状
    態を制御する電源制御部と、前記電源制御部を省電力状
    態にする電源制御部省電力手段と、前記電源制御部に割
    り込みを発生させる割り込み手段とを備えたバッテリ駆
    動型情報処理装置に対し、 前記第1のサスペンド手段が起動されたときに、前記バ
    ッテリの残り動作時間に基づいて前記割り込み手段の割
    り込み発生時刻を設定する割り込み発生時刻設定処理
    と、 前記システム部が省電力状態になった後に前記電源制御
    部を省電力状態にする電源制御部省電力設定処理と、 前記割り込み発生時刻に前記割り込みが発生したとき、
    前記電源制御部を省電力状態から通常状態に復帰する電
    源制御部復帰処理とを実行することを特徴とするバッテ
    リ駆動型情報処理装置の電源制御方法。
  6. 【請求項6】 前記電源制御部復帰処理によって前記電
    源制御部が通常状態に復帰した時に、前記電源制御部を
    用いて、前記バッテリの電圧が所定値以下となるローバ
    ッテリ状態にあるか否かの判定を行い、前記ローバッテ
    リ状態が検知された場合は、前記システム部を通常状態
    に戻し、前記システム部の状態を不揮発性記憶部に記憶
    して電力供給のない状態にする第2のサスペンド手段を
    作動することを特徴とする請求項5記載のバッテリ駆動
    型情報処理装置の電源制御方法。
  7. 【請求項7】 所定の機能を実現するために情報を処理
    するシステム部と、前記システム部を省電力状態にする
    第1のサスペンド手段と、装置全体に電力を供給すると
    共にその残量を検知し該検知残量に応じた残り動作時間
    を算出する機能を有するバッテリと、前記バッテリの状
    態を制御する電源制御部と、前記電源制御部を省電力状
    態にする電源制御部省電力手段と、前記電源制御部に割
    り込みを発生させる割り込み手段とを備えたバッテリ駆
    動型情報処理装置に対し、 前記第1のサスペンド手段によって前記システム部が省
    電力状態になった後に、前記バッテリの残り動作時間に
    基づいて前記割り込み手段の割り込み発生時刻を設定す
    る割り込み発生時刻設定処理と、 前記割り込み発生時刻設定処理の後に、前記電源制御部
    を省電力状態にする電源制御部省電力設定処理と、 前記割り込み発生時刻に前記割り込みが発生したとき、
    前記電源制御部を省電力状態から通常状態に復帰する電
    源制御部復帰処理とを実行することを特徴とするバッテ
    リ駆動型情報処理装置の電源制御方法。
  8. 【請求項8】 前記電源制御部復帰処理によって前記電
    源制御部が通常状態に復帰した時に、前記電源制御部を
    用いて、前記バッテリの電圧が所定値以下となるローバ
    ッテリ状態にあるか否かの判定を行い、前記ローバッテ
    リ状態が検知された場合は、前記システム部を通常状態
    に戻し、前記システム部の状態を不揮発性記憶部に記憶
    して電力供給のない状態にする第2のサスペンド手段を
    作動することを特徴とする請求項7記載のバッテリ駆動
    型情報処理装置の電源制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011001671A1 (ja) * 2009-07-01 2011-01-06 パナソニック株式会社 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法
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JP2022541005A (ja) * 2020-01-03 2022-09-21 エルジー エナジー ソリューション リミテッド バッテリー管理装置

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