JPH11272353A - クロック供給回路及びデータ転送回路 - Google Patents

クロック供給回路及びデータ転送回路

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JPH11272353A
JPH11272353A JP10070820A JP7082098A JPH11272353A JP H11272353 A JPH11272353 A JP H11272353A JP 10070820 A JP10070820 A JP 10070820A JP 7082098 A JP7082098 A JP 7082098A JP H11272353 A JPH11272353 A JP H11272353A
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clock
data signal
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data
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Mikio Shiraishi
石 幹 雄 白
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックスキューによる回路の誤動作を防止
し、かつ、各種集積回路設計に対応可能なクロック供給
回路及びそのクロック供給回路を利用したデータ転送回
路を提供する。 【解決手段】 本発明に係るクロック供給回路は、複数
段のデータ信号入出力回路が縦続接続されて構成され、
複数段のデータ信号入出力回路のデータ信号入力段から
データ信号出力段までを所定の段数ごとの複数のグルー
プに区分されたデータ転送回路に、クロック信号を供給
するクロック供給回路において、複数のグループのうち
複数段のデータ信号入出力回路のデータ信号入力段によ
り近いグループに属するデータ信号入出力回路に、より
位相の遅れたクロック信号を供給するものである。本発
明に係るデータ転送回路は、上記クロック供給回路を用
いて構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック供給回路
及びそのクロック供給回路を利用したデータ転送回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路の動作クロック周波数は
著しく向上し、500MHz程度の動作クロック周波数
で動作するゲートアレイやスタンダードセル等のASI
C(Application Specific Integrated Circuit)も開
発されている。この動作クロック周波数の値は、10年
前のほぼ50倍であり、回路集積度の向上と相俟って応
用分野の拡大に寄与している。
【0003】しかし、動作クロック周波数の上昇に伴
い、実現のための課題も増加してきており、クロックス
キュー対策もそれらの課題の1つである。クロックスキ
ューとは、クロック信号とデータ信号との位相差が集積
回路上の部分ごとに異なるために生ずる現象であり、デ
ータ信号の一時記憶装置であるレジスタに、切り替わり
の過渡状態におけるデータ信号又は所定のタイミングと
異なる時点におけるデータ信号が取り込まれることによ
り、回路が誤動作を引き起こす現象である。クロックス
キューは、集積回路のレイアウトが終了するまで定量的
な解析が不可能であり、結果として生ずる現象が不確定
であることから、誤動作の原因として発見することが困
難であり、発見されたとしても対策が困難である場合が
多い。
【0004】従来のクロックスキュー対策として、主
に、以下のような2つの手段が採られていた。
【0005】図13は、従来の第1のクロックスキュー
解決手段についての説明図である。従来の第1のクロッ
クスキュー解決手段は、各クロック供給経路の入力側に
バッファ2を配設した格子状のクロック供給専用配線1
1を設け、クロック信号P0のみをこのクロック供給専
用配線11を介して供給することにより、集積回路上の
部分ごとにおけるデータ信号との位相差を可能な限り小
さくするものである。従来の第1のクロックスキュー解
決手段は、ゲートアレイ、FPGA(FieldProgrammabl
e Gate Array:フィールド・プログラマブル・ゲート・
アレイ)等のように予めチップ全体の回路配置が決定さ
れている集積回路の場合に特に有効であり、例えば図1
3に示すように、格子状のクロック供給専用配線11を
配設することにより、チップ上のクロックスキューをあ
る一定値以下に抑制することができる。
【0006】図14は、従来の第2のクロックスキュー
解決手段についての説明図である。従来の第2のクロッ
クスキュー解決手段は、クロック供給経路に配設された
第1段目のバッファ2の出力側に第2段目の複数のバッ
ファ2’を配設し、第2段目の各バッファ2’の出力側
に第3段目の複数のバッファ2”を配設するというよう
に、何段かのバッファを介して樹枝状に分岐したクロッ
ク配線を設け、各段のバッファの出力負荷が可能な限り
均等になるように回路設計を行うものである。
【0007】また、従来の第1及び第2のクロックスキ
ュー解決手段が併用される場合も少なくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の第1及び第2のクロックスキュー解決手段に
は、それぞれ以下のような問題点があった。
【0009】従来の第1のクロックスキュー解決手段、
即ち、クロック供給専用配線を用いる方法においては、
上述のように、予めチップ全体の回路配置が決定されて
いる集積回路の場合には有効であるが、スタンダードセ
ル等のように、最初の段階ではチップ内の回路配置が決
定されていない集積回路の場合には、クロック供給専用
配線の配置設計は他の信号線と同時又は他の信号線より
後に行われるので、理想的な配線設計を行うことは困難
であり、クロックスキューは結果的になされたレイアウ
トに依存することとなる。従って、そのレイアウトによ
っては、クロックスキューを、必要とされる一定値以下
に抑制することができない場合があり得るという問題点
があった。
【0010】従来の第2のクロックスキュー解決手段、
即ち、樹枝状に分岐したクロック配線を採用し、各段の
バッファの出力負荷が可能な限り均等になるように回路
設計を行う方法においては、回路配置のレイアウト前に
クロック配線の配線設計を行うとすれば設計者が手計算
で行う必要があり、相当の注意と設計時間を要する。一
方、計算機を使用して自動的に回路設計を行う場合に
は、クロック配線の配線設計は回路配置のレイアウト後
に行うことになるので、回路配置のレイアウトの修正に
長時間を要し、場合によっては、チップ全体のレイアウ
トをやり直す必要が生じ、設計期間の長期化を招く結果
になるという問題点があった。
【0011】前述したように、クロックスキューに起因
する回路の誤動作は、クロック信号とデータ信号との位
相差に起因するものであり、本来、チップ内の局所的な
現象である。しかし、従来のクロックスキュー解決手段
は、クロック信号自体の各部における位相差の最大値を
低減するものであり、集積回路全体にわたって実施され
る。従って、誤動作防止という観点から見ると、設計上
の無駄がかなり多い。本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、クロックスキューによる
回路の誤動作を防止し、かつ、各種集積回路設計に対応
可能なクロック供給回路及びそのクロック供給回路を利
用したデータ転送回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成に係
るクロック供給回路によれば、複数段のデータ信号入出
力回路が縦続接続されて構成され、複数段のデータ信号
入出力回路のデータ信号入力段からデータ信号出力段ま
でを所定の段数ごとの複数のグループに区分されたデー
タ転送回路に、クロック信号を供給するクロック供給回
路において、複数のグループのうち複数段のデータ信号
入出力回路のデータ信号入力段により近いグループに属
するデータ信号入出力回路に、より位相の遅れたクロッ
ク信号を供給することを特徴とする。
【0013】具体的な構成としては、複数段のデータ信
号入出力回路が縦続接続されて構成され、複数段のデー
タ信号入出力回路のデータ信号入力段からデータ信号出
力段までを所定の段数ごとの複数のグループに区分され
たデータ転送回路に、クロック信号を供給するクロック
供給回路において、クロック供給回路は、直列接続され
た複数段のバッファから構成され、かつ、入力クロック
信号に基づき複数段のバッファのいずれかから取り出さ
れた複数のクロック信号のうち、より多くの段数のバッ
ファを介して取り出されたクロック信号を、複数のグル
ープのうち複数段のデータ信号入出力回路のデータ信号
入力段により近いグループに属するデータ信号入出力回
路に供給するものであることを特徴とし、この構成によ
り、送信側データ信号入出力回路に入力されるクロック
信号の位相が受信側データ信号入出力回路に入力される
クロック信号の位相を追い越すことがないので、各デー
タ信号入出力回路は常に確定したデータ信号を取り込む
ことができ、その結果、クロックスキューによる回路の
誤動作を防止することができる。また、本発明の第1の
構成に係るクロック供給回路は、簡略な構成で上記機能
を実現することができ、回路設計が容易であるので、各
種集積回路設計に対応することができる。
【0014】本発明の第2の構成に係るクロック供給回
路によれば、所定の段数ごとの複数のグループに区分さ
れた複数段のデータ信号入出力回路と、いずれかのグル
ープに属するデータ信号入出力回路から出力されたデー
タ信号の転送経路となるデータバスと、グループごとに
設けられ、データ信号入出力回路から出力されたデータ
信号のデータバスへのグループごとの出力を制御する出
力制御信号を発生する出力制御信号発生回路と、データ
信号入出力回路に入力するデータ信号として、データバ
ス上のデータ信号又は当該データ信号入出力回路自体が
出力しているデータ信号のいずれかを選択するデータ信
号選択回路とから構成されたデータ転送回路の各データ
信号入出力回路及び出力制御信号発生回路に、クロック
信号を供給するクロック供給回路において、各データ信
号入出力回路に供給するクロック信号よりも位相の遅れ
たクロック信号を出力制御信号発生回路に供給すること
を特徴とする。
【0015】具体的な構成としては、所定の段数ごとの
複数のグループに区分された複数段のデータ信号入出力
回路と、いずれかのグループに属するデータ信号入出力
回路から出力されたデータ信号の転送経路となるデータ
バスと、グループごとに設けられ、データ信号入出力回
路から出力されたデータ信号のデータバスへのグループ
ごとの出力を制御する出力制御信号を発生する出力制御
信号発生回路と、データ信号入出力回路に入力するデー
タ信号として、データバス上のデータ信号又は当該デー
タ信号入出力回路自体が出力しているデータ信号のいず
れかを選択するデータ信号選択回路とから構成されたデ
ータ転送回路の各データ信号入出力回路及び出力制御信
号発生回路に、クロック信号を供給するクロック供給回
路において、クロック供給回路は、直列接続された複数
段のバッファから構成され、かつ、入力クロック信号に
基づき複数段のバッファのいずれかから取り出された複
数のクロック信号のうち、最も多くの段数のバッファを
介して取り出されたクロック信号を出力制御信号発生回
路に供給するものであることを特徴とし、この構成によ
り、データ信号の相互転送を行う各データ信号入出力回
路に入力されるクロック信号よりも、データバスへのデ
ータ信号の出力を制御する出力制御信号を出力する出力
制御信号発生回路に入力されるクロック信号の方が常に
位相が遅れているので、データ信号の相互転送を行う各
データ信号入出力回路は、データバス上のデータ信号が
変化する前に所定のデータ信号を取り込むことができ、
クロックスキューによる回路の誤動作を完全に防止する
ことができる。また、本発明の第2の構成に係るクロッ
ク供給回路は、簡略な構成で上記機能を実現することが
でき、回路設計が容易であるので、各種集積回路設計に
対応することができる。
【0016】上記本発明の第1又は第2の構成に係るク
ロック供給回路において、さらに、以下のように構成す
るとよい。
【0017】入力クロック信号に基づき、位相差を設け
て供給する複数のクロック信号のうち、最も位相の進ん
だクロック信号と最も位相の遅れたクロック信号との位
相差が、入力クロック信号の1周期未満であるものとす
ることにより、各段のデータ信号入出力回路が各タイミ
ングで所定のデータ信号を取り込むことができる。
【0018】複数段のデータ信号入出力回路にクロック
信号を供給するためのクロック信号供給配線が、複数段
のデータ信号入出力回路内部を通過して配設されている
ものとすることにより、クロックバッファからデータ信
号入出力回路までの配線長の差等に起因するクロックス
キューが発生せず、クロックスキューによる回路の誤動
作を完全に排除することができる。
【0019】さらに、複数段のバッファの一部又は全部
が、複数段のデータ信号入出力回路内部に配設されてい
るものとしてもよい。
【0020】本発明の第1の構成に係るデータ転送回路
によれば、縦続接続された複数段のデータ信号入出力回
路から構成され、複数段のデータ信号入出力回路のデー
タ信号入力段からデータ信号出力段までを所定の段数ご
との複数のグループに区分されたデータ転送回路と、複
数のグループのうち複数段のデータ信号入出力回路のデ
ータ信号入力段により近いグループに属するデータ信号
入出力回路に、より位相の遅れたクロック信号を供給す
るクロック供給回路と、を備えたことを特徴とする。
【0021】具体的な構成としては、縦続接続された複
数段のデータ信号入出力回路から構成され、複数段のデ
ータ信号入出力回路のデータ信号入力段からデータ信号
出力段までを所定の段数ごとの複数のグループに区分さ
れたデータ転送回路と、直列接続された複数段のバッフ
ァから構成され、かつ、入力クロック信号に基づき複数
段のバッファのいずれかから取り出された複数のクロッ
ク信号のうち、より多くの段数のバッファを介して取り
出されたクロック信号を、複数のグループのうち複数段
のデータ信号入出力回路のデータ信号入力段により近い
グループに属するデータ信号入出力回路に供給するクロ
ック供給回路と、を備えたことを特徴とし、この構成に
より、送信側データ信号入出力回路に入力されるクロッ
ク信号の位相が受信側データ信号入出力回路に入力され
るクロック信号の位相を追い越すことがないので、各デ
ータ信号入出力回路は常に確定したデータ信号を取り込
むことができ、その結果、クロックスキューによる回路
の誤動作を防止することができる。また、本発明の第1
の構成に係るデータ転送回路におけるクロック供給回路
は、簡略な構成で上記機能を実現することができ、回路
設計が容易であるので、各種集積回路設計に対応するこ
とができる。
【0022】本発明の第2の構成に係るデータ転送回路
によれば、所定の段数ごとの複数のグループに区分され
た複数段のデータ信号入出力回路と、いずれかのグルー
プに属するデータ信号入出力回路から出力されたデータ
信号の転送経路となるデータバスと、グループごとに設
けられ、データ信号入出力回路から出力されたデータ信
号のデータバスへのグループごとの出力を制御する出力
制御信号を発生する出力制御信号発生回路と、データ信
号入出力回路に入力するデータ信号として、データバス
上のデータ信号又は当該データ信号入出力回路自体が出
力しているデータ信号のいずれかを選択するデータ信号
選択回路と、各データ信号入出力回路に供給するクロッ
ク信号よりも位相の遅れたクロック信号を出力制御信号
発生回路に供給するクロック供給回路と、を備えたこと
を特徴とする。
【0023】所定の段数ごとの複数のグループに区分さ
れた複数段のデータ信号入出力回路と、いずれかのグル
ープに属するデータ信号入出力回路から出力されたデー
タ信号の転送経路となるデータバスと、グループごとに
設けられ、データ信号入出力回路から出力されたデータ
信号のデータバスへのグループごとの出力を制御する出
力制御信号を発生する出力制御信号発生回路と、データ
信号入出力回路に入力するデータ信号として、データバ
ス上のデータ信号又は当該データ信号入出力回路自体が
出力しているデータ信号のいずれかを選択するデータ信
号選択回路と、直列接続された複数段のバッファから構
成され、かつ、入力クロック信号に基づき複数段のバッ
ファのいずれかから取り出された複数のクロック信号の
うち、最も多くの段数のバッファを介して取り出された
クロック信号を出力制御信号発生回路に供給するクロッ
ク供給回路と、を備えたことを特徴とし、この構成によ
り、データ信号の相互転送を行う各データ信号入出力回
路に入力されるクロック信号よりも、データバスへのデ
ータ信号の出力を制御する出力制御信号を出力する出力
制御信号発生回路に入力されるクロック信号の方が常に
位相が遅れているので、データ信号の相互転送を行う各
データ信号入出力回路は、データバス上のデータ信号が
変化する前に所定のデータ信号を取り込むことができ、
クロックスキューによる回路の誤動作を完全に防止する
ことができる。また、本発明の第2の構成に係るデータ
転送回路におけるクロック供給回路は、簡略な構成で上
記機能を実現することができ、回路設計が容易であるの
で、各種集積回路設計に対応することができる。
【0024】上記本発明の第1又は第2の構成に係るデ
ータ転送回路において、さらに、以下のように構成する
とよい。
【0025】クロック供給回路が入力クロック信号に基
づき、位相差を設けて供給する複数のクロック信号のう
ち、最も位相の進んだクロック信号と最も位相の遅れた
クロック信号との位相差が、入力クロック信号の1周期
未満であるものとすることにより、各段のデータ信号入
出力回路が各タイミングで所定のデータ信号を取り込む
ことができる。
【0026】クロック供給回路が複数段のデータ信号入
出力回路にクロック信号を供給するためのクロック信号
供給配線が、複数段のデータ信号入出力回路内部を通過
して配設されているものとすることにより、クロックバ
ッファからデータ信号入出力回路までの配線長の差等に
起因するクロックスキューが発生せず、クロックスキュ
ーによる回路の誤動作を完全に排除することができる。
【0027】クロック供給回路を構成する複数段のバッ
ファの一部又は全部が、複数段のデータ信号入出力回路
内部に配設されているものとしてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るクロック供給
回路及びデータ転送回路の実施の形態について、図面を
参照しながら説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
データ転送回路のブロック図である。本発明の第1の実
施の形態に係るデータ転送回路は、データ転送経路とな
る複数段のフリップフロップとそれらのフリップフロッ
プにクロック信号を供給するクロック供給回路とから構
成されている。尚、ここでは、データ転送回路を構成す
るフリップフロップの段数は3段としているが、任意の
複数段としてよい。
【0030】本発明の第1の実施の形態に係るデータ転
送回路には、入力データ信号D0が入力され、データ信
号D1を出力する第1段のフリップフロップ1aと、第
1段のフリップフロップ1aからのデータ信号D1が入
力され、データ信号D2を出力する第2段のフリップフ
ロップ1bと、第2段のフリップフロップ1bからのデ
ータ信号D2が入力され、データ信号D3を出力する第3
段のフリップフロップ1cとが備えられ、第3段、第2
段、第1段のフリップフロップ1c,1b,1aには第
1,第2,第3のクロック信号P1,P2,P3がそれぞ
れ入力される。
【0031】第1,第2,第3のクロック信号P1,P
2,P3を供給するクロック供給回路は、順に直列接続さ
れた第1段、第2段、第3段のクロックバッファ2a,
2b,2cから構成され、第1段のクロックバッファ2
aには入力クロック信号P0が入力される。第1,第
2,第3のクロック信号P1,P2,P3は、それぞれ第
1段、第2段、第3段のクロックバッファ2a,2b,
2cの出力信号である。即ち、本発明の第1の実施の形
態に係るデータ転送回路を構成する各フリップフロップ
には、データ信号経路の上流側のものほど相対的に位相
の遅れたクロック信号が入力され、データ信号経路の下
流側のものほど相対的に位相の進んだクロック信号が入
力されることになる。
【0032】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
データ転送回路に用いられているフリップフロップの一
構成例を示したブロック図である。
【0033】図2に示したフリップフロップは、ラッチ
回路を2段直列接続したマスタースレーブ型のDフリッ
プフロップである。即ち、図2に示したフリップフロッ
プには、データ入力ノードDに順に直列接続された第1
のクロックドインバータ4a及び第1のインバータ3a
と、第1のインバータ3aに帰還接続された第2のクロ
ックドインバータ4bと、第1のインバータ3aに順に
直列接続された第3のクロックドインバータ4c及び第
2のインバータ3bと、第2のインバータ3bに帰還接
続された第4のクロックドインバータ4dと、クロック
入力ノードPIに順に直列接続された第3,第4のイン
バータ3c,3dとが備えられている。第3のインバー
タ3cの出力信号であるクロック信号/φ(信号名の前
に付された記号“/”は論理反転を意味するものとす
る。以下同じ。)は第1,第3のクロックドインバータ
4a,4cに入力され、第4のインバータ3dの出力信
号であるクロック信号φは第2,第4のクロックドイン
バータ4b,4dに入力される。
【0034】マスター側ラッチ回路(4a,3a,4
b)が入力データ信号を取り込んでいるタイミングにお
いてはスレーブ側ラッチ回路(4c,3b,4d)は1
つ前のサイクルのデータ信号を保持して出力し、マスタ
ー側ラッチ回路のデータ取り込み口が閉まるのと同時に
スレーブ側ラッチ回路はデータ取り込み口を開けてマス
ター側ラッチ回路からのデータ信号を取り込み、出力デ
ータ信号を更新する。
【0035】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る
データ転送回路におけるクロック信号のタイミングチャ
ートである。
【0036】第1,第2,第3のクロック信号P1,P
2,P3は、それぞれ1段、2段、3段のクロックバッフ
ァを介して入力クロック信号P0が出力されたものであ
るため、クロックバッファ1段あたりの信号伝搬遅延時
間をtとすると、入力クロック信号P0に対してそれぞ
れt、2t、3tだけ位相が遅れている。尚、ここでは
配線遅延はないものとしている。
【0037】図1に示した本発明の第1の実施の形態に
係るデータ転送回路においては、データ信号は、第1段
のフリップフロップ1aから第2段のフリップフロップ
1bへ、第2段のフリップフロップ1bから第3段のフ
リップフロップ1cへと伝搬していく。これに対し、ク
ロック信号は、データ信号とは逆方向に、第3段のフリ
ップフロップ1c,第2段のフリップフロップ1b,第
1段のフリップフロップ1aの順に伝搬するので、各段
のフリップフロップへのクロック信号到達時間には、ク
ロックバッファ1段分の信号伝搬遅延時間tずつ位相差
が生ずる。従って、送信側フリップフロップに入力され
るクロック信号の位相が受信側フリップフロップに入力
されるクロック信号の位相を追い越すことがないので、
各フリップフロップは常に確定したデータ信号を取り込
むことができ、その結果、クロックスキューによる回路
の誤動作を防止することができる。また、本発明の第1
の実施の形態に係るデータ転送回路におけるクロック供
給回路は、簡略な構成で上記機能を実現することがで
き、回路設計が容易であるので、各種集積回路設計に対
応することができる。
【0038】但し、各段のフリップフロップが各タイミ
ングで所定のデータ信号を取り込むためには、各段のフ
リップフロップにおけるクロック信号伝搬遅延時間tの
合計がクロック信号の1周期未満であることが必要条件
とされる。即ち、フリップフロップの段数をn,クロッ
ク信号の周期をTとすると、nt<Tの条件を満たさな
ければならない。従って、クロック信号の周波数をfと
すると、クロック信号の周波数fの上限は、f<1/n
tの条件によって制限されることになる。
【0039】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
データ転送回路のブロック図である。本発明の第2の実
施の形態に係るデータ転送回路は、データ転送経路とな
る複数段のフリップフロップのセル上にクロック信号を
供給するクロック供給回路を内蔵させたものである。
尚、ここでは、データ転送回路を構成するフリップフロ
ップの段数は3段としているが、任意の複数段としてよ
い。
【0040】本発明の第2の実施の形態に係るデータ転
送回路には、入力データ信号D0が入力され、データ信
号D1を出力する第1段のフリップフロップ5aと、第
1段のフリップフロップ5aからのデータ信号D1が入
力され、データ信号D2を出力する第2段のフリップフ
ロップ5bと、第2段のフリップフロップ5bからのデ
ータ信号D2が入力され、データ信号D3を出力する第3
段のフリップフロップ5cとが備えられている。そし
て、第3段のフリップフロップ5cは入力クロック信号
P0の入力に応じて第1のクロック信号P1を出力し、第
2段のフリップフロップ5bは第1のクロック信号P1
の入力に応じて第2のクロック信号P2を出力し、第1
段のフリップフロップ5aは第2のクロック信号P2の
入力に応じて第3のクロック信号P3を出力する。
【0041】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
データ転送回路に用いられているフリップフロップの第
1の構成例を示したブロック図である。
【0042】図5に示したフリップフロップは、ラッチ
回路を2段直列接続したマスタースレーブ型のDフリッ
プフロップであり、データ転送経路となる部分の構成
は、図2に示したフリップフロップと同様の構成であ
る。即ち、図5に示したフリップフロップには、データ
入力ノードDに順に直列接続された第1のクロックドイ
ンバータ4a及び第1のインバータ3aと、第1のイン
バータ3aに帰還接続された第2のクロックドインバー
タ4bと、第1のインバータ3aに順に直列接続された
第3のクロックドインバータ4c及び第2のインバータ
3bと、第2のインバータ3bに帰還接続された第4の
クロックドインバータ4dとが備えられている。さら
に、各ラッチ回路へのクロック信号を供給するために内
蔵されたクロック供給回路が前段のフリップフロップへ
のクロック供給回路を兼ねており、このクロック供給回
路は、クロック入力ノードPIに順に直列接続された第
3,第4のインバータ3c,3dと、クロック入力ノー
ドPIとクロック出力ノードPOとの間に順に直列接続
された第5,第6のインバータ3e,3fとから構成さ
れている。第3のインバータ3cの出力信号であるクロ
ック信号/φは第1,第3のクロックドインバータ4
a,4cに入力され、第4のインバータ3dの出力信号
であるクロック信号φは第2,第4のクロックドインバ
ータ4b,4dに入力される。また、このフリップフロ
ップのクロック入力ノードPIに入力されたクロック信
号は、第5,第6のインバータ3e,3fを介してクロ
ック出力ノードPOから出力され、前段のフリップフロ
ップのクロック入力ノードに入力される。
【0043】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
データ転送回路に用いられているフリップフロップの第
2の構成例を示したブロック図である。
【0044】図6に示したフリップフロップは、ラッチ
回路を2段直列接続したマスタースレーブ型のDフリッ
プフロップであり、データ転送経路となる部分の構成
は、図5に示したフリップフロップと同様の構成である
が、フリップフロップに内蔵されたクロック供給回路の
構成が異なっている。各ラッチ回路へのクロック信号を
供給するために内蔵されたクロック供給回路は前段のフ
リップフロップへのクロック供給回路を兼ねている点は
図5に示したフリップフロップと同様であるが、このク
ロック供給回路は、クロック入力ノードPIとクロック
出力ノードPOとの間に順に直列接続された第3,第4
のインバータ3c,3dにより構成されている。第3の
インバータ3cの出力信号であるクロック信号/φは第
1,第3のクロックドインバータ4a,4cに入力さ
れ、第4のインバータ3dの出力信号であるクロック信
号POは第2,第4のクロックドインバータ4b,4dに
入力されるとともに、クロック出力ノードPOから出力
され、前段のフリップフロップのクロック入力ノードに
入力される。
【0045】図1に示した本発明の第1の実施の形態に
係るデータ転送回路においては、クロックバッファから
フリップフロップまでの配線長の差等に起因してクロッ
クスキューによる回路の誤動作が生ずる可能性は、実際
にはほとんどないと考えられるが物理的にはあり得る。
これに対し、図4に示した本発明の第2の実施の形態に
係るデータ転送回路は、図5又は図6に示したフリップ
フロップを用いて構成されているので、クロックバッフ
ァからフリップフロップまでの配線長の差等に起因する
クロックスキューが発生せず、クロックスキューによる
回路の誤動作を完全に排除することができる。また、本
発明の第2の実施の形態に係るデータ転送回路における
クロック供給回路は、簡略な構成で上記機能を実現する
ことができ、回路設計が容易であるので、各種集積回路
設計に対応することができる。
【0046】但し、第1の実施の形態の場合と同様の理
由から、各段のフリップフロップにおけるクロック信号
伝搬遅延時間tの合計がクロック信号の1周期未満であ
ることが必要条件とされる。即ち、フリップフロップの
段数をn,クロック信号の周期をTとすると、nt<T
の条件を満たさなければならない。従って、クロック信
号の周波数をfとすると、クロック信号の周波数fの上
限は、f<1/ntの条件によって制限されることにな
る。本願出願時における半導体製造技術を用いた場合、
クロック信号伝搬遅延時間tは100ps程度にするこ
とが可能である。この場合、フリップフロップの段数n
=100と仮定すると、クロック信号の周波数fの上限
は100MHzになる。実際には、配線遅延の影響で5
0MHz程度が動作限界になると考えられる。
【0047】図7は、本発明の第3の実施の形態に係る
データ転送回路のブロック図である。本発明の第3の実
施の形態に係るデータ転送回路は、図1に示した本発明
の第1の実施の形態に係るデータ転送回路の変形例であ
る。本発明の第1の実施の形態に係るデータ転送回路に
おいては、フリップフロップ1段ごとにクロックバッフ
ァ1段を付加したクロック供給回路を用いて、フリップ
フロップ1段ごとに信号伝搬遅延時間がtだけ増加した
クロック信号を各段のフリップフロップにそれぞれ用い
ていたが、本発明の第3の実施の形態に係るデータ転送
回路においては、フリップフロップ3段ごとにクロック
バッファ1段を付加したクロック供給回路を用いて、フ
リップフロップ3段ごとに信号伝搬遅延時間がtだけ増
加したクロック信号を各段のフリップフロップにそれぞ
れ用いるように構成したものである。尚、ここでは、フ
リップフロップ3段ごとにクロックバッファ1段を付加
したクロック供給回路を用いているが、任意の複数段の
フリップフロップごとにクロックバッファ1段を付加し
たクロック供給回路を用いてもよい。
【0048】本発明の第3の実施の形態に係るデータ転
送回路には、入力データ信号D0が入力され、データ信
号D1aを出力する第1段のフリップフロップ1aaと、
データ信号D1aが入力され、データ信号D1bを出力する
第2段のフリップフロップ1abと、データ信号D1bが
入力され、データ信号D1cを出力する第3段のフリップ
フロップ1acと、データ信号D1cが入力され、データ
信号D2aを出力する第4段のフリップフロップ1ba
と、データ信号D2aが入力され、データ信号D2bを出力
する第5段のフリップフロップ1bbと、データ信号D
2bが入力され、データ信号D2cを出力する第6段のフリ
ップフロップ1bcと、データ信号D2cが入力され、デ
ータ信号D3aを出力する第7段のフリップフロップ1c
aと、データ信号D3aが入力され、データ信号D3bを出
力する第8段のフリップフロップ1cbと、データ信号
D3bが入力され、データ信号D3cを出力する第9段のフ
リップフロップ1ccとが備えられている。第7段、第
8段、第9段のフリップフロップ1ca,1cb,1c
cには第1のクロック信号P1がそれぞれ入力され、第
4段、第5段、第6段のフリップフロップ1ba,1b
b,1bcには第2のクロック信号P2がそれぞれ入力
され、第1段、第2段、第3段のフリップフロップ1a
a,1ab,1acには第3のクロック信号P3がそれ
ぞれ入力される。
【0049】第1,第2,第3のクロック信号P1,P
2,P3を供給するクロック供給回路は、順に直列接続さ
れた第1段、第2段、第3段のクロックバッファ2a,
2b,2cから構成され、第1段のクロックバッファ2
aには入力クロック信号P0が入力される。第1,第
2,第3のクロック信号P1,P2,P3は、それぞれ第
1段、第2段、第3段のクロックバッファ2a,2b,
2cの出力信号である。即ち、本発明の第3の実施の形
態に係るデータ転送回路を構成する各フリップフロップ
には、フリップフロップ3段ごとに、データ信号経路の
上流側のものほど相対的に位相の遅れたクロック信号が
入力され、データ信号経路の下流側のものほど相対的に
位相の進んだクロック信号が入力されることになる。
【0050】本発明の第3の実施の形態に係るデータ転
送回路を構成している各フリップフロップとしては、第
1の実施の形態の場合と同様に、例えば図2に示したフ
リップフロップを用いることができる。
【0051】本発明の第3の実施の形態に係るデータ転
送回路においては、データ信号は、第1段のフリップフ
ロップ1aaから第2段のフリップフロップ1abへ、
第2段のフリップフロップ1abから第3段のフリップ
フロップ1acへ、以下同様に、第8段のフリップフロ
ップ1cbから第9段のフリップフロップ1ccへと伝
搬していく。これに対し、クロック信号は、データ信号
とは逆方向に、第7段、第8段及び第9段のフリップフ
ロップ1ca,1cb,1cc,第4段、第5段及び第
6段のフリップフロップ1ba,1bb,1bc,第1
段、第2段及び第3段のフリップフロップ1aa,1a
b,1acの順に伝搬する。各段のフリップフロップへ
のクロック信号到達時間には、フリップフロップ3段ご
とにクロックバッファ1段分の信号伝搬遅延時間tずつ
位相差が生ずる。従って、フリップフロップ3段ごとに
ついてみると、データ信号経路の上流側のフリップフロ
ップに入力されるクロック信号の位相がデータ信号経路
の下流側のフリップフロップに入力されるクロック信号
の位相を追い越すことがないので、各フリップフロップ
は常に確定したデータ信号を取り込むことができ、その
結果、クロックスキューによる回路の誤動作を防止する
ことができる。また、本発明の第3の実施の形態に係る
データ転送回路におけるクロック供給回路は、簡略な構
成で上記機能を実現することができ、回路設計が容易で
あるので、各種集積回路設計に対応することができる。
【0052】尚、同位相のクロック信号が入力される3
段のフリップフロップについてみると、クロックバッフ
ァからフリップフロップまでの配線長の差等に起因して
クロックスキューによる回路の誤動作が生ずる可能性は
物理的には存在するが、実際には、回路を誤動作させる
ほどの大きさのクロックスキューが発生することはほと
んどあり得ないと考えられる。特に、図7に示したよう
な回路構成では、同位相のクロック信号が入力される3
段のフリップフロップのうちデータ信号経路の上流側の
ものほど、クロックバッファからフリップフロップまで
の配線長が長くなるように回路設計を行うことにより、
同位相のクロック信号が入力される3段のフリップフロ
ップのなかにおいてもデータ信号経路の上流側のものほ
どわずかながら位相の遅れたクロック信号が入力される
こととなるので、回路を誤動作させるようなクロックス
キューの発生は防止することができる。
【0053】但し、各段のフリップフロップが各タイミ
ングで所定のデータ信号を取り込むためには、各段のフ
リップフロップにおけるクロック信号伝搬遅延時間tの
合計がクロック信号の1周期未満であることが必要条件
とされる。即ち、フリップフロップの段数をn,クロッ
ク信号の周期をT、フリップフロップm段ごとにクロッ
ク供給回路のクロックバッファ1段が付加されているも
のとすると、nt/m<Tの条件を満たさなければなら
ない。従って、クロック信号の周波数をfとすると、ク
ロック信号の周波数fの上限は、f<m/ntの条件に
よって制限されることになり、フリップフロップ1段ご
とにクロック供給回路のクロックバッファ1段を付加し
た場合に比較して、クロック信号の周波数fの上限をm
倍に上昇させることができる。
【0054】図8は、本発明の第4の実施の形態に係る
データ転送回路のブロック図である。本発明の第4の実
施の形態に係るデータ転送回路は、データ転送経路とな
る複数段のフリップフロップのセル上にクロック信号を
供給するクロック供給回路のクロック信号供給配線を内
蔵させたものである。クロック供給回路のクロック信号
供給経路には、フリップフロップ3段ごとにクロックバ
ッファ1段が挿入接続されており、フリップフロップ3
段ごとに信号伝搬遅延時間がtだけ増加したクロック信
号を各段のフリップフロップにそれぞれ用いるように構
成したものである。尚、ここでは、フリップフロップ3
段ごとにクロックバッファ1段を挿入接続したクロック
供給回路を用いているが、任意の複数段のフリップフロ
ップごとにクロックバッファ1段を挿入接続したクロッ
ク供給回路を用いてもよい。
【0055】本発明の第4の実施の形態に係るデータ転
送回路には、入力データ信号D0が入力され、データ信
号D1aを出力する第1段のフリップフロップ6aaと、
データ信号D1aが入力され、データ信号D1bを出力する
第2段のフリップフロップ6abと、データ信号D1bが
入力され、データ信号D1cを出力する第3段のフリップ
フロップ6acと、データ信号D1cが入力され、データ
信号D2aを出力する第4段のフリップフロップ6ba
と、データ信号D2aが入力され、データ信号D2bを出力
する第5段のフリップフロップ6bbと、データ信号D
2bが入力され、データ信号D2cを出力する第6段のフリ
ップフロップ6bcと、データ信号D2cが入力され、デ
ータ信号D3aを出力する第7段のフリップフロップ6c
aと、データ信号D3aが入力され、データ信号D3bを出
力する第8段のフリップフロップ6cbと、データ信号
D3bが入力され、データ信号D3cを出力する第9段のフ
リップフロップ6ccとが備えられている。第7段、第
8段、第9段のフリップフロップ6ca,6cb,6c
cには第1のクロック信号P1がそれぞれ入力され、第
4段、第5段、第6段のフリップフロップ6ba,6b
b,6bcには第2のクロック信号P2がそれぞれ入力
され、第1段、第2段、第3段のフリップフロップ6a
a,6ab,6acには第3のクロック信号P3がそれ
ぞれ入力される。
【0056】第1,第2,第3のクロック信号P1,P
2,P3を供給するクロック供給回路は、データ信号経路
の下流側から上流側の順に各フリップフロップ内部を通
過するクロック信号供給配線と、第9段のフリップフロ
ップ6ccのクロック入力ノードの前段に接続され、入
力クロック信号P0が入力される第1段のクロックバッ
ファ2aと、第7段のフリップフロップ6caと第6段
のフリップフロップ6bcとの間に挿入接続された第2
段のクロックバッファ2bと、第4段のフリップフロッ
プ6baと第3段のフリップフロップ6acとの間に挿
入接続された第3段のクロックバッファ2cとから構成
されている。第1,第2,第3のクロック信号P1,P
2,P3は、それぞれ第1段、第2段、第3段のクロック
バッファ2a,2b,2cの出力信号である。即ち、本
発明の第4の実施の形態に係るデータ転送回路を構成す
る各フリップフロップには、第3の実施の形態と同様
に、フリップフロップ3段ごとに、データ信号経路の上
流側のものほど相対的に位相の遅れたクロック信号が入
力され、データ信号経路の下流側のものほど相対的に位
相の進んだクロック信号が入力されることになる。但
し、クロック供給配線がフリップフロップ内部を通過し
て配設されている点が異なっている。
【0057】図9は、本発明の第4の実施の形態に係る
データ転送回路に用いられているフリップフロップの一
構成例を示したブロック図である。
【0058】図9に示したフリップフロップは、ラッチ
回路を2段直列接続したマスタースレーブ型のDフリッ
プフロップであり、データ転送経路となる部分の構成
は、図2に示したフリップフロップと同様の構成であ
る。即ち、図9に示したフリップフロップには、データ
入力ノードDに順に直列接続された第1のクロックドイ
ンバータ4a及び第1のインバータ3aと、第1のイン
バータ3aに帰還接続された第2のクロックドインバー
タ4bと、第1のインバータ3aに順に直列接続された
第3のクロックドインバータ4c及び第2のインバータ
3bと、第2のインバータ3bに帰還接続された第4の
クロックドインバータ4dとが備えられている。さら
に、各ラッチ回路へのクロック信号を供給するために内
蔵されたクロック供給回路が前段のフリップフロップへ
のクロック供給回路を兼ねており、このクロック供給回
路は、クロック入力ノードPIに順に直列接続された第
3,第4のインバータ3c,3dと、クロック入力ノー
ドPIとクロック通過ノードPTとを接続する配線から
なるクロック通過経路とから構成されている。第3のイ
ンバータ3cの出力信号であるクロック信号/φは第
1,第3のクロックドインバータ4a,4cに入力さ
れ、第4のインバータ3dの出力信号であるクロック信
号φは第2,第4のクロックドインバータ4b,4dに
入力される。また、このフリップフロップのクロック入
力ノードPIに入力されたクロック信号は、クロック通
過経路を介してそのままクロック通過ノードPTから出
力され、前段のフリップフロップのクロック入力ノード
に入力される。
【0059】図8に示した本発明の第4の実施の形態に
係るデータ転送回路においては、データ信号は、第1段
のフリップフロップ6aaから第2段のフリップフロッ
プ6abへ、第2段のフリップフロップ6abから第3
段のフリップフロップ6acへ、以下同様に、第8段の
フリップフロップ6cbから第9段のフリップフロップ
6ccへと伝搬していく。これに対し、クロック信号
は、データ信号とは逆方向に、第9段のフリップフロッ
プ6ccから第8段のフリップフロップ6cbへ、第8
段のフリップフロップ6cbから第7段のフリップフロ
ップ6caへ、以下同様に、第2段のフリップフロップ
6abから第1段のフリップフロップ6aaの順に伝搬
する。各段のフリップフロップへのクロック信号到達時
間には、フリップフロップ3段ごとにクロックバッファ
1段分の信号伝搬遅延時間tずつ位相差が生ずる。従っ
て、フリップフロップ3段ごとについてみると、データ
信号経路の上流側のフリップフロップに入力されるクロ
ック信号の位相がデータ信号経路の下流側のフリップフ
ロップに入力されるクロック信号の位相を追い越すこと
がないので、各フリップフロップは常に確定したデータ
信号を取り込むことができる。また、各フリップフロッ
プにクロック供給配線を内蔵させたので、クロックバッ
ファからフリップフロップまでの配線に起因してデータ
信号取り込みタイミングを乱すクロックスキューを完全
に排除することができ、その結果、クロックスキューに
よる回路の誤動作を完全に防止することができる。ま
た、本発明の第4の実施の形態に係るデータ転送回路に
おけるクロック供給回路は、簡略な構成で上記機能を実
現することができ、回路設計が容易であるので、各種集
積回路設計に対応することができる。
【0060】但し、各段のフリップフロップが各タイミ
ングで所定のデータ信号を取り込むためには、各段のフ
リップフロップにおけるクロック信号伝搬遅延時間tの
合計がクロック信号の1周期未満であることが必要条件
とされる。即ち、フリップフロップの段数をn,クロッ
ク信号の周期をT、フリップフロップm段ごとにクロッ
ク供給回路のクロックバッファ1段が付加されているも
のとすると、nt/m<Tの条件を満たさなければなら
ない。従って、クロック信号の周波数をfとすると、ク
ロック信号の周波数fの上限は、f<m/ntの条件に
よって制限されることになり、フリップフロップ1段ご
とにクロック供給回路のクロックバッファ1段を付加し
た場合に比較して、クロック信号の周波数fの上限をm
倍に上昇させることができる。
【0061】図10は、本発明の第5の実施の形態に係
るデータ転送回路のブロック図である。本発明の第5の
実施の形態に係るデータ転送回路は、データ転送経路と
なる複数段のフリップフロップのセル上にクロック信号
を供給するクロック供給回路のクロック信号供給配線及
びクロックバッファを内蔵させ、3段のフリップフロッ
プごとに、内蔵されたクロックバッファを用いてクロッ
ク信号に遅延を与えるように構成したものである。尚、
ここでは、3段ごとのフリップフロップにおいてクロッ
クバッファを使用しているが、任意の複数段ごとのフリ
ップフロップにおいてクロックバッファを使用するよう
にしてもよい。
【0062】本発明の第5の実施の形態に係るデータ転
送回路には、入力データ信号D0が入力され、データ信
号D1aを出力する第1段のフリップフロップ7aaと、
データ信号D1aが入力され、データ信号D1bを出力する
第2段のフリップフロップ7abと、データ信号D1bが
入力され、データ信号D1cを出力する第3段のフリップ
フロップ7acと、データ信号D1cが入力され、データ
信号D2aを出力する第4段のフリップフロップ7ba
と、データ信号D2aが入力され、データ信号D2bを出力
する第5段のフリップフロップ7bbと、データ信号D
2bが入力され、データ信号D2cを出力する第6段のフリ
ップフロップ7bcと、データ信号D2cが入力され、デ
ータ信号D3aを出力する第7段のフリップフロップ7c
aと、データ信号D3aが入力され、データ信号D3bを出
力する第8段のフリップフロップ7cbと、データ信号
D3bが入力され、データ信号D3cを出力する第9段のフ
リップフロップ7ccとが備えられている。
【0063】第1,第2,第3のクロック信号P1,P
2,P3を供給するクロック供給回路のクロック供給経路
は、データ信号経路の下流側から上流側の順に各フリッ
プフロップ内部を通過するように配設されている。各フ
リップフロップに内蔵されたクロック供給回路のクロッ
ク信号供給経路として、入力されたクロック信号をその
まま通過させるクロック通過経路と、入力されたクロッ
ク信号に所定の信号伝搬遅延時間tを与えて出力するク
ロックバッファを有するクロック遅延経路とが備えられ
ており、3段ごとのフリップフロップにおいてクロック
遅延経路を使用し、それ以外のフリップフロップにおい
てはクロック通過経路を使用することにより、フリップ
フロップ3段ごとに信号伝搬遅延時間がtだけ増加した
クロック信号が各段のフリップフロップにおいてそれぞ
れ用られる。
【0064】入力クロック信号P0はクロックバッファ
2を通過することにより第1のクロック信号P1とな
り、第1のクロック信号P1は第9段のフリップフロッ
プ7ccに入力される。第1のクロック信号P1は第9
段のフリップフロップ7cc内部で使用されると共にそ
のクロック通過経路を通過して第8段のフリップフロッ
プ7cbに入力され、第8段のフリップフロップ7cb
内部で使用されると共にそのクロック通過経路を通過し
て第7段のフリップフロップ7caに入力される。第7
段のフリップフロップ7caにおいてはクロックバッフ
ァを有するクロック遅延経路が使用され、入力された第
1のクロック信号P1は信号伝搬遅延時間tだけ位相の
遅れた第2のクロック信号P2として出力される。以下
同様に、第2のクロック信号P2は順次第6段、第5
段、第4段のフリップフロップ7bc,7bb,7ba
に入力され、第4段のフリップフロップ7baにおいて
はクロックバッファを有するクロック遅延経路が使用さ
れ、入力された第2のクロック信号P2は信号伝搬遅延
時間tだけ位相の遅れた第3のクロック信号P3として
出力される。さらに、第3のクロック信号P3は順次第
3段、第2段、第1段のフリップフロップ7ac,7a
b,7aaに入力される。即ち、本発明の第5の実施の
形態に係るデータ転送回路を構成する各フリップフロッ
プには、第4の実施の形態と同様に、フリップフロップ
3段ごとに、データ信号経路の上流側のものほど相対的
に位相の遅れたクロック信号が入力され、データ信号経
路の下流側のものほど相対的に位相の進んだクロック信
号が入力されることになる。但し、クロック供給配線の
みならずクロックバッファもフリップフロップのセル上
に内蔵されている点が異なっている。
【0065】図11は、本発明の第5の実施の形態に係
るデータ転送回路に用いられているフリップフロップの
一構成例を示したブロック図である。
【0066】図11に示したフリップフロップは、ラッ
チ回路を2段直列接続したマスタースレーブ型のDフリ
ップフロップであり、データ転送経路となる部分の構成
は、図2に示したフリップフロップと同様の構成であ
る。即ち、図11に示したフリップフロップには、デー
タ入力ノードDに順に直列接続された第1のクロックド
インバータ4a及び第1のインバータ3aと、第1のイ
ンバータ3aに帰還接続された第2のクロックドインバ
ータ4bと、第1のインバータ3aに順に直列接続され
た第3のクロックドインバータ4c及び第2のインバー
タ3bと、第2のインバータ3bに帰還接続された第4
のクロックドインバータ4dとが備えられている。さら
に、各ラッチ回路へのクロック信号を供給するために内
蔵されたクロック供給回路が前段のフリップフロップへ
のクロック供給回路を兼ねており、このクロック供給回
路は、クロック入力ノードPIに順に直列接続された第
3,第4のインバータ3c,3dと、クロック入力ノー
ドPIとクロック通過ノードPTとを接続する配線から
なるクロック通過経路と、クロック入力ノードPIとク
ロック出力ノードPOとの間に直列接続された2段のイ
ンバータ3e,3fからなるクロックバッファを有する
クロック遅延経路とから構成されている。第3のインバ
ータ3cの出力信号であるクロック信号/φは第1,第
3のクロックドインバータ4a,4cに入力され、第4
のインバータ3dの出力信号であるクロック信号φは第
2,第4のクロックドインバータ4b,4dに入力され
る。また、このフリップフロップのクロック入力ノード
PIに入力されたクロック信号は、クロック通過経路を
介してクロック通過ノードPTからそのまま出力され、
又は、クロック遅延経路を介して信号伝搬遅延時間tだ
け位相の遅れたクロック信号としてクロック出力ノード
POから出力され、それらのいずれかが前段のフリップ
フロップのクロック入力ノードに入力される。
【0067】図11に示した本発明の第5の実施の形態
に係るデータ転送回路においては、データ信号は、第1
段のフリップフロップ7aaから第2段のフリップフロ
ップ7abへ、第2段のフリップフロップ7abから第
3段のフリップフロップ7acへ、以下同様に、第8段
のフリップフロップ7cbから第9段のフリップフロッ
プ7ccへと伝搬していく。これに対し、クロック信号
は、データ信号とは逆方向に、第9段のフリップフロッ
プ7ccから第8段のフリップフロップ7cbへ、第8
段のフリップフロップ7cbから第7段のフリップフロ
ップ7caへ、以下同様に、第2段のフリップフロップ
7abから第1段のフリップフロップ7aaの順に伝搬
する。各段のフリップフロップへのクロック信号到達時
間には、フリップフロップ3段ごとにクロックバッファ
1段分の信号伝搬遅延時間tずつ位相差が生ずる。従っ
て、フリップフロップ3段ごとについてみると、データ
信号経路の上流側のフリップフロップに入力されるクロ
ック信号の位相がデータ信号経路の下流側のフリップフ
ロップに入力されるクロック信号の位相を追い越すこと
がないので、各フリップフロップは常に確定したデータ
信号を取り込むことができる。また、各フリップフロッ
プにクロック供給配線及びクロックバッファを内蔵させ
たので、クロックバッファからフリップフロップまでの
配線に起因してデータ信号取り込みタイミングを乱すク
ロックスキューを完全に排除することができ、その結
果、クロックスキューによる回路の誤動作を完全に防止
することができる。また、本発明の第5の実施の形態に
係るデータ転送回路におけるクロック供給回路は、簡略
な構成で上記機能を実現することができ、回路設計が容
易であるので、各種集積回路設計に対応することができ
る。
【0068】但し、各段のフリップフロップが各タイミ
ングで所定のデータ信号を取り込むためには、各段のフ
リップフロップにおけるクロック信号伝搬遅延時間tの
合計がクロック信号の1周期未満であることが必要条件
とされる。即ち、フリップフロップの段数をn,クロッ
ク信号の周期をT、フリップフロップm段ごとにクロッ
ク供給回路のクロック遅延経路が使用されているものと
すると、nt/m<Tの条件を満たさなければならな
い。従って、クロック信号の周波数をfとすると、クロ
ック信号の周波数fの上限は、f<m/ntの条件によ
って制限されることになり、フリップフロップ1段ごと
にクロック供給回路のクロックバッファ1段を付加した
場合に比較して、クロック信号の周波数fの上限をm倍
に上昇させることができる。ここで例えば、クロック信
号伝搬遅延時間t=100ps,フリップフロップの段
数n=100,フリップフロップ10(m=10)段ご
とにクロック供給回路のクロック遅延経路が使用されて
いるものとすると、クロック信号の周波数fの上限は、
1GHzになる。実際には配線遅延の影響により、クロ
ック信号の周波数fの上限は、500MHz程度になる
と考えられる。
【0069】図12は、本発明の第6の実施の形態に係
るデータ転送回路のブロック図である。上述した本発明
に各実施の形態に係るデータ転送回路は、データの転送
方向が一方向に限られる場合についての構成例である
が、実際にデータ転送回路を使用する場合には、各フリ
ップフロップ間で相互にデータを転送し合うことがしば
しば必要とされる。本発明の第6の実施の形態に係るデ
ータ転送回路は、双方向にデータ転送が行われる場合の
構成例である。
【0070】図12に示した本発明に係るデータ転送回
路には、非同期出力制御信号D0a,D0b,D0cがそれぞ
れ入力され、同期出力制御信号E1,E2,E3をそれぞ
れ出力するフリップフロップ6aa,6ab,6ac
と、他のフリップフロップとの間で相互にデータ転送を
行うフリップフロップ6ba,6bb,6bc,6c
a,6cb,6cc,6da,6db,6dcとが備え
られている。
【0071】フリップフロップ6ba,6bb,6b
c,6ca,6cb,6cc,6da,6db,6dc
のデータ入力ノードDには、それぞれセレクタ9aa,
9ab,9ac,9ba,9bb,9bc,9ca,9
cb,9ccを介してそのデータ出力ノードQ及びデー
タバス10が接続されている。フリップフロップ6b
a,6bb,6bc,6ca,6cb,6cc,6d
a,6db,6dcのデータ出力ノードQは、それぞれ
セレクタ9aa,9ab,9ac,9ba,9bb,9
bc,9ca,9cb,9cc,及び、トライステート
バッファ8aa,8ab,8ac,8ba,8bb,8
bc,8ca,8cb,8ccの入力ノードに接続され
ている。トライステートバッファ8aa,8ab,8a
c,8ba,8bb,8bc,8ca,8cb,8cc
の出力ノードはそれぞれデータバス10に接続されてい
る。尚、各フリップフロップは、図9に示したフリップ
フロップと同様の構成のフリップフロップを用いてい
る。
【0072】トライステートバッファ8aa,8ab,
8acには同期出力制御信号E1が、トライステートバ
ッファ8ba,8bb,8bcには同期出力制御信号E
2が、トライステートバッファ8ca,8cb,8cc
には同期出力制御信号E3がそれぞれ入力される。セレ
クタ9aa,9ab,9acには入力制御信号S1が、
セレクタ9ba,9bb,9bcには入力制御信号S2
が、セレクタ9ca,9cb,9ccには入力制御信号
S3がそれぞれ入力される。
【0073】一方、クロック供給回路は、第1,第2,
第3,第4のクロック信号P1,P2,P3,P4を供給す
るクロック供給回路は、データ信号の入出力を行うフリ
ップフロップ6dc,6db,6da,6cc,6c
b,6ca,6bc,6bb,6ba内部を順に通過し
た後、トライステートバッファの同期出力制御信号E
1,E2,E3を出力するフリップフロップ6ac,6a
b,6aa内部を最後に通過するクロック信号供給配線
と、フリップフロップ6dcのクロック入力ノードPI
の前段に接続され、入力クロック信号P0が入力される
第1段のクロックバッファ2aと、フリップフロップ6
daのクロック通過ノードPTとフリップフロップ6c
cのクロック入力ノードPIとの間に挿入接続された第
2段のクロックバッファ2bと、フリップフロップ6c
aのクロック通過ノードPTとフリップフロップ6bc
のクロック入力ノードPIとの間に挿入接続された第3
段のクロックバッファ2cと、フリップフロップ6ba
のクロック通過ノードPTとフリップフロップ6acの
クロック入力ノードPIとの間に挿入接続された第4段
のクロックバッファ2dとから構成されている。第1,
第2,第3,第4のクロック信号P1,P2,P3,P4
は、それぞれ第1段、第2段、第3段、第4段のクロッ
クバッファ2a,2b,2c,2dの出力信号である。
【0074】本発明の第5の実施の形態に係るデータ転
送回路を構成する各フリップフロップには、フリップフ
ロップ3段ごとに、一定時間ずつ位相の遅れたクロック
信号が入力され、トライステートバッファの同期出力制
御信号E1,E2,E3を出力するフリップフロップ6a
c,6ab,6aaには常に最も位相の遅れたクロック
信号が入力されることになる。
【0075】フリップフロップ6ba,6bb,6b
c,又は、フリップフロップ6ca,6cb,6cc,
又は、フリップフロップ6da,6db,6dcのいず
れかは、同期出力制御信号E1,E2,E3に応じてそれ
ぞれトライステートバッファ8aa,8ab,8ac,
又は、トライステートバッファ8ba,8bb,8b
c,又は、トライステートバッファ8ca,8cb,8
ccを介してデータ信号をデータバス10に出力する。
一方、フリップフロップ6ba,6bb,6bc,又
は、フリップフロップ6ca,6cb,6cc,又は、
フリップフロップ6da,6db,6dcは、データバ
ス10上のデータ信号又は当該フリップフロップ自体が
出力しているデータ信号のいずれかを、入力制御信号S
1,S2,S3に応じてそれぞれセレクタ9aa,9a
b,9ac,又は、セレクタ9ba,9bb,9bc,
又は、セレクタ9ca,9cb,9ccを介して選択的
に取り込む。これにより、データバス10にデータ信号
を出力したフリップフロップと、データバス10上のデ
ータ信号を取り込んだフリップフロップとの間で、デー
タ転送が行われることになる。
【0076】本発明の第5の実施の形態に係るデータ転
送回路においては、データ信号の相互転送を行う各フリ
ップフロップに入力されるクロック信号よりも、データ
バスへのデータ信号の出力を制御する同期出力制御信号
E1,E2,E3を出力するフリップフロップ6ac,6
ab,6aaに入力されるクロック信号の方が常に位相
が遅れているので、データ信号の相互転送を行う各フリ
ップフロップは、データバス上のデータ信号が変化する
前に所定のデータ信号を取り込むことができ、クロック
スキューによる回路の誤動作を完全に防止することがで
きる。また、本発明の第6の実施の形態に係るデータ転
送回路におけるクロック供給回路は、簡略な構成で上記
機能を実現することができ、回路設計が容易であるの
で、各種集積回路設計に対応することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明の第1の構成に係るクロック供給
回路によれば、複数段のデータ信号入出力回路が縦続接
続されて構成され、複数段のデータ信号入出力回路のデ
ータ信号入力段からデータ信号出力段までを所定の段数
ごとの複数のグループに区分されたデータ転送回路に、
クロック信号を供給するクロック供給回路において、複
数のグループのうち複数段のデータ信号入出力回路のデ
ータ信号入力段により近いグループに属するデータ信号
入出力回路に、より位相の遅れたクロック信号を供給す
ることとしたので、送信側データ信号入出力回路に入力
されるクロック信号の位相が受信側データ信号入出力回
路に入力されるクロック信号の位相を追い越すことがな
く、各データ信号入出力回路は常に確定したデータ信号
を取り込むことができ、その結果、クロックスキューに
よる回路の誤動作を防止することができる。
【0078】本発明の第2の構成に係るクロック供給回
路によれば、データ信号の相互転送を行う各データ信号
入出力回路に入力されるクロック信号よりも、データバ
スへのデータ信号の出力を制御する出力制御信号を出力
する出力制御信号発生回路に入力されるクロック信号の
方が常に位相が遅れているので、データ信号の相互転送
を行う各データ信号入出力回路は、データバス上のデー
タ信号が変化する前に所定のデータ信号を取り込むこと
ができ、クロックスキューによる回路の誤動作を完全に
防止することができる。
【0079】本発明の第1の構成に係るデータ転送回路
によれば、縦続接続された複数段のデータ信号入出力回
路から構成され、複数段のデータ信号入出力回路のデー
タ信号入力段からデータ信号出力段までを所定の段数ご
との複数のグループに区分されたデータ転送回路と、複
数のグループのうち複数段のデータ信号入出力回路のデ
ータ信号入力段により近いグループに属するデータ信号
入出力回路に、より位相の遅れたクロック信号を供給す
るクロック供給回路とを備えたので、送信側データ信号
入出力回路に入力されるクロック信号の位相が受信側デ
ータ信号入出力回路に入力されるクロック信号の位相を
追い越すことがなく、各データ信号入出力回路は常に確
定したデータ信号を取り込むことができ、その結果、ク
ロックスキューによる回路の誤動作を防止することがで
きる。
【0080】本発明の第2の構成に係るデータ転送回路
によれば、データ信号の相互転送を行う各データ信号入
出力回路に入力されるクロック信号よりも、データバス
へのデータ信号の出力を制御する出力制御信号を出力す
る出力制御信号発生回路に入力されるクロック信号の方
が常に位相が遅れているので、データ信号の相互転送を
行う各データ信号入出力回路は、データバス上のデータ
信号が変化する前に所定のデータ信号を取り込むことが
でき、クロックスキューによる回路の誤動作を完全に防
止することができる。また、本発明の第2の構成に係る
データ転送回路におけるクロック供給回路は、簡略な構
成で上記機能を実現することができ、回路設計が容易で
あるので、各種集積回路設計に対応することができる。
【0081】本発明の各構成に係るクロック供給回路及
び本発明の各構成に係るデータ転送回路におけるクロッ
ク供給回路は、簡略な構成で上記機能を実現することが
でき、回路設計が容易であるので、各種集積回路設計に
対応することができる。
【0082】本発明の各構成に係るクロック供給回路及
び本発明の各構成に係るデータ転送回路におけるクロッ
ク供給回路において、入力クロック信号に基づき、位相
差を設けて供給する複数のクロック信号のうち、最も位
相の進んだクロック信号と最も位相の遅れたクロック信
号との位相差が、入力クロック信号の1周期未満である
ものとすることにより、各段のデータ信号入出力回路が
各タイミングで所定のデータ信号を取り込むことができ
る。
【0083】また、複数段のデータ信号入出力回路にク
ロック信号を供給するためのクロック信号供給配線が、
複数段のデータ信号入出力回路内部を通過して配設され
ているものとすることにより、又はさらに、複数段のバ
ッファの一部又は全部が、複数段のデータ信号入出力回
路内部に配設されているものとすることにより、クロッ
クバッファからデータ信号入出力回路までの配線長の差
等に起因するクロックスキューが発生せず、クロックス
キューによる回路の誤動作を完全に排除することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ転送回
路のブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るデータ転送回
路に用いられているフリップフロップの一構成例を示し
たブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るデータ転送回
路におけるクロック信号のタイミングチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るデータ転送回
路のブロック図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るデータ転送回
路に用いられているフリップフロップの第1の構成例を
示したブロック図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るデータ転送回
路に用いられているフリップフロップの第2の構成例を
示したブロック図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るデータ転送回
路のブロック図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るデータ転送回
路のブロック図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るデータ転送回
路に用いられているフリップフロップの一構成例を示し
たブロック図。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係るデータ転送
回路のブロック図。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係るデータ転送
回路に用いられているフリップフロップの一構成例を示
したブロック図。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係るデータ転送
回路のブロック図。
【図13】従来の第1のクロックスキュー解決手段につ
いての説明図。
【図14】従来の第2のクロックスキュー解決手段につ
いての説明図。
【符号の説明】
1,5,6,7 フリップフロップ 2 クロックバッファ 3 インバータ 4 クロックドインバータ 8 トライステートバッファ 9 セレクタ 10 データバス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段のデータ信号入出力回路が縦続接続
    されて構成され、前記複数段のデータ信号入出力回路の
    データ信号入力段からデータ信号出力段までを所定の段
    数ごとの複数のグループに区分されたデータ転送回路
    に、クロック信号を供給するクロック供給回路におい
    て、 前記クロック供給回路は、直列接続された複数段のバッ
    ファから構成され、かつ、入力クロック信号に基づき前
    記複数段のバッファのいずれかから取り出された複数の
    クロック信号のうち、より多くの段数のバッファを介し
    て取り出されたクロック信号を、前記複数のグループの
    うち前記複数段のデータ信号入出力回路のデータ信号入
    力段により近い前記グループに属する前記データ信号入
    出力回路に供給するものであることを特徴とするクロッ
    ク供給回路。
  2. 【請求項2】所定の段数ごとの複数のグループに区分さ
    れた複数段のデータ信号入出力回路と、 いずれかの前記グループに属する前記データ信号入出力
    回路から出力されたデータ信号の転送経路となるデータ
    バスと、 前記グループごとに設けられ、前記データ信号入出力回
    路から出力されたデータ信号の前記データバスへの前記
    グループごとの出力を制御する出力制御信号を発生する
    出力制御信号発生回路と、 前記データ信号入出力回路に入力するデータ信号とし
    て、前記データバス上のデータ信号又は当該データ信号
    入出力回路自体が出力しているデータ信号のいずれかを
    選択するデータ信号選択回路とから構成されたデータ転
    送回路の前記各データ信号入出力回路及び前記出力制御
    信号発生回路に、クロック信号を供給するクロック供給
    回路において、 前記クロック供給回路は、直列接続された複数段のバッ
    ファから構成され、かつ、入力クロック信号に基づき前
    記複数段のバッファのいずれかから取り出された複数の
    クロック信号のうち、最も多くの段数のバッファを介し
    て取り出されたクロック信号を前記出力制御信号発生回
    路に供給するものであることを特徴とするクロック供給
    回路。
  3. 【請求項3】前記入力クロック信号に基づき、位相差を
    設けて供給する複数のクロック信号のうち、最も位相の
    進んだクロック信号と最も位相の遅れたクロック信号と
    の位相差が、前記入力クロック信号の1周期未満である
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のク
    ロック供給回路。
  4. 【請求項4】前記複数段のデータ信号入出力回路にクロ
    ック信号を供給するためのクロック信号供給配線が、前
    記複数段のデータ信号入出力回路内部を通過して配設さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のクロック供給回路。
  5. 【請求項5】前記複数段のバッファの一部又は全部が、
    前記複数段のデータ信号入出力回路内部に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    クロック供給回路。
  6. 【請求項6】縦続接続された複数段のデータ信号入出力
    回路から構成され、前記複数段のデータ信号入出力回路
    のデータ信号入力段からデータ信号出力段までを所定の
    段数ごとの複数のグループに区分されたデータ転送回路
    と、 直列接続された複数段のバッファから構成され、かつ、
    入力クロック信号に基づき前記複数段のバッファのいず
    れかから取り出された複数のクロック信号のうち、より
    多くの段数のバッファを介して取り出されたクロック信
    号を、前記複数のグループのうち前記複数段のデータ信
    号入出力回路のデータ信号入力段により近い前記グルー
    プに属する前記データ信号入出力回路に供給するクロッ
    ク供給回路と、を備えたことを特徴とするデータ転送回
    路。
  7. 【請求項7】所定の段数ごとの複数のグループに区分さ
    れた複数段のデータ信号入出力回路と、 いずれかの前記グループに属する前記データ信号入出力
    回路から出力されたデータ信号の転送経路となるデータ
    バスと、 前記グループごとに設けられ、前記データ信号入出力回
    路から出力されたデータ信号の前記データバスへの前記
    グループごとの出力を制御する出力制御信号を発生する
    出力制御信号発生回路と、 前記データ信号入出力回路に入力するデータ信号とし
    て、前記データバス上のデータ信号又は当該データ信号
    入出力回路自体が出力しているデータ信号のいずれかを
    選択するデータ信号選択回路と、 直列接続された複数段のバッファから構成され、かつ、
    入力クロック信号に基づき前記複数段のバッファのいず
    れかから取り出された複数のクロック信号のうち、最も
    多くの段数のバッファを介して取り出されたクロック信
    号を前記出力制御信号発生回路に供給するクロック供給
    回路と、を備えたことを特徴とするデータ転送回路。
  8. 【請求項8】前記クロック供給回路が前記入力クロック
    信号に基づき、位相差を設けて供給する複数のクロック
    信号のうち、最も位相の進んだクロック信号と最も位相
    の遅れたクロック信号との位相差が、前記入力クロック
    信号の1周期未満であることを特徴とする請求項6又は
    7のいずれかに記載のデータ転送回路。
  9. 【請求項9】前記クロック供給回路が前記複数段のデー
    タ信号入出力回路にクロック信号を供給するためのクロ
    ック信号供給配線が、前記複数段のデータ信号入出力回
    路内部を通過して配設されていることを特徴とする請求
    項6乃至8のいずれかに記載のデータ転送回路。
  10. 【請求項10】前記クロック供給回路を構成する前記複
    数段のバッファの一部又は全部が、前記複数段のデータ
    信号入出力回路内部に配設されていることを特徴とする
    請求項6乃至9のいずれかに記載のデータ転送回路。
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