JPH1127212A - 広帯域光周波数変調器 - Google Patents

広帯域光周波数変調器

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JPH1127212A
JPH1127212A JP9181166A JP18116697A JPH1127212A JP H1127212 A JPH1127212 A JP H1127212A JP 9181166 A JP9181166 A JP 9181166A JP 18116697 A JP18116697 A JP 18116697A JP H1127212 A JPH1127212 A JP H1127212A
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JP
Japan
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optical
frequency
signal
optical signal
optical frequency
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Application number
JP9181166A
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English (en)
Inventor
Norifumi Kobayashi
憲文 小林
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1127212A publication Critical patent/JPH1127212A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光周波数変調信号の周波数偏移幅を拡大した広
帯域光周波数変調器を提供する。 【解決手段】送信する電気信号により光周波数変調され
る光信号を出力する光周波数変調光源と、単一光信号を
出力する局部発振光源と、前記2つの光信号を1つに多
重する光合波器と、該多重光信号を伝搬させて非線形効
果を発生させる非線形媒質と、出力光信号の中から特定
の光周波数の光信号のみを分離する光フィルタとを具備
して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広帯域に変調が可
能な広帯域光周波数変調器に関するものである。更に詳
述すれば本発明は、石英系光ファイバの非線形効果を利
用して周波数偏移幅を拡大した広帯域光周波数変調器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで光CATVシステムでは、AM
変調された周波数多重信号により半導体レーザ光源を直
接に強度変調して光伝送を行なっていた。AM信号は所
要特性を満足するために非常に高いC/N値(搬送披/
雑音比)が必要であり、大きな受光パワーで受信する必
要があった。そのため、長距離伝送できない、あるいは
数多くの光分岐ができない等の問題があった。そこで現
在、AM変調され周波数多重化された信号を一括して広
帯域周波数変調(FM)した後、光強度変調して光伝送
するAM/FM一括変換光伝送が考案され、積極的に開
発が進められている。この方式では、周波数偏移幅を拡
大することにより受信特性を改善できるため、低い受光
パワーでも所望の特性を得ることができる。従って、長
距離光伝送や多数の光分岐を可能とし、最終加入者まで
全て光伝送する全光式CATVシステムとして有望され
ている。
【0003】図4は、従来の広帯域光周波数変調器を用
いたAM/FM一括変換光伝送システムの構成図であ
る。
【0004】送信局は、多Ch(チャネル)AM信号入
力端子20より入力する信号を周波数変調する広帯域光
周波数変調器24と、その広帯域光周波数変調信号を光
強度変調信号に変換する光送信器26により構成され
る。送信器からの変調信号は光ファイバ27と光分岐器
28を介して複数の加入者29に伝送される。受信端と
なる加入者29では、光受信器30により受信した後、
広帯域光周波数復調器31によりAM信号に変換され多
ChAM信号出力端子32より出力される。
【0005】広帯域光周波数変調器24は、数百MHz
の多ChAM信号を数GHz以上の周波数偏移幅で周波
数変調する必要があるため、通常の電気領域における周
波数変調器では実現が難しい。そのため、光信号を用い
た広帯域光周波数変調方法が考えられている。
【0006】図4に示す広帯域光周波数変調器24は、
入力する多ChAM信号により出力光の光周波数を変調
する光周波数変調光源21と、この光周波数変調信号の
中心周波数から僅かに発振周波数の異なる局部発振光源
22とが光合波器23に接続され、その合波された多重
光信号が光受信器25に入力される構成である。
【0007】多重光信号は、ヘテロダイン検波されるこ
とにより、2つの光信号の差周波数に相当する電気周波
数に変換されたビート信号として出力される。ビート信
号の変調成分は、受信する2つの光信号の変調成分の和
として現れる。ここで、局部発振光源22は無変調であ
るため、ビート信号には光周波数変調光源21で光周波
数変調された変調成分が現れることになる。つまり、光
領域の周波数変調信号が電気領域の周波数変調信号に変
換されることになる。
【0008】この光周波数変調光源21には半導体レー
ザ(LD)が利用できる。DFB(分布帰還型)−LD
は、直接光強度変調すると光出力が強度変調されると共
に、チャープと呼ばれる光周波数変調を伴う。これは、
数百MHz/mA程度の感度があるため、数十mAの駆
動電流で簡単に数GHzの周波数偏移幅を得ることがで
きる。
【0009】また、DBR−LDと呼ばれる波長可変L
Dではさらに高い周波数変調感度が得られる。ただし、
DBR−LDは、単純に周波数制御端子により周波数変
調を行なうと、同時に光出力や線幅特性が変化したり、
発振波長がモードホップする場合もあり、安定した変調
を行なうためには複雑な制御が必要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の広帯域光周波数
変調器には以下の問題があった。
【0011】上記したように、広帯域光周波数変調器を
用いたAM/FM一括変換光伝送方式では周波数偏移幅
を拡大することにより受信特性を改善できる。しかし、
一般的なDFB−LDでは周波数偏移幅はせいぜい10
GHz程度が上限であり、十分な受信特性が得られな
い。また、DBR−LDはDFB−LDに比べて周波数
偏移幅を拡大できるものの制御が非常に難しく、更に高
価であるという問題もある。
【0012】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、光周波数変調信号の周波数偏移幅を拡
大した広帯域光周波数変調器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、送信する電気信号により光周波数変調され
る光信号を出力する光周波数変調光源と、単一光信号を
出力する局部発振光源と、前記2つの光信号を1つに多
重する光合波器と、該多重光信号を伝搬させて非線形効
果を発生させる非線形媒質と、出力光信号の中から特定
の光周波数の光信号のみを分離する光フィルタとを具備
して成る。
【0014】前記局部発振光源は外部強度光変調器を接
続して前記特定の光周波数の光信号に含まれる光強度変
調成分を零にするよう構成しても良い。
【0015】また、前記非線形媒質は3次以上の非線形
効果を発揮できるものが好ましい。
【0016】更に、前記非線形媒質は石英系光ファイバ
であっても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の広帯域光周波数
変調器の一実施例を示す構成図である。
【0018】多Ch(チャネル)AM信号入力端子7か
らの入力信号により光周波数変調される中心光周波数A
の光信号を出力する光周波数変調光源1と、中心光周波
数Bの単一光信号を出力する局部発振光源2と、この2
つの光信号を1つに多重する光合波器3と、多重光信号
の光パワーを増幅する光増幅器4と、この増幅した多重
光信号を伝搬する石英系光ファイバ5と、光ファイバ5
を伝搬した光信号の中から光周波数2A−Bの光信号の
みを分離するための光フィルタ6により構成される。
【0019】光周波数Aの光信号をS(a) 、光周波数B
の光信号をS(b) と表し、これら2つの波長を多重した
光信号を光増幅器4で増幅した後、光ファイバ5ヘ入力
すると、石英系光ファイバの3次の非線形効果により、
光周波数2A−Bに新しい光信号S(2a-b)が発生する。
これは、四光波混合と呼ばれる現象として知られてお
り、入力する光パワーを大きくし、また光ファイバ5の
伝送距離を長くすることにより、光信号S(2a-b)の光パ
ワーは大きくなる。
【0020】この光信号S(2a-b)における光周波数変調
成分は、その発生周波数を表す式「2A−B 」と同様に、
光信号S(a) の変調成分が2倍され、S(b) の変調成分
は位相が反転されて、これら2つの変調成分が加算され
て現れる。つまり、局部発振光S(b) を無変調とするこ
とにより、光信号S(2a-b)の周波数変調分はS(a)の2
倍の周波数偏移幅が現れることになる。
【0021】図2は、この状態の光スペクトラムを示
す。光周波数Aと光周波数Bの周波数差をΔλとする
と、光周波数2A−Bの光信号S(2a-b)は、光周波数A
を中心に光周波数Bとは反対側の領域にΔλだけ離れて
発生する。そして光信号S(2a-b)の周波数偏移幅はS
(a) の2倍、すなわち2ΔFになる。
【0022】光フィルタ6によりこれらの光信号の中か
ら光信号S(2a-b)のみを分離して出力する。これによ
り、低コストなDFB−LDを用いた場合でも、その周
波数偏移幅を2倍に拡大した広帯域光周波数変調信号を
得ることができる。
【0023】なお、光増幅器4の出力を更に大きくする
と、3次以上の高次非線形効果により、更に多くの光信
号が発生する。5次の非線形効果により光周波数3A−
2Bの光信号S(3a-2b) が発生し、7次の非線形効果に
より光周波数4A−3Bに光信号S(4a-3b) が発生す
る。これらの光信号も上記と同様に、局部発振光である
S(b) を無変調とすることにより、その周波数変調成分
はS(a) のそれぞれ3倍、4倍となる。光フィルタ6
で、これらの光信号を分離して出力することにより、周
波数偏移幅を3倍、4倍に拡大した広帯域光周波数変調
が可能となる。
【0024】図3は、図1の変形例を示す構成図であ
る。局部発振光源2に外部強度光変調器8が接続されて
いる。光周波数変調光源1から出力される光周波数変調
光信号に残留強度変調成分があると、復調した時に波形
歪みを発生し受信特性が劣化するため、残留強度変調成
分は小さく抑えなければならない。
【0025】上記構成において、外部強度光変調器8に
より局部発振光源2から出力される中心光周波数Bの局
部発振光S(b) の光強度を端子7より入力する電気信号
と同位相の信号により変調した後、図1と同様にして光
ファイバの非線形効果により光信号S(2a-b)を発生させ
る。S(a) の強度変調成分は同位相のまま2倍されてS
(b) の強度変調成分は逆位相で加算されるため、光信号
S(2a-b)の強度変調成分はS(b) の光変調度を調整する
ことにより零にすることができる。なお、外部強度光変
調器8で変調した時には、周波数変調成分は発生しない
ため、出力信号の光周波数変調特性には影響を及ぼさな
い。
【0026】
【発明の効果】本発明の広帯域光周波数変調器によれ
ば、次の様な優れた特性を発揮する。
【0027】低コストなDFB−LDを用いて光周波数
変調する場合でも、簡単に周波数偏移幅を2倍以上に拡
大できるため、広帯域な光周波数変調が可能になる。こ
れにより受信特性が大幅に改善し、光CATVシステム
では長距離伝送や光分岐数を増やすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の広帯域光周波数変調器の一実施例を示
す構成図である。
【図2】図1における光スペクトラムを表す説明図であ
る。
【図3】図1の変形例を示す構成図である。
【図4】従来の広帯域光周波数変調器を用いたAM/F
M一括変換光伝送方式の構成図である。
【符号の説明】
1、21 光周波数変調光源 2、22 局部発振光源 3、23 光合波器 4 光増幅器 5、27 光ファイバ 6 光フィルタ 7、20 多ChAM信号入力端子 8 外部強度光変調器 24 広帯域光周波数変調器 25、30 光受信器 26 光送信器 28 光分岐器 29 加入者 31 広帯域光周波数復調器 32 多ChAM信号出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信する電気信号により光周波数変調され
    る光信号を出力する光周波数変調光源と、単一光信号を
    出力する局部発振光源と、前記2つの光信号を1つに多
    重する光合波器と、該多重光信号を伝搬させて非線形効
    果を発生させる非線形媒質と、出力光信号の中から特定
    の光周波数の光信号のみを分離する光フィルタとを具備
    して成ることを特徴とする広帯域光周波数変調器。
  2. 【請求項2】局部発振光源は、外部強度光変調器を接続
    して前記特定の光周波数の光信号に含まれる光強度変調
    成分を零にするように構成して成ることを特徴とする請
    求項1記載の広帯域光周波数変調器。
  3. 【請求項3】非線形媒質は、3次以上の非線形効果を発
    揮できるものであることを特徴とする請求項1記載の広
    帯域光周波数変調器。
  4. 【請求項4】非線形媒質は、石英系光ファイバであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の広帯域光周波数変調器。
JP9181166A 1997-07-07 1997-07-07 広帯域光周波数変調器 Pending JPH1127212A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010582A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Hoya Corp Fm変調型光伝送装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010582A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Hoya Corp Fm変調型光伝送装置
JP4564517B2 (ja) * 2007-06-27 2010-10-20 Hoya株式会社 Fm変調型光伝送装置

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