JP2001119350A - 光受信器および光ファイバ伝送装置ならびに光fm特性測定装置および光fm特性測定方法 - Google Patents

光受信器および光ファイバ伝送装置ならびに光fm特性測定装置および光fm特性測定方法

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JP2001119350A
JP2001119350A JP29748699A JP29748699A JP2001119350A JP 2001119350 A JP2001119350 A JP 2001119350A JP 29748699 A JP29748699 A JP 29748699A JP 29748699 A JP29748699 A JP 29748699A JP 2001119350 A JP2001119350 A JP 2001119350A
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light
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signal light
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JP29748699A
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Jun Otani
順 雄谷
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高CNRかつ低歪でFM復調を可能にする。 【解決手段】入力端子34から導波路35に導波された
信号光の1/2をモード結合部39、40部分で導波路
36に導波し、ヒータ43で導波路35中央部を加熱し
導波路35、36を導波される信号光に位相差を与え、
モード結合部41、42部分で導波路35、36を導波
される2つの信号光の1/2ずつを導波路35、36に
導波し、位相の異なる2つの信号光の1/2ずつを互い
に合成して出力端子37、38からそれぞれ出力するマ
ッハツェンダ干渉計31と、出力端子37、38から出
力される信号光を電気信号に変換する受光素子32、3
3と、受光素子32、33から出力される電気信号の一
方を反転させて互いに重畳する180度ハイブリッド素
子44とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを用い
て、多チャンネルのアナログ映像信号、デジタル映像信
号等を伝送するための光受信器、および、その光受信器
を利用した光ファイバ伝送装置、ならびに、その光受信
器と同じ構成を有する受光器を使用した光FM特性測定
装置および光FM特性測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多チャンネルの映像信号を加入者
宅などに配設された受信器に伝送および分配する方式と
しては、AM多チャンネルの映像信号を半導体レーザ素
子に注入電流として入力することにより半導体レーザ素
子から出力される信号光を直接的にFM変調し、FM変
調された信号光を光ファイバを介して加入者宅などに配
設された光受信器に伝送し、光受信器でFM変調された
信号光を復調するというAM映像信号伝送方式が知られ
ている。このようなAM映像信号伝送方式は、既存のC
ATVとの親和性がよいという理由から高いニーズがあ
る。しかし、AM映像信号伝送方式はCNR(Carr
ier to Noise Ratio)を高くし、歪
みを少なくするために、伝送距離を短くし、信号光の分
岐の数を少なくする必要がある。また、AM映像信号伝
送方式は、信号光が光受信器に入力されるときの光の損
失が大きいという課題も有している。
【0003】このような課題を克服するものとして、文
献 K. Kikushima, et al.: Super-wide-band opt
ical FM modulation scheme and its applicatio
n to multichannel AM video transmission syst
ems, IEEE Photonics Technology Letters, pp.
839-841,1996. には、光ヘテロダイン検波方式を用い
たAM/FM一括変換器による多チャンネルの映像信号
伝送方式が提案されている。従来のAM/FM一括変換
型の映像信号伝送方式に用いる光ファイバ伝送装置の構
成を図8(a)に示す。
【0004】この光ファイバ伝送装置では、AM多チャ
ンネル映像信号が入力される光送信器1と、信号光を増
幅する光ファイバ増幅器4と、信号光を複数の信号光に
分岐させる光分岐器5とが光ファイバ6により順次接続
されており、さらに、光分岐器5で複数に分けられた1
つの信号光を受光する光受信器7が光ファイバ6により
接続されている。
【0005】光送信器1は、AM/FM変換器2と伝送
用半導体レーザ素子3とを備えている。光送信器1に入
力されたAM多チャンネル信号は、AM/FM変換器2
でAM多チャンネル信号によりFM変調されたサブキャ
リア(マイクロ波)信号に変換され、この光信号が伝送
用半導体レーザ素子3によって強調変調されて光受信器
1から出力される。
【0006】光受信器1から出力されたFM光信号は、
光ファイバ6により伝送される。光ファイバ6により伝
送される過程で、信号光は光ファイバ増幅器4による増
幅および光分岐器5による分岐を経て、分岐先の各家庭
などに設置された光受光器4にそれぞれ入力される。
【0007】光受信器7は、APD(Avalanch
e Photo Diode)8と、FM復調器9とを
備えている。光受信器7に入力された信号光はAPD8
によって受光されて光電変換により電気信号に変換され
る。この電気信号は、AM多チャンネル信号によってF
M変調されたサブキャリア信号であり、APD8からF
M復調器9に出力される。FM復調器9に入力されたF
M変調されたサブキャリア信号は、復調されてAM多チ
ャンネル映像信号になる。
【0008】AM/FM変換器2は、図8(b)に示す
ように構成されている。AM/FM変換器2は、注入電
流と駆動電流とに基づいてレーザ光を発振する半導体レ
ーザ素子10と、半導体レーザ素子10が発振するレー
ザ光と干渉させてビートを起こすレーザ光を発振する局
発レーザ素子11と、半導体レーザ素子10が発振する
レーザ光と局発レーザ素子11が発振するレーザ光とを
合成する光カプラ12とを有している。光カプラ12か
らの出力は、第1受光器13に出力されて、第1受光器
13からAFC制御ループ15に出力されるとともに、
第2受光器14にて電気信号に変換されてAM/FM変
換器2の出力として直接出力される。また、AFC制御
ループ15は、第1の受光器13からの出力をFM信号
からAM信号に復調するFM復調器16と、FM復調器
16からの入力に基づいて出力電流を制御する電流制御
回路17とを有している。
【0009】AM/FM変換器2では、AM多チャンネ
ル映像信号が半導体レーザ素子10の注入電流となって
おり、この注入電流と電流制御回路17からフィードバ
ックされる駆動電流によって半導体レーザ素子10は、
AM多チャンネル映像信号をFM変調したFM変調信号
光を発振して、光カプラ12に出力する。また、局発レ
ーザ素子11は、半導体レーザ素子10が発振するFM
変調信号光と周波数干渉してビートを起こすレーザ光を
発振して光カプラ12に出力する。光カプラ12は、半
導体レーザ素子10からのFM変調信号光と局発レーザ
素子11からの信号光とを合成して、第1受光器13お
よび第2受光器14にそれぞれ出力する。第1受光器1
3および第2受光器14は光カプラ12より入力された
半導体レーザ素子10からのFM変調信号光と局発レー
ザ素子11からの信号光との合成信号をヘテロダイン検
波して、半導体レーザ素子10からのFM変調信号光と
局発レーザ素子11からの信号光との周波数の差を有す
るビート信号をそれぞれ出力する。そして、第1受光器
13から出力されるビート信号は伝送用半導体レーザ素
子3に、第2受光器14から出力されるビート信号はF
M復調器16にそれぞれ出力される。このとき、第1受
光器13および第2受光器14から出力されるビート信
号は、AM多チャンネル映像信号によってAM多チャン
ネル映像信号自体がFM変調されたマイクロ波信号であ
り、そのキャリア周波数は半導体レーザ素子10から出
力されるFM変調信号光と局発レーザ素子11から出力
される信号光とのビート周波数になっている。
【0010】第1受光器13から出力されるFM変調さ
れたマイクロ波信号は、FM復調器16でAM信号に復
調されて電流制御回路17に出力される。電流制御回路
17は、FM復調器16から入力される復調されたAM
信号に基づいて半導体レーザ素子10の駆動電流を発生
して半導体レーザ素子10に出力する。このようにして
半導体レーザ素子10の駆動電流を制御することにより
キャリア周波数が安定化される。
【0011】第2受光器14から出力されるFM変調さ
れたマイクロ波信号は、伝送用半導体レーザ素子3によ
って信号光に変換されて光送信器1から出力され、光受
信器7に与えられる。
【0012】また、光受信器7に設けられたAPD8の
出力が与えられるFM復調器9は、図8(c)に、示す
ように構成されており、APD8の出力が第1ANDゲ
ート素子18に与えられている。FM復調器9は、第1
ANDゲート素子18の出力が第2ANDゲート素子1
9の一方の端子に入力されるとともに、第1ANDゲー
ト素子18の出力が反転されて遅延素子20を介してA
NDゲート素子19の他方の端子に入力され、さらに、
第2ANDゲート素子19の出力がアンプ21に入力さ
れるように構成されている。このような構成により、A
PD8から出力されるFM変調されたマイクロ波信号の
同相成分と直交成分とが遅延素子20にてタイミングを
同調して第2ANDゲート素子19に入力され、この第
2ANDゲート素子19で同相成分と直交成分との和が
得られることによりマイクロ波信号がAM信号に復調さ
れる。さらに、AM信号に復調されたマイクロ波信号が
アンプ21によって増幅される。
【0013】以上に説明した、AM映像信号伝送方式に
よると、従来の伝送方式に比べて最小受光レベルを約1
0dBに改善することができ、光信号が光受信器に入力
されるときの光の損失も大幅に改善することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のAM映像信号伝
送方式には、半導体レーザ素子10のFM応答に関する
非線形性、残留AM成分による干渉、FM復調器9の非
線形性等の歪特性などの劣化要因がある。また、半導体
レーザ素子10への注入電流を変化させてレーザ光の周
波数を変調する場合には、FM変調だけでなく同時にA
M変調も行われるために、AM成分がFM復調器9によ
ってFM/AM変換された信号として干渉して歪を発生
するという問題がある。さらに、FM復調器9では、第
1ANDゲート素子18、第2ANDゲート素子19の
振幅偏差、群遅延偏差およびしきい値電圧の変動等によ
って歪特性が大きく劣化してしまうおそれがあり、この
ような歪特性の劣化を予防して高品質の映像伝送を行う
ためにはFM復調器9の歪に対する歪補償回路を別途設
ける必要がある。
【0015】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、低い歪特性を示す映像信号伝送に好適に使用さ
れる光受信器およびこの光受信器を用いた光ファイバ伝
送装置、ならびに、この光受信器の構成を用いて実現さ
れる光FM特性測定装置および光FM特性測定方法を提
供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の光受信器は、周
波数変調もしくは位相変調されて入力される信号光を復
調する光受信器であって、入力される1つの前記信号光
の1/2が一対の導波路内に導波され、前記導波路内を
それぞれ導波される1/2の信号光の間に位相差が設け
られた後に、前記1/2の信号光のさらに1/2ずつが
互いに合成された光量の等しい2つの信号光が前記一対
の導波路からそれぞれ出力される干渉計と、前記干渉計
の一対の導波路から出力される光をそれぞれ受光し、受
光した光に対応した電気信号をそれぞれ出力する一対の
受光素子と、一方の前記受光素子から出力される電気信
号に他方の前記受光素子から出力される電気信号の位相
を反転して重畳して出力する重畳素子とを備えている。
このことにより、上述の課題が解決される。
【0017】本発明の光ファイバ伝送装置は、送信側に
おいて周波数変調した変調信号を光ファイバを介して伝
送し、伝送した変調信号を受信側において復調する光フ
ァイバ伝送装置であって、伝送用半導体レーザ素子を有
し、該伝送用半導体レーザ素子に注入電流として多チャ
ンネル信号を入力することにより前記多チャンネル信号
で周波数変調した信号光を発振する光送信器と、前記光
送信器から出力される前記信号光を伝送する光ファイバ
と、前記光ファイバで伝送される前記信号光を受光する
請求項1に記載の光受信器とを備えている。このことに
より、上述の課題が解決される。
【0018】本発明の光ファイバ伝送装置は、送信側に
おいて周波数変調した多チャンネルの変調信号を光ファ
イバを介して一括して伝送し、伝送した変調信号を受信
側において復調する光ファイバ伝送装置であって、多チ
ャンネル信号の各信号を該多チャンネル信号の各信号自
体でそれぞれ周波数変調したサブキャリア信号に変換す
る信号変換器と、前記サブキャリア信号を強調変調した
信号光に変換して発振する伝送用半導体レーザ素子とを
有する光送信器と、前記光送信器から出力される前記信
号光を伝送する光ファイバと、前記光ファイバで伝送さ
れる前記信号光を受光する請求項1に記載の光受信器と
を備えている。このことにより、上述の課題が解決され
る。
【0019】前記光送信器から出力される前記信号光を
前記光ファイバを介して複数の前記光受信器に伝送する
ことにより前記多チャンネル信号の多分配を行うように
してもよい。
【0020】本発明の光FM特性測定装置は、周波数変
調された信号光の特性を測定する光FM特性測定装置で
あって、任意のRF信号を出力するRF信号発生器と、
注入電流として入力される前記RF信号によって周波数
変調された信号光を発振する半導体レーザ素子と、入力
される1つの前記信号光の1/2が一対の導波路内に導
波され、前記導波路内をそれぞれ導波される1/2の信
号光の間に位相差が設けられた後に、前記1/2の信号
光のさらに1/2ずつが互いに合成された光量の等しい
2つの信号光が前記一対の導波路からそれぞれ出力され
る干渉計と、前記干渉計の一対の導波路から出力される
光をそれぞれ受光し、受光した光に対応した電気信号を
それぞれ出力する一対の受光素子と、一方の前記受光素
子から出力される電気信号に他方の前記受光素子から出
力される電気信号の位相を反転して重畳して出力する重
畳素子と、前記重畳素子から出力される電気信号を解析
するスペクトラムアナライザとを備えている。このこと
により、上述の課題が解決される。
【0021】本発明の光FM特性測定方法は、周波数変
調された信号光の特性を測定する光FM特性測定方法で
あって、注入電流としてRF信号を入力することによっ
て半導体レーザ素子から周波数変調された信号光を発振
する信号光発振工程と、入力される1つの前記信号光の
1/2が一対の導波路内に導波され、前記導波路内をそ
れぞれ導波される1/2の信号光の間に位相差が設けら
れた後に、前記1/2の信号光のさらに1/2ずつが互
いに合成された光量の等しい2つの信号光が前記一対の
導波路からそれぞれ出力される干渉計に前記信号光を入
力して光学的処理を施す光学処理工程と、前記干渉計の
一対の導波路から出力される光を、該光に対応した電気
信号に変換してそれぞれ出力する光電変換工程と、一方
の前記受光素子から出力される電気信号に他方の前記受
光素子から出力される電気信号の位相を反転して重畳す
ることにより周波数変調された電気信号を復調する復調
工程と、前記復調した電気信号のスペクトルを測定する
測定工程とを含んでいる。このことにより、上述の課題
が解決される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の実施の形態を説明する。
【0023】図1は本発明の光受信器の構成を示す図で
ある。この光受信器は、AM多チャンネル映像信号によ
ってFM変調された信号光、あるいはAM多チャンネル
映像信号によってAM多チャンネル映像信号自体がFM
変調されたマイクロ波信号であるサブキャリア信号を搬
送する信号光を受け取り、その信号光に対してFM/A
M変換に必要な光学的な変換処理をマッハツェンダ干渉
計を用いて施し、このような処理が施された信号光をフ
ォトダイオードなどの受光素子で光電変換することによ
り、FM変調された信号光を光学的にAM多チャンネル
映像信号に復調する。マッハツェンダ干渉計としては、
光の分岐および結合機能を備えるガラス導波路型のマッ
ハツェンダ干渉計が適用できる。
【0024】図1に示すように、この光受信器は、受信
した信号光を2つに分岐し、2つの光の間に光路差を設
けることにより位相差を与え、2つの光のそれぞれをさ
らに2つに分岐し、位相の異なる光の1/2ずつを互い
に結合して2つの光を出力するマッハツェンダ干渉計3
1と、光電変換を行う受光素子32、33と、入力され
る2つの信号の一方を反転させて互いを重畳して出力す
る重畳素子としての180度ハイブリッド素子44とを
備えている。
【0025】マッハツェンダ干渉計31は、一端に信号
光の入力端子34を備えた導波路35と、導波路35に
ほぼ平行して設けられて、導波路35内の信号光の一部
が入射して導波する導波路36とを備えている。導波路
35、36には、入力端子34の近傍部において相互に
平行になっており、各平行部分に連続して相互に近接し
たモード結合部39、40がそれぞれ設けられている。
モード結合部39、40にそれぞれ連続した各導波路3
5、36の中央部は相互に平行になっており、導波路3
5の中央部には導波路35を加熱することにより光路長
を変化させるヒータ43が設けられ、各平行部分に連続
して相互に近接したモード結合部41、42がそれぞれ
設けられている。モード結合部41、42に連続した出
力端子37、38近傍部分はそれぞれ平行になってい
る。
【0026】マッハツェンダ干渉計31の出力端子3
7、38には受光素子32、33の受光部32a、33
aがそれぞれ取り付けられている。さらに、各受光素子
32、33のそれぞれの出力端子32b,33bが、1
80度ハイブリッド素子44が有する入力端子44a、
44bにそれぞれ接続されている。
【0027】マッハツェンダ干渉計31の一対のモード
結合部39、40では、導波路35の内部を導波される
信号光の1/2が、モード結合現象により導波路36に
導波されるようになっている。また、一対のモード結合
部41、42では、導波路35、36の内部を導波され
る信号光の1/2が、モード結合現象により導波路3
5、36にそれぞれ導波されるようになっている。マッ
ハツェンダ干渉計31の信号光の分岐比および結合比
は、ともに1:1である。このことにより、入力端子3
4から導波路35に入力された信号光は、モード結合部
39を導波される間にモード結合現象によりその1/2
が導波路36に導波される。また、導波路35および導
波路36の内部を導波されるそれぞれの信号光は、モー
ド結合部41、42でさらにその1/2ずつが導波路3
6および導波路35の内部に導波される。よって、導波
路35および導波路36の内部を導波されてきた信号光
の1/2ずつが合成されたあらたな2つの信号光が導波
路35および導波路36を導波され、出力端子37、3
8からそれぞれ出力される。
【0028】このように構成されたマッハツェンダ干渉
計31は、FM変調された信号光の周波数の変化を光強
度の変化に変換して出力することができる。図2(a)
は、入力端子34に入射する光の周波数を変化させた場
合に出力端子37、38から出力される光の強度の変化
を表す透過特性グラフである。このように、入力端子3
4に入射する光の周波数変化に対する、出力端子37か
ら出力される光の強度変化と出力端子38から出力され
る光の強度変化とは逆転している。
【0029】マッハツェンダ干渉計31では、導波路3
5上に設けたヒータ43を用いて導波路35の光路長を
変化させることにより、図2(b)に示すように、マッ
ハツェンダ干渉計31の入力端子34に実際に入射する
信号光の平均周波数において、出力端子37から出力さ
れる信号光の強度と、出力端子38から出力される信号
光の強度とが等しくなるように調節される。これによ
り、入力端子34に入射する信号光の平均周波数付近に
おいては、周波数の増加に伴って出力端子37から出力
される信号光の強度が減少するのに対し、出力端子38
から出力される信号光の強度は増加する。
【0030】この時の、入力端子34に入射する信号光
の強度および周波数、出力端子37および出力端子38
から出力される信号光の振幅成分および周波数成分は、
図3(a)〜(f)のそれぞれに示すような波形とな
る。マッハツェンダ干渉計31は光の周波数の変化を光
強度として出力しており、上述のように出力端子37か
ら出力される信号光の強度と出力端子38から出力され
る信号光の強度は逆転しているので、図3(e)および
(f)に示すように、出力端子37から出力される信号
光の周波数成分の波形と出力端子38から出力される信
号光の周波数成分の波形との位相は逆になっている。ま
た、図3(c)および(d)に示すように、出力端子3
7から出力される信号光の振幅成分と、出力端子38か
ら出力される信号光の振幅成分との波形は同位相になっ
ている。
【0031】出力端子37から出力される信号光と出力
端子38から出力される信号光が受光素子32、33に
よってそれぞれ電気信号に変換されて180度ハイブリ
ッド素子44に与えられており、180度ハイブリッド
素子44にて受光素子32からの電気信号に受光素子3
3からの電気信号が反転した状態で重畳される。従っ
て、受光素子32、33からそれぞれ出力される信号光
の振幅成分は、逆位相で重畳されるために互いに打ち消
し合うが、周波数成分は同位相で重畳されて互いに強め
合うので、周波数成分のみが180度ハイブリッド素子
44から出力される。
【0032】こうして、マッハツェンダ干渉計31に入
力されたFM変調された信号光は、FM復調されて18
0度ハイブリッド素子44から出力される。
【0033】このように構成された光受信器によれば、
マッハツェンダ干渉計31の出力端子37、38から出
力される信号光に振幅成分が残留している場合にも18
0度ハイブリッド素子44で打ち消されるので、残留振
幅成分が干渉して歪特性を劣化させることがない。ま
た、マッハツェンダ干渉計31の出力端子32、33に
現れるマッハツェンダ干渉計31自体の出力特性の非線
形性も、180度ハイブリッド素子44にて反転されて
重畳され、互いに打ち消し合うので歪特性を劣化させる
おそれがない。
【0034】図4は、図1に示す光受信器を有する光フ
ァイバ伝送装置の構成図である。この光ファイバ伝送装
置は、AM多チャンネル映像信号を注入電流として伝送
用半導体レーザ素子に入力することにより、伝送用半導
体レーザ素子からAM多チャンネル映像信号によってF
M変調された信号光を発振し、光ファイバを介して伝送
した信号光を受信器で受信して光学的な手段を用いてA
M多チャンネル映像信号に復調するものである。
【0035】この光ファイバ伝送装置は、AM多チャン
ネル映像信号をFM変調された信号光に変換して出力す
る光送信器45と、信号光を伝送するため光ファイバ4
6と、FM変調された信号光受信して復調を行う本発明
の光受信器47とを備えている。
【0036】光送信器45は、AM多チャンネル映像信
号が注入電流として入力されることによりFM変調され
た信号光を発振する伝送用半導体レーザ素子を備えてい
るが、従来から一般に使用されている光送信器と同じ構
成であるため詳細な説明を省略する。
【0037】光受信器47は、図1に示すマッハツェン
ダ干渉計を用いた光受信器と同じ構成である。
【0038】この光ファイバ伝送装置は、光送信器45
に入力されたAM多チャンネル映像信号をFM変調した
信号光に変換して光ファイバ46を介して光受信器47
まで伝送し、光受信器47において上述した構成により
受信した信号光をFM復調する。なお、AM多チャンネ
ル映像信号としては、40chのAM信号が適用でき
る。
【0039】このように構成された光ファイバ伝送装置
によれば、光受信器47が受信した信号光に振幅成分が
残留している場合にも、光受信器47に設けられた18
0度ハイブリッド素子44で打ち消されるので、残留振
幅成分が干渉して光受信器47の歪特性を劣化させるこ
とがない。また、光ファイバ46と光受信器47との接
続は信号が光の状態で行われるので、光ファイバ46と
光受信器47との接続における信号の損失を少なくする
ことができる。
【0040】図5は、図1に示す光受信器46を有する
光ファイバ伝送装置の構成図である。この光ファイバ伝
送装置は、AM多チャンネル映像信号をこのAM多チャ
ンネル映像信号でFM変調したサブキャリア(マイクロ
波)信号に変換し、このサブキャリア信号を伝送用半導
体レーザ素子で強調変調した信号光として発振する。F
M変調された信号光を、光ファイバ上に設けられた増幅
器による増幅および分岐器による分岐を繰り返しなが
ら、分岐器による1つの分岐先に設けられた光受信器に
伝送する。さらに、FM変調された信号光を光受信器に
おいて光学的手段を用いて復調する。
【0041】この光ファイバ伝送装置は、AM多チャン
ネル映像信号をこのAM多チャンネル映像信号自体でF
M変調してサブキャリア信号とし、さらにこのサブキャ
リア信号を信号光に変換して出力する光受信器48と、
信号光を伝送するための光ファイバ49と、光ファイバ
49上に設けられ信号光の増幅および信号光の分岐を行
う複数の光ファイバ増幅器50・・・50および複数の
光分岐器51・・・51と、光分岐器51により分けら
れた1つの光を光ファイバ49を介して受信してFM変
調された信号光の変調を行う光受信器47とを備えてい
る。
【0042】光送信器48は、図8に示す光送信器1と
同じ構成であり、AM多チャンネル映像信号をこのAM
多チャンネル映像信号自体でFM変調することにより得
られるサブキャリア信号を伝送用半導体レーザ素子で強
調変調して光送信器48から信号光として発振する。光
送信器から発振された信号光は光ファイバ49によって
伝送される。光ファイバ49によって伝送される信号光
は、光ファイバ49上に設けられた光ファイバ増幅器5
0により増幅された後に、光分岐器51によって複数に
分けられ、光分岐器51によって分けられた1つの信号
光を光受信器47で受信する。光受信器47は、図1に
示すマッハツェンダ干渉計を用いた光受信器と同じ構成
である。
【0043】光受信器47では、受信したFM変調され
た信号光がマッハツェンダ干渉計31の導波路35に入
射され、モード結合部39、40において信号光の1/
2が導波路36に導波され、導波路35に設けられたヒ
ータ43が導波路35を加熱することにより、導波路3
5、36をそれぞれ導波される1/2の信号光に位相差
が与えられる。さらに、モード結合部41、42におい
て、導波路35、36を導波される1/2の信号光の1
/2ずつが導波路35、36に導波され、位相の異なる
信号光の1/2ずつが合成されて出力端子37、38か
らそれぞれ出力される。出力端子37、38から出力さ
れた信号光は、受光素子32、33によってそれぞれ電
気信号に変換され、180度ハイブリッド素子44に与
えられ、180度ハイブリッド素子44にて、受光素子
32からの電気信号に受光素子33からの電気信号が反
転した状態で重畳される。こうして、光受信器47で受
信したFM変調された信号光が復調される。なお、AM
多チャンネル映像信号としては、40chのAM信号が
適用できる。
【0044】このように構成された光ファイバ伝送装置
によれば、光受信器47が受信した信号光に振幅成分が
残留している場合にも180度ハイブリッド素子44で
打ち消されるので、残留振幅成分が干渉して光受信器4
7の歪特性を劣化させることがない。また、光ファイバ
49と光受信器47との接続は信号が光の状態で行われ
るので、光ファイバ49と光受信器47との接続におけ
る信号の損失を少なくすることができる。さらに、信号
光のレベルが小さくても光受信器で復調が可能で、伝送
する信号光の波長の分散および反射による伝送品質への
影響が小さく、高CNR特性および低歪特性を備えた多
チャンネル映像の多分配ができる。
【0045】図6は、図1に示す光受信器と同じ構成を
有する受光器を使用した光FM特性測定装置の構成図で
ある。この光FM特性測定装置は、FM変調された信号
光を光学的に検波することによりFM変調波の基本波成
分または高次歪成分の測定を行う。
【0046】この光FM特性測定装置は、任意のRF信
号を発生させるRF信号発生器55と、RF信号を注入
電流として入力することにより測定対象となるFM変調
された信号光を発振する半導体レーザ素子56と、半導
体レーザ素子56から発振されるFM変調された信号光
を受光して復調する受光器57と、受光器57が復調し
た電気信号を解析するスペクトラムアナライザ58とを
備えている。
【0047】受光器57は、図1に示すマッハツェンダ
干渉計31を用いた光受信器と同じ構成であり、入力さ
れたFM変調された信号光を光学的に復調し、電気信号
として出力する。
【0048】この光FM特性測定装置では、先ず、RF
信号発生器55が出力するRF信号を半導体レーザ素子
56に注入電流として入力する。これにより、半導体レ
ーザ素子56はRF信号がFM変調された信号光を発振
して受光器57に与える。受光器57では、上述したよ
うにマッハツェンダ干渉計31の入力端子34から導波
路35に入射された信号光の1/2が一対のモード結合
部39、40で導波路36に導波する。導波路35上に
設けられたヒータ43が導波路35を加熱することによ
り光路長が変化して、各導波路35、36のそれぞれを
導波される信号光の間に位相差が生じる。さらに、一対
のモード結合部41、42では、各導波路35、36を
導波されるそれぞれの信号光の1/2づつが各導波路3
5、36に導波されて合成されて、マッハツェンダ干渉
計31の出力端子37、38からそれぞれ出力される。
マッハツェンダ干渉計31の出力端子37、38から出
力された信号光は、受光素子32、33でそれぞれ受光
され、電気信号に変換されて、180度ハイブリッド素
子44にそれぞれ出力される。180度ハイブリッド素
子44では、受光素子32から出力された電気信号に受
光素子33から出力された電気信号を反転させて重畳す
る。
【0049】ここで、半導体レーザ素子56への注入電
流、半導体レーザ素子から発振されるレーザ光の周波数
および強度、受光素子32および受光素子33で受光さ
れる信号光の振幅成分、受光素子32および受光素子3
3で受光される信号光の周波数成分は、図7(a)〜
(g)のそれぞれに示すようになっている。
【0050】図7(d)および(e)に示すように、受
光素子32および受光素子33でそれぞれ受光される信
号光の振幅成分は同位相である。一方、図7(f)およ
び(g)に示すように、受光素子32および受光素子3
3でそれぞれ受光される信号光の振幅成分は逆位相とな
っている。
【0051】このため、受光素子32および受光素子3
3が受光し、光電変換してからそれぞれ出力する電気信
号に含まれる振幅成分は180度ハイブリッド素子44
によって、逆位相の状態で重畳されるので互いに打ち消
し合うが、電気信号に含まれる周波数成分は同位相の状
態で重畳されるので、互いに強め合って180度ハイブ
リッド素子44から出力される。このようにして、受光
器57に入力されたFM変調された信号光がFM復調さ
れて受光器57から出力される。受光器57から出力さ
れたFM復調信号をスペクトラムアナライザ58で解析
することによって、光FM変調波の基本波成分または高
次歪成分を測定する。
【0052】このように構成された光FM光特性測定装
置によれば、FM変調信号に含まれる残留AM成分の干
渉によるFM復調信号の歪およびマッハツェンダ干渉計
31の出力特性の非線形性に起因してFM復調信号に発
生する信号の歪を取り去ることができるので、半導体レ
ーザ素子56のFM応答特性だけを分離して測定するこ
とが可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
の状態でFM/AMの信号変換を行うことによって高C
NR特性および低歪特性を有する光受信器を実現するこ
とができる。また、この光受信器を用いた本発明の光フ
ァイバ伝送装置によれば、伝送する信号光の波長の分散
および反射による伝送品質への影響が小さく、高CNR
特性および低歪特性を備える多チャンネル映像の多分配
を実現することができる。さらに、本発明の光FM特性
測定装置および光FM特性測定方法によれば、FM応答
特性のみを好適に分離して光FM変調波の基本波成分ま
たは高次歪成分の測定を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光受信器の一例を示す構
成図。
【図2】マッハツェンダ干渉計に入力される光の周波数
とマッハツェンダ干渉計から出力される2つの光の強度
の関係を示すグラフで、(a)は光路差を設けない場合
のグラフ、(b)は光路差を設けて入力される信号光の
平均周波数において2つの出力信号光の強度が等しくな
るように調整した場合のグラフ。
【図3】光受信器の各箇所における信号光に関する波形
を示すグラフで、(a)は入力信号光の強度を示すグラ
フ、(b)は入力信号光の周波数を示すグラフ、(c)
は出力端子37の振幅成分を示すグラフ、(d)は出力
端子38の振幅成分を示すグラフ、(e)は出力端子3
7の周波数成分を示すグラフ、(f)は出力端子38の
周波数成分を示すグラフ。
【図4】本発明の実施の形態の光ファイバ伝送装置の一
例を示す構成図。
【図5】本発明の実施の形態の光ファイバ伝送装置の一
例を示す構成図。
【図6】本発明の実施の形態の光FM特性測定装置の一
例を示す構成図。
【図7】光FM特性測定装置の各箇所における信号の波
形を示すグラフで、(a)は半導体レーザ素子への注入
電流を示すグラフ、(b)は半導体レーザ素子のレーザ
光強度を示すグラフ、(c)は半導体レーザ素子のレー
ザ光の周波数を示すグラフ、(d)は受光素子32に入
射する振幅成分を示すグラフ、(e)は受光素子33に
入射する振幅成分を示すグラフ、(f)は受光素子32
に入射する周波数成分を示すグラフ、(g)は受光素子
33に入射する周波数成分を示すグラフ。
【図8】従来の光ファイバ伝送装置を示す構成図で、
(a)は光ファイバ伝送装置の概要を示す構成図、
(b)光ファイバ伝送装置に含まれるAM/FM変換器
を示す構成図、(c)はFM復調器を示す構成図。
【符号の説明】
31 マッハツェンダ干渉計 32、33 受光素子 32a、33a 受光部 32b、33b 出力端子 34 入力端子 35、36 導波路 37、38 出力端子 39、40、41、42 モード結合部 43 ヒータ 44 180度ハイブリッド素子 44a、44b 入力端子 45、48 光送信器 46、49 光ファイバ 47 光受信器 50 光ファイバ増幅器 51 光分岐器 55 RF信号発生器 56 半導体レーザ素子 57 受光器 58 スペクトラムアナライザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/12 H04L 27/10 A 5K002 H04B 10/00 H04B 9/00 L 5K004 10/02 C 10/18 M H04N 7/20 630 17/00 // G01J 3/45 H04L 27/10 Fターム(参考) 2G020 AA04 BA20 CB05 CB23 CB43 CB55 CC22 CD16 CD24 CD33 2G065 AB04 AB09 BA09 BB02 BB04 BC09 BC31 DA05 DA13 5C061 BB03 CC03 CC05 5C064 DA01 DA09 5F089 BC17 5K002 AA01 AA02 AA03 AA04 BA04 BA13 CA01 CA02 CA13 CA15 CA16 CA17 DA05 DA08 DA21 EA05 FA01 GA01 5K004 AA04 ED04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変調もしくは位相変調されて入力
    される信号光を復調する光受信器であって、 入力される1つの前記信号光の1/2が一対の導波路内
    に導波され、前記導波路内をそれぞれ導波される1/2
    の信号光の間に位相差が設けられた後に、前記1/2の
    信号光のさらに1/2ずつが互いに合成された光量の等
    しい2つの信号光が前記一対の導波路からそれぞれ出力
    される干渉計と、 前記干渉計の一対の導波路から出力される光をそれぞれ
    受光し、受光した光に対応した電気信号をそれぞれ出力
    する一対の受光素子と、 一方の前記受光素子から出力される電気信号に他方の前
    記受光素子から出力される電気信号の位相を反転して重
    畳して出力する重畳素子と、 を備えることを特徴とする光受信器。
  2. 【請求項2】 送信側において周波数変調した変調信号
    を光ファイバを介して伝送し、伝送した変調信号を受信
    側において復調する光ファイバ伝送装置であって、 伝送用半導体レーザ素子を有し、該伝送用半導体レーザ
    素子に注入電流として多チャンネル信号を入力すること
    により前記多チャンネル信号で周波数変調した信号光を
    発振する光送信器と、 前記光送信器から出力される前記信号光を伝送する光フ
    ァイバと、 前記光ファイバで伝送される前記信号光を受光する請求
    項1に記載の光受信器と、 を備えることを特徴とする光ファイバ伝送装置。
  3. 【請求項3】 送信側において周波数変調した多チャン
    ネルの変調信号を光ファイバを介して一括して伝送し、
    伝送した変調信号を受信側において復調する光ファイバ
    伝送装置であって、 多チャンネル信号の各信号を該多チャンネル信号の各信
    号自体でそれぞれ周波数変調したサブキャリア信号に変
    換する信号変換器と、前記サブキャリア信号を強調変調
    した信号光に変換して発振する伝送用半導体レーザ素子
    とを有する光送信器と、 前記光送信器から出力される前記信号光を伝送する光フ
    ァイバと、前記光ファイバで伝送される前記信号光を受
    光する請求項1に記載の光受信器と、 を備えることを特徴とする光ファイバ伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記光送信器から出力される前記信号光
    を前記光ファイバを介して複数の前記光受信器に伝送す
    ることにより前記多チャンネル信号の多分配を行うこと
    を特徴とする請求項3に記載の光ファイバ伝送装置。
  5. 【請求項5】 周波数変調された信号光の特性を測定す
    る光FM特性測定装置であって、 任意のRF信号を出力するRF信号発生器と、 注入電流として入力される前記RF信号によって周波数
    変調された信号光を発振する半導体レーザ素子と、 入力される1つの前記信号光の1/2が一対の導波路内
    に導波され、前記導波路内をそれぞれ導波される1/2
    の信号光の間に位相差が設けられた後に、前記1/2の
    信号光のさらに1/2ずつが互いに合成された光量の等
    しい2つの信号光が前記一対の導波路からそれぞれ出力
    される干渉計と、 前記干渉計の一対の導波路から出力される光をそれぞれ
    受光し、受光した光に対応した電気信号をそれぞれ出力
    する一対の受光素子と、 一方の前記受光素子から出力される電気信号に他方の前
    記受光素子から出力される電気信号の位相を反転して重
    畳して出力する重畳素子と、 前記重畳素子から出力される電気信号を解析するスペク
    トラムアナライザと、 を備える光FM特性測定装置。
  6. 【請求項6】 周波数変調された信号光の特性を測定す
    る光FM特性測定方法であって、 注入電流としてRF信号を入力することによって半導体
    レーザ素子から周波数変調された信号光を発振する信号
    光発振工程と、 入力される1つの前記信号光の1/2が一対の導波路内
    に導波され、前記導波路内をそれぞれ導波される1/2
    の信号光の間に位相差が設けられた後に、前記1/2の
    信号光のさらに1/2ずつが互いに合成された光量の等
    しい2つの信号光が前記一対の導波路からそれぞれ出力
    される干渉計に前記信号光を入力して光学的処理を施す
    光学処理工程と、 前記干渉計の一対の導波路から出力される光を、該光に
    対応した電気信号に変換してそれぞれ出力する光電変換
    工程と、 一方の前記受光素子から出力される電気信号に他方の前
    記受光素子から出力される電気信号の位相を反転して重
    畳することにより周波数変調された電気信号を復調する
    復調工程と、 前記復調した電気信号のスペクトルを測定する測定工程
    と、 を含むことを特徴とする光FM特性測定方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7444084B2 (en) 2003-09-08 2008-10-28 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical signal receiver, optical signal receiving equipment, and optical signal transmitting system
JP2009081484A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Nec Corp Fm変調測定方法
JP2012065277A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Ntt Docomo Inc 光受信機
JP2014116913A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光増幅器及び光伝送システム

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