JPH11272070A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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Publication number
JPH11272070A
JPH11272070A JP10076231A JP7623198A JPH11272070A JP H11272070 A JPH11272070 A JP H11272070A JP 10076231 A JP10076231 A JP 10076231A JP 7623198 A JP7623198 A JP 7623198A JP H11272070 A JPH11272070 A JP H11272070A
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JP
Japan
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developing
developer
image
toner
unit
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Application number
JP10076231A
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English (en)
Inventor
Akira Takahashi
晃 高橋
Junichi Hamada
純一 浜田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像スリーブと、現像剤収容容器やトナー規制
板との間に電界が発生しないようにすると共に、トナー
飛散を原因とする白スジや黒スジを無くし、良好なトナ
ー画像を形成できるようにする。 【解決手段】帯電可能な感光体に形成された静電潜像を
現像する現像装置において、静電潜像を現像するための
非磁性のトナーと磁性体キャリアからなる現像剤を担持
する現像スリーブ12と、この現像スリーブ12への現
像剤を収容する導電性の現像剤収容容器13と、少なく
とも、現像スリーブ12と現像剤収容容器13とに個々
に所定の電圧を印加する電圧印加制御装置14とを備
え、電圧印加制御装置14によって現像スリーブ12と
現像剤収容容器13とに間にトナー飛散の原因となる電
界を発生させないようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子写真方式の白
黒またはカラーデジタル複写機やファクシミリなどの画
像処理装置に適用して好適な現像装置及び画像形成装置
に関する。詳しくは、感光体上の静電潜像を現像するた
めのトナーとそのキャリアからなる現像剤を担持する現
像剤担持体と、その現像剤収容容器とに個々に所定の電
圧を印加して、現像剤規制部材やケーシングと現像剤担
持体との間にトナー飛散の原因となる電界を発生させな
いようにすると共に、トナー飛散を原因とする白スジや
黒スジを無くし、良好なトナー画像を形成できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿画像から取得した画像データ
に基づいて画像形成を行うデジタル複写機が使用される
に至っている。この種のデジタル複写機には有機感光体
ドラムを使用される場合が多い。これは、有機感光体ド
ラムが無機感光体ドラムに比べて毒性が少なく、使用後
の廃棄処分時において、地球環境に悪い影響を与えない
からである。この種の有機感光体ドラムには静電潜像が
形成され、この静電潜像を現像するために現像装置が用
いられる。
【0003】ここで現像原理を簡単に述べる。まず、一
方で、均一に負に帯電された感光体ドラムに、画像デー
タに基づいてレーザ光が照射され、原稿の潜像が露光さ
れる。レーザ照射された部分の電位は例えば0Vにな
る。
【0004】他方で、負に帯電したトナーと磁性体であ
るキャリアとが現像装置内で攪拌部材により攪拌され
て、二成分からなる現像剤が準備される。この現像剤は
現像スリーブと呼ばれる導電性の現像剤担持体に搬送さ
れる。現像剤担持体の内部には固定磁石が設けられ、こ
の固定磁石にキャリアと共にトナーが担持される。この
状態の現像剤担持体に負の電圧を印加することによっ
て、負に帯電したトナーのみが0Vの部分の静電潜像に
付着される。これにより、感光体ドラム上の静電潜像が
現像(反転現像法)される。
【0005】図12はこの種の現像装置を備えた画像形
成装置300の構成例を示すブロック図である。この画
像形成装置300は図12に示す感光体ドラム1と、こ
の感光体ドラム1の周辺に配設された帯電部2、露光部
3、現像装置4、転写部5、分離部6及びクリーニング
部9と、転写部5の上流側に配設された搬送部7aと、
分離部6の下流側に配設された搬送部7bと、この搬送
部7bの終端部に配設された定着部8とを有している。
【0006】感光体ドラム1の上方には帯電部2が配設
され、帯電電位VHに基づいて予め感光体ドラム1が一
様に帯電される。感光体ドラム1の例えば斜め右上方に
は露光部3が設けられ、図示しない画像処理部から出力
された画像データDinによる露光電位VLに基づいて感
光体ドラム1が露光され、その感光体ドラム1上に静電
潜像が形成される。
【0007】感光体ドラム1の右側にはトナー及びキャ
リア(現像剤)が収容された現像装置4が配設され、露
光部3によって露光された静電潜像にトナーが付着され
て現像される。現像装置4は少なくとも一部が導電性の
現像剤収容容器4aと、その内に現像スリーブ(現像剤
担持体)4bを有している。現像スリーブ4bは非磁性
体のドラム状を成し、その内部に固定磁石4cが配設さ
れている。この現像スリーブ4bにはトナーを感光体ド
ラム1に付着するために−600V程度の直流電圧が現
像バイアス電圧VDCとして印加される。
【0008】この現像装置4の下方には搬送部7aが設
けられ、転写紙30が感光体ドラム1下に搬送される。
感光体ドラム1の下方には転写部5が配設され、帯電、
露光、現像を経てその感光体ドラム1上に形成されたト
ナー像が、搬送部7aによる転写紙30に転写される。
この転写部5に隣接して分離部6が設けられ、感光体ド
ラム1のトナー像を転写した転写紙30が分離される。
【0009】分離部6の下流側には搬送部7bが設けら
れ、その終端部には定着部8が設けられる。定着部8で
は転写紙30に転写されたトナー像が定着される。搬送
部7bと上述の帯電部2との間であって、感光体ドラム
1に対向してクリーニング部9が設けられ、感光体ドラ
ム1に残留したトナーがクリーニングされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
現像装置4によれば、現像剤の耐久性を向上させるため
に、現像剤収容容器4aや現像スリーブ4bをアルミニ
ウムで形成し、現像装置内の熱を放熱させることによ
り、現像剤の熱による劣化を低減することができる。し
かしながら、導電性の現像剤収容容器4aは現像スリー
ブ4bに対して電気的にフローティング状態となってい
るので、現像剤収容容器4aと現像スリーブ4bとの間
に図13に示す現像電界Eが発生する。
【0011】この現像電界Eによって現像スリーブ4b
から現像剤収容容器4aへ向かうトナー流が発生する。
この流れによるトナーは現像剤収容容器4aに衝突する
と、図14に示す現像剤収容容器4a内部で飛散した
り、その外部へ飛散する。外部への飛散トナーにより装
置内が汚れるばかりか、以下のような問題が生ずる。 すなわち、現像剤収容容器4aから外部に飛散した
トナーは図12に示した帯電部2の放電線に付着する。
この帯電部2による放電ムラで感光体ドラム1が一様に
帯電されなくなり、これが原因で感光体ドラム1上に黒
スジのトナー像が発生する。 また、現像剤収容容器4aからの飛散トナーは図1
2に示した転写部5や分離部6の放電線にも付着する。
これらの転写部5や分離部6では転写・分離異常を原因
として転写紙30に転写されたトナー像に白スジが発生
する。
【0012】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、現像剤担持体と現像剤収容容器との間
にトナー飛散の原因となる電界を発生させないようにす
ると共に、トナー飛散を原因とする白スジや黒スジを無
くし、良好なトナー画像を形成できるようにした現像装
置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明に係る現像装置は帯電可能な感光体に形成
された静電潜像を現像する現像装置において、静電潜像
を現像するための非磁性のトナーと磁性体キャリアから
なる現像剤を担持する導電性の現像剤担持体と、この現
像剤を収容する少なくとも一部が導電性部材からなる現
像剤収容容器と、少なくとも、現像剤担持体と現像剤収
容容器とに個々に所定の電圧を印加する電圧印加手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0014】本発明の現像装置によれば、電圧印加手段
によって、例えば、現像剤担持体に印加した電圧と同極
性の電圧が現像剤収容容器に印加され、現像剤担持体と
現像剤収容容器との間にトナー飛散原因となる電界を発
生させないようになされたものである。
【0015】この構成によって、トナーが現像剤担持体
から現像剤収容容器へ衝突することが避けられる。この
衝突を原因とした現像剤収容容器外へのトナー飛散を無
くすことができるので、飛散トナーを原因とする白スジ
や黒スジを無くすことができ、良好なトナー画像を形成
することができる。これにより、本発明の現像装置を白
黒用及びカラー用の画像形成装置に十分に応用すること
ができる。
【0016】本発明の画像形成装置は原稿画像を読み取
って画像信号を出力する画像取得手段と、この画像取得
手段による画像信号を画像処理して画像データを出力す
る画像処理手段と、この画像処理手段による画像データ
に応じたトナー像が形成される感光体と、予め感光体を
一様に帯電する帯電手段と、この帯電手段によって帯電
された感光体に、画像処理手段による画像データに基づ
いて露光し、その感光体上に静電潜像を形成する露光手
段と、この露光手段によって露光された静電潜像を現像
する現像手段と、帯電、露光、現像を少なくとも1回行
い該感光体上に形成されたトナー像を転写材に転写する
転写手段と、転写材上に転写されたトナー像を定着する
定着手段とを備え、上記の現像手段は、静電潜像を現像
するための非磁性のトナーと磁性体キャリアからなる現
像剤を担持する導電性の現像剤担持体と、この現像剤を
収容する少なくとも一部が導電性部材からなる現像剤収
容容器と、少なくとも、現像剤担持体と現像剤収容容器
とに個々に所定の電圧を印加する電圧印加手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0017】本発明の画像形成装置によれば、現像手段
に本発明の現像装置が応用されるので、現像剤担持体と
現像剤収容容器との間にトナー飛散原因となる電界が発
生されない。
【0018】従って、現像剤収容容器外へ不本意なトナ
ー飛散を無くすことができ、飛散トナーを原因とする白
スジや黒スジの発生を防止でき、良好な画像を転写材に
形成することができる。これにより、高信頼度かつ高品
質の電子写真方式の白黒用またはカラー用の画像形成装
置を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としての現像装置及び画像形成装置につ
いて説明をする。
【0020】(1)実施形態としての現像装置 図1は、この発明に係る実施形態としての現像装置10
0の構成例を示す図である。この実施形態では、感光体
上の静電潜像を現像するためのトナーとキャリアからな
る現像剤を担持する現像剤担持体やその現像剤を一定量
に保つための現像剤規制部材と、その現像剤収容容器と
に個々に所定の電圧を印加して、その現像剤規制部材や
現像剤収容容器と現像剤担持体との間にトナー飛散の原
因となる電界を発生させないようにすると共に、トナー
飛散を原因とする白スジや黒スジを無くし、良好なトナ
ー画像を形成できるようにしたものである。
【0021】この現像装置100は帯電可能な感光体1
1に形成された静電潜像を現像するものであり、現像剤
収容容器として図1に示す現像ケーシング13を有して
いる。この現像ケーシング13は非磁性体であるトナー
と、磁性体であるキャリアとが収容され、そのトナーと
キャリアとが攪拌されて現像剤が準備される。現像ケー
シング13は非磁性体でしかも導電体であるアルミニウ
ムを有底状に加工することにより構成される。トナーは
静電潜像を現像するために使用され、キャリアはトナー
を現像剤担持体に搬送するために使用される。
【0022】この現像ケーシング13内部には現像剤担
持体として現像スリーブ12が設けられ、トナーを付着
したキャリアが担持される。現像スリーブ12は非磁性
体かつ導電体であるアルミニウムなどをドラム状に加工
し、その内部に固定磁石が配設されているその側のドラ
ムは回転するが、その内部の磁石は固定されたままであ
る。これは、固定磁石による磁力線上に現像剤を担持さ
せて感光体11へ搬送するためである。
【0023】上述の現像スリーブ12及び現像ケーシン
グ13には電圧印加手段としての電圧印加制御装置14
が接続され、その現像スリーブ12と現像ケーシング1
3とに個々に所定の電圧が印加される。これは、現像ス
リーブ12と現像ケーシング13とに間に現像電界が発
生しないようにするためである。
【0024】例えば、現像スリーブ12にはトナーを感
光体ドラム11に付着させるために負極性の電圧(直流
電圧)VDCが印加される。現像ケーシング13には、現
像バイアス電圧VDCと同極性の電圧Vkが印加される。
いずれの電圧VDC及びVkに関して接地線GNDに対し
て最適な値の電圧を印加する。このように電圧を印加す
ると、図2に示す現像スリーブ12と現像ケーシング1
3との間に発生していた電界Eを零にすることができ、
図13に示したトナー流が発生しなくなる。
【0025】また、現像ケーシング13内には現像剤規
制部材としての非磁性のトナー規制板15が設けられ、
現像スリーブ12に一定量以上の現像剤が付着しないよ
うに規制される。このトナー規制板15は導電性部材か
ら成り、現像スリーブ12に印加した電圧VDCと同極性
の電圧Vcが印加される。このトナー規制板15と接地
線GNDとの間に電圧Vcを印加することで、トナー規
制板15と現像ケーシング13との間に現像電界が発生
しなくなる。上述した電圧VDC、Vk及びVcの最適な
値については、図8〜図11の実施例において説明す
る。
【0026】このようなトナー飛散の原因となる現像電
界が無くなることで、現像スリーブ12から現像ケーシ
ング13や、現像スリーブ12からトナー規制板15へ
トナーが衝突することが避けられる。この衝突を原因と
した現像ケーシング13外へのトナーの飛散を無くすこ
とができる。従って、飛散トナーを原因とする白スジや
黒スジの発生を防止でき、良好なトナー画像を形成する
ことができる。これにより、本発明の現像装置100を
デジタル複写機などに十分に応用することができる。
【0027】(2)実施形態としての画像形成装置 図3は本実施の形態としての現像装置100を応用した
画像形成装置200の断面構成例を示す図である。この
例では原稿の表裏(両面)の画像を転写紙30の表裏に
コピー可能な画像形成装置200について説明する。
【0028】この画像形成装置200には、画像取得手
段として図3に示すような自動原稿給紙装置40及び画
像読み取り部50が設けられ、原稿画像が読み取られて
画像信号が出力される。自動原稿給紙装置(ADF)4
0は原稿載置部41、ローラ42a、ローラ42b、ロ
ーラ43、反転ローラ44、反転部45及び排紙皿46
を有している。また、画像読み取り部50は第1のプラ
テンガラス51、第2のプラテンガラス52、光源5
3、ミラー54、55、56、結像光学部57、CCD
撮像装置58及び図示しない光学駆動部を有している。
【0029】このCCD撮像装置58の出力段には画像
処理手段21が接続され、画像信号を画像処理した後の
画像データが画像形成部70に出力される。画像形成部
70は有機感光体ドラム(感光体)71、帯電部(帯電
手段)72、現像部(現像手段)73、転写部(転写手
段)74、分離部75、クリーニング部76、搬送機構
77及び定着部(定着手段)78を有している。
【0030】この有機感光体ドラム(以下感光体ドラム
という)71の上方には帯電部72が配設され、帯電電
位VHに基づいて予め感光体ドラム71が一様に帯電さ
れる。感光体ドラム71の例えば斜め右上方には露光手
段としての画像書き込み60が設けられ、画像処理手段
21から出力された画像データDinによる露光電位VL
に基づいて感光体ドラム71が露光され、その感光体ド
ラム71上に静電潜像が形成される。
【0031】感光体ドラム71の右側にはトナー及びキ
ャリア(現像剤)が収容された現像部73が配設され、
画像書き込み部60によって露光された静電潜像にこれ
によってトナーが付着され現像される。
【0032】この現像部73には図1に示した本発明の
現像装置100が適用される。図4は現像部73の断面
の構成例を示す図である。図4に示す現像部73は非磁
性体の現像ケーシング13内に現像スリーブ12を有す
ると共に、その上部を覆う上蓋13aを有している。こ
の例では現像剤には磁性体であるキャリアと非磁性体の
トナーとを混合した二成分現像剤が使用される。この2
つの成分の混合比によって現像剤の透磁率μが変化す
る。
【0033】この現像ケーシング13はその内部に設け
られた仕切壁13bを境にして主攪拌室13cと補助攪
拌室13dとに分かれている。主攪拌室13cには、例
えば4枚の羽根を有した主攪拌部材16及びスクリュー
状の補助攪拌部材18が設けられ、これらの主攪拌部材
16及び補助攪拌部材18が図示しないモータによって
駆動される。補助攪拌室13dにもモータによって駆動
されるスクリュー状の補助攪拌部材19が設けられ、こ
れらの攪拌部材16、18及び19によってトナーとキ
ャリアとが攪拌される。
【0034】この補助攪拌部材18または19の下方に
は磁気センサ(以下L検知センサという)17が設けら
れ、現像剤のトナー濃度が検出される。L検知センサ1
7には図示しないコイルが設けられ、トナーの透磁率μ
の変化がこのコイルによって検出される。このL検知セ
ンサ17には図示しない制御回路が接続され、L検知セ
ンサ17によるトナー検出電圧に基づいてトナーの補給
制御が行われる。
【0035】この例では、帯電部72の帯電電位VHを
−750V程度とした場合に、感光体ドラム71上に露
光された静電潜像の電位は−100V程度となり、負に
帯電したトナーを上記感光体ドラム71に付着するため
に現像スリーブ12には−600V程度の現像バイアス
電圧VDCが印加される。更に、上述した現像電界Eを零
にするために現像ケーシング13にも−600V程度の
電圧Vkが印加される。
【0036】また、現像スリーブ12は非磁性体のドラ
ム状を成し、その内部には固定磁石が配設されている。
例えば、現像スリーブ12内には図5に示す5つの固定
磁石22a〜22eが配設される。この例では図6に示
す固定磁石22aのN1極を基準にして、固定磁石22
bのS1極、固定磁石22cのS2極、固定磁石22d
のN2極及び固定磁石22eのS3極が順に所定の角度
を保って現像スリーブ12の内側領域に配置されてい
る。なお、固定磁石はS1極とN1極とがペアを成すも
のでないので、N3極は存在しない。図7は磁石の材
質、配置とスリーブ上の磁束密度の関係を示している。
【0037】また、図4に戻って、この現像スリーブ1
2はモータによって駆動され、主攪拌部材16によって
攪拌されたトナーがキャリアと共に現像スリーブ12の
固定磁石22a〜22eの磁力線によって、感光体ドラ
ム71の方へ搬送される。この現像スリーブ12と上蓋
13aとの間にはトナー規制板15が設けられ、現像ス
リーブ12に付着する現像剤の高さが規制される。この
例ではトナー規制板15に−600V程度の電圧Vcが
印加され、現像スリーブ12によって担持搬送されるト
ナーのみが感光体ドラム71に付着される。
【0038】更に、また、図3に戻って現像部73の下
方には給紙ローラ62等が設けられ、転写紙30が感光
体ドラム71下に搬送される。感光体ドラム71の下方
には転写部74が配設され、帯電、露光、現像を経てそ
の感光体ドラム71上に形成されたトナー像が、給紙ロ
ーラ61による転写紙30に転写される。この転写部7
4に隣接して分離部75が設けられ、感光体ドラム71
のトナー像を転写した転写紙30が分離される。
【0039】この分離部75の下流側には搬送機構部7
7が設けられ、その終端部には定着部78が設けられ
る。定着部78では転写紙30に転写されたトナー像が
定着される。搬送機構部77と上述の帯電部72との間
であって、感光体ドラム71に対向してクリーニング部
76が設けられ、感光体ドラム71に残留したトナーが
クリーニングされる。
【0040】次に画像形成装置200の動作を説明す
る。この例では原稿の表裏(両面)の画像を転写紙30
の表裏にコピーする場合を想定して説明する。
【0041】例えば、原稿載置部41には原稿の第1頁
目の表面を上にした状態で、複数枚の原稿20が載置さ
れている。そして、ローラ42a及びローラ42bが駆
動されると、これらのローラ42a及びローラ42bを
介して繰り出された原稿20の1枚目がローラ43を介
して搬送される。
【0042】このとき、画像読み取り部50の光源53
から原稿20の画像面に光が照射される。この反射光は
ミラー54,55,56によって案内され、その反射光
が結像光学系57を介してCCD撮像装置58に取り込
まれる。これにより、CCD撮像装置58の受光面に原
稿20の画像が結像される。
【0043】ここで、プラテンガラス51上に原稿20
の読み取り面を下に向けた状態で、その原稿20が原稿
載置部41に載置された場合には光学駆動系はプラテン
ガラス51に沿って、画像読み取り部50を走査するこ
とでCCD撮像装置58に取り込まれる。
【0044】そして、読み取られた原稿20の画像取得
信号はCCD撮像装置58から画像処理手段21に転送
される。画像処理手段21では画像取得信号をデジタル
データに変換した後の画像データDinが画像メモリとし
てのRAMなどに一時格納される。
【0045】なお、自動原稿給紙装置40により原稿2
0が自動給紙される操作モードの場合には、ローラ43
の周囲を原稿20が回るようになる。この場合には第2
のプラテンガラス52下に光源53とミラー54とが固
定された状態で、原稿画像が画像読み取り部50によっ
て読み取られる。
【0046】そして、原稿20の第1頁目が読み取られ
ると、今度は反転ローラ44を介して再度、ローラ43
を用いた巻き取り操作が行われ、原稿裏面の画像が画像
読み取り部50で読み取られ、その画像取得信号が画像
処理手段21に出力される。
【0047】このようにして、表面と裏面の画像が読み
取られた原稿20は、再度反転ローラ44で反転されて
表面を下に向けた状態で、排紙皿46に積載されて行
く。これと共に画像読み取り部50で、読み取られた画
像取得信号は画像処理手段21で、デジタルの画像デー
タDinに変換された後に、RAMなどに格納される。
【0048】一方、転写紙30が積載されている給紙カ
セット30a又は30bから、転写紙30が繰り出され
て画像形成部70に給送される。転写紙30はその入り
口のレジストローラ61で同期が採られた後に感光体ド
ラム71に、より近接する。
【0049】この状態で、RAMから読み出された画像
データDinは画像書き込み部60に出力される。画像デ
ータDinは各々の原稿20の裏面から先に記録画像処理
部から読み出される。画像書き込み部60内では、画像
データDinに応じたレーザ光がレーザダイオードから感
光体ドラム71上へ照射されるので、この感光体ドラム
71に原稿20の静電潜像が形成される。
【0050】この静電潜像は現像部73で現像される
と、感光体ドラム71上にトナー像が形成される。この
トナー像は感光体ドラム71の下部に設けられた転写部
74によって転写紙30に転写される。このとき、転写
紙30は感光体ドラム71に吸着される。そして、感光
体ドラム71に吸着された転写紙30は分離部75によ
って感光体ドラム71から分離される。その後、感光体
ドラム71から分離された転写紙30は搬送機構77を
介して定着部78に送出され、トナー像が熱と圧力とに
より定着される。これにより、転写紙30に原稿裏面の
画像(第2頁目画像)が形成される。
【0051】また、トナー像が定着された転写紙30は
ガイド91を介して下方に搬送され、反転部93に送出
される。次に反転部93に送出された転写紙30は反転
ローラ92で、再度上方向に繰り出され、給紙カセット
30a上に設けられた反転搬送路94を通って再度、画
像形成部70に転送される。
【0052】上述した原稿20の裏面の画像形成が終了
した画像形成部70では、感光体ドラム71に残留付着
したトナーがクリーニング部76により除去され、次の
画像形成に対処すべく待機している。
【0053】この状態で、転写紙30の表面(未だ画像
形成されていない面)上にして、転写紙30がレジスト
ローラ61を介して画像形成部70に送出される。画像
形成部70では感光体ドラム71に原稿表面の静電潜像
が形成され、この静電潜像が現像部73で現像されるの
で、感光体ドラム71上に原稿表面のトナー像が形成さ
れる。
【0054】このトナー像は転写部74によって転写紙
30に転写されるので、その表面に第1頁目の静電潜像
が形成される。感光体ドラム71に吸着された転写紙3
0は分離部75によって感光体ドラム71から分離され
た後に、搬送機構77を介して定着部78に送出され、
トナー像が熱と圧力とにより定着される。これにより、
転写紙30に原稿表面の画像(第1頁目画像)を形成す
ることができる。
【0055】その後、転写紙30の裏面と表面とに画像
形成が完了した転写紙30はフィニッシャ部90で出力
形態(ソータ機能など操作指示)に対応して、そのまま
機外に排出されるか、もしくは、再度反転部93で反転
されて排出ローラ95により機外に排出される。これに
より、原稿20の表裏(両面)の画像を転写紙30の表
裏にコピーすることができる。
【0056】このようにして、本発明の画像形成装置2
00によれば、本発明の現像装置100が現像部73に
応用されるので、現像ケーシング13外へ不本意なトナ
ー飛散を無くすことができる。従って、飛散トナーを原
因とする白スジや黒スジの発生を防止でき、良好なトナ
ー画像を転写紙30に形成することができる。これによ
り、高信頼度かつ高画質の転写機能を備えたデジタル複
写機を提供することができる。
【0057】(3)実施例 続いて、帯電電位VH、露光電位VL、現像バイアス電
圧VDC、現像ケーシング用の電圧Vk、トナー規制板用
の電圧Vcに関して白・黒スジの発生の有無を比較した
結果について説明をする。この例では本発明に係る現像
装置100を内蔵した白黒用のデジタル複写機200を
使用した。
【0058】このデジタル複写機200の現像部73の
構成要件は感光体ドラム71の外径が80mmφ程度に
対して以下の通りである。 現像スリーブ12は回転体を有しており、その材質
はアルミニウム(A6063)である。回転体の表面は
溶射加工処理したものを使用した。その外径は40mm
φ程度である。現像スリーブ12内の磁石の配列及び磁
束密度については図5に示した通りである。 主攪拌部材16は4枚の羽根を有しており、外径は
22mmφ程度である。 補助攪拌部材18,19はスクリュー形状を成した
2本の部材を組合わせたものを使用した。補助攪拌部材
18,19の軸の材質はSUS(ステンレス鋼)であ
り、そのスクリューはアルミニウムである。各々の部材
18,19の外径は16mmφ程度であり、スクリュー
ピッチは18mm程度である。 L検知センサ17にはTSO524LB−Xを使用
した。補助攪拌部材18とL検知センサ17との距離d
1は0.5mm程度である。 上蓋13aと現像スリーブ12との距離d3は5m
m以上とし、現像スリーブ12と現像ケーシング13と
の距離d2は0.9mmである。 トナー規制部材15と現像スリーブ12との距離d
4は0.45±0.03mm程度であり、感光体ドラム
71と現像スリーブ12との距離d5は0.5±0.0
5mm程度である。 現像剤には、比重が1.32g/cm3で平均粒径
が8.5μmでポリエステル系樹脂のトナーと、比重が
4.98g.cm3で平均粒径が60μmでフェライト
に樹脂をコーティングしたキャリアから成る2成分現像
剤を使用する。トナー濃度は6%wtである。現像剤は
800g程度を用意する。 上蓋13aの左端部からのウレタンの食い込み量d
6は0.5mm程度である。
【0059】この現像部73の駆動条件は以下の通りで
ある。 現像スリーブ12の回転数は400rpmである。 主攪拌部剤16の回転数は250rpmであり、平
歯車などによってモータから動力が伝達される。
【0060】以上の条件により、実際にデジタル複写機
200を使用して、100KC(10万枚コピー)法に
より転写紙30に画像を転写する方法で、帯電電位V
H、露光電位VL、現像バイアス電圧VDC、現像ケーシ
ング用の電圧Vk、トナー規制板用の電圧Vcに関して
白・黒スジの発生の有無について比較した。
【0061】その比較結果をまとめたものが図8、図1
0及び図11に示す表図である。各図において、×印は
白・黒スジが発生したものであり、△印は白・黒スジが
やや発生したものであり、○印は白・黒スジが全く発生
しないものである。
【0062】[実施例1]図8において、この例では帯
電部72による帯電電位VHを−750Vとし、画像書
き込み部60による露光電位VLを−50Vとし、現像
バイアス電圧VDCを−600Vとしたときに、現像ケー
シング13に電圧Vk=−600Vを印加した場合であ
る。
【0063】この際の従来例1に関しては帯電電位V
H、露光電位VL及び現像バイアス電圧VDCに関しては
実施例1と同様とし、現像ケーシング13には何等の電
圧も印加しない場合である。従って、現像ケーシング4
aはフローティング状態となり、静電誘導によって接地
線GNDに対して−200Vの電位になる。
【0064】これによれば、従来例1では現像ケーシン
グ13に生じた−200Vの電位と、現像バイアス電圧
VDC=−600Vとの電位差+400Vによって、図9
に示す現像電界Eが発生する。この現像電界Eによって
トナー飛散が発生し、形成画像に白/黒スジが発生し
た。
【0065】これに対して実施例1では現像ケーシング
電圧Vk=−600Vを印加したために、現像バイアス
電圧VDC=−600Vとの電位差0Vによって現像電界
Eが発生しなくなり、トナー飛散が無くなった。これに
より、形成画像に白/黒スジが全く発生しなかった。
【0066】[実施例2]この例では図8に示す帯電電
位VH、露光電位VL及び現像バイアス電圧VDCに関し
ては実施例1と同様とし、現像ケーシング13に電圧V
k=−750Vを印加した場合と従来例1とを比較した
ものである。
【0067】この場合には、現像バイアス電圧VDC=−
600Vと現像ケーシング用の電圧Vk=−750Vの
電位差である−150Vによって、トナーを追いやる負
の現像電界Eが発生し、トナー飛散が無くなった。これ
により、実施例1と同様に形成画像に白/黒スジが全く
発生しなかった。
【0068】[実施例3]この例では図10に示す帯電
電位VH、露光電位VL及び現像バイアス電圧VDCに関
しては実施例1と同様とし、現像ケーシング13には8
種類(処理番号〜)の電圧Vkを印加すると共に、
トナー規制板15には2種類の電圧Vcを印加した場合
と従来例2とを比較したものである。
【0069】この際の従来例2に関しては帯電電位V
H、露光電位VL及び現像バイアス電圧VDCに関しては
実施例1と同様とし、現像ケーシング4a及びトナー規
制板4dには何等の電圧も印加しない場合である。従っ
て、現像ケーシング4aが静電誘導によって接地線GN
Dに対して−200Vの電位になり、同様にトナー規制
板4dが−500Vの電位になる。
【0070】処理番号では現像ケーシング13に電圧
Vk=−200Vを印加し、トナー規制板15に電圧V
c=−600Vを印加した場合である。これによれば、
トナー規制板用の電圧Vcを印加しているにも関わら
ず、現像ケーシング用の電圧Vkが低いために、電圧V
kと現像バイアス電圧VDCとの電位差が+400Vとな
り、この電位差によって正の現像電界Eが発生し、トナ
ー飛散がやや生じた。
【0071】処理番号では現像ケーシング13に電圧
Vk=−300Vを印加し、トナー規制板15に電圧V
c=−500Vを印加した場合である。これによれば、
現像ケーシング用の電圧Vkを負の方向に増加したため
に、現像バイアス電圧VDCとの電位差は+300Vによ
って正の現像電界Eが発生し、トナー飛散がやや生じ
た。これにより、処理番号よりも少ないが、依然とし
て形成画像に白/黒スジが発生した。
【0072】処理番号では現像ケーシング13に電圧
Vk=−300Vを印加し、トナー規制板15に電圧V
c=−600Vを印加した場合である。これによれば、
トナー規制板15の電圧Vcを現像バイアス電圧VDCと
同電位にしたため、現像ケーシング用の電圧Vkと現像
バイアス電圧VDCとの電位差が+300Vあっても、ト
ナー飛散が抑えられ、形成画像に白/黒スジが発生しな
かった。
【0073】処理番号〜は現像ケーシング13に印
加する電圧Vkを−100Vづつ増加し、トナー規制板
15に電圧Vc=−600Vを印加した場合である。い
ずれの処理番号〜のものも、トナー規制板15の電
圧Vcを現像バイアス電圧VDCと同電位にしたこと、及
び、現像ケーシング用の電圧Vkと現像バイアス電圧V
DCとの電位差による現像電界がトナー流を生じさせない
ので、トナー飛散が無くなり、形成画像に全く白/黒ス
ジが発生しなかった。
【0074】[実施例4]この例では、図11に示す露
光電位VLに関しては実施例1と同様とし、帯電電位V
H及び現像バイアス電圧VDCに関して負の方向に増加し
た場合である。しかも、トナー規制板15に電圧Vc=
−1000Vを印加すると共に、現像ケーシング13に
には8種類(処理番号〜)の電圧Vkを印加した場
合と従来例3とを比較したものである。
【0075】この際の従来例3に関しては帯電電位VH
を−1150Vとし、現像バイアス電圧VDCを−100
0Vとし、現像ケーシング4a及びトナー規制板4dに
は何等の電圧も印加しない場合である。従って、現像ケ
ーシング4aが静電誘導によって接地線GNDに対し−
300Vの電位になり、同様にトナー規制板4dが−8
00Vの電位になる。
【0076】処理番号では現像ケーシング13に電圧
Vk=−400Vを印加した場合である。これによれ
ば、トナー規制板用の電圧Vcを印加しているにも関わ
らず、現像ケーシング用の電圧Vkが低いために、電圧
Vkと現像バイアス電圧VDCとの電位差が+600Vと
なり、この電位差によって正の現像電界Eが発生し、ト
ナー飛散がやや生じた。
【0077】処理番号では現像ケーシング13に電圧
Vk=−500Vを印加した場合である。これによれ
ば、トナー規制板15の電圧Vcを現像バイアス電圧V
DCと同電位にしたため、現像ケーシング用の電圧Vkと
現像バイアス電圧VDCとの電位差が+500Vあって
も、トナー飛散が抑えられ、形成画像に白/黒スジが発
生しなかった。
【0078】処理番号〜は現像ケーシング13に印
加する電圧Vkを−100Vづつ増加した場合である。
いずれの処理番号〜のものも、トナー規制板15の
電圧Vcを現像バイアス電圧VDCと同電位にしたこと、
及び、現像ケーシング用の電圧Vkと現像バイアス電圧
VDCとの電位差による現像電界がトナー流を生じさせる
ものではないので、トナー飛散が無くなり、形成画像に
全く白/黒スジが発生しなかった。
【0079】このように現像電界は零に限らず、要は正
の電界であっても、負の電界であっても、トナー飛散の
原因となる電界が発生しなければよい。
【0080】従って、現像スリーブ12に現像バイアス
電圧VDCを印加し、トナー規制板15に電圧Vcを印加
し、現像ケーシング13に電圧Vkを個々に印加するこ
とにより、現像スリーブ1やトナー規制板15から現像
ケーシング13との間に、トナー飛散を生じさせるよう
な電界を発生させないようにすることができる。
【0081】本実施の形態ではいわゆる白黒画像を形成
する場合について説明したが、これに限られることはな
く、イエロー、シアン、マゼンタなどのカラートナーを
扱う現像器に本発明の現像装置100を適用した場合に
も、同様な効果が得られる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る現像
装置によれば、現像剤担持体と現像剤収容容器とに個々
に所定の電圧を印加して、現像剤担持体と現像剤収容容
器との間にトナー飛散の原因となる電界を発生させない
ようになされたものである。
【0083】この構成によって、現像剤担持体から現像
剤収容容器へトナーが衝突することが避けられる。この
衝突を原因とした現像剤収容容器外へトナー飛散を無く
すことができる。従って、本発明の現像装置を電子写真
方式の白黒用及びカラー用の画像形成装置に十分に応用
することができる。
【0084】本発明の画像形成装置によれば、上述の現
像装置が応用されるので、現像剤収容容器外へのトナー
飛散を無くすことができる。従って、飛散トナーを原因
とする白スジや黒スジの発生を防止でき、良好なトナー
画像を転写材に形成することができる。これにより、高
信頼度かつ高品質の白黒用またはカラー用の画像形成装
置を提供できる。
【0085】この発明は電子写真方式の白黒またはカラ
ーデジタル複写機やファクシミリなどの画像処理装置に
適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての現像装置100の構
成例を示すブロック図である。
【図2】現像剤担持時の現像スリーブ/ケーシング付近
の断面構成例を示す概念図である。
【図3】現像装置100を応用した画像形成装置200
の断面の構成例を示す図である。
【図4】画像形成装置200における現像部73の構成
例を示す断面図である。
【図5】現像スリーブ12の磁石配置例を示す図(その
1)である。
【図6】現像スリーブ12の磁石配置例を示す図(その
2)である。
【図7】現像スリーブ12の磁石とスリーブ上の磁束密
度の関係を示す表図である。
【図8】本発明方式と従来方式とを比較する表図(その
1)である。
【図9】現像電界の発生例を示す電圧レベル図である。
【図10】本発明方式と従来方式とを比較する表図(そ
の2)である。
【図11】本発明方式と従来方式とを比較する表図(そ
の3)である。
【図12】従来方式の画像形成装置300の構成例を示
すブロック図である。
【図13】現像電界Eによるトナー流の発生例を示す現
像スリーブ/ケーシング付近の断面構成例を示す概念図
である。
【図14】トナー飛散例を示す現像スリーブ/ケーシン
グ付近の概念図である。
【符号の説明】
11,71 感光体ドラム(感光体) 12 現像スリーブ(現像剤担持体) 13 現像ケーシング(現像剤収容容器) 14 電圧印加制御装置(電圧印加手段) 15 トナー規制板(現像剤規制部材) 40 ADF(自動原稿給紙装置) 50 画像読み取り部 60 画像書き込み部(露光手段) 70 画像形成部 72 帯電部(帯電手段) 73 現像部(現像手段) 74 転写部(転写手段) 78 定着部(定着手段) 100 現像装置 200 画像形成装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電可能な感光体に形成された静電潜像
    を現像する現像装置において、 前記静電潜像を現像するための非磁性のトナーと磁性体
    キャリアからなる現像剤を担持する導電性の現像剤担持
    体と、 前記現像剤を収容する少なくとも一部が導電性部材から
    なる現像剤収容容器と、 少なくとも、前記現像剤担持体と前記現像剤収容容器と
    に個々に所定の電圧を印加する電圧印加手段とを備えこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体に印加した電圧と同極
    性の電圧を前記現像剤収容容器に印加したことを特徴と
    する請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤収容手段はケーシングを備え
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤収容手段は現像剤規制部材を
    備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 原稿画像を読み取って画像信号を出力す
    る画像取得手段と、前記画像取得手段による画像信号を
    画像処理して画像データを出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段による画像データに応じたトナー像が
    形成される感光体と、 予め前記感光体を一様に帯電する帯電手段と、 前記帯電手段によって帯電された感光体に、前記画像処
    理手段による画像データに基づいて露光し、該感光体上
    に静電潜像を形成する露光手段と、 前記露光手段によって露光された静電潜像を現像する現
    像手段と、 前記帯電、露光、現像を少なくとも1回行い該感光体上
    に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、 前記転写材上に転写されたトナー像を定着する定着手段
    とを備え、 前記現像手段は、 前記静電潜像を現像するための非磁性のトナーと該トナ
    ーを現像領域へ搬送する磁性体キャリアからなる現像剤
    を担持する導電性の現像剤担持体と、 前記現像剤を収容する少なくとも一部が導電性部材から
    なる現像剤収容容器と、 少なくとも、前記現像剤担持体と前記現像剤収容容器と
    に個々に所定の電圧を印加する電圧印加手段とを有した
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP10076231A 1998-03-24 1998-03-24 現像装置及び画像形成装置 Pending JPH11272070A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8005377B2 (en) * 2008-01-17 2011-08-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8005377B2 (en) * 2008-01-17 2011-08-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming device

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