JPH11272045A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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Publication number
JPH11272045A
JPH11272045A JP7903898A JP7903898A JPH11272045A JP H11272045 A JPH11272045 A JP H11272045A JP 7903898 A JP7903898 A JP 7903898A JP 7903898 A JP7903898 A JP 7903898A JP H11272045 A JPH11272045 A JP H11272045A
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JP
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electrode
photoelectric conversion
electrodes
discharge
float
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JP7903898A
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Isao Doi
勲 土井
Keiko Momotani
桂子 桃谷
Akihito Ikegawa
彰仁 池側
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光部の解像度と潜像書き込み部の解像度が
異なる静電記録装置を提供すること。 【解決手段】 静電記録装置は、第1電極(12)、第
2電極(13)、電圧印加手段(18)、第1電極と第
2電極との間に第1電極に当接して設けられ、光の照射
によりキャリアを発生する光電変換素子(14)、光電
変換素子に光を照射して主走査方向に走査する光走査手
段(4)、導電体からなり、前記第1電極と第2電極の
いずれにも導通しない一方、前記光電変換素子に当接し
て設けられ、主走査方向に所定ピッチで配設された複数
のフロート電極(16)、及びそれぞれフロート電極の
一つと導通すると共に、被記録部(2)に対向する、主
走査方向に所定ピッチで配設された複数の放電電極(1
7)とを備える。フロート電極のピッチは、放電電極の
ピッチよりも小さく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等に
用いられる静電記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電荷保持媒体に画像形成等を行な
う静電記録装置として、例えば、特開平1−29335
8号公報には、図8に示すような感光体101が提案さ
れている。この感光体101は、図の表裏方向に細長い
光導電層支持体103上に、感光体電極104、及び光
導電層105が順に積層されたものである。一方、電荷
保持媒体102は、回転自在な円筒状であり、絶縁層支
持体106、電荷保持媒体電極107、及び絶縁層10
8が順に積層されたものである。この感光体101と電
荷保持媒体102とは、光導電層105と絶縁層108
とが空隙を介して対向するように配置されている。
【0003】そして、感光体電極104と電荷保持媒体
電極107の間に電圧を印加し、暗所にて感光体101
に光を入射させて電荷保持体102の軸方向(主走査方
向)に走査すると、光導電層105の光が入射した部分
が導電性を示し、その部分と電荷保持媒体102の絶縁
層108との間に放電が生じて、図中矢符bの方向に回
転走行させた電荷保持媒体102の絶縁層108に電荷
が蓄積され静電潜像が形成される。形成された静電潜像
は、現像器109によって現像されてトナー像となり、
該トナー像は、転写チャージャ110によってペーパー
又はフィルムに転写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の感光体10
1からなる静電記録装置では、入射した光が光電変換さ
れる露光部と、電荷保持媒体102に対する放電が生じ
る潜像書き込み部とが同一部位である。そのため、この
感光体101では、露光部の解像度と潜像書き込み部の
解像度とを異ならせることができなかった。
【0005】本発明は、かかる従来の静電記録装置にお
ける問題を解決するためになされたものであり、露光部
の解像度と潜像書き込み部の解像度が異なる静電記録装
置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、透明
な第1電極と、該第1電極に対向する第2電極と、前記
第1電極と第2電極に電圧を印加する電圧印加手段と、
前記第1電極と第2電極との間に第1電極に当接して設
けられ、光の照射によりキャリアを発生する光電変換素
子と、該光電変換素子に光を照射して主走査方向に走査
する光走査手段と、導電体からなり、前記第1電極と第
2電極のいずれにも導通しない一方、前記光電変換素子
に当接して設けられ、前記主走査方向に所定ピッチで配
設された複数のフロート電極と、それぞれ前記フロート
電極の一つと導通すると共に、被記録部に対向し、被記
録部と間で放電を生じる、前記主走査方向に所定ピッチ
で配設された複数の放電電極とを備え、前記フロート電
極のピッチを、前記放電電極のピッチよりも小さく設定
している静電記録装置を提供するものである。
【0007】本発明の静電記録装置では、前記のように
フロート電極のピッチを、放電電極のピッチよりも小さ
く設定しているため、露光部の解像度が潜像書き込み部
の解像度よりも高くなる。また、フロート電極及び放電
電極のピッチを前記のように設定したことにより、フロ
ート電極側の主走査方向の幅を、放電電極側の主走査方
向の幅よりも小さく設定し、光走査手段による主走査方
向の走査幅を、印字幅よりも小さくできる。そのため、
光走査手段として、主走査方向の走査幅が小さいものを
使用することができ、光走査手段の主走査方向の寸法を
縮小することができる。
【0008】各フロート電極の幅を、各放電電極の幅よ
り小さく設定してもよい。また、各放電電極は、各フロ
ート電極の端部より一体に延設されたものであっても、
各フロート電極と導線により接続されたものであっても
よい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の実施の形態である静
電記録装置を適用した画像形成装置1の概念図を示す。
画像形成装置1の中央部には、被記録部である像担持ロ
ーラ2が配置されている。この像担持ローラ2は、図示
していない駆動装置により矢印a方向に走行回転され
る。
【0010】像担持ローラ2は、導電体であるアルミニ
ウム合金のベース21の表面に誘電層23を形成したも
のである。また、ベース21は、導電線によって接地さ
れている。
【0011】像担持ローラ2の上方には、静電記録ヘッ
ド3の一端部分が面接触して設けられている。静電記録
ヘッド3は、像担持ローラ2に形成する画像情報を光学
的に出力する光走査手段である光学系4と、光学系4か
ら照射された光情報を電気情報に変換する光電変換デバ
イス5とからなる。加えて、像担持ローラ2の周囲に
は、現像装置6、転写ローラ7が図中矢印a方向に順次
配置されている。
【0012】光学系4は、図2に示すように、ハウジン
グ42中に光源である半導体レーザ発生装置43、コリ
メートレンズ44、ポリゴンミラー45、Fθレンズ4
6、反射ミラー47等を配置したもので、さらに、ハウ
ジング42の底壁面部に露光スリット48が形成されて
いる。この光学系4は、半導体レーザ発生装置43にて
発生されたレーザ光41が露光スリット48を介して光
電変換デバイス5に照射され、画像露光できるように構
成されている。このレーザ光41の照射方向は、図示し
ない駆動手段により回転駆動されるポリゴンミラー45
によって像担持ローラ2をその幅方向(図1において表
裏方向)に走査するように、連続的に変化する。以下、
このレーザ光41の走査方向を主走査方向S1と呼ぶ。
【0013】光電変換デバイス5は、図1及び図3に示
すように、本発明の第1電極である透光性導電層12
と、第2電極である対向導電層13との間に、透光性導
電層12に当接する光電変換素子である光電変換層14
と、対向導電層13に当接する誘電体層15と、さら
に、光電変換層14と誘電体層15との間に透光性導電
層12及び対向導電層13のいずれにも導通せず、電気
的に浮遊するフロート電極16とが挾まれた構成であ
る。また、フロート電極16の端部より一体に延設され
た放電電極17が設けられている。
【0014】透光性導電層12は光を透過させる導電材
であるITO膜と、注入防止層であるポリアミド樹脂膜
とからなる。また、透光性導電層12のITO膜には電
源18が接続されている。対向導電層13は、導電性金
属材料であるアルミニウムからなり、前記透光性導電層
12に対向して配置されている。
【0015】光電変換層14は、半導体レーザ光(波長
780nm)やLED光(波長680nm)等の長波長
光に対して良好な感度を有する機能分離型であって、キ
ャリア対発生機能を有する電荷発生層(CGL)と、フ
リーキャリアの輸送機能を有する電荷輸送層(CTL)
とからなる。この光電変換層14は、その電荷発生層が
前記透光性導電層12の注入防止層と当接して設けられ
ている。
【0016】誘電体層15は、誘電体であるポリエチレ
ンテレフタレートのフィルムからなり、可撓性を有す
る。そして、誘電体層15は前記対向導電層13と当接
して配置されている。誘電体層15の一端は、像担持ロ
ーラ2に向かって延設されており、像担持ローラ2側に
向けて幅が拡がっている。また、誘電体層15は、像担
持ローラの周方向の形状に追従してその先端部分15a
及びその近傍の一面で像担持ローラ2の表面に面接触し
ている。
【0017】フロート電極16は、金属薄膜からなり、
図3に示すように、誘電体層15上に主走査方向S1に
一定のピッチP1で複数本平行に配設されている。ま
た、フロート電極16は、前記光電変換層14の電荷輸
送層と当接して設けられている。
【0018】各フロート電極16は、誘電体層15上に
像担持ローラ2に向かって延設されており、第1実施形
態では、この延設されたフロート電極16の端部が主走
査方向S1に一定のピッチP2で複数本平行に配設され
た放電電極17を構成している。これらの放電電極17
は、その一つ一つが印字の際の各画素に対応している。
放電電極17は、先端部分17aが誘電体層15の先端
部分15aと一致し、かつ、誘電体層15に追従して撓
んでいる。そのため、放電電極17は、誘電体層15を
介して像担持体2と面接触している。また、放電電極1
7の先端部分17aと、像担持ローラ2の誘電層23の
外周面のうち、誘電体層15とは非接触の部分であって
誘電体層15の先端部分15aの近傍(図中19で示
す)とは、空隙dを介して近接して配置されている。
【0019】図3に示すように、本実施形態では、フロ
ート電極16の幅W1と放電電極17の幅W2はともに
10μmに設定しており、フロート電極16と放電電極
17は同一幅である。また、前記フロート電極16のピ
ッチP1は、放電電極16のピッチP1よりも小さく設
定されている。この関係を満たす範囲であれば、ピッチ
P1,P2は適宜設定することができるが、本実施形態
ではフロート電極16のピッチP1を20μm(120
0dpi)、放電電極17のピッチP2を40μm(6
00dpi)に設定している。
【0020】前記現像装置6は、現像剤(以下トナーと
呼ぶ)を収容するトナー収容部61と前記像担持ローラ
2に近接して配置された現像スリーブ62と、前記トナ
ー収容部61に収容されたトナーを撹拌して前記現像ス
リーブ62に供給する供給ローラ63とからなってい
る。
【0021】前記転写ローラ7は、像担持ローラ2に対
向し、且つ、像担持ローラ2に圧接して配置されてい
る。この転写ローラ7と像担持ローラ2の間には記録紙
Sが通紙されるようになっている。
【0022】次に、前記のように構成された画像形成装
置1における画像形成の過程について説明する。光電変
換デバイス5の透光性導電層12には、電源17によっ
て1.2kVの電圧(VC)が印加されている。したが
って、透光性導電層12と接地されている対向導電層1
3との間には、1.2kVの電位差による電界が形成さ
れている。このとき、放電電極17は、その電位が数百
Vになり、像担持ローラ2との間で静電気力が働き、誘
電体層15と共に撓んで像担持ローラ2の形状に追従し
た形状となる。
【0023】透光性導電層12に電圧を印加した状態
で、光電変換デバイス5に光学系4にて発光されたレー
ザ光41を照射すると、レーザ光41は、透光性導電層
12を透過して光電変換層14に到達する。光電変換層
14の電荷発生層は、電界の存在下で光を吸収するとキ
ャリア対を生成する。生成されたキャリア対の内、フリ
ー化したキャリアはそれぞれ逆極性の対向する電極方向
へ移動する。このときフリー化した正のキャリアは電荷
輸送層内を通ってフロート電極16に移動する。その結
果、フロート電極16に延設して設けられた放電電極1
7と像担持ローラ2の表面の空隙d間の電界が上昇す
る。
【0024】この空隙d間の電界がパッション則で決ま
るしきい値を越えたとき、放電電極17の先端部分17
aと像担持ローラ2の図中19で示す部分の間で誘電体
層15の先端部分15aの表面に沿って放電が発生し
て、像担持ローラ2の誘電層23表面が帯電して静電潜
像が形成される。このとき、像担持ローラ2は、図中矢
印a方向、すなわちフロート電極16側から放電電極1
7側に向かって回転走行しており、順次静電潜像が記録
される。
【0025】なお、フロート電極16と対向導電層13
の間及び放電電極17の先端部分17a以外の部分と像
担持ローラ2との間は誘電体(誘電体層15)が充填さ
れているので、空隙dが存在する放電電極17aとベー
ス21との間と比較して、放電を発生させるために必要
な電位差が大きい。よって、これらの部分では放電は発
生せず、放電電極17の先端部分17aと像担持ローラ
2の間にのみ放電が発生して像担持ローラ2の表面に潜
像が形成される。
【0026】前記像担持ローラ2に形成された静電潜像
は、像担持ローラ2の回転により現像装置6と対向する
現像部に搬送され、現像装置6によりトナー現像され
る。その後、像担持ローラ2上に形成されたトナー像
は、さらに像担持ローラ2の回転によって搬送され、転
写ローラ7により、記録紙Sに転写される。トナー層が
転写された記録紙Sは図示しない定着手段により定着さ
れ排出される。
【0027】第1実施形態では、前記のようにフロート
電極16のピッチP1を放電電極17のピッチP2より
も小さく設定しているため、フロート電極16により構
成される露光部の解像度は、放電電極17により構成さ
れる潜像書き込み部の解像度よりも低い。フロート電極
16及び放電電極17のピッチP1,P2を、このよう
に設定すれば、光電変換デバイス5のフロート電極側の
主走査方向の幅D1を、光電変換デバイス5の放電電極
17側の主走査方向の幅D2よりも小さく設定すること
ができる。また、光学系4により主走査方向の走査幅
は、印字幅よりも小さくできる。そのため、光学系4と
して、主走査方向の走査幅が小さいものを使用すること
ができ、光学系4の主走査の寸法を縮小して、光学系4
の小型化を図ることができる。
【0028】(第2実施形態)図4に示す本発明の第2
実施形態では、光電変換デバイス5は、図において像担
持ローラ2の上方まで延伸する透明絶縁性基板20の下
側に、透明性導電層12、光電変換層14、誘電体層1
5、及び対向導電層13を順に積層して設けた構成とし
ている。また、透明絶縁性基板20の図において下面側
に位置する放電電極17と像担持ローラ2の表面との間
には、空隙eが形成されている。この第2実施形態も、
前記第1実施形態と同様に、フロート電極16のピッチ
P1を放電電極17のピッチP2よりも小さく設定して
おり、その結果、光学系4の主走査方向の寸法を縮小し
て光学系4の小型化を図ることができる。すなわち、本
発明は、放電電極17側と像担持ローラ2側との間の空
隙の有無にかかわらず適用可能なものである。なお、第
2実施形態のその他の構成及び作用は、前記した第1実
施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0029】(第3実施形態)図5及び図6は本発明の
第3実施形態を示している。この第3実施形態では、個
々のフロート電極16と放電電極17は別体であり、導
線70により接続されている。すなわち、第3実施形態
では、光電変換デバイス5は、透光性導電層12、対向
導電層13、光電変換層14、誘電体層15、及びフロ
ート電極16を備える露光部5aと、この露光部5aと
は別体であって像担持ローラ2の表面に面接触する第2
の誘電体層15’と、第2の誘電体層15’の図におい
て上面に形成された複数の放電電極17とからなる潜像
書き込み部5bを備えている。そして、露光部5a側の
各フロート電極16と潜像書き込み部5b側の各放電電
極17は、それぞれ導線70により互いに接続されてい
る。
【0030】図6に示すように、フロート電極16のピ
ッチP1は放電電極17のピッチP2よりも小さく設定
している。よって、第1実施形態と同様、また、光学系
4による主走査方向の走査幅を、印字幅よりも小さくで
きるため、光学系4の主走査の寸法を縮小して、光学系
4の小型化を図ることができる。なお、フロート電極1
6及び放電電極17の幅W1,W2は、第1実施形態と
同様に同一幅に設定している。第3実施形態のその他の
構成及び作用は、前記した第1実施形態と同様であるの
で、同一の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省
略する。
【0031】(第4実施形態)第1実施形態から第3実
施形態では、フロート電極16の幅W1は放電電極17
の幅W2を同一に設定しているが、図7に示す第4実施
形態では、フロート電極16の幅W1を放電電極17の
幅W2よりも小さく設定している。すなわち、第4実施
形態では、フロート電極16の幅W1を5μm、放電電
極17の幅W2を10μmに設定している。また、第4
実施形態では、フロート電極16のピッチP1を20μ
m、放電電極17のピッチP2を40μmとしており、
第1実施形態から第3実施形態と同様に、フロート電極
16のピッチP1を放電電極17のピッチP2よりも小
さく設定している。よって、この第4実施形態も、第1
実施形態と同様、光学系4の主走査の寸法を縮小して、
光学系4の小型化を図ることができる。第4実施形態の
その他の構成及び作用は、前記した第1実施形態と同様
である。
【0032】本発明は、前記実施形態に限定れさるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、前記実施
形態の光学系4は、レーザー光41の照射方向をポリゴ
ンミラー45の回転により、いわば機械的に変更する方
式であるが、本発明はこれに限定されるものでなく、電
気光学効果等を利用した非機械な固体走査デバイスを使
用してもよい。この種のデバイスには、発光ダイオード
(LED)アレイ、液晶シャッタ(LCS)アレイ、P
LZTシャッタアレイ等がある。このうちPLZTシャ
ッタアレイは、圧電材料であるPZT[Pb(Zr,T
i)O3]のPbの一部をLaで置換した固溶体である
PLZT[(Pb,La) (Zr,Ti)O3]の電
気光学効果を利用したシャッタアレイである。
【0033】一般に、固体走査デバイスは機械式の走査
デバイスと比較して走査可能な角度範囲が狭い。しか
し、本発明の静電記録装置では、前記のようにフロート
電極のピッチを、放電電極のピッチよりも小さく設定し
たことにより、光学系として、主走査方向の走査幅が小
さいものを使用することができ、固体走査デバイスを使
用するのに適している。
【0034】被記録部の構成は、ローラ形状に限られる
ものでなくベルト形状のものであっても良い。
【0035】以上のいずれの実施形態においても、静電
記録装置を用いた画像形成装置を示したが、本発明は、
液晶をオン−オフさせるマイクロスイッチや、静電気に
よって記憶させるメモリなどにも適用できる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の静電記録装置では、フロート電極のピッチを、放電電
極のピッチよりも小さく設定しているため、光走査手段
の主走査の寸法を縮小し、光走査手段の小型化を図るこ
とができる。また、本発明の静電記録装置は、光走査手
段の主走査方向の走査幅を縮小できるため、一般に主走
査方向の走査可能な角度範囲の狭い固体走査デバイスを
光走査手段として使用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を
示す概略構成図である。
【図2】 光学系を示す概略斜視図である。
【図3】 透光性導電層と光電変換層を除去した第1実
施形態の光電変換デバイスの平面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の
概略構成図である。
【図5】 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の
概略構成図である。
【図6】 透光性導電層と光電変換層を除去した第3実
施形態の光電変換デバイスの平面図である。
【図7】 透光性導電層と光電変換層を除去した第4実
施形態の光電変換デバイスの平面図である。
【図8】 従来の画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 像担持ローラ(被記録部) 3 静電記録ヘッド 4 光学系(光走査手段) 5 光電変換デバイス 6 現像装置 12 透光性導電層(第1電極) 13 対向導電層(第2電極) 14 光電変換層(光電変換素子) 16 フロート電極 17 放電電極 18 電源(電圧印加手段) 41 レーザ光 47 反射ミラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な第1電極と、 該第1電極に対向する第2電極と、 前記第1電極と第2電極に電圧を印加する電圧印加手段
    と、 前記第1電極と第2電極との間に第1電極に当接して設
    けられ、光の照射によりキャリアを発生する光電変換素
    子と、 該光電変換素子に光を照射して主走査方向に走査する光
    走査手段と、 導電体からなり、前記第1電極と第2電極のいずれにも
    導通しない一方、前記光電変換素子に当接して設けら
    れ、前記主走査方向に所定ピッチで配設された複数のフ
    ロート電極と、 それぞれ前記フロート電極の一つと導通すると共に、被
    記録部に対向し、被記録部と間で放電を生じる、前記主
    走査方向に所定ピッチで配設された複数の放電電極とを
    備え、 前記フロート電極のピッチを、前記放電電極のピッチよ
    りも小さく設定している静電記録装置。
  2. 【請求項2】 各フロート電極の幅は、各放電電極の幅
    より大きく設定されている請求項1に記載の静電記録装
    置。
  3. 【請求項3】 各放電電極は、各フロート電極の端部よ
    り一体に延設されたものである請求項1又は請求項2に
    記載の静電記録装置。
  4. 【請求項4】 各放電電極は、各フロート電極と導線に
    より接続されたものである請求項1又は請求項2に記載
    の静電記録装置。
JP7903898A 1998-03-26 1998-03-26 静電記録装置 Pending JPH11272045A (ja)

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