JPH11271411A - プリントケーブル及び磁気検出コイル - Google Patents

プリントケーブル及び磁気検出コイル

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JPH11271411A
JPH11271411A JP10073697A JP7369798A JPH11271411A JP H11271411 A JPH11271411 A JP H11271411A JP 10073697 A JP10073697 A JP 10073697A JP 7369798 A JP7369798 A JP 7369798A JP H11271411 A JPH11271411 A JP H11271411A
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JP
Japan
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coil
printed cable
turn
printed
wire
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JP10073697A
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English (en)
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Yasuaki Komiyama
泰明 小見山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、プリントケーブルを用いて組
み立てが簡易で信頼性の高い磁気検出コイルを提供する
ことである。 【解決手段】本発明の特徴は、プリントケーブルの上記
検出コイルの中心の位置にガイド穴を空けたこと、保持
具のガイド部をガイド穴よりも僅かに小さくしたこと、
該プリントケーブルをガイド穴を基準に保持具を用いて
折り曲げ保持が可能にしたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気計測装置に係
り、特に磁気シールド率測定や生体磁気測定等の高感度
の磁気測定が可能な超伝導量子干渉素子(Superconduct
ing QUantum Interference Device:SQUID)を用い
て微弱磁気の検出を行う磁気計測装置に使用するプリン
トケーブル及び磁気検出コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性材料の薄膜基板上に磁気検出コイ
ルをパターン印刷する従来発明には、特開昭61−122585
号および特開平5−180917号公報がある。
【0003】前者は、可撓性薄膜基板の上に、2つの磁
気検出コイル部分とコイル間を結ぶ往復接続線を印刷形
成し、プリントケーブル全体を適当な支持体に貼りつけ
るものであった。
【0004】後者は、蛇行して隣接する往復接続線の間
に切り離し部分を設け、該切り離し部分を適宜切り離し
てプリントケーブルを変形することによって平面型と立
体型のいずれかの空間微分型の磁気検出コイルを構成す
るものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術では、特開昭61−122585号公報では、プリントケーブ
ルを適当な支持体に貼りつけるとのみ記載があるだけで
あり、特開平5−180917号公報でも、立体的に配
置とのみ記載があるだけであり、支持体の詳細,立体的
に配置する方法の詳細は何等説明されていなかった。
【0006】本発明の目的は、プリントケーブルを用い
て組み立てが簡易で信頼性の高い磁気検出コイルを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、プリン
トケーブルの上記検出コイルの中心の位置にガイド穴を
空けたこと、保持具のガイド部をガイド穴よりも僅かに
小さくしたこと、該プリントケーブルをガイド穴を基準
に保持具を用いて折り曲げ保持が可能にしたことであ
る。
【0008】即ち、プリントケーブルのガイド穴を基準
に保持具を用いて固定することで、1次微分型磁気検出
コイルでは2個のコイルを、2次微分型では3個のコイ
ルを、容易に同軸平行とすることが可能になった。
【0009】即ち、上記解決手段の作用は以下の通りで
ある。
【0010】即ち、プリントケーブルの該検出コイルの
中心にガイド穴を空け、保持具の該ガイド穴を通過する
部分はガイド穴よりも僅かに小さくすることで、該ガイ
ド穴を基準に保持具を用いてプリントケーブルを折り曲
げ保持する構成としたとき、組み立て作業者が特段の意
識をして組み立て作業をしなくてもコイル間の軸ずれは
防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0012】図1は請求項2に記載のプリントケーブル
の平面図である。
【0013】11はポリイミドフィルム等の可撓性材料
からなる薄膜基板であり、該薄膜基板11上に電子回路
パターンがリソグラフィ技術によって印刷されている。
【0014】SQUID12 から出た線13は近い方
の検出コイル14を半周して他方の検出コイル15へと
延び、該他方の検出コイル15を1周してコイルを完成
させた後戻って、該近い方の検出コイル14の残り半周
分のコイルを形成することで、組み立てた時に1次微分
型磁気検出コイルを完成させる構成とし(組み立てた状
態については図2を用いて後に説明する)、更に、検出
コイル14,15と同心のガイド穴16,17が薄膜基
板11に空けてある。
【0015】プリントケーブル18をこのような構成と
することで、後述のように、該ガイド穴16,17を基
準にして保持具22を用いて該プリントケーブル18を
折り曲げ保持することで、1次微分検出コイルが簡単な
作業で組み立てることができるからである。
【0016】SQUID12 から近い方の検出コイル14まで
の距離は、微弱磁気の測定では磁気ノイズの影響を排除
するため、近い方の検出コイル14からある程度離れた
位置(例えば、ベースライン長(後述)に相当する距離
だけ離れた位置)に配置することが望ましい。SQUID12
自体、あるいは、SQUID12 を取り付ける基板(図示省
略)には、銅,鉛半田等の金属を使用しているので、磁
気変動によって渦電流を生じ磁気ノイズとなる場合があ
るからである。
【0017】ガイド穴16,17を検出コイル14,1
5の中心に配置したのは、該ガイド穴16,17を基準
にして保持具22を用いてプリントケーブル21を折り
曲げる際、作業者がコイルの向きに注意を払わなくて済
むようにするためである(後述)。該ガイド穴16,1
7の穴の大きさは、穴を通る保持具22のガイド部24
より僅かに大きい程度(例えば、0.1mm)にすること
で、組み立てた時のコイルの軸ずれを防止することがで
きる。
【0018】図1中、実線で表現されている部分は該薄
膜基板11の表面へのパターン印刷を、破線で表現され
ている部分は裏面へのパターン印刷を意味しており、表
面パターンと裏面パターンとの境界部分19は、基板貫
通穴(スルーホール)であり、表面パターンと裏面パタ
ーンとを電気的に結んでいる。尚、図1では(後述の2
次微分型磁気検出コイルでは図4でも)検出コイル部を
円で表示しているが、磁気検出の目的のためには閉ルー
プ近似であれば足りるので、4角形や6角形でも本発明
の作用効果は達成できる。ガイド穴16,17は、円形
が至便である。また、矢印はコイルのつながりを判り易
くするための記号であり、図1に記載の磁気検出コイル
では、2個の検出コイルが逆相に巻かれることが必要で
ある。(この矢印記号は以下の図でも同じ目的で採用し
ている。) 電子回路パターンは、薄膜基板上に、ニオブ、または、
ニオブ−チタン合金,ニオブ−チタン−銅合金等の低温
で超伝導状態となる材料を印刷することにより形成され
る方法があるが、これらの金属は融点が高いので、可撓
性薄膜基板として広く用いられているポリイミドフィル
ム上にパターンとして印刷成形するのは困難という欠点
もある(銅の融点が1084.5℃ であるに対して、ニ
オブの融点は2468℃、チタンは1675℃であ
る)。
【0019】また、通常のFPC(Flexible Printed C
able:プリントケーブルの意)の製造ラインでは銅を使
用しているのに対して、銅とは異なるこれらの金属を使
用するには、製造の前後で製造ラインの設備の洗浄が必
要になること等から実際の製造が困難でもある。
【0020】そこで、通常の製造ラインで製造する方法
としては、薄膜基板上に、パターン印刷は容易であるが
低温で超伝導状態にならない金属(例えば、通常製造に
用いられる銅等)をベース層としてパターン印刷し、該
ベース層上にメッキが容易でありかつ低温で超伝導状態
となる別種の金属(鉛半田(錫−鉛合金)や鉛等)をメ
ッキすることにより形成する方法である(但し、鉛につ
いては環境の問題から実際の採用は困難である)。
【0021】この方法だと、薄膜基板上に銅で磁気検出
コイルをパターン印刷した上に、薄膜を貼り、コネクタ
接続等のためにむき出し(裸)になっている部分のみに
鉛半田メッキする通常の製造ラインにおいて、製造の前
後に製造ラインの洗浄を行わなくても、銅のパターン印
刷した後に鉛半田メッキし最後にコネクタ接続するため
の部分を残して薄膜貼りを行うことができるので、既存
の製造設備でも製造できる利点がある。
【0022】この製造方法によって製造されたプリント
ケーブルでは、該プリントケーブルが低温下に置かれた
とき、ベース層である銅のパターンは超伝導状態になら
ないものの、メッキ層である鉛半田部分は超伝導状態と
なること、検出対象が微弱磁気であるから鉛半田のメッ
キの厚さが薄くても鉛半田層に流れる電流も微小となる
ことから、微弱磁気の検出には支障がない。
【0023】また、磁気を検出する2個のコイル部分を
つなぐ往復接続線部分20は、相近接する平行線であ
る。仮に、同じ面にパターン印刷した場合、2本の線の
間の距離は、リソグラフィ技術上の制約を受け、例え
ば、0.125mm、或いは、0.25mm以上の間隔を確保す
る必要があり、微弱磁気の測定の場合には、この2本の
線の間を通過する磁束がノイズの原因となり得る。
【0024】かかる場合、本発明のように該相近接する
平行線は可撓性薄膜基板の表裏面に印刷することで、ノ
イズの原因となることを防ぐことができる。例えば、可
撓性薄膜としてポリイミドフィルムを使用する場合、ポ
リイミドフィルムの厚さは0.025mm程度であり、微
弱磁気の測定に際しても磁気ノイズの影響をほとんど排
除できる。
【0025】また、可撓性薄膜基板の両面にパターン印
刷する際の往復接続線の位置ずれが生じる場合は、一方
の接続線の線幅を例えば0.5mmとし、他方の線幅を0.1
25mmとして、後者0.125mm幅の接続線の位置を前者
0.5mm幅の接続線の中央の位置となるように設計して
おけば、位置ずれの量が(0.5−0.125)÷2=0.
1875mm 以下であれば、往復接続線を表裏面とでき
位置ずれが許容できる。
【0026】この往復接続線20の長さは、ベースライ
ン長(後述)よりも長いことを要する。ベースライン長
を変更する恐れのある場合は予め長くしておくと至便で
ある。
【0027】図2は、請求項4に記載の発明のうち、1
次微分型磁気検出コイル(1次微分型のグラジオメー
タ)の構成を示す概念図である。ここで、グラジオメー
タとは、磁場の空間微分(正確には空間差分)を検出す
る磁気検出コイルであり、測定対象以外からの信号(磁
気ノイズ)を減衰させようとする意図で採用されるもの
であり、2個(ここでは1次微分(差分)型磁気検出コ
イルを説明しているので2個、2次微分(差分)型磁気
検出コイルであれば3個(そのうち中央のコイル1個は
2重巻き))の離れた位置にある検出コイルを逆相に巻
いて結合した構造になっている。
【0028】21(18)は図1にて説明したプリントケ
ーブルである。22は、該プリントケーブル21を折り
曲げて立体的形状に保持する保持具である。保持具22
の材質は、常温から低温までの領域で熱収縮量が小さく
(プリントケーブル21の熱収縮量とほぼ同程度の収縮
量が好ましい)、かつ、低温でもある程度の強度と靱性
を備えた(低温脆性の少ない)非磁性材料が好ましく、
例えば、ガラス系材料やセラミック材料、或いは、特殊
なプラスチック材料(例えば、FRP(FiberReinforced
Plastics:繊維強化プラスチック),PEEK(ポリエ
ーテルエーテルケトン))等が挙げられる。
【0029】微弱磁気の測定に使用する場合、非磁性金
属材料(例えば、アルミニウム)は好ましくない。磁界
変動によって、材料中に渦電流が生じ、それ自体がノイ
ズ源となるからである。同様の理由から導電性プラスチ
ックも好ましくはない。該保持具22は円柱形状または
角柱形状をしていて、該プリントケーブル21を押さえ
る面23は間隔lを保って対向する平行平面であること
を要する。軸長lは検出コイル間の距離(以下ベースラ
イン長)を決定する。
【0030】ここで、ベースライン長は、大まかには、
測定の対象である信号源のある位置と検出コイルのある
位置との間の距離と同程度に設計される。例えば、測定
対象が成人の心臓表面の心筋の磁気変動である場合、該
心筋の体表からの深さ(胸面からの深さ)は3〜4cmで
あるから、Dewar 容器の真空断熱層の厚さを2cmとし
て、ベースライン長は5〜6cm程度が望ましい。
【0031】また、保持具22は該プリントケーブル2
1に空いたガイド穴16,17を基準に該プリントケー
ブル21を折り曲げ保持するため、ガイド部24を有し
ている。該ガイド部24をプリントケーブル21に空い
たガイド穴16,17に通し、2個の保持具22で該プ
リントケーブル21を挟んで固定することで、簡単な組
立作業で(組み立て作業者がコイル間の軸ずれに関して
特に注意して作業をしなくても)コイル間の位置ずれ
(軸ずれ)を防ぎ、精緻な1次微分型磁気検出コイルを
組み立てることができる。2個の保持具の固定は、ガイ
ド部24の先端におねじ部を設け他方の保持具の取り付
く部分にめねじを切っておく方法(図示省略)や2個の
保持具をねじで固定する方法(図示省略)がある。線の
端はSQUID(図示省略)に接続するのが通例である。
【0032】コイル間距離の変更には、保持具22を軸
長の異なるものに取り替えることで対応可能である。
【0033】また、該プリントケーブル21(18)を折
り曲げないとき(即ち、平面状態のままの時)、測定対
象の法線方向の磁場を該測定対象の接線方向に微分して
磁気検出する場合や、測定対象の接線方向の磁場を測定
方向の法線方向に微分して磁気検出する場合に用いるこ
とができる。
【0034】図2での結線の状態を図示したのが、図3
である。
【0035】一方の端31から出た線32は円柱(該円
柱の影の部分を図示説明するために図3では円柱の図示
を省略)の中心軸に平行に該円柱の側面を下方に延び、
該一方の端に近い方のコイルの位置33において、該円
柱を半周し、その後該中心軸に平行に該円柱の側面を他
方の(該一方の端31から遠い方の)コイルの位置34
へと延び、該他方のコイルの位置34において該円柱
を、近い方のコイルでの半周の向きとは逆の向きに1周
してコイルを完成させた後、往路と密接しながら該中心
軸に平行に該円柱の側面を復路として戻って、該近い方
のコイル33の残り半周分のコイルを形成し、更に、往
路と密接しながら該円柱の側面を復路として戻って該一
方の端31に至ることで、1次微分型磁気検出コイルを
完成させる構成としている。線32の端はSQUIDに
接続しているのが通例である。
【0036】図4に記載のプリントケーブル41を折り
曲げる構造とすることで図5(後述)に記載の構造の2次
微分型磁気検出コイルを実現できる。即ち、SQUID42 か
ら出た線43は3個の検出コイルのうち近い方の検出コ
イル44を半周して中央の検出コイル45へと延び、該
中央の検出コイル45を半周(または1周半)してSQ
UIDから遠い方の検出コイル46へと延び、該遠い方
の検出コイル46を1周してコイルを完成させた後戻っ
て、該中央の検出コイル45の残り1周半分(往路で1
周半したときは該復路では残り半周分)を形成して該中
央の検出コイル45を完成して、該近い方の検出コイル
44の残り半周分のコイルを形成することで、2次微分
型磁気検出コイルを完成させる構成、更に、検出コイル
44,45,46と同心のガイド穴47,48,49を
コイル位置に空けた構成を採用することである。
【0037】1次微分型磁気検出コイル(図2)の場合
と同様に、保持具52を用いて、プリントケーブル51
(41)を折り曲げ保持することで2次微分型磁気検出コ
イルを実現したのが図5である。概念図を図5に示す。
各部の作用効果は、1次微分型磁気検出コイルの場合と
同様である。
【0038】プリントケーブル41上の3個の検出コイ
ルの中心間の距離は必ずしも同一である必要はない。か
かる距離が異なっても2個の保持具52の軸長を同一に
すれば組み立てた状態ではコイル間の距離は同一とな
り、2次微分検出コイルの構成となるからである。
【0039】図5での結線の状態を図示したのが、図6
である。
【0040】一方の端61から出た線62は円柱(該円
柱の影の部分を図示説明するために図6では円柱の図示
を省略)の中心軸に平行に該円柱の側面を下方に延び、
3個のコイルのうち該一方の端61に近い方のコイルの
位置63において、該円柱を半周し、その後該中心軸に
平行に該円柱の側面を中央のコイルの位置64へと延
び、中央のコイルの位置64において該円柱を、近い方
のコイルでの半周の向きとは逆の向きに半周(または1
周半)した後、更に、中心軸に平行に該柱の側面を該一
方の端から遠い方のコイルの位置65へと延び(このと
き、3個のコイルの間の距離は同一であることを要す
る)、該遠い方のコイルの位置65において該柱を、中
央のコイルでの半周(または1周半)の向きとは逆向き
に(即ち、近い方のコイルでの半周の向きと同じ向き
に)1周してコイルを完成させた後、該中央のコイルの
位置64にて残り1周半分(往路で1周半したときは該
復路では残り半周分)を形成して該中央のコイルを完成
し、更に、往路と密接しながら該中心軸に平行に該柱の
側面を復路として戻って、該近い方のコイルの位置63
にて残り半周分のコイルを形成し、更に、往路と密接し
ながら該円柱の側面を復路として戻って該一方の端61
に至ることで、2次微分型磁気検出コイルを完成させる
構成としている。
【0041】
【発明の効果】可撓性薄膜基板の検出コイルの中心の位
置にガイド穴を空け、該ガイド穴を基準に保持具を用い
て可撓性薄膜基板を折り曲げ保持することで、1次微分
型または2次微分型の磁気検出コイルが構成される。従
って、組み立て時の作業が簡易になると同時に、軸ずれ
に起因する磁気検出コイルの性能の安定性,信頼性が向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるプリントケーブルの平面
図。
【図2】本発明の他の実施例である1次微分型磁気検出
コイルの構成を示す概念図。
【図3】本発明の1次微分型磁気検出コイルの結線の状
態を示す斜視図。
【図4】本発明の他の実施例であるプリントケーブルの
平面図。
【図5】本発明の2次微分型磁気検出コイルの構成を示
す斜視図。
【図6】本発明の2次微分型磁気検出コイルの結線の状
態を示す説明図。
【符号の説明】
11…薄膜基板、12,42…SQUID、13,3
2,43,62…線、14,44…近い方の検出コイ
ル、15…他方の検出コイル、16,17,47,4
8,49…ガイド穴、18,21,41,51…プリン
トケーブル、19…基板貫通穴(スルーホール)、20
…往復接続線部分、22,52…保持具、23…面、2
4…ガイド部、31,61…一方の端、33,63…近
い方のコイルの位置、34…他方のコイルの位置、45
…中央の検出コイル、46…遠い方の検出コイル、64
…中央のコイルの位置、65…遠い方のコイルの位置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性薄膜基板上に、複数の磁気検出コイ
    ルと該磁気検出コイルとを電気的に結ぶ接続線とを有
    し、かつ、該磁気検出コイルの中心にガイド穴を設けた
    ことを特徴とするプリントケーブル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプリントケーブルにおい
    て、該可撓性薄膜基板上に描かれた電子回路パターン
    が、一方の端から出て該基板上を延び、2個のコイルの
    うち該一方の端に近い方のコイルの位置において、コイ
    ルの半周を描き、その後更に他方の(該一方の端から遠
    い方の)コイルの位置へと延び、該他方のコイルの位置
    において、近い方のコイルでの半周の向きとは逆の向き
    に1周してコイルを完成させた後、往路の裏面(該可撓
    性薄膜基板を挟んで裏面)を復路として戻って、該近い
    方のコイルの残り半周分のコイルを形成し、更に、往路
    の裏面を復路として戻って該一方の端に至ることを特徴
    とするプリントケーブル。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のプリントケーブルにおい
    て、該可撓性薄膜基板上に描かれた電子回路パターン
    が、一方の端から出て該基板上を延び、3個のコイルの
    うち該一方の端に近い方のコイルの位置において、コイ
    ルの半周を描き、その後中央のコイルの位置へと延び、
    該中央のコイルの位置において、近い方のコイルでの半
    周の向きとは逆の向きに半周(または1周半、1周半す
    るときは重なる半周分については貫通穴を通って該可撓
    性薄膜基板の裏面にパターン印刷されていることを要す
    る)した後、更に、該一方の端から遠い方のコイルの位
    置へと延び、該遠い方のコイルの位置において、中央の
    コイルでの半周(または1周半)の向きとは逆向きに
    (即ち、近い方のコイルでの半周の向きと同じ向きに)
    1周してコイルを完成させた後、往路の裏面を復路とし
    て戻って、該中央のコイルの残り1周半分(往路で1周
    半したときは該復路では残り半周分)を形成して該中央
    のコイルを完成し、更に、往路の裏面を復路として戻っ
    て、該近い方のコイルの残り半周分のコイルを形成し、
    更に、往路の裏面を復路として戻って該一方の端に至る
    ことを特徴とするプリントケーブル。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3のプリントケーブ
    ルと、該プリントケーブルに空けられたガイド穴を基準
    にして折り曲げ保持する保持具とを組み合わせることで
    実現される、1次微分型または2次微分型の磁気検出コ
    イル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013175577A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 National Institute For Materials Science 高温超伝導体平テープ線材を用いた環状線構造体とその製造方法
JP2016517289A (ja) * 2013-03-13 2016-06-16 エンドマグネティクス リミテッド 磁気検出器

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