JPH11271200A - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JPH11271200A
JPH11271200A JP7421598A JP7421598A JPH11271200A JP H11271200 A JPH11271200 A JP H11271200A JP 7421598 A JP7421598 A JP 7421598A JP 7421598 A JP7421598 A JP 7421598A JP H11271200 A JPH11271200 A JP H11271200A
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JP
Japan
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ram
pressure
cylinder
oil
pressure cell
Prior art date
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Pending
Application number
JP7421598A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hiraki
均 平木
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP7421598A priority Critical patent/JPH11271200A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧シリンダによって発生する力を油の重量誤
差を含まないように正確に計測する。 【解決手段】万能試験機に使用される油圧シリンダ3
の、供試体に荷重を負荷するラム2の下端面に圧力セル
6を配設する。圧力セル6はラム2の下端面にかかる圧
力を直接的に検出でき、しかも、ラム2の上下動に連動
して上下するので常に正しくラム2の下端面にかかる圧
力を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気油圧式の液圧
シリンダを備えた材料試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の材料試験機として
は図4に示すようなものがある。すなわち、油圧式の万
能試験機31は供試体32に対してシリンダ33によっ
て引張り・圧縮・曲げなどの負荷をかけその時の供試体
32の変形量と荷重値を計測して材料試験を行う。シリ
ンダ33は例えば単動式の油圧シリンダであって、油圧
源37で発生した圧力は電気油圧サーボ弁36を介して
シリンダ33に供給され、供試体32に負荷をかける。
その時の荷重値は供試体をつかむチャックなどに取り付
けたロードセルによって直接的に計測してもよいが、シ
リンダ内の圧力を検出してその圧力値とラムの断面積か
ら供試体32にかかる荷重値を計算してもよい。試験が
終了すればラム復帰弁38を介して急速にシリンダ内の
油を排出してラムを下方に復帰させる。これらの一連の
動作は制御器39によって制御され、また、試験結果は
表示器40に表示される。
【0003】図3はシリンダ内圧力を測定する方式の従
来例をシリンダとラムの部分を取り出して示している。
供試体に荷重を負荷するラム22を備えたシリンダ23
内の圧力を計測するために、ラム22を押し上げるため
の油24が供給される油室の最下端付近に取り付けられ
たパイプ25を介して圧力セル26が接続固定されてい
る。油圧ポンプなどからの油が図示していないパイプを
通してシリンダ23内に供給され、ラム22の上部に取
り付けられた押圧板21が供試体を押し上げ圧縮試験な
どを行う。圧力セル26で検出された圧力信号は増幅器
27などを介して制御器に入力されて荷重値が計算さ
れ、公知の方法によって供試体の材料試験に必要なデー
タとして使用される。通常パイプ25が油室の最下端付
近に接続されているのはラム22が上下したときにも油
24の圧力セル26への連通口がラム22の下部によっ
て塞がれないようにするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示された従来の
装置において、ラム22の下端面Cの高さと、圧力セル
26の配設された高さ位置との間には距離Hだけの差が
あり、この状態のときにはラム22の下端面Cにかかる
圧力と圧力セル26にかかる圧力とは距離Hに相当する
油24の重量分だけ異なることとなる。すなわち、ラム
22を押し上げている圧力は圧力セル26で検出される
圧力よりも油の重量分だけ小さいものであって、供試体
に実際にかかる荷重は圧力セル26の検出値から計算さ
れる荷重の値よりも小さくなり、これが材料試験の結果
に誤差となって含まれることとなる。さらには、ラム2
2の上下にしたがって距離Hは変動するから、それに伴
って荷重の計算誤差は一定値とはならず変動することに
なる。この実際に供試体にかかる荷重と圧力セル26の
検出値から計算される荷重との誤差は、負荷するべき荷
重が小さな材料を試験するときには無視できないもので
ある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、シリンダ内の圧力を計測する方式であり
ながらより精密な荷重値を計測できる材料試験機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、試験片に荷重を与える液圧シリンダを備
えた材料試験機において、前記シリンダ内ラムの下端部
にかかるシリンダ内液圧力を測定する圧力セルを備えた
ことを特徴とする。
【0007】本発明の材料試験機は液圧シリンダの下端
部にかかる圧力を直接的に測定するから、ラムを押し上
げる力が何の誤差も含まず測定でき、しかも、ラムが上
下することに関わらず常に正しい力を測定することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、図面を
参照しながら説明する。本発明の材料試験機の全体構成
は図4で説明した構成と同様であるが、供試体に荷重を
与えるシリンダの部分が相違する。図1は本発明の主要
部である供試体に荷重を与えるシリンダの部分を取り出
して説明する図である。材料試験されるべき供試体は図
1に示した単動式のシリンダによって荷重が与えられ、
そのときに供試体に生じる変形量が測定されて材料試験
が行われる。
【0009】図1において、単動シリンダはシリンダ本
体3とラム2によって構成され、シリンダ内に液圧源と
しての油圧ポンプから油4が供給され、油4の圧力によ
ってラム2が上方に押し上げられ供試体が載置される押
圧板1を押し上げる。シリンダ3内の油4の圧力はラム
2の下端面Aと同一の平面に埋め込まれた圧力セル6に
よって検出される。圧力セル6の出力信号はケーブル5
を介して増幅器7に導かれて増幅され、その出力が図示
していない制御器に取り込まれて供試体にかかる荷重が
計算される。圧力セル6はラム2の上下動に連動して上
下するから常にラム2の下端面Aにかかる圧力を直接測
定することになっており、その検出値を使用してラム2
を押し上げる力そのものを誤差なく計算することができ
る。
【0010】なお、圧力セル6から出ているケーブル5
はラム2の上部、すなわち、押圧板1の直下から外部に
取り出されている。これはケーブル5がラム2の上下動
の邪魔をしないようにするためである。また、図1では
シリンダ3に油圧源(油圧ポンプ)からの油を供給する
パイプ、および、ラム2を下げるときにシリンダから油
を排出するパイプなどは図示を省略している。
【0011】図2は本発明の材料試験機を構成するシリ
ンダ部分の他の実施例である。試験されるべき供試体は
押圧板11に載置され、ラム12が押圧板11を上方に
押し上げる力が供試体にかかる荷重となる。ラム12の
内部には一端がラム12の下端面Bに連通したパイプ1
5が設けてあり、パイプ15の他端はラムの外部に引き
出されて先端に圧力セル16が設けられている。したが
ってシリンダ13内の油14の圧力はパイプ15を介し
て圧力セル16によって検出されることとなる。このと
きラム12の下端面Bにかかる圧力と圧力セル16で検
出される圧力は、圧力セル16の高さ位置とラム下端面
の高さ位置の距離Lだけ値に差が生じるが、圧力セル1
6はパイプ15を介して機械的にラム12に固定されて
いるので、その高さ位置の距離Lはラム12の上下動に
かかわらず常に一定である。したがって、圧力セル16
の出力信号を増幅器17を介して図示していない制御器
に取り込みラム12にかかる荷重を計算するときに、圧
力セル16の出力そのものから計算される値から一定値
を引くようにすれば正確な荷重値を求めることができ
る。このようにすることでラム12の上下動にかかわら
ず、ラム12が発生する力を誤差を含まず圧力セル16
によって常に正確に計測することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の材料試験機は液圧シリンダのラ
ムの下端部にかかる圧力を直接的に測定するから、ラム
を押し上げる力が油の重量に起因する誤差を含まず測定
でき、しかも、ラムが上下することに関わらず常に正し
い力を測定することができる。したがって必要な荷重値
が小さな材料を試験するとき、荷重レンジを大きくして
も誤差を含まない正確な試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の材料試験機の主要部である単動シリン
ダを示す図である。
【図2】本発明の材料試験機の主要部である単動シリン
ダの他の例を示す図である。
【図3】従来の材料試験機における単動シリンダを示す
図である。
【図4】従来の材料試験機の全体概略図である。
【符号の説明】
1…押圧板 2…ラム 3…シリンダ 4…油 5…ケーブル 6…圧力セル 7…増幅器 11…押圧板 12…ラム 13…シリンダ 14…油 15…パイプ 16…圧力セル 17…増幅器 21…押圧板 22…ラム 23…シリンダ 24…油 25…パイプ 26…圧力セル 27…増幅器 31…試験機 32…供試体 33…シリンダ 34…圧力セル 35…増幅器 36…電気油圧サーボ弁 37…油圧源 38…ラム復帰弁 39…制御器 40…表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片に荷重を与える液圧シリンダを備
    えた材料試験機において、前記シリンダ内ラムの下端部
    にかかるシリンダ内液圧力を測定する圧力セルを備えた
    ことを特徴とする材料試験機。
JP7421598A 1998-03-23 1998-03-23 材料試験機 Pending JPH11271200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7421598A JPH11271200A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 材料試験機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7421598A JPH11271200A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 材料試験機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11271200A true JPH11271200A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13540762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7421598A Pending JPH11271200A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 材料試験機

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JP (1) JPH11271200A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093417A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Dainippon Ink & Chem Inc サンプルの加工適性評価装置及び該装置を用いたサンプルの加工適性評価方法
KR101355789B1 (ko) * 2012-03-29 2014-01-28 현대제철 주식회사 링크부품의 조립강도 평가장치

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