JPH11271003A - ボタン付とボタンホールの間隔測定器および測定方法 - Google Patents

ボタン付とボタンホールの間隔測定器および測定方法

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JPH11271003A
JPH11271003A JP7552598A JP7552598A JPH11271003A JP H11271003 A JPH11271003 A JP H11271003A JP 7552598 A JP7552598 A JP 7552598A JP 7552598 A JP7552598 A JP 7552598A JP H11271003 A JPH11271003 A JP H11271003A
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JP
Japan
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buttonhole
button
distance
position fixing
measure
Prior art date
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Pending
Application number
JP7552598A
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English (en)
Inventor
Masuji Kojima
真壽士 小島
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定者の個人技や個人誤差の入る余地のない測
定器を最小限のコストで提供する。 【解決手段】直線状のレール部材1とスライダー部材3
とを用い、一方の部材にボタンと生地との隙間に挿入し
てボタン付の位置を固定するボタン付位置固定部2を、
他方の部材にボタンホールに挿入してボタンホールの位
置を固定するボタンホール位置固定部4を設ける。さら
に、前記部材の片方には基準線5を、残る部材にはメジ
ャー6を設け、基準線の位置を読み取って、ボタン付と
ボタンホールの間隔を測定する。ボタン付位置固定部2
をV字形7で形成し、ボタンホール位置固定部4は、ボ
タンホールに挿入できる左右が対称な台形4で形成す
る。メジャー6および基準線5は、ボタン付位置固定部
2またはボタンホール位置固定部4のいずれかの外方に
取付ける。シャツのえり回りの検寸などに利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣服などの採寸用
具に関し、詳しくは衣服などのボタンとボタンホールと
の間隔を測定するボタン付とボタンホールの間隔測定器
および測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服のボタンとボタンホールとの
間隔、たとえばシャツのえり回りを測定するには、永ら
くの間シャツを平な台の上に広げ、テープ状のメジャー
をボタン付とボタンホールの中心に当てて、両者の間の
寸法を読み取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この作業は、ボタン付
の中心にテープ状のメジャーの零点を合わせ、ボタンホ
ールの中心をみながら寸法を読取る、主として測定者の
個人技に頼るものであって、個人差や誤差を生じやす
く、かつ熟練を要していた。加えて最近、業界一般に衣
服の寸法規格の許容範囲が狭くなる傾向があり、たとえ
ば、シャツのえり回りの場合、従来は±の許容範囲であ
った寸法規格のマイナス側が範囲外になり、プラス側も
従来の半分の範囲に縮小されつつある。
【0004】一方、衣料品は国内外の、習慣もレベルも
異なる多様の縫製業者によって生産され、寸法測定誤差
を生じやすい状態にあるが、前記の製法業者に高価な測
定装置を導入する資力を持合わせない場合が少なくな
い。万一、誤って規格外の製品が入荷すると、再検査や
返品問題などの極めて厄介な問題が発生する。本発明
は、最小限のコストで、測定者の個人技や個人誤差の入
る余地をできるだけ排除することを課題として完成され
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の実施形態の一例
を示した図面を参照して本発明を具体的に説明する。本
発明は前記の課題を解決するために、直線状のレール部
材1と、レール部材に案内されて相対的にスライド可能
なスライダー部材3とからなり、いずれか一方の部材に
ボタン付においてボタンと生地との隙間に挿入してボタ
ン付の位置を固定するボタン付位置固定部2が設けら
れ、他方の部材にボタンホールに挿入してボタンホール
の位置を固定するボタンホール位置固定部4が設けら
れ、さらに、前記の部材の片方には基準線5が、残った
方の部材にはメジャー6が設けられ、基準線の位置をメ
ジャーから読み取って、ボタン付とボタンホールの間隔
を測定することを特徴とする、ボタン付とボタンホール
の間隔測定器を提供する。
【0006】前記の寸法測定器においては、ボタン付位
置固定部2を、ボタンホール位置固定部4の反対方向に
開くV字形7で形成することが好ましい。また、ボタン
ホール位置固定部4は、先端に向かってボタンホールに
挿入できる大きさにすぼめられた左右対称な台形4で形
成することが好ましい。そして、前記のV字形の面を含
む平面と台形の面を含む平面とが、直角に交差するよう
に設けるとよい。また、メジャー6および基準線5は、
レール部材1とスライダー部材3とに別々に、かつボタ
ン付位置固定部2またはボタンホール位置固定部4のい
ずれかの側の外方向に取付けることが望ましい。
【0007】さらに本発明は、直線状のレール部材と、
レール部材に案内されて相対的にスライド可能なスライ
ダー部材とを用い、前記の部材の一方にボタンと生地と
の隙間に挿入可能で外方に開くV字形部分を、他方に先
端がボタンホールに挿入できる大きさにすぼめられた台
形部分を設け、V字形部分または台形部分よりも外方向
に、メジャーと基準線とをレール部材とスライダー部材
とに別々に取り付け、レール部材とスライダー部材とを
スライドさせてV字形部分と台形部分との間隔を調整
し、V字形部分をボタン付のボタンと生地との隙間に挿
入し、台形部分をボタンホールに挿入し、前記両部材を
伸長してボタン付およびボタンホール間の長さを固定
し、基準線の位置をメジャーから読み取って、ボタン付
とボタンホールの間隔を測定することを特徴とする、ボ
タン付とボタンホールの間隔測定方法を提供する。な
お、本発明において、外方向および外方の語は、ボタン
付位置固定部2とボタンホール位置固定部4との中間部
に対する反対方向を意味する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面を参照して実
施形態例をあげながら具体的に説明する。本発明のボタ
ン付とボタンホールの間隔測定器は、基本的に、直線状
のレール部材1と、レール部材1に案内されて相対的に
スライド可能なスライダー部材3とから構成されてい
る。いずれか一方の部材には、ボタン付のボタンと生地
との隙間に挿入してボタン付の位置を固定するボタン付
位置固定部2を設ける。他方の部材には、ボタンホール
に挿入してボタンホールの位置を固定するボタンホール
位置固定部4を設ける。さらに、前記の部材の片方には
基準線5が、残った方の部材には基準線の位置を読取れ
るようにメジャー6を設ける。
【0009】レール部材1とスライダー部材3とは相対
的であって、実質的に直線状であれば断面形状や案内構
造にとくに制限はない。両部材相互の位置の内、外の関
係を問わず、図1に示される形状やノギス様の形状など
がある。素材は、もっぱら滑りやすい金属が用いられる
が、木材、プラスチックなどを用いてもよい。ボタン付
位置固定部2およびボタンホール位置固定部4は、レー
ル部材1とスライダー部材3とに別々に設けられる。い
ずれも前記部材の一部分に構成してもよいし、別途、所
要の形状の部品を製作して取付けることもできる。
【0010】ボタン付位置固定部2の形状は、ボタン付
に当てがって位置決めができればその形状はとくに制限
はないが、一般的に測定点を確実にとらえるために図1
の実施形態例のように、ボタンホール位置固定部4に対
して反対方向に開くV字形7に形成することが好まし
い。ボタン付をV字形の下端部にはさみ込んでボタン付
位置を容易に固定することができる。従ってV字形の下
端8を基準に基準線5又はメジャー6を目視しやすい位
置に設けることができる。この他フック状、肘金状に形
成してもよい。ボタン付位置固定部2の厚さは、ボタン
付におけるボタンと生地との隙間に挿入しやすい、0.
5ないし1.5mm程度が好ましい。板材を利用すれば
よいが、所要の形状の針金細工などを用いてもよい。
【0011】ボタンホール位置固定部4の形状も同様に
位置決めができればとくに制限はないが、ボタンホール
に差し込んで自動的に位置決めされる、例えば、図1に
示されている、左右を対称形に先端に向かって次第にす
ぼめられ先端部を丸くした台形などが好ましい。左右対
称の台形であれば、ボタンホールの大きさに関係なくボ
タンホールの中心の位置を台形、すなわちボタンホール
位置固定部4の中心線上に合わせて固定することができ
る。従って前記台形4の中心線9を基準として、基準線
5又はメジャー6を目視しやすい位置に設けることがで
きる。固定部4の板材の厚さは、通常、ボタンホールに
嵌め込みやすい0.5ないし1mm程度が好ましい。ボ
タン付位置固定部2およびボタンホール位置固定部4
は、レール部材1およびスライダー部材3の同じ向きの
面に、前記のV字形の面を含む平面と台形の面を含む平
面とが直交するように設けるとよい。測定時に対象物が
捩じれたり、測定誤差を生じることが少ない。
【0012】ボタン付とボタンホールの間隔は、前記の
部材の片方には基準線5を、他方の部材には基準線の位
置を読取れるようにメジャー6を設けて、一般的には目
視直読する。通常は、メジャー6および基準線5が測定
対象に隠されないようにボタン付位置固定部材およびボ
タンホール位置固定部材の外方に設けるとよい。メジャ
ー6は、メジャー6と同じ部材に設けられたボタン付位
置固定部2またはボタンホール位置固定部4を基準位置
として、他の部材の固定点と基準線5との距離を差し引
いて目盛ると、直読した値がそのままボタン付とボタン
ホールの間隔になる。測定にセンサーや表示器を組合わ
せて用いることもできる。また、本測定器の裏面に滑止
めを貼りつけておけば測定中に測定器が動かず扱いやす
い。
【0013】
【発明の効果】本発明のボタン付とボタンホールの間隔
測定器、測定方法を利用すればボタン付位置とボタンホ
ール位置とを正確に固定するので、そのの間隔を個人差
なく読み取ることができる。読取基準線とメジャーの部
分は、通常、対象物の外にはみ出すので、目盛りを読み
やすく読取誤差がなく容易である。本発明の構成は簡便
であって、測定器は鞄などに入れて持運びが自由なポー
タブル式にも固定式にも製作することができる。本発明
はシャツのえり回りの検寸などに利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ボタン付とボタンホールの間隔測定器実
施形態例を示す斜視図
【符号の説明】 1:レール部材 2:ボタン付位置固定部 3:スライダー部材 4:ボタンホール位置固定部
(台形) 5:基準線 6:メジャー 7:V字形形成部分 8:ボタン付位置固定部に形成したV字形の下端 9:ボタンホール位置固定部に形成した台形の中心線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線状のレール部材(1)と、レール部材
    に案内されて相対的にスライド可能なスライダー部材
    (3)とからなり、 いずれか一方の部材にボタン付においてボタンと生地と
    の隙間に挿入してボタン付の位置を固定するボタン付位
    置固定部(2)が設けられ、 他方の部材にボタンホールに挿入してボタンホールの位
    置を固定するボタンホール位置固定部(4)が設けら
    れ、 さらに、前記の部材の片方には基準線(5)が、残った
    方の部材にはメジャー(6)が設けられ、 基準線の位置をメジャーから読み取って、ボタン付とボ
    タンホールの間隔を測定することを特徴とする、ボタン
    付とボタンホールの間隔測定器。
  2. 【請求項2】ボタン付位置固定部(2)が、ボタンホー
    ル位置固定部(4)の反対方向に開くV字形(7)で形
    成されていることを特徴とする、請求項1記載のボタン
    付とボタンホールの間隔測定器。
  3. 【請求項3】ボタンホール位置固定部(4)が、先端に
    向かってボタンホールに挿入できる大きさにすぼめられ
    た左右対称な台形(4)で形成されていることを特徴と
    する、請求項1または2記載のボタン付とボタンホール
    の間隔測定器。
  4. 【請求項4】前記のV字形の面を含む平面と台形の面を
    含む平面とが、直角に交差するように設けられているこ
    とを特徴とする、請求項3記載のボタン付とボタンホー
    ルの間隔測定器。
  5. 【請求項5】メジャー(6)および基準線(5)が、レ
    ール部材(1)とスライダー部材(3)とに別々に、か
    つボタン付位置固定部(2)またはボタンホール位置固
    定部(4)のいずれかの側の外方向に取付けられている
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載
    のボタン付とボタンホールの間隔測定器。
  6. 【請求項6】直線状のレール部材と、レール部材に案内
    されて相対的にスライド可能なスライダー部材とを用
    い、 前記の部材の一方にボタンと生地との隙間に挿入可能で
    外方に開くV字形部分を、他方に先端がボタンホールに
    挿入できる大きさにすぼめられた台形部分を設け、 V字形部分または台形部分よりも外方向に、メジャーと
    基準線とをレール部材とスライダー部材とに別々に取り
    付け、 レール部材とスライダー部材とをスライドさせてV字形
    部分と台形部分との間隔を調整し、V字形部分をボタン
    付のボタンと生地との隙間に挿入し、台形部分をボタン
    ホールに挿入し、前記両部材を伸長してボタン付および
    ボタンホール間の長さを固定し、 基準線の位置をメジャーから読み取って、ボタン付とボ
    タンホールの間隔を測定することを特徴とする、ボタン
    付とボタンホールの間隔測定方法。
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