JPH11270602A - ブレーキライニングの摩耗・温度検知用の複合センサ - Google Patents

ブレーキライニングの摩耗・温度検知用の複合センサ

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Publication number
JPH11270602A
JPH11270602A JP7457398A JP7457398A JPH11270602A JP H11270602 A JPH11270602 A JP H11270602A JP 7457398 A JP7457398 A JP 7457398A JP 7457398 A JP7457398 A JP 7457398A JP H11270602 A JPH11270602 A JP H11270602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
brake lining
terminal
sensor
wear
Prior art date
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Pending
Application number
JP7457398A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Aoshima
孝之 青島
Masaki Hirota
真佐樹 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH11270602A publication Critical patent/JPH11270602A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキライニングの摩耗と温度を同時に検
知することができるコンパクトな構成の複合センサを提
供する。 【解決手段】 樹脂成形体よりなるセンサ本体21内
に、ブレーキライニングの摩耗によって電気的導通が遮
断されるターミナル22とブレーキライニングの温度検
知を行うサーミスタ25とを埋設すると共に、該ターミ
ナル22に、サーミスタ25の加締め固定部22cと、
サーミスタ25のリード端子25aの取り回しのための
貫通孔22eとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキのライニ
ング部の摩耗と温度を検知する複合機能を有したセンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のブレーキライニングの摩耗
センサの取付状態を示す図である。図において、1はブ
レーキライニング、2は裏金、3はシリンダ、4はピス
トン、5はブレーキオイル、6はロータ、そして7が摩
耗センサである。摩耗センサ7は、裏金2側からブレー
キライニング1内に先端部を差し込むようにして取り付
けられている。
【0003】図5は従来の摩耗センサ7を示す。従来の
摩耗センサ7は、樹脂成形体からなるセンサ本体12内
に、両端がリード線13、14に溶接されたU字形の金
属板11を埋設して一体化したものである。15は摩耗
検知部、16、17はU字形の金属板11とリード線1
3、14のスポット溶接部を示す。
【0004】この摩耗センサ7を車両のブレーキ機構に
取り付けた場合には、ブレーキライニング1が摩耗する
と、その摩耗に応じてセンサ7の先端部も一緒に削られ
ていき、センサ本体12内のU字形金属板11が断線す
ることで、摩耗限界が検知される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
摩耗センサは、ブレーキライニングの摩耗検知のみの単
機能品であり、ベーパロック等のブレーキ異常を検知す
るためには更に別のセンサ(温度センサ)を取り付ける
必要があった。また、温度センサを摩耗センサに一緒に
組み込むことも考えられるが、その場合には、センサ本
体の成形による性能の不安定化を排除する必要がある
上、コンパクト化を図る必要があった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、ブレーキラ
イニングの摩耗と温度を同時に検知することができると
共に、性能の安定化とコンパクト化を図ることのできる
ブレーキライニングの摩耗・温度検知用の複合センサを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、樹脂
成形体よりなるセンサ本体内に、ブレーキライニングの
摩耗によって電気的導通が遮断されるターミナルとブレ
ーキライニングの温度検知を行う温度検知素子とを埋設
すると共に、該ターミナルに、前記温度検知素子の固定
部と、温度検知素子のリード端子の取り回し部とを設け
たことを特徴とする。
【0008】このセンサでは、ブレーキライニングが摩
耗し、それに伴ってターミナルが導通遮断されることに
より、摩耗が進行したことが検知される。ここでは、導
通が遮断される部分の領域が摩耗検知部として機能す
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のブレー
キライニングの摩耗・温度検知用の複合センサであっ
て、前記温度検知素子の固定部として、前記ターミナル
に、温度検知素子の横方向移動を押さえる加締め固定部
と、温度検知素子の縦方向移動を押さえる切り起こし片
とを設けたことを特徴とする。
【0010】このセンサでは、ターミナルに設けた加締
め固定部と切り起こし片により、温度検知素子を確実に
且つ簡単に固定することができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のブレーキライニングの摩耗・温度検知用の複合センサ
であって、前記温度検知素子のリード端子の取り回し部
として、前記ターミナルに、両リード端子を挿通させる
貫通孔を設けたことを特徴とする。
【0012】このセンサでは、温度検知素子のリード端
子をターミナルの貫通孔に通すことで、センサ本体をイ
ンサート成形する際に、リード端子を動かないように止
めておくことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1は実施形態の複合センサの断面図、図
2は複合センサにおける摩耗検知用部品の組立図、図3
は複合センサにおける温度検知用のサーミスタの組立図
である。
【0015】この複合センサ20は、図1に示すよう
に、フェノール樹脂成形体よりなるセンサ本体21内
に、板金をプレス加工したターミナル22と、金属製の
凹型のキャップ23と、温度検知素子としてのサーミス
タ25とを埋設したものである。ターミナル22は、図
2(a)に示すように、中央に平板部22aを有する直
線的な形状のもので、基端にはリード線27がスポット
溶接されている。22fはリード線27の導体接合部、
22gはリード線27の被覆加締め部で、導体接合部2
2fは、図2(b)に示すように、2枚合わせの板の間
に導体27aを挟んでスポット溶接した構造となってい
る。また、被覆加締め部22gは、図2(c)に示すよ
うに、板を丸めることでリード線27を外周側から押さ
えた構造となっている。
【0016】ターミナル22の先端22bは、凹型のキ
ャップ23の内部に挿入され、キャップ23の内底部2
3bにスポット溶接されている。キャップ23は、ボデ
ィアース部材として用いられるもので、センサ本体21
の先端部に埋設されており、フランジ状のボディアース
部23aがセンサ本体21の表面に露出し、この部分に
よりブレーキのボディにアースできるようになっている
(この場合は、センサを取ち付けた状態において、図4
の裏金2に接触導通する)。
【0017】また、サーミスタ25の組立体は、図3に
示すように、2本のリード端子(ニクロム、タンタル
線)25aの外周にポリイミドチューブ25bを被せ、
それら2本のリード端子25aを共にセラミックチュー
ブ25dに通した上で、サーミスタ25の本体部分をセ
ラミックチューブ25dの先端部ごと、耐熱性シリコン
コーティング25eで被覆した構造をなしている。
【0018】このサーミスタ25は、図1に示すよう
に、セラミックチューブ25d部分でターミナル22に
加締め固定され、横方向に移動しないように止められ、
キャップ23内に収容されている。22cは加締め固定
部(温度検知素子の固定部)である。また、サーミスタ
25は、ターミナル22に形成した切り起こし片(温度
検知素子の固定部)22dにより、縦方向に移動しない
ように止められている。そして、サーミスタ25の2本
のリード端子25aの先端は、ターミナル22に形成し
た貫通孔(取り回し部)22eに挿通された上で、電源
用及びグランド用の各リード線28、29に直接スポッ
ト溶接されている。なお、加締め固定部22c、切り起
こし片22d、及び貫通孔22eは、ターミナル22の
平板部22aに、この順に先端側から基端側に並べて形
成されている。また、各図においてスポット溶接箇所は
符号SPで示してある。
【0019】図1に示すセンサ本体21は、内部に埋め
込む部品を相互に組み付けて配線した上で、インサート
成形されている。また、センサ本体21の後端より延び
出した3本のリード線27、28、29は、センサ本体
21の後端外周溝21aに嵌着されたゴムブッシュ50
の各リード線挿通孔51に通されている。ゴムブッシュ
50は、センサ本体21に対する嵌着筒部50aの後端
に肉厚の端壁50bを設け、その端壁50bにリード線
挿通孔51を形成したものであり、センサ本体21の成
形時には、リード線27、28、29のコネクタ側に待
機させておき、リード線27、28、29の位置関係を
適正に保つ役目も果たす。
【0020】次に作用を説明する。
【0021】この複合センサ20をブレーキの裏金に取
り付けると、キャップ23のボディアース部23aが裏
金に接触導通し、ターミナル22がキャップ23を通し
てボディアースされる。この状態で、ブレーキライニン
グが摩耗すると、それと一緒にキャップ23とターミナ
ル22の溶接部が削られていき、ターミナル22とキャ
ップ23の導通が遮断され、それにより摩耗が進行した
ことが検知される。また、センサ20にはサーミスタ2
5が組み込まれているので、ブレーキライニングの温度
も測定される。
【0022】この複合センサ20では、ターミナル22
でサーミスタ25を保持しているので、センサ本体21
をインサート成形する際に、サーミスタ25を安定して
位置決めすることができる。また、ターミナル22をボ
ディアースすることでリード線27を単線化しているの
で、全部でリード線の本数を3本にすることができ、コ
ストダウンと共にケーブルの径小化が図れている。
【0023】また、ターミナル22にサーミスタ25の
加締め固定部22cと切り起こし片22dを設けたの
で、サーミスタ25を横方向及び縦方向に動かないよう
に確実に固定しておくことができる。また、ターミナル
22に貫通孔22eを設けたサーミスタ25のリード端
子25aを通したので、リード端子25aを動かないよ
うに保持しておくことができる。従って、センサ本体2
1をインサート成形する際に、サーミスタ25やリード
端子25aを安定して位置決めすることができ、温度測
定性能の安定化を図ることができる。さらに、ゴムブッ
シュ50の孔51からリード線27、28、29を引き
出しているので、振動等のストレスからリード線27、
28、29を保護することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、センサ本体内に温度検知素子を組み込んでいる
ので、ブレーキライニングの摩耗とブレーキライニング
の温度の両方を検知することができる。特に、摩耗検知
のために設けたターミナルに温度検知素子の固定部を設
けたので、センサ本体をインサート成形する際に、温度
検知素子を安定して位置決めすることができる。また、
ターミナルに温度検知素子のリード端子の取り回し部を
設けたので、センサ本体をインサート成形する際に、リ
ード端子の動きを防止することができ、安定した性能の
センサとすることができる。従って、コンパクトで性能
の良好な複合センサを低コストで作ることができる。
【0025】請求項2の発明によれば、ターミナルに加
締め固定部と切り起こし片を設けたので、温度検知素子
を横方向及び縦方向に動かないように確実に固定してお
くことができ、センサ本体をインサート成形する際に、
温度検知素子を安定して位置決めすることができ、温度
検知素子の性能の安定化を図ることができる。
【0026】請求項3の発明によれば、ターミナルに設
けた貫通孔に温度検知素子のリード線を通すことで、セ
ンサ本体をインサート成形する際に、リード端子を動か
ないように止めておくことができ、温度検知素子の性能
の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の複合センサの断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の複合センサにおける摩耗検
知用部品の組立図で、(a)は全体図、(b)は(a)
図のIIb−IIb矢視断面図、(c)は(a)図のI
Ic−IIc矢視断面図ある。
【図3】本発明の実施形態の複合センサにおける温度検
知用のサーミスタの組立図である。
【図4】従来のブレーキライニングの摩耗センサの取付
状態を示す断面図である。
【図5】従来のブレーキライニングの摩耗センサの構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
20 複合センサ 21 センサ本体 22 ターミナル 22b 先端 22c 加締め固定部 22d 切り起こし片 25 サーミスタ(温度検知素子) 25a リード端子 27 リード線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形体よりなるセンサ本体内に、ブ
    レーキライニングの摩耗によって電気的導通が遮断され
    るターミナルとブレーキライニングの温度検知を行う温
    度検知素子とを埋設すると共に、該ターミナルに、前記
    温度検知素子の固定部と、温度検知素子のリード端子の
    取り回し部とを設けたことを特徴とするブレーキライニ
    ングの摩耗・温度検知用の複合センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブレーキライニングの摩
    耗・温度検知用の複合センサであって、 前記温度検知素子の固定部として、前記ターミナルに、
    温度検知素子の横方向移動を押さえる加締め固定部と、
    温度検知素子の縦方向移動を押さえる切り起こし片とを
    設けたことを特徴とするブレーキライニングの摩耗・温
    度検知用の複合センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のブレーキライニ
    ングの摩耗・温度検知用の複合センサであって、 前記温度検知素子のリード端子の取り回し部として、前
    記ターミナルに、両リード端子を挿通させる貫通孔を設
    けたことを特徴とするブレーキライニングの摩耗・温度
    検知用の複合センサ。
JP7457398A 1998-03-23 1998-03-23 ブレーキライニングの摩耗・温度検知用の複合センサ Pending JPH11270602A (ja)

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JP7457398A Pending JPH11270602A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 ブレーキライニングの摩耗・温度検知用の複合センサ

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JP (1) JPH11270602A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011016156A1 (ja) * 2009-08-07 2011-02-10 住友電装株式会社 温度センサ及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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