JPH112693A - 原子炉燃料輸送用容器 - Google Patents

原子炉燃料輸送用容器

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JPH112693A
JPH112693A JP9155450A JP15545097A JPH112693A JP H112693 A JPH112693 A JP H112693A JP 9155450 A JP9155450 A JP 9155450A JP 15545097 A JP15545097 A JP 15545097A JP H112693 A JPH112693 A JP H112693A
Authority
JP
Japan
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pad
fuel assembly
fuel
clamping arm
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9155450A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yokoyama
武 横山
Kenji Omori
健司 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH112693A publication Critical patent/JPH112693A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合酸化物燃料のような燃料集合体を輸送す
る場合でも過大な圧縮荷重を燃料集合体に与えることな
く燃料集合体を輸送することのできる原子炉燃料輸送用
容器を提供する。 【解決手段】 クランピングアーム12に設けられる固
定用パッドのパッド本体24に、パッド板23を燃料集
合体に対して接離可能に支持するパッド板支持プレート
29を取り付け、このパッド板支持プレート29とパッ
ド板23との間に介装された皿ばね34により燃料集合
体を含む近接部材(クランピングアーム12等)の熱膨
脹を吸収するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原子炉燃料を輸
送する場合に用いられる原子炉燃料輸送用容器に関し、
特に加圧水型原子炉の燃料集合体を原子力発電所へ出荷
するときに用いられる原子炉燃料輸送用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は加圧水型原子炉の燃料集合体を原
子力発電所へ出荷するときに用いられる原子炉燃料輸送
用容器の斜視図であり、この原子炉燃料輸送用容器1は
鋼製の下部容器2と、この下部容器2の上部にボルト接
合される鋼製の上蓋3とを備えて構成されている。上記
下部容器2及び上蓋3は半円筒形状を成しており、下部
容器2の下面中央部には、図示しないフォークリフトに
より原子炉燃料輸送用容器1を輸送車輛に積み込むため
のフォークガイド4が設けられている。また、下部容器
2の内部にはサポートフレーム5が設けられており、こ
のサポートフレーム5の上に2体の燃料集合体6,6が
横置きに載置されるようになっている。
【0003】図6はサポートフレーム5の正面図であ
り、同図に示されるように、サポートフレーム5は、下
部容器2(図示せず)の底部に固定されるフレーム本体
7と、このフレーム本体7の上面にゴムダンパを介して
水平に且つ下部容器2の長手方向に所定の間隔を存して
設置された複数本のサポートビーム8とを備えている。
また、サポートフレーム5は上記サポートビーム8の上
面中央部に垂直に立設された支柱9を備えており、この
支柱9の上端部に設けられたトップピボットマウント1
0には、左右一対のクランピングアーム12,12が枢
支軸11を介して回動可能に枢支されている。
【0004】上記クランピングアーム12は燃料集合体
6をサポートフレーム5に押え付けるためのものであ
り、クランピングアーム12の先端部には、サポートビ
ーム8の両端部に設けられたサイドピボットマウント1
3にロックピン14を介して係合する係止孔(図示せ
ず)が穿設されている。また、クランピングアーム12
は略L字形状を成しており、これらのクランピングアー
ム12には、燃料集合体6をサポートフレーム5に固定
するために複数個の固定用パッド15が設けられてい
る。
【0005】図7は固定用パッド15の正面図であり、
同図に示されるように、固定用パッド15は燃料集合体
6に当接する板状のゴムパッド16を備えている。この
ゴムパッド16は例えばシリコンゴムで形成されてお
り、パッド本体17の図中下面に固着されている。上記
パッド本体17は金属材料で形成されており、このパッ
ド本体17の図中上面には、一対のボルト押え板19
(図では1個のみ図示)がねじ止めされている。これら
のボルト押え板19とパッド本体17との間にはボルト
20の頭部が固定されており、上記ボルト20のねじ部
はクランピングアーム12に取り付けられたナット21
にねじ込まれている。したがって、上記パッド本体17
はボルト20及びナット21を介してクランピングアー
ム12に取り付けられている。なお、ボルト20のねじ
部にはパッド本体17をクランピングアーム12に固定
するための締付ナット22a又は22bが装着されてい
る。
【0006】このような構造の原子炉燃料輸送用容器1
では、クランピングアーム12に設けられた複数個の固
定用パッド15により燃料集合体6をサポートフレーム
5のサポートビーム8と支柱9に押し付けることが可能
となるため、輸送中における燃料集合体6の位置ずれを
防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の原
子炉燃料輸送用容器では、固定用パッドのパッド本体に
固着されたゴムパッドが燃料集合体に押し付けられ、少
ない圧縮変形量で燃料集合体を弾性的に支持している。
しかしながら、新しく計画されている混合酸化物燃料の
ような発熱性燃料集合体を輸送する場合には、燃料集合
体を含む近接部材(例えばサポートフレーム、クランピ
ングアーム等)が熱膨張するから、熱膨張差により固定
用パッドの吸収すべき変位が大きくなる。しかるに、板
状のゴムパッドは圧縮弾性係数が大きいため、固定用パ
ッドから燃料集合体に加えられる荷重が増加し、燃料集
合体の被固定部に過大な圧縮荷重を与える惧れがあっ
た。
【0008】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、混合酸化物燃料のような発熱性燃料集合体を輸送す
る場合にも燃料集合体に過大な圧縮荷重を与えることな
く燃料集合体を輸送することのできる原子炉燃料輸送用
容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、この発明は、燃料集合体が横置きに載置されるサ
ポートフレームを内部に有する縦長横置き型の下部容器
と、前記燃料集合体を前記サポートフレーム上に押え付
けるクランピングアームと、このクランピングアームに
設けられた複数の固定用パッドとを備えた原子炉燃料輸
送用容器において、前記固定用パッドは、前記燃料集合
体の側部に当接するパッド板と、前記クランピングアー
ムに取り付けられたパッド本体と、このパッド本体に取
り付けられ前記パッド板を前記燃料集合体に対し近接離
隔する方向に変位可能に支持する支持体と、この支持体
と前記パッド板との間に介装され前記パッド板を前記燃
料集合体に押し付ける弾性部材とを具備して構成される
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1及び図2はこの発明の第1
の実施形態を示す図であり、図1は図5に示す原子炉燃
料輸送用容器のクランピングアームに設けられる固定用
パッドの正面図、図2は同パッドの下面図である。図1
及び図2において、符号23はパッド板であり、このパ
ッド板23は原子炉燃料輸送用容器の下部容器2(図5
参照)を介して外部から伝わる振動や衝撃を緩和するた
めにウレタンゴムで形成されている。
【0011】また、図中24はパッド板23を燃料集合
体に押し当てるためのパッド本体であり、このパッド本
体24の図中上面には、一対のボルト押え板25(図で
は1個のみ図示)がねじ止めされている。これらのボル
ト押え板25とパッド本体24との間にはボルト26の
頭部が固定されており、上記ボルト26のねじ部はクラ
ンピングアーム12に取り付けられたナット27にねじ
込まれている。したがって、パッド本体24はボルト2
6及びナット27を介してクランピングアーム12に取
り付けられており、ナット27から突出したボルト26
のねじ部には締付ナット28が螺着されている。
【0012】一方、パッド本体24の図中下面には、支
持体としてのパッド板支持プレート29が取り付けられ
ている。このパッド板支持プレート29はパッド板23
を燃料集合体に対して接離可能に支持するためのもので
あり、このパッド板支持プレート29の内部には、複数
個のナット30が分散して設けられている。これらのナ
ット30にはパッド板23の図中上面から突出した複数
本の皿ねじ31が螺合しており、パッド板23は上記皿
ねじ31及びナット30を介してパッド板支持プレート
29に支持されている。
【0013】また、パッド板支持プレート29はパッド
板23と対向する側に複数の円筒凹部32(図2参照)
を有しており、これらの円筒凹部32内には、座板33
が円筒凹部32の軸方向に移動可能に設けられていると
ともに、座板33をパッド板23に押し当てる弾性部材
としての皿ばね34が設けられている。
【0014】上記のような構造の固定用パッドを有する
実施形態では、燃料集合体の発熱により燃料集合体を含
む近接部材(例えばサポートフレーム5、クランピング
アーム12等)が熱膨張すると、燃料集合体に当接する
パッド板23が燃料集合体から離れる方向に変位し、こ
れに伴って弾性部材としての皿ばね34が軸方向に収縮
する。したがって、燃料集合体を含む近接部材の熱膨張
を皿ばね34で吸収することができ、これにより混合酸
化物燃料のような燃料集合体を輸送する場合でも燃料集
合体に過大な圧縮荷重を与えることなく燃料集合体を輸
送することができる。
【0015】なお、上述した第1の実施形態では、パッ
ド本体24に取り付けられた支持体としてのパッド板支
持プレート29とパッド板23との間に介装される弾性
部材として皿ばね34を用いたが、図3及び図4に示す
第2の実施形態のように、円柱形状を成すシリコンゴム
35を皿ばね34の代わりに用いても同様の作用効果を
得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、燃料集合体を含む近接部材が熱膨張すると、パッド
板が燃料集合体から離れる方向に変位し、これに伴って
支持体とパッド板との間に介装された弾性部材が圧縮変
形するため、燃料集合体を含む近接部材の熱膨張を弾性
部材により吸収することができる。したがって、混合酸
化物燃料のような燃料集合体を輸送する場合でも燃料集
合体に過大な圧縮荷重を与えることなく燃料集合体を輸
送することのできる原子炉燃料輸送用容器を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、原子炉燃料
輸送用容器のクランピングアームに設けられる固定用パ
ッドの正面図である。
【図2】図1に示す固定用パッドの下面図である。
【図3】この発明の第2の実施形態を示し、原子炉燃料
輸送用容器のクランピングアームに設けられる固定用パ
ッドの正面図である。
【図4】図2に示す固定用パッドの下面図である。
【図5】原子炉燃料輸送用容器の斜視図である。
【図6】図5に示す原子炉燃料輸送用容器内に設けられ
たサポートフレームとクランピングアームの正面図であ
る。
【図7】図6に示すクランピングフレームに設けられた
従来の固定用パッドの正面図である。
【符号の説明】
1 原子炉燃料輸送用容器 2 下部容器 3 上蓋 5 サポートフレーム 6 燃料集合体 12 クランピングアーム 16 固定用パッド 23 パッド板 24 パッド本体 29 パッド板支持プレート 34 皿ばね 35 円柱形状を成すシリコンゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料集合体が横置きに載置されるサポー
    トフレームを内部に有する縦長横置き型の下部容器と、
    前記燃料集合体を前記サポートフレーム上に押え付ける
    クランピングアームと、このクランピングアームに設け
    られた複数の固定用パッドとを備えた原子炉燃料輸送用
    容器において、 前記固定用パッドは、前記燃料集合体の側部に当接する
    パッド板と、前記クランピングアームに取り付けられた
    パッド本体と、このパッド本体に取り付けられ前記パッ
    ド板を前記燃料集合体に対し近接離隔する方向に変位可
    能に支持する支持体と、この支持体と前記パッド板との
    間に介装され前記パッド板を前記燃料集合体に押し付け
    る弾性部材とを具備して構成されることを特徴とする原
    子炉燃料輸送用容器。
JP9155450A 1997-06-12 1997-06-12 原子炉燃料輸送用容器 Pending JPH112693A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004001766A3 (de) * 2002-06-25 2004-03-18 Polygro Trading Ag Behältersystem zum transport und zur lagerung hochradioaktiver materialien
CN103474120A (zh) * 2013-09-12 2013-12-25 中国核电工程有限公司 一种核燃料组件运输容器用组件保护装置
JP2017096682A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 原子燃料工業株式会社 燃料ホルダ
CN108597811A (zh) * 2018-06-20 2018-09-28 河南森源电气股份有限公司 一种电气设备及其垫块组件
CN112489828A (zh) * 2020-11-26 2021-03-12 中广核研究院有限公司 一种用于紧凑布置小型堆大膨胀差的屏蔽包覆装置

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