JPH11269144A - N−(アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオロアルキル)メチルアミン化合物からの2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)ピロール化合物の製造法 - Google Patents

N−(アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオロアルキル)メチルアミン化合物からの2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)ピロール化合物の製造法

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JPH11269144A JP11027348A JP2734899A JPH11269144A JP H11269144 A JPH11269144 A JP H11269144A JP 11027348 A JP11027348 A JP 11027348A JP 2734899 A JP2734899 A JP 2734899A JP H11269144 A JPH11269144 A JP H11269144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Strecker合成を回避して2−アリー
ル−5−(ペルフルオロアルキル)ピロール化合物を製
造するための方法。 【解決手段】 N−(アリールメチレン)−1−クロロ
−1−(ペルフルオロアルキル)メチルアミン化合物か
ら2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)ピロー
ル化合物を製造するための方法を提供する。2−アリー
ル−5−(ペルフルオロアルキル)ピロール化合物は有
害生物である昆虫及びダニの抑制に有用であり、他の有
害生物防除性アリールピロール化合物の製造に用いるこ
ともできる。さらに本発明はアリールピロール化合物の
製造における中間体として有用なN−(アリールメチレ
ン)−1−クロロ−1−(ペルフルオロアルキル)メチ
ルアミン化合物も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】2−アリール−5−(ペルフルオロアル
キル)ピロール化合物は殺虫剤及び殺ダニ剤として有用
である。さらに、これらの化合物は他の殺虫剤及び殺ダ
ニ剤の製造のためにも有用である。特に2−アリール−
5−(ペルフルオロアルキル)ピロール化合物はクロル
フェナピルなどのアリールピロール化合物の製造におけ
る重要な中間体である。従って2−アリール−5−(ペ
ルフルオロアルキル)ピロール化合物を製造するための
新規な方法を見いだすための研究が進行している。
【0002】米国特許第5,145,986号は、N−
(置換ベンジル)−2,2,2−トリフルオロアセトイ
ミドイルクロリド化合物から2−アリール−5−(トリ
フルオロメチル)ピロール化合物を製造できることを開
示している。米国特許第5,446,170及び5,4
26,225号は、適したアルデヒドから数段階で2−
アリール−5−(トリフルオロメチル)ピロール化合物
が得られ得ることを開示している。米国特許第5,44
6,170及び5,426,225号に記載されている
方法は、適したアルデヒドからStrecker合成を
介して得られるアミノニトリル中間体の利用を必要とす
る。しかしStrecker合成の利用はシアン化物含
有廃液の故に完全に満足できるものではない。
【0003】従って本発明の目的は、Strecker
合成の利用を避ける2−アリール−5−(ペルフルオロ
アルキル)ピロール化合物の製造のための新規な方法を
提供することである。
【0004】クロルフェナピルなどのアリールピロール
化合物の製造のための新規な方法を提供することも本発
明の目的である。
【0005】本発明のさらなる目的は、下記に記載する
方法において有用な新規な中間体化合物を提供すること
である。
【0006】本発明のこれらの及び他の目的は、下記に
示す本発明の詳細な記載からさらに明らかになるであろ
う。
【0007】
【発明の概略】本発明は構造式I
【0008】
【化15】 [式中、Wは水素又はCm2m+1であり;YはCN、N
2又はCO2Rであり;RはC1−C4アルキルであり;
m及びnはそれぞれ独立して1、2、3、4、5、6、
7又は8の整数であり;Aは
【0009】
【化16】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
−、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
ゲン、NO2、CHOであるかあるいはR2及びR3はそ
れらが結合している原子と一緒になって環を形成するこ
とができ、ここでR23は構造
【0010】
【化17】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
Sである]を有する2−アリール−5−(ペルフルオロ
アルキル)ピロール化合物の新規な製造方法であって、
構造式II
【0011】
【化18】 [式中、A及びnは上記の通りである]を有するN−
(アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオ
ロアルキル)メチルアミン化合物を、溶媒の存在下で構
造式III
【0012】
【化19】 [式中、W及びYは上記の通りであり、ZはCl、Br
又はIである]を有するジエノフィル化合物及び塩基と
反応させることを含む方法を提供する。
【0013】本発明はさらに、構造式II
【0014】
【化20】 [式中、n及びAは上記の通りであり、但しAが非置換
フェニル、p−クロロフェニル又はp−メチルフェニル
である場合、nは1以外の整数である]を有する新規な
N−(アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフ
ルオロアルキル)メチルアミン化合物を提供する。
【0015】
【発明の詳細な記載】本発明の方法は好ましくは式II
のN−(アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペル
フルオロアルキル)メチルアミン化合物を少なくとも約
1モル当量、好ましくは約1〜4モル当量の式IIIの
ジエノフィル化合物及び少なくとも約1モル当量、好ま
しくは約1〜4モル当量の塩基と、溶媒の存在下に、好
ましくは約5℃〜100℃の温度範囲で反応させ、式I
の2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)ピロー
ル化合物を生成させることを含む。
【0016】別の場合、式IIIのジエノフィル化合物
をその場で生成させることにより式Iの化合物を製造す
ることができる。この方法は、式IIのN−(アリール
メチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオロアルキ
ル)メチルアミン化合物を好ましくは約1〜4モル当量
の構造式IV
【0017】
【化21】 [式中、W及びYは上記の通りであり、ZはCl、Br
又はIである]を有するα,β−ジハロ化合物及び少な
くとも約2モル当量、好ましくは約2〜5モル当量の塩
基と、溶媒の存在下に、好ましくは約5℃〜100℃の
温度範囲で反応させ、式Iの2−アリール−5−(ペル
フルオロアルキル)ピロール化合物を生成させることを
含む。
【0018】有利なことに、本発明はStrecker
合成の利用を避ける2−アリール−5−(ペルフルオロ
アルキル)ピロール化合物の製造のための新規な方法を
提供する。
【0019】本発明の式Iの化合物は通常の方法、例え
ば水を用いる反応混合物の希釈及び濾過あるいは別の場
合、適した溶媒を用いる抽出により単離することができ
る。適した抽出溶媒には水−非混和性溶媒、例えばエー
テル、酢酸エチル、トルエン、メチレンクロリドなどが
含まれる。
【0020】本発明で用いるために適した塩基にはトリ
−(C1−C6アルキル)アミン、例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなど;アルカリ
金属炭酸塩、例えば炭酸カリウム及び炭酸ナトリウム;
アルカリ金属ヒドロキシド、例えば水酸化カリウム及び
水酸化ナトリウム;アルカリ金属酢酸塩、例えば酢酸カ
リウム及び酢酸ナトリウム;ならびに1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン(DBU);
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネ−5−エン
(DBN);1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オ
クタン;ピリジン;置換ピリジン、例えば2,6−ジメ
チルピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジ
ン、4−メチルピリジンなど;キノリン;及び置換キノ
リンを含むがこれらに限られない複素環式第3級アミン
が含まれる。好ましい塩基にはトリ−(C1−C6アルキ
ル)−アミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデセ−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.
3.0]ノネ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン、炭酸カリウム及び炭酸ナトリ
ウムが含まれる。
【0021】本発明で用いるために適した溶媒にはカル
ボン酸アミド、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミドなど;N−置換ピロリジ
ノン、例えばN−メチル−ピロリジノンなど;ニトリ
ル、例えばアセトニトリル、プロピオニトリルなど;ハ
ロゲン化炭化水素、例えばメチレンクロリド、クロロホ
ルム、四塩化炭素など;エーテル類、例えばテトラヒド
ロフラン、ジオキサンなど;スルホキシド、例えばジメ
チルスルホキシドなど;ならびにそれらの混合物が含ま
れるがこれらに限られない。好ましい溶媒にはカルボン
酸アミド及びニトリルならびにそれらの混合物が含まれ
る。N,N−ジメチルホルムアミド及びアセトニトリル
ならびにそれらの混合物が本発明で用いるために特に好
ましい。
【0022】上記のハロゲンの例はフッ素、塩素、臭素
及びヨウ素である。「C1−C4ハロアルキル」、「C1
−C4ハロアルコキシ」、「C1−C4ハロアルキルチ
オ」、「C1−C4ハロアルキルスルフィニル」及び「C
1−C4ハロアルキルスルホニル」という用語は、それぞ
れ1つ又はそれ以上のハロゲン原子で置換されたC1
4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキル
チオ、C1−C4アルキルスルフィニル又はC1−C4アル
キルスルホニル基として定義される。
【0023】本発明は、Wが水素であり;YがCNであ
り;nが1又は2であり;Aが
【0024】
【化22】 であり;Lが水素又はハロゲンであり;M及びQがそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4ハロアルキル又
はC1−C4ハロアルコキシである式Iの化合物の製造の
ために特に有用である。
【0025】特に本発明は、中でも2−(p−クロロフ
ェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−
カルボニトリル;2−(3,5−ジクロロフェニル)−
5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カルボニト
リル;2−(3,4−ジクロロフェニル)−5−(トリ
フルオロメチル)ピロール−3−カルボニトリル;及び
2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−
(トリフルオロメチル)ピロール−3−カルボニトリル
の製造のために有用である。
【0026】本発明は構造式II
【0027】
【化23】 [式中、nは1、2、3、4、5、6、7又は8の整数
であり;Aは
【0028】
【化24】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
−、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
ゲン、NO2、CHOであるかあるいはR2及びR3はそ
れらが結合している原子と一緒になって環を形成するこ
とができ、ここでR23は構造
【0029】
【化25】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
Sであるが、但しAが非置換フェニル、p−クロロフェ
ニル又はp−メチルフェニルである場合、nは1以外の
整数である]を有する新規なN−(アリール−メチレ
ン)−1−クロロ−1−(ペルフルオロアルキル)メチ
ルアミン化合物にも関する。
【0030】本発明の好ましい新規な式IIの化合物
は、nが1又は2であり;Aが
【0031】
【化26】 であり;Lが水素又はハロゲンであり;M及びQがそれ
ぞれ独立してハロゲン、C1−C4ハロアルキル又はC1
−C4ハロアルコキシである化合物である。
【0032】本発明の方法で特に有用な新規な式IIの
化合物には中でも1−クロロ−N−(3,5−ジクロロ
ベンジリジン)−2,2,2−トリフルオロエチルアミ
ン;1−クロロ−N−(3,4−ジクロロベンジリジ
ン)−2,2,2−トリフルオロエチルアミン;及び1
−クロロ−2,2,2−トリフルオロ−N−[4−(ト
リフルオロメチル)−ベンジリジン]エチルアミンが含
まれる。
【0033】式IIの出発N−(アリールメチレン)−
1−クロロ−1−(ペルフルオロアルキル)メチルアミ
ン化合物はChemistry Letters,p
p.1463−1464(1983)に記載されている
方法に従い、流れ図Iに示す通り、構造式Vを有するN
−(アリールメチル)ペルフルオロアルキルホルムイミ
ドイルクロリド化合物を場合により高められた温度にお
いて、第3級アミンを用いて異性化させることにより製
造することができる。
【0034】
【化27】 式Vの化合物の異性化に用いるために適した第3級アミ
ンにはトリ−(C1−C6アルキル)アミン、例えばトリ
エチルアミン、トリプロピルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミンなど;ならびに1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデセ−7−エン;1,5−ジアザビ
シクロ[4.3.0]ノネ−5−エン;ピリジン;置換
ピリジン、例えば2,6−ジメチルピリジン、2−メチ
ルピリジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン
など;キノリン;及び置換キノリンを含むがこれらに限
られない複素環式第3級アミンが含まれる。好ましい第
3級アミンにはトリ−(C1−C6アルキル)−アミン、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−
エン及び1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネ−
5−エンが含まれる。
【0035】本発明の好ましい実施態様の場合、溶媒の
存在下に、約15℃〜60℃の温度範囲において第3級
アミンを用いて式Vの化合物を異性化させる。式IIの
化合物の製造で用いるために適した溶媒には芳香族炭化
水素、例えばトルエン、ベンゼン、キシレンなど及びそ
れらの混合物が含まれる。
【0036】式VのN−(アリールメチル)ペルフルオ
ロアルキルホルムイミドイルクロリド化合物は、米国特
許第5,145,986号及びChemistry L
etters,pp.1463−1464(1983)
に記載されている方法に従って製造することができる。
【0037】式IIIの出発ジエノフィル化合物は当該
技術分野において既知であり、通常の方法を用いて製造
することができる。WがCm2m+1である式III及び
IVの化合物は米国特許第5,068,390号に記載
されている方法に従って製造することができる。
【0038】式Iの化合物は有害動物である昆虫及びダ
ニの抑制に有用である。さらに、式Iの化合物を構造式
VI
【0039】
【化28】 [式中、YはCN、NO2又はCO2Rであり;RはC1
−C4アルキルであり;nは1、2、3、4、5、6、
7又は8の整数であり;Aは
【0040】
【化29】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
−、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
ゲン、NO2、CHOであるかあるいはR2及びR3はそ
れらが結合している原子と一緒になって環を形成するこ
とができ、ここでR23は構造
【0041】
【化30】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
Sであり;Halはハロゲン原子であり;Jは水素又は
1−C6アルコキシメチルである]を有する他のアリー
ルピロール殺虫剤及び殺ダニ剤の製造のために用いるこ
とができる。
【0042】本発明は、YがCNであり;nが1又は2
であり;Aが
【0043】
【化31】 であり;Lが水素又はハロゲンであり;M及びQがそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4ハロアルキル又
はC1−C4ハロアルコキシであり;HalがBr又はC
lであり;Jが水素又はエトキシメチルである式VIの
アリールピロール化合物の製造に特に有用である。
【0044】特に本発明は、中でも4−ブロモ−2−
(p−クロロフェニル)−1−(エトキシメチル)−5
−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カルボニトリ
ル(クロルフェナピル);4−ブロモ−2−(3,4−
ジクロロフェニル)−1−(エトキシメチル)−5−
(トリフルオロメチル)ピロール−3−カルボニトリ
ル;及び4−ブロモ−2−(p−クロロフェニル)−5
−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カルボニトリ
ルなどの式VIのアリールピロール化合物の製造に有用
である。
【0045】有利なことに、式VIのアリールピロール
化合物を: (a)式IIのN−(アリールメチレン)−1−クロロ
−1−(ペルフルオロアルキル)メチルアミン化合物
を、溶媒の存在下で構造式VII
【0046】
【化32】 [式中、Yは上記の通りであり、ZはCl、Br又はI
である]を有するジエノフィル化合物及び塩基と反応さ
せ、構造式VIII
【0047】
【化33】 を有する2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)
ピロール化合物を生成させ; (b)式VIIIの化合物をハロゲン化してJが水素で
ある式VIのアリールピロール化合物を生成させ; (c)場合によりJが水素である式VIの化合物をアル
コキシメチル化してJがC1−C6アルコキシメチルであ
る式VIのアリールピロール化合物を生成させることを
含む方法により製造することができる。
【0048】別の場合、式VIのアリールピロール化合
物を: (a)式IIのN−(アリールメチレン)−1−クロロ
−1−(ペルフルオロアルキル)メチルアミン化合物
を、溶媒の存在下で構造式IX
【0049】
【化34】 [式中、Yは上記の通りであり、ZはCl、Br又はI
である]を有するジα,β−ジハロ化合物及び少なくと
も約2モル当量の塩基と反応させ、構造式VIII
【0050】
【化35】 を有する2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)
ピロール化合物を生成させ; (b)式VIIIの化合物をハロゲン化してJが水素で
ある式VIのアリールピロール化合物を生成させ; (c)場合によりJが水素である式VIの化合物をアル
コキシメチル化してJがC1−C6アルコキシメチルであ
る式VIのアリールピロール化合物を生成させることを
含む方法により製造することができる。
【0051】ハロゲン化法は、米国特許第5,010,
098及び5,449,789号に記載されている方法
などのいずれの既知の方法であることもできる。
【0052】本発明で用いるために適したアルコキシメ
チル化法は当該技術分野で既知の通常の方法を含む(例
えば米国特許第5,010,098及び5,359,0
90号を参照されたい)。本発明の好ましい実施態様の
場合、アルコキシメチル化法は、Jが水素である式VI
の化合物を非プロトン性溶媒の存在下でジ−(C1−C6
アルコキシ)メタン化合物、N,N−ジメチルホルムア
ミド及びオキシ塩化リンと反応させて反応混合物を生成
させ、反応混合物を第3級アミンで処理することを含
む。
【0053】本発明のさらなる理解を容易にするため
に、主に本発明のもっと特定的な詳細を例示する目的で
以下の実施例を提示する。本発明の範囲は実施例により
制限されるとみなされるべきではなく、特許請求の範囲
に定義するすべての主題を包含する。
【0054】
【実施例】実施例1 1−クロロ−N−(p−クロロベンジリジン)−2,
2,2−トリフルオロエチルアミンの製造
【0055】
【化36】 温度を40℃に上げながら40分かけ、トルエン中のN
−(p−クロロベンジル)−2,2,2−トリフルオロ
アセトイミドイルクロリド(102.4g、0.4モ
ル)の溶液をトリエチルアミン(40.5g、0.4モ
ル)で処理し、18時間撹拌し、濾過して固体を除去す
る。濾液を真空中で濃縮してトルエン及びトリエチルア
ミンを除去し、得られる残留物を真空蒸留して標題生成
物を無色の液体として得る(87.0g、収率87%、
沸点95〜98℃/2.6mmHg)。
【0056】本質的に同じ方法を用いるが、適切に置換
されたアセトイミドイルクロリドを用いると以下の化合
物が得られる:
【0057】
【表1】 実施例2 2−(p−クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カルボニトリルの製造
【0058】
【化37】 温度を45℃に上げながら45分間かけ、N,N−ジメ
チルホルムアミド中の1−クロロ−N−(p−クロロ−
ベンジリジン)−2,2,2−トリフルオロエチルアミ
ン(9.0g、0.035モル)及び2−クロロアクリ
ロニトリル(3.7g、0.042モル)の溶液をトリ
エチルアミン(7.8g、0.077モル)の滴下によ
り処理し、55〜60℃で4時間撹拌し、室温で終夜撹
拌し、水及び酢酸エチルで希釈する。有機層を分離さ
せ、水で洗浄し、真空中で濃縮し、残留物を得る。シリ
カゲル及びヘプタン中の20%酢酸エチルの溶液を用い
る残留物のフラッシュカラムクロマトグラフィーは、標
題生成物を淡黄色の固体として与え(3.9g、収率4
1.2%)、それを1H及び19F NMRにより同定す
る。
【0059】本質的に同じ方法に従い、しかし適切に置
換された1−クロロ−2,2,2−トリフルオロ−N−
(置換ベンジリジン)エチルアミンを用いると、以下の
化合物が得られる:
【0060】
【表2】 実施例3 2−クロロアクリロニトリルを用いる2−(3,4−ジ
クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピロー
ル−3−カルボニトリルの製造
【0061】
【化38】 温度を40℃に上げながら45分間かけ、N,N−ジメ
チルホルムアミド中の1−クロロ−N−(3,4−ジク
ロロベンジリジン)−2,2,2−トリフルオロエチル
アミン(11.6g、0.04モル)及び2−クロロア
クリロニトリル(4.2g、0.048モル)の溶液を
ジイソプロピルエチルアミン(12.9g、0.1モ
ル)の滴下により処理し、55℃で4時間撹拌し、室温
で終夜撹拌し、水及び酢酸エチルで希釈する。有機層を
分離させ、水で洗浄し、真空中で濃縮し、残留物を得
る。シリカゲル及びヘプタン中の20%酢酸エチルの溶
液を用いる残留物のフラッシュカラムクロマトグラフィ
ーは、標題生成物を白色の固体として与え(5.8g、
収率47.5%)、それを1H及び19F NMRにより
同定する。
【0062】実施例4 2,3−ジクロロプロピオニトリルを用いる2−(3,
4−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)
ピロール−3−カルボニトリルの製造
【0063】
【化39】 温度を55℃に上げながら30分間かけ、N,N−ジメ
チルホルムアミド中の1−クロロ−N−(3,4−ジク
ロロベンジリジン)−2,2,2−トリフルオロエチル
アミン(8.72g、0.03モル)及び2,3−ジク
ロロプロピオニトリル(4.3g、0.0345モル)
の溶液をトリエチルアミン(11.1g、0.11モ
ル)の滴下により処理し、55℃で5時間撹拌し、室温
に冷却し、水及び酢酸エチルで希釈する。有機層を分離
させ、水で洗浄し、真空中で濃縮し、残留物を得る。残
留物を酢酸エチル中に溶解し、シリカゲルと混合する。
シリカゲル混合物を真空中で乾燥し、ヘプタン中の20
%酢酸エチルの溶液で洗浄する。得られる濾液を真空中
で濃縮し、残留物をヘプタン及び少量の酢酸エチルを用
いて摩砕し、標題生成物を淡黄色の固体として得る
(3.2g、収率35%)。
【0064】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0065】1.構造式I
【0066】
【化40】 [式中、Wは水素又はCm2m+1であり;YはCN、N
2又はCO2Rであり;RはC1−C4アルキルであり;
m及びnはそれぞれ独立して1、2、3、4、5、6、
7又は8の整数であり;Aは
【0067】
【化41】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
−、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
ゲン、NO2、CHOであるかあるいはR2及びR3はそ
れらが結合している原子と一緒になって環を形成するこ
とができ、ここでR23は構造
【0068】
【化42】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
Sである]を有する2−アリール−5−(ペルフルオロ
アルキル)ピロール化合物の製造方法であって、構造式
II
【0069】
【化43】 [式中、A及びnは上記の通りである]を有するN−
(アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオ
ロアルキル)メチルアミン化合物を、溶媒の存在下で構
造式IIIを有するジエノフィル化合物又は構造式IV
を有するα,β−ジハロ化合物
【0070】
【化44】 [式中、W及びYは上記の通りであり、ZはCl、Br
又はIである]及び塩基と反応させることを含む方法。
【0071】2.塩基がトリ−(C1−C6アルキル)ア
ミン、アルカリ金属炭酸塩及び複素環式第3級アミンか
ら成る群より選ばれる上記1項に記載の方法。
【0072】3.溶媒がカルボン酸アミド及びニトリル
ならびにそれらの混合物から成る群より選ばれる上記1
項に記載の方法。
【0073】4.ジエノフィルが約1〜4モル当量の量
で存在し、塩基が約1〜4モル当量の量で存在する上記
1項に記載の方法。
【0074】5.α,β−ジハロ化合物が約1〜4モル
当量の量で存在し、塩基が約2〜5モル当量の量で存在
する上記1項に記載の方法。
【0075】6.Wが水素であり;YがCNであり;n
が1又は2であり;Aが
【0076】
【化45】 であり;Lが水素又はハロゲンであり;M及びQがそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4ハロアルキル又
はC1−C4ハロアルコキシである上記1項に記載の方
法。
【0077】7.構造式VI
【0078】
【化46】 [式中、YはCN、NO2又はCO2Rであり;RはC1
−C4アルキルであり;nは1、2、3、4、5、6、
7又は8の整数であり;Aは
【0079】
【化47】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
−、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
ゲン、NO2、CHOであるかあるいはR2及びR3はそ
れらが結合している原子と一緒になって環を形成するこ
とができ、ここでR23は構造
【0080】
【化48】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
Sであり;Halはハロゲン原子であり;Jは水素又は
1−C6アルコキシメチルである]を有するアリールピ
ロール化合物の製造方法であって: (a)構造式II
【0081】
【化49】 [式中、A及びnは上記の通りである]を有するN−
(アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオ
ロアルキル)メチルアミン化合物を、溶媒の存在下で構
造式VIIを有するジエノフィル化合物又は構造式IX
を有するα,β−ジハロ化合物
【0082】
【化50】 [式中、Yは上記の通りであり、ZはCl、Br又はI
である]及び塩基と反応させ、構造式VIII
【0083】
【化51】 を有する2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)
ピロール化合物を生成させ; (b)式VIIIの化合物をハロゲン化してJが水素で
ある式VIのアリールピロール化合物を生成させ; (c)場合によりJが水素である式VIの化合物をアル
コキシメチル化する段階を含む方法。
【0084】8.段階(c)が、Jが水素である式VI
の化合物を非プロトン性溶媒の存在下でジ−(C1−C6
アルコキシ)メタン化合物、N,N−ジメチルホルムア
ミド及びオキシ塩化リンと反応させて反応混合物を生成
させ、反応混合物を第3級アミンで処理することを含む
上記7項に記載の方法。
【0085】9.構造式II
【0086】
【化52】 [式中、nは1、2、3、4、5、6、7又は8の整数
であり;Aは
【0087】
【化53】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
−、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
ゲン、NO2、CHOであるかあるいはR2及びR3はそ
れらが結合している原子と一緒になって環を形成するこ
とができ、ここでR23は構造
【0088】
【化54】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
Sであるが、但しAが非置換フェニル、p−クロロフェ
ニル又はp−メチルフェニルである場合、nは1以外の
整数である]を有する化合物。
【0089】10.nが1又は2であり;Aが
【0090】
【化55】 であり;Lが水素又はハロゲンであり;M及びQがそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、C1−C4ハロアルキル又
はC1−C4ハロアルコキシである上記12項に記載の化
合物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造式I 【化1】 [式中、Wは水素又はCm2m+1であり;YはCN、N
    2又はCO2Rであり;RはC1−C4アルキルであり;
    m及びnはそれぞれ独立して1、2、3、4、5、6、
    7又は8の整数であり;Aは 【化2】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
    ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
    アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
    シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
    1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
    ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
    ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
    あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
    らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
    形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
    −、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
    示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
    ゲン、NO2、CHOであるか、あるいはR2及びR3
    それらが結合している原子と一緒になって環を形成する
    ことができ、ここでR23は構造 【化3】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
    て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
    Sである]を有する2−アリール−5−(ペルフルオロ
    アルキル)ピロール化合物の製造方法であって、構造式
    II 【化4】 [式中、A及びnは上記の通りである]を有するN−
    (アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオ
    ロアルキル)メチルアミン化合物を、溶媒の存在下で構
    造式IIIを有するジエノフィル化合物又は構造式IV
    を有するα,β−ジハロ化合物 【化5】 [式中、W及びYは上記の通りであり、ZはCl、Br
    又はIである]及び塩基と反応させることを含む方法。
  2. 【請求項2】 構造式VI 【化6】 [式中、YはCN、NO2又はCO2Rであり;RはC1
    −C4アルキルであり;nは1、2、3、4、5、6、
    7又は8の整数であり;Aは 【化7】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
    ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
    アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
    シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
    1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
    ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
    ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
    あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
    らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
    形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
    −、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
    示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
    ゲン、NO2、CHOであるか、あるいはR2及びR3
    それらが結合している原子と一緒になって環を形成する
    ことができ、ここでR23は構造 【化8】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
    て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
    Sであり;Halはハロゲン原子であり;Jは水素又は
    1−C6アルコキシメチルである]を有するアリールピ
    ロール化合物の製造方法であって、 (a)構造式II 【化9】 [式中、A及びnは上記の通りである]を有するN−
    (アリールメチレン)−1−クロロ−1−(ペルフルオ
    ロアルキル)メチルアミン化合物を、溶媒の存在下で構
    造式VIIを有するジエノフィル化合物又は構造式IX
    を有するα,β−ジハロ化合物 【化10】 [式中、Yは上記の通りであり、ZはCl、Br又はI
    である]及び塩基と反応させ、構造式VIII 【化11】 を有する2−アリール−5−(ペルフルオロアルキル)
    ピロール化合物を生成させ; (b)式VIIIの化合物をハロゲン化してJが水素で
    ある式VIのアリールピロール化合物を生成させ; (c)場合によりJが水素である式VIの化合物をアル
    コキシメチル化する段階を含む方法。
  3. 【請求項3】 構造式II 【化12】 [式中、nは1、2、3、4、5、6、7又は8の整数
    であり;Aは 【化13】 であり;Lは水素又はハロゲンであり;M及びQはそれ
    ぞれ独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1−C4
    アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキ
    シ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、
    1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィ
    ニル、C1−C4ハロアルキルスルフィニル、C1−C4
    ルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニルで
    あるか、あるいはM及びQが隣接位置にある場合、それ
    らはそれらが結合している炭素原子と一緒になって環を
    形成することができ、ここでMQは構造−OCH2
    −、−OCF2O−又は−CH=CH−CH=CH−を
    示し;R1、R2及びR3はそれぞれ独立して水素、ハロ
    ゲン、NO2、CHOであるか、あるいはR2及びR3
    それらが結合している原子と一緒になって環を形成する
    ことができ、ここでR23は構造 【化14】 により示され;R4、R5、R6及びR7はそれぞれ独立し
    て水素、ハロゲン、CN又はNO2であり;XはO又は
    Sであるが、但しAが非置換フェニル、p−クロロフェ
    ニル又はp−メチルフェニルである場合、nは1以外の
    整数である]を有する化合物。
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