JPH11268391A - 画像記録方法及び画像記録装置 - Google Patents

画像記録方法及び画像記録装置

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JPH11268391A
JPH11268391A JP10076776A JP7677698A JPH11268391A JP H11268391 A JPH11268391 A JP H11268391A JP 10076776 A JP10076776 A JP 10076776A JP 7677698 A JP7677698 A JP 7677698A JP H11268391 A JPH11268391 A JP H11268391A
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JP
Japan
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image
intermediate image
ink
recording
image carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP10076776A
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English (en)
Inventor
Masaya Nagata
昌也 永田
Hisahiro Tamura
壽宏 田村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の視認性に優れ、同一画像を複数枚記録
する場合に高速記録が可能な画像記録方法及び画像記録
装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、形状記憶樹脂層12を有した
中間画像像担持体1の表面を変化させるための刺激aを
供与(b)し、前記中間画像担持体1に凹部Hあるいは
凸部Hを形成(c)する第1の刺激供与ステップと、前
記中間画像像担持体1に形成された凹凸部Hのどちらか
一方にインクINKを塗布(d)するインク塗布ステッ
プと、前記中間画像像担持体1に塗布されたインクIN
Kを記録媒体Pに転写(f)する転写ステップと、前記
中間画像像担持体1に形成された凹部Hあるいは凸部H
を消去(h)する第2の刺激供与ステップと、を有する
画像記録方法で、実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱刺激により形状
記憶現象を示す形状記憶媒体を用いて、文字、画像の記
録を行う画像記録方法及び画像記録装置に係わるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年プリンタは、普通紙への対応、高速
性、低価格化、フルカラー化、高画質化、色再現の安定
化、低騒音化、低消費電力化、環境保全性等の要求が高
まってきており、様々な種類のプリンタが提案され製品
化されている。その中で電子写真方式を用いたレーザプ
リンタとインクドットを飛翔させるインクジェットプリ
ンタが前記要求に近いということで、非常な勢いで普及
しつつある。
【0003】しかしながら、レーザプリンタは、電子写
真方式を用いているため帯電・露光・現像・転写・定着
・クリーニング等の各プロセスが大変複雑なため小型化
が困難であり、トナーの定着のために多くの電力を必要
とし、また、所定の定着温度へ昇温するのにいわゆるウ
ォーミングアップ時間を必要とし、帯電・転写に伴いオ
ゾンを発生するなどの問題がある。一方、インクジェッ
トプリンタは、シリアルヘッドを用いて紙に直接インク
を飛翔させて画像を形成するため小型・低価格・低消費
電力ではあるが、シリアルヘッドでのスキャン及びイン
ク乾燥のために印字速度が遅く、普通紙でのインクの滲
み等の問題がある。
【0004】そのため、前記問題点を解決する画像記録
装置として、例えば、特開平5−11453号公報によ
れば、像担持体の表面を画像情報に基づいてサーマルヘ
ッドの熱あるいはワイヤードット方式のワイヤーピンの
打撃により凹部を形成し、該凹部にインクを充填後転写
紙に転写することにより画像を形成する方法が開示され
ている。
【0005】また、近年、繰り返して画像記録及び消去
が可能な可逆性感熱記録材料が提案されている。例え
ば、Japan Hard Copy‘94論文集(p
p.121−124)や特開平6−344670号公報
によれば、可逆性感熱記録材料を用いた媒体としてウレ
タン系形状記憶樹脂及びナフタロシアニン誘導体からな
る有機光メモリが提案されている。その画像の記録は、
該媒体に半導体レーザ光を照射することにより行い、画
像の消去は該媒体のガラス転移点以上の熱を加えること
により行っている。
【0006】また、繰り返して画像記録及び消去が可能
な可逆性感熱記録材料を用いた画像記録消去方法が、特
開平7−186555号公報に開示されている。
【0007】さらに、特開平1−255857号公報、
特開平4−33877号公報、特開平4−43070号
公報等によれば、紫外線等の刺激を与えることによりそ
の表面状態が親水性/疎水性に可逆的に変化するフォト
クロミック材料を用いた画像記録方法及びその装置が開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記開
示されている技術においては以下のような問題を有して
いる。
【0009】特開平5−11453号公報における印刷
方法によれば、使用する像担持体はシート状のポリプロ
ピレン樹脂を用いているので従来の孔版原紙や光硬化性
樹脂を用いた場合に比べてランニングコストを抑えるこ
とができるが、一旦画像を記録した像担持体は回収され
次回の記録の際には新たな像担持体を用いるので、印刷
原版ごとに新たな像担持体を必要としている。また、像
担持体をシート支持ドラム上に保持するためのクランプ
手段及び該クランプ手段をシート支持ドラムに搬送する
ための搬送手段等が必要となり、装置構成が複雑になっ
ている。
【0010】特開平6−344670号公報において
は、レーザが照射された部分の形状変化を利用して記録
の有無を実現しているだけなので、視覚的な画像形成は
されていない。また、画像形成装置へ応用した場合の記
述はなされていない。
【0011】特開平7−186555号公報による画像
記録消去方法は、熱により透明度若しくは色調が可逆的
に変化する熱可逆性記録媒体を用いて該媒体に画像を直
接記録する方法であるので、媒体のコストに起因してラ
ンニングコストが高くなるという問題がある。また、該
媒体は樹脂材料により構成されているいわゆる特殊紙で
あるので、鉛筆、万年筆等による筆記性が悪いという問
題もある。
【0012】特開平1−255857号公報、特開平4
−33877号公報、特開平4−43070号公報等の
方法によれば、画像の形成及び消去にそれぞれ波長の異
なる光源を必要とするので光源及びフォトクロミック材
の選定に制限を生じたり、消去用光源に紫外線を用いる
ので安全性に問題がある。
【0013】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的とするところは、画像の
視認性に優れ、同一原稿の高速記録が可能な画像記録方
法及び画像記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像記録
方法は、形状記憶樹脂層を有した中間画像担持体の表面
を変形させるための刺激aを与える第1の刺激供与ステ
ップと、該中間画像担持体に形成された凹凸のどちらか
一方にインクを塗布するインク塗布ステップと、該中間
画像担持体に塗布されたインクを記録媒体に転写する転
写ステップと、該中間画像担持体に形成された変形を消
失させるための刺激bを与える第2の刺激供与ステップ
と、を有することを特徴とする。
【0015】請求項2記載の画像記録方法は、請求項1
の画像記録方法において、前記刺激aを与える第1の刺
激供与ステップまたは刺激bを与える第2の刺激供与ス
テップは、間接的な熱エネルギーの供与であることを特
徴とする。
【0016】請求項3記載の画像記録方法は、請求項1
または2に記載の画像記録方法において、前記手段に中
間画像担持体の表面をクリーニングするためのクリーニ
ングステップをさらに含むことを特徴とする。
【0017】請求項4記載の画像記録方法は、請求項1
乃至3いずれかに記載の画像記録方法において、前記手
段に記録媒体上に転写されたインクを定着する定着ステ
ップをさらに含むことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の画像記録方法は、請求項1
乃至4いずれかに記載の画像記録方法において、前記中
間画像担持体に塗布されたインクを記録媒体に転写する
転写ステップと、記録媒体上に転写されたインクを定着
する定着ステップと、該中間画像担持体に形成された変
形を消失させるための刺激bを与える第2の刺激供与ス
テップとの3つの手段のうち少なくとも2つ以上のステ
ップを同時に行うことを特徴とする。
【0019】請求項6記載の画像記録装置は、形状記憶
樹脂層を有した中間画像担持体と、該中間画像担持体の
表面を変形させるための第1の熱エネルギーを付与する
ことにより中間画像を形成する中間画像記録手段と、該
熱エネルギーを付与する中間画像記録手段により形成さ
れた画像担持体上の凸部あるいは凹部にインクを塗布す
るインク塗布手段と、該中間画像担持体上に塗布された
インクを記録媒体に転写する転写手段と、該中間画像担
持体上に形成された中間画像を消去するための第2の熱
エネルギーを付与することにより中間画像を消去する中
間画像消去手段と、を有することを特徴とする。
【0020】請求項7記載の画像記録装置は、請求項6
に記載の画像記録装置において、前記中間画像記録手段
と中間画像消去手段は、同一手段で構成されてなること
を特徴とする。
【0021】請求項8記載の画像記録装置は、請求項6
に記載の画像記録装置において、前記中間画像消去手段
は、転写後の記録媒体を定着する定着手段を兼ねている
ことを特徴とする。
【0022】請求項9記載の画像記録装置は、請求項6
に記載の画像記録装置において、前記転写手段は、転写
ローラ内部に加熱体を有し、該加熱体は、前記中間画像
を消去する中間画像消去手段と記録媒体を定着する定着
手段を兼ね、該加熱体の温度を制御することを特徴とす
る。
【0023】請求項10記載の画像記録装置は、請求項
9に記載の画像記録装置において、前記加熱体は、中間
画像消去時における加熱温度が、それ以外の動作時の加
熱温度よりも高くなるように制御されることを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明におけ
る実施例1として画像記録方法とその各ステップについ
て図面を用いて説明する。
【0025】図1は、画像記録方法の各ステップを示し
ており、同図(a)はそれに用いる中間画像担持体1
(以下像担持体)の断面構造を示しており、該像担持体
1は紙面垂直方向に伸びて形成されている。
【0026】像担持体1は、基材11及び記録層12と
からなっており、基材11は例えば、ポリカーボネート
樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹
脂等のプラスチック、ガラス等を用いることができる。
また、記録層12は形状記憶樹脂、例えば、ポリノルボ
ルネン系、トランスポリイソプレン系、スチレン・ブタ
ジエン共重合体系、ウレタンエラストマー系、ポリマー
アロイ系等の形状記憶樹脂にナフタロシアニン系化合物
から構成された色素を配合したものを用いることができ
る。前記形状記憶樹脂及び色素を溶剤に溶解し、基材1
1上に塗布/乾燥することにより像担持体1を形成す
る。あるいはシート状に形成した記録層12を基材11
に被覆してもよい。基材11の厚さ及び記録層12の厚
さは、それぞれ500μm(マイクロメータ)〜数mm
(ミリメータ)及び数μm〜10数μmである。尚、使
用する形態によって基材11厚、記録層12厚は異なっ
てくるのでこれに限ったものではない。このとき用いる
溶剤としては、形状記憶樹脂及び色素及び基材の種類に
より異なるが、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナ
ン、デカン等の脂肪族炭化水素、クロロホルム、塩化メ
チレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素、シクロヘキサ
ン、メチル/エチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水
素、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル等の鎖状エー
テル等を用いることができる。
【0027】尚、記録層12上にさらに記録面保護層を
設けた構造であってもよい。目的はインク転写ステップ
におけるインクの離型性の向上、耐久性、耐熱性の向上
等である。前記記録層12は、第1の刺激として局部的
に熱を加えるとその部分が変形して凹凸が形成され、さ
らに第2の刺激として、前記形状記憶樹脂のガラス転移
点温度以上かつ融点以下の温度となるような熱を加える
ことで、形状記憶樹脂の内部応力により元の平坦状態に
戻るという性質を有するものである。
【0028】また、記録層12に与える刺激が光である
場合、基材11と記録層12の間に光−熱変換効率の高
い中間層を設けた構造であってもよい。この場合、記録
層12には使用するレーザの発振波長において光−熱変
換効率が高くなるような材料を選択する。これにより、
効率のよい光−熱変換を行うことができ、少ない投入エ
ネルギーで記録層12を変形及びその消去を行うことが
できる。
【0029】本実施例の画像処理方法は、次の4つのス
テップからなっている。以下にそれぞれについて説明す
る。
【0030】《第1のステップ(第1の刺激供与ステッ
プ):S1》図1(b)に示すように、前記像担持体1
の記録層面裏側から第1の刺激aを像担持体1に供与し
中間画像を形成する。第1の刺激aは例えば半導体レー
ザ等のレーザ光であり、該レーザ光が照射した部分は光
―熱変換により部分的に加熱されることにより記録層1
2が変形する。レーザとしては半導体レーザ以外に、H
e−Neレーザ、Arレーザ、Krレーザ、CO2 レー
ザ、Nd:YAG/Nd:YLFレーザ、He−Cdレ
ーザ等が利用可能であり、装置の大きさに制約がなく高
速記録が第一に優先される用途にはこれらのレーザを用
いる方が好ましい。
【0031】しかし、半導体レーザは小型、低価格、低
消費電力の他、その注入電流の変調により光強度のON
/OFFが直接変調できる等の他のレーザにはないメリ
ットがある。したがって、パーソナルユース等の小規模
なスケールの記録にあっては半導体レーザを用いること
が好ましい。
【0032】図1(c)に示すように、以上のことから
半導体レーザを用いれば、画像情報に応じて注入電流を
変調することにより選択的な凸部Hが形成される。該凸
部Hの大きさは、レーザ光のスポット径、エネルギーに
よって変化し、該スポット径はレンズの光学特性によっ
て可変であるので画像記録の解像度に応じてスポット径
を決定する。例えば、スポット径として数μm(マイク
ロメータ)程度は容易に達成可能であり、画像記録解像
度に変換すると2000DPI(dot per in
ch)以上の高解像度記録が可能である。
【0033】尚、レーザ光による光−熱変換を行うこと
により凸部Hを形成する場合、基材11としては、使用
するレーザ光の波長に対し透明な部材であれば、基材1
1による余分な吸収がなくなるのでより好ましい。前記
部材はいずれも一般的な半導体レーザ波長、すなわち8
30nm、780nm等の近赤外あるいは650nm〜
630nm等の赤外に対し吸収率が低い。
【0034】さらに前記レーザ光は像担持体1に対し、
図面内のX方向に繰り返し走査されるとともに(これを
主走査という)、それと直角方向(Y方向)に移動する
ことにより(副走査という)2次元的な中間画像が形成
される。
【0035】主走査を行うには、ポリゴンミラー、ガル
バノミラー等の回転によるレーザ光の反射あるいは複数
のホログラムが形成された円盤ディスクの回転によるレ
ーザ光の回折を用いることができる。これらはレーザプ
リンタ、POS等によって一部実用化されており公知の
技術である。
【0036】副走査を行うには、前記主走査方向と直角
方向にレーザ光を、例えば1軸ステージによって移動す
る。あるいは、レーザ光を移動する方法にかえて像担持
体1を移動させてもよい。この時、主走査によって1ラ
イン走査する毎に、副走査方向に所定量だけ移動するよ
うにする。これによって主走査方向及び副走査方向とも
に必要解像度に応じた大きさの凸部Hが形成される。
【0037】以上のようにして、画像情報に対応した凸
部Hが中間画像として像担持体1上に形成される。
【0038】《第2のステップ(インク塗布ステッ
プ):S2》図1(d)に示すように、凸部Hが形成さ
れた像担持体1にのみインク塗布手段3によってインク
INKを塗布する。インク塗布方法としては、インクI
NKが塗布されたインク塗布ローラ31を像担持体1に
接触させることにより、インク塗布ローラ31上のイン
クを像担持体1の凸部Hに転写する。あるいは他の公知
の方法により行ってもよい。
【0039】像担持体1あるいはインク塗布ローラ31
のどちらか一方を相対的に移動することにより、図1
(e)に示すように像担持体1に2次元的に形成された
凸部H全部にインクを塗布することができる。
【0040】《第3のステップ(インク転写ステッ
プ):S3》図1(f)に示すように、記録媒体Pを像
担持体1に接触させ、図1(g)に示すように像担持体
1上のインクINKを記録媒体P上に転写する。
【0041】転写方法としては、記録媒体Pと像担持体
1を重ね合わせた後、プレスあるいはローラ等によって
両者を均一に加圧することにより行う。あるいは、回転
体の周上に巻き付けた記録媒体Pを像担持体1に接触さ
せるとともに、記録媒体Pと像担持体1が滑らないよう
に回転体を回転させることにより行う。あるいは他の公
知の方法によっても行うことができる。
【0042】尚、転写動作終了後、連続記録を行うか否
かの判断(S4)が行われる。その際、もし連続記録を
行う場合には前記第2のステップに戻って、前記と動作
を繰り返す。一方、連続記録を行わない場合には次に第
4のステップに進む。
【0043】《第4のステップ(第2の刺激供与ステッ
プ):S5》転写動作終了後、これ以上連続記録を行わ
ないで動作を終了した場合、次回の新たな内容の記録に
備え像担持体1に形成されている凸部Hを消去するため
に、図1(h)に示すように第2の刺激bを供与する。
詳細には、像担持体1全面を記録層12形成方向から加
熱体5から熱エネルギーを与えることにより加熱する。
あるいは、基材11による熱の吸収が少なく記録層12
において効果的に加熱できれば、基材11形成方向から
第2の刺激bを供与することも可能である。
【0044】第1の刺激供与ステップaに対し第2の刺
激供与ステップbは、面状に発熱する加熱方法を用いる
ことにより、像担持体1上に形成されている凸部Hを一
括して消去することができる。加熱体5としては、熱光
源、すなわち、発光に際し発熱を伴う光源を用いること
ができ、例えばタングステンランプ、ハロゲンランプ、
キセノンランプ、メタルハライドランプ、赤外線ランプ
等が挙げられる。
【0045】800W程度のハロゲンランプを用い、像
担持体1上の温度を70〜100℃となるようにハロゲ
ンランプの駆動を制御することにより、像担持体1上に
形成された凸部Hを消去する。
【0046】これによって、像担持体1上に形成されて
いる凸部Hを消去することができて、次回に新たな画像
を形成することができる。
【0047】以上のように、画像処理方法は4つの基本
ステップS1、S2、S3及びS5により構成されてい
る。そのフローチャートを図2に示す(S1→S2→S
3→S4→S5)。
【0048】本実施例においては、像担持体1上に形成
した画像情報としての凸部Hはインク転写後も、ステッ
プS4での連続記録を行うか否かの判断処理を通るた
め、もし連続記録を要求していない場合には、消去され
ず同一画像を引き続き記録することができるので高速記
録が可能である。尚、処理フローにおける各ステップの
構成は図2に限られるものではなく、例えば、第5のス
テップ(第2の刺激供与ステップ)が動作の最初にきた
場合であってもよく、その場合フローは(S5→S1→
S2→S3→S4)のようになる。さらに、該凸部Hは
第2の刺激を与えることにより消去可能であるので、何
回でも異なる画像を記録することができ、したがって、
ランニングコストに優れた画像記録方法を提供できる。
また複数枚記録時は書き込み及び消去ステップを経るこ
となく記録動作を行うことが可能となり、1枚当りの記
録時間が単数枚記録時の記録時間に比べ短縮化できる。
【0049】(実施例2)以下、本発明における実施例
2としてクリーニングステップ及び定着ステップについ
て説明する。尚、前記実施例と重複する部分の説明は省
略する。
【0050】図1(f)から(g)に示したインク転写
ステップ(図2での第3のステップ(S3))におい
て、像担持体1上のインクが必ずしも完全に記録媒体P
に転写するとは限らず、次回の画像記録時に残留インク
が記録媒体Pに付着し、ノイズや汚れとなる場合があ
る。そのため、本実施例においては、画像記録後に像担
持体1上のインクを除去するクリーニングステップを設
ける。これは、ステップS4あるいはS5の後に実行さ
れる。さらに記録媒体Pに付けたインクを早期に乾燥
し、固着させるために定着ステップを設ける構成として
もかまわない。
【0051】像担持体1は、他の部材と接触するので摩
擦帯電を生じ易いために接触部分の部材を帯電し難い材
料で形成する。すなわち、1)導電性部材で形成する、
2)導電性部材を添加する等の方法が適用できる。この
ような記録媒体Pの帯電はノイズ発生源となって画像の
劣化を引き起こしたり、半導体レーザ及びその電気回路
部分(図示せず)を誤動作あるいは破壊させたり、ま
た、記録終了後において記録媒体Pを重ねて保存してお
くと記録媒体P同士が電気的にくっついて離すことが困
難であったり、また、作業者が帯電した記録媒体Pに接
触した時の不快感等、多くの問題点が有る。そのため、
除電ステップは必ずしも必要条件ではないが、より良い
方法及び装置を完成していく上で重要な動作である。
尚、上記のインク、埃、紙粉等を除去する手段はそれぞ
れ別であってもよいし、同一であってもよい。
【0052】(実施例3)以下、本発明における実施例
3として前記画像記録方法の具体的な装置への適用につ
いて説明する。尚、前記実施例と重複する部分の説明は
省略する。
【0053】図3は、本実施例における画像記録装置の
要部断面図を、図4はその一連の制御信号を示してい
る。さらに、図示しない搬送手段によって像担持体1が
図中矢印A方向に移動可能なようになっている。また、
搬送方向に沿って中間画像記録手段2、インク塗布手段
3、インク転写手段4、中間画像消去手段5がそれぞれ
配されている。以下各々について説明する。
【0054】像担持体1は、前記実施例において説明し
た基材11及び形状記憶層12からなる記録層を平板状
に加工したものである。像担持体1の大きさは、幅70
mm(紙面に垂直方向)、長さ150mm、厚さ1.5
mmであり、記録媒体の大きさより少し大きめ(ここで
は幅50mm、長さ100mm)に形状記憶層12が塗
布してある。
【0055】画像記録手段2は、前記像担持体1に第1
の刺激として熱エネルギーを選択的に加えることにより
画像情報に応じた凸部Hあるいは凹部Hを一時的に形成
するための半導体レーザ21からなる光学系により構成
されている。該半導体レーザ21は定格出力100mW
の近赤外レーザを使用し、約10ミクロンの凸を作成し
た。
【0056】半導体レーザ21からの出力光Lは、光学
手段22、偏向手段23、折り返しミラー24を経由し
て像担持体1に導かれ、記録層12における光−熱変換
機能によって凸部Hを形成するとともに、該半導体レー
ザ21の光出力Lの変調により選択的な凸部Hの形成を
行っている。光学手段22は半導体レーザ21からの光
Lを必要に応じて整形、補正し像担持体1上で焦点を結
ばせるためのものであり、一般には複数の光学レンズか
ら構成され、偏向手段23は半導体レーザ21からの光
Lを像担持体1主走査方向(紙面に垂直方向)に走査す
るためのものであり、6面ポリゴンミラーを用いてい
る。
【0057】次にインク塗布手段3について説明する。
インク塗布手段3は、インクタンク30、インク塗布ロ
ーラ31から構成されている。インクタンク30内には
インクINKが貯蔵されており、インク塗布ローラ31
の回転により該ローラ31周上にインク層が形成され
る。さらに該インク層厚を均一に形成するために層形成
手段が設けられていてもよく、例えば数〜十数μm(マ
イクロメータ)厚になるように層厚を制御している。層
形成手段の材質としてはSUS板等の金属板を使用す
る。この他にウレタン系やシリコーン系の弾性体、フッ
素樹脂等、あるいはこれらの複合部材を用いることがで
きる。また、前記物理的な手段に代えて、層状の空気を
当てることにより層厚を規制するエアーナイフ法であっ
てもかまわない。
【0058】インクは、直接染料、酸性染料、塩基性染
料、媒染染料、酸性媒染染料、硫化染料、硫化建染染
料、建染染料、可溶性建染染料、アゾイック染料、分散
染料、反応染料、酸化染料等の公知の染料及び顔料を溶
媒で希釈したものを用いることができ、インク塗布ロー
ラ31を画像担持体1の凸部Hに接触させることにより
インクINKを塗布する。
【0059】次に転写手段4について説明する。転写手
段4は、像担持体1の記録層12が形成された面に転写
ローラ41が、また、像担持体1の基材11が成された
面に加圧ローラ43が配設されており、両者によって像
担持体1を押圧するようになっている。そして、像担持
体1が所定位置に移動した時、図示しない給紙手段によ
って記録媒体Pが転写ローラ41に搬送され、転写ロー
ラ41に設けられたグリッパー42により記録媒体Pの
一端が転写ローラ41に固定され、転写ローラ41の回
転により巻き付けられる。
【0060】転写ローラ41は、金属あるいは樹脂等に
より形成されたφ50の円筒あるいは円柱状の表面に厚
さ20μmのフッ素ゴムからなる被覆層411を設けた
構造であり、図示しない駆動手段によって矢印B方向に
回転可能になっている。さらに、回転速度はその線速度
が像担持体1の搬送速度と等しくなるように制御され
る。
【0061】加圧ローラ43は、金属製芯金431の周
りにソリッドゴムやスポンジゴム等の弾性体432を形
成したものである。例えば、φ30mmのアルミニウム
製芯金上に厚さ5mmのシリコーンゴムからなる弾性層
を設けて構成される。
【0062】給紙手段によって記録媒体Pは、画像担持
体1と加圧ローラ43により構成される転写部に搬送さ
れ、像担持体1の凸部Hに塗布されたインクINKが記
録媒体P上に転写される。転写後の記録媒体Pは、グリ
ッパー42からの固定が解除されて転写手段41から分
離するとともに図示しない排紙手段によって排紙トレイ
あるいは機外に排出される。
【0063】次に画像消去手段5について説明する。画
像消去手段5は、熱光源52及び遮蔽板51から構成さ
れている。熱光源52は、第2の刺激としての熱エネル
ギーを与えることにより像担持体1に形成された中間画
像を消去するためのものであり、熱光源52であるハロ
ゲンランプからの放射熱が像担持体1に照射されるよう
に配置されている。
【0064】遮蔽板51は、熱光源52からの放射熱を
効率よく像担持体1に導くためのものであり、像担持体
1上における温度分布が均一になるように構成してい
る。また画像消去手段5として、非接触タイプを用いた
が内部に熱源を有する接触タイプを用いてもかまわな
い。
【0065】ここで図4は、START/STOP信
号、像担持体搬送信号、中間画像記録信号、インク塗布
信号、給紙信号、転写ローラ駆動信号、排紙信号、中間
画像消去信号の各信号がONからOFF状態の期間に、
前記該等する各手段が目的の動作を行うことを示した一
連の処理シーケンスである。
【0066】以上の一連のシーケンスにより、1枚の画
像記録が完了する。尚、引き続き同一内容の画像を出力
する場合には、画像消去及び画像書き込み動作を行うこ
となく像担持体1を図中矢印Aとは反対方向であって中
間画像記録部分の先頭がインク転写部に位置する場所ま
で逆搬送することにより、再び前記インク塗布及び転写
動作を行う。
【0067】以上は像担持体1の凸部Hにインクを塗布
する場合であったが、平坦部に塗布する場合であっても
よい。この場合、像担持体1に全面にインクを塗布した
後、凸部Hに塗布されたインクを図示しないブレード等
によって除去すればよい。これにより、平坦部にのみイ
ンクが塗布されることになるので、上述した方法に対し
ネガティブな画像が得られる。
【0068】(実施例4)以下、本発明における実施例
4として画像記録と画像消去を同一部材で行う装置への
適用について説明する。尚、前記実施例と重複する部分
の説明は省略する。
【0069】図5は、本実施例における画像記録装置の
要部断面図を示しており、図3の構成に対しては中間画
像消去部が異なっている。すなわち、熱光源52に代え
て中間画像記録手段2と同じレーザ光学系を用いてい
る。
【0070】要点だけを説明すると、中間画像記録/消
去手段は、半導体レーザ21、光学手段22、偏向手段
23、経路切り替えミラー28及び反射ミラー29から
構成されている。
【0071】ここで、経路切り替えミラー28はレーザ
光Lの経路を切り替えるためのものであり、図示しない
駆動装置により位置が可変となっている。すなわち、画
像記録時にはレーザ光Lが記録部に照射されるように、
90°で反射し、画像消去時にはレーザ行路から退去す
るように制御される。画像消去時は、さらにレーザ光L
は反射ミラー29に到達するとともに反射されて、凸部
Hが既に形成された像担持体1上に到達する。画像消去
時の半導体レーザ21の駆動は、凸部Hが形成された部
分のみを選択的に照射することも考えられるが、連続駆
動であってよく、これにより制御が簡略化される。画像
記録時と画像消去時では半導体レーザ21に流す駆動電
流を変化させることによりエネルギー密度を変化させる
ことで記録、消去を行う。
【0072】また前記構成において、半導体レーザ21
と画像記録面間距離d1及び半導体レーザ21と画像消
去面間距離d2が一般に異なるので画像記録面上でレー
ザスポット径を最適に設計した場合、必ずしも画像消去
面上でのレーザスポット径が最適になるとは限らない。
このような問題に対しては、画像記録と画像消去とで光
学系22位置を変化させることにより各レーザスポット
径を最適値に設定することが可能である。
【0073】(実施例5)以下、本発明における実施例
5としてクリーニング装置について説明する。尚、前記
実施例と重複する部分の説明は省略する。
【0074】図6は、本実施例による画像記録装置の要
部断面図を示しており、図3の構成に加え消去手段の下
流側にクリーニング手段6が配設されている。
【0075】クリーニング手段6は、転写部においてイ
ンクが記録媒体Pに完全に転写されず像担持体1上に残
っている場合に、該インクを除去するために用いられる
ものであり、これにより次回の記録時において画像汚れ
を引き起こすことがない。このクリーニング手段6は、
像担持体1に接触することによりその目的を果たすの
で、部材としてはインク吸湿性を有し像担持体1にダメ
ージを与えない柔らかい材料を用いるとよい。具体的に
は、ポリウレタン等の弾性部材、ポリ(メタフェニレン
イソフタルアミド)短繊維とポリ(メタフェニレンイソ
フタルアミド)のフィブリッドからなるアラミド100
%シート、芳香族ポリアミド樹脂にポリエチレンテレフ
タレート樹脂を含有する不織布あるいはアラミド繊維と
未延伸ポリ(フェニレンサルファイド)繊維からなる不
織布を加熱圧着したウェッブ等が挙げられる。
【0076】図6においては、クリーニングローラ6は
直径15mmのアルミニウム製芯金上に厚さ2mmのノ
ーメックス(商品名 デュポン社)からなるフェルトを
螺旋状に巻き付けた構成である。ここではローラ状とし
たが、巻き取りタイプのシート状あるいはブレード状、
ブラシ状であってもよい。
【0077】クリーニング方法としては、前記説明のも
のに限ることはなく、静電気を利用した静電気ブラシク
リーニング方式、マグブラシクリーニング方式、ファー
ブラシクリーニング方式、ブレードクリーニング方式等
であってもよい。これらの方法により、インクのみなら
ず記録媒体の繊維屑等を除去することができる。
【0078】以上より、基本構成に加えてクリーニング
手段6を配設しているので、転写不良により残存してい
るインクや記録媒体の繊維屑等を除去できるので、画像
劣化がない高画質な記録を行うことができる。
【0079】また、導電性ブラシを像担持体1に接触す
ることにより像担持体1に帯電している電荷を放電除去
することも可能である。
【0080】(実施例6)以下、本発明における実施例
6として転写と画像消去を同時に行う装置について説明
する。尚、前記実施例と重複する部分の説明は省略す
る。
【0081】図7は、本実施例による画像記録装置の要
部断面図を示しており、図3の構成に対して転写ローラ
41あるいは加圧ローラ43の内部に加熱源44(44
a、44b)を配設している。加熱源44はハロゲンラ
ンプである。また、それによって中間画像消去手段5が
省略された形となっている。前記実施例では、転写動作
終了後画像消去部によって画像が消去されていたのに対
し、本実施例においては、転写動作とほぼ同時に画像消
去が可能なように構成されている。
【0082】以下に、転写ローラ41内部にのみ加熱源
44(44a)を設けた場合の動作を説明する。
【0083】まず、画像出力信号が入力されると、加熱
源44aが駆動され、像担持体記録層12の温度が70
〜100℃となるように転写ローラ4表面温度が制御さ
れる。画像記録部及びインク塗布部を通過した像担持体
1が所定位置に移動すると給紙手段によって記録媒体P
が転写部に搬送され、転写ローラ41と加圧ローラ43
により加圧されてインクが転写するとほぼ同時に転写ロ
ーラ41の熱が記録媒体Pを介して像担持体1に伝わる
ことで、像担持体記録層12を加熱する。ほぼ同時とい
う表現を詳細に説明すると、転写ローラ対4(転写ロー
ラ41と加圧ローラ43)は線圧約1kg/cm2で像
担持体1に接触しており、ニップが形成される。そのた
め像担持体1と記録媒体Pは転写ローラ4直下より上流
側でまず接触し、記録媒体Pにインクが転写される。そ
の後、線圧がもっとも高くなる転写ローラ4直下で温度
が70〜100℃に設定しているため、記録層12に形
成されている凸部Hは消去されることになる。
【0084】また、加熱源44aの熱が効果的に像担持
体記録層12に伝わるようにするために、加圧ローラ4
3の肉厚はなるべく薄く形成し、0.5mmとした。さ
らに当部の熱伝導性を向上するために厚さをより薄く形
成すると共にフィラー(Al、Cu、W、Fe等)を添
加してもかまわない。同様の理由で像担持体11及び記
録層12にフィラーを添加しても良い。
【0085】以上により、インクの転写動作と同時に像
担持体1に形成されている中間画像を消去することがで
きる。また、画像消去手段が転写手段に内蔵されている
ので、装置の小型化が行える。
【0086】前記構成とは逆に、加圧ローラ43内部に
のみ加熱源44(44b)を配置した構成であってもよ
い。さらに転写ローラ41及び加圧ローラ43の両方の
内部に加熱源44(44a、44b)を配設した構成で
あってもよい。このように両方に配置した場合は、像担
持体記録層12の温度を効果的に、また瞬時に上げるこ
とができるので、加熱源が1つの場合に比べて消去不良
となることを抑制することができるとともに、ウォーミ
ングアップ時間を短縮することができる。
【0087】また、図中Cの位置すなわち転写手段上流
であってインク塗布手段下流の任意の位置に、熱的なバ
イアスを与えるための加熱源がさらに設けられた構成で
あってもよい。該加熱源による像担持体記録層12の温
度は画像消去温度(80℃)よりも低く設定し、例え
ば、30〜40℃とする。これにより、中間画像を転写
前に誤って消去することがなく、かつ、転写/消去部に
おいては確実に消去することができる。
【0088】次に別の動作について説明する。
【0089】前記説明では、転写と同時に中間画像が消
去されてしまうので、同一画像を出力する場合には再び
中間画像を記録しなければならない。したがって、図8
に示すように、ステップS1とS2は前記図2と同じで
あるが、ステップS3で最終ページか否かを判断するこ
とによって、加熱源44を動作させるタイミングを制御
する。
【0090】すなわち、同一画像を出力する命令(連続
記録信号)が入力された場合、ステップS4−2のよう
に、加熱源44を動作させずに前記動作を繰り返して行
う。これにより、像担持体1上に形成された中間画像を
消去することがないので、連続して出力することができ
る。そしてステップS4−1のように、最終ページ記録
時に加熱源44を動作させて転写及び中間画像消去動作
をほぼ同時に行うことで、次回の画像記録時に異なる画
像を記録することができる。
【0091】以上の動作を行うことによって、同一画像
を連続して出力する場合にも本実施例を効果的に適用す
ることができる。
【0092】(実施例7)以下、本発明における実施例
5として定着装置について説明する。尚、前記実施例と
重複する部分の説明は省略する。
【0093】図9は、本実施例による画像記録装置の要
部断面図を示しており、図3の構成に加え定着手段が配
設されている。ここで(a)は全体図で、(b)は定着
手段の拡大図である。
【0094】定着手段7は、一対の加熱ローラ71、7
2とからなっている。アルミニウムの薄肉中空の基材7
11、721の外周面に、インクに対し高接触角を有す
る離型層712、722を形成したローラ内に、加熱体
713、723を配設したものである。該離型層71
2、722としては、PTFE(ポリテトラフルオロエ
チレン)、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体)、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体)等のフッ素樹脂をコーティングにより形成、あ
るいはフッ素ゴム、シリコーンゴム等の弾性体をプレス
成形や巻き蒸し等の常法にしたがって加硫接着させた
後、円筒研削盤等によって所定の外径に研削することに
より形成される。
【0095】以下、主要部分の動作について説明する。
転写終了後において記録媒体Pは図示されない分離爪等
によって像担持体1から分離される。そして記録媒体P
は前記定着ローラ71、72の間を搬送されることによ
り、熱及び圧力が加えられ、その上にインクが定着す
る。
【0096】尚、本実施例においては加熱ローラ71、
72ともにその内部に加熱源713、723を有してい
たが、これに限られることはなく、例えば、ローラ72
のみに加熱源723を有したものであってもよい。ま
た、さらにこの場合、ローラ71はロール形状でなくて
も、例えば、ベルト状、平板状あるいはある曲率を持っ
た固定部材であってもよい。
【0097】本実施例は、前記実施例3との組み合わせ
のみならず、前記実施例4乃至6のいずれかの組み合わ
せにおいても、良好に適用できるものである。
【0098】(実施例8)以下、本発明における実施例
8として転写と定着及び画像消去を1部材で同時に行う
装置について説明する。尚、前記実施例と重複する部分
の説明は省略する。
【0099】図10は、本実施例による別の画像記録装
置の要部断面図を示しており、図3の構成に対して転写
手段及び定着手段の部分が異なっている。すなわち、前
記各実施例においては該各手段が別個の手段として構成
されていたのに対し、本実施例においては同一部材によ
り両動作を実現するようになっている。
【0100】転写定着手段8は、金属製の中空ローラ8
1の周りにソリッドゴムやスポンジゴム等の耐熱性の弾
性体層(図示せず)を形成したローラ81と、記録媒体
Pを固定するためのグリッパー82、前記ローラ81内
部に配置された加熱体83とからなっている。中空ロー
ラ81はアルミニウム、銅等の熱伝導性に優れた材料に
より構成され、また、加熱体83からの熱を弾性体表面
に素早く伝達するために薄肉に形成されている。加熱体
83はハロゲンランプ等を用いている。これらは一般の
複写機等の定着手段において用いられている定着ローラ
を利用することができる。
【0101】図11は、本実施例の動作を示したタイミ
ングチャートで、以下にその動作を説明する。
【0102】連続記録枚数をN、現在記録中の枚数をi
とする。インク塗布済みの像担持体1は、転写定着部に
搬送され、一方、給紙信号のタイミングを基に給紙手段
により記録媒体Pが搬送され、転写定着手段8と像担持
体1の間を通過することにより像担持体1上のインクI
NKが記録媒体Pに転写される。また、該転写定着手段
8は、その内部に設置された加熱体83によってその表
面を一定となるように制御する。記録媒体Pに伝わり、
転写後のインクが定着される。この時、加熱体83の加
熱による像担持体1の記録層12上の温度T1が像担持
体1の記録層12の消去温度Te(80℃)より高くな
ると、記録層12に形成されている凸部Hが消去されて
しまうので該消去温度よりも低くなるようにTrを設定
する。例えばTr=100℃一定に制御したとき、T1
は60℃となり、Te以下となるので凸部Hは消去され
ない。
【0103】i≠Nの場合には、中間画像消去動作を行
わないので中間画像消去信号は発生しない。1枚目の記
録が終わると像担持体1の搬送手段(図示せず)は像担
持体1を逆搬送することによりインク塗布位置に戻る。
その後、インク塗布から転写及び定着動作を繰り返すこ
とによりi=N−1までの画像記録を行う。i=Nの場
合には、インク塗布動作までは前記の記述と同じであ
る。これによって、インクの転写と同時に定着すること
が可能となる。
【0104】また、前記実施例6で説明したように、最
終ページ記録時においてさらに中間画像の消去を転写/
定着動作と同時に行う場合には、図14のタイミングチ
ャートに示すように、i=Nの時に加熱体83による像
担持体1表面温度T1を像担持体1の記録層12の消去
温度Te以上となるように制御する。これにより、転写
/定着と同時に中間画像の消去を行うことができる。し
たがって、この場合には図10に示した中間画像消去手
段5は省略することができて、構成が一層簡略化され
る。
【0105】以上により、本実施例においては加熱源8
3の温度を制御することにより転写と定着の同時動作及
び転写と定着と中間画像消去の同時動作を行うことがで
きるとともに両者を切り替えて行うことができる。
【0106】(実施例9)以下、本発明における実施例
9として転写と定着及び画像消去を1部材で同時に行う
別の装置について説明する。尚、前記実施例と重複する
部分の説明は省略する。
【0107】図12は、前記図10に対して定着手段及
び中間画像消去手段の部分が異なっている。
【0108】ここで定着及び中間画像消去手段9は、熱
光源92及び遮蔽板91とから構成されており、熱光源
92からの放射熱が記録媒体P及び像担持体1の両方に
当るように配設されており、熱光源92からの放射熱の
一部が記録媒体Pに照射されるようになっている。これ
により記録媒体Pのインクは熱エネルギーを受けて定着
する。
【0109】一方、熱光源92は記録媒体分離後の像担
持体1上にもその放射熱の一部が照射されるように配設
されているので、像担持体1も熱エネルギーを受けるこ
とにより記録層12の温度が上昇し、そのガラス転移温
度以上となった時点で像担持体1に形成されている凸部
Hが消去される。
【0110】尚、インクの定着に必要な加熱温度Tfと
中間画像消去に必要な加熱温度Teは必ずしも同じとは
限らず、熱光源91と記録媒体P間の距離及び熱光源9
1と像担持体1の距離を調節することによって最適な温
度とすることが可能である。あるいは、遮蔽板92の形
状を最適設計することによってもある程度の対応が可能
である。
【0111】以上により、インクの定着と同時に像担持
体1に形成された凸部Hを消去することが可能となる。
さらに非接触で行うことができるので像担持体1へのダ
メージを軽減することができる。
【0112】また前記構成においては、定着及び中間画
像消去手段9を動作させると中間画像が消去されてしま
うので、同一画像を連続して出力する場合には都合が悪
い。したがって、定着及び中間画像消去手段9による放
射熱の照射位置を可変とする機構を設け、同一画像を出
力するか単一画像を出力するかによってその位置を制御
するようにする。すなわち同一画像を出力する場合には
図13に示すように定着及び中間画像消去手段9による
放射熱の照射位置が転写後の記録媒体Pに向かうように
制御し、一方単一の画像出力であって出力後中間画像を
消去する場合には図12に示したように、像担持体1及
び記録媒体Pの両方に向かうように制御する。これによ
り、一連の画像記録動作毎に中間画像を消去することな
く、インクの定着と中間画像の消去を同一の手段により
行うことができる。
【0113】以上、画像記録手段及び/あるいは画像消
去手段としてレーザを用いる場合について説明したが、
これに限ることはなくサーマルヘッドであってもよい。
【0114】この場合、サーマルヘッドは像担持体1に
接触しながら中間画像の記録及び/あるいは消去を行う
ことになるので、像担持体1へのダメージ、ゴミ等の付
着による画質劣化等の心配はあるが、ポリゴンミラー等
の可動部がないので装置の信頼性が向上し、また、振動
による画質劣化が少ないというメリットがある。
【0115】さらに、レーザを用いる場合には光―熱変
換を行う必要があり、像担持体1にはその波長において
吸収率の高い特性が求められる。しかし、サーマルヘッ
ドを用いる場合には直接的な熱の伝達であるので像担持
体1に対する制約は少なくて済む。
【0116】以上、ここで挙げた各実施例は、本発明の
主旨を変えない限り前記記載内容に限定されるものでは
ない。
【0117】
【発明の効果】本発明における画像記録方法及び画像記
録装置では、各請求項において以下の効果が得られる。
【0118】本発明の請求項1においては、同一画像を
連続して高速出力が可能であるとともに、形状記憶樹脂
層の表面に形成された変形を消失させるための刺激bを
与える第2の刺激供与ステップを有しているので異なる
画像を何回でも記録することができてランニングコスト
を低減することができる。
【0119】本発明の請求項2においては、サーマルヘ
ッドを用いた直接的な熱エネルギーの供与に比べ、像担
持体へのダメージがなく、また、雰囲気中への発熱がな
いので装置へ組み込んだ場合の熱問題がない。また、ゴ
ミ等の付着による画質劣化もない。
【0120】本発明の請求項3においては、転写不良に
より残存する像担持体上のインクが次回の記録において
ノイズとなることを防止できる。また、紙粉、埃等の付
着によって生じる画像劣化を抑制することができる。さ
らに、除電を行う手段を設けることにより、像担持体へ
の埃、ゴミ等の静電吸着を防止することができて高画質
記録を行うことができる。
【0121】本発明の請求項4においては、記録媒体上
でのインクの乾燥を速めることができ、また、使用する
インクに昇華性染料を用いた場合には発色が良好にな
る。
【0122】本発明の請求項5においては、動作時間を
短縮できるとともに構成を簡単にすることができる。
【0123】本発明の請求項6においては、同一画像を
連続して高速出力が可能であると共に異なる画像を何回
でも形成可能であるのでランニングコストに優れた画像
記録装置を提供することができる。
【0124】本発明の請求項7においては、動作時間を
短縮できるとともに構成を簡単にすることができる。ま
た、本構成では発熱部がないので装置に組み込んだ場合
において熱対策を行う必要もなく、さらなる小型化に対
しても熱的な問題はない。
【0125】本発明の請求項8においては、中間画像消
去手段と定着手段のそれぞれに対し専用の部材を配設す
る場合に比べて構成を簡略化できるとともに、インクの
確実な定着が可能となり、また、発色性が豊かとなり高
画質な記録を行うことができる。
【0126】本発明の請求項9においては、インクの転
写と同時に記録媒体上のインクの定着を同時に行うこと
ができる。さらに、加熱体の温度を変化させるような制
御をおこなうので、中間画像の消去を行わずにインクの
定着を行う動作と中間画像の消去を行いつつインクの定
着を行う動作を同一部材で行うことができる。したがっ
て、中間画像消去手段を新たに設ける必要がないので、
装置が簡略化できる。
【0127】本発明の請求項10においては、中間画像
の消去を行わずにインクの定着を行う動作において、誤
って中間画像の消去を起こすことなく、中間画像の消去
を行いつつインクの定着を行う動作においては確実な中
間画像の消去を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像記録方法の主要動作ステップ
を示した図である。
【図2】本発明による画像記録方法のフローチャートを
示した図である。
【図3】本発明による画像記録装置の一実施例を示した
図である。
【図4】図3に示した画像記録装置のタイミングチャー
トを示した図である。
【図5】本発明による別の画像記録装置の一実施例を示
した図である。
【図6】本発明による別の画像記録装置の一実施例を示
した図である。
【図7】本発明による別の画像記録装置の実施例を示し
た図である。
【図8】図7に示した画像記録装置のフローチャートを
示した図である。
【図9】本発明による別の画像記録装置の実施例を示し
た図である。
【図10】本発明による別の画像記録装置の実施例を示
した図である。
【図11】図10に示した画像記録装置のタイミングチ
ャートを示した図である。
【図12】本発明による別の画像記録装置の実施例を示
した図である。
【図13】本発明による別の画像記録装置の実施例を示
した図である。
【図14】本発明による別の画像記録装置のタイミング
チャートを示した図である。
【符号の説明】
1 像担持体 11 基材 12 記録層 2 中間画像記録手段 21 発熱体 3 インク塗布手段 31 インク塗布ローラ 4 転写手段 41 転写ローラ 42 グリッパー 43 加圧ローラ 5 中間画像消去手段 51 遮蔽板 52 発熱体 6 クリーニング手段 7 定着手段 8 転写/定着手段 9 中間画像消去/定着手段 INK インク P 記録媒体 H 凹部 L レーザ光

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状記憶樹脂層を有した中間画像担持体
    の表面を変形させるための刺激aを与える第1の刺激供
    与ステップと、該中間画像担持体に形成された凹凸のど
    ちらか一方にインクを塗布するインク塗布ステップと、
    該中間画像担持体に塗布されたインクを記録媒体に転写
    する転写ステップと、該中間画像担持体に形成された変
    形を消失させるための刺激bを与える第2の刺激供与ス
    テップと、を有することを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】 前記刺激aを与える第1の刺激供与ステ
    ップまたは刺激bを与える第2の刺激供与ステップは、
    間接的な熱エネルギーの供与であることを特徴とする請
    求項1に記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】 前記手段に中間画像担持体の表面をクリ
    ーニングするためのクリーニングステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録方
    法。
  4. 【請求項4】 前記手段に記録媒体上に転写されたイン
    クを定着する定着ステップをさらに含むことを特徴とす
    る請求項1乃至3いずれかに記載の画像記録方法。
  5. 【請求項5】 前記中間画像担持体に塗布されたインク
    を記録媒体に転写する転写ステップと、記録媒体上に転
    写されたインクを定着する定着ステップと、該中間画像
    担持体に形成された変形を消失させるための刺激bを与
    える第2の刺激供与ステップとの3つの手段のうち少な
    くとも2つ以上のステップを同時に行うことを特徴とす
    る前請求項1乃至4いずれかに記載の画像記録方法。
  6. 【請求項6】 形状記憶樹脂層を有した中間画像担持体
    と、該中間画像担持体の表面を変形させるための第1の
    熱エネルギーを付与することにより中間画像を形成する
    中間画像記録手段と、該熱エネルギーを付与する中間画
    像記録手段により形成された画像担持体上の凸部あるい
    は凹部にインクを塗布するインク塗布手段と、該中間画
    像担持体上に塗布されたインクを記録媒体に転写する転
    写手段と、該中間画像担持体上に形成された中間画像を
    消去するための第2の熱エネルギーを付与することによ
    り中間画像を消去する中間画像消去手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記中間画像記録手段と中間画像消去手
    段は、同一手段で構成されてなることを特徴とする請求
    項6に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記中間画像消去手段は、転写後の記録
    媒体を定着する定着手段を兼ねていることを特徴とする
    請求項6に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記転写手段は、転写ローラ内部に加熱
    体を有し、該加熱体は、前記中間画像を消去する中間画
    像消去手段と記録媒体を定着する定着手段を兼ね、該加
    熱体の温度を制御することを特徴とする請求項6に記載
    の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記加熱体は、中間画像消去時におけ
    る加熱温度が、それ以外の動作時の加熱温度よりも高く
    なるように制御されることを特徴とする請求項9に記載
    の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3717528B1 (en) * 2017-11-27 2022-05-25 Chemours-Mitsui Fluoroproducts Co., Ltd. Tfe/pave-copolymer for shape memory molded article and shape memory molded article

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EP3717528B1 (en) * 2017-11-27 2022-05-25 Chemours-Mitsui Fluoroproducts Co., Ltd. Tfe/pave-copolymer for shape memory molded article and shape memory molded article

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