JPH11268261A - インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置

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JPH11268261A
JPH11268261A JP1449599A JP1449599A JPH11268261A JP H11268261 A JPH11268261 A JP H11268261A JP 1449599 A JP1449599 A JP 1449599A JP 1449599 A JP1449599 A JP 1449599A JP H11268261 A JPH11268261 A JP H11268261A
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JP
Japan
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pressing force
element unit
ink jet
jet recording
recording head
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JP1449599A
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English (en)
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Manabu Sueoka
学 末岡
Toru Yamane
徹 山根
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14362Assembling elements of heads

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録素子ユニットと駆動素子ユニットとの電
気的接続を確実にする。 【解決手段】 複数の記録素子と接続端子とを有する記
録素子ユニット10と、複数の駆動素子と接続端子とを
有する駆動素子ユニット20とを、各接続端子が互いに
接続する状態で、ヘッドベース50に置く。カム32が
回動すると、圧着板33の作用部33aが押されて回動
軸35を中心として回動する。そして、圧着板33に取
り付けられた弾性部材34が押圧力伝達部材36に当接
する。押圧力伝達部材36は回動軸40を中心として回
動し、記録素子ユニット10を押圧する。弾性部材34
の撓み変形によって、押圧力は規制され過度の負荷が加
わらない。押圧力伝達部材36は撓み変形を生じないの
で、記録素子ユニット10との当接位置のズレを起こす
ことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出して
被記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドおよ
び該ヘッドを具備するインクジェット記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の記録装置において用
いられる記録方式として、インクジェット記録方式が採
用されている。インクジェット記録方式は、インクジェ
ット記録ヘッドに配設された吐出口からインクを吐出
し、これを紙等の被記録材に付着させ記録を行う記録方
法であり、騒音の発生が極めて少なく、かつ高速記録が
可能であるため、近年では広く普及している。インクジ
ェット記録ヘッドとしては、吐出口からインクを吐出す
るために利用されるエネルギーを発生させるエネルギー
発生体として、圧電素子や発熱素子を備えたものなどが
知られている。特に、発熱素子を有し、発熱素子が発生
する熱エネルギーをインクに作用させてインクを急激に
加熱することにより発泡を生起させ、この発泡に基づい
てインク路内のインクを吐出口から液滴として吐出す
る、いわゆるバブルジェットタイプの記録ヘッドは、記
録信号に対する応答性が良いことや、高密度化が容易で
あるといった利点を有する。
【0003】このようなインクジェット記録ヘッドの代
表的な例について説明する。図7は、背景技術に係る吐
出エレメント1の一例を示す一部切欠斜視図である。記
録素子基板101上には、インク流路103と共通イン
ク室104とを形成するための凹部の側壁となる流路壁
層111が積層され、さらにその上に天板112が積層
されている。記録素子基板101の上面の絶縁層上に
は、各インク流路103に対応して、インクを吐出する
ために利用されるエネルギーを発生するためのエネルギ
ー発生体として、電気熱変換体である発熱素子102が
設けられ、さらに各発熱素子102に通電するための図
示しない電気配線とその端部に位置する接続端子110
が配設されている。各インク流路103の一端部は、そ
れぞれ外部に開口したオリフィス(吐出口)105とな
っており、他端部は共通インク室104に連通してい
る。
【0004】図8は、背景技術に係る記録素子ユニット
の一例を示す斜視図である。図8に示すように、位置決
めピン108と位置決め穴109とを有するベースプレ
ート107に、前述した吐出エレメント1が貼着されて
いる。このとき、吐出エレメントが位置決めピン108
および位置決め穴109に対して、相対位置精度良く貼
り合わせられている。そして、吐出エレメント1には共
通インク室104にインクを導くためのインク供給部材
106が取り付けられており、インク供給部材106に
は別設されているインクタンク(不図示)からインクが
供給可能になっている。こうして、吐出エレメント1を
含む記録素子ユニット10が構成されている。
【0005】この記録素子ユニット10は、発熱素子1
02に電気信号が印加されると、発熱素子102が発熱
してインク流路103中のインクが加熱され、加熱され
たインクが発泡し、この発泡に基づいてインクをオリフ
ィス105から吐出して被記録媒体に画像を記録する。
【0006】なお、このような記録素子ユニットは、複
数の記録素子(発熱素子)が配設され複数ドットの記録
が同時に行われるため、記録素子のそれぞれについて独
立して駆動制御しなければならない。このような記録素
子制御を行う駆動素子は、通常は記録素子基板とは別部
材である駆動素子基板上に形成されている。この駆動素
子基板を記録素子基板と圧接させることにより、駆動素
子と記録素子とが接続されている。このような構成が採
用される理由は、記録素子と駆動素子とが同一の基板上
に形成されていると、記録素子あるいは駆動素子のいず
れか一方に不良が生じた場合、他方が正常であっても全
体が不良品とみなされて、記録素子および駆動素子が全
て搭載されたまま基板を交換せざるを得ないからであ
る。これに対し、記録素子と駆動素子とが別々の基板に
形成されていれば、記録素子基板と駆動素子基板のうち
不良が生じた方の基板だけを交換し、正常な方は交換し
ないで済み、効率的だからである。
【0007】発熱素子(記録素子)102が形成された
記録素子ユニット10と、発熱記録素子を駆動するため
の駆動素子を配置した駆動素子ユニット20とを別体と
して形成し、それぞれの接続端子を圧接することによっ
て電気的接続を行う構成が、図9,10に示されてい
る。図9は、背景技術に係る記録素子ユニットおよび駆
動素子ユニットの一例を示す分解斜視図である。図10
は、背景技術に係る記録素子ユニットおよび駆動素子ユ
ニットの一例を示す側面図である。
【0008】駆動素子ユニット20は、駆動素子22が
配設され記録素子ユニット1の発熱素子102に接続さ
れる接続端子23が形成された駆動素子基板4と、この
駆動素子基板4とボンディングワイヤ6等によって接続
された回路基板(PCB)5と、駆動素子基板4と回路
基板5とが搭載されたベースプレート21とにより構成
されている。ボンディングワイヤ6と接続端子23と駆
動素子22とは、図示しない配線パターン等により電気
的に接続されている。回路基板5にはケーブル26等を
介して外部回路より駆動信号及びエネルギー発生電力が
供給される。また、駆動素子ユニット20には、記録素
子ユニット10の位置決めピン108および位置決め穴
109と対応する位置決め穴15および位置決めピン1
4が設けられている。そして、ケーブル26が回路基板
5の後部に取り付けられるとともに、記録素子ユニット
10が図8の状態からひっくり返した状態で駆動素子ユ
ニット20に取り付けられる。この時、位置決めピン1
08が位置決め穴15に、位置決めピン14が位置決め
穴109にそれぞれ嵌合されて、位置決めがなされる。
これにより、図10に概略を示すように、記録素子ユニ
ット10の接続端子110と駆動素子ユニット20の接
続端子23とが直接接触して導通が取られる。
【0009】図11は、背景技術に係る記録素子ユニッ
トおよび駆動素子ユニットの他の例を示す側面図であ
る。また、図12は、図11の部分拡大側断面図であ
り、(a)は接続前の状態を、(b)は接続後の状態を
示している。図11,12に示すように、両接続端子1
10,23が電気的接続部材310を介して接続される
構成も、特開平1−302829号公報等に開示されて
いる。この電気的接続部材310は、絶縁性の保持体3
12中に複数の細い導電部材311が埋設され、図面上
下方向に導通可能なものである。そして、記録素子基板
101と駆動素子基板4との間に電気接続部材310を
挟み込んで、記録素子基板101と駆動素子基板4とを
圧着することにより、接続端子110,23の電気的接
続が行なわれている。
【0010】このように、記録素子ユニット10と駆動
素子ユニット20とを別部材とすると、記録素子ユニッ
ト10に故障が生じたり、寿命により記録素子10が記
録不能になった場合、記録素子ユニット10のみを交換
するだけで復旧できるため、コスト的に大変有利であ
る。
【0011】従来、このような記録素子ユニット10が
駆動素子ユニット20に対して着脱交換可能とされたイ
ンクジェット記録ヘッドにおいて、接続端子110,2
3の接触を確実にするために、記録素子基板101と駆
動素子基板4の接合部に圧力を加える圧着機構が設けら
れている。図13は、従来技術に係る圧着機構を示す一
部切欠側面図である。この圧着機構の接続前の状態が図
13(a)に、接続した状態が図13(b)に示されて
いる。
【0012】ここで、駆動素子ユニット20が置かれて
いるヘッドベース50に回動軸35が取り付けられ、こ
の回動軸35を中心として回動可能な圧着板33の一端
部に、記録素子ユニット10に当接するバネ状の弾性部
材34が取り付けられている。また、ヘッドベース50
には、回動可能なカム32が取り付けられており、圧着
板33の他端部はカム32に係合可能な作用部33aと
なっている。そして、図13(a)の状態から、カム3
2に連結されたレバー(不図示)を回動させると、連結
されたカム32が回動して圧着板33を押し上げ、回動
軸35を中心として圧着板33が回動し、圧着板33に
固定された弾性部材34によって所望の押圧力で、記録
素子ユニット20の接続端子23と、駆動素子ユニット
10の接続端子110とが押しつけられ接続される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す圧着機構
において、圧着板33が回動軸35を中心にして回動移
動するに従って、弾性部材34は記録素子ユニット10
に接触し、記録素子ユニット10の接続端子110が駆
動素子ユニット20の接続端子23が突き当たるところ
まで記録素子ユニット10を押し下げ、さらに押し込ん
でいくことにより、弾性部材33のたわみによる記録素
子ユニット10に対する押圧力が発生する。しかし、こ
の押圧力を与える過程において、弾性部材34の取り付
け位置の回動移動と弾性部材34の変形量との関係か
ら、弾性体34と記録素子ユニット10との接触位置
は、図14に示すようにδだけズレを起こしていた。そ
のため、記録素子ユニット10を、駆動素子ユニット2
0に対して厳密に垂直に押すことができず、良好な接続
状態が得られにくいという問題があった。図14は、図
13の部分拡大一部切欠側面図である。
【0014】特に、印字の高精細化および高速化に対応
するために、記録素子102および吐出口105が高密
度化すると、接続端子110,23も数が増大し高密度
化するため、前記した弾性体34と記録素子ユニット1
0との接触位置のズレは、両接続端子110,23の電
気的接続を不完全にするおそれがある。
【0015】そこで本発明の目的は、記録素子ユニット
と駆動素子ユニットとの電気的接続を一層確実なものと
することができるインクジェット記録ヘッドおよび該ヘ
ッドを具備するインクジェット記録装置を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、インク
を吐出するために利用されるエネルギーを発生する記録
素子と該記録素子に接続された接続端子とを有する記録
素子ユニットと、前記記録素子を駆動するための駆動素
子と該駆動素子に接続された接続端子とを有する駆動素
子ユニットと、前記両接続端子同士が互いに接続するよ
うに前記記録素子ユニットと前記駆動素子ユニットとを
互いに近接する方向に押圧する押圧力を発生するための
押圧力発生機構と、該押圧力発生機構からの押圧力が前
記両接続端子同士の接続箇所に作用するように、前記押
圧力発生機構と前記記録素子ユニットおよび前記駆動素
子ユニットとの間に介在し、前記記録素子ユニットまた
は前記駆動素子ユニットに当接して該ユニットに前記押
圧力を伝達するための、剛性を有する押圧力伝達部材と
を有するところにある。
【0017】本発明では、剛性を有する押圧力伝達部材
と記録素子ユニットまたは駆動素子ユニットとの当接位
置(押圧力作用位置)がずれることがなく、押圧力を確
実に伝達することができるので、記録素子ユニットと駆
動素子ユニットとの電気的接続を確実に行うことができ
る。
【0018】本発明では、記録素子ユニットおよび駆動
素子ユニットの両接続端子がどちらも列状に複数配さ
れ、押圧力伝達部材は両接続端子の列に対応した領域に
対して押圧力を直接的に線状に作用させるものであるこ
とが好ましい。また、この押圧力は、両接続端子が配設
された面に対して実質的に垂直に作用するものであるこ
とが、電気的接続の確実性の点から好ましい。これを達
成するための具体的構成として、押圧力伝達部材の回動
の中心軸が、押圧力伝達部材と記録素子ユニットまたは
駆動素子ユニットとの当接位置と実質的に同じ高さに位
置していることが好ましい。
【0019】本発明では、押圧力伝達部材が、記録素子
ユニットの記録素子の配列方向に関して複数に分割され
ている形態が好ましく、分割された押圧力伝達部材に対
応して、押圧力発生機構が複数に分割されている形態も
より好ましい。この構成によると、記録素子ユニットお
よび駆動素子ユニットの反りやうねりに細かく対応し
て、フルライン型等の幅広のインクジェット記録ヘッド
においても全幅にわたって実質的に均等な押圧力を及ぼ
すことができる。
【0020】なお、本発明のもう一つの特徴は、このよ
うなインクジェット記録ヘッドを具備する、信頼性の高
いインクジェット記録装置を提供するところにある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。なお、記録素子ユニット10および
駆動素子ユニット20については、図7〜10に示した
構成と実質的に同じであるので、これらの図面を参照し
て説明する。
【0022】図7に示すように、吐出エレメント1の記
録素子基板101は、シリコンや金属からなる基板上に
絶縁層としてSiO2が形成されたものである。その上
には、インクを吐出するために利用されるエネルギーを
発生するエネルギー発生体となる発熱素子102として
HfB2層が形成され、それに通電するための接続端子
110が配設されている。記録素子基板101上の発熱
素子102に対応する部位にはインク流路103が形成
され、さらに各インク流路103が連通する共通インク
室104が形成されている。図8に示すように、この吐
出エレメント1が、位置決めピン108と位置決め穴1
09を有するAl製ベースプレート107に位置精度良
く貼り合わされ、さらに吐出エレメント1の共通インク
室104にインクを導くためのインク供給部材106が
取り付けてある。
【0023】図9に示すように、駆動素子ユニット20
の駆動素子基板4には、発熱素子102を駆動するため
のICチップ化された駆動素子22が実装され、この駆
動素子22はボンディングワイヤ6によって回路基板5
と電気的に接続されている。回路基板5には、外部から
駆動電力および駆動信号を取り入れるためのコネクタが
5a設けられており、このコネクタ5aに電気信号伝達
用のケーブル26が取り付けられている。このような記
録素子ユニット10と駆動素子ユニット20とが接合さ
れ、それぞれに設けられた位置決めピン108,14が
位置決め穴109,15に嵌合されることにより、図1
0に示すように各接続端子110,23が精度よく接続
されている。
【0024】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す一部
切欠側面図である。ヘッドベース50には、駆動素子ユ
ニット20と、回動可能なカム(押圧力発生部材)32
と、カム32に連結されたレバー(不図示)とが取り付
けられている。ヘッドベース50上の駆動素子ユニット
20には、圧着板33の取付部33bが取り付けられる
回動軸35と、回動軸40を中心として回動可能な押圧
力伝達部材36とが取り付けられている。そして、回動
軸35を中心として回動可能な圧着板の一端部にはバネ
状の弾性部材34が設けられ、圧着板33の他端部はカ
ムと当接する作用部33aとなっている。以上のカム3
2、圧着板33および弾性部材34を少なくとも含むと
ころの、押圧力伝達部材36に押圧力を及ぼす機構を、
「押圧力発生機構」と総称する。圧着板33の弾性部材
34と当接する押圧力伝達部材36は、回動して記録素
子ユニット10を押圧しても変形しない程度の剛性を有
するものであり、金属、セラミック等からなる。
【0025】この圧着機構の作動について説明する。ま
ず、ヘッドベース50上に駆動素子ユニット20および
記録素子ユニット10を置いた状態で、レバー(不図
示)を移動してカム32を回動させる。すると、カム3
2の回動動作に伴って圧着板33の作用部33aが押し
上げられ、圧着板33が回動軸35を中心として回動す
る。そして、圧着板33に取り付けられている弾性部材
34が、押圧力伝達部材36に当接する。そこで、押圧
力伝達部材36は回動軸40を中心として回動し、記録
素子ユニット10に当接する。図1に示すように、カム
32が圧着板33の作用部33aを最大に押し上げた状
態において、押圧力伝達部材36の押圧力により、記録
素子ユニット10が駆動素子ユニット20に近接する方
向に押圧され、記録素子ユニット10の接続端子110
は記録素子ユニット20の接続端子23に対して圧接す
る。ただし、弾性部材34の撓み変形によって、押圧力
伝達部材による押圧力はある程度緩衝され、過度の負荷
が加わらないように調整してある。
【0026】このとき、押圧力伝達部材36は、駆動素
子ユニット20に支持されており、この一連の動作中に
押圧力伝達部材36は撓み変形を生じないので、記録素
子ユニット10との間で従来のようなズレを起こすこと
はない。したがって、記録素子ユニット10の接続端子
110と駆動素子ユニット20の接続端子23との確実
な電気的接続が得られる。
【0027】また、本実施形態は、記録素子ユニット1
0および駆動素子ユニット20の両接続端子110,2
3がどちらも列状に複数配され、押圧力伝達部材36
は、複数の接続端子110,23の列に対応した領域に
対して押圧力を直接的に線状に作用させるものであるの
で、電気的接続の確実性の点から好ましい。また、この
押圧力は両接続端子110,23が排泄された面に対し
て実質的に垂直に作用するものであるが、これも電気的
接続の確実性の点から好ましい。
【0028】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す一部
切欠側面図である。本実施形態の第1の実施形態との構
成上の相違点は、押圧力伝達部材51の回動軸52の中
心が、ヘッドベース50上に駆動素子ユニット20とと
もに置かれた状態の記録素子ユニット10の上面と実質
的に同じ高さになるように、押圧力伝達部材51および
回動軸52が設けられている点である。このようにする
ことにより、記録素子ユニット10と駆動素子ユニット
20との接合面に対し実質的に垂直な方向にのみ押圧力
がはたらき、より確実な電気的接続が可能となる。な
お、その他の構成は第1の実施形態と同様であるので説
明は省略する。
【0029】(第3の実施形態)図3は、本発明の第3
の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す側面
図である。本実施形態では、第1の実施形態と同様な記
録素子ユニット10および駆動素子ユニット20がヘッ
ドベース50上に置かれ、駆動素子ユニット20には回
動軸53を中心として回動可能な押圧力伝達部材54が
取り付けられている。この押圧力伝達部材54の一端は
記録素子ユニット10上面に直接接触可能である。押圧
力伝達部材54の他端には板バネ状の弾性部材55が取
り付けられている。そしてこの弾性部材55が、カム3
2と当接する作用部となっている。
【0030】この構成によると、図示しないレバーが操
作されてカム32が回動すると、カム55が弾性部材5
5を押し上げて、弾性部材55と固着された押圧力伝達
部材54が回動軸53を中心として回動し、押圧力伝達
部材54の先端が記録素子ユニット10の上面に当接す
る。その後、さらにカム32が回動すると、弾性部材5
5が撓み変形しつつ押圧力伝達部材54は実質的に一定
の押圧力で記録素子ユニット10を押圧する。第1の実
施形態と同様に、記録素子ユニット10と直接当接する
押圧力伝達部材55は撓み変形しないので、押圧力伝達
部材55と記録素子ユニット10上面との間に従来のよ
うなずれは生じず、記録素子ユニット10の接続端子1
10と駆動素子ユニット20の接続端子23との確実な
電気的接続が得られる。
【0031】さらに、本実施形態によると、部品点数を
少なくすることができるために低コスト化が可能であ
る。また、第1の実施形態と比較して、記録ヘッド全体
の厚みを薄くすることができ、記録装置を小型化する上
で有効である。また、カラー記録のために複数の記録ヘ
ッドを並べて用いる構成の記録装置において、並接する
各記録ヘッド間のピッチを狭くすることが可能である。
各記録ヘッド間のピッチが大きいと、被記録媒体の伸縮
や送りムラによる精度の悪化を招き、その結果として記
録品質の劣化につながるが、本実施形態によると、前記
の通り各記録ヘッド間のピッチが小さくできるので、記
録精度の向上を図ることができる。特に、各色のドット
が重なるように正確に位置調整を行わなければならない
カラー記録を行う記録装置に採用すると、きわめて効果
的である。
【0032】(第4の実施形態)図4は、本発明の第4
の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す側面
図である。本実施形態の第3の実施形態との構成上の相
違点は、押圧力伝達部材56の回動軸57の中心が、ヘ
ッドベース50上に駆動素子ユニット20とともに置か
れた状態の記録素子ユニット10の上面と実質的に同じ
高さになるように、押圧力伝達部材56および回動軸5
7が設けられている点である。このようにすることによ
り、第2の実施形態と同様に、記録素子ユニット10と
駆動素子ユニット20との接合面に対し実質的に垂直な
方向にのみ押圧力がはたらき、より確実な電気的接続が
可能となる。なお、その他の構成は第3の実施形態と同
様であるので説明は省略する。
【0033】(第5の実施形態)図5は、本発明の第5
の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す側面
図である。前記第1および第2の実施形態においては、
記録素子ユニット10および駆動素子ユニット20の接
合体1つに対し、1つの押圧力伝達部材を形成している
が、本実施形態では、記録素子ユニット10および駆動
素子ユニット20の接合体1つに対し、複数(例えば5
つ)の押圧力伝達部材36a〜36dが形成されてい
る。図5には、カム32と圧着板33と回動軸35等に
ついては図示を省略しており、圧着板33に固着されて
いる弾性部材34a〜34dのみ示している。個々の押
圧力伝達部材36a〜36dについては、第1の実施形
態と実質的に同様な構成であるが、本実施形態では、弾
性部材および押圧力伝達部材はヘッド幅方向(記録素子
102の配列方向)に複数に分割して形成されている。
そして、各押圧力伝達部材36a〜36dは、それぞれ
の回動軸(回動軸40a以外の4つの回動軸は図示省
略)に取り付けられており、それぞれ独立して回動可能
である。
【0034】記録素子ユニット10または駆動素子ユニ
ット20に反りやうねりが生じていた場合、第1,2の
実施形態の構成では1つの押圧力伝達部材36により一
様に記録素子ユニット10に接触しようとするため、反
りやうねりの生じている部分では均一に押圧力が生じ得
ない。しかし、本実施形態によると、複数に分割された
押圧力伝達部材36a〜36dがそれぞれ独立して記録
素子ユニット10に接触するため、記録素子ユニット1
0または駆動素子ユニット20に反りやうねりが生じて
いても、記録素子ユニット10の全幅にわたって押圧力
の均等化が図れる。従って、記録ヘッドのさらなる幅広
化、例えばA4幅、あるいはA3幅等のフルラインタイ
プのインクジェット記録ヘッドにも対応することがで
き、確実な電気的接続が確保できる。なお、図示しない
が、カム32と圧着板33と回動軸35等についても、
押圧力伝達部材36a〜36dに対応して複数に分割し
て形成することが好ましい。
【0035】(第6の実施形態)図6は、本発明の第6
の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す側面
図である。本実施形態は、第3の実施形態と実質的に同
様な構成において、第5の実施形態と同様に押圧力伝達
部材を複数に分割したものである。具体的には、記録素
子ユニット10および駆動素子ユニット20の接合体1
つに対し、複数(例えば5つ)の押圧力伝達部材54a
〜54d、カム(カム32a以外の4つのカムは図示省
略)、回動軸(回動軸53a以外の4つの回動軸は図示
省略)、弾性部材55a〜55dが設けられている。本
実施形態においても、第5の実施形態と同様に、複数に
分割された押圧力伝達部材54a〜54dがそれぞれ独
立して記録素子ユニット10に接触し全幅にわたって押
圧力の均等化を図ることができ、記録ヘッドの幅広化に
対応できるという効果を奏する。
【0036】なお、本発明において、図11,12に示
す例と同様に、両接続端子110,23間に電気的接続
部材を介在させる構成とすることも可能である。また、
押圧力伝達部材の回動軸や圧着板の回動軸が、駆動素子
ユニット20ではなく、ヘッドベース50に支持される
構成とすることもできる。
【0037】(インクジェット記録装置)図15は、前
述した本発明のインクジェット記録ヘッドを搭載したイ
ンクジェット記録装置の概略構成を示している。本実施
形態のインクジェット記録装置IJRAのキャリッジH
Cは、インクを収容する液体容器90と前記構成のイン
クジェット記録ヘッド部200とが着脱可能なヘッドカ
ートリッジを搭載しており、被記録媒体搬送手段で搬送
される記録紙等の被記録媒体150の幅方向(矢印a,
b方向)に往復移動する。
【0038】図15では不図示の駆動信号供給手段から
キャリッジHC上のエネルギー発生体(発熱素子)10
2に駆動信号が供給されると、この信号に応じてインク
ジェット記録ヘッド部200から被記録媒体150に対
して記録液体(インク)が吐出される。
【0039】また、本実施形態のインクジェット記録装
置においては、被記録媒体搬送手段とキャリッジHCを
駆動するための駆動源としてのモータ111、駆動源か
らの動力をキャリッジHCに伝えるためのギア112,
113、及びキャリッジ軸85等を有している。この記
録装置及びこの記録装置で行う本発明のインクジェット
記録方法によって、各種の被記録媒体に対してインクを
吐出することで良好な画像の記録物を得ることができ
た。
【0040】図16は、本発明のインクジェット記録ヘ
ッドを適用したインクジェット記録装置を動作させるた
めの装置全体のブロック図である。記録装置は、ホスト
コンピュータ300より印字情報を制御信号として受け
る。印字情報は記録装置内部の入出力インタフェイス3
01に一時保存されると同時に、記録装置内で処理可能
なデータに変換され、ヘッド駆動信号供給手段を兼ねる
CPU302に入力される。CPU302はROM30
3に保存されている制御プログラムに基づき、前記CP
U302に入力されたデータをRAM304等の周辺ユ
ニットを用いて処理し、印字するデータ(画像データ)
に変換する。
【0041】またCPU302は前記画像データを記録
用紙上の適当な位置に記録するために、画像データに同
期して記録用紙およびヘッド200を移動する駆動用モ
ータ306を駆動するための駆動データを作る。画像デ
ータおよびモータ駆動データは、各々ヘッドドライバ3
07と、モータドライバ305を介し、ヘッド200お
よび駆動モータ306に伝達され、それぞれ制御された
タイミングで駆動され画像を形成する。
【0042】上述のような記録装置に適用でき、インク
等の液体の付与が行われる被記録媒体としては、各種の
紙やOHPシート、コンパクトディスクや装飾板等に用
いられるプラスチック材、布帛、アルミニウムや銅等の
金属材、牛皮、豚皮、人工皮革等の皮革材、木、合板等
の木材、竹材、タイル等のセラミックス材、スポンジ等
の三次元網状構造体等を対象とすることができる。
【0043】また上述の記録装置として、各種の紙やO
HPシート等に対して記録を行うプリンタ装置、コンパ
クトディスク等のプラスチック材に記録を行うプラスチ
ック用記録装置、金属板に記録を行う金属用記録装置、
皮革に記録を行う皮革用記録装置、木材に記録を行う木
材用記録装置、セラミックス材に記録を行うセラミック
ス用記録装置、スポンジ等の三次元網状構造体に対して
記録を行う記録装置、又布帛に記録を行う捺染装置等を
も含むものである。
【0044】また、これらのインクジェット記録装置に
用いる吐出液(インク)としては、夫々の被記録媒体や
記録条件に合わせた液体を用いればよい。
【0045】(記録システム)次に、本発明のインクジ
ェット記録ヘッドを用い被記録媒体に対して記録を行
う、インクジェット記録システムの一例を説明する。図
17は、前述した本発明のインクジェット記録ヘッドを
用いたインクジェット記録システムの構成を説明するた
めの模式図である。本実施形態におけるインクジェット
記録ヘッドは、被記録媒体150の記録可能幅に対応し
た長さに360dpiの間隔で吐出口を複数配したフル
ライン型のヘッドであり、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),ブラック(Bk)の4色に対応
した4つのヘッド201a〜201dをホルダ202に
よりX方向に所定の間隔を持って互いに平行に固定支持
されている。
【0046】これらのヘッド201a〜201dに対し
てそれぞれ駆動信号供給手段を構成するヘッドドライバ
307から信号が供給され、この信号に基づいて各ヘッ
ド201a〜201dが駆動される。各ヘッド201a
〜201dには、吐出液としてY,M,C,Bkの4色
のインクがそれぞれインク容器204a〜204dから
供給されている。
【0047】また、各ヘッド201a〜201dの下方
には、内部にスポンジ等のインク吸収部材が配されたヘ
ッドキャップ203a〜203dが設けられており、非
記録時に各ヘッド201a〜201dの吐出口を覆うこ
とでヘッド201a〜201dの保守を行うことができ
る。先の各実施形態で説明したような各種の被記録媒体
を搬送するための搬送手段を構成する搬送ベルト206
は、各種ローラにより所定の経路に引き回されており、
モータドライバ305に接続された駆動用ローラにより
駆動される。
【0048】本実施形態のインクジェット記録システム
においては、記録を行う前後に被記録媒体に対して各種
の処理を行う前処理装置251および後処理装置252
をそれぞれ被記録媒体搬送経路の上流と下流に設けてい
る。前処理と後処理は、記録を行う被記録媒体の種類や
インクの種類に応じて、その処理内容が異なる。例え
ば、金属、プラスチック、セラミックス等の被記録媒体
に対しては、前処理として、紫外線とオゾンの照射を行
い、その表面を活性化することでインクの付着性の向上
を図ることができる。また、プラスチック等の静電気を
生じやすい被記録媒体を用いる場合は、静電気によって
その表面にゴミが付着しやすく、このゴミによって良好
な記録が妨げられる場合があるので、前処理としてイオ
ナイザ装置を用い被記録媒体の静電気を除去すること
で、被記録媒体からごみの除去を行うとよい。また、被
記録媒体として布帛を用いる場合には、滲み防止、染着
率の向上等の観点から布帛にアルカリ性物質、水溶性物
質、合成高分子、水溶性金属塩、尿素およびチオ尿素の
うちから選択される物質を被記録媒体表面に付与する処
理を前処理として行えばよい。なお、前処理としては、
これらに限らず、被記録媒体の温度を記録に適切な温度
にする処理等であってもよい。
【0049】一方、後処理は、インクが付与された被記
録媒体に対して熱処理、紫外線照射等によるインクの定
着を促進する定着処理や、前処理で付与し未反応で残っ
た処理剤を洗浄する処理等を行うものである。
【0050】なお、本実施形態では、ヘッド201a〜
201dとしてフルラインヘッドを用いているが、これ
に限らず、前述したような小型のヘッドを被記録媒体の
幅方向に搬送しながら記録を行う形態のものであっても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、記
録素子ユニットまたは駆動素子ユニットに当接して押圧
力を及ぼす押圧力伝達部材の当接位置、すなわち押圧力
作用位置がズレることなく力を伝達することが可能にな
るので、確実で安定した両ユニットの電気的接続が可能
になる。その結果、信頼性の高いインクジェット記録装
置を提供することができる。
【0052】そして、押圧力伝達部材の回動軸の中心
が、押圧力伝達部材と記録素子ユニットまたは駆動素子
ユニットとの当接位置と同じ高さに位置していると、押
圧力が電気的接続面に実質的に垂直方向に働くため、接
続の信頼性がより向上する。
【0053】また、押圧力伝達部材が、記録素子ユニッ
トの記録素子の配列方向に関しておいて、複数個に分割
されていると、記録素子ユニットや駆動素子ユニットの
反りやうねりに対応して、比較的均等な押圧力を及ぼす
ことができる。特に、フルラインタイプ等の幅広の記録
ヘッドに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す一部切欠側面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す一部切欠側面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す側面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す側面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す斜視図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドを示す斜視図である。
【図7】背景技術に係る吐出エレメントの一例を示す一
部切欠斜視図である。
【図8】背景技術に係る記録素子ユニットの一例を示す
斜視図である。
【図9】背景技術に係る記録素子ユニットおよび駆動素
子ユニットの一例を示す分解斜視図である。
【図10】背景技術に係る記録素子ユニットおよび駆動
素子ユニットの一例を示す側面図である。
【図11】背景技術に係る記録素子ユニットおよび駆動
素子ユニットの他の例の側面図である。
【図12】図11の部分拡大側断面図である。
【図13】従来技術に係る圧着機構を示す一部切欠側面
図である。
【図14】図13の部分拡大一部切欠側面図である。
【図15】本発明のインクジェット記録装置の要部を示
す斜視図である。
【図16】本発明のインクジェット記録装置のブロック
図である。
【図17】本発明のインクジェット記録システムの要部
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 吐出エレメント 4 駆動素子基板 5 回路基板(PCB) 6 ボンディングワイヤ 10 記録素子ユニット 14、108 位置決めピン 15、209 位置決め穴 20 駆動素子ユニット 21 ベースプレート 22 駆動素子 23、110 接続端子 26 ケーブル 32、32a カム(押圧力発生部材) 33 圧着板 33a 作用部 33b 取付部 34、55、55a〜55b 弾性部材 35 回動軸 36、36a〜36e、51、54、54a〜54e、
56 押圧力伝達部材 40、40a、52、53、53a、57 回動軸 50 ヘッドベース 85 キャリッジ軸 90 液体容器 101 記録素子基板 102 発熱素子(エネルギー発生体) 103 インク流路 104 共通インク室 105 オリフィス(吐出口) 106 インク供給部材 107 ベースプレート 111 モータ 112,113 ギア 150 被記録媒体 200,201a,201b,201c,201d
インクジェット記録ヘッド 203a,203b,203c,203d ヘッドキ
ャップ 204a,204b,204c,204d インク容
器 206 搬送ベルト 251 前処理装置 252 後処理装置 300 ホストコンピュータ 301 入出力インタフェイス 302 CPU 303 ROM 304 RAM 305 モータドライバ 306 駆動モータ 307 ヘッドドライバ 310 電気的接続部材 311 導電部材 312 保持体

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するために利用されるエネ
    ルギーを発生する記録素子と、該記録素子に接続された
    接続端子とを有する記録素子ユニットと、 前記記録素子を駆動するための駆動素子と、該駆動素子
    に接続された接続端子とを有する駆動素子ユニットと、 前記両接続端子同士が互いに接続するように前記記録素
    子ユニットと前記駆動素子ユニットとを互いに近接する
    方向に押圧する押圧力を発生するための押圧力発生機構
    と、 該押圧力発生機構からの押圧力が前記両接続端子同士の
    接続箇所に作用するように、前記押圧力発生機構と前記
    記録素子ユニットおよび前記駆動素子ユニットとの間に
    介在し、前記記録素子ユニットまたは前記駆動素子ユニ
    ットに当接してこれに前記押圧力を伝達するための、剛
    性を有する押圧力伝達部材とを有するインクジェット記
    録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記押圧力発生機構が、前記押圧力を緩
    衝するための弾性部材を含む請求項1に記載のインクジ
    ェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記両接続端子がいずれも列状に複数配
    設され、前記押圧力伝達部材が前記両接続端子の列に対
    応する領域に対して前記押圧力を直接的に線状に作用さ
    せる請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記押圧力は、前記両接続端子が配設さ
    れた面に対して実質的に垂直に作用する請求項3に記載
    のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記押圧力発生機構が、前記弾性部材を
    直接的または間接的に移動させるカムを含む請求項2に
    記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記押圧力伝達部材が、回動することに
    よって前記記録素子ユニットまたは前記駆動素子ユニッ
    トへの接離動作を行う請求項1に記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記押圧力伝達部材の回動の中心軸が、
    前記押圧力伝達部材と前記記録素子ユニットまたは前記
    駆動素子ユニットとの当接位置と実質的に同じ高さに位
    置している請求項6に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  8. 【請求項8】 前記押圧力伝達部材の回動の中心軸が、
    前記記録素子ユニットまたは前記駆動素子ユニットによ
    って支持されている請求項6に記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記押圧力発生機構が、回動することに
    よって前記記録素子ユニットと前記駆動素子ユニットへ
    の接離動作を行う請求項1または6に記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記押圧力発生機構の回動の中心軸
    が、前記押圧力伝達部材の回動の中心軸より高いところ
    に位置している請求項9に記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  11. 【請求項11】 前記押圧力発生機構の回動の中心軸
    が、前記記録素子ユニットまたは前記駆動素子ユニット
    によって支持されている請求項9に記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 前記押圧力伝達部材が、前記記録素子
    ユニットの前記記録素子の配列方向に関して複数に分割
    されている請求項1に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  13. 【請求項13】 分割された前記押圧力伝達部材に対応
    して、前記押圧力発生機構が複数に分割されている請求
    項12に記載のインクジェット記録ヘッド。
  14. 【請求項14】 前記両接続端子同士が互いに直接的に
    接触している請求項1に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  15. 【請求項15】 前記両接続端子同士が電気的接続部材
    を介して互いに接続されている請求項1に記載のインク
    ジェット記録ヘッド。
  16. 【請求項16】 前記電気的接続部材が、シート状の絶
    縁性保持体と、該絶縁性保持体の中に埋設された複数の
    導電部材とを有する請求項15に記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  17. 【請求項17】 前記記録素子が、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する発熱素子である
    請求項16に記載のインクジェット記録ヘッド。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載のインクジェット記録
    ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドを載置するため
    の部材とを具備するインクジェット記録装置。
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