JPH11267441A - 空気流から有害物質と臭気物質を除去する装置 - Google Patents

空気流から有害物質と臭気物質を除去する装置

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JPH11267441A
JPH11267441A JP10359605A JP35960598A JPH11267441A JP H11267441 A JPH11267441 A JP H11267441A JP 10359605 A JP10359605 A JP 10359605A JP 35960598 A JP35960598 A JP 35960598A JP H11267441 A JPH11267441 A JP H11267441A
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JP10359605A
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Sabine Kunz
ザビーネ・クンツ
Wolfgang Odebrecht
ヴオルフガング・オーデブレヒト
Harald Ertl
ハラルト・エルトル
Gunter Siegel
ギュンター・ジーゲル
Michael Kelz
ミヒヤエル・ケルツ
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DaimlerChrysler AG
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    • B01D46/18Particle separators, e.g. dust precipitators, using filtering belts
    • B01D46/22Particle separators, e.g. dust precipitators, using filtering belts the belts travelling during filtering
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗物の内部に供給される空気流から有害物質
と臭気物質を除去する装置であって、吸着手段として少
なくとも2個の平行なドラム上を回転する無端の濾過帯
と、ドラム間で濾過帯を通過する空気流を通す空気透過
域と濾過帯から着有害物質と臭気物質を温度制御脱離す
るための脱離域とを有する装置にある。 【構成】 濾過帯(1)の気流上流側に、濾過帯(1)
によっては吸着不可能な有害物質と臭気物質が吸着され
且つ/或いは濾過帯(1)によって吸着可能な物質に転
化される帯域(15)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吸着手段として少な
くとも2個の平行なドラム上を回転する無端の濾過帯
と、ドラム間で濾過帯を通過する空気流を通す空気透過
域と濾過帯から有害物質と臭気物質を温度制御脱離する
ための脱離域とを有する、乗物の内部に供給される空気
流から有害物質と臭気物質を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置には知られているものがあ
る(DE 39 35 656 A1 、DE 41 29 069A1、DE 195 46 67
2 A1) 。DE 41 29 069 A1 、DE 195 46 672 A1によれば
吸着剤としては粒子状の活性炭が使用される。常に再生
される活性炭を有する回転濾過帯によってこの種の装置
は事実上時間的に無制限に使用される。DE 41 29 069 A
1 によれば粒子状の活性炭はたとえば二つの開孔式編み
物層の間に配置され、DE195 46 672 A1によれば開孔帯
に貼りつけられる。DE 39 35 656 A1 によれば濾過材料
として中でも「石炭」で編んだ編み物が使用される。
【0003】気流が濾過帯を透過する際の圧力損失を減
らし且つ完全な脱離を行うために、吸着剤の量は限定し
なければならない。特に浄化すべき気流の有害物質や臭
気物質含有が多い場合にはこの量は、有害物質や臭気物
質の完全な吸着を達成するためには不十分である。更
に、一連の有害物質や臭気物質、たとえば低級アルコー
ル或いはメルカプタンの場合には公知の各装置の効力は
十分とはいえないことが判明している。
【0004】英国特許1310011 号やドイツ特許19647366
A1 から炭素繊維から形成された織物が知られている。
この織物は再生セルローズ繊維から成る織物の酸化によ
って造られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の基本課題
は、車両内部に供給される空気流から有害物質と臭気物
質を常に再生される回転濾過帯で除去する装置の提供に
ある。この装置は有害物質と臭気物質が多量にある場合
でも浄化すべき空気流からそれらの物質の完全な除去を
確実にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1に
記載した、濾過帯の気流上流側に、濾過帯によっては吸
着不可能な有害物質と臭気物質が吸着され且つ/或いは
濾過帯によって吸着可能な物質に転化される帯域を設け
たことを特徴とする装置により解決される。その他の有
利な構成を請求項2以下の項に記載した。
【0007】特に濾過帯としては炭素繊維から形成され
る繊維材料が用いられる。
【0008】この種の繊維の厚さは何ミクロンメートル
もない。たとえば1〜30ミクロンメートルである。こ
のことにより、技術水準で使用されるような、濾過帯上
或いは濾過帯中の粒状活性炭粒子と反対に吸着剤内部へ
の拡散行程が短い場合の吸着剤の均質構造が得られ、こ
うして優れた吸着運動が達成され、その結果有害物質と
臭気物質の負荷が低い場合でも高い場合でも濾過帯の空
気透過抵抗が少ない場合浄化される空気の中の有害物質
と臭気物質が大量に吸着される。
【0009】炭素繊維は任意の完全合成繊維、半合成繊
維或いは天然繊維の熱分解及び/或いは酸化によって形
成することができる。特に炭素繊維から成る繊維材料が
完全合成繊維または半合成繊維から成る繊維材料の酸化
によって製造される。即ちこのようにして製造された炭
素繊維から成る繊維材料は特に高い微孔性を有し、従っ
て浄化される空気中の有害物質と臭気物質の分子に対す
る吸着速度は特に高い。
【0010】この発明の装置には炭素繊維から成る繊維
材料が特に適していることが立証された。この繊維材料
は再生されたセルローズ繊維、たとえばビスコース絹か
ら成る繊維材料の酸化によって製造される。炭素繊維か
ら成るこのような織物の製造についてはたとえば英国特
許第1310011 号に記載されている。
【0011】繊維材料は織物の代わりにたとえば編地或
いはフェルトからも形成することができる。繊維材料は
またニードル処理フェルト或いはニードル処理フリース
としてたとえばアラミド繊維製の耐熱織物或いは炭素繊
維から成る織物のような支持材料上に形成することがで
きる。ベロア織物でもよい。この織物は二次元織物、或
いは三次元織物、即ち多層の織物であってもよく、垂直
方向に指向している三次元(立体)織物繊維によっても
まとめられる。特にケーペル織物が適していることが立
証された。というのはこれは変形性が比較的大きいから
である。
【0012】帯の長手方向の伸びを限定するために、織
物の経糸を横糸より太くすることができる。また、濾過
帯を長手方向に強化するために追加の補強糸を織り込む
か或いは条片を設けることも可能であり、その上に紡織
炭素繊維材料が固定される。
【0013】熱或いは機械的負荷或いは老化による吸着
帯の大きさの変化を防止するために、吸着帯はガラス繊
維糸から成る特に二次元の開放式網構造によってその大
きさを固定化することができる。
【0014】空気流が貫流する帯面積を拡大するために
炭素繊維織物を、襞を付けた帯及び/或いは折り畳んだ
帯を転向ロールの周縁に巻いて固定することができる。
こうして流動速度を遅くし、圧力損失を少なくする。
【0015】濾過帯は一層か或いは多層にして使用する
ことができる。
【0016】この発明では気流中で回転濾過帯の気流上
流側に、濾過帯によっては吸着不可能な有害物質と臭気
物質が吸着され且つ/或いは濾過帯によって吸着可能な
物質に転化される帯域を設けた。
【0017】このようにして炭素繊維製濾過帯は車両内
部に供給される空気流中の大抵の有害物質と臭気物質、
特にいわゆるBTX物質(ベンゼン、トルエン、キシレ
ン)のような芳香族化合物、凝縮した芳香族化合物或い
はテルペンのようなシクロ脂肪族化合物、その他の炭化
水素、とくにベンゼン炭化水素に対しては優れた吸着運
動性を有する。がしかし特定の有害物質と臭気物質は炭
化水素繊維によっては比較的吸着されにくい。それには
たとえばメタノール、エタノール、プロパノールのよう
な低級アルコール、たとえばメルカプタンのような有機
硫黄化合物が挙げられる。
【0018】これらの物質の一部は、より大量の分子に
転化されるか或いは他の仕方でたとえばメルカプタンが
二量重合化によりたとえばジアルキルスルファイドに変
換されるか或いは酸化によってNOからNO2 に変換さ
れた場合にはこの濾過帯によって特により良く吸着され
る。
【0019】従ってこの帯域は低級分子物質の化学的転
位のためにたとえばこれらの物質を空気で酸化する酸化
触媒及び/或いは酸化剤、たとえばヨウソ酸塩、モリブ
デン酸塩或いはそれに類似する物を特に担体上に持つこ
とができる。そのような、炭素繊維によって吸着もされ
なければ、この帯域において炭素繊維によって吸着され
た物質に転位されもしない有害物質及び臭気物質もこの
発明の装置によって阻止することができるように、濾過
帯に前置きされた、この種の有害物質及び臭気物質に対
するこの帯域はなおもう一つの吸着剤、たとえばゼオラ
イトを持つことができる。
【0020】また濾過帯の前方に置かれたこの帯域に活
性炭、ゼオライト、ポリマー吸着質或いはシリカゲルか
ら成る反応性の層を設けて、浄化すべき空気流中の有害
物質及び臭気物質の濃縮のピークを緩やかにすることが
できる。
【0021】有害物質及び臭気物質を帯びた濾過帯を再
生するために、濾過帯を有害物質及び臭気物質が脱離さ
れる少なくとも1個の脱離帯域に通す。この脱離帯域は
特にドラムの領域に設けられ、その上を濾過帯が回転す
る。2個のドラムにそれぞれ1個の脱離帯域を設けるこ
ともできる。
【0022】脱離は、特にたとえば炭素繊維帯が高い赤
外線吸着能力をもっているからたとえば赤外線照射器を
用いて照射によって行うことができる。炭素繊維帯の場
合導電性があるために炭素繊維帯の一部分にわたって抵
抗発熱部を設けることも可能である。炭素繊維帯は誘導
加熱することもできる。
【0023】しかし濾過帯は空気加熱によっても間接的
に加熱することができる。脱離空気はそのために濾過帯
に当たる前に加熱される。そのためにたとえば発熱螺旋
のような電気による発熱体を吸着帯域と脱離帯域との間
に入れることができる。しかし特に転向ロールは加熱さ
れ且つ転向ロールを脱離空気が半径方向に貫流しかつそ
の際空気を温めるように構成される。
【0024】その際転向ロール用の発熱体は転向ロール
の回転軸中にある。
【0025】即ち脱離空気は空気透過領域から出て転向
ロールを通って流れ、反対側の濾過帯を通過して濾過帯
を温めながら出て行く。
【0026】しかし吸着された有害物質及び臭気物質を
濾過帯から温度制御脱離するために濾過帯が接触する加
熱可能な面を設けるのが特に有利であることが立証され
た。この接触面はたとえばドラムの外周縁に合わせて湾
曲させた加熱される金属面とすることができ、この金属
面に濾過帯がドラムの回りを回転する際に当接する。ド
ラムには伝熱性でない材料或いは伝熱性の悪い材料から
成るドラム周縁壁がある。
【0027】しかし、ドラムの周縁面を加熱可能に形成
するのが特に有利であることが立証された。そのために
ドラム胴はたとえばアルミニウムのような金属から造る
ことができ、ドラムの中に特に軸方向にいわゆるPTC
(positive thermal coeffi-cient 正の熱係数)発熱要
素を設けることができる。この発熱要素は予定の温度で
自己制御しながら発熱する。この種の発熱要素は自動車
製造で極めて多くの目的に使用される。
【0028】接触発熱により脱離エネルギーの全量が発
生する。即ちエネルギーの導入に空気を供給する必要は
ない。従って専ら脱離帯域から脱離物を排出するために
脱離帯域にはごく僅かな量の空気を供給しさえすればよ
い。接触発熱によって優れたエネルギーの均衡が保証さ
れる。
【0029】その場合吸着された有害物質と臭気物質を
温度制御脱離するための、濾過帯に当接する加熱可能な
面の温度は少なくとも100度C、特に少なくとも15
0度Cにすべきである。
【0030】脱離空気は特に装置から出て浄化されて車
両内部の方向に流れる気流の量の一部分、たとえば0,
5〜10パーセントである。そのために空気透過領域は
脱離帯域から出る脱離物を排出するために、対応する空
気量が脱離空気として脱離帯域に供給されるときに通る
開口部を有する壁部によって特に脱離帯域から分離して
ある。
【0031】織物の通気性を実際上そのときどきの通風
機能力、即ち空気通過量に関係なく保つために、空気通
過量が多い場合でも濾過帯の緊張が緩まないようにする
ために特に張り車を設けてある。同時にこの張り車によ
って、脱離帯域に通じる空気通過域の開口部が通過空気
量の多い場合でも脱離空気の通過のために濾過帯の変形
によって塞がされることがない。ドラムの一つを張り車
とすることもできる。
【0032】脱離された有害物質と臭気物質を含んだ脱
離空気は内燃機関を有する車両の場合には特にエンジン
の燃焼空気に供給される。たとえば電子式車両の場合脱
離空気内の有害物質と臭気物質は熱による二次燃焼或い
は接触による二次燃焼によって除去することもできる。
場合によっては脱離空気は外へ放出することもできる。
たとえば航空機の場合である。
【0033】濾過帯は特に直接或いは間接的に駆動力伝
達ころを介して電動機によって駆動される。その場合伝
達ころは2個のドラムのうちの一方にドラムと一体的に
形成することもできる。
【0034】濾過帯の回転速度は特に空気装入量に応じ
て制御される。そのためには通風機及び駆動ドラムに対
して同じ制御部材を設けることができる。空気装入量の
測定のために圧力測定計も設けることができる。
【0035】この発明の装置は循環空気を浄化する場合
のように車両内部に供給される外気の浄化にも役立つ。
この装置は特に乗物のエアコンの内部に、即ち特にエア
コンの気化器の前方の浄化すべき空気の流動方向に設け
られる。というのは蒸発機の前方の空気は相対湿度が低
いからである。たとえば炭素繊維の吸着容量は相対湿度
が上がると減るということもある。
【0036】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施例を図に
示して詳細に説明する。
【0037】装置は炭素繊維織物から成る無端濾過帯1
を有する。この濾過帯はハウジング2の内部で2個の平
行なドラム3と4を介して回転する。ドラム3と4のう
ちの一方は駆動ドラムである。
【0038】2個のドラム3と4の間には空気透過領域
8がある。浄化される空気は矢印5が示す方向に一方の
ハウジング壁部7にある開口部6を通ってハウジング2
の中へ入り、濾過帯の一部分10、11を通り抜けて他
方のハウジング壁部13の開口部12からハウジング2
の外へ出る。
【0039】濾過帯1によって吸着された有害物質と臭
気物質を脱離するために脱離帯域或いは脱離室14を設
けてあり、ドラム3はその中にあり、このドラムの胴は
図示してない発熱装置によって加熱される。ハウジング
2は少なくとも脱離帯域14の領域に図示してない熱絶
縁部を備えている。
【0040】開口部6の前方には一次フィルタ15を配
置してある。このフィルタは、濾過帯1によっては吸着
されえない有害物質と臭気物質が吸着され且つ/或いは
濾過帯1によって吸着することができる物質に転換され
る帯域を形成する。ハウジング壁部13の開口部12の
後方には粒子フィルタ16を配置してあり、たとえば空
気流5中のかすを阻止する。
【0041】空気透過領域8は壁部17によって脱離室
14から分離されており、濾過帯部分10、11と壁部
17の間に、脱離空気が空気透過領域8から脱離室14
に入るための開口部18、19をそれぞれ設けてある。
脱離室14には導管20を接続してあり、この導管を介
して脱離室14から出る脱離質が脱離空気によって排出
され、たとえば乗物の内燃機関の燃焼空気に加えられ
る。壁部17は開口部18、19の大きさの調節のため
にドラム軸に平行な軸を中心にも回動可能である。
【0042】開口部6の両側には張り車21、22が設
けられて、濾過帯部分10、11を空気透過に無関係に
そこで緊張させている。
【0043】回転する濾過帯1は両長手側面の外側を密
封要素24で、また内側を力伝達要素30、たとえば有
歯ベルトで囲まれている。
【0044】密封要素24は開口部6の空気透過域でハ
ウジング壁部と隔絶され、空気透過領域8の中で空気が
回転帯1を強制透過させられる。追加の密封桟27、2
8により濾過帯1とハウジング壁部との間で脱離帯域方
向の空気透過が抑制される。
【0045】図3に示すように脱離室14の内部にある
転向ドラム3は篩として形成された胴31を有する。こ
の胴は半径方向の保持要素32によって中空軸33に固
定されており、中空軸の中には図示してない電気発熱体
を設けてある。そうして脱離空気は矢印43が示す通り
にドラム3の内部で加熱され、その後胴31を通過して
濾過帯1内部へ浸透する。
【0046】図4に示すように濾過帯1は転向ドラム
3、4間で転向ロール34によってジグザグの経路を辿
り、帯の長さを拡張する。
【0047】図5に示す構造の場合には濾過帯1は浄化
すべき空気5が貫流する層の数を拡大するようにドラム
3、4間で転向ロール35によって蛇行する。
【0048】図6、7、8にはそれぞれ対応する転向ロ
ール37、38、39を設けて濾過帯1の形を三角形、
四角形、台形にしたものを示した。こうして濾過帯1は
たとえば空間の最善の利用に応じた各ハウジングに適合
させることができる。
【0049】
【発明の効果】この装置は有害物質と臭気物質が多量に
ある場合でも浄化すべき空気流からそれらの物質を確実
に完全に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】脱離帯域内の転向ロールの他の実施例と濾過帯
の一部分の斜視図である。
【図4】進行方向が交互に変わる濾過帯の側面図式図で
ある。
【図5】濾過帯の他の外郭形状の側面図式図である。
【図6】濾過帯の他の外郭形状の側面図式図である。
【図7】濾過帯の他の外郭形状の側面図式図である。
【図8】濾過帯の他の外郭形状の側面図式図である。
【符号の説明】
1 濾過帯 2 ハウジング 3 ドラム 4 ドラム 5 矢印 6 開口部 7 ハウジング壁部 8 空気透過領域 10 濾過帯部分 11 濾過帯部分 12 開口部 13 ハウジング壁部 14 脱離帯域 15 一次フィルタ 16 粒子フィルタ 17 壁部 18 開口部 19 開口部 20 導管 21 張り車 22 張り車 24 密封要素 27 密封桟 28 密封桟 31 胴 32 保持要素 33 中空軸 34 転向ロール 35 転向ロール 37 転向ロール 38 転向ロール 39 転向ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594080404 Epplestrasse 225,70546 Stuttgart,BRD (72)発明者 ヴオルフガング・オーデブレヒト ドイツ連邦共和国、71067 ジンデルフイ ンゲン、プフアールヴイーゼンアレー、29 (72)発明者 ハラルト・エルトル ドイツ連邦共和国、82538 ゲレーツリー ト、アレービユーヒエルヴエーク、4ツエ ー (72)発明者 ギュンター・ジーゲル ドイツ連邦共和国、72160 ホルプ、フラ ッハスブライテ、11 (72)発明者 ミヒヤエル・ケルツ ドイツ連邦共和国、71134 アイトリンゲ ン、ドイフリンガー・ストラーセ、36

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物の内部に供給される空気流から有害
    物質と臭気物質を除去する装置であって、吸着手段とし
    て少なくとも2個の平行なドラム上を回転する無端の濾
    過帯と、ドラム間で濾過帯を通過する空気流を通す空気
    透過域と濾過帯から着有害物質と臭気物質を温度制御脱
    離するための脱離域とを有する装置において、濾過帯
    (1)の気流上流側に、濾過帯(1)によっては吸着不
    可能な有害物質と臭気物質が吸着され且つ/或いは濾過
    帯(1)によって吸着可能な物質に転化される帯域(1
    5)を設けたことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 濾過帯(1)が炭素繊維から成る繊維材
    料であることを特徴をとする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 炭素繊維から成る繊維材料を再生したセ
    ルロース繊維から成る繊維材料の酸化によって形成した
    ことを特徴とする請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 帯域(15)が酸化触媒及び/或いは酸
    化剤を含むことを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 濾過帯(1)から被吸着有害物質と臭気
    物質を温度制御脱離するために濾過帯(1)に当接する
    加熱可能な面を設けたことを特徴とする請求項1の装
    置。
  6. 【請求項6】 加熱可能な面を脱離域(14)の中に設
    けたドラム(3、4)の周縁面によって形成したことを
    特徴とする請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 空気透過域(8)が被脱離質を脱離域
    (14)から搬出する脱離空気の透過開口部(18、1
    9)を少なくとも1個有する壁部(17)によって脱離
    域(14)から分離されていることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか一の装置。
  8. 【請求項8】 内燃機関を有する乗物に、脱離域(1
    4)から搬出される脱離物を内燃機関の燃焼空気に供給
    する導管(20)を設けたことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか一の装置。
  9. 【請求項9】 濾過帯(1)用に少なくとも1個の張り
    車(21、22)を設け且つ/或いはドラム(3、4)
    の少なくとも1個を張り車として形成してあることを特
    徴とする請求項1〜8のいずれか一の装置。
  10. 【請求項10】 2個のドラム(3、4)と濾過帯(1)
    をハウジング(2)内に設け、ハウジング(2)は空気
    透過域(8)内に空気透過開口部(6、12)と、濾過
    帯(1)のいずれか一方の弦部分(10、11)に平行
    な壁部分(7、13)とを有し、濾過帯(1)はその両
    長手側面の、前記平行な壁部分(7、13)の方を向い
    た一方の外側面上に密封帯(24)を有し、この密封帯
    は隣接の壁部分(7、13)に当接し、ハウジング
    (2)の中には濾過帯(1)の周縁方向(25)に空気
    透過開口部(6、12)の前後にそれぞれ密封要素(2
    7、28)を設け、これらの密封要素(27、28)が
    濾過帯(1)とハウジング壁部との間のドラム(3、
    4)の方向の空気透過を抑止するように構成したことを
    特徴とする請求項1〜9のいずれか一の装置。
  11. 【請求項11】 濾過帯(1)の両長手側面の内側面にド
    ラム(3、4)の少なくとも1個と共に作用する力伝達
    要素(30)を設けたことを特徴とする請求項1〜10の
    いずれか一の装置。
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