JPH11267240A - 消火方法および消火装置 - Google Patents

消火方法および消火装置

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JPH11267240A JP7202698A JP7202698A JPH11267240A JP H11267240 A JPH11267240 A JP H11267240A JP 7202698 A JP7202698 A JP 7202698A JP 7202698 A JP7202698 A JP 7202698A JP H11267240 A JPH11267240 A JP H11267240A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有害物質取扱い室の通風排気を停止することな
く、室内圧を負圧に維持して有害物質などの漏洩を防止
しながら、火災を確実に消火する。 【解決手段】 室内の空気は通風空気取入れ口21から
入り、空調排気口31を通じて空調排気装置32により
排気され、室内圧がマイナス30mmH2 O以下に維持
される有害物質取扱い室1には、この室内に発生した火
源11の火災を消火するための消火装置として、ガス消
火剤の放出ヘッド41が単数または複数個、天井部また
は側壁部に配置され、この放出ヘッド41にガス消火剤
を供給するためのガス消火剤供給タンク42が配置され
る。この供給配管43には、消火ガス放出時に室内圧が
プラス圧にならないよう予めガス消火剤の放出量を排気
風量の80%以下に調整するための圧力制御器44を配
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部に漏洩するの
を嫌う有害物質などを取り扱う特定の部屋あるいはボッ
クス内の火災の消火方法およびその消火装置に関するも
のであって、特に、消火が確実であって、かつ火災およ
び消火作業による室内機器のダメージを極力軽減する方
法、装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化学物質、放射性物質などの分
析、実験、保管などに供せられる部屋、およびボックス
では、内部の取扱い物質に有害なものが多いので、それ
らが外部に漏洩しないよう閉鎖された空間として管理さ
れている。さらに、外部に通じる僅かな隙間があったと
しても、そこから空気流とともに有害物質が流出しない
よう、通風空気を取り入れながら室内を空調排気設備に
よって吸引して外部の気圧に対して負圧に維持するよう
に設備が設けられている。このようにして、有害物質取
扱い室は、通常マイナス30mmH2 O前後の気圧に維
持されている。そして、吸引した排気した空気は、所定
の有害物質除去装置により浄化処理を受けた後、大気に
放出されるよう配慮されている。
【0003】このような有害物質取扱い室の内部で火災
が発生した場合には、その消火方法として液化ガス放出
による方法、あるいは水噴霧注水による方法などが実用
化されている。前者の液化ガス放出による消火方法で
は、放出ヘッドからハロン、炭酸ガスなどの液化ガスと
それらの気体との混合物を火災の生じた室内に放出する
のであるが、放出された液化ガスが急激に気化して体積
膨張するため、室内がプラス圧となり有害物質が、通風
空気取り入れ口、あるいはその他の僅かな隙間などから
外部に漏洩する可能性があった。
【0004】また、後者の水噴霧注水による方法は、消
火性能が安定していて確実性の高い方法ではあるが、次
の問題が存在していた。 (1)火災規模によっては、水蒸気が多量に発生して、
室内がプラス圧となり、液化ガス消火の場合と同様に、
この水蒸気とともに有害物質が漏洩する可能性があっ
た。この場合、通風空気取り入れ口を閉鎖するようにし
ても、室内を完全に密封することは困難なので、僅かな
隙間から漏洩するおそれを解消することができない。
【0005】(2)消火時の水噴霧された水には、室内
の有害物質や火災時に発生する新たな有害物質が溶け込
むため、これら用済み水を集水しておき特別な浄化処理
をする必要がある。 (3)消火時の注水により室内に器物が損傷を受け、再
使用が困難となるうえ、短時間で復旧することが難し
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、有害物質取扱
い室などの通風排気を停止することなく、室内圧を負圧
に維持して消火の際に有害物質などが室外に漏洩するの
を防止しながら、火災を確実に消火することが可能とな
る消火方法および消火装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた本発明の消火方法は、通風空気を取り入れ
つつ空調排気装置により排気して、室内圧を負圧に維持
している有害物質取扱い室内に発生した火災の消火方法
であって、消火に際して前記室内の通風を停止すること
なく、強制排気を行うとともに、この単位時間当たり排
気風量(容積基準)より少ない単位時間当たり放出量の
ガス消火剤を室内に放出して、室内圧を負圧に維持しつ
つ、消火することを特徴とするものである。
【0008】そして、本発明の消火方法は以下の形態と
して好ましく具体化することができる。 (1)室内圧を排気により負圧に維持している室内に発
生した火災の消火方法であって、空気比重が1.0を超
えるガス消火剤を使用し、その単位時間当たり放出量が
室内空気の強制排気風量の80%以下となるよう設定し
た形態。 (2)前記ガス消火剤が、アルゴンガス、窒素ガス、炭
酸ガスおよびネオンガスから選択された単独成分のガ
ス、または2種以上の混合されたガスである形態。
【0009】また、上記の問題を解決するためになされ
た本発明の消火装置は、通風空気取り入れ口と空調排気
装置を備え、通風しつつ排気して室内圧を負圧に維持し
ながら有害物質を取扱う室内において、発生した火災を
消火するための消火装置であって、室内に向けて設置さ
れたガス消火剤の放出ヘッドと、この放出ヘッドに供給
配管を通じてガス消火剤を供給するためのガス消火剤供
給タンクが配置されるとともに、この供給配管には、消
火ガス放出時に室内圧がプラス圧にならないよう予めガ
ス消火剤の放出量を所定の値に調整するための圧力制御
器を配設したことを特徴とするものである。
【0010】この本発明の消火装置では、次の形態のよ
うにより好ましく具体化することができる。 (1)室内圧を排気により負圧に維持しながら有害物質
を扱う室内において、発生した火災を消火するための消
火装置であって、前記ガス消火剤供給タンクが空気比重
が1.0を超えるガス消火剤を貯溜するものであり、前
記圧力制御器が、ガス消火剤の単位時間当たり放出量が
室内空気の強制排気風量の80%以下となるよう設定
し、ガス消火剤放出時に室内圧がプラス圧にならないよ
う調整されたものである形態。 (2)前記放出ヘッドを当該室内の周辺部に配置すると
ともに、前記空調排気装置の吸気口を天井中央部に配置
した形態。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の消火装置に係る実
施形態を図1、2を参照して説明する。図1は、この消
火装置の機器配置モデルを表す略図であり、消火対象で
ある有害物質取扱い室1には、通風空気取り入れ口21
と空調排気口31が設けられていて、室内の空気は空調
排気口31を通じて空調排気装置32により排気され、
常時、通風しつつ排気して室内圧が負圧、例えば、マイ
ナス30mmH2 O以下に維持されるように設定されて
いる。ここで有害物質取扱い室とは、部屋の形式を問わ
ず、ボックスタイプも含み、化学物質、放射性物質など
の有害物質の分析、実験、保管などの他一般的な取扱い
に供せられる部屋をいう。
【0012】このように設備されている有害物質取扱い
室1には、この室内に発生した火源11の火災を消火す
るための消火装置として、室内に向けて設置されたガス
消火剤の放出ヘッド41が単数または複数個、天井部ま
たは側壁部に配置され、この放出ヘッド41に供給配管
43を通じてガス消火剤を供給するためのガス消火剤供
給タンク42が配置される。
【0013】そして、本発明の最も特徴とするところ
は、この供給配管43には、消火ガス放出時に室内圧が
プラス圧にならないよう予めガス消火剤の放出量を所定
の値に調整するための圧力制御器44を配設した点にあ
る。なお、この実施形態では、供給配管43には圧力制
御器44に直列に開閉バルブ45が設けられ、室内天井
部設けられた火災探知器12に接続されていて、この火
災探知器12の作動により開閉バルブ45が開き、所定
量のガス消火剤が室内に放出されるようになっている
が、本発明はこのような形態に限定されるものではな
い。
【0014】このように構成された消火装置において、
前記のように通風空気の取り入れと空調排気が行われて
いる有害物質取扱い室内の負圧状態の室内圧が、ガス消
火剤放出時にプラス圧にならないように、消火時のガス
消火剤の単位時間当たり放出量を室内空気の強制排気風
量より少ない所定の値に前記圧力制御器44によって設
定しておくことが重要であり、このため前記圧力制御器
44が調整されていることが重要である。
【0015】ここで、排気風量に対する消火ガス放出量
の比と、室内気圧の関係を図2を参考にして説明する。
このグラフは、当初、室内気圧が通風空気の取り入れと
空調排気のバランスによりマイナス30mmH2 Oであ
ったときに、横軸を消火のためガス消火剤/排気風量比
とし、それぞれの比率のガス消火剤を放出したのち、室
内気圧が再びバランスしたときの室内気圧値を縦軸に表
したものであり、ガス消火剤/排気風量比が80%以下
の場合は、室内気圧はマイナスを維持できるが、80%
を超えると排気風量が相対的に不足して、室内気圧はプ
ラス領域に入ってしまうことが分かる。
【0016】このように、ガス消火剤/排気風量比が8
0%以下になるように、ガス消火剤の放出量を設定した
場合には、室内気圧はマイナスを維持しながら所要量の
ガス消火剤を放出できるから、消火が確実になされると
ともに、室内の有害物質が室外に漏洩することも充分に
防止できる利点が得られるのである。なお、このような
現象は、対象とする室内容積の大小に殆ど関係なく、同
様に観察されることが確かめられた。
【0017】またこの場合、前記ガス消火剤としては、
火源に対して比較的安定なアルゴンガス、窒素ガス、炭
酸ガスおよびネオンガスから選択された単独成分のガ
ス、または2種以上の混合されたガスであって、空気比
重が1.0を超え、特に好ましくは、1.3を超える重
いガスが空調排気装置により排気されにくいので、本発
明の目的に好適なガス消火剤として採用され得る。
【0018】また、さらに、ガス消火剤の前記放出ヘッ
ドを当該室内の周辺部に複数個配置するとともに、前記
空調排気装置の吸気口を天井中央部に配置した場合に
は、側壁部分に延焼して火勢が拡大するのを抑制するう
え、ガス消火剤が短絡的に排気されることが少なく、室
内にむらなく分散して充満し、火源11を被覆すること
になるから、消火効果の偏りが解消され、比較的短時間
に効果を発揮するなどして特に好ましい。
【0019】また、室内マイナス圧を通常は深くしてお
く必要のない場合には、空調排気装置32の容量が小さ
く設定されていることがあり、このようなケースでは、
火災検知後の所定時間、例えば60秒以内に消火に要す
る所要量のガス消火剤を放出できないことが生じるが、
このような状況が予想されるときには、図1に示すよう
に、排気装置32に並列に補助排気装置33を設置して
おき、火災検知器12により運転するようにすればよ
い。
【0020】次に、本発明の消火方法の実施形態を、前
記の消火装置を参照して説明する。この消火方法は、前
述に同じく、通風空気を取り入れつつ空調排気装置によ
り排気して、室内圧を負圧に維持されている有害物質取
扱い室1内に発生した火災の消火方法であって、先ず第
1に、消火に際して前記空調排気装置32の運転を継続
し、かつ通風空気取入れ口21を閉鎖せず、室内の通風
を停止しないで消火を行う点に特徴がある。したがっ
て、通常に設備されている空調排気装置32をそのまま
応用するうえ、通風空気取入れ口21も通常ままでよ
く、閉鎖装置など付加する必要もないので、旧来設備の
改修費用を必要としない。
【0021】第2に、このような強制排気を行うととも
に、この単位時間当たり排気風量(容積基準)より少な
い、予め設定した値の単位時間当たり放出量のガス消火
剤を室内に放出して室内圧を負圧に維持しつつ、消火す
ることを特徴とするものである。そして、好ましくは、
室内圧を例えばマイナス30mmH2 Oより低く維持し
ていた室内に発生した火災に対しては、空気比重が1.
0を超えるガス消火剤を使用し、その単位時間当たり放
出量が室内空気の強制排気風量の80%以下となるよう
放出するのが好適である。
【0022】このように、本発明によれば、室内がプラ
ス圧になることが防止でき、有害物質が室外に漏洩する
おそれもなく、確実に消火できるうえ、ガス消火である
から、注水消火のときのような消火時に室内の有害物質
や火災時に発生する新たな有害物質が溶け込んだ用済み
水が発生せず、また注水により室内に器物が損傷を受け
ることもないので、再使用が容易であり短時間で復旧で
きるなどの利点が得られるのである。
【0023】
【実施例】この実施例では、図1に準じた実験環境を設
定した。ここで、有害物質取扱い室1に模した容量15
0Lの実験ボックスに設けられた通風空気取り入れ口2
1にはバルブ22が取り付けられ、通風空気の開放、閉
鎖の差が実験できるよう配慮した。また、実験に先立
ち、排気装置32を運転し、下記表1に示す室内気圧初
期値になるよう排気して、その排気装置の運転条件を保
った。そして、この実験ボックス内にnヘプタンを火源
として着火した後、手動で開閉バルブ45を開き、下記
表1に例示した放出量のイナージェンガス(ガス成分が
2 52%、Ar40%、CO2 8%からなる混合ガ
ス)を消火剤として放出し、消火にいたる時間、および
室内気圧の平衡値を測定した。
【0024】この実験結果を次の表1に示す。なお、こ
こで、テストNO.11、21、22の場合は、通風空
気取り入れ用バルブ22を閉じた状態の比較実験値を示
している。この結果によれば、消火剤量/排気風量比が
80%以下の本発明の条件下では、消火剤放出後、18
〜46秒程度の消火時間内で消火することが認められ、
また同時に、消火剤放出後、室内圧はいずれも上昇する
ものの、負圧状態が維持でき、平衡状態到達時でもマイ
マス圧を示していることが分かった。
【0025】また、消火剤量/排気風量比と消火に要し
た時間との関係を調べたところ、図3のグラフに示すよ
うな結果が得られた。この結果によれば、消火剤量/排
気風量比が小さくなると、火源の被覆に要する消火剤の
絶対量は少なくなるので、消火時間が長くなる傾向が認
められ、特に、70%以下の場合には、消火時間が60
秒を超えるようになり、延焼のおそれも生じるので好ま
しくないことが分かった。
【0026】また、有害物取扱い室の容積と消火剤量と
の関連をみると、放出開始後60秒間を基準にして、そ
の間の消火剤の放出量が室内容積の50%以下の場合に
は、消火剤の絶対量が不足して、消火時間を60秒以下
とするのが困難となることが分かった。このことから、
最も好ましい消火剤の放出量は、放出開始後60秒当た
りの放出量が室内容積の50%超えるものであって、か
つ消火剤量/排気風量比として70〜80%の範囲内の
放出量であることが分かった。
【0027】
【表1】 注:室内気圧の欄は、火災発生前の初期値と消火ガス放出後の平衡値を示す。 空気流入の欄は、通風取り入れ口の開または閉を示す。
【0028】
【発明の効果】本発明の消火方法および消火装置は、以
上に説明したように構成されているので、有害物質取扱
い室、ボックスなどの通風排気を停止することなく、室
内圧を負圧に維持して消火の際に有害物質などが室外に
漏洩するのを防止しながら、火災を確実に消火すること
が可能となる。また、既設の空調排気装置を改造するこ
となく利用することができ、設備コストをミニマムにで
きる、消火時の室内の損傷が少なく、復旧が容易である
などという優れた効果がある。よって本発明は従来の問
題点を解消した消火方法および消火装置として、その工
業的価値は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための消火装置の
機器配置略図。
【図2】ガス消火剤/排気風量比と室内圧との関係を表
すグラフ。
【図3】ガス消火剤/排気風量比と消火時間との関係を
表すグラフ。
【符号の説明】
1 有害物質取扱い室、11 火源、12 火災探知
器、21 通風空気取り入れ口、31 空調排気口、3
2 空調排気装置、41放出ヘッド、42 ガス消火剤
供給タンク、43 供給配管、44 圧力制御器、45
開閉バルブ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風空気を取り入れつつ空調排気装置に
    より排気して、室内圧を負圧に維持している有害物質取
    扱い室内に発生した火災の消火方法であって、消火に際
    して前記室内の通風を停止することなく、強制排気を行
    うとともに、この単位時間当たり排気風量(容積基準)
    より少ない単位時間当たり放出量のガス消火剤を室内に
    放出して、室内圧を負圧に維持しつつ、消火することを
    特徴とする消火方法。
  2. 【請求項2】 室内圧を排気により負圧に維持する室内
    に発生した火災の消火方法であって、空気比重が1.0
    を超えるガス消火剤を使用し、その単位時間当たり放出
    量が室内空気の強制排気風量の80%以下となるよう設
    定した請求項1に記載の消火方法。
  3. 【請求項3】 前記ガス消火剤が、アルゴンガス、窒素
    ガス、炭酸ガスおよびネオンガスから選択された単独成
    分のガス、または2種以上の混合されたガスである請求
    項1または2に記載の消火方法。
  4. 【請求項4】 通風空気取り入れ口と空調排気装置を備
    え、通風しつつ排気して室内圧を負圧に維持しながら有
    害物質を取扱う室内において、発生した火災を消火する
    ための消火装置であって、室内に向けて設置されたガス
    消火剤の放出ヘッドと、この放出ヘッドに供給配管を通
    じてガス消火剤を供給するためのガス消火剤供給タンク
    が配置されるとともに、この供給配管には、消火ガス放
    出時に室内圧がプラス圧にならないよう予めガス消火剤
    の放出量を所定の値に調整するための圧力制御器を配設
    したことを特徴とする消火装置。
  5. 【請求項5】 室内圧を排気により負圧に維持しながら
    有害物質を扱う室内において、発生した火災を消火する
    ための消火装置であって、前記ガス消火剤供給タンクが
    空気比重が1.0を超えるガス消火剤を貯溜するもので
    あり、前記圧力制御器が、ガス消火剤の単位時間当たり
    放出量が室内空気の強制排気風量の80%以下となるよ
    う設定し、ガス消火剤放出時に室内圧がプラス圧になら
    ないよう調整されたものである請求項4に記載の消火装
    置。
  6. 【請求項6】前記放出ヘッドを当該室内の周辺部に配置
    するとともに、前記空調排気装置の吸気口を天井中央部
    に配置した請求項4または5に記載の消火装置。
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