JPH11267227A - 治療装置 - Google Patents
治療装置Info
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- JPH11267227A JPH11267227A JP10075506A JP7550698A JPH11267227A JP H11267227 A JPH11267227 A JP H11267227A JP 10075506 A JP10075506 A JP 10075506A JP 7550698 A JP7550698 A JP 7550698A JP H11267227 A JPH11267227 A JP H11267227A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、従来、適用が困難であった生
体深部などの実質臓器に発生した癌病巣などに対して同
時に温熱治療と放射線治療を行うことが可能であって、
生体深部の患部に対する治療効果を高め得ることができ
る治療装置を提供することにある。 【構成】本発明は、生体に穿刺するために針状に構成さ
れた加温治療用高周波電極の内部に放射線治療用放射線
源を加温分布と一致して放射線を照射させる状態に配設
するようにした治療装置である。生体深部臓器に発生し
た例えば癌病巣に対して、経皮的または経管的アプロー
チにより針状に構成された加温治療用高周波電極を刺入
し、加温分布と一致して放射線を照射させることにより
局所的な被治療部位に加温治療と放射線照射治療を同時
に行う。
体深部などの実質臓器に発生した癌病巣などに対して同
時に温熱治療と放射線治療を行うことが可能であって、
生体深部の患部に対する治療効果を高め得ることができ
る治療装置を提供することにある。 【構成】本発明は、生体に穿刺するために針状に構成さ
れた加温治療用高周波電極の内部に放射線治療用放射線
源を加温分布と一致して放射線を照射させる状態に配設
するようにした治療装置である。生体深部臓器に発生し
た例えば癌病巣に対して、経皮的または経管的アプロー
チにより針状に構成された加温治療用高周波電極を刺入
し、加温分布と一致して放射線を照射させることにより
局所的な被治療部位に加温治療と放射線照射治療を同時
に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の生体深部に
発生した被治療部位の加温治療と放射線治療を行う治療
装置に関する。
発生した被治療部位の加温治療と放射線治療を行う治療
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】癌の温熱治療としては、体外式加温、体
腔内加温、組織内加温などの各方法があり、これらはい
ずれも癌病巣を一定の時間42〜44℃に加温すること
により治療効果を得ようとするものである。また、癌の
放射線治療としては、以前からの体外式照射に加え、近
年、イリジウムなど高線量率の密封小線源を短時間、体
内に挿入、留置することにより癌病巣を治療する方法が
開発されている。また、温熱療法と放射線療法を併用す
ると治療効果が高まる増感作用があることは広く認めら
れており、特に併用における同時性、つまり温熱治療と
放射線治療を同時に行うことが治療効果上、非常に有効
であることは、細胞レベルの研究においても確認されて
いる。
腔内加温、組織内加温などの各方法があり、これらはい
ずれも癌病巣を一定の時間42〜44℃に加温すること
により治療効果を得ようとするものである。また、癌の
放射線治療としては、以前からの体外式照射に加え、近
年、イリジウムなど高線量率の密封小線源を短時間、体
内に挿入、留置することにより癌病巣を治療する方法が
開発されている。また、温熱療法と放射線療法を併用す
ると治療効果が高まる増感作用があることは広く認めら
れており、特に併用における同時性、つまり温熱治療と
放射線治療を同時に行うことが治療効果上、非常に有効
であることは、細胞レベルの研究においても確認されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温熱治
療と放射線治療を同時に行うことは治療現場において実
際に実現することは容易なことではない。近年、特開平
8−173553号公報や特開平8−173552号公
報において示される治療装置が提案されているが、これ
らはいずれも体腔内の管腔臓器または浅在性の体表面に
発生した癌病巣に対しての温熱治療と放射線治療を同時
に行うように構成されたものであり、生体の深部におい
て局所的な加温と局所的な放射線照射を組み合わせての
治療を意図したものではない。従来の治療装置では、生
体深部などの実質臓器に発生した癌病巣などに対しての
治療が困難であった。
療と放射線治療を同時に行うことは治療現場において実
際に実現することは容易なことではない。近年、特開平
8−173553号公報や特開平8−173552号公
報において示される治療装置が提案されているが、これ
らはいずれも体腔内の管腔臓器または浅在性の体表面に
発生した癌病巣に対しての温熱治療と放射線治療を同時
に行うように構成されたものであり、生体の深部におい
て局所的な加温と局所的な放射線照射を組み合わせての
治療を意図したものではない。従来の治療装置では、生
体深部などの実質臓器に発生した癌病巣などに対しての
治療が困難であった。
【0004】本発明はこれらに着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、従来、適用が困難であ
った生体深部の実質臓器等に発生した癌病巣に対して温
熱治療と放射線治療を同時に行うことが可能であって、
生体深部の患部に対する治療効果を高め得る治療装置を
提供することにある。
あり、その目的とするところは、従来、適用が困難であ
った生体深部の実質臓器等に発生した癌病巣に対して温
熱治療と放射線治療を同時に行うことが可能であって、
生体深部の患部に対する治療効果を高め得る治療装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、生体
に穿刺するために針状に構成された加温治療用高周波電
極と、この加温治療用高周波電極の内部に加温分布と一
致して放射線を照射させる状態に放射線治療用放射線源
を配設する手段とを設けたことを特徴とする治療装置で
ある。生体深部臓器に発生した例えば癌病巣に対して、
経皮的または経管的アプローチにより針状に構成された
加温治療用高周波電極を刺入し、この加温治療用高周波
電極の内部に放射線治療用放射線源を配置して加温分布
と一致して放射線を照射させることにより局所的な被治
療部位に加温治療と放射線照射治療を同時に行う。
に穿刺するために針状に構成された加温治療用高周波電
極と、この加温治療用高周波電極の内部に加温分布と一
致して放射線を照射させる状態に放射線治療用放射線源
を配設する手段とを設けたことを特徴とする治療装置で
ある。生体深部臓器に発生した例えば癌病巣に対して、
経皮的または経管的アプローチにより針状に構成された
加温治療用高周波電極を刺入し、この加温治療用高周波
電極の内部に放射線治療用放射線源を配置して加温分布
と一致して放射線を照射させることにより局所的な被治
療部位に加温治療と放射線照射治療を同時に行う。
【0006】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1〜図3を参
照して、本発明の第1実施形態を説明する。 (構成)図1は、第1の実施形態に係る治療装置1を用
いて温熱治療と放射線治療を同時に行う併用治療の状況
を概略的に示すものである。同図1において、2は第1
電極(刺入電極)、3は温熱治療装置本体、4は第2電
極(体表電極)、5は密封小線源を供給する小線源装
置、6は術野を観察する内視鏡、7は観測装置であっ
て、光源装置7a、ビデオプロセッサー7b、モニター
7cを備える。8は腹壁に穿刺するトラカールであっ
て、第1電極2や内視鏡6などを挿通するものである。
また、9は患者生体、10は代表的深部臓器としての肝
臓である。
照して、本発明の第1実施形態を説明する。 (構成)図1は、第1の実施形態に係る治療装置1を用
いて温熱治療と放射線治療を同時に行う併用治療の状況
を概略的に示すものである。同図1において、2は第1
電極(刺入電極)、3は温熱治療装置本体、4は第2電
極(体表電極)、5は密封小線源を供給する小線源装
置、6は術野を観察する内視鏡、7は観測装置であっ
て、光源装置7a、ビデオプロセッサー7b、モニター
7cを備える。8は腹壁に穿刺するトラカールであっ
て、第1電極2や内視鏡6などを挿通するものである。
また、9は患者生体、10は代表的深部臓器としての肝
臓である。
【0007】第1電極2は図2で示す如く、グリップ1
1と、挿入部用シャフト12とを有してなり、グリップ
11は術者により把持され、または治療中に図示しない
保持具によって固定的に保持される。シャフト12はト
ラカール8の内孔に挿入可能な外径であってかつ挿入時
に気腹時の空気漏れを防ぐのに十分に太い外径を有す
る。シャフト12の先端には生体臓器に実際に刺入され
る電極針13が連結されている。電極針13上には温度
センサー(温度検出器)14が設置されている。
1と、挿入部用シャフト12とを有してなり、グリップ
11は術者により把持され、または治療中に図示しない
保持具によって固定的に保持される。シャフト12はト
ラカール8の内孔に挿入可能な外径であってかつ挿入時
に気腹時の空気漏れを防ぐのに十分に太い外径を有す
る。シャフト12の先端には生体臓器に実際に刺入され
る電極針13が連結されている。電極針13上には温度
センサー(温度検出器)14が設置されている。
【0008】上記グリップ11には電極針13に高周波
電流を供給するため高周波コード15、第1電極2に通
じる温度センサーコード16、密封小線源を移送するた
めの小線源チューブ17が接続されている。高周波コー
ド15の延出先端には高周波コネクタ21が設けられ、
温度センサーコード16の延出先端には温度センサーコ
ネクタ22が設けられ、小線源チューブ17の延出先端
には小線源コネクタ23が設けられている。そして、高
周波コネクタ21は電極針13に高周波電流を供給する
ために温熱治療装置本体3へ図示しない中継ケーブルな
どを介して接続される。温度センサーコネクタ22は温
度信号を供給するために温熱治療装置本体3に図示しな
い中継ケーブルなどを介して接続される。小線源コネク
タ23は小線源装置5に接続されるようになっている。
電流を供給するため高周波コード15、第1電極2に通
じる温度センサーコード16、密封小線源を移送するた
めの小線源チューブ17が接続されている。高周波コー
ド15の延出先端には高周波コネクタ21が設けられ、
温度センサーコード16の延出先端には温度センサーコ
ネクタ22が設けられ、小線源チューブ17の延出先端
には小線源コネクタ23が設けられている。そして、高
周波コネクタ21は電極針13に高周波電流を供給する
ために温熱治療装置本体3へ図示しない中継ケーブルな
どを介して接続される。温度センサーコネクタ22は温
度信号を供給するために温熱治療装置本体3に図示しな
い中継ケーブルなどを介して接続される。小線源コネク
タ23は小線源装置5に接続されるようになっている。
【0009】図3は第1電極2の先端部分を詳細に示す
ものである。第1電極2はシャフト12の先端に穿刺用
電極針13を突出して設けてあり、電極針13の周壁上
には温度センサー14が固定的に設けられている。これ
らの外周面には電極針13の生体への癒着防止や生体適
合性を向上させるためにフッ素樹脂などで構成されたコ
ーティング24が施されている。電極針13の内部には
その中心に沿って延伸し、密封小線源を移送可能な小線
源挿入孔25が形成されており、これにより電極針13
内に小線源を配設する手段を構成している。
ものである。第1電極2はシャフト12の先端に穿刺用
電極針13を突出して設けてあり、電極針13の周壁上
には温度センサー14が固定的に設けられている。これ
らの外周面には電極針13の生体への癒着防止や生体適
合性を向上させるためにフッ素樹脂などで構成されたコ
ーティング24が施されている。電極針13の内部には
その中心に沿って延伸し、密封小線源を移送可能な小線
源挿入孔25が形成されており、これにより電極針13
内に小線源を配設する手段を構成している。
【0010】(作用)治療を行うにあたっては、まず患
者腹部を気腹して内視鏡6を生体に挿入することから開
始される。つまり、内視鏡用トラカール8を患者腹部へ
穿刺し、そのポートから内視鏡6を挿入し、観測装置7
を介して術野を観察する。その後に他のトラカール8を
穿刺してこれに第1電極2を挿入する。次に、挿入した
第1電極2を肝臓10の表面または深部に発生した腫瘍
部(患部)に刺入する。この際、肝臓10の表面に発生
した腫瘍に穿刺する際には上記内視鏡6による観察を行
うことが安全上有用であり、また、肝臓10の深部に発
生した腫瘍に穿刺する際には図示しない超音波観測装置
(体外式、腹腔鏡式など)を併用することが好ましい。
者腹部を気腹して内視鏡6を生体に挿入することから開
始される。つまり、内視鏡用トラカール8を患者腹部へ
穿刺し、そのポートから内視鏡6を挿入し、観測装置7
を介して術野を観察する。その後に他のトラカール8を
穿刺してこれに第1電極2を挿入する。次に、挿入した
第1電極2を肝臓10の表面または深部に発生した腫瘍
部(患部)に刺入する。この際、肝臓10の表面に発生
した腫瘍に穿刺する際には上記内視鏡6による観察を行
うことが安全上有用であり、また、肝臓10の深部に発
生した腫瘍に穿刺する際には図示しない超音波観測装置
(体外式、腹腔鏡式など)を併用することが好ましい。
【0011】この第1電極2を治療対象部位に正確に位
置決めした後は、図示しない保持具によってグリップ1
1を保持し、治療中に固定する。一方、第2電極4は予
め患者生体9の体外表面に巻き付けておく。
置決めした後は、図示しない保持具によってグリップ1
1を保持し、治療中に固定する。一方、第2電極4は予
め患者生体9の体外表面に巻き付けておく。
【0012】次に、第1電極2の高周波コネクタ21、
及び第2電極4を温熱治療装置本体3に接続し、十分に
高周波電力のマッチング調整を行う。また第1電極2の
小線源コネクタ23を小線源装置5に接続する。
及び第2電極4を温熱治療装置本体3に接続し、十分に
高周波電力のマッチング調整を行う。また第1電極2の
小線源コネクタ23を小線源装置5に接続する。
【0013】この状態で、第1電極2と第2電極4の間
に、数メガヘルツ〜数十メガヘルツ、例えば13.56
メガヘルツの高周波電流を印加することにより、表面積
の小さい第1電極2の電極針13近傍、つまり治療対象
部位を目的の温度に加温する。このとき、第1電極2の
電極針13の部分に設置された温度センサー14の検出
信号が一定の範囲となるように、両電極2, 4間に印加
する高周波電流を制御し、加温する温度が所定の値にな
るようにする。
に、数メガヘルツ〜数十メガヘルツ、例えば13.56
メガヘルツの高周波電流を印加することにより、表面積
の小さい第1電極2の電極針13近傍、つまり治療対象
部位を目的の温度に加温する。このとき、第1電極2の
電極針13の部分に設置された温度センサー14の検出
信号が一定の範囲となるように、両電極2, 4間に印加
する高周波電流を制御し、加温する温度が所定の値にな
るようにする。
【0014】この加温と共に、小線源装置5から小線源
チューブ17及び小線源挿入孔25を通じて電極針13
へ密封小線源を供給する。密封小線源は第1電極2の小
線源挿入孔25の先端部まで移送されて、予め設定され
た一定の時間、治療対象部位に放射線を照射する。つま
り加温治療用高周波電極の内部に加温分布と一致して放
射線を照射させる状態に放射線治療用放射線源を配設す
る手段を構成する。これらにより生体の深部における局
所的な温熱治療と同時に放射線治療、つまり局所的な温
熱放射線治療同時併用治療が実現できる。
チューブ17及び小線源挿入孔25を通じて電極針13
へ密封小線源を供給する。密封小線源は第1電極2の小
線源挿入孔25の先端部まで移送されて、予め設定され
た一定の時間、治療対象部位に放射線を照射する。つま
り加温治療用高周波電極の内部に加温分布と一致して放
射線を照射させる状態に放射線治療用放射線源を配設す
る手段を構成する。これらにより生体の深部における局
所的な温熱治療と同時に放射線治療、つまり局所的な温
熱放射線治療同時併用治療が実現できる。
【0015】尚、以上の治療は放射線シールドが施され
た治療室において実施されるのは勿論である。また、第
1電極2の電極針13が十分に長い構成で、かつ十分な
剛性を有する場合、つまり直接に腹壁ごしに貫通穿刺で
きる構成の場合には、当然のことながら、第1電極用ト
ラカール8を使用する必要はない。この実施形態では生
体深部臓器に発生した癌病巣に対して経皮的にアプロー
チしたが、経管的にアプローチしてもよい。
た治療室において実施されるのは勿論である。また、第
1電極2の電極針13が十分に長い構成で、かつ十分な
剛性を有する場合、つまり直接に腹壁ごしに貫通穿刺で
きる構成の場合には、当然のことながら、第1電極用ト
ラカール8を使用する必要はない。この実施形態では生
体深部臓器に発生した癌病巣に対して経皮的にアプロー
チしたが、経管的にアプローチしてもよい。
【0016】(効果)本実施形態によれば、深部臓器に
対する温熱放射線同時併用治療が実現でき、治療効果の
向上を図ることができる。
対する温熱放射線同時併用治療が実現でき、治療効果の
向上を図ることができる。
【0017】「第2実施形態」図4を参照して、本発明
の第2実施形態を説明する。 (構成)図4は第1電極2の先端部分を示すものであ
り、ここでは電極針13の一部、例えば特に電極針13
の基部を高周波絶縁層31で覆うようにしたものであ
る。この高周波絶縁層31はフッ素樹脂のコーティング
を重ねることや、極薄のフッ素樹脂のチューブを被覆す
ることにより形成することが可能である。その他の構成
は第1実施形態のものと同様である。
の第2実施形態を説明する。 (構成)図4は第1電極2の先端部分を示すものであ
り、ここでは電極針13の一部、例えば特に電極針13
の基部を高周波絶縁層31で覆うようにしたものであ
る。この高周波絶縁層31はフッ素樹脂のコーティング
を重ねることや、極薄のフッ素樹脂のチューブを被覆す
ることにより形成することが可能である。その他の構成
は第1実施形態のものと同様である。
【0018】(作用)この高周波絶縁層31は電極針1
3近傍の高周波電流の集中具合を変化させるためのもの
である。つまり、この高周波絶縁層31が設置されてい
る部分の近傍では電極針13に流入する高周波電流が阻
害されるため、相対的に高周波絶縁層31の施されてい
ない部分に高周波電流が集中するようになる。この高周
波絶縁層31はフッ素樹脂のコーティングを重ねること
や、極薄のフッ素樹脂のチューブを被覆することにより
簡単に実現することが可能である。
3近傍の高周波電流の集中具合を変化させるためのもの
である。つまり、この高周波絶縁層31が設置されてい
る部分の近傍では電極針13に流入する高周波電流が阻
害されるため、相対的に高周波絶縁層31の施されてい
ない部分に高周波電流が集中するようになる。この高周
波絶縁層31はフッ素樹脂のコーティングを重ねること
や、極薄のフッ素樹脂のチューブを被覆することにより
簡単に実現することが可能である。
【0019】この構成によれば、例えば肝臓10の深部
に発生した腫瘍に対して第1電極2を刺入する際、その
刺入経路全体を一様に加温してしまうのではなく、目的
の治療対象部位のみを加温することができる。温熱放射
線併用治療を実施する際には癌細胞を消滅させることの
みならず、正常細胞に対しての不用意なダメージを抑制
することも重要である。つまり癌細胞のみを加温するこ
とで、正常細胞に対する温熱と放射線の増感効果を抑制
する作用効果が発生する。
に発生した腫瘍に対して第1電極2を刺入する際、その
刺入経路全体を一様に加温してしまうのではなく、目的
の治療対象部位のみを加温することができる。温熱放射
線併用治療を実施する際には癌細胞を消滅させることの
みならず、正常細胞に対しての不用意なダメージを抑制
することも重要である。つまり癌細胞のみを加温するこ
とで、正常細胞に対する温熱と放射線の増感効果を抑制
する作用効果が発生する。
【0020】尚、この高周波絶縁層31の長さは治療対
象部位の大きさに合わせて各種、調整されることは当然
である。 (効果)本実施形態によれば、生体に対する温熱放射線
同時併用治療において、さらに加温範囲を限定すること
ができ、治療の安全性の向上また治療効果の向上を図る
ことができる。
象部位の大きさに合わせて各種、調整されることは当然
である。 (効果)本実施形態によれば、生体に対する温熱放射線
同時併用治療において、さらに加温範囲を限定すること
ができ、治療の安全性の向上また治療効果の向上を図る
ことができる。
【0021】[第3実施形態]図5を参照して、本発明
の第3実施形態を説明する。 (構成)図5は第1電極2の先端部を示すものである。
ここで、第1実施形態または第2実施形態における電極
針と同様のものとして、2針式電極針36を構成する。
電極針36は電気的に同一の極性の2つの針36a,3
6bを有してなり、2つの針36a,36bはシャフト
12の軸方向に平行で同一の長さで間隔をあけてシャフ
ト12の先端から突き出している。2つの針36a,3
6bはシャフト12の太さの幅からはみ出さない。ま
た、上記実施形態と同様、針36a,36b内には小線
源挿入孔が形成されている。
の第3実施形態を説明する。 (構成)図5は第1電極2の先端部を示すものである。
ここで、第1実施形態または第2実施形態における電極
針と同様のものとして、2針式電極針36を構成する。
電極針36は電気的に同一の極性の2つの針36a,3
6bを有してなり、2つの針36a,36bはシャフト
12の軸方向に平行で同一の長さで間隔をあけてシャフ
ト12の先端から突き出している。2つの針36a,3
6bはシャフト12の太さの幅からはみ出さない。ま
た、上記実施形態と同様、針36a,36b内には小線
源挿入孔が形成されている。
【0022】2つの針36a,36bの間の中心間距離
は温熱治療の加温分布と小線源の線量分布から決定され
るべきであり、20mm以下の例えば10mm程度とす
るのが好ましい。この場合、シャフト12の外径は12
mm程度に構成することができ、これに適合する内径の
トラカールを選ぶことが容易である。その他の構成は第
1実施形態または第2実施形態のものと同様である。
は温熱治療の加温分布と小線源の線量分布から決定され
るべきであり、20mm以下の例えば10mm程度とす
るのが好ましい。この場合、シャフト12の外径は12
mm程度に構成することができ、これに適合する内径の
トラカールを選ぶことが容易である。その他の構成は第
1実施形態または第2実施形態のものと同様である。
【0023】(作用)この第1電極2は例えば1本のみ
の電極針では加温分布、線量分布ともに十分にカバーで
きない大きな腫瘍半径を有する治療対象部位に対し、1
回の穿刺、位置決めで温熱放射線同時併用治療を行うこ
とができる。
の電極針では加温分布、線量分布ともに十分にカバーで
きない大きな腫瘍半径を有する治療対象部位に対し、1
回の穿刺、位置決めで温熱放射線同時併用治療を行うこ
とができる。
【0024】(効果)本実施形態によれば、より大きな
治療対象部位に対して容易に本治療法を適用することが
可能となる。
治療対象部位に対して容易に本治療法を適用することが
可能となる。
【0025】[第4実施形態]図6を参照して、本発明
の第4実施形態を説明する。 (構成)図6は第1電極2の先端部を示すものである。
ここでの電極針は3針式の電極針36を構成した。この
形式の電極針36は電気的に同一の極性の3つの針36
a,36b,36cを有しており、3つの針36a,3
6b,36cはシャフト12の軸方向に平行で同一の長
さであり、間隔をあけてシャフト12の先端から突き出
している。3つの針36a,36b,36cはシャフト
12の太さの幅からはみ出さないようになっている。こ
こで、針36a,36b,36cの間の中心間距離を第
3実施形態と同等とすると、シャフト12の外径は15
mm程度に構成することができ、これに適合する内径の
トラカール8を選ぶことが容易である。その他の構成は
第3実施形態のものと同様である。
の第4実施形態を説明する。 (構成)図6は第1電極2の先端部を示すものである。
ここでの電極針は3針式の電極針36を構成した。この
形式の電極針36は電気的に同一の極性の3つの針36
a,36b,36cを有しており、3つの針36a,3
6b,36cはシャフト12の軸方向に平行で同一の長
さであり、間隔をあけてシャフト12の先端から突き出
している。3つの針36a,36b,36cはシャフト
12の太さの幅からはみ出さないようになっている。こ
こで、針36a,36b,36cの間の中心間距離を第
3実施形態と同等とすると、シャフト12の外径は15
mm程度に構成することができ、これに適合する内径の
トラカール8を選ぶことが容易である。その他の構成は
第3実施形態のものと同様である。
【0026】(作用)この第1電極2のものによれば、
第3実施形態のもの比べて更に大きな腫瘍半径を有する
治療対象部位に1回の穿刺、位置決めで温熱放射線同時
併用治療を行うことができる。
第3実施形態のもの比べて更に大きな腫瘍半径を有する
治療対象部位に1回の穿刺、位置決めで温熱放射線同時
併用治療を行うことができる。
【0027】(効果)本実施形態によれば、さらに大き
な治療対象部位に対しても容易に本治療法を適用するこ
とが可能となる。
な治療対象部位に対しても容易に本治療法を適用するこ
とが可能となる。
【0028】[第5実施形態]図7〜図9を参照して、
本発明の第5実施形態を説明する。 (構成)図7は生体深部に対し経管的に温熱治療と放射
線治療との同時併用療法が行われる状況を概略的に示す
ものである。図7において、51は膀胱、52は内括約
筋、53は前立腺外腺、54は前立腺内腺、56は外括
約筋、57は尿道であり、58は本実施形態における第
1電極、59は内視鏡であって、第1電極58と内視鏡
59は並行して一緒に外套管60内に挿入されるように
なっている。内視鏡59は尿道57及び第1電極58の
刺入状態を観察可能なものである。外套管60には高周
波絶縁が施されている。
本発明の第5実施形態を説明する。 (構成)図7は生体深部に対し経管的に温熱治療と放射
線治療との同時併用療法が行われる状況を概略的に示す
ものである。図7において、51は膀胱、52は内括約
筋、53は前立腺外腺、54は前立腺内腺、56は外括
約筋、57は尿道であり、58は本実施形態における第
1電極、59は内視鏡であって、第1電極58と内視鏡
59は並行して一緒に外套管60内に挿入されるように
なっている。内視鏡59は尿道57及び第1電極58の
刺入状態を観察可能なものである。外套管60には高周
波絶縁が施されている。
【0029】第1電極58は図8及び図9で示すように
構成されている。第1電極58のシャフト61はフッ素
樹脂やいわゆるナイロン樹脂などで柔軟に形成されてい
る。シャフト61の最先端部分は先鋭に尖って穿刺先端
部62を形成している。シャフト61の先端部には錫メ
ッキ導線などでコイル形状に構成されたコイル電極63
が巻き付けられている。シャフト61の内部には密封小
線源が挿通可能な内径を有する小線源挿入孔64が形成
されている。また、シャフト61の先端部にはコイル電
極63を避けた位置で温度センサー65が取り付けられ
ている。コイル電極63及び温度センサー65は柔軟な
樹脂で構成された被覆66により覆われ、シャフト61
に固定されている。その他の構成は第1実施形態のもの
と同様である。
構成されている。第1電極58のシャフト61はフッ素
樹脂やいわゆるナイロン樹脂などで柔軟に形成されてい
る。シャフト61の最先端部分は先鋭に尖って穿刺先端
部62を形成している。シャフト61の先端部には錫メ
ッキ導線などでコイル形状に構成されたコイル電極63
が巻き付けられている。シャフト61の内部には密封小
線源が挿通可能な内径を有する小線源挿入孔64が形成
されている。また、シャフト61の先端部にはコイル電
極63を避けた位置で温度センサー65が取り付けられ
ている。コイル電極63及び温度センサー65は柔軟な
樹脂で構成された被覆66により覆われ、シャフト61
に固定されている。その他の構成は第1実施形態のもの
と同様である。
【0030】(作用)これは、例えば経尿道的に前立腺
癌の温熱放射線同時併用治療を実現するためのものであ
る。つまり外套管60と内視鏡59を患者の外尿道口か
ら挿入し、内視鏡観察により前立腺部尿道57の位置を
特定する。その後、この前立腺部尿道57から前立腺内
部に第1電極58が至るに好適な穿刺点を決定し、第1
電極58の先端を前立腺外腺53まで刺入する。尚、刺
入の際には、CT画像やMR画像などから前立腺の大き
さを予め特定しておき、その測定値から第1電極58上
に付された挿入長目盛り(図示しない)を目安として刺
入深さを決めても良い。
癌の温熱放射線同時併用治療を実現するためのものであ
る。つまり外套管60と内視鏡59を患者の外尿道口か
ら挿入し、内視鏡観察により前立腺部尿道57の位置を
特定する。その後、この前立腺部尿道57から前立腺内
部に第1電極58が至るに好適な穿刺点を決定し、第1
電極58の先端を前立腺外腺53まで刺入する。尚、刺
入の際には、CT画像やMR画像などから前立腺の大き
さを予め特定しておき、その測定値から第1電極58上
に付された挿入長目盛り(図示しない)を目安として刺
入深さを決めても良い。
【0031】その後、第1電極58と図示しない第2電
極との間に高周波電流を印加して、第1電極58の近傍
の加温を行う。さらに前立腺組織を加温している間に、
小線源挿入孔64を通じて小線源治療装置から密封小線
源を第1電極58の内部に移送、留置することにより前
立腺組織に放射線を照射する。これらにより生体の深部
における局所的な温熱放射線同時併用治療が実現でき
る。
極との間に高周波電流を印加して、第1電極58の近傍
の加温を行う。さらに前立腺組織を加温している間に、
小線源挿入孔64を通じて小線源治療装置から密封小線
源を第1電極58の内部に移送、留置することにより前
立腺組織に放射線を照射する。これらにより生体の深部
における局所的な温熱放射線同時併用治療が実現でき
る。
【0032】この方法は従来の放射線治療で見られるよ
うな経会陰的な小線源導入針の穿刺による治療での患者
負担を大幅に削減できるものである。しかしながら、第
1実施形態に示したような剛性の第1電極を用いて、こ
の従来の放射線治療と同様な経会陰的な穿刺を行うこと
によっても温熱放射線同時併用治療が実施できることは
明白である。
うな経会陰的な小線源導入針の穿刺による治療での患者
負担を大幅に削減できるものである。しかしながら、第
1実施形態に示したような剛性の第1電極を用いて、こ
の従来の放射線治療と同様な経会陰的な穿刺を行うこと
によっても温熱放射線同時併用治療が実施できることは
明白である。
【0033】(効果)本実施形態によれば、深部臓器に
対する温熱放射線同時併用治療が実現でき、また、患部
の治療効果を向上し、さらに患者負担の軽減を図ること
ができる。
対する温熱放射線同時併用治療が実現でき、また、患部
の治療効果を向上し、さらに患者負担の軽減を図ること
ができる。
【0034】[第6実施形態]図10〜図12を参照し
て、本発明の第6実施形態を説明する。 (構成)図10は生体深部に対して経皮的に温熱治療と
放射線治療の同時併用療法を行う状況を示す。図10に
おいて、71は第1電極である。この第1電極71は図
11及び図12に示す如く、基部となるベース72に複
数の電極針73を取り付けるテンプレート型加温電極7
4を有している。ベース72は電気的絶縁性材料から円
板状に形成されている。複数の電極針73はベース72
の表面上に垂直かつ一定の間隔で並行に突出した状態で
取り付けられるようになっている。電極針73は図12
で示す如く、先端に穿刺端73aを形成した金属製中空
パイプからなり、その基端には太い径の基端部73bが
形成されている。また、電極針73はベース72に形成
した嵌込み孔76に貫通し、太径の基端部73bをベー
ス72の裏面に突き当てることにより位置決めして着脱
可能に取り付けられる。
て、本発明の第6実施形態を説明する。 (構成)図10は生体深部に対して経皮的に温熱治療と
放射線治療の同時併用療法を行う状況を示す。図10に
おいて、71は第1電極である。この第1電極71は図
11及び図12に示す如く、基部となるベース72に複
数の電極針73を取り付けるテンプレート型加温電極7
4を有している。ベース72は電気的絶縁性材料から円
板状に形成されている。複数の電極針73はベース72
の表面上に垂直かつ一定の間隔で並行に突出した状態で
取り付けられるようになっている。電極針73は図12
で示す如く、先端に穿刺端73aを形成した金属製中空
パイプからなり、その基端には太い径の基端部73bが
形成されている。また、電極針73はベース72に形成
した嵌込み孔76に貫通し、太径の基端部73bをベー
ス72の裏面に突き当てることにより位置決めして着脱
可能に取り付けられる。
【0035】電極針73の内孔77には後述するテンプ
レート型小線源アプリケータ85の小線源チューブ87
が挿入されるようになっている。内孔77の基端部分は
小線源チューブを差し込むときのガイドとなるテーパー
内面78が形成されている。
レート型小線源アプリケータ85の小線源チューブ87
が挿入されるようになっている。内孔77の基端部分は
小線源チューブを差し込むときのガイドとなるテーパー
内面78が形成されている。
【0036】ベース72の内部には電極針73の基端部
73bに接触して導通する電極板79が設けられてい
る。ベース72の周側面部には高周波リード線81が接
続され、高周波リード線81は上記電極板79を介して
各電極針73に電気的に導通するようになっている。各
電極針73に導通した高周波リード線81はベース72
の周側面部から導出する。また、ベース72の周側面部
には後述するテンプレート型小線源アプリケーター85
の係止爪89と嵌み合って係合する固定溝82が形成さ
れている。図12で示すように、各電極針73の基端部
には第2実施形態で示したものと同様の高周波絶縁層8
3が覆うように設けられている。尚、上記電極板79は
電極線でもよい。
73bに接触して導通する電極板79が設けられてい
る。ベース72の周側面部には高周波リード線81が接
続され、高周波リード線81は上記電極板79を介して
各電極針73に電気的に導通するようになっている。各
電極針73に導通した高周波リード線81はベース72
の周側面部から導出する。また、ベース72の周側面部
には後述するテンプレート型小線源アプリケーター85
の係止爪89と嵌み合って係合する固定溝82が形成さ
れている。図12で示すように、各電極針73の基端部
には第2実施形態で示したものと同様の高周波絶縁層8
3が覆うように設けられている。尚、上記電極板79は
電極線でもよい。
【0037】図11中、85はテンプレート型小線源ア
プリケーターであり、この基部となるベース86は電気
的絶縁性材料から円板状に形成されている。ベース86
にはその表面に垂直でかつ一定の間隔で並行な状態で突
き出すように複数の小線源チューブ87の挿入部87a
をそれぞれ挿通する複数の挿通孔88が形成されてい
る。小線源チューブ87の挿入部87aの先端は封止さ
れている。また、小線源チューブ87の挿入部87aに
おける基部はベース86の挿通孔88を貫通して取り付
けられるが、ベース86に対して着脱自在なものでもあ
る。これらの小線源チューブ87はそれぞれ前述したテ
ンプレート型加温電極74の複数の電極針73に対応し
た位置に配置される。図12で示す如く、対応する電極
針73の内孔77にはそれぞれ小線源チューブ87が挿
入されるようになっている。
プリケーターであり、この基部となるベース86は電気
的絶縁性材料から円板状に形成されている。ベース86
にはその表面に垂直でかつ一定の間隔で並行な状態で突
き出すように複数の小線源チューブ87の挿入部87a
をそれぞれ挿通する複数の挿通孔88が形成されてい
る。小線源チューブ87の挿入部87aの先端は封止さ
れている。また、小線源チューブ87の挿入部87aに
おける基部はベース86の挿通孔88を貫通して取り付
けられるが、ベース86に対して着脱自在なものでもあ
る。これらの小線源チューブ87はそれぞれ前述したテ
ンプレート型加温電極74の複数の電極針73に対応し
た位置に配置される。図12で示す如く、対応する電極
針73の内孔77にはそれぞれ小線源チューブ87が挿
入されるようになっている。
【0038】テンプレート型小線源アプリケーター85
のベース86にはテンプレート型加温電極74のベース
72の固定溝82に嵌み合って係合する係止爪89が設
けられている。小線源チューブ87の内部には密封小線
源が挿通可能なものである。これらの小線源チューブ8
7の基端側はテンプレート型小線源アプリケーター85
の部分から延出しており、延出部分87bは小線源装置
5にそれぞれが接続されるようになっている。
のベース86にはテンプレート型加温電極74のベース
72の固定溝82に嵌み合って係合する係止爪89が設
けられている。小線源チューブ87の内部には密封小線
源が挿通可能なものである。これらの小線源チューブ8
7の基端側はテンプレート型小線源アプリケーター85
の部分から延出しており、延出部分87bは小線源装置
5にそれぞれが接続されるようになっている。
【0039】(作用)上記治療装置を用いて例えば生体
表在から深部へと進展した乳癌の治療を温熱放射線同時
併用治療法で実現する。つまり、テンプレート型加温電
極74のベース72を生体表面に当てそのベース72の
嵌込み孔76をガイドとして電極針73を生体患部の位
置まで刺入する。
表在から深部へと進展した乳癌の治療を温熱放射線同時
併用治療法で実現する。つまり、テンプレート型加温電
極74のベース72を生体表面に当てそのベース72の
嵌込み孔76をガイドとして電極針73を生体患部の位
置まで刺入する。
【0040】ついで、予めテンプレート型小線源アプリ
ケーター85のベース86上に小線源チューブ87を配
置固定し、小線源チューブ87の挿入部87aが電極針
73の内孔77内に挿入されるように各ベース72,8
6を組み合わせて嵌合する。このとき、固定溝82に係
止爪89を係合させることによりテンプレート型加温電
極74のベース72とテンプレート型小線源アプリケー
ター85のベース86の両者を固定する。
ケーター85のベース86上に小線源チューブ87を配
置固定し、小線源チューブ87の挿入部87aが電極針
73の内孔77内に挿入されるように各ベース72,8
6を組み合わせて嵌合する。このとき、固定溝82に係
止爪89を係合させることによりテンプレート型加温電
極74のベース72とテンプレート型小線源アプリケー
ター85のベース86の両者を固定する。
【0041】この状態で温熱治療装置本体3により第1
電極71と第2電極4との間に高周波電流を印加して第
1電極71近傍の加温を行い、さらに加温している間に
第1電極71の内部に密封小線源を小線源装置5から移
送、留置することにより患部に放射線を照射する。これ
らにより生体の深部における局所的な部位に対する温熱
放射線同時併用治療が実現できる。
電極71と第2電極4との間に高周波電流を印加して第
1電極71近傍の加温を行い、さらに加温している間に
第1電極71の内部に密封小線源を小線源装置5から移
送、留置することにより患部に放射線を照射する。これ
らにより生体の深部における局所的な部位に対する温熱
放射線同時併用治療が実現できる。
【0042】尚、高周波絶縁層83は図12のように設
置されていても良いし、特に生体表在から一様に腫瘍が
進展している場合には加温範囲を拡大する必要から必ず
しも設置されていなくても良い。
置されていても良いし、特に生体表在から一様に腫瘍が
進展している場合には加温範囲を拡大する必要から必ず
しも設置されていなくても良い。
【0043】また、テンプレート型加温電極74のベー
ス72上に配置された複数の電極針73は本実施形態に
おいては全て体表に巻き付けられた第2電極4に対向し
ているが、ベース72内の電極板79を分割してそれら
を対向極として加温を行っても良い。この場合には第2
電極4は不要となる。
ス72上に配置された複数の電極針73は本実施形態に
おいては全て体表に巻き付けられた第2電極4に対向し
ているが、ベース72内の電極板79を分割してそれら
を対向極として加温を行っても良い。この場合には第2
電極4は不要となる。
【0044】(効果)本実施形態によれば、生体深部に
対する温熱放射線同時併用治療が実現でき、治療効果が
向上する。
対する温熱放射線同時併用治療が実現でき、治療効果が
向上する。
【0045】[第7実施形態]図13を参照して、本発
明の第7実施形態を説明する。 (構成)図13は前述した第6実施形態における第1電
極71に電極冷却機能を付加したものである。テンプレ
ート型加温電極74のベース72にはその裏面側に重ね
られる第2ベース75を設け、その間の空間により冷却
水路91を形成する。この冷却水路91は電極針73の
内部に連通する。そして、冷却水は矢印92〜94の順
でベース72内から電極針73内の小線源チューブ87
の周囲との間隙を通過し、再びベース72内へと流れて
回収されるようになっている。第2ベース75には小線
源チューブ87の外周面と冷却水路91との間の水密を
図るためのパッキン95が設けられている。冷却水とし
ては純水、精製水、生理食塩水、乳酸ナトリウム水溶液
などを用い、その流量または温度は冷却の必要に応じて
可変に設定される。
明の第7実施形態を説明する。 (構成)図13は前述した第6実施形態における第1電
極71に電極冷却機能を付加したものである。テンプレ
ート型加温電極74のベース72にはその裏面側に重ね
られる第2ベース75を設け、その間の空間により冷却
水路91を形成する。この冷却水路91は電極針73の
内部に連通する。そして、冷却水は矢印92〜94の順
でベース72内から電極針73内の小線源チューブ87
の周囲との間隙を通過し、再びベース72内へと流れて
回収されるようになっている。第2ベース75には小線
源チューブ87の外周面と冷却水路91との間の水密を
図るためのパッキン95が設けられている。冷却水とし
ては純水、精製水、生理食塩水、乳酸ナトリウム水溶液
などを用い、その流量または温度は冷却の必要に応じて
可変に設定される。
【0046】(作用)冷却水を循環することにより温度
センサー(温度検出器)が冷やされ、一定温度制御のも
とでは結果的に電磁波出力量が増加することとなる。つ
まり生体への電磁波エネルギーの深達度は向上し、電極
針73の表面から、より深部までの加温が可能になる。
センサー(温度検出器)が冷やされ、一定温度制御のも
とでは結果的に電磁波出力量が増加することとなる。つ
まり生体への電磁波エネルギーの深達度は向上し、電極
針73の表面から、より深部までの加温が可能になる。
【0047】(効果)本実施形態によれば、生体深部に
対する温熱放射線同時併用治療において、さらに加温治
療効果が向上する。
対する温熱放射線同時併用治療において、さらに加温治
療効果が向上する。
【0048】[第8実施形態]図14を参照して、本発
明の第8実施形態を説明する。 (構成)この実施形態は上記第1電極71における電極
針73の変形例を示すものである。ここでの電極針73
はステンレスなどの導体からなる中空パイプ96からな
り、この中空パイプ96の基端部(後端部)外周には鉛
などの放射線遮蔽材97が全周にわたり埋め込まれてい
る。
明の第8実施形態を説明する。 (構成)この実施形態は上記第1電極71における電極
針73の変形例を示すものである。ここでの電極針73
はステンレスなどの導体からなる中空パイプ96からな
り、この中空パイプ96の基端部(後端部)外周には鉛
などの放射線遮蔽材97が全周にわたり埋め込まれてい
る。
【0049】(作用)この電極針73を生体に刺入し、
電極針73の内部に小線源チューブ87を挿入する。こ
の電極針73を用いることにより上記各実施形態のもの
と同様、生体における温熱放射線同時併用治療を実現す
るとともに、電極針73の基端部には放射線遮蔽材97
を設けたため、治療対象でない部位に対する不用意な放
射線の漏洩による被爆を軽減できる。
電極針73の内部に小線源チューブ87を挿入する。こ
の電極針73を用いることにより上記各実施形態のもの
と同様、生体における温熱放射線同時併用治療を実現す
るとともに、電極針73の基端部には放射線遮蔽材97
を設けたため、治療対象でない部位に対する不用意な放
射線の漏洩による被爆を軽減できる。
【0050】(効果)本実施形態によれば、生体に対す
る温熱放射線同時併用治療において、放射線治療の安全
性が向上する。
る温熱放射線同時併用治療において、放射線治療の安全
性が向上する。
【0051】[第9実施形態]図15を参照して、本発
明の第9実施形態を説明する。 (構成)この実施形態も上記電極針73の変形例を示す
ものである。ここでの電極針73はステンレスなどの導
体からなる中空パイプ96からなり、この中空パイプ9
6の基端部全周、及び中空パイプ96の先端部の周方向
に対して不均一に鉛などの放射線遮蔽材97を埋め込ん
だものである。
明の第9実施形態を説明する。 (構成)この実施形態も上記電極針73の変形例を示す
ものである。ここでの電極針73はステンレスなどの導
体からなる中空パイプ96からなり、この中空パイプ9
6の基端部全周、及び中空パイプ96の先端部の周方向
に対して不均一に鉛などの放射線遮蔽材97を埋め込ん
だものである。
【0052】(作用)このように放射線遮蔽材97を設
ければ、治療対象部位に移送、停留された密封小線源か
ら照射される放射線に方向性を持たせることができる。
ければ、治療対象部位に移送、停留された密封小線源か
ら照射される放射線に方向性を持たせることができる。
【0053】(効果)本実施形態によれば、生体に対す
る温熱放射線同時併用治療において、放射線治療の操作
性が向上する。
る温熱放射線同時併用治療において、放射線治療の操作
性が向上する。
【0054】[第10実施形態]図16を参照して、本
発明の第10実施形態を説明する。 (構成)この実施形態においては上記小線源チューブ1
7の変形例を示すものである。小線源チューブ17はナ
イロン樹脂製のみの先端部分101と、放射線遮蔽材を
含んだ樹脂、例えば鉛含有ナイロン樹脂製の基端部分1
02とを連続する一体のものとして構成したものであ
る。先端部分101についてはその周方向に対して不均
一に鉛などの放射線遮蔽材を埋め込むようにしたもので
もよい(図16の下側のものを参照)。
発明の第10実施形態を説明する。 (構成)この実施形態においては上記小線源チューブ1
7の変形例を示すものである。小線源チューブ17はナ
イロン樹脂製のみの先端部分101と、放射線遮蔽材を
含んだ樹脂、例えば鉛含有ナイロン樹脂製の基端部分1
02とを連続する一体のものとして構成したものであ
る。先端部分101についてはその周方向に対して不均
一に鉛などの放射線遮蔽材を埋め込むようにしたもので
もよい(図16の下側のものを参照)。
【0055】(作用)小線源チューブ17に放射線遮蔽
機能が施されており、治療対象に対して均一、不均一に
放射線を照射することができる。また、単純な中空電極
針73と組み合わせて使用することができる。
機能が施されており、治療対象に対して均一、不均一に
放射線を照射することができる。また、単純な中空電極
針73と組み合わせて使用することができる。
【0056】(効果)本実施形態によれば、生体に対す
る温熱放射線同時併用治療において、放射線治療の操作
性が向上し、また、安価に実現することができる。
る温熱放射線同時併用治療において、放射線治療の操作
性が向上し、また、安価に実現することができる。
【0057】[第11実施形態]図17を参照して、本
発明の第11実施形態を説明する。 (構成)この実施形態も上記電極針73の変形例を示す
ものである。ここでの電極針73はその基材111に電
気的絶縁材112を介して放射線遮蔽材113を設置し
たものである。
発明の第11実施形態を説明する。 (構成)この実施形態も上記電極針73の変形例を示す
ものである。ここでの電極針73はその基材111に電
気的絶縁材112を介して放射線遮蔽材113を設置し
たものである。
【0058】(作用)電極針73の基材111と放射線
遮蔽材113の間が絶縁材112により電気的に分離さ
れているため、放射線照射だけでなく加温分布にも電極
針73の周方向の偏りを生成することができる。この構
成によれば、放射線照射と加温分布の偏向を常に一致さ
せることが可能となる。
遮蔽材113の間が絶縁材112により電気的に分離さ
れているため、放射線照射だけでなく加温分布にも電極
針73の周方向の偏りを生成することができる。この構
成によれば、放射線照射と加温分布の偏向を常に一致さ
せることが可能となる。
【0059】(効果)本実施形態によれば、生体に対す
る温熱放射線同時併用治療において、加温治療効果が高
まり、また放射線治療の操作性が向上する。
る温熱放射線同時併用治療において、加温治療効果が高
まり、また放射線治療の操作性が向上する。
【0060】<付記> 1.生体に穿刺するために針状に構成された加温治療用
高周波電極と、この加温治療用高周波電極の内部に加温
分布と一致して放射線を照射させる状態に放射線治療用
放射線源を配設する手段とを設けたことを特徴とする治
療装置。 2.第1電極と、第1電極より大きい表面積を有する第
2電極と、第1電極の近傍が一定の温度になるように第
1電極と第2電極の間に高周波電流を印加する高周波電
源と、放射線源を供給回収する放射線装置とを有する治
療装置において、内部に放射線源または放射源用チュー
ブが挿入可能な空間を有し、該空間を取り囲む導体は生
体に穿刺するために針状に形成された第1電極を有する
治療装置。
高周波電極と、この加温治療用高周波電極の内部に加温
分布と一致して放射線を照射させる状態に放射線治療用
放射線源を配設する手段とを設けたことを特徴とする治
療装置。 2.第1電極と、第1電極より大きい表面積を有する第
2電極と、第1電極の近傍が一定の温度になるように第
1電極と第2電極の間に高周波電流を印加する高周波電
源と、放射線源を供給回収する放射線装置とを有する治
療装置において、内部に放射線源または放射源用チュー
ブが挿入可能な空間を有し、該空間を取り囲む導体は生
体に穿刺するために針状に形成された第1電極を有する
治療装置。
【0061】3.第1電極の加温電極上に温度センサー
が設置された第1〜2項の治療装置(第1〜7実施形態
に対応)。 4.第1電極の加温電極上の絶縁被覆が一様でない第1
〜3項の治療装置(第2、6実施形態に対応)。 5.複数の加温電極を有する第1電極からなる第1〜4
項の治療装置(第3、4、6、7実施形態に対応)。 6.第1電極の加温電極が柔軟性のあるコイル電極とし
て構成された第1〜5項の治療装置(第5実施形態に対
応)。 7.複数の加温電極を着脱自在に固定できる第1の基材
と、複数の放射源用チューブを着脱自在に固定できる第
2の基材とからなる第1電極を有する第1〜6項の治療
装置(第6、7実施形態に対応)。
が設置された第1〜2項の治療装置(第1〜7実施形態
に対応)。 4.第1電極の加温電極上の絶縁被覆が一様でない第1
〜3項の治療装置(第2、6実施形態に対応)。 5.複数の加温電極を有する第1電極からなる第1〜4
項の治療装置(第3、4、6、7実施形態に対応)。 6.第1電極の加温電極が柔軟性のあるコイル電極とし
て構成された第1〜5項の治療装置(第5実施形態に対
応)。 7.複数の加温電極を着脱自在に固定できる第1の基材
と、複数の放射源用チューブを着脱自在に固定できる第
2の基材とからなる第1電極を有する第1〜6項の治療
装置(第6、7実施形態に対応)。
【0062】8.加温電極と放射源用チューブとの間に
冷却用液体を供給、排出する手段を有する第1〜7項の
治療装置(第6実施形態に対応)。 9.放射線遮蔽部材が設置された加温電極からなる第1
〜8項の治療装置(第8、9、11実施形態に対応)。 10.放射線遮蔽部材と加温電極基部との間に絶縁層を
有する第1電極からなる、前記1〜9項の治療装置(第
11実施形態に対応)。 11.放射線遮蔽部材が設置された放射源用チューブを
有する第1〜10項の治療装置(第10実施形態に対
応)。
冷却用液体を供給、排出する手段を有する第1〜7項の
治療装置(第6実施形態に対応)。 9.放射線遮蔽部材が設置された加温電極からなる第1
〜8項の治療装置(第8、9、11実施形態に対応)。 10.放射線遮蔽部材と加温電極基部との間に絶縁層を
有する第1電極からなる、前記1〜9項の治療装置(第
11実施形態に対応)。 11.放射線遮蔽部材が設置された放射源用チューブを
有する第1〜10項の治療装置(第10実施形態に対
応)。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、例えば生体深部に発生
した例えば癌病巣に対して局所的な温熱放射線同時併用
治療を実行することができ、患部の治療効果の向上を図
ることができる。
した例えば癌病巣に対して局所的な温熱放射線同時併用
治療を実行することができ、患部の治療効果の向上を図
ることができる。
【図1】第1の実施形態に係る治療装置を用いて温熱治
療と放射線治療の同時併用による治療を行う際の状況を
概略的に示す説明図。
療と放射線治療の同時併用による治療を行う際の状況を
概略的に示す説明図。
【図2】第1の実施形態に係る治療装置の第1電極の斜
視図。
視図。
【図3】第1の実施形態に係る治療装置の第1電極にお
ける先端部の斜視図。
ける先端部の斜視図。
【図4】第2の実施形態に係る治療装置の第1電極にお
ける先端部の斜視図。
ける先端部の斜視図。
【図5】第3の実施形態に係る治療装置の第1電極にお
ける先端部の斜視図。
ける先端部の斜視図。
【図6】第4の実施形態に係る治療装置の第1電極にお
ける先端部の斜視図。
ける先端部の斜視図。
【図7】第5実施形態の治療装置においての温熱治療と
放射線治療との同時併用療法が行われる状況の概略的な
説明図。
放射線治療との同時併用療法が行われる状況の概略的な
説明図。
【図8】第5の実施形態に係る治療装置の第1電極の斜
視図。
視図。
【図9】第5の実施形態に係る治療装置の第1電極の先
端部の斜視図。
端部の斜視図。
【図10】第6実施形態に係る治療装置を用いて生体深
部に対して経皮的に温熱治療と放射線治療の同時併用療
法を行う状況の概略的な説明図。
部に対して経皮的に温熱治療と放射線治療の同時併用療
法を行う状況の概略的な説明図。
【図11】第6の実施形態に係る治療装置の第1電極の
展開状態の斜視図。
展開状態の斜視図。
【図12】第6の実施形態に係る治療装置の第1電極の
組立て状態の一部断面図。
組立て状態の一部断面図。
【図13】第7の実施形態に係る治療装置の第1電極の
組立て状態の一部断面図。
組立て状態の一部断面図。
【図14】(a)は第8実施形態に係る治療装置の第1
電極における電極針の説明図、(b)はその電極針の縦
断面図。
電極における電極針の説明図、(b)はその電極針の縦
断面図。
【図15】(a)は第9実施形態に係る治療装置の第1
電極における電極針の説明図、(b)はその第1電極の
縦断面図。
電極における電極針の説明図、(b)はその第1電極の
縦断面図。
【図16】第10実施形態に係る治療装置の小線源チュ
ーブの斜視図。
ーブの斜視図。
【図17】(a)は第11実施形態に係る治療装置の電
極針の説明図、(b)はその電極針の縦断面図。
極針の説明図、(b)はその電極針の縦断面図。
1…治療装置、2…第1電極、3…温熱治療装置本体、
4…第2電極、5…小線源装置、6…内視鏡、7…観測
装置、11…グリップ、12…シャフト、13…電極
針、17…小線源チューブ、25…小線源挿入孔。
4…第2電極、5…小線源装置、6…内視鏡、7…観測
装置、11…グリップ、12…シャフト、13…電極
針、17…小線源チューブ、25…小線源挿入孔。
Claims (1)
- 【請求項1】生体に穿刺するために針状に構成された加
温治療用高周波電極と、この加温治療用高周波電極の内
部に加温分布と一致して放射線を照射させる状態に放射
線治療用放射線源を配設する手段とを設けたことを特徴
とする治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075506A JPH11267227A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075506A JPH11267227A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 治療装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11267227A true JPH11267227A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13578206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10075506A Withdrawn JPH11267227A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11267227A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101066650B1 (ko) | 2010-01-21 | 2011-09-22 | 신경민 | 일체조립과 분할 가능한 전극침 몸체의 구조 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP10075506A patent/JPH11267227A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101066650B1 (ko) | 2010-01-21 | 2011-09-22 | 신경민 | 일체조립과 분할 가능한 전극침 몸체의 구조 |
WO2011090350A3 (en) * | 2010-01-21 | 2011-12-01 | Taewoong Medical Co.,Ltd. | Combinable electrode needle base structure |
CN102470241A (zh) * | 2010-01-21 | 2012-05-23 | 太雄医疗器株式会社 | 可组合的电极针基座结构 |
CN102470241B (zh) * | 2010-01-21 | 2014-08-13 | 太雄医疗器株式会社 | 可组合的电极针基座结构 |
US9072525B2 (en) | 2010-01-21 | 2015-07-07 | Taewoong Medical Co., Ltd. | Combinable electrode needle base structure |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |