JPH08332233A - 電極針及びこの電極針を用いた超短波加温治療装置 - Google Patents

電極針及びこの電極針を用いた超短波加温治療装置

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JPH08332233A
JPH08332233A JP14050595A JP14050595A JPH08332233A JP H08332233 A JPH08332233 A JP H08332233A JP 14050595 A JP14050595 A JP 14050595A JP 14050595 A JP14050595 A JP 14050595A JP H08332233 A JPH08332233 A JP H08332233A
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needle
electrode needle
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Abstract

(57)【要約】 【目的】超短波加温治療において、生体内の異常組織の
みをその周辺の正常組織を損なうことなく確実かつ有効
に誘電加熱し、完全に壊死できるようにする。 【構成】 患部を挟んで生体表面に一対の電極板を装着
し、この電極板と電極針間に形成した高周波電界により
患部を誘電加熱する超短波加温治療において、高周波電
界を集中させるため上記患部S1内に第3電極として電
極針2を刺通させる。電極針2は導電性針部材21とこ
の導電性針部材21の先端部を除いた外周に設けられる
絶縁層部材22とからなり、上記電極板間に形成される
高周波電界を電極針2の先端部に集中させ、患部S1の
みをその周辺の正常組織より確実かつ有効に治療温度に
誘電加熱し、正常組織を損なうことなく患部S1のみを
完全に壊死させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、癌等の異常な組織を挟
んで生体表面に一対の電極を装着し、この電極間に高周
波電界を発生させて誘電加熱により異常組織を死滅させ
る超短波加温治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば生体を挟んだ一対の電極か
ら高周波エネルギーを放射供給して、この生体内の異常
な組織を加温治療する超短波加温治療装置が知られてい
る(特開昭62−15236号)。
【0003】この超短波加温治療装置は、例えば癌その
他の腫瘍を構成する異常組織と周辺の正常組織とを共に
40℃以上の温度範囲で加温すると、前者の異常組織が
正常組織に比して2.0〜2.5℃だけ高温になるとい
う点に着目し、正常組織を壊死させない43℃以下に保
持する一方、異常組織を45℃前後にまで上昇させて壊
死壊滅させんとするものある。
【0004】また、従来、生体内部の表面から比較的深
い位置に生じている異常組織を誘電加熱により有効に壊
死壊滅するものとして、高周波電界を発生させる一対の
電極間に第3電極を配置する方法が知られている(特開
平7−8564号公報)。
【0005】図8は、上記従来の第3電極を備えた超短
波加温治療装置の概略構成図である。
【0006】従来の超短波加温治療装置は、同図に示す
ように、高周波電界を発生させる一対の電極104,1
05が生体100の表面に配置され、第3電極106は
生体100の腔所101内にバルーン107を介して配
置され、高周波発生制御装置108から高周波エネルギ
ーを供給して両電極104,105間に高周波電界10
3が形成されるようになっている。
【0007】そして、上記構成により電極104,10
5間に形成された電気力線が第3電極106に集中し、
高周波電界103の強さがこの第3電極106の近傍部
分で大きくなり、腔所101の近傍にある癌等の異常組
織102に高周波が効果的に照射され、有効に加温治療
が行えるというものである。
【0008】なお、109,110は冷却パッドで、冷
却水循環制御装置111により冷却水を循環させて電極
104,105の温度上昇を抑制するものである。ま
た、上記バルーン107内にも冷却水が循環するように
なされ、第3電極106の温度上昇が抑制されるように
なされている。また、異常組織102の上昇温度は、温
度センサ112及び温度計測器113により検知され、
この検知に基づいて異常組織102の上昇温度が所定の
温度範囲(45℃前後)になるように高周波エネルギー
の供給が制御されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超短波加温
治療装置の前者のものは、正常な細胞組織に対する加温
温度が43℃を越えないように高周波エネルギーの出力
を制御しなければならないので、異常な細胞組織に対し
て45℃以上に加温することは困難だった。こののた
め、45℃前後の加熱で完全に壊死させることのできな
い異常な細胞組織に対しては上記超短波気温治療の他、
例えば薬物療法や放射線治療法等を併用して治療しなけ
ればならず、患者に対する治療負担が大きかった。
【0010】また、上記従来の超短波加温治療装置の後
者のものは、一対の電極104,105間に設けられる
第3電極106が腔所101内に配置されているため、
胃、腸、食道、大腸等の管腔組織にできた異常組織にし
か適用できず、肝、腎、肺、脳等の全実質臓器にできた
異常組織を有効に誘電加熱することは困難である。
【0011】また、異常組織102の部位に局所的に高
周波電界103を集中させるには上記第3電極106と
異常組織102間の距離を可及的短くすることが望まし
いが、上記第3電極106はバルーン107を介して配
置されているため、この第3電極106と異常組織10
2間の距離を短縮するにも一定の限界がある。このため
腔所101の近くにある異常組織102とはいっても第
3電極106を用いた超短波加温治療方法が有効に適用
される治療対象は腔所101の極めて近傍位置にできた
異常組織102に限定されていた。
【0012】このため、従来の超短波加温治療装置の後
者のものでも異常な細胞組織のみを45℃以上の高温に
加熱し、完全に壊死させることは困難だった。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、任意の部位にできた異常な細胞組織内に直接、第3
電極を配置し、この異常な細胞組織のみを50℃以上に
誘電加熱して完全に壊死させることのできる電極針及び
この電極針を用いた超短波加温治療装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、超短波加温治
療における第3電極として生体患部に刺通される電極針
であって、導電性針部材とこの導電性針部材の先端部を
除いた外周に設けられる絶縁層部材とからなるものであ
る(請求項1)。
【0015】なお、上記絶縁層部材は上記導電性針部材
に着脱可能に外装される筒状体で構成するとよい(請求
項2)。また、上記導電性針部材及び上記絶縁層部材は
屈曲可能にするとよい(請求項3)。
【0016】更に上記絶縁層部材は筒状体からなり、上
記導電性針部材は上記絶縁層部材の内周面、先端外周面
及び先端表面に導電性の薄膜が形成されたもので構成す
るとよい(請求項4)。また、上記絶縁層部材は屈曲可
能にするとよい(請求項5)。
【0017】また、本発明は、上記電極針と、上記患部
を挟んで生体表面に装着される一対の電極板と、上記一
対の電極板間に高周波を供給する高周波発生手段とを備
えたものである(請求項6)。
【0018】また、本発明は、請求項4又は5記載の電
極針と、上記電極針を貫通して上記患部の電極針先端の
近傍位置に設けられる温度検出手段と、上記患部を挟ん
で生体表面に装着される一対の電極板と、上記一対の電
極板間に高周波を供給する高周波発生手段とを備えたも
のである(請求項7)。
【0019】なお、上記超短波加温治療装置において、
上記導電性針部材の基端部は一対の電極のいずれか一方
に接続していてもよく、接地していてもよい(請求項
8,9)。また、上記導電性針部材の基端部は電気的に
浮遊していてもよく、インダクタンス部材を介して接地
していてもよい(請求項10,11)。更に上記電極針
を複数本用いるようにしてもよい(請求項12)。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明によれば、電極針は、患部
を挟んで生体表面に装着される一対の電極板(第1及び
第2電極)とこの電極板間に高周波を供給する高周波発
生手段とからなる超短波加温治療装置の第3電極として
使用される。電極針は体患部内に上記第3電極を配置す
べくその先端部が患部に達するまで刺し込まれる。
【0021】上記一対の電極板に高周波が供給される
と、この電極間に形成される高周波電界の一部は電極針
に集中するが、上記電極針の先端部を除く外周部は絶縁
層部材で覆われているので、高周波電界が電極針の中間
部よりも先端部により多く集中し、患部のみの誘電加熱
効率が高くなる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、中空の絶縁
層部材に導電性針部材を貫通して電極針が構成される。
長さ及び厚みの異なる絶縁層部材を用いることにより絶
縁層の厚み及び針先端部の電極部寸法の異なる電極針が
簡単に構成される。
【0023】請求項4記載の発明によれば、電極針は、
中空の絶縁層部材の内周面、先端外周面及び先端表面に
導電性薄膜を形成して導電性部材と絶縁層部材とが一体
的に構成され、構造が簡素で組立てが容易となる。
【0024】請求項3及び5記載の発明によれば、患者
が姿勢を変更した場合にも患部に刺し込まれた電極針が
生体の変形に応じて柔軟に屈曲し、電極針による患者へ
の苦痛が低減される。
【0025】請求項6記載の発明によれば、患部内に電
極針を刺し込むとともに、この患部を挟んで生体表面に
一対の電極板が装着され、この電極板間に高周波発生手
段から高周波が供給されて超短波加温治療が行われる。
【0026】上記一対の電極板に高周波が供給される
と、この電極間に形成される高周波電界の一部が電極針
の先端部に集中し、患部のみがその周りの正常組織に比
して10〜15℃高く誘電加熱される。これにより正常
組織を損傷することなく患部のみが完全に壊死壊滅され
る。
【0027】請求項7記載の発明によれば、中空の電極
針を患部に刺し込み、この電極針の管を貫通して温度検
出手段が患部の電極針先端の近傍位置に配置される。加
温治療中は上記温度検出手段により患部の温度が検知さ
れ、この検知結果は電極板に供給される高周波の制御に
利用される。
【0028】請求項8,9記載の発明によれば、導電性
針部材の基端部は接地若しくは一対の電極のいずれか一
方に接続されているので、電極針の先端部への高周波電
界の集中が大きく、電極針の先端部近傍の異常組織のみ
を局所的に、壊死させるのに十分な温度に誘電加熱する
ことができる。
【0029】請求項10記載の発明によれば、導電性針
部材の基端部は電気的に浮遊しているので、電極針の先
端部への高周波電界の集中は導電性針部材の基端部を接
地若しくは一対の電極のいずれか一方に接続した場合よ
りも弱まり、異常組織の局所的な加熱範囲が導電性針部
材の基端部を接地した場合より広くなる。
【0030】従って、異常組織の大きさに応じて導電性
針部材の基端部を接地若しくは電気的に浮遊させること
により必要な大きさの組織のみの誘電加熱が可能とな
る。
【0031】請求項11記載の発明によれば、インダク
タンス部材のインダクタンス値を調整することにより電
極針先端部の高周波電界分布が変化し、患部の加温範囲
及び加温温度の制御が可能となる。
【0032】請求項12記載の発明によれば、一対の電
極板に高周波が供給されると、この電極間に形成される
高周波電界の一部が複数本の電極針の各先端部に集中
し、この電極針が刺し込まれた各患部のみがその周りの
正常組織に比して10〜15℃高く誘電加熱される。
【0033】
【実施例】図1は、本発明に係る電極針を用いた超短波
加温治療装置の概略構成を示す図である。また、図2は
電極針を患部に刺し込んだ状態を示す要部断面図であ
る。
【0034】超短波加温治療装置は、主として生体S内
の患部(癌細胞)S1を挟んで生体表面に装着される電
極1,1′、生体S内の患部S1内に刺し込まれる電極
針2、上記患部S1の温度を検知する温度検知器3、上
記電極1,1′及び電極針2に高周波エネルギーを供給
する高周波発生制御装置4、上記温度検知器3による検
知温度から患部S1の温度を計測する温度計測器5、上
記生体Sの上記電極1,1′が添接された部位を冷却す
る冷却パッド6,6′、この冷却パッド6,6′に冷却
水を循環させる冷却水循環制御装置7及び上記電極針2
に接続されるインダクタンス部材8から構成されてい
る。
【0035】上記冷却パッド6,6′は生理食塩水、蒸
留水等の冷却水が充填可能になされ、上記冷却水循環制
御装置7により冷却パッド6,6′内に冷却水を循環さ
せて電極1,1′により誘電加熱された生体Sの表面が
冷却されるようになっている。
【0036】上記電極針2は銅、アルミニウム、ステン
レス等の金属からなる中空の導電性針部材21と、この
導電性針部材21より長さ寸法の短い、例えばポリエチ
レン、テフロン等の樹脂からなる絶縁層部材22とで構
成されている。また、先端部の金属部分の寸法は患部S
1の大きさに応じて変化し、例えば数mm〜30mmに設定
されている。
【0037】上記絶縁層部材22は、電極針2の先端近
傍の異常組織を完全に壊死せしめる高温(例えば50℃
前後)に誘電加熱した場合にも電極針2の患部近傍の正
常組織を壊死させない温度(たとえは43℃以下)に保
持するための保護部材である。
【0038】この絶縁層部材22は導電性針部材21が
貫着可能な絶縁チューブで構成してもよく、導電性針部
材21の外周に絶縁性被膜を形成して構成してもよい。
絶縁層部材22を絶縁チューブで構成したものでは、厚
み及び長さ寸法の異なる絶縁層部材22と導電性針部材
21とを組み合わせることにより任意の絶縁層の厚み及
び先端電極部の寸法を有する電極針2を簡単に構成する
ことができる。
【0039】導電性針部材21は、図3に示すように、
基端部に上記インダクタンス部材8が着脱可能に接続さ
れる装着部212が設けられている。導電性針部材21
の針部211は、例えば18ゲージの大きさで、25cm
〜30cmの長さを有している。
【0040】なお、導電性針部材21の針部211を中
空にしているのは、この電極針2により後述する温度検
知器3の温度センサ31を患部内に埋設し得るようにす
るためで、針部21は中実であってもよい。
【0041】また、本実施例では導電性針部材21を金
属針で構成しているが、樹脂材に炭素等の導電材を混入
してなる導電針で構成してもよく、或いは樹脂やセラミ
ックス等の絶縁部材からなる針部材の外周に金、銀、銅
等の導電性被膜を形成して構成してもよい。
【0042】また、本実施例では、電極針2を導電性針
部材21と絶縁層部材22とで構成しているが、図4に
示すように、中空の絶縁性針部材10(絶縁層部材22
に相当)の内周部、先端表面及び先端外周部に導電性薄
膜11(導電性針部材21に相当)を形成して構成して
もよい。この場合は導電性針部材21と絶縁層部材22
とが一体的に構成されるので、電極針2の構造が簡素で
容易に製造することができる。
【0043】更に好ましくは電極針2は屈曲可能に構成
するとよい。屈曲可能な電極針2を用いた場合、加温治
療中に患者が姿勢を変化させた場合にも患者に刺し込ま
れた電極針2が柔軟に変形してこの電極針2による患者
への苦痛を緩和することができる利点があり、加温治療
が複数回必要な患者の場合は、複数回の加温治療の期間
中、患者に比較的苦痛を与えることなく電極針2を刺し
た状態に保持しておくことが可能で、これにより治療の
度に電極針2が刺し込まれる患者の肉体的、心理的苦痛
を低減できる利点もある。
【0044】屈曲可能な電極針2は、例えば中実の細針
で構成してもよいが、患部S1への刺込時の作業性を考
慮すると、筒状の細針で構成するのが好ましい。この場
合、図4に示す構造にすれば、所望の可撓性を有する電
極針2を簡単に製造することができる。
【0045】なお、筒状の細針からなる電極針2は、剛
性の心棒を電極針2に挿入した状態で生体Sの適所から
患部S1に刺し込み、この後、上記心棒のみを抜き取る
ことにより患部S1に簡単に刺し込むことができる。
【0046】また、電極針2は、超音波診断器やCT
(Computerized Axial Tomography)スキャナ等を用い
て患部S1の位置をブラウン管に映し出し、この映像を
モニターしつつ患部S1に刺し込まれる。
【0047】上記温度検知器3は、図2に示すように、
光ファイバー31とこの光ファイバー31の先端に設け
られ、温度により残光時間が変化する蛍光体が塗布され
た特殊なプリズム32とからなり、このプリズム32が
上記電極針2内を通して患部S1のこの電極針2の先端
から、例えば5〜6mm離れた前方位置に配置されてい
る。
【0048】なお、温度検知器3は電極針2の先端部に
プリズム32が突出しないように嵌入装着した状態でこ
の電極針2を生体Sの適所から患部S1に刺し込み、電
極針2の先端が患部S1内に達すると、電極針2のみを
所定寸法だけ生体Sから引き出して上記関係位置に配置
されている。
【0049】上記光ファイバー31は温度測定器5から
の発光を上記プリズム32に伝送する照射光路とこのプ
リズム32での反射光を温度測定器5に伝送する反射光
路とからなり、図1に示すように、その基端部は上記電
極針2内を貫通して上記温度測定器5に接続されてい
る。
【0050】患部S1の温度は温度測定器5から光ファ
イバー31を介して上記プリズム32の蛍光体にパルス
状の光が照射され、この反射光からこの蛍光体の残光時
間を検出することにより温度変化を検出して測定され
る。温度測定器5で測定された患部S1の温度は高周波
発生制御装置4に入力され、この検出温度に基づき高周
波出力を制御して患部S1の誘電加熱が制御される。
【0051】上記インダクタンス部材8は適宜長を有す
る金属板若しくは金属編組線からなる導体線で、一端は
上記電極針2の装着部212に接続され、他端は電気的
に浮遊されている。なお、インダクタンス部材8は上記
電極1又は電極1′に接続してもよく、アースに接地し
てもよい。
【0052】インダクタンス部材8は、導電率の大きい
銅線が好ましいが、銀、アルミニウム、鉄等の任意の金
属線を用いることができる。また、樹脂等の支持材の表
面を銀、銅、白金等の導電部材で被覆したものでもよ
い。
【0053】インダクタンス部材8を電極1(又は電極
1′)に接続若しくはアースに接地すると、後述するよ
うに電極針2の先端部への高周波電界の集中が大きくな
り、電極針2の先端近傍の狭い範囲の組織のみを極めて
高い温度に誘電加熱することができ、高周波発生制御装
置4の出力制御により患部S1をスポット的に加熱でき
る利点がある。
【0054】なお、上記インダクタンス部材8に代えて
電極針2の導電性針部材21を比較的長くし、この電極
針2を直接接地し、電極1,1′のいずれか一方に接続
し、若しくは電気的に浮遊させていてもよい。
【0055】上記構成において、高周波発生制御装置4
から電極1,1′及び電極針2に高周波エネルギーを供
給すると、電極1と電極1′間及び電極1(又は電極
1′)と電極針2間に高周波電界9が形成され、この高
周波電界9により患部S1がその周囲の正常組織よりも
10.0℃前後高くなるように誘電加熱されて壊死壊滅
される。
【0056】なお、上記加温治療の間、温度検知器3及
び温度計測器5により患部S1の上昇温度が計測され、
この計測結果に基づき高周波発生制御装置4の出力が調
整される。また、冷却水循環制御装置7により冷却パッ
ド6,6′に冷却水が循環され、電極1,1′の温度上
昇が抑制されている。
【0057】上記のように、上記電極1と電極1′間に
形成される高周波電界9は、電気力線の一部が電極1,
1′間に設けられた電極針2の先端に集中し、この電極
針2の先端近傍部分がその周辺部分よりも高い電束密度
を有する分布になっている。このため、患部S1が生体
Sの表面から深い位置に生じている場合にも電極針2を
直接、当該患部S1内に刺し込むことにより効果的に高
周波が照射され、誘電加熱により正常細胞を損傷するこ
となく患部S1を壊死壊滅させることができる。
【0058】図5及び図6は、本発明に係る超短波加温
治療装置による加温効果の実験結果を示す図である。図
5はインダクタンス部材8をアースしたものであり、図
6はインダクタンス部材8を電気的に浮かした状態のも
のである。また、図7は、上記実験の測定系を示す図で
ある。
【0059】実験は生体Sの誘電率と略同一の誘電率を
有する、例えば寒天からなる一辺30cmの立方体状の試
料12(以下、ファントム12という)を用いて行った
もので、ファントム12の上下面に冷却パッド6,6′
を介して直径25cmの円形電極板1,1′を添接すると
ともに、ファントム12の一方側面(図では右側面)に
先端がファントム12の中心部に達するように電極針2
を刺し込み、上記電極板1,1′に高周波発生制御装置
4から所定出力の高周波を供給してファントム12を誘
電加熱している。
【0060】上記電極針2は中心Oを通る水平線Nより
3cmだけ上方にこの水平線Nと平行に刺し込まれてお
り、導電性針部材21は先端部を15mmだけ露出させて
ポリエチレン樹脂からなる絶縁層部材22で被覆されて
いる。また、導電性針部材21の装着部212には直径
0.3mm、長さ80cmの銅線からなるインダクタンス部
材8が接続されている。
【0061】また、M1〜M4は複数の測温点が設けら
れた測温ラインである。M1,M4は中心Oを通る垂直
線上の測温ラインであり、M2は上記中心Oより略6cm
程度外側の上記測温ラインM1に平行な測温ライン、M
3は上記中心Oより略12cm程度外側の上記測温ライン
M1に平行な測温ラインである。
【0062】上記測温ラインM1,M2,M3上におけ
る温度測定は、各測温ライン上の電極針2の近傍位置P
1〜P3にそれぞれ温度センサを配置し、所定の加温処
理後に温度センサを上方に10mmずつ引き抜きながら行
った。また、測温ラインM4上における温度測定は、水
平線Nに対して測温ラインM1の温度センサの対称位置
P4に温度センサを配置し、所定の加温処理後に温度セ
ンサを下方に10mmずつ引き抜きながら行った。
【0063】上記測温ラインM1,M2,M3は、電極
針2による誘電加熱の効果を調べるための測温ラインで
あり、測温ラインM4は電極針2の影響が少なく、殆ど
電極1,1′による誘電加熱(以下、キャパシティブ加
温という。)と考えられる効果を調べるための測温ライ
ンであり、測温ラインM1,M2,M3の温度上昇分布
を測温ラインM4の温度上昇分布と比較して電極針2に
よる誘電加熱の効果を確認した。
【0064】先ず、インダクタンス部材8をアースした
場合の加温効果について説明する。図5において、縦軸
は誘電加熱による上昇温度Δt(=加温処理後の温度t
1−加温処理前の温度t0)であり、横軸は各測温ライ
ンM1〜M4に設けられた温度センサの引抜長dであ
る。なお、d=0cmは電極針2の刺し込まれていた位置
で、図7における位置P1〜P4に相当する。
【0065】測温ラインM2〜M4上における上昇温度
Δtの分布から明らかなように、d=0mmでは位置P
2,P3の温度上昇Δtが位置P4の温度上昇Δtより
1℃程高くなっているが、その他の位置(d=1〜4cm
の位置)では測温ラインM2,M3上における温度上昇
Δtは測温ラインM4上における温度上昇Δtと略同一
で、キャパシティブ加温によるものと変わらないことが
分かる。
【0066】一方、測温ラインM1上における上昇温度
Δtの分布によれば、電極針2の先端近傍部がその周辺
部よりも加熱効果が著しく大きいことがわかる。電極針
2による上昇温度(測温ラインM1上の上昇温度)とキ
ャパシティブ加温による上昇温度(測温ラインM4上の
上昇温度)との差で電極針2による加温効果を調べる
と、電極針2の先端で略20℃、電極針2の先端から1
cm離れた位置で略5℃、電極針2の先端から2cm離れた
位置で略1℃それぞれ高くなっていることから、電極針
2の先端を中心にして直径略3cmの範囲の異常組織のみ
を局部的にその周辺の正常組織に比して3℃以上加熱し
て壊死できることが分かる。
【0067】また、電極針2の先端を中心にして直径略
1cmの範囲の異常組織に対してはその周辺の正常組織に
比して5℃以上、特に電極針2の先端近傍では10℃以
上に加熱できるので、この範囲の異常組織は誘電加熱に
より完全に壊死させられることが分かる。
【0068】次に、インダクタンス部材8の先端を電気
的に浮かせた場合の加温効果について説明する。
【0069】図6における縦軸及び横軸は図5と同一で
ある。図6と図5を比較すると、インダクタンス部材8
を電気的に浮かせると、アースするよりも電極針2の先
端近傍部おける加熱効果が抑制されることが分かる。本
実験では測温ラインM1のd=0mmにおける上昇温度Δ
tが略1/3に抑えられている。その一方、測温ライン
M2,M3,M4上における上昇温度Δtの分布は、イ
ンダクタンス部材8を電気的に浮かせてもその影響を殆
ど受けることはない。
【0070】インダクタンス部材8を電気的に浮かせる
と、比較的長いインダクタンス部材8がアンテナとして
作用し、電極針2は上記電極1,1′以外の外部と結合
して一定の電位を有するので、電極針2と上記電極1,
1′間に電位差が生じ、インダクタンス部材8の先端を
接地した場合と同様の効果が得られるものであるが、電
極針2の電極1,1′に対する相対電位はインダクタン
ス部材8の先端を接地したときよりも低下し、電極針2
の先端への電気力線の集中が低減されるから、インダク
タンス部材8を電気的に浮かせると、加熱効果が抑制さ
れるものと考えられる。
【0071】従って、図5及び図6の実験結果から、高
周波発生制御装置の出力を制御して、例えば電極針2の
先端近傍の上昇温度Δtがインダクタンス部材8をアー
スしたときと同程度の上昇温度Δtとなるように調整す
ると、電極針2による加熱範囲はインダクタンス部材8
をアースしたときよりも広くなるから、異常組織が比較
的大きい場合は、インダクタンス部材8を電気的に浮か
せた状態にして高周波発生制御装置の出力を制御すれ
ば、好適に当該異常組織のみを正常組織に比して5℃以
上高く加熱でき、誘電加熱により完全に壊死せしめられ
ることがわかる。
【0072】なお、インダクタンス部材8を電気的に浮
かせる方法は、浮かせた状態の影響を受けてインダクタ
ンス部材8のインダクタンス値が容易に変動し、電極針
2による加熱効果が変動する可能性がある。このため、
好ましくは、例えばインダクタンス部材8をアースする
とともに、その長さを可変(インダクタンス値を可変)
にし、インダクタンス部材8のインダクタンス値を調整
して電極針2による加熱範囲を調整するようにするとよ
い。
【0073】上記のように、患部S1に電極針2を刺し
込み、電極1,1′間に生じる高周波電界9の一部を電
極針2の先端部に集中させて局部的に患部S1を誘電加
熱するようにしたので、生体S1の深所にある患部S1
のみを正常組織を損傷することなく効果的に壊死させる
ことができる。
【0074】特に電極1,1′間に設けられる第3電極
を電極針2にしているので、電極針2の先端の小領域
(直径3cm程度の領域)のみをその周辺の正常組織に比
して10℃以上高く加熱でき、除去すべき領域のみを誘
電加熱により完全に壊死させることができ、従来よりも
簡単で、しかも治療効率の高い超短波加温治療が可能と
なる。
【0075】なお、上記実施例では、電極針2を1本用
いた場合について説明したが、複数本用いるようにして
もよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、超短波加温治療における第3電極として生
体患部に刺通される電極針であって、導電性針部材とこ
の導電性針部材の先端部を除いた外周に設けられる絶縁
層部材とから構成したので、この電極針を用いて生体内
に照射された高周波を患部に集中させ、この患部のみを
効果的に誘電加熱することができる。
【0077】また、請求項2記載の発明によれば、上記
絶縁層部材を上記導電性針部材に着脱可能に外装される
筒状体で構成したので、長さ及び厚みの異なる絶縁層部
材を用いることにより絶縁層の厚み及び針先端部の電極
部寸法の異なる電極針を簡単に製造することができる。
【0078】また、請求項4記載の発明によれば、中空
の絶縁層部材の内周面、先端外周面及び先端表面に導電
性薄膜を形成して導電性部材と絶縁層部材とを一体的に
構成したので、電極針の構造が簡素になり、組立てが容
易となる。
【0079】また、請求項3又は5記載の発明によれ
ば、電極針を屈曲可能にしたので、患者が姿勢を変更し
た場合にも患部に刺し込まれた電極針が生体の変形に応
じて柔軟に屈曲し、電極針による患者への肉体的、精神
的苦痛を低減することができる。
【0080】また、請求項6記載の発明によれば、患部
に電極針を刺通してこの患部内に第3電極を設けるとと
もに、この患部を挟んで生体表面に一対の電極板を装着
し、この電極板と電極針間に形成した高周波電界により
患部を誘電加熱するようにしたので、上記電極間に形成
される高周波電界の一部が患部に集中し、この患部のみ
が効果的の治療温度に誘電加熱され、周りの正常組織を
損傷することなく患部のみを完全に壊死壊滅することが
できる。
【0081】また、請求項7記載の発明によれば、中空
の電極針を貫通して上記患部の電極針先端の近傍位置に
温度検出手段を設けたので、上記電極針とは別に温度セ
ンサ用の針を刺し込む必要がなく、治療のための配線が
簡単になるとともに、患者に与える苦痛が低減される。
【0082】また、請求項8,9記載の発明によれば、
上記導電性針部材の基端部を一対の電極のいずれか一方
に接続し、若しくは接地しているので、電極針先端部へ
の高周波電界の集中が大きく、電極針の先端部近傍の異
常組織のみを、簡単かつ容易に治療温度に誘電加熱する
ことができる。
【0083】また、請求項10記載の発明によれば、上
記導電性針部材の基端部を電気的に浮遊させているの
で、電極針の先端部への高周波電界の集中が上記導電性
針部材の基端部を接地若しくは一対の電極のいずれか一
方に接続した場合よりも弱まり、電極針による加熱範囲
が広がる。これにより異常組織が比較的大きい場合にも
十分に治療温度に誘電加熱でき、確実に壊死させること
ができる。
【0084】また、請求項11記載の発明によれば、上
記導電性針部材の基端部をインダクタンス部材を介して
接地しているので、インダクタンス部材のインダクタン
ス値を調整することにより患部の加温範囲及び加温温度
の制御を比較的簡単に行うことができる。
【0085】また、請求項12記載の発明によれば、複
数本の電極針を用いているので、患部が比較的広い場合
や離散的に存在している場合にも効果的に加温治療を施
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電極針を用いた超短波加温治療装
置の概略構成図である。
【図2】本発明に係る電極針を患部に刺し込んだ状態を
示す要部断面図である。
【図3】本発明に係る電極針の構造を示す断面図であ
る。
【図4】本発明に係る電極針の他の実施例の構造を示す
断面図である。
【図5】電気的に浮かせた状態のインダクタンス部材を
有する電極針を用いた超短波加温治療装置による加温効
果の実験結果を示す図である。
【図6】アースされたインダクタンス部材を有する電極
針を用いた超短波加温治療装置による加温効果の実験結
果を示す図である。
【図7】実験の測定系を示す図である。
【図8】従来の超短波加温治療装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1,1′ 電極(電極板) 2 電極針 21 導電性針部材 211 針部 212 装着部 22 絶縁層部材 3 温度検知器(温度検出手段) 31 プリズム 32 光ファイバー 4 高周波発生制御装置(高周波発生手段) 5 温度計測器 6,6′ 冷却パッド 7 冷却水循環制御装置 8 インダクタンス部材 9 高周波電界 10 絶縁性針部材(絶縁層部材) 11 導電性薄膜 12 生体試料(ファントム) S 生体 S1 患部(癌細胞)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超短波加温治療における第3電極として
    生体患部に刺通される電極針であって、導電性針部材と
    この導電性針部材の先端部を除いた外周に設けられる絶
    縁層部材とからなることを特徴とする電極針。
  2. 【請求項2】 上記絶縁層部材は上記導電性針部材に着
    脱可能に外装される筒状体からなることを特徴とする請
    求項1記載の電極針。
  3. 【請求項3】 上記導電性針部材及び上記絶縁層部材は
    屈曲可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    電極針。
  4. 【請求項4】 上記絶縁層部材は筒状体からなり、上記
    導電性針部材は上記絶縁層部材の内周面、先端外周面及
    び先端表面に導電性の薄膜が形成されたものであること
    を特徴とする請求項1記載の電極針。
  5. 【請求項5】 上記絶縁層部材は屈曲可能であることを
    特徴とする請求項4記載の電極針。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の電極針
    と、上記患部を挟んで生体表面に装着される一対の電極
    板と、上記一対の電極板間に高周波を供給する高周波発
    生手段とを備えたことを特徴とする電極針を用いた超短
    波加温治療装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の電極針と、上記電
    極針を貫通して上記患部の電極針先端の近傍位置に設け
    られる温度検出手段と、上記患部を挟んで生体表面に装
    着される一対の電極板と、上記一対の電極板間に高周波
    を供給する高周波発生手段とを備えたことを特徴とする
    電極針を用いた超短波加温治療装置。
  8. 【請求項8】 上記導電性針部材の基端部は上記一対の
    電極のいずれか一方に接続されていることを特徴とする
    請求項6又は7記載の電極針を用いた超短波加温治療装
    置。
  9. 【請求項9】 上記導電性針部材の基端部は接地されて
    いることを特徴とする請求項6又は7記載の電極針を用
    いた超短波加温治療装置。
  10. 【請求項10】 上記導電性針部材の基端部は電気的に
    浮遊していることを特徴とする請求項6又は7記載の電
    極針を用いた超短波加温治療装置。
  11. 【請求項11】 上記導電性針部材の基端部はインダク
    タンス部材を介して接地されていることを特徴とする請
    求項6又は7記載の電極針を用いた超短波加温治療装
    置。
  12. 【請求項12】 上記電極針は複数本であることを特徴
    とする請求項6〜7のいずれかに記載の電極針を用いた
    超短波加温治療装置。
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