JPH11266158A - 信号伝送回路および信号伝送方法 - Google Patents
信号伝送回路および信号伝送方法Info
- Publication number
- JPH11266158A JPH11266158A JP10066488A JP6648898A JPH11266158A JP H11266158 A JPH11266158 A JP H11266158A JP 10066488 A JP10066488 A JP 10066488A JP 6648898 A JP6648898 A JP 6648898A JP H11266158 A JPH11266158 A JP H11266158A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- bits
- circuit
- bit
- logic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M5/00—Conversion of the form of the representation of individual digits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 論理信号の伝送において、同時に変化するビ
ット数の最大値と平均値を低減する。 【解決手段】 nビットの論理信号をkビット(kは1
以上の整数)のみが変化するm組(mは1以上の整数)
の論理信号の組に変換する論理回路100と、kビット
のみが変化するm組の論理信号を伝送する伝送路と、k
ビットのみが変化するm組の論理信号を元のnビットに
よる論理信号に変換する論理回路103とを備える。 【効果】 変化するビット数の最大値はkとmの積が上
限となる。また、kとmの積がn/2を下回る場合、平
均的なビット変化数も低減できる。
ット数の最大値と平均値を低減する。 【解決手段】 nビットの論理信号をkビット(kは1
以上の整数)のみが変化するm組(mは1以上の整数)
の論理信号の組に変換する論理回路100と、kビット
のみが変化するm組の論理信号を伝送する伝送路と、k
ビットのみが変化するm組の論理信号を元のnビットに
よる論理信号に変換する論理回路103とを備える。 【効果】 変化するビット数の最大値はkとmの積が上
限となる。また、kとmの積がn/2を下回る場合、平
均的なビット変化数も低減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はnビットの論理信号
を伝送する論理回路に係る。特に伝送時に変化するビッ
ト数の最大値、平均値を低減させることにより消費電力
を低減する技術に関する。
を伝送する論理回路に係る。特に伝送時に変化するビッ
ト数の最大値、平均値を低減させることにより消費電力
を低減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサに代表される論理L
SIでは、入出力ピンを介し、複数本数のデータ信号線
が他の論理回路とのデータ伝送のために存在する。例え
ば"PowerPC 601 RISC Microprocessor User's Manual"
に示されているプロセッサでは、メモリアドレス線とし
て32本、データ線として64本の信号線が使用されて
いる。
SIでは、入出力ピンを介し、複数本数のデータ信号線
が他の論理回路とのデータ伝送のために存在する。例え
ば"PowerPC 601 RISC Microprocessor User's Manual"
に示されているプロセッサでは、メモリアドレス線とし
て32本、データ線として64本の信号線が使用されて
いる。
【0003】特に、データ線はプログラムで要求するデ
ータ数値を外部回路とやり取りするために用いられ、伝
送されるデータの内容はほぼランダムな数値として考え
ることができる。一方、このようなデータ線を駆動する
回路としては”菅野、桜井 監訳 MOS LSI設計入門 産
業出版”199ページに示されているように、LSI外部の大
きなキャパシタンスを駆動する目的で、駆動能力の大き
な論理ゲートが用いられる。
ータ数値を外部回路とやり取りするために用いられ、伝
送されるデータの内容はほぼランダムな数値として考え
ることができる。一方、このようなデータ線を駆動する
回路としては”菅野、桜井 監訳 MOS LSI設計入門 産
業出版”199ページに示されているように、LSI外部の大
きなキャパシタンスを駆動する目的で、駆動能力の大き
な論理ゲートが用いられる。
【0004】駆動能力の大きな論理ゲートは多量の電荷
を充放電するために、論理回路全体の消費電力削減の観
点からは、その動作頻度を削減することが重要な課題と
なる。
を充放電するために、論理回路全体の消費電力削減の観
点からは、その動作頻度を削減することが重要な課題と
なる。
【0005】以上のような観点から、論理回路を出入り
する信号の変化頻度を抑制する技術として、”Internat
ional Solid-State Circuits Conference(ISSCC '94)
会議録82ページ”に見られるように、組み合わせ論理か
ら発生するグリッジを削減したり、データ数値の表現を
2の補数表現から絶対値表現に変更する方法などが知ら
れている。
する信号の変化頻度を抑制する技術として、”Internat
ional Solid-State Circuits Conference(ISSCC '94)
会議録82ページ”に見られるように、組み合わせ論理か
ら発生するグリッジを削減したり、データ数値の表現を
2の補数表現から絶対値表現に変更する方法などが知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、まとま
りある論理回路間のデータ伝送では、駆動力の大きな論
理ゲートが使用されるために、同時に多くのビットが信
号変化すると、電源回路の電圧降下を招き誤動作を生じ
るという問題がある。また、消費電力を削減する観点か
らは、データ伝送する際に変化するビット数を削減する
ことが望ましい。
りある論理回路間のデータ伝送では、駆動力の大きな論
理ゲートが使用されるために、同時に多くのビットが信
号変化すると、電源回路の電圧降下を招き誤動作を生じ
るという問題がある。また、消費電力を削減する観点か
らは、データ伝送する際に変化するビット数を削減する
ことが望ましい。
【0007】本発明の課題としては、まず第一に同時に
変化するビット数の最大値を一定値以下に抑える回路お
よび方法を与え、電圧降下やノイズによる誤動作を防止
することである。第二に、同時に変化するピット数の平
均値を低減させ、平均的な消費電力を削減することであ
る。
変化するビット数の最大値を一定値以下に抑える回路お
よび方法を与え、電圧降下やノイズによる誤動作を防止
することである。第二に、同時に変化するピット数の平
均値を低減させ、平均的な消費電力を削減することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明は次の構成を提案する。つまりnビットの
論理信号をkビット(kは1以上の整数)のみが変化す
るm組(mは1以上の整数)の論理信号の組に変換する
論理回路と、kビットのみが変化するm組の論理信号を
伝送する伝送路と、kビットのみが変化するm組の論理
信号を元のnビットによる論理信号に変換する論理回路
とを備える。
に、本願発明は次の構成を提案する。つまりnビットの
論理信号をkビット(kは1以上の整数)のみが変化す
るm組(mは1以上の整数)の論理信号の組に変換する
論理回路と、kビットのみが変化するm組の論理信号を
伝送する伝送路と、kビットのみが変化するm組の論理
信号を元のnビットによる論理信号に変換する論理回路
とを備える。
【0009】これにより、伝送の際に同時に変化するビ
ット数の最大値はmとkの積以下となり、特にmとkの
積がn/2を下回るように設定すると平均的に変化する
ビット数も元のnビットによる表現に比べて低減され
る。
ット数の最大値はmとkの積以下となり、特にmとkの
積がn/2を下回るように設定すると平均的に変化する
ビット数も元のnビットによる表現に比べて低減され
る。
【0010】別の見方をすると、第1の回路ブロック
と、第2の回路ブロックと、第1の回路ブロックと第2
の回路ブロックを接続するバスを有する信号処理回路で
あって、第1及び第2の回路ブロック内で伝送される信
号がnビットの第1の信号であり、バス内で伝送される
信号がnより大きなビット数を有する第2の信号であ
り、第2の信号の単位時間あたりのビット信号変化の最
大値または平均値は、第1の信号の単位時間あたりのビ
ット信号変化の最大値または平均値よりも小さいことを
特徴とする。
と、第2の回路ブロックと、第1の回路ブロックと第2
の回路ブロックを接続するバスを有する信号処理回路で
あって、第1及び第2の回路ブロック内で伝送される信
号がnビットの第1の信号であり、バス内で伝送される
信号がnより大きなビット数を有する第2の信号であ
り、第2の信号の単位時間あたりのビット信号変化の最
大値または平均値は、第1の信号の単位時間あたりのビ
ット信号変化の最大値または平均値よりも小さいことを
特徴とする。
【0011】例えば、第1の信号でクロック一周期あた
り、最大4つのデータ線のレベルが変化し、平均では2
つのデータ線のレベルが変化するとすると、第2の信号
では、最大でも2つ、平均2つのデータ線のレベルが変
化するように信号を変換する。このようにすることで、
データ伝送のための電力を低減することができる。
り、最大4つのデータ線のレベルが変化し、平均では2
つのデータ線のレベルが変化するとすると、第2の信号
では、最大でも2つ、平均2つのデータ線のレベルが変
化するように信号を変換する。このようにすることで、
データ伝送のための電力を低減することができる。
【0012】ここで、データ線という語は、物理的に分
離されたデータ線に限らず、一つのラインの中を例えば
時間的にずらして伝送される複数のデータ信号そのもの
と考えても良い。
離されたデータ線に限らず、一つのラインの中を例えば
時間的にずらして伝送される複数のデータ信号そのもの
と考えても良い。
【0013】しかし、このような信号変換を容易にし、
データ転送を高速にするために、第2の信号を伝送する
物理的なデータ線の数を第1の信号を伝送するデータ線
の数よりも多くすることが好ましい。例えば、2値信号
からデータを構成するときの具体構成としては、第1及
び第2の回路ブロック内で第1の信号を伝達する内部デ
ータバスがn本のデータ線からなり、バスがn本より多
くのデータ線からなる。
データ転送を高速にするために、第2の信号を伝送する
物理的なデータ線の数を第1の信号を伝送するデータ線
の数よりも多くすることが好ましい。例えば、2値信号
からデータを構成するときの具体構成としては、第1及
び第2の回路ブロック内で第1の信号を伝達する内部デ
ータバスがn本のデータ線からなり、バスがn本より多
くのデータ線からなる。
【0014】また、データ変換のためには第1及び第2
の回路ブロック内に、第1の信号と第2の信号の変換を
行う回路を有するようにすることができる。
の回路ブロック内に、第1の信号と第2の信号の変換を
行う回路を有するようにすることができる。
【0015】典型的な例では、第1の信号はn個の信号
のレベルがそれぞれのビット(1か0)を表すnビットの
レベル表現論理信号であり、第2の信号はn個より多い
個数の信号のレベル変化がそれぞれのビットを表す遷移
表現論理信号である。例えば、第2の信号はnの整数倍
の個数の信号からなる。
のレベルがそれぞれのビット(1か0)を表すnビットの
レベル表現論理信号であり、第2の信号はn個より多い
個数の信号のレベル変化がそれぞれのビットを表す遷移
表現論理信号である。例えば、第2の信号はnの整数倍
の個数の信号からなる。
【0016】データ構成の面から考察すると、本発明は
n進数x桁で表現される第1の信号を処理する第1及び
第2の回路と、第1及び第2の回路の間でm進数y桁で
表現される第2の信号をやり取りするバスを有する。こ
のとき、n<m、x>yであり、第2の信号はm列のデ
ータ線を1組とし、これをy組用いる。そして、m列の
各データの採る2値のレベルの間の遷移の有無により情
報を伝達する。
n進数x桁で表現される第1の信号を処理する第1及び
第2の回路と、第1及び第2の回路の間でm進数y桁で
表現される第2の信号をやり取りするバスを有する。こ
のとき、n<m、x>yであり、第2の信号はm列のデ
ータ線を1組とし、これをy組用いる。そして、m列の
各データの採る2値のレベルの間の遷移の有無により情
報を伝達する。
【0017】ごく一般的な例としては、第1の信号は2
進数x桁(例えば4桁)であり、x個(例えば4個)の
データ線のレベルによって各桁の値を表す。そして、第
2の信号は例えば上記x桁の一部分ずつを表す2組のデ
ータ線(例えば4桁のうち上位の2桁と下位の2桁をそ
れぞれ表す2組)からなる。
進数x桁(例えば4桁)であり、x個(例えば4個)の
データ線のレベルによって各桁の値を表す。そして、第
2の信号は例えば上記x桁の一部分ずつを表す2組のデ
ータ線(例えば4桁のうち上位の2桁と下位の2桁をそ
れぞれ表す2組)からなる。
【0018】ここで、第2の信号のデータの変化頻度が
できるだけ小さくなるようにすると、消費電力を低減す
ることができる。後に詳細に説明するように、典型的な
例では、第2の信号の各組は4つのデータ線からなる。
ここで各組のデータ線のうち1つだけが変化することに
決めると、変化するデータ線の組み合わせ(4の4倍で
16とおり)により、4ビットの信号を表すことがで
き、このときのデータ線のレベル変化は単位時間当たり
最大でも2とすることができる。
できるだけ小さくなるようにすると、消費電力を低減す
ることができる。後に詳細に説明するように、典型的な
例では、第2の信号の各組は4つのデータ線からなる。
ここで各組のデータ線のうち1つだけが変化することに
決めると、変化するデータ線の組み合わせ(4の4倍で
16とおり)により、4ビットの信号を表すことがで
き、このときのデータ線のレベル変化は単位時間当たり
最大でも2とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明にて用いるレベル表
現論理信号と遷移表現論理信号の説明と定義を図2、図
3を用いて行う。
現論理信号と遷移表現論理信号の説明と定義を図2、図
3を用いて行う。
【0020】図2に示した論理信号A,B,Cはそれぞれ
1ビットの信号である。信号Aはレベル表現論理信号の
例であり、いわゆる通常の論理信号として電圧の高い状
態(図中では'1'で表現)と電圧の低い状態(図中では'
0'で表現)の2状態を有している。レベル表現論理信号
は、このように信号の電圧レベルが直接に論理信号とし
ての論理状態に対応している。
1ビットの信号である。信号Aはレベル表現論理信号の
例であり、いわゆる通常の論理信号として電圧の高い状
態(図中では'1'で表現)と電圧の低い状態(図中では'
0'で表現)の2状態を有している。レベル表現論理信号
は、このように信号の電圧レベルが直接に論理信号とし
ての論理状態に対応している。
【0021】一方、信号Bは遷移表現論理信号の例であ
り、信号レベルが変化すると、必ず論理状態が別状態へ
遷移するという規則で論理信号を伝達する。図2に示し
た例では信号Aと同様に論理値'1'と'0'を交互に表現し
ている。つまり、遷移表現論理信号では信号のレベルが
変化することが本質であり、レベルそのものには意味は
ない。したがって、信号Cのように、信号Bと電圧レベ
ルでは逆の信号であっても、信号Aと同じ論理信号を表
現可能である。
り、信号レベルが変化すると、必ず論理状態が別状態へ
遷移するという規則で論理信号を伝達する。図2に示し
た例では信号Aと同様に論理値'1'と'0'を交互に表現し
ている。つまり、遷移表現論理信号では信号のレベルが
変化することが本質であり、レベルそのものには意味は
ない。したがって、信号Cのように、信号Bと電圧レベ
ルでは逆の信号であっても、信号Aと同じ論理信号を表
現可能である。
【0022】以上の信号A,B,Cにおける例では1ビ
ットの論理信号を扱っているため、レベル表現論理信号
と遷移表現論理信号との間に本質的な差異は存在しな
い。
ットの論理信号を扱っているため、レベル表現論理信号
と遷移表現論理信号との間に本質的な差異は存在しな
い。
【0023】信号Dは4ビットのレベル表現論理信号の
例であり、下位のb1ビットからb4ビットまで順に0、
2、4、8の重みを付けた2進数を表している。図に示
した例は時間順に6、3、10、8の数値を伝送する例
を示している。
例であり、下位のb1ビットからb4ビットまで順に0、
2、4、8の重みを付けた2進数を表している。図に示
した例は時間順に6、3、10、8の数値を伝送する例
を示している。
【0024】一方、信号Eは遷移表現論理信号8ビット
で信号Dと同様に6、3、10、8の数値を伝送する例
である。信号Eでは説明上、信号のレベル('0'または'
1')を示しているが、意味を持つのは図の左から右への
時間変位に対して、信号のレベルが変化するか否かの情
報である。
で信号Dと同様に6、3、10、8の数値を伝送する例
である。信号Eでは説明上、信号のレベル('0'または'
1')を示しているが、意味を持つのは図の左から右への
時間変位に対して、信号のレベルが変化するか否かの情
報である。
【0025】ここに示す信号Eの例では「S11からS14ま
での4ビット、S21からS24までの4ビットそれぞれにお
いて、1ビットのみが変化する」という規則と、図3の
対応表に示した「それぞれの4ビットにおいて変化した
ビットの位置の組み合わせで、伝達しようとする数値を
表す」という二つの規則によって数値を表現する。
での4ビット、S21からS24までの4ビットそれぞれにお
いて、1ビットのみが変化する」という規則と、図3の
対応表に示した「それぞれの4ビットにおいて変化した
ビットの位置の組み合わせで、伝達しようとする数値を
表す」という二つの規則によって数値を表現する。
【0026】図3に示す対応表において、'u'はビット
が変化しないことを表し、'c'はそのビットが変化する
ことを表す。4ビットのどの位置が変化するかによっ
て、4通りの場合を表すことができ、その4ビットの組
みが2組み存在することにより、4x4の16通りの数
値に対応づけることが可能である。
が変化しないことを表し、'c'はそのビットが変化する
ことを表す。4ビットのどの位置が変化するかによっ
て、4通りの場合を表すことができ、その4ビットの組
みが2組み存在することにより、4x4の16通りの数
値に対応づけることが可能である。
【0027】図2の信号Eにもどり、S11からS24の初期
状態を仮に全て0と仮定すると、最初にS12とS23が変化
することにより、数値6を表す。次にS11とS24が変化す
ることにより、数値3を表現する。以下同様に、図3の
対応関係に基づいて数値10、8が表現される。このよ
うに、一度に変化するビット数を制限した遷移表現を複
数組み合わせることにより、通常のレベル表現と同様な
数値を表現することが可能である。
状態を仮に全て0と仮定すると、最初にS12とS23が変化
することにより、数値6を表す。次にS11とS24が変化す
ることにより、数値3を表現する。以下同様に、図3の
対応関係に基づいて数値10、8が表現される。このよ
うに、一度に変化するビット数を制限した遷移表現を複
数組み合わせることにより、通常のレベル表現と同様な
数値を表現することが可能である。
【0028】より一般的には、nビットのレベル表現に
よる2進数は2のn乗個だけの数値を表現可能であるの
に対して、nビット中1ビットしか変化しない遷移表現
をm組(ただし、nのm乗は2のn乗以上である)用い
て同様に数値を表現することが可能である。
よる2進数は2のn乗個だけの数値を表現可能であるの
に対して、nビット中1ビットしか変化しない遷移表現
をm組(ただし、nのm乗は2のn乗以上である)用い
て同様に数値を表現することが可能である。
【0029】さらに、「同時に変化するビット数はnビ
ット中kビットのみ」という規則、または「同時に変化
するビット数はnビット中kビット以下」という規則の
下でm組の遷移表現論理信号を組み合わせて数値を表現
するようにも拡張可能である。なお、上記の説明におい
て、n、m、kは1以上の整数である。
ット中kビットのみ」という規則、または「同時に変化
するビット数はnビット中kビット以下」という規則の
下でm組の遷移表現論理信号を組み合わせて数値を表現
するようにも拡張可能である。なお、上記の説明におい
て、n、m、kは1以上の整数である。
【0030】図1を用いて、以上説明した定義と基本原
理に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1は本
発明における信号電送回路の構成を示す図であり、LT
変換回路100はレベル表現された通常の入力信号101を遷
移表現論理回路信号に変換し、伝送路102へ送出する。
TL変換回路103は伝送路102により伝送されてきた遷移
表現論理回路信号を元のレベル表現論理信号へ変換し、
出力信号104として出力する。
理に基づき、本発明の実施の形態を説明する。図1は本
発明における信号電送回路の構成を示す図であり、LT
変換回路100はレベル表現された通常の入力信号101を遷
移表現論理回路信号に変換し、伝送路102へ送出する。
TL変換回路103は伝送路102により伝送されてきた遷移
表現論理回路信号を元のレベル表現論理信号へ変換し、
出力信号104として出力する。
【0031】LT変換回路100はLT変換組合せ回路105
とトグル回路106から構成されている。LT変換組み合
わせ回路105はnビットから成る入力信号101をm組の遷
移表現で表す際に、変化するビットに'1'、変化しない
ビットに'0'を対応づけた論理信号を生成する。この生
成された論理信号はトグル回路106に入力される。トグ
ル回路106は各ビットともに同一機能を有しており、'1'
が入力された際には現在保持している論理値とは逆の論
理値を、'0'が入力された際には現在保持している値を
伝送路102へ送出する。
とトグル回路106から構成されている。LT変換組み合
わせ回路105はnビットから成る入力信号101をm組の遷
移表現で表す際に、変化するビットに'1'、変化しない
ビットに'0'を対応づけた論理信号を生成する。この生
成された論理信号はトグル回路106に入力される。トグ
ル回路106は各ビットともに同一機能を有しており、'1'
が入力された際には現在保持している論理値とは逆の論
理値を、'0'が入力された際には現在保持している値を
伝送路102へ送出する。
【0032】TL変換回路103は受信ラッチ回路107、T
L変換組合せ回路108とから構成されている。受信ラッ
チ回路107は伝送路102により送られてくる遷移表現論理
信号を受信し、電圧レベルの変化したビットに'1',変化
しないビットに'0'を出力する。この結果はTL変換組
合せ回路108へ入力される。TL変換組み合わせ回路108
はLT変換組み合わせ回路105の入出力関係が逆転した
組み合わせ回路であり、変化したビットが'1',変化しな
いビットが'0'で入力されると、その組み合わせによっ
て出力信号104を生成する。
L変換組合せ回路108とから構成されている。受信ラッ
チ回路107は伝送路102により送られてくる遷移表現論理
信号を受信し、電圧レベルの変化したビットに'1',変化
しないビットに'0'を出力する。この結果はTL変換組
合せ回路108へ入力される。TL変換組み合わせ回路108
はLT変換組み合わせ回路105の入出力関係が逆転した
組み合わせ回路であり、変化したビットが'1',変化しな
いビットが'0'で入力されると、その組み合わせによっ
て出力信号104を生成する。
【0033】以上が本発明の実施形態における構成であ
る。次に4ビットで表される2進数(レベル表現論理信
号)の例を用いて各部の詳細な回路を説明する。
る。次に4ビットで表される2進数(レベル表現論理信
号)の例を用いて各部の詳細な回路を説明する。
【0034】図4はLT変換回路100の一例を示す回路
図である。入力信号101a〜101dは入力信号101に対応し
ており、ここでは4ビットの2進数を入力信号とする。
LT変換組み合わせ回路105は図示された論理回路によ
り実現されている。この組み合わせ論理は図3に示した
対応表の'u'を'0'に、'c'を'1'に変換し、真理値表とし
て読み替えた論理となっている。
図である。入力信号101a〜101dは入力信号101に対応し
ており、ここでは4ビットの2進数を入力信号とする。
LT変換組み合わせ回路105は図示された論理回路によ
り実現されている。この組み合わせ論理は図3に示した
対応表の'u'を'0'に、'c'を'1'に変換し、真理値表とし
て読み替えた論理となっている。
【0035】すなわち、S11が変化するのは入力4ビッ
トの上位b4,b3が'0'の場合であり、この条件をNOR論理
ゲート400は検出している。同様に他の論理ゲートもL
T変換組み合わせ回路105の出力ビットが変化する場合
の条件を検出している。
トの上位b4,b3が'0'の場合であり、この条件をNOR論理
ゲート400は検出している。同様に他の論理ゲートもL
T変換組み合わせ回路105の出力ビットが変化する場合
の条件を検出している。
【0036】トグル回路106はトグルタイプのフリップ
フロップ401a〜401hにて構成されている。トグルタイプ
のフリップフロップは入力が'1'の場合には現在保持し
ている値の逆の値を出力し、入力が'0'の場合には現在
の値を出力するため、トグル回路106の機能をビット当
たり1フリップフロップにて実現可能である。各フリッ
プフロップの出力は伝送路102の各ビット102a〜102hへ
接続されている。
フロップ401a〜401hにて構成されている。トグルタイプ
のフリップフロップは入力が'1'の場合には現在保持し
ている値の逆の値を出力し、入力が'0'の場合には現在
の値を出力するため、トグル回路106の機能をビット当
たり1フリップフロップにて実現可能である。各フリッ
プフロップの出力は伝送路102の各ビット102a〜102hへ
接続されている。
【0037】図5には図4に示したLT変換回路に対応
するTL変換回路の例を示す。この回路は伝送路102か
らの入力信号102a〜102hのいずれかが変化する度に新た
な評価結果を出力する自己同期型の回路となっている。
論理ゲート501a〜501hと遅延素子500a〜500hはこの信号
変化を検出するために各ビットに設けられている。また
変化検出部502a〜502fは入力信号102a〜102hのうち変化
したビットに対して'1'を出力する回路である。
するTL変換回路の例を示す。この回路は伝送路102か
らの入力信号102a〜102hのいずれかが変化する度に新た
な評価結果を出力する自己同期型の回路となっている。
論理ゲート501a〜501hと遅延素子500a〜500hはこの信号
変化を検出するために各ビットに設けられている。また
変化検出部502a〜502fは入力信号102a〜102hのうち変化
したビットに対して'1'を出力する回路である。
【0038】これらビット毎に設けられた回路は各ビッ
トとも同様に構成されているため、1ビット分のみを説
明する。遅延素子500aによって遅延された入力信号と、
直接の入力信号はどちらも論理ゲート501aにて排他的論
理和の演算が施される。これにより、入力信号が変化し
た場合には遅延素子500aによって定められた時間のパル
ス信号が論理ゲート501aから出力される。
トとも同様に構成されているため、1ビット分のみを説
明する。遅延素子500aによって遅延された入力信号と、
直接の入力信号はどちらも論理ゲート501aにて排他的論
理和の演算が施される。これにより、入力信号が変化し
た場合には遅延素子500aによって定められた時間のパル
ス信号が論理ゲート501aから出力される。
【0039】論理ゲート503は各ビットからの信号変化
をNOR演算しており、いずれかのビットにおいて信号変
化が生じた場合に負のパルスを発生する。この負のパル
スは変化検出部502aにあるエッジトリガタイプのフリッ
プフロップ504とレベルセンスタイプのフリップフロッ
プ505のクロック信号となっており、それぞれのクロッ
ク入力時における信号を保持する。
をNOR演算しており、いずれかのビットにおいて信号変
化が生じた場合に負のパルスを発生する。この負のパル
スは変化検出部502aにあるエッジトリガタイプのフリッ
プフロップ504とレベルセンスタイプのフリップフロッ
プ505のクロック信号となっており、それぞれのクロッ
ク入力時における信号を保持する。
【0040】つまり、フリップフロップ504は入力信号1
02a〜102hの変化する前の値を保持しており、論理ゲー
ト506は該当するビットが変化した場合に'1'を出力す
る。フリップフロップ505は論理ゲート506の出力を保持
する。論理ゲート506の機能は論理ゲート501a〜501hと
等価なため、論理ゲート501a〜501hの出力をそのままフ
リップフロップ505の入力とする構成も可能である。
02a〜102hの変化する前の値を保持しており、論理ゲー
ト506は該当するビットが変化した場合に'1'を出力す
る。フリップフロップ505は論理ゲート506の出力を保持
する。論理ゲート506の機能は論理ゲート501a〜501hと
等価なため、論理ゲート501a〜501hの出力をそのままフ
リップフロップ505の入力とする構成も可能である。
【0041】変化検出部502a〜502fからの出力は信号d1
〜d7としてTL変換組合せ回路108へ入力される。この
組み合わせ回路は図3に示した対応表を先の図4のLT
変換回路と同様に真理値表と考えた回路である。このと
き、信号d1はS11に、d2はS12に、d3はS13に、d5はS21
に、d6はS22に、d7はS23に対応した入力として解釈し、
表現数値欄の各ビットがbo1〜b04に対応する。
〜d7としてTL変換組合せ回路108へ入力される。この
組み合わせ回路は図3に示した対応表を先の図4のLT
変換回路と同様に真理値表と考えた回路である。このと
き、信号d1はS11に、d2はS12に、d3はS13に、d5はS21
に、d6はS22に、d7はS23に対応した入力として解釈し、
表現数値欄の各ビットがbo1〜b04に対応する。
【0042】次に再度図5に示したTL変換回路の動作
を図6のタイムチャートを用いて説明する。
を図6のタイムチャートを用いて説明する。
【0043】図6において入力信号102aが変化したとす
ると、その変化は論理ゲート501aにて検出され、論理ゲ
ート503は負のパルス508を出力する。このパルスはポジ
ティブエッジトリガタイプのフリップフロップ504に入
力され、フリップフロップ504はパルス幅だけ遅れて新
たに変化した信号(図ではBという値)をラッチする(5
10)。したがって、このパルス幅に相当する時間だけ、
フリップフロップ504の入出力には信号値の差異が生
じ、論理ゲート506はその間'1'を出力する。
ると、その変化は論理ゲート501aにて検出され、論理ゲ
ート503は負のパルス508を出力する。このパルスはポジ
ティブエッジトリガタイプのフリップフロップ504に入
力され、フリップフロップ504はパルス幅だけ遅れて新
たに変化した信号(図ではBという値)をラッチする(5
10)。したがって、このパルス幅に相当する時間だけ、
フリップフロップ504の入出力には信号値の差異が生
じ、論理ゲート506はその間'1'を出力する。
【0044】フリップフロップ505は先のパルス信号の
反転信号をクロックとし(509)、論理ゲート506の出力を
ラッチするため、変化検出部の出力512としては図6に
示したように入力信号の変化が起こった直後から、その
次の変化が起こるまでの間、変化があった場合に'1'な
かった場合に'0'を出力する。
反転信号をクロックとし(509)、論理ゲート506の出力を
ラッチするため、変化検出部の出力512としては図6に
示したように入力信号の変化が起こった直後から、その
次の変化が起こるまでの間、変化があった場合に'1'な
かった場合に'0'を出力する。
【0045】以上が4ビットのレベル表現した論理信号
を遷移表現した論理信号に変換し、伝送する回路例であ
る。この回路によって図3の信号Eに示したように、合
計8ビットの信号線を用い、その中で常に2ビットだけ
を変化させることで、0から15までの数値を伝送でき
る。
を遷移表現した論理信号に変換し、伝送する回路例であ
る。この回路によって図3の信号Eに示したように、合
計8ビットの信号線を用い、その中で常に2ビットだけ
を変化させることで、0から15までの数値を伝送でき
る。
【0046】また、図5に例示したTL変換回路におい
て注目すべき点はTL変換組み合わせ回路の入力とし
て、6本の入力しか存在しない点である。これはnビッ
トの遷移表現論理信号において、任意のn-1ビットに信
号変化が無い場合は、残りの1ビットが変化したことに
なるという自明の理による。
て注目すべき点はTL変換組み合わせ回路の入力とし
て、6本の入力しか存在しない点である。これはnビッ
トの遷移表現論理信号において、任意のn-1ビットに信
号変化が無い場合は、残りの1ビットが変化したことに
なるという自明の理による。
【0047】このことから、上述の伝送回路においても
伝送路のビット数を削減した回路を作成することができ
る。
伝送路のビット数を削減した回路を作成することができ
る。
【0048】図7は図4に示したLT変換回路の例から
上述の性質に着目し、論理ゲート402,403,404,405を削
除した例である。この回路により、伝送に必要なビット
数は6ビットに低減できる。しかし、図5に示したよう
に、自己同期型の回路をTL変換回路に採用した場合、
削除したS14,S24の各ビットの変化を検出することがで
きない。そのためにクロックに同期し、伝送されてくる
信号変化が起こりうるタイミングを自ら検知可能な回路
をTL変換回路に用いる必要がある。
上述の性質に着目し、論理ゲート402,403,404,405を削
除した例である。この回路により、伝送に必要なビット
数は6ビットに低減できる。しかし、図5に示したよう
に、自己同期型の回路をTL変換回路に採用した場合、
削除したS14,S24の各ビットの変化を検出することがで
きない。そのためにクロックに同期し、伝送されてくる
信号変化が起こりうるタイミングを自ら検知可能な回路
をTL変換回路に用いる必要がある。
【0049】図8に上記の理由から、クロックに同期し
て伝送されてきた信号S11〜S23を評価するTL変換回路
の例を示す。変化検出部800a〜800fはそれぞれ同一回路
にて構成されているため、1ビット分の回路のみを説明
する。まず、伝送されてきた信号801はエッジトリガタ
イプのフリップフロップ802にラッチされる。同じくエ
ッジトリガタイプのフリップフロップである803には逆
相のクロックが入力されており、これにより論理ゲート
804は入力信号801の新旧状態を比較し、その結果を出力
する。レベルセンスタイプフリップフロップ805は論理
ゲート804の出力をラッチし、信号変化のあったビット
に関して'1'を保持する。
て伝送されてきた信号S11〜S23を評価するTL変換回路
の例を示す。変化検出部800a〜800fはそれぞれ同一回路
にて構成されているため、1ビット分の回路のみを説明
する。まず、伝送されてきた信号801はエッジトリガタ
イプのフリップフロップ802にラッチされる。同じくエ
ッジトリガタイプのフリップフロップである803には逆
相のクロックが入力されており、これにより論理ゲート
804は入力信号801の新旧状態を比較し、その結果を出力
する。レベルセンスタイプフリップフロップ805は論理
ゲート804の出力をラッチし、信号変化のあったビット
に関して'1'を保持する。
【0050】TL変換組み合わせ回路108については図
5に示した例と同様であるため、説明を省略する。
5に示した例と同様であるため、説明を省略する。
【0051】図9はTL変換回路の動作のタイムチャー
トの例を示す。以上述べたTL変換回路の動作は図9に
示したタイムチャートの通りである。まず、クロック
(CK)に同期して入力信号801がフリップフロップ802
にラッチされる(806)。続いて、その半周期後にフリ
ップフロップ803が信号806をラッチし、そのときに論理
ゲート804は信号807と信号806の同一性を比較する。信
号806と807が異なる場合には、そのビットの論理値が変
化したことを意味し、論理ゲート804からは'1'が出力さ
れる(808)。論理ゲート804の出力はレベルセンスタイ
プフリップフロップ805にラッチされ、出力信号809を得
る。
トの例を示す。以上述べたTL変換回路の動作は図9に
示したタイムチャートの通りである。まず、クロック
(CK)に同期して入力信号801がフリップフロップ802
にラッチされる(806)。続いて、その半周期後にフリ
ップフロップ803が信号806をラッチし、そのときに論理
ゲート804は信号807と信号806の同一性を比較する。信
号806と807が異なる場合には、そのビットの論理値が変
化したことを意味し、論理ゲート804からは'1'が出力さ
れる(808)。論理ゲート804の出力はレベルセンスタイ
プフリップフロップ805にラッチされ、出力信号809を得
る。
【0052】ここまでに述べた2例の実施形態では、4
ビットのレベル表現論理信号を4ビット2組または3ビ
ット2組みの伝送線を使って伝送している。実施形態の
説明の冒頭で述べたように、本発明の本質は複数組の遷
移表現論理信号を用いて信号を伝送することにあり、そ
れぞれの組を時間的にずらして時分割的に伝送すること
も可能である。
ビットのレベル表現論理信号を4ビット2組または3ビ
ット2組みの伝送線を使って伝送している。実施形態の
説明の冒頭で述べたように、本発明の本質は複数組の遷
移表現論理信号を用いて信号を伝送することにあり、そ
れぞれの組を時間的にずらして時分割的に伝送すること
も可能である。
【0053】図10に示すLT変換回路の例は図7に示し
たLT変換回路のS11〜S13をまず最初に伝送し、その後
でS21〜S23を伝送する回路である。フリップフロップ10
00a〜1000dはLT変換組み合わせ回路105の出力を3ビ
ットづつ時分割伝送するためのタイミングラッチであ
る。
たLT変換回路のS11〜S13をまず最初に伝送し、その後
でS21〜S23を伝送する回路である。フリップフロップ10
00a〜1000dはLT変換組み合わせ回路105の出力を3ビ
ットづつ時分割伝送するためのタイミングラッチであ
る。
【0054】セレクタ1001はトグル型フリップフロップ
1002の出力値に応じてS11〜S13の組、S21〜S23の組のい
ずれかを選択して信号線S1〜S3に出力する。しかし、フ
リップフロップ1002の入力は'1'に固定されているた
め、セレクタ1001はクロック毎に毎回S11〜S13の組とS2
1〜S23の組を交互に出力する動作を行う。
1002の出力値に応じてS11〜S13の組、S21〜S23の組のい
ずれかを選択して信号線S1〜S3に出力する。しかし、フ
リップフロップ1002の入力は'1'に固定されているた
め、セレクタ1001はクロック毎に毎回S11〜S13の組とS2
1〜S23の組を交互に出力する動作を行う。
【0055】TL変換回路も時分割伝送されてきた遷移
表現論理信号を受信する。
表現論理信号を受信する。
【0056】図11は図8に示したクロック同期型のTL
変換回路を3ビットに削減し、タイミングラッチ1100,1
101によって先に伝送されてきた3ビットの信号を後か
ら送られてきた信号に合わせて、組み合わせ論理に入力
する。組み合わせ回路の動作方法については図8の回路
と同様であるため、詳細な説明は省略する。
変換回路を3ビットに削減し、タイミングラッチ1100,1
101によって先に伝送されてきた3ビットの信号を後か
ら送られてきた信号に合わせて、組み合わせ論理に入力
する。組み合わせ回路の動作方法については図8の回路
と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0057】以上説明した4ビットの論理信号を1ビッ
トのみが変化する遷移表現論理信号を2組または2回に
分けて伝送する方法では、伝送路上で変化するビット数
が一定であるという特徴しか観測されない。しかし、n
ビットのレベル表現2進論理信号を用いてランダムな数
値を伝送した場合、平均的にn/2ビットが変化すること
から、n/2ビット未満のビット数しか変化しない遷移表
現論理信号を用いることができれば、ビット変化の少な
い伝送が可能となる。この利点はnが4ビットより大き
なときに観測される。
トのみが変化する遷移表現論理信号を2組または2回に
分けて伝送する方法では、伝送路上で変化するビット数
が一定であるという特徴しか観測されない。しかし、n
ビットのレベル表現2進論理信号を用いてランダムな数
値を伝送した場合、平均的にn/2ビットが変化すること
から、n/2ビット未満のビット数しか変化しない遷移表
現論理信号を用いることができれば、ビット変化の少な
い伝送が可能となる。この利点はnが4ビットより大き
なときに観測される。
【0058】図12は8ビットのレベル表現論理信号を2
ビットのみが変化する7ビットの遷移表現論理信号2組
で伝送するときの回路構成図である。8ビットで表現可
能な数値は2の8乗、すなわち256通り存在する。ま
た、8ビット中2ビットのみを変化させる方法は8から
2を取り出す組み合わせ数として、28通り存在する。28
通りの表現を2組用いることにより、28x28の784通りの
状態を表現することが可能であり、表現しなければなら
ない数値の256通りを網羅することが可能である。
ビットのみが変化する7ビットの遷移表現論理信号2組
で伝送するときの回路構成図である。8ビットで表現可
能な数値は2の8乗、すなわち256通り存在する。ま
た、8ビット中2ビットのみを変化させる方法は8から
2を取り出す組み合わせ数として、28通り存在する。28
通りの表現を2組用いることにより、28x28の784通りの
状態を表現することが可能であり、表現しなければなら
ない数値の256通りを網羅することが可能である。
【0059】より具体的には、LT変換組み合わせ回
路、TL変換組み合わせ回路において図14および図15に
示した真理値表の組み合わせ回路を用いることにより、
上述の変化は実現できる。LT変換回路内のLT変換組
合せ回路では図14、図15の真理値表のレベル表現数値が
入力となり、遷移表現数値が出力となる。また、TL変
換回路内のTL変換組合せ回路では遷移表現数値が入力
となり、レベル表現数値が出力となる。なお、この例に
おいて1組の遷移表現論理信号に7ビットのみを用いて
いるのは、図7で示したようにn-1ビットでnビットと
同等な遷移表現論理信号を伝達可能であることによる。
路、TL変換組み合わせ回路において図14および図15に
示した真理値表の組み合わせ回路を用いることにより、
上述の変化は実現できる。LT変換回路内のLT変換組
合せ回路では図14、図15の真理値表のレベル表現数値が
入力となり、遷移表現数値が出力となる。また、TL変
換回路内のTL変換組合せ回路では遷移表現数値が入力
となり、レベル表現数値が出力となる。なお、この例に
おいて1組の遷移表現論理信号に7ビットのみを用いて
いるのは、図7で示したようにn-1ビットでnビットと
同等な遷移表現論理信号を伝達可能であることによる。
【0060】図13に示す実施の形態では、図12と同じく
8ビットのレベル表現論理信号を2組の遷移表現論理信
号で伝送しているが、一つの組が1ビットのみが変化す
る遷移表現論理信号7ビット(意味的には8ビットだが
7ビットのみ伝送)であり、もう一つの組が2ビット以
下のビット数が変化する8ビットの遷移表現論理信号で
ある。2ビット以下のビット数が変化するとは、変化
を'c'、無変化を'u'と表した場合、'cuuuuuuu'や'cucuu
uuu'などの遷移表現論理信号が含まれることを意味す
る。
8ビットのレベル表現論理信号を2組の遷移表現論理信
号で伝送しているが、一つの組が1ビットのみが変化す
る遷移表現論理信号7ビット(意味的には8ビットだが
7ビットのみ伝送)であり、もう一つの組が2ビット以
下のビット数が変化する8ビットの遷移表現論理信号で
ある。2ビット以下のビット数が変化するとは、変化
を'c'、無変化を'u'と表した場合、'cuuuuuuu'や'cucuu
uuu'などの遷移表現論理信号が含まれることを意味す
る。
【0061】ここで、1ビットのみ変化する遷移表現で
は8通りの状態を表現可能であり、2ビット以下の変化
では36通りの状態を表現可能である。したがって、全体
としては8x36の288通りの状態を表現可能であり、目的
である2の8乗を網羅可能である。LT変換組合せ回
路、ならびにTL変換組合せ回路は図16、図17で示した
真理値表で実現可能である。この例では伝送に用いられ
る遷移表現論理信号が最大3ビットしか変化せず、レベ
ル表現の8ビットでランダムな数値を伝送した際の平均
変化ビット数である4ビットを下回る。この実施の形態
例からわかるように、変化するビット数を制限した遷移
表現論理信号では信号伝送の際に変化するビット数が一
定であるばかりでなく、ビット変化の発生頻度そのもの
を低減させることも可能である。
は8通りの状態を表現可能であり、2ビット以下の変化
では36通りの状態を表現可能である。したがって、全体
としては8x36の288通りの状態を表現可能であり、目的
である2の8乗を網羅可能である。LT変換組合せ回
路、ならびにTL変換組合せ回路は図16、図17で示した
真理値表で実現可能である。この例では伝送に用いられ
る遷移表現論理信号が最大3ビットしか変化せず、レベ
ル表現の8ビットでランダムな数値を伝送した際の平均
変化ビット数である4ビットを下回る。この実施の形態
例からわかるように、変化するビット数を制限した遷移
表現論理信号では信号伝送の際に変化するビット数が一
定であるばかりでなく、ビット変化の発生頻度そのもの
を低減させることも可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、変化するビット数を制
限した遷移表現論理信号を用いることにより、伝送する
信号の変化ビット数は一定数値以下に抑えられる。この
ことにより、同時に電流が流れる論理ゲートの数を一定
値以下にすることが可能となり、電源の瞬時的電圧降下
等による誤動作を防止することができる。また、上記の
変化ビット数を元来伝送しようとするレベル表現論理信
号(nビット)のn/2以下に設定することにより、平均
的に変化するビット数を削減することが可能となり、C
MOS等の論理ゲートを使用した際の消費電力を削減す
ることができる。
限した遷移表現論理信号を用いることにより、伝送する
信号の変化ビット数は一定数値以下に抑えられる。この
ことにより、同時に電流が流れる論理ゲートの数を一定
値以下にすることが可能となり、電源の瞬時的電圧降下
等による誤動作を防止することができる。また、上記の
変化ビット数を元来伝送しようとするレベル表現論理信
号(nビット)のn/2以下に設定することにより、平均
的に変化するビット数を削減することが可能となり、C
MOS等の論理ゲートを使用した際の消費電力を削減す
ることができる。
【0063】8ビットの2進数を7ビット+8ビットの
遷移表現論理信号で伝送する例では、信号変化するビッ
ト数を3ビット以下で伝送可能である。ランダムな数値
を8ビットの2進数として表現すると、最大8ビットの
変化、平均的には4ビット変化するため、この例では変
化するビット数の最大値、平均値ともに低減することが
実現されている。
遷移表現論理信号で伝送する例では、信号変化するビッ
ト数を3ビット以下で伝送可能である。ランダムな数値
を8ビットの2進数として表現すると、最大8ビットの
変化、平均的には4ビット変化するため、この例では変
化するビット数の最大値、平均値ともに低減することが
実現されている。
【図1】本発明の実施の形態を示す回路構成図。
【図2】本発明による信号伝送例。
【図3】遷移表現論理信号とレベル表現論理信号の対応
例。
例。
【図4】4ビットから8ビットへのLT変換回路例。
【図5】8ビットから4ビットへのTL変換回路例。
【図6】自己同期型TL変換回路の動作を示すタイムチ
ャート。
ャート。
【図7】4ビットから6ビットへのLT変換回路例。
【図8】6ビットから4ビットへのTL変換回路例。
【図9】クロック同期型TL変換回路の動作を示すタイ
ムチャート。
ムチャート。
【図10】時分割伝送するLT変換回路例。
【図11】時分割伝送するTL変換回路例。
【図12】8ビット信号を14ビット遷移表現論理信号
で伝送する回路構成図。
で伝送する回路構成図。
【図13】8ビット信号を15ビット遷移表現論理信号
で伝送する回路構成図。
で伝送する回路構成図。
【図14】8ビット信号を14ビット遷移表現論理信号
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表。
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表。
【図15】8ビット信号を14ビット遷移表現論理信号
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表
(続)。
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表
(続)。
【図16】8ビット信号を15ビット遷移表現論理信号
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表。
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表。
【図17】8ビット信号を15ビット遷移表現論理信号
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表
(続)。
で伝送する回路場合の組み合わせ回路用真理値表
(続)。
Claims (22)
- 【請求項1】nビット(nは1以上の整数)の論理信号
を伝送する回路であって、nビットの論理信号をkビッ
ト(kは1以上の整数)のみが変化するm組(mは1以
上の整数)の論理信号の組に変換する論理回路と、kビ
ットのみが変化するm組の論理信号を伝送する伝送路
と、kビットのみが変化するm組の論理信号を元のnビ
ットによる論理信号に変換する論理回路とを備えたこと
を特徴とする信号伝送回路。 - 【請求項2】1組の論理信号はnビットから構成される
ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。 - 【請求項3】1組の論理信号はn−1ビットから構成さ
れることを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。 - 【請求項4】それぞれの論理信号の組において、変化す
るビット数がk以下であることを特徴とする請求項1記
載の信号伝送回路。 - 【請求項5】それぞれの論理信号の組において、変化す
るビット数であるkは異なることを特徴とする請求項1
記載の信号伝送回路。 - 【請求項6】それぞれの論理信号の組を時分割伝送する
ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。 - 【請求項7】nビット(nは1以上の整数)の論理信号
を伝送する方法であって、nビットの論理信号をkビッ
ト(kは1以上の整数)のみが変化するm組(mは1以
上の整数)の論理信号の組に変換し、kビットのみが変
化するm組の論理信号を伝送し、kビットのみが変化す
るm組の論理信号を元のnビットによる論理信号に変換
することを特徴とする信号伝送方法。 - 【請求項8】1組の論理信号はnビットから構成される
ことを特徴とする請求項7記載の信号伝送方法。 - 【請求項9】1組の論理信号はn−1ビットから構成さ
れることを特徴とする請求項7記載の信号伝送方法。 - 【請求項10】それぞれの論理信号の組において、変化
するビット数がk以下であることを特徴とする請求項7
記載の信号伝送方法。 - 【請求項11】それぞれの論理信号の組において、変化
するビット数であるkは異なることを特徴とする請求項
7記載の信号伝送方法。 - 【請求項12】それぞれの論理信号の組を時分割伝送す
ることを特徴とする請求項7記載の信号伝送方法。 - 【請求項13】第1の回路ブロックと、第2の回路ブロ
ックと、該第1の回路ブロックと第2の回路ブロックを
接続するバスを有する信号処理回路であって、上記第1
及び第2の回路ブロック内で伝送される信号がnビット
の第1の信号であり、上記バス内で伝送される信号がn
より大きなビット数を有する第2の信号であり、上記第
2の信号の単位時間あたりのビット信号変化の最大値
は、上記第1の信号の単位時間あたりのビット信号変化
の最大値よりも小さいことを特徴とする信号処理回路。 - 【請求項14】第1の回路ブロックと、第2の回路ブロ
ックと、該第1の回路ブロックと第2の回路ブロックを
接続するバスを有する信号処理回路であって、上記第1
及び第2の回路ブロック内で伝送される信号がnビット
の第1の信号であり、上記バス内で伝送される信号がn
より大きなビット数を有する第2の信号であり、上記第
2の信号の単位時間あたりのビット信号変化の平均値
は、上記第1の信号の単位時間あたりのビット信号変化
の平均値よりも小さいことを特徴とする信号処理回路。 - 【請求項15】前記第1及び第2の回路ブロック内で第
1の信号を伝達する内部データバスがn本のデータ線か
らなり、前記バスがn本より多くのデータ線からなるこ
とを特徴とする請求項13または14記載の信号処理回
路。 - 【請求項16】前記第1及び第2の回路ブロック内に、
前記第1の信号と第2の信号の変換を行う回路を有する
請求項15記載の信号処理回路。 - 【請求項17】前記第1の信号はn個の信号のレベルが
それぞれのビットを表すnビットのレベル表現論理信号
であり、前記第2の信号はn個より多い個数の信号のレ
ベル変化がそれぞれのビットを表す遷移表現論理信号で
あることを特徴とする請求項13〜16のうちのいずれ
かに記載の信号処理回路。 - 【請求項18】前記第2の信号は前記nの整数倍の個数
の信号からなる請求項17記載の信号処理回路。 - 【請求項19】n進数x桁で表現される第1の信号を処
理する第1及び第2の回路と、該第1及び第2の回路の
間でm進数y桁で表現される第2の信号をやり取りする
バスを有する信号処理回路。 - 【請求項20】前記n<m、x>yであり、前記第2の
信号はm系列のデータをy組用い、m系列の各データの
採る2値のレベルの間の遷移の有無により情報を伝達す
る請求項19記載の信号処理回路。 - 【請求項21】内部で伝送および処理される信号がn個
の信号の組から成る第1の信号であり、上記第1の信号
をnより大きなm個の信号の組から成る第2の信号に変
換する回路を有し、上記第1の信号を伝達する内部デー
タバスがn本のデータ線からなり、上記第2の信号を出
力する出力端子がm個より多く備わり、上記第2の信号
の単位時間あたりのビット信号変化の最大値は、上記第
1の信号の単位時間あたりのビット信号変化の最大値よ
りも小さいことを特徴とする信号処理回路。 - 【請求項22】内部で伝送および処理される信号がn個
の信号の組から成る第1の信号であり、上記第1の信号
をnより大きなm個の信号の組から成る第2の信号から
形成する回路を有し、上記第1の信号を伝達する内部デ
ータバスがn本のデータ線からなり、上記第2の信号を
入力する入力端子がm個より多く備わり、上記第2の信
号の単位時間あたりのビット信号変化の最大値は、上記
第1の信号の単位時間あたりのビット信号変化の最大値
よりも小さいことを特徴とする信号処理回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10066488A JPH11266158A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 信号伝送回路および信号伝送方法 |
US09/267,596 US6259383B1 (en) | 1998-03-17 | 1999-03-15 | Logic circuit and signal transmission method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10066488A JPH11266158A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 信号伝送回路および信号伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11266158A true JPH11266158A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13317243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10066488A Pending JPH11266158A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 信号伝送回路および信号伝送方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6259383B1 (ja) |
JP (1) | JPH11266158A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6708277B1 (en) * | 2000-05-12 | 2004-03-16 | Motorola, Inc. | Method and system for parallel bus stepping using dynamic signal grouping |
JP2002366419A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-20 | Mitsubishi Electric Corp | データ処理装置およびデータ処理方法 |
KR20060124739A (ko) * | 2004-03-02 | 2006-12-05 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 세장형 디스플레이 파이버들 및 이로 제조된 디스플레이들 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8603164A (nl) * | 1986-12-12 | 1988-07-01 | Optical Storage Int | Werkwijze voor het overdragen van n-bit informatiewoorden, informatieoverdrachtsysteem voor het uitvoeren van de werkwijze, alsmede een kodeerinrichting en dekodeerinrichting voor toepassing in het informatieoverdrachtsysteem. |
US5168509A (en) * | 1989-04-12 | 1992-12-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Quadrature amplitude modulation communication system with transparent error correction |
US5598442A (en) * | 1994-06-17 | 1997-01-28 | International Business Machines Corporation | Self-timed parallel inter-system data communication channel |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP10066488A patent/JPH11266158A/ja active Pending
-
1999
- 1999-03-15 US US09/267,596 patent/US6259383B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6259383B1 (en) | 2001-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4498177A (en) | M Out of N code checker circuit | |
JP4034172B2 (ja) | エンコーダ、デコーダおよびデータ転送装置 | |
US5045854A (en) | Integrated high speed synchronous counter with asynchronous read-out | |
Natesan et al. | Shift invert coding (SINV) for low power VLSI | |
US6769044B2 (en) | Input/output interface and semiconductor integrated circuit having input/output interface | |
KR960042416A (ko) | 최대값 선택회로 | |
US5299145A (en) | Adder for reducing carry processing | |
US6269138B1 (en) | Low power counters | |
Premkumar et al. | Improved memoryless RNS forward converter based on the periodicity of residues | |
US5281946A (en) | High-speed magnitude comparator circuit | |
JPH11266158A (ja) | 信号伝送回路および信号伝送方法 | |
WO2007010503A2 (en) | 4-level logic decoder | |
JP3712508B2 (ja) | Nビット比較器 | |
KR100873159B1 (ko) | 전송선과 스위칭수를 줄이는 하이브리드 터너리 인코딩전송 방법 및 이 방법을 이용하는 래퍼 회로 | |
WO2001091306A1 (fr) | Codeur pour transmission d'une image numerique | |
JPH0247135B2 (ja) | ||
US5608741A (en) | Fast parity generator using complement pass-transistor logic | |
JP2005286662A (ja) | データ送信装置、データ送受信システム、データ伝送方法 | |
US5216424A (en) | Binary data converter | |
US6816098B2 (en) | High-speed oversampling modulator device | |
US6049571A (en) | Encoding circuit with a function of zero continuous-suppression in a data transmission system | |
KR100201030B1 (ko) | 이진-선택 인코더 네트워크 | |
Yoon et al. | A novel low-power bus design for bus-invert coding | |
RU2236696C1 (ru) | Устройство сравнения на кмдп транзисторах | |
JP2504153B2 (ja) | 符号付きディジット数正負判定回路 |