JPH11266005A - 陽圧印加を利用した基板接合法及び素子構造 - Google Patents

陽圧印加を利用した基板接合法及び素子構造

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JPH11266005A
JPH11266005A JP8504798A JP8504798A JPH11266005A JP H11266005 A JPH11266005 A JP H11266005A JP 8504798 A JP8504798 A JP 8504798A JP 8504798 A JP8504798 A JP 8504798A JP H11266005 A JPH11266005 A JP H11266005A
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bonding
positive pressure
substrates
tightly
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Masatake Akaike
正剛 赤池
Toshihiko Onouchi
敏彦 尾内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的な結合強度を確保する接合部と機能的結
合を達成する機能的結合部を分けて接合を行ない機能的
結合を保持する為の陽圧印加を利用した接合法及びこう
した接合を利用した素子構造である。 【解決手段】密着結合領域5、7と接合部材12、14
を有する接合領域とを夫々有する第1と第2の基板1、
2を形成する。接合部材12、14を介して第1と第2
の基板1、2を機械的に接合すると共に密着結合領域
5、7同士を一定程度接近させつつ、密着結合領域5、
7の周りに第1密閉空間16を形成する。第1密閉空間
16の圧力よりも高い圧力を第1と第2の基板1、2の
少なくとも一方に印加する陽圧印加部17を形成して密
着結合領域5、7同士の機能的結合を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同種あるいは異種
材料基板間の微小領域での機能的結合(結合面で接触抵
抗を実質的に伴わない電気的結合、結合面で光を実質的
に損失無く伝搬する光学的結合など)を陽圧印加を利用
して行なう接合法等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光放射のために異種半導体同士を
直接接合させる方法として、「応用物理」第63巻、第
1号(和田浩、上條健、P.53、1994年)に記載
されているように、InP/GaAs及びInP/Si
の組み合わせの接合が、被接合面を清浄化した後、基板
に重りを載せて水素雰囲気中700℃で30分間熱処理
することによって得られている。
【0003】また、Appl.Phys.Lett.(Lincaln Lab.Z.L.
Lian,56(8),19,Feb.1990,p.737)に記載されているよう
に、InP/GaAsの組み合わせの接合が、被接合表
面を清浄化し、その後円筒状のグラファイト/クォーツ
反応器の中で水素雰囲気中750℃で熱処理をすること
によって得られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では接合が約700℃の高温でかつ基板同士での接
合の為、以下の様な欠点があった。 1、熱膨張係数の異なる異種半導体同士の接合の場合、
上記の如き高温で接合後、室温までの冷却中に、あるい
は冷却後に、接合基板が反り返える現象が生ずる。すな
わち、接合基板に残留応力が生じて種々問題が起こる。 2、機能的結合である電気的な結合と、機械的な接合強
度(2つの材料が引き剥されない為の接合強度)を兼ね
あわせた接合である為、機能的結合部を小さくしようと
して接合面積を小さくすることは機械的な接合強度を小
さくすることになる。こうした場合、接合強度の低下
は、プロセス中における接合個所での剥離の要因にな
る。従って、電気的などの機能的な結合の為にはそれほ
ど面積を必要としなくても、機械的な接合強度を確保し
なければならないので接合面積を小さくすることは困難
である。接合面積を小さくすることは、面発光型の半導
体レーザなどで、しきい値を小さくするなどの為に要求
されるものである。
【0005】よって、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、機械的な結合強度を確保する接合部と機能的結合を
達成する機能的結合部を分けて接合を行ない機能的結合
部の機能的結合を保持する為の陽圧印加を利用した接合
法、及びこうした接合を利用した構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決する為の手段及び作用】上記目的を達成す
る為の本発明の陽圧印加を利用した接合法においては、
機能的結合を生ずる密着結合領域と、接合力を与える為
の接合部材を有し密着結合領域の周りの接合領域とを夫
々有する同種あるいは異種材料の第1と第2の基板を形
成し、第1と第2の基板上の密着結合領域同士及び接合
領域同士を夫々相対向させて接合部材を介して第1と第
2の基板を機械的に接合すると共に密着結合領域同士を
一定程度接近させつつ密着結合領域の周りに第1密閉空
間を形成し、第1密閉空間の圧力よりも高い圧力である
陽圧を第1と第2の基板の少なくとも一方(勿論、両方
に印加してもよい)に印加する陽圧印加部を形成して密
着結合領域同士の機能的結合を完了することを特徴とす
る。また、上記目的を達成する為の本発明の陽圧印加を
利用した素子構造においては、同種あるいは異種材料の
第1と第2の基板間の機能的結合を得る為に、機能的結
合を生ずる密着結合領域と、接合力を与える為の接合部
材を有する接合領域とを有する構造が第1と第2の基板
に形成され、第1と第2の基板が接合部材を介して機械
的に接合されると共に密着結合領域同士で機能的結合が
成されて密着結合領域の周りに第1密閉空間が形成さ
れ、密着結合領域同士の機能的結合を保持する為に第1
密閉空間の圧力よりも高い圧力である陽圧を第1と第2
の基板の少なくとも一方に印加する陽圧印加部が形成さ
れていることを特徴とする。
【0007】接合部材で接合する為、比較的低い温度
で、機能的結合領域同士での機能的結合、及び接合領域
同士での十分な機械的強度を得られ、接合領域同士で機
械的な接合力を確保できるので、機能的結合領域の結合
面積を限りなく微小にでき、機能的結合を単に強く押し
当てて行なうので、機能的結合をする為の材料の種類の
如何に制約されないで同種あるいは異種材料間の機能的
結合を得ることが可能である。更に、陽圧印加部を形成
して密着結合領域同士の機能的結合を完了するので、機
能的結合を安定的且つ確実に達成できると共に良好な状
態を長く保持できる。
【0008】上記において、より具体的には以下の様に
できる。第1密閉空間を形成する工程では、密着結合領
域に電圧を印加し、I−V特性を観察しながら密着結合
領域同士を一定程度接近させれば、密着結合領域同士を
過度に接近させてダメージを与えるようなことがなくな
る。
【0009】陽圧印加部を形成する工程では、第1と第
2の基板の少なくとも一方の密着結合領域のある面の反
対面と第3の基板とに接合力を与える為の接合部材を有
する接合領域を夫々形成し、これらの接合領域同士を相
対向させ、第1密閉空間の圧力よりも高い圧力である陽
圧下でこれらの接合領域同士で機械的接合を行ない、前
記第1と第2の基板の少なくとも一方と第3の基板とこ
れらの接合領域で囲むことによって前記陽圧を封じ込め
た第2密閉空間を形成すれば、好適な陽圧印加部を確実
に形成できる。
【0010】陽圧印加部を形成する工程では、更に、密
着結合領域に電圧を印加し、前記陽圧の圧力を次第に上
昇させつつI−V特性を観察しながら密着結合領域同士
の機能的結合を行なえば、好適な密着結合領域同士の機
能的結合を安定的且つ確実に達成できる。
【0011】機能的結合が得られた状態で更に前記密着
結合領域に通電且つ/或は前記密着結合領域を加熱して
熱処理すれば、密着結合領域同士の機能的結合の質を更
に向上できる。この場合、この加熱の温度は350℃以
下であるのが好適である。
【0012】また、前記基板は典型的には半導体基板で
ある。この場合、半導体基板はSi、InP、GaA
s、GaN、及びこれらの半導体基板上に成膜した化合
物半導体の何れかである。
【0013】また、前記機能的結合は、典型的には、結
合面で接触抵抗を実質的に伴わない電気的結合、結合面
で光を実質的に損失無く伝搬する光学的結合などであ
る。これにより、同種或は異種半導体基板同士の接合に
おいて、微小面積での電気的結合を得られたり、光放出
素子を形成した基板と光を励起光とするレーザ光にする
為のミラーを形成した基板との光学的結合を行なう場合
においても、光学的結合を生ずる密着領域と、接合力を
与えるための接合部材から成る接合領域を形成して、光
学的結合を達成できる。
【0014】以上の工程は常温(25℃程度)あるいは
低温度(350℃以下)で行なうのが好適である。
【0015】更に、具体的には、前記第1と第2の基板
の少なくとも一方の接合領域に電気的絶縁膜を形成すれ
ば、接合領域で絶縁が確実に行なわれて素子構造の機能
が向上できる。この絶縁膜は典型的にはSi酸化膜、S
i窒化膜、またはAl酸化膜である。
【0016】前記接合部材は、例えば、電気的絶縁膜上
に凹凸状に形成された接着子で構成される。この場合、
前記第1と第2の基板の相対向する接合部材はいずれも
凹凸状の接着子から成り、一方の凹状の接着子を相対向
する他方の凸状の接着子に挿入することにより、第1と
第2の基板間の機械的接合を実現すれば、基板間の機械
的接合と第1密閉空間を確実に確立できる。
【0017】更に、典型的には、前記第1と第2の基板
の少なくとも一方の密着結合領域を微小な凸状にする。
【0018】また、典型的には、前記接合部材は塑性変
形能を有する材料からなるものである。この場合、塑性
変形能を有する材料は、例えば、金属材料から成るもの
である。この塑性変形能を有する金属材料は、典型的に
は、Al、Au、In、Sn、Cu、Zn、またはPb
である。
【0019】また、前記第1密閉空間中を真空(減圧空
間を含む)にしたり、第1密閉空間中に雰囲気ガスを充
満すれば、機能的結合を長く良好に保つのに効果的であ
る。この雰囲気ガスは、好適には、水素ガス、アルゴン
ガス、窒素ガスあるいはこれらのガスの混合ガスなどの
還元ガス、あるいは不活性ガスである。
【0020】また、同一基板上に複数の機能的結合領域
と複数の接合領域を有する様にすれば、同一基板状に多
くの素子構造(典型的には、アレー化している)を1度
に形成できる。この場合、必要に応じて、複数の素子の
完成後に素子を切り離せばよい。
【0021】具体例を取って本発明の特徴を更に説明す
ると以下の様になる。塑性変形能を有する材料同士の接
合のみにより基板同士に接合力を持たせ、かつ同時に、
基板同士の微小な凸部での電気的結合(機能的結合)を
生じさせる領域の周囲を塑性変形能を有する材料同士の
接合によって密閉し、その後、密閉した空間の内気圧よ
りも、より大きな外気圧を基板に印加する。この外気圧
の印加によって、たとえ今まで未接触状態であった様な
微小な凸部でも、電気的結合(機能的結合)が生ずる。
更に外気圧を次第に高めながら、基板同士間のI−V特
性線図を観察しながら、最も良好な電気的結合(機能的
結合)が生じた時点で外気圧の昇圧を止め、接合過程を
終了する。
【0022】ここで、一方の基板上に基板同士の電気的
結合(機能的結合)を生ずる密着結合領域及び接合力を
与える接着子から成る接合領域をそれぞれ設け、他方の
基板上にも同様に電気的結合(機能的結合)を生ずる密
着結合領域及び接合力を与える接合領域をそれぞれ設け
る。そして、密着結合領域及び接合領域同士がそれぞれ
相対向する様に両基板を位置決めし、その後、両側から
両基板に荷重を印加する。この荷重印加により、例え
ば、接合領域の一方の基板の凸部は他方の基板の凹部に
挿入され、同時に塑性変形を生じながら基板同士は接合
する。この荷重印加過程により、密着結合領域同士は互
いに接近した状態になる。すなわち、密着結合領域は周
囲を接合領域同士の接合によって密閉された空間の中で
互いに極めて接近した状態にある。
【0023】更に、次の段階において、密閉空間の圧力
よりも高い圧力、すなわち陽圧を両基板に印加する。こ
の陽圧印加により、密着結合領域同士は微小面積の凸部
で互いに電気的結合(機能的結合)を生ずる。そして、
更に、陽圧印加中、密着結合領域の電気的結合(機能的
結合)部に電圧を印加し、I−V特性を観察しながら最
も良好な電気的結合(機能的結合)が生ずるまで陽圧印
加を調整する。この様な手順で最も良好な電気的結合
(機能的結合)が得られた時点で、すなわち陽圧印加下
で、更にもう1つの基板を、既に接合済みの両基板のい
ずれか一方の基板に上記と同様な手法で接合する。この
方法により、電気的結合(機能的結合)部は常にこの陽
圧により圧力を印加されているため、引き剥される懸念
がなくなる。更に、陽圧印加中、密着結合領域の電気的
結合(機能的結合)部に電圧を印加し、I−V特性を観
察しながら且つ/或は電気炉中で熱処理しながら最も良
好な電気的結合(機能的結合)が生ずるまで、陽圧印
加、熱処理且つ/或は電気的結合(機能的結合)部への
通電を行なう。電気的結合(機能的結合)部への通電に
よるジュール熱の印加及び加熱炉中での熱処理による熱
エネルギーの印加によって、原子拡散が促進され、電気
的結合(機能的結合)は更に強固かつ良好となる。好ま
しくは、上記密閉空間は減圧雰囲気、不活性ガス雰囲気
あるいは還元ガス雰囲気である。
【0024】
【発明の実施の形態】第1実施例 図1、図2及び図3は本発明の第1実施例の特徴を最も
良く表わす断面図である。接合前の状態を示す図1のA
矢視方向から見た図は図7に示してあり、B矢視方向か
ら見た図は図8に示してある。また、接合後の状態を示
す図3のC矢視方向から見た図は図9に示してある。
【0025】図1、図2及び図3において、1、2及び
3は接合するための基板、4は基板1における凸部から
成る電気的結合部、5は電気的結合部4に形成した凸状
の電気的結合面、7は基板2における平面状の電気的結
合面、8は電気的絶縁をするための基板1に形成した絶
縁膜、9は同じく電気的絶縁をするための基板1の上記
電気的結合面5に対して反対側の面に形成した絶縁膜、
10は同じく電気的絶縁をするために基板2に形成した
絶縁膜、11は同じく電気的絶縁をするために基板3に
形成した絶縁膜、12は絶縁膜8上に形成した金属から
成る同心円でかつ鋸歯状の接着子から成る接合部、13
は絶縁膜9上に形成した接合部12と同様な接合部、1
4は絶縁膜10上に形成した接合部12と同様な接合
部、15は絶縁膜11上に形成した接合部12と同様な
接合部、16は接合部12と接合部14の噛み合いによ
る基板1及び基板2の接合によってできた密閉空間、1
7は接合部13と接合部15の噛み合いによる基板1及
び基板3の接合によってできた密閉空間、18は密閉空
間17に封じ込めた陽圧力(密閉空間16に対して内圧
が高い)状態のガス雰囲気、19は基板1、基板2及び
基板3に印加する押圧力である。
【0026】次に、上記構成の作成法を説明する。上記
構成において、一方の接合用基板1に半導体基板を用
い、レジストマスクを利用したフォトリソプロセスを用
いて、まず電気的結合部4の周囲を凹状にエッチィング
する。結果として、凸状の電気的結合部4を形成し、続
いて、上記と同様な手法で電気的結合部4上に微小突起
となった電気的接合面5を形成する。次に、フォトリソ
プロセスを用いて、基板1及び基板2上にそれぞれ絶縁
層8、10を成膜し、更に絶縁層8、10上に塑性変形
能を有する金属から成る凹凸状の接合部12、14(こ
れらは凹凸が相補的に噛み合える様にずれている)を形
成する。その後、基板1及び基板2上のそれぞれ電気的
結合面同士5、7及び接合部同士12、14を図1に見
る様に互いに相対向させ、図2に見る様な矢印の方向に
基板1及び基板2に対して互いに押圧力19を印加す
る。この際、押圧力19の印加によって、図2に見る様
に接合部12の凹状の接着子及び凸状の接着子が、それ
ぞれ接合部14の凸状の接着子及び凹状の接着子に挿入
される様に、予め基板1と基板2のアライメントをす
る。こうして、押圧力19の印加によって、密閉空間1
6が基板1と基板2間に形成される。
【0027】この時、すなわち押圧力19の印加工程を
不活性ガス雰囲気中で、あるいは還元ガス雰囲気中で行
なう場合、密閉空間16は不活性ガス雰囲気に、あるい
は還元ガス雰囲気にすることができる。押圧力19を印
加中、相対向する電気的結合面5及び7が互いの接触に
よって破損しない様に、かつ、互いに極めて接近する様
に、基板1及び基板2の間のI(電流)−V(電圧)線
図を観察する。この接近過程において、両基板1、2間
に所定の電圧をかけた状態で適当な電流を観察した所で
一旦押圧力19を止めることで、基板1及び基板2は適
当なところで互いに機械的に接合する。この段階で、も
し必要であるならば(後記の陽圧力が基板1を介してよ
り効果的に働く様にする必要があるとき)、図2の矢印
の方向に示したダブルハッチング部の基板1を研磨によ
って取り除いてもよい。
【0028】次に、図3に見る様に基板1上に新たに絶
縁層9を成膜し、更に絶縁層9上に塑性変形能を有する
金属から成る凹凸状の接合部13を形成する。絶縁層9
及び接合部13は、上記と同様に、いずれもフォトリソ
プロセスを用いて形成したものである。そして、基板3
においても、図3に見る様に上記と同様なフォトリソプ
ロセスを用いて、絶縁層11及び接合部15を形成す
る。
【0029】その後、基板1及び基板3を相対向させ、
密閉空間16の圧力よりも高い圧力(密閉空間16の圧
力が大気圧以下の場合は、これよりも高い圧力が大気圧
以下であることもある)、すなわち陽圧中で、図3の矢
印で示すように押圧力19を印加する。押圧力19の印
加前に、圧力を加減することが可能な容器(図示なし)
の中で上記陽圧力を次第に高めていった時、基板1及び
基板2のそれぞれ相対向した電気的結合面5及び7同士
は更に互いに接触する。そして、更に該陽圧力を高めて
いった時、電気的結合面5及び7同士は互いに更に密着
し、局所的に電気的結合を更に生ずる。この様子、すな
わち、押圧力19の印加過程中の電気的結合面5及び7
同士の上記電気的結合の様子を、予め配置した装置(図
示なし)により基板1及び2の間のI−V特性を観察し
ながら陽圧力の圧力を加減することで、調整する。そし
て、最も適当なI−V特性を得た時点の該陽圧力下で、
図3に見る様に押圧力19を基板3及び基板2に印加す
る。
【0030】押圧力19の印加によって、図3に見る様
に接合部13の凹状の接着子及び凸状の接着子はそれぞ
れ接合部15の凸状の接着子及び凹状の接着子に挿入さ
れ、基板2及び基板3は互いに機械的に接合する。この
接合により陽圧力18を封じ込めた密閉空間17を形成
する。この工程により、電気的結合面5及び7は上記好
適な電気的結合を得た状態を保持することが可能とな
る。
【0031】ところで、電気的結合面の表面は、巨視的
に見た場合、平面であるが、しかし微視的に見た場合、
多数の凹凸から成っている。この為、上記押圧力19の
みでは、電気的結合面5及び7の凸部以外の領域におい
て電気的結合を生じることは困難である場合もある。そ
こで、電気的結合面5及び7に通電して局所的なジュー
ル熱を生じさせ、ジュール熱によって電気的結合面5及
び7において表面拡散(電気的結合部位間の空所に表面
の原子が拡散する現象)及び界面拡散(電気的結合部位
間で界面の原子が拡散しあう現象)を促す。この通電に
より電気的結合面5及び7の接合面積は更に拡大し、よ
り安定したI−V特性を得ることができる。
【0032】本実施例において、絶縁膜としてSi酸化
膜を用いたが、他にAl酸化膜、Si窒化膜を用いるこ
とも可能である。更に、本実施例においては、基板1に
InPのnタイプを、基板2にInPのpタイプを、基
板3にSi基板をそれぞれ用い、基板1及び基板2でI
nP同士のp−n接合を行なった(この種の固体間接合
でレーザ構造を確立できるが、MBE法などでp−n接
合を行なおうとすると(しきい値を下げるための)小さ
な面でのp−n接合を実現できないこともあるので、本
発明の方法で行なうとよい)。しかし、基板1及び基板
2については、InP以外の材料、例えばSi、GaA
s、GaN同士、あるいはこれらの材料の異種材料同士
の組み合わせによる接合(電気的結合)を行なうことも
可能である。
【0033】また、本実施例においては、上記接合部を
真空蒸着法を用いて成膜したが、他の手法、例えばメッ
キ手法によっても形成できる。更に、本実施例におい
て、接合部材としてAl、Snなどを用いたが、この他
にも塑性変形能を有する材料であればよく、例えば、A
u、Ga、Cu、Ti、Zn、Pbなどであっても同様
に使用可能である。また、荷重印加による接合工程を3
50℃程度以下の低温で熱処理中に行なってもよいし、
25℃程度の常温で行なっても良好な結果が得られる。
【0034】第2実施例 図4、図5、図6は本発明の第2実施例の特徴を最も良
く表わす断面図である。接合前の状態を示す図4のA矢
視方向から見た図は図7に示してあり、B矢視方向から
見た図は図8に示してある。また、接合後の状態を示す
図6のC矢視方向から見た図は図9に示してある。
【0035】本実施例でも基板同士の接合を行なうので
あるが、それは、以下の点を除いて第1実施例と同じで
ある。図4、図5、図6において、第1実施例と同様な
部分には図1乃至図3と同一符号を付してある。異なる
点は以下の通りである。同図において、4は基板1上に
成膜したエピタキシャル層でありかつ凸部から成る電気
的結合部、6は基板2上に成膜したエピタキシャル層、
10は電気的絶縁をするためのエピタキシャル層6上に
成膜した絶縁膜である。
【0036】次に上記構成の形成法を説明する。一方の
接合用基板1に化合物半導体GaAs基板を用い、半導
体基板1上にエピタキシャル法によって導電性多層膜半
導体ミラー(AlAs/GaAs)(図示なし)を成膜
する。その後、レジストマスクを利用したフォトリソプ
ロセスを用いて、まず電気的結合部4の周囲を硫酸加水
を用いて凹状にエッチングし、結果として凸状の電気的
結合部4を形成し、続いて、上記と同様なフォトリソプ
ロセスを用いて、電気的結合部4上に電気的接合面5を
形成する。
【0037】また、他方の接合用基板2に化合物半導体
GaAs基板を用い、半導体基板2上にエピタキシャル
層6(詳細図なし)を成膜する。その後、基板1及び基
板2上のそれぞれの電気的結合面同士5、7及び接合部
同士12、14を図4に見る様に互いに相対向させ、図
5に見る様に矢印の方向に基板1及び基板2に対して互
いに押圧力19を印加する。押圧力19の印加によっ
て、図5に見る様に接合部12の凹状の接着子及び凸状
の接着子がそれぞれ接合部14の凸状の接着子及び凹状
の接着子に挿入される様に、予め基板1及び基板2をア
ライメントをする。押圧力19の印加によって、密閉空
間16が形成される。
【0038】この場合も、押圧力19の印加を不活性ガ
ス雰囲気で、あるいは還元ガス雰囲気中で行なった場
合、密閉空間16は不活性ガス雰囲気に、あるいは還元
ガス雰囲気にすることができる。更に押圧力19を印加
中、相対向する電気的結合面5及び7が互いに接触によ
って破損しない様に、かつ互いに極めて接近する様に、
両基板1、2間のI−V線図(図なし)を観察する。上
記の過程において、基板1及び基板2は互いに機械的に
接合する。
【0039】次に、図6に見る様に基板1上に新たに絶
縁層9を成膜し、更に絶縁層9上に塑性変形能を有する
金属材料から成る凹凸状の接合部13を形成する。基板
3においても図6の見る様に、フォトリソプロセスを用
いて、絶縁層11及び接合部15を形成する。その後、
基板1及び基板3を相対向させ、密閉空間16の圧力よ
りも高い圧力、すなわち陽圧中で押圧力19を印加す
る。この場合も、押圧力19の印加前に、圧力を加減す
ることが可能な容器(図示なし)の中で、陽圧力を次第
に高めていく。この工程で、基板1及び基板2の相対向
した電気的結合面5及び7同士が更に互いに接触する。
そして、更に陽圧力を高めていった時、電気的結合面同
士は互いに更に密着し、局所的に更なる電気的結合を生
ずる。この様子は第1実施例で説明した通りである。こ
うして、押圧力19の印加によって基板1及び基板3は
互いに機械的に接合する。
【0040】この接合により陽圧力18を封じ込めた密
閉空間17が形成される。この工程により、電気的結合
面5及び7は好適な電気的結合を得た状態を保持する。
【0041】ところで、第2実施例においても、電気的
結合面の表面は巨視的に見た場合は平面であるが、微視
的に見た場合、数多くの凹凸から成っている。このた
め、上記押圧力19のみでは、電気的結合面のミクロな
凸部以外の領域において電気的結合を生ずることは困難
である。そこで、上記工程までにおいて、局所的に電気
的結合していることから、次の工程で電気的結合面5及
び7の間のI−V特性を更に観察しながら、電気炉中で
熱処理によって該電気的結合面5及び7の未接合部の表
面拡散及び界面拡散を促進する。こうして電気的結合面
5及び7の間での電気的結合面積を更に拡大させること
により、更に安定したI−V特性を得ることができる。
尚、熱処理工程と同時に、第1実施例と同様に電気的結
合面5及び7の間に通電し、局所的なジュール熱を生じ
させる方法をとることも可能である。
【0042】本実施例においては、GaAs基板2上に
成膜した活性層を含むエピキシャル層6にレーザ構造
(詳細図成し)を作成し、一方の電極として作用をする
導電性半導体多層膜ミラーから成るエピタキシャル層4
の先端を微小領域での電気的結合面5としたものであ
り、上記レーザ構造を有するエピタキシャル層6と上記
ミラー電極から成る電気的結合面5との間の電気的結合
を行なったものである。本手法において、レーザ(活性
層;InGaAsP)構造に電極を配し、これら電極間
に電圧を印加したところ、発光を観察した。
【0043】本実施例の場合、熱処理は350℃×2時
間であった。そして、基板3はGaAs基板を用いた
が、基板間の熱膨張差による変形が殆どない場合(常温
の場合)、Si基板であっても差し支えない。
【0044】更に本実施例において、気密部16及び1
7はアルゴンガス雰囲気を封止したものであるが、他の
ガス雰囲気、例えば水素雰囲気あるいは窒素雰囲気であ
ってもよい。また、本実施例において、絶縁膜としてS
i酸化膜を、接合部の接着子として真空蒸着法によって
形成したAl膜をもちいたものであるが、他の方法、例
えばメッキ法によって接着子を作成してもよい。尚、エ
ピタキシャル層4にレーザ構造を形成し、エピタキシャ
ル層6に多層ミラーを形成してもよい。また、どちらか
一方にすべてのエピタキシャル層を含み、他の一方が基
板のみでも、もちろん可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、機
能的結合を生ずる密着結合領域と、接合力を与える為の
接合部材を有する密着結合領域の周りの接合領域とを夫
々有する同種あるいは異種材料の第1と第2の基板を形
成し、第1と第2の基板上の密着結合領域同士及び接合
領域同士を夫々相対向させて接合部材を介して第1と第
2の基板を機械的に接合すると共に密着結合領域同士を
一定程度接近させつつ密着結合領域の周りに第1密閉空
間を形成し、第1密閉空間の圧力よりも高い圧力である
陽圧を第1と第2の基板の少なくとも一方に印加する陽
圧印加部を形成して密着結合領域同士の機能的結合を完
了するため(より具体的には、基板上に形成した電気的
結合(機能的結合)面及び接合部を清浄化後、電気的結
合(機能的結合)面同士及び接合部同士を互いに相対向
させた状態で押圧力を印加し、結合面同士を外界から密
閉するために先ず接合部同士を接合し、その後、該密閉
空間に比較して高い圧力、すなわち陽圧を印加すること
により、該陽圧印加によって上記電気的結合(機能的結
合)面は互いに接近し、更に高い陽圧を印加して行った
場合、互いに電気的結合(機能的結合)を生じ、この
際、電気的結合(機能的結合)部に通電中且つ/或は加
熱による熱処理中、電気的結合(機能的結合)部のI−
V特性を観察しつつ、最も良好な該特性を生じた時点で
陽圧印加及び通電且つ/或は加熱による熱処理を停止す
ることによって、基板間の機械的強度を得るための接合
を可能にし、かつ微小領域での電気的結合(機能的結
合)を可能にする手法であるため)、 1、常温、あるいは低温(350℃以下)下で、微小領
域での電気的結合(機能的結合)が可能であり、かつ接
合部同士での接合強度(引き剥されないための強度)を
十分得る事が可能である。 2、電気的結合(機能的結合)面同士の周囲を機械的な
接合により密閉空間に閉じ込め、その後、陽圧を上昇さ
せながら次第に該電気的結合(機能的結合)面同士を互
いに原子間距離まで近付ける為、電気的結合(機能的結
合)面での過度な応力集中を避ける事が可能である。更
に、複数個の電気的結合(機能的結合)面同士を陽圧印
加によって同時に原子間距離まで近付ける事も可能であ
る。 3、上記2において、電気的結合(機能的結合)面同士
を原子間距離まで近付けた後、電気的結合(機能的結
合)面間に通電し、ジュール熱を発生させ、該熱によ
り、原子の表面拡散及び界面拡散を促す場合、更に電気
的結合(機能的結合)を強固にするため、電気炉の様な
加熱源を必要としないで、微小領域での電気的接合をす
ることができる。 4、また、電気的結合(機能的結合)面を含む密閉空間
内を減圧雰囲気、不活性ガス雰囲気、あるいは還元ガス
雰囲気にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る機械的密着接合前
のp−n素子構造の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る電気的密着結合前
のp−n素子構造の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る陽圧印加による電
気的密着結合後のp−n素子構造の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る機械的密着接合前
の発光素子構造の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る電気的密着結合前
の発光素子構造の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る陽圧印加による電
気的密着結合後の発光素子構造の断面図である。
【図7】図1及び図4のA矢視図である。
【図8】図1及び図4のB矢視図である。
【図9】図3及び図6のC矢視図である。
【符号の説明】
1、2、3 基板 4 電気的結合(機能的結合)部 5、7 電気的結合(機能的結合)面 6 エピタキシャル層 8、9、10、11 絶縁層 12、13、14、15 接合部 16 密閉空間 17 陽圧密閉空間 18 陽圧力 19 押圧力

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機能的結合を生ずる密着結合領域と、接合
    力を与える為の接合部材を有し密着結合領域の周りの接
    合領域とを夫々有する同種あるいは異種材料の第1と第
    2の基板を形成し、第1と第2の基板上の密着結合領域
    同士及び接合領域同士を夫々相対向させて接合部材を介
    して第1と第2の基板を機械的に接合すると共に密着結
    合領域同士を一定程度接近させつつ密着結合領域の周り
    に第1密閉空間を形成し、第1密閉空間の圧力よりも高
    い圧力である陽圧を第1と第2の基板の少なくとも一方
    に印加する陽圧印加部を形成して密着結合領域同士の機
    能的結合を完了することを特徴とする陽圧印加を利用し
    た基板接合法。
  2. 【請求項2】前記密着結合領域に電圧を印加し、I−V
    特性を観察しながら密着結合領域同士を一定程度接近さ
    せることを特徴とする請求項1記載の陽圧印加を利用し
    た基板接合法。
  3. 【請求項3】前記陽圧印加部を形成する工程では、第1
    と第2の基板の少なくとも一方の密着結合領域のある面
    の反対面と第3の基板とに接合力を与える為の接合部材
    を有する接合領域を夫々形成し、これらの接合領域同士
    を相対向させ、第1密閉空間の圧力よりも高い圧力であ
    る陽圧下でこれらの接合領域同士で機械的接合を行な
    い、前記第1と第2の基板の少なくとも一方と第3の基
    板とこれらの接合領域で囲むことによって前記陽圧を封
    じ込めた第2密閉空間を形成することを特徴とする請求
    項1または2記載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  4. 【請求項4】前記密着結合領域に電圧を印加し、前記陽
    圧の圧力を次第に上昇させつつI−V特性を観察しなが
    ら密着結合領域同士の機能的結合を行なうことを特徴と
    する請求項3記載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  5. 【請求項5】機能的結合が得られた状態で更に前記密着
    結合領域に通電且つ/或は前記密着結合領域を加熱して
    熱処理することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに
    記載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  6. 【請求項6】前記加熱の温度は350℃以下であること
    を特徴とする請求項5記載の陽圧印加を利用した基板接
    合法。
  7. 【請求項7】前記基板は半導体基板であることを特徴と
    する請求項1乃至6の何れかに記載の陽圧印加を利用し
    た基板接合法。
  8. 【請求項8】半導体基板はSi、InP、GaAs、G
    aN、及びこれらの半導体基板上に成膜した化合物半導
    体の何れかであることを特徴とする請求項7記載の陽圧
    印加を利用した基板接合法。
  9. 【請求項9】前記機能的結合は電気的結合或は光学的結
    合であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記
    載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  10. 【請求項10】常温あるいは低温度(350℃以下)で
    行なうことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載
    の陽圧印加を利用した基板接合法。
  11. 【請求項11】前記第1と第2の基板の少なくとも一方
    の接合領域に電気的絶縁膜を形成することを特徴とする
    請求項1乃至10の何れかに記載の陽圧印加を利用した
    基板接合法。
  12. 【請求項12】前記絶縁膜はSi酸化膜、Si窒化膜、
    またはAl酸化膜であることを特徴とする請求項11記
    載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  13. 【請求項13】前記接合部材は電気的絶縁膜上に凹凸状
    に形成された接着子であることを特徴とする請求項11
    または12記載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  14. 【請求項14】前記第1と第2の基板の相対向する接合
    部材はいずれも凹凸状の接着子から成り、一方の凹状の
    接着子を相対向する他方の凸状の接着子に挿入すること
    により、第1と第2の基板間の機械的接合を実現してい
    ることを特徴とする請求項13記載の陽圧印加を利用し
    た基板接合法。
  15. 【請求項15】前記第1と第2の基板の少なくとも一方
    の密着結合領域を微小な凸状にすることを特徴とする請
    求項1乃至14の何れかに記載の陽圧印加を利用した基
    板接合法。
  16. 【請求項16】前記接合部材は塑性変形能を有する材料
    からなるものであることを特徴とする請求項1乃至15
    の何れかに記載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  17. 【請求項17】前記塑性変形能を有する材料は金属材料
    から成るものであることを特徴とする請求項16記載の
    陽圧印加を利用した基板接合法。
  18. 【請求項18】前記塑性変形能を有する金属材料はA
    l、Au、Ga、In、Sn、Cu、Ti、Zn、また
    はPbであることを特徴とする請求項17記載の陽圧印
    加を利用した基板接合法。
  19. 【請求項19】前記第1密閉空間中に雰囲気ガスを充満
    することを特徴とする請求項1乃至18の何れかに記載
    の陽圧印加を利用した基板接合法。
  20. 【請求項20】前記雰囲気ガスは還元ガス、あるいは不
    活性ガスであることを特徴とする請求項19記載の陽圧
    印加を利用した基板接合法。
  21. 【請求項21】前記雰囲気ガスは水素ガス、アルゴンガ
    ス、窒素ガスあるいはこれらのガスの混合ガスであるこ
    とを特徴とする請求項20記載の陽圧印加を利用した基
    板接合法。
  22. 【請求項22】同一基板上に複数の機能的結合領域と複
    数の接合領域を有することを特徴とする請求項1乃至2
    1の何れかに記載の陽圧印加を利用した基板接合法。
  23. 【請求項23】同種あるいは異種材料の第1と第2の基
    板間の機能的結合を得る為に、機能的結合を生ずる密着
    結合領域と、接合力を与える為の接合部材を有する接合
    領域とを有する構造が第1と第2の基板に形成され、第
    1と第2の基板が接合部材を介して機械的に接合される
    と共に密着結合領域同士で機能的結合が成されて密着結
    合領域の周りに第1密閉空間が形成され、密着結合領域
    同士の機能的結合を保持する為に第1密閉空間の圧力よ
    りも高い圧力である陽圧を第1と第2の基板の少なくと
    も一方に印加する陽圧印加部が形成されていることを特
    徴とする陽圧印加を利用した素子構造。
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