JPH11264827A - 試薬ボトル - Google Patents
試薬ボトルInfo
- Publication number
- JPH11264827A JPH11264827A JP10066698A JP6669898A JPH11264827A JP H11264827 A JPH11264827 A JP H11264827A JP 10066698 A JP10066698 A JP 10066698A JP 6669898 A JP6669898 A JP 6669898A JP H11264827 A JPH11264827 A JP H11264827A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- liquid
- container
- lid
- side size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】縦横９ｍｍピッチというマルチウエルプレート
の仕様に適合するよう８本のノズルが９ｍｍピッチで配
置された８連のマルチピペッターや自動分注装置で試薬
等の液体を分注等する場合に、取り付けられた８本のノ
ズルチップの全てを一度に挿入することができる試薬等
の容器を提供すること。 【解決手段】概ね矩形の開口を有する液体容器であっ
て、該開口の長辺寸法が７２ｍｍ以上で、短辺の寸法が
９ｍｍ以上である、液体容器。
の仕様に適合するよう８本のノズルが９ｍｍピッチで配
置された８連のマルチピペッターや自動分注装置で試薬
等の液体を分注等する場合に、取り付けられた８本のノ
ズルチップの全てを一度に挿入することができる試薬等
の容器を提供すること。 【解決手段】概ね矩形の開口を有する液体容器であっ
て、該開口の長辺寸法が７２ｍｍ以上で、短辺の寸法が
９ｍｍ以上である、液体容器。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、理化学及び生化学
研究、臨床診断等の分野において用いられる、試薬等の
液体を収容する液体容器に関するものである。
研究、臨床診断等の分野において用いられる、試薬等の
液体を収容する液体容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】生化学研究や臨床診断等の分野において
は、縦横９ｍｍピッチで、縦８列×横１２列に９６個の
ウエル（くぼみ）が配置された通称９６穴プレートと呼
ばれるマルチウエルプレートが多用されている。このマ
ルチウエルプレートは、細胞やサンプルの段階希釈系列
の作製等に用いられることが多いが、各ウエル１つずつ
試料を分注等するのではなく、縦横９ｍｍピッチという
マルチウエルプレートの仕様に適合するよう８本のノズ
ルが９ｍｍピッチで配置された８連のマルチピペッター
や自動分注装置を用いて、８つのウエルに対して一度に
試薬等を分注等することが多い。
は、縦横９ｍｍピッチで、縦８列×横１２列に９６個の
ウエル（くぼみ）が配置された通称９６穴プレートと呼
ばれるマルチウエルプレートが多用されている。このマ
ルチウエルプレートは、細胞やサンプルの段階希釈系列
の作製等に用いられることが多いが、各ウエル１つずつ
試料を分注等するのではなく、縦横９ｍｍピッチという
マルチウエルプレートの仕様に適合するよう８本のノズ
ルが９ｍｍピッチで配置された８連のマルチピペッター
や自動分注装置を用いて、８つのウエルに対して一度に
試薬等を分注等することが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来多用されていた試
薬容器はネジ式キャップ付のもので、開口は円形で狭
く、８連マルチピペッターに装着したノズルチップの全
てを開口から挿入することができなかった。このため従
来は、容器中の試薬等を分注操作用の皿状容器等に移し
替えるなど、煩雑で作業効率を低下させる操作が必要で
あり、しかも皿状容器等を別に準備するために余分なコ
ストが発生するという課題があった。また更に、移し替
え用の皿状容器等が清浄でない場合、移し替えた試薬等
が汚染され、これを用いて行った測定等が無効になる危
険性もあった。
薬容器はネジ式キャップ付のもので、開口は円形で狭
く、８連マルチピペッターに装着したノズルチップの全
てを開口から挿入することができなかった。このため従
来は、容器中の試薬等を分注操作用の皿状容器等に移し
替えるなど、煩雑で作業効率を低下させる操作が必要で
あり、しかも皿状容器等を別に準備するために余分なコ
ストが発生するという課題があった。また更に、移し替
え用の皿状容器等が清浄でない場合、移し替えた試薬等
が汚染され、これを用いて行った測定等が無効になる危
険性もあった。
【０００４】従って本発明の目的は、縦横９ｍｍピッチ
というマルチウエルプレートの仕様に適合するよう８本
のノズルが９ｍｍピッチで配置された８連のマルチピペ
ッターや自動分注装置で試薬等の液体を分注等する場合
に、取り付けられた８本のノズルチップの全てを一度に
挿入することができる試薬等の容器を提供することにあ
る。
というマルチウエルプレートの仕様に適合するよう８本
のノズルが９ｍｍピッチで配置された８連のマルチピペ
ッターや自動分注装置で試薬等の液体を分注等する場合
に、取り付けられた８本のノズルチップの全てを一度に
挿入することができる試薬等の容器を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、概ね矩形の開口を有する液体容器
であって、該開口の長辺寸法が７２ｍｍ以上で、短辺の
寸法が９ｍｍ以上である、液体容器である。また本発明
は、更に該開口を塞ぐ蓋が開閉自在に取り付けられてい
ることを特徴とする液体容器である。以下、本発明を詳
細に説明する。本発明の容器は、長辺寸法が７２ｍｍ以
上で、短辺の寸法が９ｍｍ以上の開口を有している。こ
れにより、縦横９ｍｍピッチのマルチウエルプレートに
適合した８連のマルチピペッターや８連の自動分注装置
に装着した８本のノズルチップを直接挿入して内部の液
体を吸引することが可能である。即ち、８連マルチピペ
ッター等は、縦横９ｍｍピッチのマルチウエルプレート
に適合されているため、そのノズルの間隔は９ｍｍであ
る。また８連マルチピペッター等のノズルに装着するノ
ズルチップの最大外径は９ｍｍ未満であるから、８連マ
ルチピペッター等の８本のノズル全てにノズルチップを
装着した場合の最大外寸は、縦方向が９ｍｍ×８列＝７
２ｍｍ未満で、横方向が９ｍｍ×１列＝９ｍｍ未満とな
る。そこで、長辺寸法が７２ｍｍ以上で、短辺の寸法が
９ｍｍ以上の開口を有する本発明の液体容器によれば、
８連のマルチピペッター等に装着した８本のノズルチッ
プを直接挿入して内部の液体を吸引することが可能とな
るのである。
になされた本発明は、概ね矩形の開口を有する液体容器
であって、該開口の長辺寸法が７２ｍｍ以上で、短辺の
寸法が９ｍｍ以上である、液体容器である。また本発明
は、更に該開口を塞ぐ蓋が開閉自在に取り付けられてい
ることを特徴とする液体容器である。以下、本発明を詳
細に説明する。本発明の容器は、長辺寸法が７２ｍｍ以
上で、短辺の寸法が９ｍｍ以上の開口を有している。こ
れにより、縦横９ｍｍピッチのマルチウエルプレートに
適合した８連のマルチピペッターや８連の自動分注装置
に装着した８本のノズルチップを直接挿入して内部の液
体を吸引することが可能である。即ち、８連マルチピペ
ッター等は、縦横９ｍｍピッチのマルチウエルプレート
に適合されているため、そのノズルの間隔は９ｍｍであ
る。また８連マルチピペッター等のノズルに装着するノ
ズルチップの最大外径は９ｍｍ未満であるから、８連マ
ルチピペッター等の８本のノズル全てにノズルチップを
装着した場合の最大外寸は、縦方向が９ｍｍ×８列＝７
２ｍｍ未満で、横方向が９ｍｍ×１列＝９ｍｍ未満とな
る。そこで、長辺寸法が７２ｍｍ以上で、短辺の寸法が
９ｍｍ以上の開口を有する本発明の液体容器によれば、
８連のマルチピペッター等に装着した８本のノズルチッ
プを直接挿入して内部の液体を吸引することが可能とな
るのである。
【０００６】開口は前記制限を満たすものであれば制限
はなく、例えばノズルチップの挿入を容易ならしめるた
め、長辺及び短辺ともに前記寸法をやや上回る開口とし
ても良い。また開口の形は、概ね矩形であれば特に制限
はないが、長辺寸法７２ｍｍ以上、短辺寸法９ｍｍ以上
の矩形より大きな開口であれば、例えば各頂角に丸みが
ついた長方形や楕円形等であっても良い。
はなく、例えばノズルチップの挿入を容易ならしめるた
め、長辺及び短辺ともに前記寸法をやや上回る開口とし
ても良い。また開口の形は、概ね矩形であれば特に制限
はないが、長辺寸法７２ｍｍ以上、短辺寸法９ｍｍ以上
の矩形より大きな開口であれば、例えば各頂角に丸みが
ついた長方形や楕円形等であっても良い。
【０００７】本発明の容器は、内部に収容しようとする
液体に対して化学的に安定な材料で製造することができ
る。収容し得る液体の容量等は適宜決定することがで
き、例えば高さや断面の形状等についても特別の制限は
ない。本発明においては、収容された液体の揮発による
減少や塵の侵入を防ぐ目的で、開口を塞ぐ蓋が開閉自在
に取り付けられていることが好ましい。蓋の本体への取
り付けは、例えば本体と蓋に突起部を設けておき、両者
をかみ合わせることで蓋を本体に装着するようにしても
良いし、蓋の一端をヒンジを介して本体に固定し、蓋の
他端側に蓋を本体に圧着せしめる押さえを設けて装着す
るようにしても良い。
液体に対して化学的に安定な材料で製造することができ
る。収容し得る液体の容量等は適宜決定することがで
き、例えば高さや断面の形状等についても特別の制限は
ない。本発明においては、収容された液体の揮発による
減少や塵の侵入を防ぐ目的で、開口を塞ぐ蓋が開閉自在
に取り付けられていることが好ましい。蓋の本体への取
り付けは、例えば本体と蓋に突起部を設けておき、両者
をかみ合わせることで蓋を本体に装着するようにしても
良いし、蓋の一端をヒンジを介して本体に固定し、蓋の
他端側に蓋を本体に圧着せしめる押さえを設けて装着す
るようにしても良い。
【０００８】本発明の液体容器は、例えば生化学、理化
学的研究、そして臨床診断等で使用する種々の試薬を収
容するための容器であるが、他の、例えば被検査対象試
料等を収容する目的使用することもできる。
学的研究、そして臨床診断等で使用する種々の試薬を収
容するための容器であるが、他の、例えば被検査対象試
料等を収容する目的使用することもできる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき更に詳細に説明するが、本発明は該形態に限定
されるものではない。
に基づき更に詳細に説明するが、本発明は該形態に限定
されるものではない。
【００１０】図１は、本発明の液体容器の上面図であ
り、図２は、該容器の正面図である。開口１は、長辺寸
法２が約８０ｍｍ、短辺寸法３が約２０ｍｍであり、そ
の各頂角に丸みがついた概ね矩形を呈している。本体５
は、各頂角を落とした直方体である。
り、図２は、該容器の正面図である。開口１は、長辺寸
法２が約８０ｍｍ、短辺寸法３が約２０ｍｍであり、そ
の各頂角に丸みがついた概ね矩形を呈している。本体５
は、各頂角を落とした直方体である。
【００１１】図から明らかなように、該開口部を取り囲
む壁４が容器本体５に形成されており、この壁部分に適
合する不図示の蓋を被せることで、収容した液体に塵等
が侵入することを防止することができる。
む壁４が容器本体５に形成されており、この壁部分に適
合する不図示の蓋を被せることで、収容した液体に塵等
が侵入することを防止することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の液体容器を用いることで、マル
チウエルプレートに８連マルチピペッター等を用いて試
薬、培地等を分注しようとする際に、容器に収容された
試薬、培地等を別の容器に移し替える必要がなくなる。
これにより、試薬等の分注操作における作業効率を向上
すると同時に、移し替え容器用の余分なコストを削減で
き、更には清浄な移し替え容器を用いなかった場合に起
こりうる試薬等の汚染という危険性をも回避することが
可能になる。
チウエルプレートに８連マルチピペッター等を用いて試
薬、培地等を分注しようとする際に、容器に収容された
試薬、培地等を別の容器に移し替える必要がなくなる。
これにより、試薬等の分注操作における作業効率を向上
すると同時に、移し替え容器用の余分なコストを削減で
き、更には清浄な移し替え容器を用いなかった場合に起
こりうる試薬等の汚染という危険性をも回避することが
可能になる。
【図１】本発明の液体容器の一例について、その上面を
示す図である。
示す図である。
【図２】図１に示した液体容器の正面を示す図である。
１ 開口 ２ 開口長辺 ３ 開口短辺 ４ 壁 ５ 液体容器本体
Claims (2)
- 【請求項１】概ね矩形の開口を有する液体容器であっ
て、該開口の長辺寸法が７２ｍｍ以上で、短辺の寸法が
９ｍｍ以上である、液体容器。 - 【請求項２】前記開口を塞ぐ蓋が開閉自在に取り付けら
れていることを特徴とする請求項１の液体容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10066698A JPH11264827A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 試薬ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10066698A JPH11264827A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 試薬ボトル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11264827A true JPH11264827A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13323430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10066698A Pending JPH11264827A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 試薬ボトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11264827A (ja) |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP10066698A patent/JPH11264827A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20031217 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |