JPH11264358A - フューエルインジェクタ及びそのリフト量調整方法 - Google Patents

フューエルインジェクタ及びそのリフト量調整方法

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JPH11264358A
JPH11264358A JP8943398A JP8943398A JPH11264358A JP H11264358 A JPH11264358 A JP H11264358A JP 8943398 A JP8943398 A JP 8943398A JP 8943398 A JP8943398 A JP 8943398A JP H11264358 A JPH11264358 A JP H11264358A
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JP
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valve body
valve
lift amount
injector
stopper plate
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JP8943398A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Mitake
康弘 見竹
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタの組立後に弁体のリフト量を調
整し、製品の歩留まりを向上させると共に、組立作業全
体を効率的に行い得るようにする。 【解決手段】 外筒2、ノズルホルダ3及びコア筒4か
らなるインジェクタ本体1に対して電磁アクチュエータ
9を設けると共に、ストッパプレート8、ニードル弁6
及び噴射ノズル5を組付ける。そして、ニードル弁6の
リフト量を検出した後にニードル弁6を矢示A方向ヘと
開弁方向にリフトさせ、ニードル弁6の鍔部6Eをスト
ッパプレート8に押付けた状態に保持する。この状態で
回転源20により回転シャフト19を回転させ、ニード
ル弁6の鍔部6Eをストッパプレート8の当接面に対し
て摺動接触させ、両者の当接面にラップ加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等の燃焼室内に向けて燃料を噴射供給するのに好
適に用いられるフューエルインジェクタ及びそのリフト
量調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インジェクタ本体と、該インジ
ェクタ本体に固着され先端側に噴射口を有した噴射ノズ
ルと、該噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌され該噴射ノズ
ルの噴射口を開,閉する弁部が設けられた弁体と、該弁
体を開弁方向にリフトさせるため前記ケーシング内に設
けられたアクチュエータとからなるフューエルインジェ
クタは知られている。
【0003】そして、この種の従来技術によるフューエ
ルインジェクタでは、外部からの給電によりアクチュエ
ータを作動させると、弁体が開弁方向にリフトされるこ
とによって噴射ノズルの噴射口を開き、インジェクタ本
体内の燃料が噴射口からエンジンの燃焼室側に向けて噴
射される。
【0004】ここで、噴射ノズル内からインジェクタ本
体側に向けて延びる弁体の基端側には環状の鍔部が設け
られ、噴射ノズルの基端側とインジェクタ本体との間に
は、弁体のリフト量を規制するためのストッパプレート
が設けられている。そして、アクチュエータで弁体を開
弁方向に駆動したときには、弁体の鍔部がストッパプレ
ートに当接することにより、これ以上の開弁方向に向け
た移動(リフト)が規制され、このときのリフト量によ
って燃料の噴射流量が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、インジェクタ本体にアクチュエータ、スト
ッパプレート、弁体及び噴射ノズルを組付ける前に、噴
射ノズルや弁体の長さ寸法及びストッパプレートの板厚
寸法等を予め測定し、測定結果から規格寸法を満たすよ
うなストッパプレート、弁体及び噴射ノズルの組合せを
適宜に選択するようにしている。そして、このように選
択されたストッパプレート、弁体及び噴射ノズルをイン
ジェクタ本体に順次組付け、該インジェクタ本体と噴射
ノズルとの間は溶接等の手段を用いて固着する構成とし
ている。
【0006】しかし、従来技術のフューエルインジェク
タにあっては、組立時の製造誤差等により弁体のリフト
量にバラツキが生じることがあり、弁体のリフト量がイ
ンジェクタとして本来要求される規格値を満たしていな
い場合には、組立後のリフト量調整は難しいために不良
品として処分しているのが実状であり、製品の歩留まり
が悪くなるという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は組立後にも弁体のリフト量を適
宜に調整することができ、製品の歩留まりを向上できる
と共に、リフト量の調整を含めた組立作業全体を効率的
に行うことができ、作業性や生産性を高め得るようにし
たフューエルインジェクタ及びそのリフト量調整方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、インジェクタ本体と、基端
側が該インジェクタ本体に固着され先端側に噴射口を有
した噴射ノズルと、該噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌さ
れ基端側に鍔部を有し先端側に該噴射ノズルの噴射口を
開,閉する弁部が設けられた弁体と、該弁体を開弁方向
にリフトさせるため前記ケーシング内に設けられたアク
チュエータと、前記噴射ノズルの基端側とインジェクタ
本体との間に設けられ前記弁体の鍔部に当接することに
より前記弁体のリフト量を規制するストッパプレートと
からなるフューエルインジェクタにおいて、前記弁体の
鍔部とストッパプレートのうち少なくともいずれか一方
の当接面側には、前記弁体のリフト量を調整するための
ラップ加工代を形成したことを特徴としてなる構成を採
用している。
【0009】このように構成することにより、噴射ノズ
ルを弁体と共にインジェクタ本体に組付けた状態でも、
弁体の鍔部とストッパプレートとの当接面にラップ加工
を施すことができ、これによって弁体のリフト量を調整
できる。
【0010】一方、請求項2の発明は、インジェクタ本
体と、基端側が該インジェクタ本体に固着され先端側に
噴射口を有した噴射ノズルと、該噴射ノズル内に摺動可
能に挿嵌され基端側に鍔部を有し先端側に該噴射ノズル
の噴射口を開,閉する弁部が設けられた弁体と、該弁体
を開弁方向にリフトさせるため前記ケーシング内に設け
られたアクチュエータと、前記噴射ノズルの基端側とイ
ンジェクタ本体との間に設けられ前記弁体の鍔部に当接
することにより前記弁体のリフト量を規制するストッパ
プレートとからなるフューエルインジェクタのリフト量
調整方法に適用される。
【0011】そして、請求項2の発明によるリフト量調
整方法の特徴は、前記インジェクタ本体にアクチュエー
タ、ストッパプレート、弁体及び噴射ノズルを組付ける
組付け工程と、前記噴射ノズルと共にインジェクタ本体
に組付けた弁体を開弁方向にリフトさせた状態で該弁体
の鍔部とストッパプレートとの当接面にラップ加工を施
すラップ加工工程とからなる。
【0012】この方法によれば、インジェクタ本体に対
してアクチュエータ、ストッパプレート、弁体及び噴射
ノズルを組付けた後に、弁体を開弁方向にリフトさせた
状態で該弁体の鍔部とストッパプレートとの当接面にラ
ップ加工を施すことにより、弁体のリフト量調整を簡単
に行うことができる。
【0013】また、請求項3の発明によるリフト量調整
方法の特徴は、インジェクタ本体にアクチュエータ、ス
トッパプレート、弁体及び噴射ノズルを組付ける組付け
工程と、前記噴射ノズルと共にインジェクタ本体に組付
けた弁体を開弁方向にリフトさせ、該弁体のリフト量を
検出するリフト量検出工程と、前記リフト量の検出値が
規格値を満たすように前記弁体の鍔部とストッパプレー
トとの当接面にラップ加工を施すラップ加工工程とから
なる。
【0014】この方法によれば、インジェクタ本体に対
してアクチュエータ、ストッパプレート、弁体及び噴射
ノズルを組付けた状態で、弁体を開弁方向にリフトさせ
ることにより弁体の初期リフト量等を検出できる。そし
て、ラップ加工工程ではリフト量の検出値が規格値に達
するまで、弁体の鍔部とストッパプレートとの当接面に
ラップ加工を施すことにより、弁体のリフト量調整を高
い精度をもって行うことができる。
【0015】さらに、請求項4の発明では、ラップ加工
工程において、弁体の鍔部をストッパプレートに押付け
た状態で前記弁体に回転力を与えることにより、該弁体
の鍔部とストッパプレートとの当接面を互いに摺動接触
させるようにしている。
【0016】これにより、弁体の鍔部とストッパプレー
トとの当接面を強く擦り合せるようにしてラップ加工を
行うことができ、両者の当接面を均一な表面として仕上
げることが可能となる。
【0017】また、請求項5の発明では、ラップ加工工
程にあっては、弁体の鍔部をストッパプレートに押付け
るためアクチュエータにより弁体を開弁方向にリフトさ
せるようにしている。この場合には、アクチュエータを
作動させて弁体を駆動することにより、弁体の鍔部をス
トッパプレートに強く当接させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
フューエルインジェクタ及びそのリフト量調整方法につ
いて、図1ないし図5に従って詳細に説明する。
【0019】図において、1はフューエルインジェクタ
のケーシングを構成するインジェクタ本体で、該インジ
ェクタ本体1は電磁ステンレス鋼等の磁性材料からな
り、段付筒状に形成された外筒2と、該外筒2の先端
(下端)側に嵌合され、レーザ溶接等の手段を用いて外
筒2に固着された段付筒状のノズルホルダ3と、一端
(下端)側が外筒2内に装入され、他端側が外筒2の外
部へと軸方向に突出した段付のコア筒4等によって構成
されている。
【0020】ここで、ノズルホルダ3は内周側が段付穴
3Aとなり、該段付穴3Aの軸方向中間部位には環状段
部3Bが形成されている。そして、ノズルホルダ3は段
付穴3Aの大径部側に後述の噴射ノズル5が固着され、
小径部側には後述のアンカ7が挿通されるものである。
【0021】5は基端側がノズルホルダ3の段付穴3A
内に嵌合された噴射ノズルで、該噴射ノズル5は段付の
有底筒状体として形成され、筒部5Aの内周側には後述
のニードル弁6が摺動可能に挿嵌されている。また、噴
射ノズル5の底部5B側には噴射口5Cが形成され、ニ
ードル弁6の開弁時にはインジェクタ本体1内の燃料が
噴射口5Cからエンジンの燃焼室(図示せず)に向けて
噴射される。
【0022】6は噴射ノズル5内に摺動可能に挿嵌され
た弁体としてのニードル弁で、該ニードル弁6は弁軸6
Aを有し、該弁軸6Aの先端側には、噴射ノズル5の筒
部5A内に摺動可能に挿嵌され外周面に複数の螺旋状溝
6B,6B,…が形成された円柱状のヘッド部6Cと、
該ヘッド部6Cの先端から下向きに縮径され噴射口5C
を開,閉する略円錐状の弁部6Dとが形成されている。
【0023】また、ニードル弁6には図5に示す如く弁
軸6Aの基端側に、径方向に突出した環状の鍔部6E
と、後述のアンカ7が嵌合状態で固着される嵌着部6F
と、該嵌着部6Fの端面から軸方向に突出する角形突起
6Gとが一体に形成され、嵌着部6Fと鍔部6Eとの間
には後述のストッパプレート8が隙間をもって挿入され
ている。
【0024】そして、鍔部6Eにはストッパプレート8
との当接面側にラップ加工用の仕上げ代6E-1が予め形
成され、該仕上げ代6E-1は後述のラップ加工時にスト
ッパプレート8に強く擦り合わされることにより肉削ぎ
され、このときに鍔部6Eは仕上げ代6E-1の範囲内で
薄肉化される。さらに、角形突起6Gは横断面が例えば
四角形状をなし、図3及び図4に示すように後述の回転
シャフト19に係合した状態で、ニードル弁6をアンカ
7と共に矢示B方向に回転させる構成となっている。
【0025】ここで、ニードル弁6の開弁時には、弁部
6Dが噴射ノズル5の底部5B側から一定のリフト量を
もって離座することにより、インジェクタ本体1側から
噴射ノズル5の底部5B側に向けて燃料が流通する。そ
して、この燃料はヘッド部6Cの各螺旋状溝6B内を流
通するときに旋回流状態となり、微粒化が促進された状
態で噴射口5Cから外部に向けて噴射される。
【0026】7はニードル弁6の基端側に一体化された
アンカで、該アンカ7は電磁ステンレス鋼等の磁性材料
により短尺の筒状体として形成され、その内周側は図5
に示すように段付の取付孔7Aとなっている。そして、
アンカ7は取付孔7Aの大径部(下部)側にニードル弁
6の嵌着部6Fが固着され、該嵌着部6Fと取付孔7A
との間には燃料が軸方向に流通する燃料通路が形成され
ている。
【0027】また、アンカ7はコア筒4と対向する端面
側が環状の平坦面7Bとして形成され、該平坦面7Bと
コア筒4の端面との間には後述の隙間Sより大きい電磁
ギャップGが形成されている。そして、アンカ7はコア
筒4からの磁力により図5中の矢示A方向に吸引された
ときに、ニードル弁6を隙間Sに相当するリフト量をも
って開弁させるものである。
【0028】8はノズルホルダ3と噴射ノズル5との間
に設けられたストッパプレートで、該ストッパプレート
8は硬質の金属板等により、例えば平面形状がC字状を
なすように形成され、ノズルホルダ3の環状段部3Bと
噴射ノズル5の基端側端面との間に挟持状態で位置決め
されている。そして、ストッパプレート8は、図2及び
図5に示すようにニードル弁6の閉弁時に鍔部6Eと隙
間Sをもって対面し、ニードル弁6の開弁時には鍔部6
Eと当接することにより、ニードル弁6の弁開度(リフ
ト量)を規制するものである。
【0029】また、ニードル弁6の鍔部6Eに対するス
トッパプレート8の当接面側にも、鍔部6Eの仕上げ代
6E-1とほぼ同様のラップ加工代が予め形成され、この
ラップ加工代の範囲内においてストッパプレート8の当
接面側も薄肉化され得るものである。
【0030】9はインジェクタ本体1に設けられたアク
チュエータとしての電磁アクチュエータで、該電磁アク
チュエータ9はインジェクタ本体1の外筒2とコア筒4
との間に装入された電磁コイル10等からなり、該電磁
コイル10は後述の端子ピン16等を通じて外部から給
電が行われる。そして、電磁コイル10は給電時にコア
筒4とアンカ7との間に電磁ギャップGを通して磁力を
発生させ、このときの磁力によってニードル弁6を開弁
方向にリフトさせるものである。
【0031】11はニードル弁6を閉弁方向に常時付勢
する弁ばね、12は該弁ばね11の付勢力を調整する調
整筒で、該調整筒12はコア筒4の内周側に螺合され、
螺合位置に応じて弁ばね11の撓み量を可変に調整する
ものである。また、弁ばね11は調整筒12とニードル
弁6の嵌着部6F端面との間に配設され、弁ばね11の
先端側はニードル弁6の角形突起6Gに嵌合されること
により、ニードル弁6に対する倒れ等が規制されてい
る。そして、ニードル弁6は弁ばね11によって閉弁時
の着座力が付与される。
【0032】13はコア筒4の突出端側内周に装着され
た燃料フィルタで、該燃料フィルタ13はインジェクタ
本体1内に向けてコア筒4内を矢印の方向に供給される
燃料中のダストを除去し、清浄化した燃料を噴射ノズル
5側に流通させる。また、コア筒4の突出端側外周には
燃料配管(図示せず)が接続され、この燃料配管は燃料
ポンプ(図示せず)からの燃料をコア筒4側に導くもの
である。
【0033】14はコア筒4の突出端側と外筒2との間
に一体成形された樹脂モールド部を示し、該樹脂モール
ド部14は絶縁性の樹脂材料からなり、コネクタ部15
が一体に形成されている。そして、コネクタ部15には
複数の端子ピン16(1本のみ図示)が設けられ、該各
端子ピン16は樹脂モールド部14内を延びて電磁コイ
ル10に接続されている。
【0034】次に図2中、17はリフト量検出器で、該
リフト量検出器17は長尺の測定ロッド18を有し、該
測定ロッド18はニードル弁6の開,閉弁動作に応じて
上,下に変位可能となっている。そして、リフト量検出
器17は測定ロッド18の変位量をニードル弁6のリフ
ト量として検出し、その検出信号をリフト量調整用の制
御装置(図示せず)へと出力する。
【0035】図3において、19はニードル弁6に回転
力を与える回転シャフトで、該回転シャフト19には、
図4に示すように下端側に係合凹部19Aが形成され、
該係合凹部19Aはニードル弁6の角形突起6Gに着脱
可能に係合する構成となっている。
【0036】20は回転シャフト19を回転駆動するた
めの回転源で、該回転源20は例えば電動モータ及び減
速機等によって構成され、出力軸21を大きな回転トル
クをもって回転駆動する構成となっている。また、出力
軸21の先端側には係合突部21Aが一体形成され、該
係合突部21Aには回転シャフト19の上端側が係合さ
れる。そして、係合突部21Aは回転シャフト19を出
力軸21と一体回転させると共に、回転シャフト19が
出力軸21に対して軸方向に相対変位するのを許す構成
となっている。
【0037】22は回転シャフト19の上端側と出力軸
21の係合突部21Aとの間に配設されたスプリング
で、該スプリング22は回転シャフト19がニードル弁
6と共に図3中の矢示A方向にリフトされるの許すと共
に、後述のラップ加工時にもニードル弁6が、例えば鍔
部6Eの仕上げ代6E-1分だけ軸方向に変位するのを許
すものである。
【0038】本実施の形態によるフューエルインジェク
タは上述の如き構成を有するもので、次にその作動につ
いて説明する。
【0039】まず、図1に示すコネクタ部15から各端
子ピン16を通じて電磁アクチュエータ9の電磁コイル
10に噴射パルス信号を給電すると、コア筒4とアンカ
7との間には電磁ギャップGを通じて磁力が発生し、こ
のときの磁力によりアンカ7はニードル弁6と共に弁ば
ね11に抗してリフトされる。これによって、ニードル
弁6は開弁して噴射ノズル5の噴射口5Cを開き、イン
ジェクタ本体1内の燃料を噴射口5Cから外部に向けて
噴射させる。
【0040】そして、ニードル弁6の先端側にはヘッド
部6Cに複数の螺旋状溝6B,6B,…を形成している
から、噴射燃料は各螺旋状溝6Bを流通するときに旋回
力が与えられ、旋回流状態となることによって微粒化さ
れた状態で噴射口5Cから外部へと噴射される。また、
電磁アクチュエータ9への給電を停止したときには、ニ
ードル弁6が弁ばね11により閉弁方向に付勢され、弁
部6Dが噴射ノズル5の底部5B側に着座することによ
り燃料の噴射は停止される。
【0041】次に、図2ないし図4を参照してフューエ
ルインジェクタを製造するときに行うニードル弁6のリ
フト量調整方法について説明する。
【0042】まず、当該フューエルインジェクタの各部
品を製作加工するにあたって、ニードル弁6の鍔部6E
にはラップ加工用の仕上げ代6E-1を、例えば数10μ
m程度の大きさをもって形成しておく。また、ストッパ
プレート8の当接面側にもほぼ同様のラップ加工代を予
め形成しておくようにしてもよい。なお、ストッパプレ
ート8をニードル弁6の鍔部6Eよりも硬質の材料で形
成する場合には、ストッパプレート8の当接面側にラッ
プ加工代を必ずしも設ける必要はない。
【0043】次に、インジェクタ本体1をサブアッシー
として組立てるため、外筒2内にコア筒4を挿嵌して固
定すると共に、外筒2内に電磁コイル10等を取付けた
状態で外筒2の先端側にはノズルホルダ3をレーザ溶接
等の手段で固着し、インジェクタ本体1を電磁アクチュ
エータ9と共に単一の組立体として完成させる。
【0044】また、アンカ7の取付孔7A内にはニード
ル弁6の嵌着部6Fを嵌合して固着し、この状態でニー
ドル弁6の弁軸6A側を噴射ノズル5内に挿嵌すると共
に、ニードル弁6の鍔部6Eとアンカ7との間にストッ
パプレート8を径方向から挿入する。
【0045】そして、この状態で噴射ノズル5の基端側
をストッパプレート8と共にノズルホルダ3内に嵌合さ
せ、レーザ溶接等の手段を用いて噴射ノズル5をノズル
ホルダ3に固着する。これにより、図2に示す如くスト
ッパプレート8、ニードル弁6及び噴射ノズル5はイン
ジェクタ本体1に電磁アクチュエータ9と共に組付けら
れる(組付け工程)。
【0046】次に、この状態で図2に示すようにリフト
量検出器17の測定ロッド18をコア筒4内に突出端側
から挿入し、測定ロッド18の先端をニードル弁6の角
形突起6Gに当接させる。そして、電磁アクチュエータ
9を作動させるために各端子ピン16を通じて外部から
パルス信号による給電を行い、電磁アクチュエータ9に
よってニードル弁6を開弁方向にリフトさせる。
【0047】これにより、ニードル弁6を開,閉弁動作
させ、測定ロッド18をニードル弁6に追従させて上,
下に変位させる。そして、リフト量検出器17によって
測定ロッド18の変位量からニードル弁6の初期リフト
量を予め検出しておく(リフト量検出工程)。
【0048】そして、リフト量検出器17からの検出信
号をリフト量調整用の制御装置へと出力し、制御装置側
ではニードル弁6の本来のリフト量(規格値)と前記初
期リフト量の検出値とを比較する。そして、制御装置で
は、このときの比較結果から後述のラップ加工工程でど
の程度のラップ加工が要求されるかを判定し、例えば図
3に示す回転源20により回転シャフト19をどの程度
回転させるかを演算により求めておく。
【0049】次に、図3に示すラップ加工工程では、前
記測定ロッド18に代えて回転シャフト19をコア筒4
内に挿入し、回転シャフト19の係合凹部19Aを図4
に示すようにニードル弁6の角形突起6Gに係合させ
る。また、回転シャフト19の上端側には図3に示すよ
うに出力軸21の係合突部21Aを係合させ、スプリン
グ22により回転シャフト19をニードル弁6側に向け
て弾性的に押圧する。
【0050】そして、この状態で電磁アクチュエータ9
に再び給電を行い、該電磁アクチュエータ9によりニー
ドル弁6を矢示A方向ヘと開弁方向にリフトさせ、図4
に示すようにニードル弁6の鍔部6Eをストッパプレー
ト8に押付けた状態に保持する。この場合、電磁アクチ
ュエータ9への給電量(電流値)を予め大きくしてお
き、ニードル弁6の鍔部6Eをストッパプレート8に十
分に強く押付けるようにするのがよい。また、ニードル
弁6の鍔部6Eとストッパプレート8との当接面側には
予めラップ剤等を投入しておくのがよい。
【0051】次に、この状態で図3に示す回転源20に
より出力軸21を大トルクで低速回転させ、回転シャフ
ト19を図4中の矢示B方向に回転させることにより、
ニードル弁6の鍔部6Eをストッパプレート8の当接面
に対して摺動接触させ、両者の当接面にラップ加工を行
う。これにより、ニードル弁6の鍔部6Eはラップ加工
用の仕上げ代6E-1側が、ストッパプレート8に強く擦
り合わされることによって肉削ぎされ、鍔部6Eは回転
シャフト19の回転量に応じて仕上げ代6E-1側が薄肉
化される。
【0052】次に、このようにラップ加工を行った後
に、再び前述したリフト量検出工程を実行し、ラップ加
工後のニードル弁6によるリフト量の検出値が前記規格
値を満たしているか否かを判定する。そして、リフト量
の検出値が規格値に達するまでは、前記ラップ加工とリ
フト量の検出とを繰返して行い、ニードル弁6のリフト
量を規格値の範囲内に収めるようにする。
【0053】かくして、本実施の形態によれば、ストッ
パプレート8、ニードル弁6及び噴射ノズル5をインジ
ェクタ本体1に電磁アクチュエータ9と共に組付ける組
付け工程を行った後に、ニードル弁6のリフト量を検出
するリフト量の検出工程を実行すると共に、リフト量の
検出結果に従ってラップ加工工程を行い、ニードル弁6
の鍔部6Eとストッパプレート8との当接面にラップ加
工を施す構成としたから、インジェクタ本体1に対する
噴射ノズル5等の組付け後にも、ニードル弁6のリフト
量調整を行うことができ、組立時の作業性を大幅に向上
できる。
【0054】即ち、従来技術にあっては、組立前にニー
ドル弁や噴射ノズル等の寸法を厳しく管理し、組立後の
リフト量検査で規格値を満たしていないインジェクタは
廃棄処分としているため、製品の歩留りが悪く、生産性
を高めることができない等の問題が生じていた。
【0055】これに対し、本実施の形態では、電磁アク
チュエータ9、ストッパプレート8、ニードル弁6及び
噴射ノズル5等をインジェクタ本体1に予め組付けた状
態でも、回転シャフト19等を用いてニードル弁6を回
転源20で回転させることにより、ニードル弁6の鍔部
6Eとストッパプレート8との当接面にラップ加工を施
すことができ、例えば鍔部6Eの仕上げ代6E-1を肉削
りすることによって、ニードル弁6のリフト量調整を高
い精度をもって行うことができる。
【0056】また、リフト量の調整作業が終了した後に
は、コア筒4内に弁ばね11と調整筒12とを図1に示
す如く装入し、この状態でコア筒4に対する調整筒12
の螺合位置を変えることにより弁ばね11のばね力を調
整でき、該弁ばね11によってニードル弁6を閉弁方向
に付勢することができる。さらに、樹脂モールド部14
及びコネクタ部15はリフト量の調整後にインジェクタ
本体1に対し金型等を用いて一体成形してもよく、リフ
ト量の調整作業を行う前に予めインジェクタ本体1に一
体成形する構成としてもよいものである。
【0057】従って、本実施の形態によれば、インジェ
クタ本体1に電磁アクチュエータ9、ストッパプレート
8、ニードル弁6及び噴射ノズル5を組付けた後でも、
ニードル弁6のリフト量を適宜に調整でき、製品の歩留
まりを向上できると共に、組立工程全体に亘る作業性を
向上させ、フューエルインジェクタの生産性を高めるこ
とができる。
【0058】また、ニードル弁6の鍔部6Eとストッパ
プレート8との当接面にラップ加工を施すことによっ
て、両者の当接面を均一な表面として仕上げることが可
能になるため、例えば燃料の噴射時等にニードル弁6を
開,閉弁させる場合にも、ニードル弁6の鍔部6Eをス
トッパプレート8に対して滑らかに当接させ、開弁時の
衝撃を低減できると共に、燃料の噴射流量を安定させる
ことができ、動的流量特性を向上できる。
【0059】なお、前記実施の形態では、ニードル弁6
の鍔部6Eにラップ加工用の仕上げ代6E-1を形成する
ものとして述べたが、本発明はこれに限るものではな
く、例えばニードル弁6の鍔部6E側をストッパプレー
ト8よりも硬質の材料で形成する場合には、ストッパプ
レートの当接面側にラップ加工用の仕上げ代を形成すれ
ばよく、ニードル弁の鍔部側には必ずしもラップ加工代
を形成する必要はないものである。
【0060】また、前記実施の形態では、ラップ加工工
程でニードル弁6を開弁方向にリフトさせるために電磁
アクチュエータ9に給電を行うものとして述べたが、本
発明はこれに限らず、例えば噴射口5C側から燃料等の
流体圧をかけて、ニードル弁6を開弁方向にリフトさせ
るようにしてもよく、または特別な治具等を用いてニー
ドル弁6をリフトさせる構成としてもよい。
【0061】一方、前記実施の形態では、ニードル弁6
のリフト量を検出するリフト量検出器17に測定ロッド
18を設け、該測定ロッド18をニードル弁6の動きに
追従させるものとして述べたが、これに替えて、例えば
光学式センサ等からなる非接触式の検出器を用い、コア
筒4の突出端側からニードル弁6のリフト量を検出する
構成としてもよい。
【0062】また、前記実施の形態では、回転シャフト
19の上端側と出力軸21の係合突部21Aとの間にス
プリング22を設け、該スプリング22によって出力軸
21に対する回転シャフト19の軸方向変位を許す構成
としたが、本発明はこれに限るものではなく、例えばニ
ードル弁6の変位に応じて回転源20側を軸方向に変位
させる構成としてもよく、インジェクタ本体1(ストッ
パプレート8)側を上下方向に移動可能な可動台等に取
付けた状態で、ラップ加工を行う構成としてもよい。
【0063】さらに、前記実施の形態では、ニードル弁
6の先端側に複数の螺旋状溝6B,6B,…を有するヘ
ッド部6Cを設けた場合を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、ニードル弁の先端側に弁部のみを設
けた通常のフューエルインジェクタに適用してもよい。
また、弁体としてはボール弁体、ポペット弁体等を採用
してもよいものである。
【0064】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、弁体の鍔部とストッパプレートのうち少な
くともいずれか一方の当接面側に、前記弁体のリフト量
を調整するためのラップ加工代を形成したから、例えば
噴射ノズルを弁体と共にインジェクタ本体に組付けた状
態でも、弁体の鍔部とストッパプレートとの当接面にラ
ップ加工を施すことができ、これによって弁体のリフト
量を後加工によって調整できる。従って、フューエルイ
ンジェクタの製品としての歩留まりを向上でき、生産性
を高めることができる。
【0065】一方、請求項2によるリフト量調整方法の
発明によれば、インジェクタ本体にアクチュエータ、ス
トッパプレート、弁体及び噴射ノズルを組付ける組付け
工程を行った後に、噴射ノズルと共にインジェクタ本体
に組付けた弁体を開弁方向にリフトさせた状態で該弁体
の鍔部とストッパプレートとの当接面にラップ加工を施
すラップ加工工程を行うようにしたから、インジェクタ
本体に対する弁体及び噴射ノズル等を組付け後に、弁体
のリフト量調整を簡単に行うことができ、製品の歩留ま
りを向上できると共に、組立工程全体に亘る作業性を向
上させ、フューエルインジェクタの生産性を高めること
ができる。
【0066】また、請求項3の発明によるリフト量調整
方法では、組付け工程後に弁体のリフト量を検出するリ
フト量検出工程を行い、リフト量の検出値が規格値を満
たすように弁体の鍔部とストッパプレートとの当接面に
ラップ加工を施すようにしたから、インジェクタ本体に
対してストッパプレート、弁体及び噴射ノズル等を組付
けた状態で弁体の初期リフト量を検出し、この検出結果
に従って弁体の鍔部とストッパプレートとのラップ加工
量を決定でき、弁体のリフト量調整を高い精度をもって
行うことができる。
【0067】さらに、請求項4の発明では、弁体の鍔部
をストッパプレートに押付けた状態で弁体に回転力を与
えることにより、該弁体の鍔部とストッパプレートとの
当接面を互いに摺動接触させ、ラップ加工を行うように
したから、弁体の鍔部とストッパプレートとの当接面を
強く擦り合せるようにしてラップ加工を行うことがで
き、両者の当接面を均一な表面として仕上げることが可
能となる。従って、燃料の噴射時に弁体の鍔部をストッ
パプレートに滑らかに当接させることができ、開弁時の
衝撃を低減できると共に、燃料の噴射流量を安定させ、
動的流量特性を向上できる。
【0068】また、請求項5の発明では、弁体の鍔部を
ストッパプレートに押付けるためアクチュエータにより
弁体を開弁方向にリフトさせ、ラップ加工を行うように
したから、アクチュエータを作動させて弁体を駆動する
ことにより、弁体の鍔部をストッパプレートに強く当接
させることができ、弁体をリフトさせるための特別の装
備を不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるフューエルインジェ
クタを示す縦断面図である。
【図2】ニードル弁及び噴射ノズル等をインジェクタ本
体に組付けた後にニードル弁のリフト量を検出する状態
を示す図1とほぼ同様の縦断面図である。
【図3】ニードル弁の鍔部とストッパプレートとの当接
面にラップ加工を行う前の状態を示す図1とほぼ同様の
縦断面図である。
【図4】ラップ加工によりニードル弁のリフト量を調整
している状態を示す要部拡大断面図である。
【図5】リフト量を調整した後のニードル弁及びストッ
パプレート等を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 インジェクタ本体 4 コア筒 5 噴射ノズル 5C 噴射口 6 ニードル弁(弁体) 6D 弁部 6E 鍔部 6E-1 仕上げ代(ラップ加工代) 6G 角形突起 7 アンカ 8 ストッパプレート 9 電磁アクチュエータ(アクチュエータ) 11 弁ばね 12 調整筒 14 樹脂モールド部 15 コネクタ部 16 端子ピン 17 リフト量検出器 18 測定ロッド 19 回転シャフト 20 回転源 21 出力軸 G 電磁ギャップ S 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタ本体と、基端側が該インジ
    ェクタ本体に固着され先端側に噴射口を有した噴射ノズ
    ルと、該噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌され基端側に鍔
    部を有し先端側に該噴射ノズルの噴射口を開,閉する弁
    部が設けられた弁体と、該弁体を開弁方向にリフトさせ
    るため前記ケーシング内に設けられたアクチュエータ
    と、前記噴射ノズルの基端側とインジェクタ本体との間
    に設けられ前記弁体の鍔部に当接することにより前記弁
    体のリフト量を規制するストッパプレートとからなるフ
    ューエルインジェクタにおいて、 前記弁体の鍔部とストッパプレートのうち少なくともい
    ずれか一方の当接面側には、前記弁体のリフト量を調整
    するためのラップ加工代を形成したことを特徴とするフ
    ューエルインジェクタ。
  2. 【請求項2】 インジェクタ本体と、基端側が該インジ
    ェクタ本体に固着され先端側に噴射口を有した噴射ノズ
    ルと、該噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌され基端側に鍔
    部を有し先端側に該噴射ノズルの噴射口を開,閉する弁
    部が設けられた弁体と、該弁体を開弁方向にリフトさせ
    るため前記ケーシング内に設けられたアクチュエータ
    と、前記噴射ノズルの基端側とインジェクタ本体との間
    に設けられ前記弁体の鍔部に当接することにより前記弁
    体のリフト量を規制するストッパプレートとからなるフ
    ューエルインジェクタのリフト量調整方法であって、 前記インジェクタ本体にアクチュエータ、ストッパプレ
    ート、弁体及び噴射ノズルを組付ける組付け工程と、前
    記噴射ノズルと共にインジェクタ本体に組付けた弁体を
    開弁方向にリフトさせた状態で該弁体の鍔部とストッパ
    プレートとの当接面にラップ加工を施すラップ加工工程
    とからなるフューエルインジェクタのリフト量調整方
    法。
  3. 【請求項3】 インジェクタ本体と、基端側が該インジ
    ェクタ本体に固着され先端側に噴射口を有した噴射ノズ
    ルと、該噴射ノズル内に摺動可能に挿嵌され基端側に鍔
    部を有し先端側に該噴射ノズルの噴射口を開,閉する弁
    部が設けられた弁体と、該弁体を開弁方向にリフトさせ
    るため前記ケーシング内に設けられたアクチュエータ
    と、前記噴射ノズルの基端側とインジェクタ本体との間
    に設けられ前記弁体の鍔部に当接することにより前記弁
    体のリフト量を規制するストッパプレートとからなるフ
    ューエルインジェクタのリフト量調整方法であって、 前記インジェクタ本体にアクチュエータ、ストッパプレ
    ート、弁体及び噴射ノズルを組付ける組付け工程と、前
    記噴射ノズルと共にインジェクタ本体に組付けた弁体を
    開弁方向にリフトさせ、該弁体のリフト量を検出するリ
    フト量検出工程と、前記リフト量の検出値が規格値を満
    たすように前記弁体の鍔部とストッパプレートとの当接
    面にラップ加工を施すラップ加工工程とからなるフュー
    エルインジェクタのリフト量調整方法。
  4. 【請求項4】 前記ラップ加工工程では、前記弁体の鍔
    部をストッパプレートに押付けた状態で前記弁体に回転
    力を与えることにより、該弁体の鍔部とストッパプレー
    トとの当接面を互いに摺動接触させてなる請求項2また
    は3に記載のフューエルインジェクタのリフト量調整方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ラップ加工工程では、前記弁体の鍔
    部をストッパプレートに押付けるため前記アクチュエー
    タにより弁体を開弁方向にリフトさせてなる請求項2,
    3または4に記載のフューエルインジェクタのリフト量
    調整方法。
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CN109653922A (zh) * 2017-10-11 2019-04-19 上海汽车集团股份有限公司 一种柴油发动机及其喷油器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109653922A (zh) * 2017-10-11 2019-04-19 上海汽车集团股份有限公司 一种柴油发动机及其喷油器
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