JPH11264231A - 床構造、床固定部材および床構造体 - Google Patents

床構造、床固定部材および床構造体

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JPH11264231A
JPH11264231A JP8922498A JP8922498A JPH11264231A JP H11264231 A JPH11264231 A JP H11264231A JP 8922498 A JP8922498 A JP 8922498A JP 8922498 A JP8922498 A JP 8922498A JP H11264231 A JPH11264231 A JP H11264231A
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Kouhei Hanada
香平 花田
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宗 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床材を床支持材に確実に固定することがで
き、しかも、容易に固定することができる床構造を提供
する。 【解決手段】 床支持材としての根太材2に載置された
床材6に上側から挿通されるネジ部材9が、床材6の下
側において、床固定部材7のネジ孔部7hにねじ込まれ
る。ここで、床固定部材7は、根太材2の裏面2eと対
向する下部片7fを備えており、ネジ部材9のねじ込み
により、この床固定部材7は、上昇して、下部片7fが
根太材2の裏面2eと当接する。こうして、床材6と床
固定部材7とで根太材2を挟み込むようにして、床材6
が根太材2に固定される。このように、根太材2への床
材6の固定にあたって、根太材2は、床材6と床固定部
材7とに挟み込まれるだけであり、その根太材2に、床
材6の固定のための特別の加工等を施す必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床材を床支持材
に確実に固定することができ、しかも、容易に固定する
ことができる床構造、床固定部材および床構造体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の床構造として、例えば、図13に示すものがあった。
この床構造は、床下に配線・配管材等の収容空間を形成
するために、床材21、21が、基礎床面22に立脚さ
れた支持脚23、および床支持材としての根太材24を
介して、所定高さに支持されていた。このとき、床材2
1は、その床材21の凹溝21aに、根太材24の突条
部24aが嵌まるようにして、根太材24に載置される
だけであって、その根太材24に完全に固定されている
わけではなかった。
【0003】したがって、この従来の床構造において
は、施工が容易である利点はあったが、床材21が根太
材24に固定されていないので、振動等の種々の外力に
より、床材21が上方に浮き上がったり水平方向にずれ
たりする虞があった。また、床材21に床用コンセント
を取り付けた場合には、そのコンセントに差し込まれた
プラグを抜き取ろうとするときに、床材21が上方へ浮
き上がる虞があった。
【0004】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、床材を床支持材に確実に固定することができ、しか
も、容易に固定することができる床構造、床固定部材お
よび床構造体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る床構造、
床固定部材および床構造体は、前記目的を達成するため
に、次の構成からなる。すなわち、請求項1に記載の発
明に係る床構造は、基礎床面上に設置される床支持材
と、その床支持材上に載置される床材と、その床材の上
側からその床材に挿通されるネジ部材と、前記床材に挿
通された前記ネジ部材が螺合する床固定部材とからな
る。そして、前記床固定部材への前記ネジ部材のねじ込
みにより、前記床材と前記床固定部材とで前記床支持材
を挟み込むようにして、前記床材が前記床支持材に固定
される。
【0006】つまり、床支持材上には、床材が載置さ
れ、その床材には、ネジ部材が挿通され、さらに、床材
に挿通されたネジ部材は、床固定部材に螺合する。そし
て、ネジ部材を床固定部材へねじ込むと、床材と床固定
部材とが床支持材を挟み込み、その結果、床材が、床固
定部材およびネジ部材を介して、床支持材に固定され
る。このように、床支持材への床材の固定にあたって、
床支持材は、床材と床固定部材とに挟み込まれるだけで
あり、その床支持材に、床材の固定のための特別の加工
等を施す必要がない。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係る床構造
は、基礎床面上に設置される床支持材と、その床支持材
上に載置されるとともに、その床支持材と当接する当接
部を備える床材と、その床材の上側からその床材に挿通
されるネジ部材と、前記床材に挿通された前記ネジ部材
が螺合するネジ孔部を備えるとともに、前記床支持材と
対向する対向部を備える床固定部材とからなる。そし
て、前記ネジ孔部への前記ネジ部材のねじ込みにより、
前記当接部と前記対向部とで前記床支持材を挟み込むよ
うに、前記床固定部材が移動して、前記床材が前記床支
持材に固定される。
【0008】つまり、床支持材上には、床材が載置さ
れ、その床材には、ネジ部材が挿通され、さらに、床材
に挿通されたネジ部材は、床固定部材のネジ孔部に螺合
する。そして、ネジ部材を床固定部材のネジ孔部へねじ
込むと、床固定部材が移動して、床材の当接部と床固定
部材の対向部とが床支持材を挟み込み、その結果、床材
が、床固定部材およびネジ部材を介して、床支持材に固
定される。このように、床支持材への床材の固定にあた
って、床支持材は、床材と床固定部材とに挟み込まれる
だけであり、その床支持材に、床材の固定のための特別
の加工等を施す必要がない。
【0009】また、請求項3に記載の発明に係る床構造
のように、前記床材は、前記当接部が前記床支持材に載
せられるようにして、その床支持材に載置され、前記床
固定部材の前記対向部は、前記床支持材の裏面と対向す
るのが望ましい。これにより、ネジ部材を床固定部材の
ネジ孔部へねじ込むと、床固定部材は、移動して、その
対向部が床支持材の裏面に当接し、その結果、床支持材
に載せられた、床材の当接部と、床支持材の裏面に当接
する、床固定部材の対向部とが、床支持材を上下方向で
挟み込むこととなる。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係る床固定
部材は、基礎床面上に設置された床支持材上に載置され
る床材を、前記床支持材に固定するためのものである。
すなわち、この床固定部材には、前記床材の上側から、
その床材に挿通されたネジ部材が螺合する。そして、床
固定部材は、前記ネジ部材のねじ込みにより、前記床材
とで前記床支持材を挟み込むようにして、前記床材を前
記床支持材に固定する。
【0011】つまり、床支持材上には、床材が載置さ
れ、その床材には、ネジ部材が挿通され、さらに、床材
に挿通されたネジ部材は、この床固定部材に螺合する。
そして、ネジ部材をこの床固定部材へねじ込むと、床固
定部材は、床材とで床支持材を挟み込み、その結果、床
材が、床固定部材およびネジ部材を介して、床支持材に
固定される。このように、床支持材への床材の固定にあ
たって、この床固定部材を使用することにより、床支持
材は、床材とこの床固定部材とに挟み込まれるだけであ
り、床支持材に、床材の固定のための特別の加工等を施
す必要がない。
【0012】また、請求項5に記載の発明に係る床固定
部材は、基礎床面上に設置された床支持材上に載置され
るとともに、その床支持材と当接する当接部を備える床
材を、前記床支持材に固定するためのものである。すな
わち、この床固定部材は、前記床材の上側からその床材
に挿通されたネジ部材が螺合するネジ孔部と、前記床支
持材と対向する対向部とを備える。そして、床固定部材
は、前記ネジ孔部への前記ネジ部材のねじ込みにより、
前記当接部と前記対向部とで前記床支持材を挟み込むよ
うに移動して、前記床材を前記床支持材に固定する。
【0013】つまり、床支持材上には、床材が載置さ
れ、その床材には、ネジ部材が挿通され、さらに、床材
に挿通されたネジ部材は、この床固定部材のネジ孔部に
螺合する。そして、ネジ部材をこの床固定部材のネジ孔
部へねじ込むと、床固定部材は、移動して、床材の当接
部と床固定部材の対向部とが床支持材を挟み込み、その
結果、床材が、床固定部材およびネジ部材を介して、床
支持材に固定される。このように、床支持材への床材の
固定にあたって、この床固定部材を使用することによ
り、床支持材は、床材とこの床固定部材とに挟み込まれ
るだけであり、床支持材に、床材の固定のための特別の
加工等を施す必要がない。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係る床固定
部材のように、前記床材は、前記当接部が前記床支持材
に載せられるようにして、その床支持材に載置され、前
記対向部は、前記床支持材の裏面と対向するのが望まし
い。これにより、ネジ部材を床固定部材のネジ孔部へね
じ込むと、床固定部材は、移動して、その対向部が床支
持材の裏面に当接し、その結果、床支持材に載せられ
た、床材の当接部と、床支持材の裏面に当接する、床固
定部材の対向部とが、床支持材を上下方向で挟み込むこ
ととなる。
【0015】また、請求項7に記載の発明に係る床固定
部材のように、少なくとも前記ネジ部材のねじ込み前に
前記床支持材に支持される、被支持部を備えるのが望ま
しい。これにより、この床固定部材のネジ孔部に、ネジ
部材がねじ込まれていなくとも、この床固定部材は、被
支持部が床支持材に支持されるように、その床支持材に
組み付けられる。よって、この床固定部材が、床支持材
から落下することはない。
【0016】また、請求項8に記載の発明に係る床構造
体は、基礎床面上に設置された床支持材上に載置される
床材と、その床材の上側からその床材に挿通されるネジ
部材と、前記床材に挿通された前記ネジ部材が螺合する
床固定部材とからなる。そして、前記ネジ部材のねじ込
み方向への回動により、前記床固定部材は、前記床支持
材と上下方向において対向しない第1の位置から対向す
る第2の位置まで回動するとともに、上昇して前記床支
持材に下方から当接し、前記床材と前記床固定部材とで
前記床支持材を挟み込むようにして、前記床材が前記床
支持材に固定される。
【0017】つまり、ネジ部材は、床材の上側からその
床材に挿通されて、床固定部材に螺合している。ここ
で、ネジ部材のねじ込み方向への回動前にあっては、床
固定部材は、床支持材と上下方向において対向しない第
1の位置にあり、床固定部材を床材に組み付けたまま、
その床材を床支持材上に載置することができる。そし
て、ネジ部材をねじ込み方向へ回動すると、床固定部材
は、第1の位置から、床支持材と上下方向において対向
する第2の位置まで回動するとともに、上昇して床支持
材に下方から当接する。こうして、ネジ部材をねじ込み
方向へ回動することにより、床材と床固定部材とが床支
持材を挟み込み、その結果、床材が、床固定部材および
ネジ部材を介して、床支持材に固定される。
【0018】このようにして、床固定部材を床材に組み
付けた状態のまま、床材を、床支持材上に載置すること
ができる。さらには、床支持材への床材の固定にあたっ
て、床支持材は、床材と床固定部材とに挟み込まれるだ
けであり、その床支持材に、床材の固定のための特別の
加工等を施す必要がない。
【0019】また、請求項9に記載の発明に係る床構造
体のように、前記床固定部材は、前記ネジ部材の反ねじ
込み方向への回動により、下降するとともに、前記第2
の位置から前記第1の位置まで回動するのが望ましい。
こうして、ネジ部材を反ねじ込み方向へ回動すると、床
固定部材は、下降するとともに、第2の位置から、床支
持材と上下方向において対向しない第1の位置まで回動
する。したがって、ネジ部材を反ねじ込み方向へ回動す
ることにより、床固定部材を床材に組み付けた状態のま
ま、床材を床支持材から取り外すことができる。
【0020】また、請求項10に記載の発明に係る床構
造体は、基礎床面上に設置された床支持材上に載置され
る床材と、その床材の上側からその床材に挿通されるネ
ジ部材と、前記床材に挿通された前記ネジ部材が螺合す
るネジ孔部を備える床固定部材とからなる。そして、前
記床固定部材は、前記ネジ部材の回動に連動して、第1
の位置と第2の位置との間を回動可能であり、かつ、前
記第1の位置において前記床支持材の裏面と対向せず、
また、前記第2の位置において前記裏面と対向する、対
向部を備える。さらに、前記床材は、前記ネジ部材のね
じ込み方向への回動によって、前記第1の位置から前記
第2の位置に回動する前記床固定部材のそれ以上の回動
を規制するとともに、前記第2の位置において前記ネジ
部材をねじ込み方向へ回動したとき、前記床固定部材の
回動を規制しつつその床固定部材の上昇を案内する第1
の案内部を備え、かつ、前記床固定部材の上昇により、
前記床材と前記対向部とで前記床支持材を挟み込むよう
にして、前記床材が前記床支持材に固定される。
【0021】つまり、ネジ部材は、床材の上側からその
床材に挿通されて、床固定部材のネジ孔部に螺合してい
る。そして、床固定部材は、ネジ部材の回動に連動し
て、対向部が床支持材の裏面と対向しない第1の位置
と、対向部が床支持材の裏面と対向する第2の位置との
間を、回動可能となっている。したがって、床固定部材
を第1の位置にすることにより、床固定部材を床材に組
み付けたまま、その床材を床支持材上に載置することが
できる。そして、ネジ部材をねじ込み方向へ回動する
と、床固定部材は、ネジ部材の回動に連動して、第1の
位置から第2の位置に回動するが、床材の第1の案内部
により、それ以上の回動が規制される。さらに、ネジ部
材をねじ込み方向へ回動すると、床固定部材は、第1の
案内部により、回動が規制されて上昇し、対向部が床支
持材の裏面に当接する。こうして、ネジ部材をねじ込み
方向へ回動することにより、床材と床固定部材とが床支
持材を挟み込み、その結果、床材が、床固定部材および
ネジ部材を介して、床支持材に固定される。
【0022】このようにして、床固定部材を床材に組み
付けた状態のまま、床材を、床支持材上に載置すること
ができる。さらには、床支持材への床材の固定にあたっ
て、床支持材は、床材と床固定部材とに挟み込まれるだ
けであり、その床支持材に、床材の固定のための特別の
加工等を施す必要がない。
【0023】また、請求項11に記載の発明に係る床構
造体のように、前記床材は、前記第2の位置において前
記ネジ部材を反ねじ込み方向へ回動したとき、前記床固
定部材の回動を規制しつつその床固定部材の下降を案内
する第2の案内部を備えてもよい。こうして、ネジ部材
を反ねじ込み方向へ回動すると、床固定部材は、床材の
第2の案内部により、回動が規制されて下降する。そし
て、床固定部材が、下降によって、第2の案内部から外
れると、この床固定部材は、ネジ部材の反ねじ込み方向
への回動により、ネジ部材の回動に連動して、第2の位
置から、床支持材の裏面と対向しない第1の位置に回動
する。したがって、ネジ部材を反ねじ込み方向へ回動す
ることにより、床固定部材を床材に組み付けた状態のま
ま、床材を床支持材から取り外すことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る床構造、床
固定部材および床構造体の実施の形態を図面に基づいて
説明する。
【0025】図1ないし図6は、本発明に係る床構造お
よび床固定部材の第一の実施の形態を示す。図中符号1
は、基礎床面、2は、その基礎床面1上に所定間隔をお
いて互いに平行に設置される床支持材としての根太材で
ある。3は、基礎床面1に立脚されて、受け部材4を介
して、根太材2を支持する支持脚である。5は、その支
持脚3を、基礎床面1に取り付けるための取付部材であ
る。6は、根太材2に載置されることで、基礎床面1上
に所定高さに支持されて、床下に配線・配管材等の収容
空間Sを形成する、床材である。7は、その床材6を根
太材2に固定するための床固定部材である。
【0026】ここで、根太材2は、例えば、アルミニウ
ム合金を押出成形して得られる型材からなり、断面逆U
字状からなる本体部2aと、その本体部2aから上方に
鉛直に延びるように型材の長手方向全てに渡って併設さ
れ、それぞれに床材6が載置される第1の突条部2b、
2bと、本体部2aの両側面から、それぞれ側方に突出
して、断面略L字形状からなる第2の突条部2c、2c
とから構成されている。
【0027】受け部材4は、根太材2の下方から挿入さ
れて、その本体部2aの内側に嵌合するよう、その根太
材2の長手方向に沿って長く延びる略直方体形状をして
いる。
【0028】支持脚3は、例えば、円柱状に形成され、
その全周にネジが螺設されたボルト部材からなり、その
上部が受け部材4のネジ孔(図示せず)と螺合すること
により、受け部材4に取り付けられている。
【0029】取付部材5は、基礎床面1に固着される固
着部5aと、支持脚3の下部が挿入されて固定される保
持筒5bとが、例えば、圧延鋼板等を絞り加工すること
により一体に形成されている。固着部5aは、略四角形
状で平板状に形成されており、例えば、接着材により、
その裏面が基礎床面1に固着される。一方、保持筒5b
は、固着部5aの中央から上方に突出するように円筒状
に形成されている。そして、支持脚3が、保持筒5bに
上方より挿入されて、止めネジ8が、その保持筒5bの
内側に達するまでねじ込まれることで、支持脚3は、取
付部材5に固定される。こうして、支持脚3は、取付部
材5を介して基礎床面1に立脚されて、根太材2を、受
け部材4を介して所定高さに支持している。
【0030】床材6は、本体6aと、根太材2と当接す
る当接部となる緩衝部材6b、6bとから構成されてい
る。本体6aは、例えば、圧延鋼板を曲げ加工して得ら
れるものであり、根太材2、2間に架け渡されるように
延びており、床を形成する床部6cと、その床部6cの
幅方向の両端からそれぞれ下方に折り曲げられた側部6
d、6dとからなる。そして、床部6cには、その延び
る方向の端部部分に、貫通孔としての長孔6eが、下方
に向かうにつれて幅狭となるテーパー状に穿設されてい
る。また、各側部6dには、その延びる方向の端部部分
に、下方に向かって開口する凹部6fが形成されてい
る。一方、緩衝部材6bは、合成ゴム等の弾性を備えた
シート材からなり、断面略コの字形状に形成されて、側
部6dの凹部6fに下方から嵌められて、側部6dを挟
むようにして、例えば、両面粘着テープ等により貼り付
けられている。そして、これら緩衝部材6b、6bの下
面が、根太材2の第1の突条部2bの上面2dに載置さ
れる。
【0031】床固定部材7は、本体7aと、溶接ナット
7bとから構成されている。本体7aは、例えば、圧延
鋼板を曲げ加工して得られるものであり、上部片7c
と、その上部片の一方端(図1において左端)から折り
曲げられて下方に若干延びる第1の側部片7dと、上部
片7cの他方端(図1において右端)から折り曲げられ
て下方に延びる第2の側部片7eと、その第2の側部片
7eの下端から折り曲げられて内側に延びて、根太材2
の第2の突条部2cの裏面2eと対向する対向部として
の下部片7fとからなる。また、上部片7cには、上下
に貫通するように孔7gが穿設されている。そして、前
記溶接ナット7bは、上部片7cの裏面側に、後述する
ネジ部材9が螺合する溶接ナット7bのネジ孔部7h
が、孔7gと同心となるようにして、溶接されて取り付
けられている。
【0032】次に、根太材2、床材6、床固定部材7お
よび後述するネジ部材9からなる床構造の組み付け手順
を、この床構造および床固定部材7の作用効果とともに
説明する。初めに、図1および図2に示すように、基礎
床面1上に設置された根太材2に、床固定部材7を載せ
るようにして組み付ける。つまり、床固定部材7の上部
片7cの第1の側部片7d側を、根太材2の第1の突条
部2bの上面2dに載せ、床固定部材7の下部片7f
を、根太材2の第2の突条部2cの裏面2eと対向する
よう、その裏面2eの下方に配置する。このとき、床固
定部材7の上部片7cの第1の側部片7d側が、根太材
2の上面2dに載るとともに、床固定部材7の第1の側
部片7dが、根太材2の第1の突条部2bの内側面2f
に係合して、これら上部片7cの第1の側部片7d側お
よび第1の側部片7dは、根太材2の第1の突条部2b
に支持される被支持部7iとなっている。こうして、こ
の床固定部材7のネジ孔部7hに、後述するネジ部材9
を螺合させる前であっても、この床固定部材7は、被支
持部7iが根太材2に支持されるように、その根太材2
に組み付けられるので、床材6を組み付ける前であって
も、この床固定部材7が、根太材2から落下することは
ない。
【0033】次いで、図3および図4に示すように、床
材6を、根太材2の上面2dに載置する。つまり、床材
6の床部6cで、床固定部材7を覆うとともに、床材6
の両側部6d、6dで、床固定部材7を挟むようにし
て、床材6の緩衝部材6b、6bを、根太材2の上面2
dに載せる。このとき、床材6の長孔6eは、床固定部
材7のネジ孔部7hのちょうど真上に位置する。こうし
て、根太材2の上面2dには、床材6が載置され、ま
た、根太材2の裏面2eには、床固定部材7の下部片7
fが対向する。
【0034】次いで、図5および図6に示すように、皿
小ネジからなるネジ部材9を、上側から床材6に挿通す
るように、長孔6eに挿入して、床材6(もしくは、そ
の床部6c)の下側において、床固定部材7のネジ孔部
7hにねじ込む。このねじ込みにより、床固定部材7が
上昇するように移動して、その床固定部材7の下部片7
fが根太材2の裏面2eに当接し、床材6と床固定部材
7とで根太材2を挟み込むようにして、床材6が根太材
2に固定される。つまり、ネジ部材9を、上側から床材
6の長孔6eに挿入して、床固定部材7のネジ孔部7h
にねじ込むと、ネジ部材9の頭部9aが床材6の長孔6
eのテーパー状の内面に支持されながら、床固定部材7
が上昇するように移動して、床固定部材7の下部片7f
が根太材2の裏面2eに当接する。こうして、床材6の
緩衝部材6b、6bと床固定部材7の下部片7fとが根
太材2を上下方向で挟み込み、その結果、床材6が、床
固定部材7およびネジ部材9を介して、根太材2に確実
に固定される。しかも、床材6と床固定部材7とが、根
太材2を上下方向で挟み込むので、床材6の上方への浮
き上がりを確実に防止することができる。また、根太材
2への床材6の固定にあたって、根太材2は、床材6と
床固定部材7とに挟み込まれるだけであり、その根太材
2に、床材6の固定のための特別の加工等を施す必要が
なく、また、その結果、床材6を、根太材2の長手方向
の任意の位置に固定することができる。
【0035】このようにして、床材6は、根太材2に容
易に固定され、しかも、ネジ部材9を床固定部材7のネ
ジ孔部7hにねじ込む際に、前もって、床固定部材7
は、根太材2に支持されているので、根太材2への床材
6の固定は、一層容易である。また反対に、床材6を根
太材2から取り外す場合は、ネジ部材9を緩めて、その
ネジ部材9を床固定部材7のネジ孔部7hから外して、
床材6を持ち上げればよく、その取り外しも容易であ
る。
【0036】図7ないし図12は、本発明に係る床構
造、床固定部材および床構造体の第二の実施の形態を示
す。この第二の実施の形態においては、予め、床構造体
11を構成する、床材12、床固定部材13およびネジ
部材14が互いに組み付けられているが、その他、床支
持材としての根太材2、支持脚3、受け部材4、取付部
材5は、第一の実施の形態と同一である。床材12は、
第一の実施の形態に示す床材6と同様に、床部12cお
よび側部12d、12dからなる本体12aと、側部1
2d、12dに形成された凹部12f、12fに嵌めら
れて、根太材2と当接する当接部となる緩衝部材12
b、12bとから構成されおり、根太材2に載置される
ことで、基礎床面1上に所定高さに支持されて、床下に
配線・配管材等の収容空間Sを形成する。そして、床部
12cには、その延びる方向の端部部分に、第一の実施
の形態に示す長孔6eの代わりに、貫通孔としての丸孔
12eが、下方に向かうにつれて径小となるテーパー状
に穿設されている。また、床部12cの下側には、丸孔
12eと同心的に下方に向かって延びるようにして、筒
部12gが形成されている。そして、筒部12gは、こ
の床材12の延びる方向の一端部T側が全長に渡って開
放しており、その開放部12hの一方の内側面(図8に
おいて下側)および他方の内側面(図8において上側)
は、それぞれ、後述する床固定部材13を案内する、第
1の案内部12iおよび第2の案内部12jとなってい
る。さらに、筒部12gの下端は、第1の案内部12i
側の第1の下面12kと、第2の案内部12j側の第2
の下面12mとが、第1の下面12kが下側位置とな
り、第2の下面12mが上側位置となるように、段部1
2nを介して段違いに形成されている。そして、第2の
下面12mは、段部12nから第2の案内部12jへ向
かうにつれて徐々に上昇する傾斜面となっている(図9
参照)。
【0037】床固定部材13は、例えば、圧延鋼板を曲
げ加工して得られるものであり、円形形状をして、床材
12の筒部12gの内側に嵌合する上部片13aと、そ
の上部片13aの周端から下方に段違いとなるように折
り曲げられて延びて、床材12の開放部12hに嵌合可
能な被案内片13bと、その被案内片13bの延びる先
端から左右に広がるように延びて、根太材2の第2の突
条部2cの裏面2eと対向可能な対向部としての下部片
13cとからなる。また、上部片13aには、その中心
に、後述するネジ部材14が螺合するネジ孔部13dが
螺設されている。
【0038】次に、根太材2、床材12、床固定部材1
3および後述するネジ部材14からなる床構造の組み付
け手順を、この床構造、床固定部材13および床構造体
11の作用効果とともに説明する。初めに、図7ないし
図9に示すように、床材12と、床固定部材13と、右
ねじが螺設された皿小ネジからなるネジ部材14とを互
いに組み付けた床構造体11を、根太材2の上面2dに
載置する。ここで、床構造体11は、ネジ部材14が、
床材12の丸孔12eに上側から挿入されることで、そ
の床材12に挿通され、床材12(もしくは、床部12
c)の下側において、床固定部材13のネジ孔部13d
に螺合している。このとき、床固定部材13は、上部片
13aの一部が、筒部12gの内側に嵌まり、下部片1
3cが、床材12の延びる方向の一端部T側とは反対側
を向いている。つまり、床固定部材13の被案内片13
bの上面が、筒部12gの第2の下面12mと対向する
とともに、被案内片13bの側面が、筒部12gの段部
12nに当接している。この状態で、床材12の緩衝部
材12bを、根太材2の第1の突条部2bの上面2dに
載せるようにして、床構造体11を根太材2に組み付け
る。このとき、床材12の筒部12gが、根太材2の第
2の突条部2cの側方に隣接するが、床固定部材13の
下部片13cが、床材12の延びる方向の一端部T側と
は反対側を向いて、床固定部材13は、下部片13c
が、根太材2の第2の突条部2cの裏面2eと対向しな
い、つまりは根太材2と上下方向において対向しない第
1の位置にある。したがって、床固定部材13を第1の
位置にすることにより、床固定部材13を床材12に組
み付けたまま、根太材2の第2の突条部2cと干渉する
ことなく、床材12を根太材2の上面2dに載置するこ
とができる。
【0039】次いで、図10および図11に示すよう
に、ネジ部材14をねじ込み方向(図11において、反
時計回り方向)へ回動すると、そのネジ部材14と螺合
する床固定部材13が、床材12の丸孔12e内にて回
動するネジ部材14とともに回動して、床固定部材13
の被案内片13bの側面が床材12の第1の案内部12
iに当接する。こうして、この第1の案内部12iによ
り、床固定部材13のそれ以上の回動が規制され、この
とき、床固定部材13の下部片13cは、根太材2側を
向くとともに、根太材2の第2の突条部2cの裏面2e
と対向する。このように、床固定部材13は、ネジ部材
14の回動に連動して、下部片13cが根太材2の裏面
2eと対向しない第1の位置と、下部片13cが根太材
2の裏面2eと対向する、つまりは根太材2と上下方向
において対向する第2の位置との間を回動可能となって
いる。
【0040】次いで、図12に示すように、さらにネジ
部材14をねじ込み方向へ回動すると、床固定部材13
の被案内片13bが、第1の案内部12iにより、回動
が規制されることで、ネジ部材14は、ネジ孔部13d
にねじ込まれる。そして、このネジ部材14のねじ込み
により、ネジ部材14の頭部14aが床材12の丸孔1
2eのテーパー状の内面に支持されながら、床固定部材
13は、その被案内片13bが、第1の案内部12iに
より、第2の位置のまま上昇するように案内され、下部
片13cが根太材2の裏面2eに下方から当接する。こ
うして、床材12の緩衝部材12b、12bと床固定部
材13の下部片13cとが根太材2を上下方向で挟み込
み、その結果、床材12が、床固定部材13およびネジ
部材14を介して、根太材2に確実に固定される。しか
も、床材12と床固定部材13とが、根太材2を上下方
向で挟み込むので、床材12の上方への浮き上がりを確
実に防止することができる。
【0041】一方、床材12を根太材2から取り外す場
合は、ネジ部材14を反ねじ込み方向へ回動する。この
回動により、床固定部材13は、その被案内片13b
が、第2の案内部12jにより、回動が規制されて、第
2の位置のまま、下降するように案内される。そして、
床固定部材13の下降によって、その被案内片13b
が、第2の案内部12jから外れると(図10、11参
照)、この床固定部材13は、ネジ部材14のさらなる
反ねじ込み方向への回動により、ネジ部材14の回動に
連動して、第2の位置から第1の位置に回動する(図7
参照)。こうして、床固定部材13の下部片13cが、
根太材2の裏面2eとの対向から外れて、床材12を、
床構造体11ごと、根太材2から取り外すことができ
る。
【0042】このように、床固定部材13を床材12に
組み付けた床構造体11の状態で、この床材12を、根
太材2に固定したり、根太材2から取り外したりするこ
とができる。さらには、根太材2への床材12の固定に
あたって、根太材2は、床材12と床固定部材13とに
挟み込まれるだけであり、その根太材2に、床材12の
固定のための特別の加工等を施す必要がなく、また、そ
の結果、床材12を、根太材2の長手方向の任意の位置
に固定することができる。このようにして、床材12
は、根太材2に容易に固定される。
【0043】以上のように、第1および第2の実施の形
態において、床材6、12が根太材2に確実に固定され
ることで、床材6、12に振動等の種々の外力が作用し
ても、床材6、12が根太材2から離れて上方に浮き上
がったり、水平方向にずれたりすることがない。さら
に、床材6、12に床用コンセントが取り付けられた場
合であっても、そのコンセントに差し込まれたプラグを
抜き取ろうとするときに、床材6、12が根太材2から
離れて上方へ浮き上がることもない。
【0044】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、第1または第2の実施の形態に示す床構造
は、床を形成する全ての床材に適用する必要はなく、固
定が必要な一部の床材にのみ適用してもよい。また、こ
の床構造の適用にあたっては、既設の床において、その
一部の床材を取り替えるようにして、適用してもよい。
また、床固定部材7、13の下部片7f、13cが対向
する根太材2の裏面は、第2の突条部2cの裏面2eで
なくとも、根太材2の形状にあわせて、任意に選択する
ことができる。また、床支持材は、根太材2の他に、支
柱式の床支持材、つまりは、床材6、12のコーナー部
を支持するものであってもよく、その支持形態は、任意
である。
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る床構造、床固定部材および床構造体
によれば、次の効果がある。
【0046】請求項1もしくは2に記載された床構造、
または、請求項4もしくは5に記載された床固定部材に
よれば、床支持材を、床材と床固定部材とで挟み込むこ
とで、床材を床支持材に確実に固定することができる。
しかも、ネジ部材を、床材の上側からその床材に挿通し
て床固定部材にねじ込むだけでよいので、床支持材に特
別の加工等を施す必要がなく、したがって、床材を床支
持材に容易に固定することができる。
【0047】また、請求項3に記載された床構造、また
は請求項6に記載された床固定部材によれば、加えて、
床材の当接部と、床固定部材の対向部とが、床支持材を
上下方向で挟み込むので、床材の上方への浮き上がりを
確実に防止することができる。
【0048】また、請求項7に記載された床固定部材に
よれば、加えて、床固定部材が床支持材に支持されるの
で、床材を床支持材に一層容易に固定することができ
る。
【0049】また、請求項8または10に記載された床
構造体によれば、床支持材を、床材と床固定部材とで挟
み込むことで、床材を床支持材に確実に固定することが
できる。しかも、床材の上側からその床材に挿通された
ネジ部材を、床固定部材にねじ込むだけでよいので、床
支持材に特別の加工等を施す必要がなく、したがって、
床材を床支持材に容易に固定することができる。さら
に、床固定部材を床材に組み付けた状態のまま、床材
を、床支持材上に載置することができるので、床材の固
定が一層容易である。
【0050】また、請求項9または11に記載された床
構造体によれば、加えて、床固定部材を床材に組み付け
た状態のままで、床材を床支持材から取り外すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る床構造および床固定部材の第一
の実施の形態を示すものであって、床固定部材を根太材
に組み付けた状態の、一部を破断した正面図である。
【図2】同じく、図1における、平面図である。
【図3】同じく、床材を根太材に載置した状態の、一部
を破断した正面図である。
【図4】同じく、図3における、平面図である。
【図5】同じく、床材を根太材に固定した状態の、一部
を破断した正面図である。
【図6】同じく、図5における、平面図である。
【図7】この発明に係る床構造、床固定部材および床構
造体の第二の実施の形態を示すものであって、床構造体
を根太材に載置した状態の、一部を破断した正面図であ
る。
【図8】同じく、図7における、底面図である。
【図9】同じく、図7における、A矢視拡大図である。
【図10】同じく、床構造体を根太材に載置し、床固定
部材を第2の位置にした状態の、一部を破断した正面図
である。
【図11】同じく、図10における、底面図である。
【図12】同じく、床構造体を根太材に固定した状態
の、一部を破断した正面図である。
【図13】従来の床構造を示す、正面図である。
【符号の説明】
1 基礎床面 2 根太材(床支持
材) 2e 裏面 6 床材 6b 緩衝部材(当接部) 7 床固定部材 7f 下部片(対向部) 7h ネジ孔部 7i 被支持部 9 ネジ部材 11 床構造体 12 床材 12b 緩衝部材(当接部) 12i 第1の案内
部 12j 第2の案内部 13 床固定部材 13c 下部片(対向部) 13d ネジ孔部 14 ネジ部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎床面上に設置される床支持材と、そ
    の床支持材上に載置される床材と、その床材の上側から
    その床材に挿通されるネジ部材と、前記床材に挿通され
    た前記ネジ部材が螺合する床固定部材とからなり、 前記床固定部材への前記ネジ部材のねじ込みにより、前
    記床材と前記床固定部材とで前記床支持材を挟み込むよ
    うにして、前記床材が前記床支持材に固定されることを
    特徴とする床構造。
  2. 【請求項2】 基礎床面上に設置される床支持材と、そ
    の床支持材上に載置されるとともに、その床支持材と当
    接する当接部を備える床材と、その床材の上側からその
    床材に挿通されるネジ部材と、前記床材に挿通された前
    記ネジ部材が螺合するネジ孔部を備えるとともに、前記
    床支持材と対向する対向部を備える床固定部材とからな
    り、 前記ネジ孔部への前記ネジ部材のねじ込みにより、前記
    当接部と前記対向部とで前記床支持材を挟み込むよう
    に、前記床固定部材が移動して、前記床材が前記床支持
    材に固定されることを特徴とする床構造。
  3. 【請求項3】 前記床材は、前記当接部が前記床支持材
    に載せられるようにして、その床支持材に載置され、 前記床固定部材の前記対向部は、前記床支持材の裏面と
    対向することを特徴とする請求項2に記載の床構造。
  4. 【請求項4】 基礎床面上に設置された床支持材上に載
    置される床材を、前記床支持材に固定するための床固定
    部材であって、 前記床材の上側からその床材に挿通されたネジ部材が螺
    合し、 そのネジ部材のねじ込みにより、前記床材とで前記床支
    持材を挟み込むようにして、前記床材を前記床支持材に
    固定することを特徴とする床固定部材。
  5. 【請求項5】 基礎床面上に設置された床支持材上に載
    置されるとともに、その床支持材と当接する当接部を備
    える床材を、前記床支持材に固定するための床固定部材
    であって、 前記床材の上側からその床材に挿通されたネジ部材が螺
    合するネジ孔部と、前記床支持材と対向する対向部とを
    備え、 前記ネジ孔部への前記ネジ部材のねじ込みにより、前記
    当接部と前記対向部とで前記床支持材を挟み込むように
    移動して、前記床材を前記床支持材に固定することを特
    徴とする床固定部材。
  6. 【請求項6】 前記床材は、前記当接部が前記床支持材
    に載せられるようにして、その床支持材に載置され、 前記対向部は、前記床支持材の裏面と対向することを特
    徴とする請求項5に記載の床固定部材。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記ネジ部材のねじ込み前に
    前記床支持材に支持される、被支持部を備えることを特
    徴とする請求項4ないし5のいずれか1項に記載の床固
    定部材。
  8. 【請求項8】 基礎床面上に設置された床支持材上に載
    置される床材と、その床材の上側からその床材に挿通さ
    れるネジ部材と、前記床材に挿通された前記ネジ部材が
    螺合する床固定部材とからなり、 前記ネジ部材のねじ込み方向への回動により、前記床固
    定部材は、前記床支持材と上下方向において対向しない
    第1の位置から対向する第2の位置まで回動するととも
    に、上昇して前記床支持材に下方から当接し、前記床材
    と前記床固定部材とで前記床支持材を挟み込むようにし
    て、前記床材が前記床支持材に固定されることを特徴と
    する床構造体。
  9. 【請求項9】 前記床固定部材は、前記ネジ部材の反ね
    じ込み方向への回動により、下降するとともに、前記第
    2の位置から前記第1の位置まで回動することを特徴と
    する請求項8に記載の床構造体。
  10. 【請求項10】 基礎床面上に設置された床支持材上に
    載置される床材と、その床材の上側からその床材に挿通
    されるネジ部材と、前記床材に挿通された前記ネジ部材
    が螺合するネジ孔部を備える床固定部材とからなり、 前記床固定部材は、前記ネジ部材の回動に連動して、第
    1の位置と第2の位置との間を回動可能であり、かつ、
    前記第1の位置において前記床支持材の裏面と対向せ
    ず、また、前記第2の位置において前記裏面と対向す
    る、対向部を備え、 前記床材は、前記ネジ部材のねじ込み方向への回動によ
    って、前記第1の位置から前記第2の位置に回動する前
    記床固定部材のそれ以上の回動を規制するとともに、前
    記第2の位置において前記ネジ部材をねじ込み方向へ回
    動したとき、前記床固定部材の回動を規制しつつその床
    固定部材の上昇を案内する第1の案内部を備え、かつ、 前記床固定部材の上昇により、前記床材と前記対向部と
    で前記床支持材を挟み込むようにして、前記床材が前記
    床支持材に固定されることを特徴とする床構造体。
  11. 【請求項11】 前記床材は、前記第2の位置において
    前記ネジ部材を反ねじ込み方向へ回動したとき、前記床
    固定部材の回動を規制しつつその床固定部材の下降を案
    内する第2の案内部を備えることを特徴とする請求項1
    0に記載の床構造体。
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