JPH11263910A - 延性の改良されたポリエ―テルイミド樹脂組成物 - Google Patents

延性の改良されたポリエ―テルイミド樹脂組成物

Info

Publication number
JPH11263910A
JPH11263910A JP10363716A JP36371698A JPH11263910A JP H11263910 A JPH11263910 A JP H11263910A JP 10363716 A JP10363716 A JP 10363716A JP 36371698 A JP36371698 A JP 36371698A JP H11263910 A JPH11263910 A JP H11263910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
group
formula
bis
polyetherimide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10363716A
Other languages
English (en)
Inventor
Robert Puyenbroek
ロバート・プエンブローク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH11263910A publication Critical patent/JPH11263910A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L79/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
    • C08L79/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08L79/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ポリエーテルイミド樹脂、シロキサン−ポリエーテルイ
ミド共重合体及び枝分れポリカーボネート樹脂を含んで
なる熱可塑性樹脂組成物は、高い加熱撓み温度、改善さ
れた室温衝撃特性、及び低温で改善された衝撃強さと延
性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改善された延性を
示すポリエーテルイミド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエーテルイミド樹脂とシロキサン−
ポリエーテルイミド共重合体と少量のポリカーボネート
を含む熱可塑性樹脂ブレンドが米国特許第505148
3号に開示されている。該ブレンドは、高い加熱撓み温
度、優れた衝撃特性、良好な耐溶剤性及び良好な加工性
を示すといわれている。
【0003】こうした熱可塑性樹脂ブレンドの低温での
衝撃強さと延性を改良することができればその用途はさ
らに広がるものと思われる。
【0004】
【発明の概要】本発明は、下記成分: (a)ポリエーテルイミド樹脂、(b)シロキサン−ポ
リエーテルイミド共重合体、及び(c)枝分れポリカー
ボネート樹脂を含んでなる熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
【0005】上記米国特許第5051483号には、該
米国特許の樹脂ブレンドのポリカーボネート樹脂成分と
して線状及び枝分れポリカーボネート樹脂共に好適であ
る旨開示されている。しかし、米国特許第505148
3号には枝分れポリカーボネート樹脂に関する実験結果
は全く挙げられておらず、枝分れポリカーボネート樹脂
を含む樹脂ブレンドの性能が線状ポリカーボネート樹脂
を含む類似樹脂組成物の性能と異なることを教示もしく
は示唆する記載は全くない。
【0006】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、米国特許
第5051483号の線状ポリカーボネート樹脂含有樹
脂組成物に比べて、高い加熱撓み温度、改善された室温
衝撃特性並びに改善された低温での衝撃強さ及び延性を
示す。
【0007】
【発明の実施の形態】好ましい実施形態では、本発明の
熱可塑性樹脂組成物は、当該熱可塑性樹脂組成物100
重量部(pbw)当たり、ポリエーテルイミド樹脂50
〜95pbw、さらに好ましくは55〜90pbw、さ
らに一段と好ましくは65〜8pbw、シロキサン−ポ
リエーテルイミド共重合体0.5〜12pbw、さらに
好ましくは2〜10pbw、さらに一段と好ましくは2
〜8pbw、及び枝分れポリカーボネート樹脂5〜45
pbw、さらに好ましくは10〜40pbw、さらに一
段と好ましくは15〜35pbwを含んでなる。
【0008】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成分(a)
として使用するのに好適なポリエーテルイミド樹脂は公
知の化合物であり、その製造及び性質は例えば米国特許
第3803085号及び同第3905942号などに記
載されており、その開示内容は文献の援用によって本明
細書に取り込まれる。好ましい実施形態において、本発
明のポリエーテルイミド樹脂成分は次の式(I)の構造
単位を複数乃至1000もしくはそれ以上、好ましくは
10〜1000含んでいる。
【0009】
【化7】
【0010】式中、二価基Tは式(I)の各アリールイ
ミド部分のアリール環の3,3′位、3,4′位、4,
3′位又は4,4′位を橋かけするもので、Tは−O−
又は式−O−Z−O−の基であり、Zは以下の式(II)
【0011】
【化8】
【0012】からなる群から選択される二価基であり、
Xは以下の式(III)
【0013】
【化9】
【0014】の二価基からなる群から選択されるもので
あり、yは1〜約5の整数であり、qは0又は1であ
り、Rは(a)炭素原子数6〜約20の芳香族炭化水素
基及びそのハロゲン化誘導体、(b)炭素原子数2〜約
20のアルキレン基、(c)炭素原子数3〜約20のシ
クロアルキレン基、及び(d)次の一般式(IV)
【0015】
【化10】
【0016】の二価基からなる群から選択される二価有
機基であって、Qは式(V)
【0017】
【化11】
【0018】からなる群から選択されるものであり、
y′は約1〜約5の整数である。ある実施形態では、ポ
リエーテルイミド樹脂は上記のエーテルイミド単位に加
えて次の式(VI)のポリイミド繰返し単位もさらに含ん
だ共重合体であってもよい。
【0019】
【化12】
【0020】式中、Rは上記の式(I)で定義した通り
であり、Mは以下に示す式(VII)、式(VIII)及び式
(IX)からなる群から選択される。
【0021】
【化13】
【0022】
【化14】
【0023】
【化15】
【0024】ポリエーテルイミド樹脂は、例えば米国特
許第3847867号、同第3814869号、同第3
850885号、同第3852242号、同第3855
178号及び同第3983093号に開示されているよ
うな公知の方法で製造される。これらの米国特許の開示
内容は文献の援用によって本明細書に取り込まれる。好
ましい実施形態では、ポリエーテルイミド樹脂は、下記
の式(X)の芳香族ビス(エーテル無水物)を下記の式
(XI)の有機ジアミンと反応させる。
【0025】
【化16】
【0026】 (XI) H2N−R−NH2 式中、T及びRは上記の式(I)で定義した通りであ
る。一般に、反応は約100℃〜約250℃の温度にお
いて式(X)の無水物と式(XI)のジアミンが相互作用
を起こすようにo−ジクロロベンゼン、m−クレゾール
/トルエンなどの周知の溶剤を用いて実施することがで
きる。別法として、ポリエーテルイミド樹脂は芳香族ビ
ス(エーテル無水物)とジアミンとの溶融重合によって
も製造でき、成分混合物を撹拌しながら高温で加熱する
ことによってなされる。一般に溶融重合では約200℃
〜400℃の温度を用いる。反応に連鎖停止剤及び枝分
れ剤を使用してもよい。
【0027】具体的な芳香族ビス(エーテル無水物)と
有機ジアミンは例えば米国特許第3972902号及び
同第4455410号に開示されており、その開示内容
は文献の援用によって本明細書に取り込まれる。式
(X)の芳香族ビス(エーテル無水物)の具体例には、
2,2−ビス(4−(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル)プロパン二無水物、4,4′−ビス
(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテ
ル二無水物、4,4′−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物、4,4′−
ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベンゾフェノ
ン二無水物、4,4′−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、2,2−ビス
[4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]
プロパン二無水物、4,4′−ビス(2,3−ジカルボ
キシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水物、4,
4′−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルスルフィド二無水物、4,4′−ビス(2,3−ジ
カルボキシフェノキシ)ベンゾフェノン二無水物、4,
4′−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルスルホン二無水物、4−(2,3−ジカルボキシフ
ェノキシ)−4′−(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニル−2,2−プロパン二無水物、4−
(2,3−ジカルボキシフェノキシ)−4′−(3,4
−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水
物、4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)−4′−
(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフ
ィド二無水物、4−(2,3−ジカルボキシフェノキ
シ)−4′−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベン
ゾフェノン二無水物、及び4−(2,3−ジカルボキシ
フェノキシ)−4′−(3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニルスルホン二無水物、並びにこれらの各種
混合物がある。
【0028】上記の式(X)に包含される芳香族ビス
(エーテル無水物)の好ましいクラスには、Tが次の式
(XII)のものがある。
【0029】
【化17】
【0030】式中、各々のYは以下の式(XIII)からな
る群から独立に選択される。
【0031】
【化18】
【0032】ポリエーテルイミド/ポリイミド共重合体
を用いる場合、ピロメリト酸無水物のような二無水物を
ビス(エーテル無水物)と組合せて使用する。ビス(エ
ーテル無水物)は、双極性非プロトン溶媒存在下でのニ
トロ置換フェニルジニトリルと二価フェノール化合物の
金属塩との反応生成物の加水分解及びその後での脱水反
応によって製造することができる。
【0033】式(XI)の好適な有機ジアミンには、例え
ば、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルプロパン、4,4′
−ジアミノジフェニルメタン(慣用名「4,4′−メチ
レンジアニリン」)、4,4′−ジアミノジフェニルス
ルフィド、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4′−ジアミノジフェニルエーテル(慣用名「4,
4′−オキシジアニリン」)、1,5−ジアミノナフタ
レン、3,3−ジメチルベンジジン、3,3−ジメトキ
シベンジジン、2,4−ビス(β−アミノ−t−ブチ
ル)トルエン、ビス(p−β−アミノ−t−ブチルフェ
ニル)エーテル、ビス(p−β−メチル−o−アミノフ
ェニル)ベンゼン、1,3−ジアミノ−4−イソプロピ
ルベンゼン、1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エ
タン、ベンジジン、m−キシリレンジアミン、2,4−
ジアミノトルエン、2,6−ジアミノトルエン、ビス
(4−アミノシクロヘキシル)メタン、3−メチルヘプ
タメチレンジアミン、4,4−ジメチルヘプタメチレン
ジアミン、2,11−ドデカンジアミン、2,2−ジメ
チルプロピレンジアミン、1,18−オクタメチレンジ
アミン、3−メトキシヘキサメチレンジアミン、2,5
−ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチル
ヘプタメチレンジアミン、3−メチルヘプタメチレンジ
アミン、5−メチルノナメチレンジアミン、1,4−シ
クロヘキサンジアミン、1,18−オクタデカンジアミ
ン、ビス(3−アミノプロピル)スルフィド、N−メチ
ル−ビス(3−アミノプロピル)アミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、ノナメチレンジ
アミン、デカメチレンジアミン及びこれらのジアミンの
混合物がある。
【0034】式(I)の範疇に含まれる特に好ましいポ
リエーテルイミド樹脂の具体例は、Rがパラフェニレ
ン、メタフェニレン又はパラフェニレンとメタフェニレ
ンの混合物であって、Tが−O−Z−O−でZが次の式
(XIV)であり、式(XIV)の二価基が式(I)の各アリ
ールイミド部分のアリール環の3,3′位を橋かけして
いる繰返し単位を含んでなるものである。
【0035】
【化19】
【0036】一般に、有用なポリエーテルイミド樹脂
は、25℃のm−クレゾール中で測定して、約0.2d
l/gを超える固有粘度[η]、好ましくは約0.35
〜約0.7dl/gの固有粘度[η]を有する。好まし
い実施形態では、本発明の樹脂のポリエーテルイミド樹
脂は、ポリスチレン標準を用いたゲルパーミエーション
クロマトグラフィーで測定して、10000〜1500
00g/モルの重量平均分子量を有する。
【0037】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成分(b)
として使用するのに好適なシロキサン−ポリエーテルイ
ミド共重合体は公知の化合物であり、その製造及び性質
は例えば米国特許第5051483号などに記載されて
おり、その開示内容は文献の援用によって本明細書に取
り込まれる。好ましい実施形態では、本発明の組成物の
シロキサン−ポリエーテルイミド共重合体成分は、式
(I)及び(VI)の1又はそれ以上の第一構造単位と、
以下の式(XV)及び(XVI)の1又はそれ以上の第二構
造単位を有する。
【0038】
【化20】
【0039】
【化21】
【0040】式中、T及びMは各々上記で定義した通り
であり、R′及びR″は各々独立に下記構造式(XVII)
の二価基である。
【0041】
【化22】
【0042】式中、R1、R2、R3、R4は各々独立に
(C1〜C6)アルキルであり、a及びcは各々独立に1
〜10、好ましくは1〜5の整数であり、bは1〜約4
0、好ましくは5〜25の整数である。本明細書で用い
る「(C1〜C6)アルキル」という用語は、1基当たり
の炭素原子数が1〜6の直鎖又は枝分れアルキル基、例
えばメチル、エチル、n−ブチル、イソブチル、t−ブ
チル、ペンチル、ヘキシルなどを意味する。
【0043】好ましい実施形態では、シロキサン−ポリ
エーテルイミド共重合体は、ポリエーテルイミド樹脂に
ついて上記で述べたのと同様にして製造されるが、ただ
し、ジアミン反応体の全部又は一部を下記構造式(XVII
I)のアミノアルキル末端オルガノシロキサン化合物と
置き換える。
【0044】
【化23】
【0045】式中、R1、R2、R3、R4、a、b、cは
各々上記で定義した通りである。好ましい実施形態で
は、R1、R2、R3、R4は各々メチルであり、a及びc
は各々3であり、bは9〜20の平均値を有する。好ま
しい実施形態では、シロキサン−ポリエーテルイミド共
重合体は、式(X)の芳香族ビス(エーテル無水物)を
式(XI)の有機ジアミン及び式(XVIII)のアミン末端
オルガノシロキサン化合物と反応させることによって製
造される。芳香族ビス(エーテル無水物)との反応に先
立ってジアミンとアミン末端オルガノシキロサンを物理
的に混合してランダムシロキサン−ポリエーテルイミド
共重合体を形成してもよいし、或いはジアミン及びアミ
ン末端オルガノシキロサンを順次芳香族ビス(エーテル
無水物)と反応させて交互共重合体又はブロック共重合
体を形成してもよい。
【0046】好ましい実施形態では、該共重合体は、ジ
アミンとアミン末端オルガノシロキサンの合計量を基準
として、50〜80モル%のアミン及び20〜50モル
%のアミン末端オルガノシロキサンを含んでなる。好ま
しい実施形態では、シロキサン−ポリエーテルイミド共
重合体は、ポリスチレン標準を用いたゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーで測定して、10000〜15
0000g/モルの重量平均分子量を有する。
【0047】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成分(c)
として使用するのに好適な枝分れ芳香族ポリカーボネー
ト樹脂は公知の化合物であり、その製造及び性質は例え
ば米国特許第3544514号、同第3635895号
及び同第4001184号に記載されており、その開示
内容は文献の援用によって本明細書に取り込まれる。好
ましい実施形態では、成分(c)の枝分れ芳香族ポリカ
ーボネート樹脂は、多官能性化合物とカーボネート前駆
体及び次の構造式(XIX) HO−A−OH (XIX) (式中、Aは二価芳香族基である)の二価フェノールと
の縮重合反応生成物であり、次の式(XX)の構造単位を
含む。
【0048】
【化24】
【0049】式中、Aは上記で定義した通りである。本
明細書で用いる「二価芳香族基」という用語には、フェ
ニレンのように芳香環を1つしか含まない二価基、例え
ばナフタレンなどのような縮合芳香環系を含む二価基、
並びに例えばアルキレン基、アルキリデン基もしくはス
ルホニル基などの非芳香族結合で結合した2以上の芳香
環を含む二価基が包含され、そのいずれも芳香環上の1
以上の部位が例えばハロゲン原子や(C1〜C6)アルキ
ル基などで置換されていてもよい。
【0050】好ましい実施形態では、Aは次の式(XX
I)の二価芳香族基である。
【0051】
【化25】
【0052】好適な多官能性化合物は概して芳香族であ
って、カルボキシル、無水カルボン酸、フェノール、ハ
ロホルメートの1又はそれ以上から選択される官能基を
3以上含んでおり、例えば、1,1,1−トリ(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、1,3,5−トリヒドロキ
シベンゼン、トリメリト酸無水物、トリメリト酸、トリ
メリチルトリクロライド、4−クロロホルミルフタル酸
無水物、ピロメリト酸、ピロメリト酸二無水物、メリト
酸、メリト酸無水物、トリメシン酸、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物などがある。好ましい多官能性芳香族化合物は1,
1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリ
メリト酸無水物又はトリメリト酸、或いはこれらのハロ
ホルメート誘導体である。
【0053】好適な二価フェノールには、例えば、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(「ビス
フェノールA」)、2,2−ビス(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘプタン、3,5,3′,5′−テトラクロ
ロ−4,4′−ジヒドロキシフェニルプロパン、2,6
−ジヒドロキシナフタレン、ヒドロキノン、2,4′−
ジヒドロキシフェニルスルホンの1又はそれ以上があ
る。非常に好ましい実施形態では、二価フェノールはビ
スフェノールAである。
【0054】カーボネート前駆体はハロゲン化カルボニ
ル、炭酸エステル又はハロホルメートの1又はそれ以上
である。好適なハロゲン化カルボニルには例えば臭化カ
ルボニル及び塩化カルボニルがある。好適な炭酸エステ
ルには、例えば炭酸ジフェニル、炭酸ジクロロフェニ
ル、炭酸ジナフチル、炭酸フェニルトリル及び炭酸ジト
リルなどがある。好適なハロホルメートには、二価フェ
ノール類(例えばヒドロキノンなど)又はグリコール類
(例えばエチレングリコールやネオペンチルグリコール
など)のビスハロホルメートがある。非常に好ましい実
施形態では、カーボネート前駆体は塩化カルボニルであ
る。
【0055】好ましい実施形態では、枝分れポリカーボ
ネート樹脂の重量平均分子量はポリスチレンを標準とす
るゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定して
約10000〜約150000g/モル、さらに好まし
くは約10000〜約60000g/モルである。本発
明の熱可塑性樹脂組成物は、任意成分として、当技術分
野で公知の各種添加剤、例えば酸化防止剤(例えば、有
機ホスファイト類、例えばトリス(ノニル−フェニル)
ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、2,4−
ジ(tert−ブチルフェニル)ホスファイト又はジス
テアリルペンタエリトリトールジホスファイトなど、ア
ルキル化モノフェノール類、ポリフェノール類並びにポ
リフェノールとジエンのアルキル化反応生成物、例え
ば、テトラ−cis(メチレン)−3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシシンナメート、p−クレゾールと
ジシクロペンタジエンのブチル化反応生成物など、アル
キル化ヒドロキノン類、ヒドロキシル化チオジフェニル
エーテル類、アルキリデン−ビスフェノール類、ベンジ
ル化合物、アシルアミノフェノール類、β−(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プ
ロピオン酸と一価又は多価アルコールとのエステル、β
−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチ
ルフェニル)プロピオン酸と一価又は多価アルコールと
のエステル、β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と一価又は多
価アルコールとのエステル、チオアルキル又はチオアリ
ール化合物のエステル、例えばジステアリルチオプロピ
オネート、ジラウリルチオプロピオネート、ジトリデシ
ルチオジプロピオネートなど、β−(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオン
酸のアミドなど)、充填材及び強化材(ケイ酸塩、Ti
2、ガラス繊維、カーボンブラック、グラファイト、
炭酸カルシウム、タルク、雲母など)、その他UV吸収
剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、顔料、染料、着色剤、帯
電防止剤及び発泡剤などの添加剤を含んでいてもよい。
【0056】本発明の組成物の製造は、普通、本発明の
組成物の上記成分のブレンドの形成に好適な条件下で成
分を混ぜ合わせることによってなされる。かかる条件に
は、例えば一軸又は二軸押出機、ミキシングボール又は
成分に剪断を加えることのできる同様の混合装置での溶
液ブレンディング又は溶融ブレンディングがある。二軸
押出機が一軸押出機に比べて混合能力に優れているので
往々にして好ましい。組成物中の揮発性不純物を除去す
るため押出機の少なくとも1箇所のガス抜き口を介して
メルトを真空に引くのが往々にして有利である。
【0057】本発明の組成物は、例えば射出成形や押出
等の様々な手段によって、例えば耐熱容器などの有用な
賦形品へと成形することができる。
【0058】
【実施例】比較例C1、C2及びC3並びに本発明の実
施例1及び2の各熱可塑性樹脂を表1に示す相対量(各
々、個々の熱可塑性樹脂の全量を基準とした重量%で表
す)の成分を混合して製造した。熱可塑性樹脂組成物に
使用した成分は以下の通りであった。
【0059】PEI−1: 2,2−ビス(2,3−ジ
カルボキシフェノキシフェノール)プロパン二無水物と
メタフェニレンジアミンとの縮合で製造した重量平均分
子量約55×103g/モルのポリエーテルイミド樹
脂。 PC−1: ビスフェノール−Aとホスゲンから得た重
量平均分子量約36.5×103g/モルの線状ポリカ
ーボネート樹脂。
【0060】PC−2: ビスフェノール−Aとホスゲ
ンとトリメリト酸トリクロライドから得た重量平均分子
量約34×103g/モルの枝分れポリカーボネート樹
脂。 PCE: ビスフェノール−Aから誘導され、カーボネ
ート単位に対して合計約60%のエステル単位(約1:
1比のイソフタル酸とテレフタル酸から誘導)を有する
重量平均分子量約35×103g/モルのポリエステル
−カーボネート樹脂。
【0061】Si−PEI: 2,2−ビス(2,3−
ジカルボキシフェノキシフェノール)プロパン二無水物
とメタフェニレンジアミンとアミノプロピル末端D10
リジメチルシロキサンとの縮合によって製造した、ポリ
ジメチルシロキサン由来の構造単位を34重量%含み、
重量平均分子量約60×103g/モルのシロキサン/
ポリエーテルイミド共重合体。
【0062】一連の実地試験において、成分を約320
〜約340℃の温度の二軸式押出機でブレンドして実施
例1及び2並びに比較例C1〜C3の各組成物を形成し
た。次いで組成物をストランドに押出し、細断してペレ
ットとした後射出成形して物性試験用の試験片を成形し
た。ダート衝撃強さはASTM D3763に準拠して
(直径4インチ×0.125インチの円盤を使用)下記
表1に示す様々な温度で測定した。ノッチ付アイゾット
衝撃強さはASTM D256に準拠して2.5インチ
×0.5インチ×0.125インチの寸法の試料を用い
て測定した。加熱撓み温度はASTM D648に準拠
して、264ポンド/平方インチ(psi)の荷重下
0.125インチ厚の非アニール試験片で測定した。
【0063】比較例C1〜C3並びに実施例1及び2の
各試験結果を以下の表1に示す。ダート衝撃強さはフィ
ート−ポンド(「ft・lb」)単位で表し、延性破壊
モードを示した試験片の割合(「延性%」)を付記し、
ノッチ付アイゾット衝撃強さはフィート・ポンド/イン
チ(「ft・lb/in」)単位、及び加熱撓み温度は
摂氏温度(「HDT,℃」)単位で表した。
【0064】
【表1】
【0065】比較例C1の組成物は、実施例1の枝分れ
ポリカーボネート樹脂ではなく線状ポリカーボネート樹
脂を含んでいる点以外は、実施例1の組成物に類似す
る。実施例1の組成物は、比較例C1の組成物に比べ、
−30℃でのダート衝撃性能が劇的に改善されているだ
けでなく、ノッチ付アイゾット衝撃性能も改善されてい
る。
【0066】比較例C2の組成物は、実施例1の組成物
のシロキサン−ポリエーテルイミド共重合体成分を含ん
でいない点以外は、実施例1の組成物に類似する。実施
例1の組成物は比較例C2の組成物に比べ、−30℃で
のダート衝撃性能が劇的に改善されているだけでなく、
ノッチ付アイゾット衝撃性能も改善されている。比較例
C3の組成物は、実施例2の組成物のシロキサン−ポリ
エーテルイミド共重合体成分を含んでいない点以外は、
実施例2の組成物に類似する。実施例2の組成物は、比
較例C3の組成物に比べ、−30℃でのダート衝撃性能
が劇的に改善されているだけでなく、ノッチ付アイゾッ
ト衝撃性能も改善されている。
【0067】本発明の熱可塑性樹脂組成物は高い加熱撓
み温度、改善された室温衝撃特性、及び低温において改
善された衝撃強さと延性をもたらす。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分: (a)ポリエーテルイミド樹脂、 (b)シロキサン−ポリエーテルイミド共重合体、及び (c)枝分れポリカーボネート樹脂 を含んでなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 当該組成物が、ポリエーテルイミド樹脂
    50〜95重量部、シロキサン−ポリエーテルイミド共
    重合体0.5〜12重量部、及び枝分れポリカーボネー
    ト樹脂5〜45重量部を含んでなる、請求項1記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリエーテルイミド樹脂が式(I)
    の構造単位を含んでなる、請求項1記載の組成物。 【化1】 式中、二価基Tは式(I)の各アリールイミド部分のア
    リール環の3,3′位、3,4′位、4,3′位又は
    4,4′位を橋かけするもので、Tは−O−又は式−O
    −Z−O−の基であり、Zは以下の式(II) 【化2】 からなる群から選択される二価基であり、Xは以下の式
    (III) 【化3】 の二価基からなる群から選択されるものであり、yは1
    〜約5の整数であり、qは0又は1であり、Rは(a)
    炭素原子数6〜約20の芳香族炭化水素基及びそのハロ
    ゲン化誘導体、(b)炭素原子数2〜約20のアルキレ
    ン基、(c)炭素原子数3〜約20のシクロアルキレン
    基、及び(d)次の一般式(IV) 【化4】 の二価基からなる群から選択される二価有機基であっ
    て、Qは式(V) 【化5】 からなる群から選択されるものであり、y′は約1〜約
    5の整数である。
  4. 【請求項4】 前記ポリエーテルイミド樹脂が2,2−
    ビス[4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニ
    ル]プロパン二無水物とメタフェニレンジアミンとの溶
    融重合でできた反応生成物である、請求項1記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記枝分れポリカーボネート樹脂が多官
    能性芳香族化合物と二価フェノールとカーボネート前駆
    体との枝分れ重合体生成反応で作られたものである、請
    求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記官能性芳香族化合物が1,1,1−
    トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,3,5−
    トリヒドロキシ−ベンゼン、トリメリト酸無水物、トリ
    メリト酸、トリメリチルトリクロライド、4−クロロホ
    ルミルフタル酸無水物、ピロメリト酸、ピロメリト酸二
    無水物、メリト酸、メリト酸無水物、トリメシン酸、ベ
    ンゾフェノンテトラカルボン酸及びベンゾフェノンテト
    ラカルボン酸二無水物からなる群から選択される1又は
    それ以上の化合物である、請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記二価フェノールが2−ビス(4−ヒ
    ドロキシフェニル)プロパン(「ビスフェノール
    A」)、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
    キシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
    ル)メタン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
    ヘプタン、3,5,3′,5′−テトラクロロ−4,
    4′−ジヒドロキシフェニルプロパン、2,6−ジヒド
    ロキシナフタレン、ヒドロキノン及び2,4′−ジヒド
    ロキシフェニルスルホンからなる群から選択される1又
    はそれ以上の化合物である、請求項5記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記カーボネート前駆体がハロゲン化カ
    ルボニル、炭酸エステル及びハロホルメートからなる群
    から選択される1又はそれ以上の化合物である、請求項
    5記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記シロキサン−ポリエーテルイミド共
    重合体が、芳香族ビス(エーテル無水物)とジアミン及
    び下記構造式のアミノアルキル末端オルガノシロキサン
    化合物との反応生成物である、請求項1記載の組成物。 【化6】 式中、R1、R2、R3及びR4は各々独立に(C1〜C6
    アルキルであり、 a及びcは各々独立に1〜10の整数であり、かつbは
    1〜約40の整数である。
  10. 【請求項10】 R1、R2、R3及びR4が各々メチルで
    あり、a及びcが各々3であり、かつbが9〜20の平
    均値を有する、請求項7記載の組成物。
  11. 【請求項11】 下記成分: (a)ポリエーテルイミド樹脂、 (b)シロキサン−ポリエーテルイミド共重合体、及び (c)枝分れポリカーボネート樹脂 をブレンディングして得られる組成物を含んでなる熱可
    塑性樹脂組成物。
JP10363716A 1997-12-23 1998-12-22 延性の改良されたポリエ―テルイミド樹脂組成物 Withdrawn JPH11263910A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/996610 1997-12-23
US08/996,610 US6072010A (en) 1997-12-23 1997-12-23 Polyetherimide resin compositions with improved ductility

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11263910A true JPH11263910A (ja) 1999-09-28

Family

ID=25543105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10363716A Withdrawn JPH11263910A (ja) 1997-12-23 1998-12-22 延性の改良されたポリエ―テルイミド樹脂組成物

Country Status (4)

Country Link
US (2) US6072010A (ja)
EP (1) EP0926204A1 (ja)
JP (1) JPH11263910A (ja)
SG (1) SG85099A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006093068A1 (ja) * 2005-02-28 2006-09-08 Toray Industries, Inc. スチレン系樹脂組成物およびその製造方法

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6235866B1 (en) * 1999-10-06 2001-05-22 General Electric Company Slurry preparation of bis (halophthalimides) and of polyether polymers
US6528663B1 (en) 2001-12-05 2003-03-04 General Electric Company Methods for the preparation of 4-chlorophthalic anhydride
US6576770B1 (en) 2001-12-05 2003-06-10 General Electric Company Preparation of substituted phthalic anhydrides and substituted phthalimides
US6498224B1 (en) * 2001-12-05 2002-12-24 General Electric Company Methods for the preparation poly(etherimide)s
US7649040B2 (en) * 2002-04-11 2010-01-19 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Flame retardant fiber reinforced composition with improved flow
US20050038145A1 (en) * 2003-08-11 2005-02-17 General Electric Company Flame retardant fiber reinforced composition with improved flow
US6881815B2 (en) 2002-09-25 2005-04-19 General Electric Company Method for the preparation poly(etherimide)s
US20040232598A1 (en) * 2003-05-20 2004-11-25 Constantin Donea Flame resistant thermoplastic composition, articles thereof, and method of making articles
US6985690B2 (en) * 2003-07-31 2006-01-10 Xerox Corporation Fuser and fixing members containing PEI-PDMS block copolymers
US7279594B2 (en) * 2004-12-13 2007-10-09 General Electric Company Thermoplastic composition, articles thereof, and method of making the articles
US20070049706A1 (en) * 2005-08-26 2007-03-01 Srinivas Siripurapu Low smoke polycarbonate composition, method of manufacture and product made therefrom
US20090306258A1 (en) * 2005-08-26 2009-12-10 General Electric Company Low smoke polycarbonate composition, method of manufacture and product made therefrom
US7695815B2 (en) * 2005-08-26 2010-04-13 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Low smoke polycarbonate composition and laminates, method of manufacture and product made therefrom
US7932310B2 (en) * 2005-09-16 2011-04-26 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Flame retardant polysulfone blends
US20070066740A1 (en) * 2005-09-16 2007-03-22 Odle Roy R Annular or tubular shaped articles of novel polymer blends
US20070066737A1 (en) * 2005-09-16 2007-03-22 Gallucci Robert R Flame retardant polymer blends
EP1937774A2 (en) * 2005-09-16 2008-07-02 General Electric Company Blends of poly aryl ether ketones and polyetherimide sulfones
US9006348B2 (en) * 2005-09-16 2015-04-14 Sabic Global Technologies B.V. Poly aryl ether ketone polymer blends
US20070066739A1 (en) * 2005-09-16 2007-03-22 General Electric Company Coated articles of manufacture made of high Tg polymer blends
US7652107B2 (en) * 2005-10-31 2010-01-26 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Flame resistant polymer blends
US20070149629A1 (en) * 2005-12-22 2007-06-28 Michael Stephen Donovan Expanded and expandable high glass transition temperature polymers
US8263691B2 (en) * 2006-02-21 2012-09-11 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Release agent for transparent polyimide blends
KR20100058521A (ko) * 2007-08-02 2010-06-03 다우 글로벌 테크놀로지스 인크. 열경화된 완충재
US8623513B2 (en) * 2008-08-28 2014-01-07 Xerox Corporation Hydrophobic polyetherimide/polysiloxane copolymer intermediate transfer components
US8912272B2 (en) 2008-12-19 2014-12-16 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Moisture resistant polyimide compositions
EP2495825A1 (de) 2011-03-02 2012-09-05 Lapp Engineering & Co. Steckverbinder
US9228082B2 (en) 2012-03-28 2016-01-05 Sabic Global Technologies B.V. Polyetherimide polycarbonate blends
US8921438B2 (en) 2012-03-28 2014-12-30 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Polyetherimide polycarbonate blends
US9677371B2 (en) 2013-06-06 2017-06-13 Halliburton Energy Services, Inc. Fluid loss well treatment
WO2016154519A1 (en) 2015-03-25 2016-09-29 Sabic Global Technologies B.V. Poly(arylene sulfide) blend and articles made therefrom

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3544514A (en) * 1965-01-15 1970-12-01 Bayer Ag Process for the production of thermoplastic polycarbonates
US3635895A (en) * 1965-09-01 1972-01-18 Gen Electric Process for preparing thermoplastic polycarbonates
US3847867A (en) * 1971-01-20 1974-11-12 Gen Electric Polyetherimides
US3972902A (en) * 1971-01-20 1976-08-03 General Electric Company 4,4'-Isopropylidene-bis(3- and 4-phenyleneoxyphthalic anhydride)
US3814869A (en) * 1971-10-13 1974-06-04 Porta Systems Corp Outgoing trunk extender test and monitor apparatus for central telephone equipment
US3803085A (en) * 1972-12-29 1974-04-09 Gen Electric Method for making polyetherimides
US3905942A (en) * 1973-06-22 1975-09-16 Gen Electric Method for making polyetherimides and products produced thereby
US3850885A (en) * 1973-11-23 1974-11-26 Gen Electric Method for making polyetherimides
US3855178A (en) * 1973-12-03 1974-12-17 Gen Electric Method for making polyetherimides
US3852242A (en) * 1973-12-03 1974-12-03 Gen Electric Method for making polyetherimide
US4001184A (en) * 1975-03-31 1977-01-04 General Electric Company Process for preparing a branched polycarbonate
US3983093A (en) * 1975-05-19 1976-09-28 General Electric Company Novel polyetherimides
US4455410A (en) * 1982-03-18 1984-06-19 General Electric Company Polyetherimide-polysulfide blends
US5051483A (en) * 1988-11-14 1991-09-24 General Electric Company Flame resistant polyetherimide resin blends
EP0519657B1 (en) * 1991-06-18 1996-05-29 General Electric Company Ductile, non-halogenated flame retardant ternary blends of polyetherimide, siloxane polyetherimide copolymer and polycarbonate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006093068A1 (ja) * 2005-02-28 2006-09-08 Toray Industries, Inc. スチレン系樹脂組成物およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6072010A (en) 2000-06-06
US6011122A (en) 2000-01-04
EP0926204A1 (en) 1999-06-30
SG85099A1 (en) 2001-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11263910A (ja) 延性の改良されたポリエ―テルイミド樹脂組成物
US5986016A (en) Polyetherimide resin compositions having improved ductility
US4816527A (en) Polycarbonate-siloxane polyetherimide copolymer blends
JPH11256035A (ja) 難燃性ポリエーテルイミド樹脂組成物
US4855356A (en) Ternary polymer blends containing a polyetherimide, a polyphthalate carbonate, and rubber modified vinyl aromatic polymer
US5385970A (en) Halogen-free flame retardant ternary blends
US4673708A (en) Impact modified polyetherimide-polycarbonate blends
JPH11263911A (ja) 安定化ポリエ―テルイミド樹脂組成物
EP0926201B1 (en) Polyetherimide resin compositions
KR20070026663A (ko) 혼화성 폴리이미드 블렌드
US4663378A (en) Silicone-modified polyethermides
JPH06200128A (ja) ポリエステル‐カーボネートまたはポリアリーレートとポリイミド樹脂からなる延性のブレンド
US5284903A (en) Blends of polyetherimide resins and polyester resins derived from a cyclohexanedimethanol and a carbocylic acid or ester
JP2854139B2 (ja) コポリマー樹脂の熱成形可能な難燃性配合物
US6111031A (en) Filled polyetherimide resin compositions
JPH0791460B2 (ja) ポリエーテルイミド、シロキサン−ポリエーテルイミド共重合体及びポリカーボネートの延性を有し非ハロゲン化の難燃性を示す三元配合物
JPH10273591A (ja) ポリエーテルイミド樹脂の透明なブレンド
JP2002532599A (ja) 向上した特性を有するポリエーテルイミド樹脂/ポリエステル樹脂ブレンド
US6204340B1 (en) Polyetherimide resin/polyester resin blends
US4588779A (en) Modified polyetherimide resins
US4427830A (en) Polyetherimide-polypropylene blends
US4906527A (en) Blends of polyetherimide and ethylene vinyl acetate copolymers
JPH08176357A (ja) 耐衝撃性が改良されたポリエーテルイミド樹脂
EP0141347A2 (en) Blends of polyetherimide and polyacrylate elastomers
EP0141346B1 (en) Blends of polyetherimide and ethylene vinyl acetate copolymers

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307