JPH11262897A - シアリング機における切断速度制御装置 - Google Patents

シアリング機における切断速度制御装置

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JPH11262897A
JPH11262897A JP9097298A JP9097298A JPH11262897A JP H11262897 A JPH11262897 A JP H11262897A JP 9097298 A JP9097298 A JP 9097298A JP 9097298 A JP9097298 A JP 9097298A JP H11262897 A JPH11262897 A JP H11262897A
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JP
Japan
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pressure oil
shearing machine
hydraulic cylinder
cutting blade
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP9097298A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Mitani
三谷  充男
Ryuichi Nakano
龍一 中野
Koichi Tsukiyama
浩一 築山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シアリング機の上部切断刃の昇降用油圧シリ
ンダの作動には高圧油を必要とし、その圧力油供給装置
として通常の油圧ユニットは大型でシアリング機内に組
み込むことは困難である。従って通常は、エアーハイド
ロブースタを使用する。しかし該ブースタと揺動用シリ
ンダ間に封じ込まれた作動油は、使用中に油洩れを生ず
ることは避けられない。本発明は上記ブースタの問題点
を解消し、シアリング機に組み込み可能とした小型の切
断速度制御装置を提供する。 【解決手段】 シアリング機1の上部切断刃3を昇降す
る油圧シリンダ31と、該シリンダ31への圧力油供給
機構33とを備え、該圧力油供給機構33は、圧力油発
生機35とアキュームレータ36と主体とし、油圧シリ
ンダ31に対する圧力油供給回路は閉回路とし、上記圧
力油発生機35は間欠運転により発生する圧力油をアキ
ュームレータ36により蓄圧し、該蓄圧された圧力油に
より油圧シリンダ31の間欠操作を可能とする小型の蓄
圧構造とし、シアリング機1内への設置を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシアリング機におけ
る切断速度制御装置、詳しくは上部切断刃を徐々に下降
し、被切断部材を回転する上下の切断刃により所要半径
の円形に切断するシアリング機における上部切断刃の降
下速度、即ち切断速度を制御する切断速度制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記シアリング機の概略を図3に基づい
て説明する。このシアリング機1は、被切断部材Wの中
心部を支持する支持部材2と、上部切断刃3と下部切断
刃4とを備える。支持部材2は下部受け台5と上部押え
扞6とからなり、これら受け台3、押え扞6は支持アー
ム7の先端上下に回動自在に取付けられている。
【0003】上部切断刃3は、上部取付け枠10に回動
自在に支持される上部駆動軸11の先端に取付けられ、
取付け枠10は支軸12を中心として回動手段50によ
り上部切断刃3と共に上下に揺動される。
【0004】下部切断刃4は、下部取付け枠15に回動
自在に支持される下部駆動軸16の先端に取付けられ、
取付け枠15は後方を支軸17により支持され、先端近
くを基台フレームFに螺合する調整ボルト18により支
持されている。20、21は上部駆動軸11、下部駆動
軸16にそれぞれ連結された従動プーリを示し、駆動プ
ーリ23によりベルト24を介して上部切断刃3及び下
部切断刃4は同一速度で、かつ逆方向に回転される。
【0005】上記回動手段50は、上部切断刃3の揺動
用油圧シリンダ51と、このシリンダ51への圧力油供
給機構52とより構成され、該シリンダ51のピストン
ロッド53は、支軸26を中心として揺動されるL字状
の連結片25の一方の腕に連結され、該連結片の他端は
取付け枠10に接続される。これによりピストンロッド
53の進退により上部切断刃3を上下に揺動する。54
はピストンロッド53の移行量を計測するエンコーダを
示す。
【0006】しかして前記揺動用油圧シリンダ51の作
動には高圧油を必要とするもので、その圧力油供給装置
としては、通常の油圧ユニットを使用するときは、装置
が大型となり、シアリング機1内に組み込むことは困難
である。従って通常は、圧力油供給機構52としてエア
ーハイドロブースタ(以下単にブースタという)55を
主体として構成する。その要領を図4に示す。
【0007】図4において、ブースタ55は、大径の空
気シリンダ56と、小径の油圧シリンダ57及びそれぞ
れのシリンダに嵌合する段付ピストン58とを備える。
空気シリンダ56の上部ポートAは、圧力空気供給源
(通常コンプレッサ)ACに連なる圧力空気供給回路6
0とは切替え弁61を介して接続される。油圧シリンダ
57の圧力油排出回路62は、前記揺動用油圧シリンダ
51の駆動側(ピストン押し出し側)Aポートに接続さ
れる。また該シリンダ51の復帰側(ピストンの押し戻
し側)Bポートは圧力空気供給回路60に切替え弁63
を介して接続される。なお、該切替え弁63は、前記空
気シリンダ56の下部Bポートにも接続され、ピストン
58の押し上げ空気の供給排出も兼ねている。
【0008】次にその作動について説明する。上部切断
刃3の下降時には、切替え弁63の操作により、空気シ
リンダ56のピストン58の大径部下部のBポートと、
揺動用油圧シリンダ51のピストンロッド側ノBポート
は大気に開口し(図示の位置)、切替え弁61の操作に
より、圧力空気は空気シリンダ56のAポートからピス
トン58上部に供給され、該ピストンの移行により、油
圧シリンダ57内の作動油は、ピストン58の上下の径
の相違により空気圧より所要圧に上昇し、揺動用油圧シ
リンダ51に供給され、上部切断刃3を下方に移行す
る。
【0009】ついで該上部切断刃3の引き上げに際して
は、切替え弁63を作動し、圧力空気を揺動用シリンダ
51のBポート及びブースタ55のBポートに供給す
る。同時に切替え弁61を作動し、Aボートを大気に開
放する。これによりそれぞれのピストンは復帰位置に後
退し、切断刃3は引き上げられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記ブースタ55を使
用するときは、該ブースタ55と揺動用シリタンダ51
間に封じ込まれた作動油は、使用中にピストンとシリン
ダとの隙間から油洩れを生ずることは避けられない。こ
のため作動油の補給と共に周囲を汚染する等の問題があ
る。本発明は上記ブースタの問題点、及び揺動用シリン
ダの作動時間、即ち切断時間は、被切断材料の板厚及び
その材質等により異なるが、通常2分以内で、しかも材
料の交換等には相当の時間を要し、切断時間は間欠的で
比較的短小な時間であることに鑑み、シアリング機に組
み込み可能な小型の圧力油供給源とした切断速度制御装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明のシアリング機における切断速度制御装置
は、上記シアリング機において、上部切断刃を昇降する
油圧シリンダと、該シリンダへの圧力油供給機構とを備
え、該圧力油供給機構は、圧力油発生機とアキュームレ
ータと主体とし、油圧シリンダに対する圧力油供給回路
は閉回路とし、上記圧力油発生機は間欠運転により発生
する圧力油をアキュームレータにより蓄圧し、該蓄圧さ
れた圧力油により油圧シリンダの間欠操作を可能とする
小型の蓄圧構造とし、シアリング機内への設置を可能と
したことを特徴とする。
【0012】上記の構成からなる本発明の切断速度制御
装置は、油圧シリンダへの圧力油の供給は間欠的である
ことに鑑み、油圧シリンダに対する圧力油発生装置機
は、小型の圧力油発生機とアキュームレータと主体とし
た蓄圧構造としたことにより、充分な供給量を確保する
ことができ、小型でシアリング機への組み込みは可能で
ある。しかも圧力油供給回路は閉回路としたことによ
り、油洩れを生ずることはない。
【0013】また第2の発明は、上記圧力油供給回路に
は、対をなす切替え弁を備え、それぞれの切替え弁には
圧力油の流通量を規制する絞り弁を備え、両切替え弁の
選択操作により油圧シリンダによる上部切断刃の下降速
度を高速と低速とに切替え操作することを特徴とする。
【0014】上記の構成からなる本発明は、上部切断刃
の下降速度を高速と低速とに切替え操作するに際して、
対をなす切替え弁を選択操作することにより、その速度
の選択は容易である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の実施例を
示す。図において、シアリング機1は前記周知例と同様
であり、同一部品に対しては同一符号を付して説明を省
略する。本発明は上記上部切断刃3の昇降速度、即ち切
断速度制御装置30は、上記上部切断刃3の昇降を行う
油圧シリンダ31と、該シリンダへの圧力油供給機構3
3とより構成される。34は油圧シリンダ31のピスト
ンロッド32の移行量、即ち切断刃3の降下量を測定す
るエンコーダを示す。
【0016】この圧力油供給機構33は、図2に示す如
く、圧力油発生機35と、アキュームレータ36とを主
体として構成される。この圧力油発生機35の油圧ポン
プ37は、モータに時間定格(例えば連続使用時間15
分程度)を有する油圧ポンプを備えた、通称パワーパッ
クと称せられるモータ出力が例えば0、75KW程度の
小型の圧力油発生機を使用する。但しこれはシアリング
機1内に収納できる大きさにより、その出力容量を選択
する。
【0017】この圧力油発生機35からの出力は2個の
切替え弁40、41を介して油圧シリンダ31に供給さ
れる。ただし切替え弁40は4ポート3位置切替え弁、
41は4ポート2位置切替え弁とする。切替え弁40と
油圧シリンダ31の作動側(上部切断刃3の押し下げ
側)のポートAとの間には絞り弁43を、また復帰側の
ボートBとの間には絞り弁44を、また切替え弁41の
前記ポートAとの間には絞り弁45を備える。但し上記
絞り弁43は、切断刃3の早送りに適する絞り量に、ま
た絞り弁44は該切断刃3のリターン速度に適する絞り
量に設定し、絞り弁45は、切断時の切削速度に適する
絞り量に設定する。46は圧力スイッチを示し、所定圧
を保持するようポンプ37のモータに対する電気回路を
ON、OFFする。
【0018】上記構成において、切断刃3の下降に際し
ては、所定位置まで急速下降させることが好ましい。こ
のため、まず両切替え弁40、41を共に作動し、圧力
油をシリンダ31に供給する。所定位置まで下降した時
は、前記エンコーダ34またはシアリング機1に設置さ
れた適宜の早送り切替え位置検出器(図示省略)からの
信号により切替え弁40を中立位置に復帰させ、その後
は切替え弁41から絞り弁45により制御された送り量
がシリンダ31に供給され、切削下降が行われる。
【0019】切断が終了した時は切替え弁40の切替え
により圧力油は、シリンダ31のBボートに供給され、
切断刃3は急速に上昇復帰される。
【0020】
【発明の効果】以上の如く本発明の上部切断刃の昇降を
行う切断速度制御装置は、上部切断刃昇降用油圧シリン
ダと、該シリンダに対する圧力油供給機構より構成し、
該圧力油供給機構は、圧力油発生機と、アキュームレー
タとを主体として構成した蓄圧構造とし、アキュームレ
ータにより蓄圧された圧力油により上記油圧シリンダを
作動するようにしたから、圧力油発生機は小型とし、シ
アリング機内に装入することが出来る。しかも、油圧配
管は閉回路としたことにより、油洩れを生ずることはな
い。またこの際、シリンダに対する作動油供給回路には
対をなす切替え弁を備え、それぞれの切替え弁には圧力
油の流通量を規制する絞り弁を備えたことにより、該切
替え弁を選択して、油圧シリンダに対する圧力油の供給
量を加減して切断刃の降下速度を早送り、切断送りの高
速、低速への切替え操作は容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断速度制御装置を適用したシアリン
グ機の全体説明図である。
【図2】本発明の切断速度制御装置の圧力油供給回路の
回路図である。
【図3】従来の切断速度制御装置を適用したシアリング
機の全体説明図である。
【図4】従来の切断速度制御装置の圧力油供給回路の回
路図である。
【符号の説明】
1 シアリング機 3 上部切断刃 30 切断速度制御装置 31 油圧シリンダ 33 圧力油供給機構 35 圧力油発生機 36 アキュームレータ 40 切替え弁 41 切替え弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断部材の中心を支持し、所定半径位
    置に上下対をなす切断刃を備え、被切断部材を回転しつ
    ゝ上部切断刃を徐々に下降して上下の切断刃の回転によ
    り所要半径部材を切断するシアリング機において、上記
    上部切断刃を昇降する油圧シリンダと、該シリンダへの
    圧力油供給機構とを備え、該圧力油供給機構は、圧力油
    発生機とアキュームレータと主体とし、油圧シリンダに
    対する圧力油供給回路は閉回路とし、上記圧力油発生機
    は間欠運転により発生する圧力油をアキュームレータに
    より蓄圧し、該蓄圧された圧力油により油圧シリンダの
    間欠操作を可能とする小型の蓄圧構造とし、シアリング
    機内への設置を可能としたことを特徴とするシアリング
    機における切断速度制御装置。
  2. 【請求項2】 圧力油供給回路には、対をなす切替え弁
    を備え、それぞれの切替え弁には圧力油の流通量を規制
    する絞り弁を備え、両切替え弁の選択操作により油圧シ
    リンダによる上部切断刃の下降速度を高速と低速とに切
    替え操作することを特徴とする請求項1記載のシアリン
    グ機における切断速度制御装置。
JP9097298A 1998-03-18 1998-03-18 シアリング機における切断速度制御装置 Pending JPH11262897A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102909743A (zh) * 2012-10-25 2013-02-06 特变电工衡阳变压器有限公司 一种在圆剪机上切制环扇形工件的方法及工装
CN111805278A (zh) * 2020-06-17 2020-10-23 湖南中大创远数控装备有限公司 一种气缸拉紧结构、数控机床

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