JPH11262025A - 画像入力装置および画像補正方法 - Google Patents

画像入力装置および画像補正方法

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JPH11262025A
JPH11262025A JP10065111A JP6511198A JPH11262025A JP H11262025 A JPH11262025 A JP H11262025A JP 10065111 A JP10065111 A JP 10065111A JP 6511198 A JP6511198 A JP 6511198A JP H11262025 A JPH11262025 A JP H11262025A
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JP
Japan
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pixel
signal
information
color filter
correction
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JP10065111A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takashima
和宏 高島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー単板式の固体撮像素子上の欠陥画素から
出力される欠陥信号を比較的簡便な方法で高精度、且つ
効率よく補正できる画像入力装置を実現する。 【解決手段】色フィルタが素子上に形成されているカラ
ー固体撮像素子1の欠陥画素の信号補正に際して、欠陥
情報6の他に色フィルタ配列情報7も使用することによ
って、欠陥画素を色別に分類してその補正信号を同色の
画素から生成する。これにより、画素毎の色の違いを考
慮した高精度の信号補正を実現できる。また、欠陥情報
6に含まれる欠陥形状情報は、画素単位でその画素欠陥
の形状を示すように構成されており、欠陥画素に近接す
る画素の中から欠陥画素と同一色の正常画素を効率よく
特定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像入力装置および
画像補正方法に関し、特にビデオカメラ、電子スチルカ
メラ等に用いられるカラー単板式の固体撮像素子上の欠
陥画素から出力される欠陥信号を補正できるように改良
された画像入力装置および画像補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のビデオカメラ、あるいは電子スチ
ルカメラのような固体撮像装置においては、その撮像素
子としてCCD等の固体撮像素子が用いられている。こ
のCCD等の固体撮像素子において、その製造の歩留ま
りを低下させる原因に白傷(白点)や黒傷(黒点)など
の画素欠陥がある。この画素欠陥はその製造工程で結晶
欠陥や塵の素子表面への付着により、所望の正常な信号
を出力できない画素が生じることが原因で生じる。
【0003】この画素欠陥からの出力信号を補正するこ
とで歩留まりを向上させる試みとして、欠陥画素から発
生する信号を補正する機能を付加する方法がある。欠陥
信号補正機能付きの従来の固体撮像装置の構成例を図1
0に示す。
【0004】図10の装置においては、制御部5によっ
て制御されるタイミング発生回路4からのタイミング信
号を受けて動作する駆動回路3によって、固体撮像素子
11が駆動されてそこから画像信号が出力される。この
画像信号に対して制御部5が欠陥情報6を読み出して補
正処理部2を制御することにより、欠陥から発生する信
号が補正されて補正画像信号として出力される。
【0005】ここで、欠陥情報としては単画素の欠陥の
みを対象とする場合には、欠陥の位置情報を用い、これ
により欠陥画素の信号を特定してその補正処理、例えば
隣接する画素の値を用いるなどの処理が行われる。
【0006】また、最近では、CCD等の固体撮像素子
の高解像度化および微細化に伴い、複数の画素に跨る欠
陥が増えており、それに対処することが必要とされてい
る。このような2次元的な広がりを持つ欠陥に対処する
場合には、複数画素に跨る欠陥画素の塊を単位としてそ
の位置情報を管理するという方法が使用されている。こ
れは、例えば、図11のような形式で欠陥の位置情報に
加えて形状情報(水平画素数、垂直画素数)を用いるこ
とにより実現され、これにより、欠陥位置およびその形
状を、少ない情報量で効率的に特定することが可能とな
る。
【0007】また、このような形状情報を用いることに
より、例えば4x4以上などの多数の画素に跨る画素欠
陥に対しては、エッジ検出などの手法を用いて、画素欠
陥周囲の画像の濃度勾配の変化を考慮した信号補正処理
を適用することが可能となる。
【0008】これは、例えば図12のように、斜線で示
すような複数画素に跨る欠陥箇所の周囲の入力濃淡画像
中に、濃度/輝度の変化が厳しいエッジがある場合に適
用されるものである。この場合、ラプラシアンなどの演
算によってそのエッジの向きを検出し、そして欠陥内に
内挿して二つのエッジ、エッジA、エッジBを延長する
ことにより、AU,BU側とAD,BD側のそれぞれの
領域に欠陥画素が分けられる。そして、各欠陥画素に対
しては、それぞれが所属する領域の正常画素からの信号
を用いて補正信号が生成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような欠陥位置情報および形状情報を用いた欠陥信号補
正方法は、白黒の単板式のカメラやカラー三板式のカメ
ラなどのように、輝度信号のみあるいは一つの色信号の
みを1つの固体撮像素子で検出する構成に対して適用す
ることを前提としたものであって、カラー単板式カメラ
などのように、色フィルタを配置した1つの固体撮像素
子を用いてカラー画像信号を得る構成への適用について
は、想定されてない。
【0010】すなわち、カラー単板式カメラなどのよう
に色フィルタを各画素の上に形成して1つの固体撮像素
子で複数の色信号を検出する構成の固体撮像装置の場合
には、白黒の単板式のカメラやカラー三板式のカメラの
場合とは違い、近接する画素同士の色が異なるので、各
画素の上に配置された色フィルタの色の違いを考慮して
信号補正を行うことが要求される。したがって、欠陥位
置と欠陥形状情報だけを用いる従来の方法をそのまま色
フィルタ付きの固体撮像素子からの信号の補正に適用す
ると、画素毎の色の違いを考慮した補正を行うことが出
来ず、著しく補正精度が劣化してしまうことになる。
【0011】また、従来では、形状情報は、矩形領域に
よって大まかな欠陥形状を特定するだけであったため、
たとえ形状情報で特定された領域内に正常画素が含まれ
ている場合でも、その画素からの信号は欠陥画素信号の
補正に使用することはできない。
【0012】輝度信号のみあるいは一つの色信号のみを
1つの固体撮像素子で検出する場合には、形状情報で特
定された領域外のものであれば任意の画素を補正に使用
できるので、さほど問題とならない。しかし、色フィル
タを用いた場合には同一色の画素は色フィルタの配列に
従って分布しており近接する画素同士の色は異なること
が多いので、形状情報で特定された領域外の画素を無条
件に補正に使うことは出来ない。よって、より離れた位
置の画素からの信号を用いるという不合理な処理を行う
ことが必要となる。
【0013】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、カラー単板式の固体撮像素子上の欠陥画素から
出力される欠陥信号を比較的簡便な方法で高精度、且つ
効率よく補正できるようにし、高解像度のカラー単板式
固体撮像素子に最適な信号補正処理を行うことが可能な
画像入力装置および画像信号補正方法を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、色フィルタが配置された固体撮像素子を
用いた画像入力装置において、前記固体撮像素子におけ
る色フィルタの色配列を示す色フィルタ情報を記憶する
色フィルタ情報記憶手段と、前記固体撮像素子の画素欠
陥の位置情報と画素単位でその欠陥形状を示す形状情報
とから構成される画素欠陥情報を記憶する画素欠陥情報
記録手段と、前記色フィルタ情報および前記画素欠陥情
報を用いて各欠陥画素を色別に分類してその補正信号を
生成することにより、欠陥画素からの欠陥信号を補正す
る補正処理手段とを具備することを特徴とする。
【0015】この画像入力装置によれば、色フィルタが
素子上に形成されている固体撮像素子の欠陥画素の信号
補正に際して欠陥情報の他に色フィルタ配列の情報も使
用することによって、欠陥画素を色別に分類してその補
正信号を同色の画素から生成する構成であるので、画素
毎の色の違いを考慮した高精度の信号補正を実現でき
る。
【0016】また、形状情報は画素単位でその画素欠陥
の形状を示すように構成されているため、欠陥画素に近
接する画素の中から欠陥画素と同一色の正常画素を効率
よく特定できるようになる。
【0017】すなわち、色フィルタが配置された固体撮
像素子の場合には、複数画素に跨る画素欠陥であって
も、その画素欠陥の塊の中を色別で見ると単画素欠陥で
あると見なせることがある。このような場合には、欠陥
画素近傍の同色の正常画素からの信号を用いるだけで十
分に高精度な補正処理を行うことができるので、欠陥画
素に近接する画素の中から欠陥画素と同一色の正常画素
を特定できるようにすることが重要となる。
【0018】さらに、本発明では、欠陥形状情報によっ
て画素欠陥を塊として管理しているので、必要に応じて
画素欠陥周囲の画像の濃度勾配の変化を考慮した信号補
正処理を適用することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図面を
参照して、本発明の第1実施形態に係る画像入力装置を
説明する。図1には、第1実施形態に係る画像入力装置
として、本発明をカラー単板式の電子スチルカメラに適
用した場合の構成例が示されている。このカラー単板式
カメラは、色フィルタが配置されたCCDなどから構成
されるカラー固体撮像素子1、駆動回路2、補正処理部
3、タイミング発生回路4、制御部5、欠陥情報6、お
よび色フィルタ情報7から構成されている。欠陥情報6
および色フィルタ情報7はカメラ内の記憶部に予め記録
されているこのカメラにおいては、カラー固体撮像素子
1は、制御部5によって制御されるタイミング発生回路
4から出力されるタイミング信号に従って動作する駆動
回路2によって駆動され、これによりカラー固体撮像素
子1から画像信号が出力される。カラー固体撮像素子1
から出力される画像信号は、例えば雑音抑制回路、A/
D変換回路などを介した後に補正処理部3に送られフレ
ームメモリなどに記録される。制御部5は欠陥情報6と
色フィルタ情報7を記憶部から読み出して、補正処理部
3を制御して欠陥画素から出力された信号を補正する。
この欠陥信号の補正処理では、欠陥画素と同色の色フィ
ルタが配置された画素からの信号のみを用いることによ
って補正信号が求められ、その補正信号が欠陥信号に置
換される。
【0020】ここで、色フィルタ配列の例として図2に
示されているベイヤ配列の色フィルタが各画素の上に形
成されている例を考える。色フィルタ情報7により、色
配列とその色位置情報がわかっているので、RはR同
士、GはG同士、BはB同士で補正処理を完結すること
が可能になる。
【0021】図2のようなベイヤ配列においては、R,
Bはそのまま格子状に並んでおり、またGは市松状であ
るから、このような配列の違いを考慮することにより、
欠陥画素の色別にその信号補正に使用する画素の特定が
行われ、これにより同色の画素同士の間で信号補正処理
を行うことができる。
【0022】欠陥情報6及び色フィルタ情報7は、制御
部5に例えば図3のような形式で読み込まれ、補正演算
の制御に用いられる。ここでは、欠陥情報としては欠陥
の位置情報と形状情報を用いている例を挙げている。欠
陥の表現は欠陥2を例にとると、図4のような3×3画
素の方形内の6画素一塊の欠陥が、 1、1、1 (上段) 1、1、0 (中段) 1、0、0 (下段) という並びで記憶されている。ここで、“1”は欠陥画
素、“0”は正常画素を表す。このように、欠陥の形状
は、矩形による大まかな指定のみではなく、画素単位で
表現される。
【0023】図4は、色フィルタ配列を考慮して欠陥2
の画素構成を示したものである。このように複数画素に
跨る欠陥でも、図4の欠陥2のRを例にとれば、図5の
ようにR画素のみで見ると、単画素の欠陥とみなすこと
が可能となる。これにより、例えば、周囲の8画素のR
の内の正常ないずれか1画素を用いた補正処理、あるい
は周囲の8画素のRの内の全ての正常画素を用いること
で、メディアンフィルタによる補正処理を行うことがで
きる。このメディアンフィルタによる補正処理の例を図
6に示す。
【0024】図6に示されているように、メディアンフ
ィルタは近傍領域内の画素の値の中央値を求めるもので
あり、R11が欠陥画素の場合には、その周囲の同色の
8画素(R00〜R22)の中央値(メディアン)がR
11の補正値として求められる。ここで、8画素(R0
0〜R22)の中に欠陥画素が含まれている場合には、
その画素からの信号を除外した残りの画素でメディアン
フィルタによる補正処理が行われる。
【0025】また、欠陥情報は前述のように予めメモリ
等の記憶装置に記憶しておいてもよいし、起動時に補正
処理部3に読み込まれた固体撮像素子1からの出力信号
を用いて、例えばシャッターを閉じたときなどの暗時の
画像データとシャッターを開いたときなどの明時の画像
データとを取得し、全体の平均値との比較により一定の
閾値によって欠陥画素であるかどうかを判断し、欠陥の
位置情報と形状情報を取得することもできる。
【0026】色フィルタ情報7は、色フィルタの配列の
最低周期となるブロックを水平方向の最小の画素周期、
垂直方向の最小の画素周期の情報で記録する。本実施形
態で採用している図2のベイヤ配列の場合は、水平方向
・垂直方向ともに最小の画素周期は図2に破線で示され
ているように2画素である。さらにこの最低周期となる
ブロックの各画素に対して、検出する色ごとに異なる数
値を割り当て色フィルタ配列を記憶する。
【0027】本実施形態の場合は、ベイヤ配列であるの
で、R:1、G:2、B:3とすると、2×2画素ブロ
ックの色フィルタ並びに上段がRG、下段がGBである
という形式で格納する場合は、図3のように、2(水平
周期),2(垂直周期),1,2,2,3のデータによ
って色の並びの順を表現し、記憶することができる。
【0028】次に、図7のフローチャートを参照して、
欠陥情報6と色フィルタ情報7を用いた欠陥信号補正処
理の手順を説明する。まず、色フィルタ情報7が読み込
まれる(ステップS11)。次いで、カラー固体撮像素
子1から読み出された1フレーム分の画像信号内に未補
正の欠陥箇所が残っているか否かが判別される(ステッ
プS12)。未補正の欠陥箇所が無くなると補正処理は
終了される。一方、未補正の欠陥箇所が存在する場合に
は、未補正の欠陥箇所が無くなるまで、1欠陥箇所毎に
以下の処理が繰り返し行われる。
【0029】すなわち、まず、処理対象となる欠陥1個
に対応する欠陥情報6が読み込まれる(ステップS1
3)。そして、その欠陥情報で示される欠陥形状領域内
に、未補正の欠陥画素が残っているか否かが判別される
(ステップS14)。欠陥1個内に含まれる全ての欠陥
画素の信号補正が終了するまで、欠陥画素毎に以下のス
テップS14〜S18の処理が繰り返し実行される。
【0030】まず、処理対象となる欠陥画素上に形成さ
れた色フィルタの色がR,G,Bのいずれに属するかが
判別される(ステップS15)。Gであれば、Gは前述
したように市松状の配列であるため、処理対象となる欠
陥画素Gを中心とする、市松状の同色画素Gの8近傍画
素値を読み出す(ステップS16)。そして、この読み
出したGの8近傍画素値の中から、欠陥情報6によって
画素単位で特定される欠陥画素の信号値を除外した残り
の値を用いて、メディアンフィルタによる補正演算処理
で補正値を求める(ステップS18)。
【0031】処理対象となる欠陥画素上に形成された色
フィルタの色がRであれば、Rは前述したように正方格
子状の配列であるため、処理対象となる欠陥画素Rを中
心とする正方格子状の同色画素Rの8近傍画素値を読み
出す(ステップS17)。そして、この読み出したRの
8近傍画素値の中から、欠陥情報6によって画素単位で
特定される欠陥画素の信号値を除外した残りの値を用い
て、メディアンフィルタによる補正演算処理で補正値を
求める(ステップS18)。
【0032】また、処理対象となる欠陥画素上に形成さ
れた色フィルタの色がBであれば、Rの場合と同様に、
処理対象となる欠陥画素Bを中心とする正方格子状の同
色画素Bの8近傍画素値を読み出し(ステップS1
7)、そして、この読み出したBの8近傍画素値の中か
ら、欠陥情報6によって画素単位で特定される欠陥画素
の信号値を除外した残りの値を用いて、メディアンフィ
ルタによる補正演算処理で補正値を求める(ステップS
18)。
【0033】このように、本実施形態では、欠陥情報の
他に色フィルタ配列の情報も使用することによって、欠
陥画素を色別に分類してその補正信号を同色の画素を用
いて生成する構成であるので、画素毎の色の違いを考慮
した高精度の信号補正を実現できる。また、形状情報は
画素単位でその画素欠陥の形状を示すように構成されて
いるため、欠陥画素に近接する画素の中から欠陥画素と
同一色の正常画素を効率よく特定できるようになる。
【0034】なお、ここでは、多数の画素に跨る画素欠
陥であっても色別に見ると単画素欠陥とほぼ同様に扱う
ことが出来るという点を利用して簡便な補正演算を適用
する例について主として説明したが、欠陥の大きさ、形
状、位置、さらには欠陥周囲の画像の濃度/輝度の変化
状態などを考慮して、適用する補正演算を色別に切り替
えるようにすることも可能である。
【0035】例えば4x4以上もの多数の画素に跨る画
素欠陥の場合においては、その欠陥内の処理対象となる
Gの画素を中心とする市松状の同色画素Gの8近傍画素
の内、半数以上のG画素が欠陥画素である可能性もあ
る。このように大きな塊の欠陥に対しては、前述のエッ
ジ検出などの方法を用いることにより、欠陥画素Gそれ
ぞれが属する領域をGの濃度/輝度が大きく変化する境
界を境に分類して、それぞれが所属する領域の正常画素
からの信号を用いて補正信号を生成する事が望ましい。
このように、画素単位でその画素欠陥の形状を示す形状
情報を色フィルタ配列情報と組み合わせて使用すること
で、様々な補正演算に適用することが可能となる。
【0036】また、欠陥信号の補正処理はハードウェア
で行う場合に限らず、カメラ内に設けられたプロセッサ
を用いることによってソフトウェアによって行うことも
できる。
【0037】(第2の実施形態)次に、本発明の第2実
施形態について説明する。第1実施形態においてはカラ
ー単板式の電子スチルカメラ内で欠陥信号の補正処理を
行う場合を説明したが、パソコン用のカメラなどにおい
ては撮像画像をディジタルデータとしてパソコンに入力
することから、パソコン上でのソフトウェア処理によっ
て欠陥信号の補正処理を行うこともできる。図8がその
構成図である。図8では、図1と同一機能部には同一の
符号が付してある。
【0038】以下、図8を参照して、全体のシステム構
成を説明する。駆動回路2はタイミング発生回路4から
タイミング信号を得て駆動信号を発生する。該駆動信号
によりカラー固体撮像素子1が駆動されて画像信号を出
力する。カラー固体撮像素子1は図2に示されているベ
イヤ配列の色フィルタが各画素の上に形成されている。
該画像信号はA/D変換器21によりアナログデータか
らディジタルデータに変換される。ディジタルデータと
なった画像信号はディジタルインターフェース22を介
してパソコンに送られ、制御部5に入力される。パソコ
ンに送られた画像データは制御部5によって制御される
補正処理部3に入力され、そこで補正処理が行われる。
補正処理の方法は、実施形態1と同様である。なお、補
正処理部3及び、制御部5は、カメラからの画像を取り
込むカメラ制御用ドライバなどのパソコン上で動作する
コンピュータプログラムとして実現することができる。
したがって、このコンピュータプログラムをCD−RO
M等の記憶媒体を通じてパソコン上に導入して実行させ
るだけで、本実施形態と同様の効果を実現することがで
きる。
【0039】(第3の実施形態)次に、本発明の第3実
施形態について説明する。第3実施形態の画像入力装置
は、色フィルタが配置されたカラー固体撮像素子と同一
チップ上に信号処理回路や記憶回路を搭載して、カラー
固体撮像素子内で欠陥信号の補正処理を自動的に行うよ
うにしたものである。
【0040】すなわち、CMOSセンサなどのMOS型
撮像素子はMOSプロセスを用いているので、周辺の信
号処理回路を同一チップ上に搭載することが可能であ
る。このため、本第3実施形態では、図9に示すよう
に、図1のカラー固体撮像素子1に相当する光電変換部
31と同一チップ上に、駆動回路2、補正処理部3、タ
イミング発生回路4、制御部5、欠陥情報6および色フ
ィルタ情報7の記憶部、A/D変換部21、出力部32
などを集積形成したものであり、これによりワンチップ
で撮像から補正処理までを行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、色フィル
タが形成された固体撮像素子上の欠陥を色フィルタ情報
と欠陥情報とを用いることによって各色別に適応的に欠
陥に対する補正処理を行うことができ、従来に比して色
フィルタを形成した固体撮像素子に対しての精度のよい
補正が可能であり、実用に際し得られるきわめて大きな
効果が得られる。さらに、形状情報は画素単位でその画
素欠陥の形状を示すように構成されているため、欠陥画
素に近接する画素の中から欠陥画素と同一色の正常画素
を効率よく特定できるようになる。よって、比較的簡便
な演算処理によって高精度の信号補正を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像入力装置の構
成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態の画像入力装置に設けられた固
体撮像素子に適用される色フィルタの配列の一例を示す
図。
【図3】同第1実施形態の画像入力装置で用いられる欠
陥情報の構成例を示す図。
【図4】同第1実施形態の画像入力装置に設けられた固
体撮像素子の画素欠陥の例を示す図。
【図5】図4の画素欠陥中のR画素が単画素欠陥とみな
せる様子を説明するための図。
【図6】同第1実施形態の画像入力装置による欠陥信号
補正処理で用いられるメディアンフィルタを説明するた
めの図。
【図7】同第1実施形態の画像入力装置による欠陥信号
補正処理の手順を説明するフローチャート。
【図8】本発明の第2実施形態に係る画像入力装置の構
成を示すブロック図。
【図9】本発明の第2実施形態に係る画像入力装置の構
成を示すブロック図。
【図10】従来例の固体撮像装置の構成を示すブロック
図。
【図11】従来の欠陥情報の構成例を示す図。
【図12】従来の欠陥信号補正処理を説明するための
図。
【符号の説明】
1…カラー固体撮像素子 2…駆動回路 3…補正処理部 4…タイミング発生回路 5…制御部 6…欠陥情報 7…色フィルタ情報 11…固体撮像素子 21…A/D変換器 22…ディジタルインターフェース 31…光電変換部 32…出力部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色フィルタが配置された固体撮像素子を
    用いた画像入力装置において、 前記固体撮像素子における色フィルタの色配列を示す色
    フィルタ情報を記憶する色フィルタ情報記憶手段と、 前記固体撮像素子の画素欠陥の位置情報と画素単位でそ
    の欠陥形状を示す形状情報とから構成される画素欠陥情
    報を記憶する画素欠陥情報記録手段と、 前記色フィルタ情報および前記画素欠陥情報を用いて各
    欠陥画素を色別に分類してその補正信号を生成すること
    により、欠陥画素からの欠陥信号を補正する補正処理手
    段とを具備することを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記補正処理手段は、 前記色フィルタ情報および前記画素欠陥情報に基づい
    て、補正対象欠陥画素と同色で且つ近接の正常画素を特
    定し、その正常画素からの信号を用いて、前記補正対象
    欠陥画素からの信号を補正するための補正信号を生成す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記補正処理手段は、 前記色フィルタ情報によって示される色フィルタの配列
    情報に従って補正対象欠陥画素と同一色の色フィルタが
    配置された近接の複数の画素を決定し、それら複数画素
    それぞれからの信号の中で、前記画素欠陥情報によって
    指定される欠陥画素からの信号を除く残りの信号を用い
    て、前記補正対象欠陥画素からの信号を補正するための
    補正信号を生成することを特徴とする請求項1記載の画
    像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記画像入力装置は、 前記色フィルタが配置された固体撮像素子を用いた撮像
    部と、信号処理回路と、少なくとも前記色フィルタ情報
    および前記画素欠陥情報が格納される記憶回路とを有す
    るカメラであり、 前記色フィルタ情報および画素欠陥情報を用いた信号補
    正処理は前記信号処理回路によって前記カメラ内で行わ
    れることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記画像入力装置は、 前記色フィルタが配置された固体撮像素子を有するカメ
    ラと、このカメラからの画像信号を処理するコンピュー
    タとから構成されており、 前記色フィルタ情報及び画素欠陥情報は前記カメラ内に
    記憶され、 前記固体撮像素子から生成される色フィルタ配列の並び
    そのままの画像信号と、前記色フィルタ情報及び画素欠
    陥情報とを前記カメラから前記コンピュータに送り、 前記色フィルタ情報および画素欠陥情報を用いた信号補
    正処理を前記コンピュータ内で行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記個体撮像素子は、 信号処理回路と、前記色フィルタ情報および画素欠陥情
    報が格納される記憶回路とを内蔵し、 前記色フィルタ情報及び画素欠陥情報を用いた信号補正
    処理は前記撮像素子内の信号処理回路を用いて行われ、
    前記固体撮像素子からは欠陥が補正された信号が出力さ
    れることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 色フィルタが配置された固体撮像素子か
    ら生成される画像信号を補正する画像補正方法であっ
    て、 前記固体撮像素子における色フィルタの配列を示す色フ
    ィルタ情報と、前記固体撮像素子の画素欠陥の位置情報
    および画素単位でその欠陥形状を示す形状情報を含む画
    素欠陥情報とを用いて、各欠陥画素を色別に分類してそ
    の補正信号を生成し、 生成した補正信号と補正対象の欠陥画素からの欠陥信号
    とを置換することを特徴とする画像補正方法。
  8. 【請求項8】 前記色フィルタ情報および前記画素欠陥
    情報に基づいて、各欠陥画素毎にそれと同一色の色フィ
    ルタが配置された近接の正常画素を決定し、 その正常画素からの信号を用いて補正信号を生成するこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像補正方法。
  9. 【請求項9】 前記色フィルタ情報によって示される色
    フィルタの配列情報に従って補正対象欠陥画素と同一色
    の色フィルタが配置された近接の複数画素を決定し、 それら複数画素それぞれからの信号の中で、前記画素欠
    陥情報によって指定される欠陥画素からの信号を除く残
    りの信号を用いて、前記補正対象欠陥画素からの信号を
    補正するための補正信号を生成することを特徴とする請
    求項7記載の画像補正方法。
  10. 【請求項10】 色フィルタが配置された固体撮像素子
    から生成される画像信号を補正するコンピュータプログ
    ラムが記録された記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、 前記固体撮像素子における色フィルタの配列を示す色フ
    ィルタ情報と、前記固体撮像素子の画素欠陥の位置情報
    および画素単位でその欠陥形状を示す形状情報を含む画
    素欠陥情報とを用いて、各欠陥画素を色別に分類してそ
    の補正信号を生成する手順と、 その生成した補正信号と補正対象の欠陥画素からの欠陥
    信号とを置換する手順とを含むことを特徴とする記録媒
    体。
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