JPH11261485A - 半導体レーザ駆動回路 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路

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JPH11261485A
JPH11261485A JP10058733A JP5873398A JPH11261485A JP H11261485 A JPH11261485 A JP H11261485A JP 10058733 A JP10058733 A JP 10058733A JP 5873398 A JP5873398 A JP 5873398A JP H11261485 A JPH11261485 A JP H11261485A
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淳夫 石塚
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裕幸 六川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 零バイアス変調における立上りのパターンジ
ッタを減少させ、高品質信号伝送を可能とする。 【解決手段】 入力データの”1”符号の前の”0”符
号の連続数が多くなるほど半導体レーザ1の発光遅延時
間が大きくなる。そこで、”0”符号の連続数に応じた
発光遅延時間分、早目に半導体レーザ駆動パルス信号を
立ち上がらせると共にその幅を広げれば、”0”符号の
連続数に関係なく発光遅延を補償してパターンジッタを
なくすることができる。このため、”0”符号連続数監
視部2は入力データ(変調信号)における”0”符号の
連続数を監視し、パルス幅調整回路3は入力データの”
1”符号の前の”0”符号の連続数に基づいて半導体レ
ーザ駆動パルス信号の立上り時間を早め、かつ、パルス
幅を広げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザ駆動回
路に係り、特に、入力データの信号パターンに依存して
発生するジッタ(パターンジッタ)を抑圧し、閾値電流
の大きな半導体レーザを使用しても発光遅延がない半導
体レーザ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを用いた光伝送装置は、幹
線系において数ギガビット毎秒の伝送が数十キロメート
ルの距離で実現されるに至っている。また、加入者系の
通信では、加入者の情報を多重して百数十メガビット秒
毎の伝送を行う試みがなされている。ところで、加入者
系上り用光伝送装置の受信部には多数の加入者から信号
が集まる。このため、加入者側の送信部で常時バイアス
電流を流した状態で半導体レーザの変調を行なうと、光
伝送装置の受信部において受信信号の"1"と"0"のレベル
差が少なくなり、すなわち、消光比が小さくなって受信
特性が劣化する。
【0003】図24は半導体レーザの変調方法説明図で
あり、101は半導体レーザの電流・光出力特性であ
り、Idはダイオード電流、P0は半導体レーザの出力パ
ワーP 0、Ithは閾値電流、Ibはバイアス電流である。
データの”1”,”0”により半導体レーザに実線10
2で示すようなパルス状電流を流すと、半導体レーザよ
り103で示すように強度変調された信号光が出力す
る。このように、バイアス電流Ibを流した状態で半導
体レーザの変調を行なうと"1"と"0"のレベル差が少なく
なり、消光比が小さくなり、上記問題が生じる。そこ
で、加入者側の送信部では一般的に零バイアス変調方式
が用いられている。しかしながら、零バイアス変調では
閾値電流Ithの大きい半導体レーザを用いると発光遅延
が問題となる。又、たとえ閾値電流Ithの小さい半導体
レーザを用いたとしても、伝送速度が上昇したときに発
光遅延が問題となる。
【0004】図25は半導体レーザのパルス変調光出力
を模式的に示したもので、破線で示した波形は閾値電流
近傍またはそれ以上に直流バイアス電流を加えた場合の
変調波形、実線は直流バイアス電流を加えない場合(零
バイアス時)の変調波形である。図から分かるように所
謂零バイアス変調においては、立上り部での発光遅延を
生じる。この発光遅延は閾値電流相当のキャリア充満が
行なわれるまでの時間と考えればよい。実際の信号の場
合、パルス列の並びはランダムと見做す必要がありパル
ス列のパターンによって発光遅延が変動することも知ら
れている。この原因は直前のパルス列が"0"か"1"かによ
り半導体レーザ内に残る残留キャリアのレベルが変動す
ることにある。このための残留キャリアが多い場合は等
価的に直流バイアスを与えておいた場合に近くなり、発
光遅延時間が短くなるのに対し、残留キャリアが少ない
場合、純粋な零バイアス変調に近くなり、発光遅延時間
が長くなる。この現象はパターン効果と呼ばれ、零バイ
アス変調におけるパターンジッタとして知られている。
このパターンジッタは伝送信号の識別誤りを引き起こ
し、光伝送装置の信頼性を低下させる大きな問題であ
る。
【0005】従来、このようなパターンジッタを防止す
るため、パルス変調信号の立上り部にパルス自身の微分
波形を付加して、変調信号の立上り時間を早くしパルス
幅を拡げることによって、変調後の波形における発光遅
延時間分を補償する方法や、パルス変調の立下り部にア
ンダーシュートを加えて強制的に残留キャリアを引き抜
く方法、発光遅延と同じ遅延を有する遅延素子を用いて
遅延前後の波形を重ねて変調信号のパルス幅を拡くする
ことにより、発光遅延を補償する方法がとられていた。
しかしこれらの方法では、発光遅延の変動に依存するパ
ターンジッタを抑圧することはできなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、零バ
イアス変調においては発光遅延による立上りのパターン
ジッタが伝送品質を劣化させていた。特に無信号状態か
ら有信号状態に突然変化するバーストデータ伝送が行な
われる加入者系の光送受信装置では、伝送するデータの
パターンで発光遅延が大きく変化することが問題となっ
ていた。本発明は、このような従来技術の問題を考慮し
てなされ、零バイアス変調における立上りのパターンジ
ッタを減少させ、高品質信号伝送を可能としながら低価
格で汎用性の高い光伝送装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図で、1は半導体レーザ、2は入力データ(変調信号)
において”0”符号の連続数を監視する監視部、3はパ
ルス幅調整回路であり、半導体レーザにパルス信号(半
導体レーザ駆動パルス信号)を入力すると共に、入力デ
ータの”1”符号の前の”0”符号の連続数に基づいて
該パルス信号のパルス幅を広げるものである。入力デー
タの”1”符号の前の”0”符号の連続数が多くなるほ
ど半導体レーザ1の発光遅延時間が大きくなる。そこ
で、”0”符号の連続数に応じた発光遅延時間分、早目
に半導体レーザ駆動パルス信号を立ち上がらせると共に
その幅を広げれば、”0”符号の連続数に関係なく発光
遅延を補償してパターンジッタをなくすることができ
る。このため、監視部2は入力データ(変調信号)にお
ける”0”符号の連続数を監視し、パルス幅調整回路3
は入力データの”1”符号の前の”0”符号の連続数に
基づいて半導体レーザ駆動パルス信号の立上り時間を早
目、かつ、パルス幅を広げる。
【0008】”0”符号の連続数監視部2は、入力デー
タの符号を検出する符号検出回路により、あるいは、”
0”符号の数をカウントする”0”符号計数回路により
実現できる。パルス幅調整回路3は、入力データにおけ
る”0”符号連続数nと半導体レーザから出力する光パ
ルスの発光遅延時間τdとの関係にもとづいて、実際
の”0”符号連続数nの後の”1”符号によるパルス信
号立上り時間を該発光遅延時間分だけ早くしてパルス幅
を広げる。又、パルス幅調整回路3は、”0”符号が所
定数N以上連続する場合にはパルス幅の拡張幅を一定値
に固定する。これは、0”符号連続数が一定値N以上に
なると発光遅延時間が略一定値になるからである。この
場合、パルス幅調整回路3は、”0”連続時間と光パル
ス発光遅延時間の関係から、発光遅延時間が一定とな
る”0”連続時間を求め、この”0”連続時間と入力デ
ータのビットレートとから発光遅延時間が一定となる”
0”符号連続数Nを決定する。
【0009】パルス幅調整回路3の第1の構成例は、
”0”符号連続数が少ない程、入力データの遅延時間
を大きくする第1の遅延部、第1の遅延部において設
定する最大遅延時間分、入力データを遅延する第2の遅
延部、”0”符号連続数に応じた第1の遅延部出力と
第2の遅延出力を合成して半導体レーザ駆動パルス信号
EPを出力するパルス信号出力部、を備えている。この
第1の構成例によれば、”0”符号連続数が多くなるほ
ど半導体レーザ駆動パルス信号の立上りを早く、かつ、
そのパルス幅を広げることができる。パルス幅調整回路
3の第2の構成例は、”0”符号の連続数に応じたデ
ューティを有するパルス信号を出力するデューティ可変
パルス発生回路、”0”符号連続数に応じたパルス信
号をデューティ可変パルス発生回路出力より選択する制
御部、を備えている。この第2の構成例でも、”0”符
号連続数が多くなるほど半導体レーザ駆動パルス信号の
立上りを早く、かつ、そのパルス幅を広げることができ
る。
【0010】パルス幅調整回路3の第3の構成例は、
入力データをラッチして半導体レーザ駆動パルス信号E
Pを出力するパルス信号出力部、遅延時間が異なる複
数のクロック信号を発生するクロック遅延部、所定の
クロック信号を選択するクロック選択部を備え、”0”
符号の連続数が大きくなるほど遅延時間が小さなクロッ
ク信号を選択し、該クロック信号により入力データをラ
ッチして半導体レーザ駆動パルス信号の立上りを早くし
てパルス幅を広げる。パルス幅調整回路3の第4の構成
例は、入力データ波形の立上り及び立ち下がりを傾斜
させる傾斜回路、”0”符号の連続数に基づいて識別
レベルを減小する識別レベル制御回路、傾斜回路出力
と前記識別レベルを比較して半導体レーザ駆動パルス信
号を出力する手段、を備えている。この第4の構成例で
も、”0”符号連続数が多くなるほど半導体レーザ駆動
パルス信号の立上りを早く、かつ、そのパルス幅を広げ
ることができる。
【0011】パルス幅調整回路3の第5の構成例は、
入力データを遅延すると共に、印加電圧により遅延時間
を可変する電圧制御型ディレイライン、”0”符号の
連続数に基づいて電圧制御型ディレイラインに入力する
電圧レベルを制御するレベル制御回路、入力データと
ディレイラインから出力される遅延データ信号を合成し
て前記パルス信号を出力する手段、を備えている。この
第5の構成例でも、”0”符号連続数が多くなるほど半
導体レーザ駆動パルス信号の立上りを早く、かつ、その
パルス幅を広げることができる。パルス幅調整回路3の
第6の構成例は、”0”符号の連続数が2以上の場合
と、1以下の場合に分け、それぞれの場合においてパル
ス幅を制御する構成とする。この場合、”0”符号の連
続数が2以上になったか否かを監視してパルス幅の制御
を行うことができる。又、入力データにおける連続する
3ビットの符号が”101”のパターンを検出すること
により”0”符号連続ビットが1以下であると判定して
パルス幅制御を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(A)本発明の概略 図2は本発明の概略を説明するための半導体レーザ駆動
回路の構成図、図3は半導体レーザの出力光を強度変調
するために該半導体レーザに入力する変調信号(入力デ
ータ)の電気波形モデルである。図2の半導体レーザ駆
動回路において、半導体レーザ1を駆動する変調信号
(入力データ)は二分岐され、デューティ補償・制御回
路(パルス幅調整回路)3と符号検出回路2に入力す
る。符号検出回路(“0”符号連続数監視部)2は、変
調信号のパターン(データパターン)から半導体レーザ
1で発生する発光遅延時間を予測し、その情報をデュー
ティ補償・制御回路3に送出する。デューティ補償・制御
回路3は、符号検出回路2からの情報をもとに、発光遅
延時間による光出力波形のデューティを補償するように
変調信号のパルス幅を制御する。上記デューティ補償量
は、以下に示すような計算で求めることができる。
【0013】図3は変調信号の電気波形モデルである。
一般に発光遅延時間tdは、駆動電流を仮定してレート方
程式を解くことにより求められる。ここで図に示すよう
に、ある"0"符号連続時間Tをもった入力を考える。駆
動電流波形に立上り時間tr(0%)〜tr(100%)および立
下り時間tf(0%)〜tf(100%)があるとすると、図中の立
下りの中心から立上りの中心までの時間がTとなる。こ
のときの駆動電流I(t)は、
【数1】 と表せる。ただし、 α=T−(tr+tf)/2,β=T−(tr−tf)/2 とする。
【0014】ここで、キャリア密度をN、キャリア寿命
をτS、電荷をe、活性層の体積をV、閾値キャリア密度
をNthとし、キャリア密度に関するレート方程式を解
く。
【数2】 これより
【数3】 ただし、
【数4】 ここで発光遅延時間tdは、キャリア密度N(t)がNth
なるまでの時間であるから、(2)式がN(td)=Nthとな
るtdを求めると、
【数5】 ただし、
【数6】 が得られる。
【0015】上記(3)式から"0"符号連続時間Tと発光遅
延時間tdの関係がわかる。すなわち駆動電流波形の立
上り時間tr、立下り時間tf、半導体レーザのキャリア
寿命τS、閾値電流Ith、バイアス電流Ibおよびパルス電
流IPを与えると、(3)式より"0"符号連続時間Tと発光遅
延時間tdの関係を求めることができ、"0"符号連続時間
Tに合わせてデューティ補償回路を設計することができ
る。
【0016】(B)実施例 (a)第1実施例 図4は本発明の半導体レーザ駆動回路の第1実施例構成
図、図5は第1実施例のタイミングチャートである。半
導体レーザ駆動回路は変調信号(入力データ)の論理値
(”1”,”0”)に応じたハイレベル/ローレベルを
有するパルス信号で半導体レーザ1を駆動する。図4に
おいて、1は半導体レーザ、2は入力データの符号を検
出する符号検出回路、3は検出した符号にもとづいて半
導体レーザ1を駆動するパルス信号のパルス幅を調整し
て出力するデューティ補償・制御回路(パルス幅調整回
路)である。デューティ補償・制御回路3において、4
はOR回路、5-0〜5-nはセレクタ、6-0, 6-1〜6-nは遅
延素子である。遅延素子6-0の遅延時間は、他の全遅延
素子6-1〜6-nの遅延時間の合計に等しく設定されてい
る。符号検出回路2において、7-0〜7-nはフリップフロ
ップであり、Dはデータ入力端子、Cはクロック端子、
Rはリセット端子、Qはセット側出力端子、8は論理値
を反転するインバータである。
【0017】入力した変調信号(データ信号)は符号検
出回路2とデューティ補償・制御回路3とに2分岐され
る。インバータ8を通過して符号反転した変調信号はフ
リップフロップ(以下FF)7-0に入力する。FF7-1から
FF7-nはシフトレジスタ構成になっており、データの
ビットレートに同期したクロック信号の発生で前段のF
Fのセット状態がシフトされる。又、入力変調信号が
"1"となると、FF 7-0がリセットされ、該FFのQ反
転出力から"1"が出力され、これがリセット信号として
全FF 7-0〜FF 7-nに入力することにより全FFがリ
セットされる。従って、”0”符号の連続数が1の場合
にはFF 7-0のみが”0”符号によりセットされ、次
の”1”符号によりリセットされる。又、”0”符号の
連続数が2の場合には連続する2つの”0”符号により
FF 7-0, 7-1がセットされるが次の”1”符号により
リセットされる。又、”0”符号の連続数が3の場合に
は連続する3つの”0”符号によりFF 7-0, 7-1,7-2
がセットされるが次の”1”符号によりリセットされ
る。以下、同様に、”0”符号の連続数が(n+1)以上の
場合には全FF 7-0〜7-がセットされ、”1”符号の発
生により全FF 7-0〜FF 7-nがリセットされる。
【0018】"0"符号連続数が1ビット以下の場合、F
F 7-1〜FF 7-nのQ出力は全て"0"となり、すべての
遅延素子6-1〜6-nが対応するセレクタ5-1〜5-nにより選
択される。前述のように遅延素子6-0の遅延時間は遅延
素子6-1〜6-nの遅延時間の和に相当する。したがって全
ての遅延素子6-1〜6-nが選択されると、OR回路4の2
つの入力端子に入力する両者の変調信号の位相差は零と
なっている。この結果、"0"符号連続数が1ビット以下
の場合、半導体レーザ駆動パルスのパルス幅は広がらな
い。
【0019】一方、"0"符号連続数がxビットの場合、
FF 7-0〜FF 7-(x-1)のQ出力が"1"となり、セレク
タ5-1〜5-(x-1)に”1”信号が送られる。このため、セ
レクタ5-1〜5-(x-1)は遅延素子6-1〜6-(x-1)を通らない
バイパスラインを選択する。一方、FF 7-x〜FF 7-n
のQ出力は"0"であるから、セレクタ5-x〜5-nに”0”
信号が送られる。このため、セレクタ5-x〜5-nは遅延素
子6-x〜6-nを選択する。この結果、セレクタ5-0に到達
する信号には、遅延素子6-x〜6-nまでの合計の遅延が付
加されることになり、OR回路4の入力端子に入力する
2つの変調信号に位相差が生じる。すなわち、セレクタ
5-0から出力される変調信号は、遅延素子6-0から出力さ
れる変調信号に対して、遅延素子6-1〜6-(x-1)の合計遅
延時間に相当するぶん位相が進むことになり、OR回路
4から出力される半導体レーザ駆動パルスの立上りが早
まると共にパルス幅が広がる。従って、この位相進み具
合を"0"符号連続数がxビットの時の発光遅延量と等し
くなるように設計しておくことにより、光出力波形のデ
ューティを補償し、パターンジッタをなくすことができ
る。
【0020】(b)第1実施例の変形例 (b-1) 変形原理 図3に従って解析した"0"符号連続時間Tと発光遅延時
間tdの関係を図示すると、図6のようになり発光遅延
時間tdは一定値に漸近する。つまり”0”符号連続数
がnビット以上続くと発光遅延時間が一定になる。した
がって、デューティ補償・制御回路3中の遅延素子6-1〜
6-n、および符号検出回路2中のFF 7-0〜7-nの必要相
数をN個と決定することができる。ここで、具体的に必
要な遅延素子とFFの相数Nについて考える。一般的な
半導体レーザを用いた場合、キャリア寿命τSは数ナノ
秒であり、これにより計算される発光遅延時間tdは”
0”符号連続時間が数ナノ秒以上続くと一定になること
がわかっている。例えば、電気入力波形のtr,tfを100
ピコ秒、半導体レーザのキャリア寿命τSを3ナノ秒、閾
値電流Ithを1.7ミリアンペア、バイアス電流Ibを1.5
ミリアンペアとして計算すると、発光遅延時間tdは”
0”符号連続時間がおよそ8ナノ秒以上続くと一定にな
る。
【0021】入力変調信号のビットレートを156メガビ
ット毎秒とすると、この入力変調信号の1周期(1ビッ
ト分)は6.4ナノ秒であるので、"0"符号連続時間が2ビ
ット以上続くと発光遅延時間tdは一定になると考える
ことができる。従って、"0"符号連続数が1ビット以下
の場合と、"0"符号連続数が2ビット以上の場合とを検
出できる回路を設計すればよいことがわかる。以上をま
とめると、必要相数Nは、 電気波形モデルのパラメータを設定してレート方程式
を解く、 ”0”符号連続時間Tと発光遅延時間tdの関係を定
式化する、 入力データのビットレートを考慮して”0”符号連続
数と発光遅延時間の関係をグラフ化する、 必要となる補償量を決定する、 最後に必要相数Nを決定する。
【0022】(b-2)第1変形例 図7はN=2とした場合の第1実施例の変形例、図8は
図7の各部タイミングチャートである。図7において、
図4で示したものと同一のものは同一の記号で示してあ
り、9はAND回路である。この変形例では、"0"符号
連続数が1ビット以下の場合と、"0"符号連続数が2ビ
ット以上の場合とを検出し、半導体レーザ駆動パルス信
号のパルス幅を制御するものである。符号検出回路2に
入力した変調信号(入力データ)は、インバータ8で反
転する。"0"符号連続数が2ビット以上の場合、FF 7
-1〜7-2のQ出力が共に"1"となり、この場合のみAN
D回路9の出力が"1"となる。一方、”0”符号連続数
が1ビット以下の場合は、AND回路9の出力は"0"と
なる。AND回路9の出力はFF7-3でラッチされた
後、セレクタ5-1に入力する。
【0023】すなわち、"0"符号連続数が1ビット以下
の場合、AND回路9の出力が”1”にならず、セレク
タ5-1は遅延素子6-1を通過した信号を選択し、セレクタ
5-0は該セレクタ5-1の出力を選択する。これにより、セ
レクタ5-0から出力される変調信号は、遅延素子6-0から
出力される変調信号と位相が同じになり、半導体レーザ
駆動パルスのパルス幅は広がらない。一方、"0"符号連
続数が2ビットの場合、AND回路9の出力が”1”に
なり、次に”1”符号が入力した時にFF7-3がセット
され、ついで、FF 7-1〜7-2がリセットされる。この
結果、セレクタ5-1は遅延素子6-1を通過しない変調信号
(入力データ)を選択し、セレクタ5-0は該セレクタ5-1
の出力を選択する。これにより、セレクタ5-0から出力
される変調信号は、遅延素子6-0から出力される変調信
号に対して、遅延素子6-1の遅延時間に相当する分だけ
位相が進むことになり、OR回路4から出力される半導
体レーザ駆動パルスの立上りが早まると共にパルス幅が
広がる。
【0024】(b-3) 第2変形例 図9はN=2とした場合の第1実施例の別の変形例、図
10は図9の各部タイミングチャートである。図7にお
いて、図4で示したものと同一のものは同一符号を付し
ており、9はAND回路である。この変形例では、"1
01"という入力変調信号のパターンが入力されたか判
別し、入力されれば、”1”符号前の"0"符号連続数が
1ビット以下であるとして半導体レーザ駆動パルス信号
EPのパルス幅を小さくするものである。半導体レーザ
駆動回路は、入力データが”1”符号のときに半導体レ
ーザ駆動パルス信号EPを出力するものであり、”1”
符号前の”0”符号連続数により該駆動パルスの立上り
及びパルス幅を制御するものである。そして、”1”符
号が連続すると半導体レーザ1は連続駆動されるため、
2番目以降の”1”について駆動パルスの立上り制御及
びパルス幅制御を考慮する必要はない。
【0025】従って、今回のビットが”1”であっても
直前のビットが”1”であれば何ら考慮する必要はな
く、今回のビットが”1”で直前のビットが”0”の場
合だけを考慮して駆動パルスの立上り制御及びパルス幅
制御をすればよい。しかし、この2ビットだけでは”
1”符号前の”0”符号連続数が1以下であるか、2以
上であるかを判断できず、もう1つ前のビットの”
1”,”0”を考慮する必要がある。すなわち、今回
の”1”符号を含めて”101”の3ビットパターンの
場合は”1”符号前の”0”符号連続数が1以下であ
り、”001”の3ビットパターンの場合は”1”符号
前の”0”符号連続数が2以上であると判断できる。従
って、”101”のパターンが検出された時のみ、”1
01”パターン中の今回の"1"符号に相当する半導体レ
ーザ駆動パルスEPの立上りを遅く、かつ、パルス幅を
狭くなるように制御すれば良い。
【0026】以上より、図9の変形例において、入力変
調信号に"101"というパターンがあると、符号検出回
路2におけるFF 7-1のQ出力、FF 7-2の反転Q出
力、FF 7-3のQ出力がともに"1"となり、このときだ
けAND回路9の出力が"1"となる。"101"というパ
ターンを検出するということは、前述のように”1”符
号前の”0”符号連続数が1ビット以下の場合を検出す
ることに相当している。"101"パターンが検出されて
AND回路9の出力が”1”になるとFF7-4がセット
される。この結果、セレクタ5-1は遅延素子6-1を通過し
た変調信号を選択する。このセレクタ5-1から出力され
る変調信号は遅延素子6-0から出力される変調信号と位
相が同じになり、半導体レーザ駆動パルスEPのパルス
幅は広がらない。しかし、"101"パターン以外の場合
には、すなわち、”001”パターンの場合には、AN
D回路9の出力が”0”になりFF7-4はセットされな
い。この結果、セレクタ5-1は遅延素子6-1を通過しない
変調信号(入力データ)を選択し、これにより、セレク
タ5-1から出力される変調信号は、遅延素子6-0から出力
される変調信号に対して、遅延素子6-1の遅延時間に相
当する分だけ位相が進むことになり、OR回路4から出
力される半導体レーザ駆動パルスEPの立上りが早まる
と共にパルス幅が広がる。
【0027】すなわち、"0"符号連続数が1ビット以下
のとき半導体レーザ駆動パルス信号EPのパルス幅を狭
くし、"0"符号連続数が2ビット以上のとき半導体レー
ザ駆動パルスEP信号のパルス幅を広げ、これによりパ
ターンジッタを抑圧することができる。以上では、符号
検出回路2において”101”のパターンが検出された
時に、”101”パターン中の今回の"1"符号に相当す
る半導体レーザ駆動パルスの立上りを遅く、かつ、パル
ス幅を狭くなるように制御した。しかし、符号検出回路
2において連続する3ビットの”001”パターンを検
出し、"1"符号に相当する半導体レーザ駆動パルスEP
の立上りを早目にし、かつ、パルス幅を広げるように制
御することもできる。
【0028】(c)第2実施例 図11は本発明の半導体レーザ駆動回路の第2実施例構
成図、図12は第2実施例のタイミングチャートであ
る。図11において、1は半導体レーザ、2は入力デー
タの符号を検出する符号検出回路、3は検出した符号に
もとづいて半導体レーザ1を駆動する半導体レーザ駆動
パルス信号EPのパルス幅を調整して出力するデューテ
ィ補償・制御回路(パルス幅調整回路)である。符号検
出回路2は図4の第1実施例と同一の構成になってい
る。デューティ補償・制御回路3において、10-1〜10-n
はデューティ補償回路であり、図6に示すように”1”
符号のデータが入力されると、それぞれデューティが異
なる、すなわち、パルス幅の異なるパルス信号P1〜Pn
を出力する。11は制御回路であり、”1”符号前の”
0”符号の連続数を符号検出回路2のFF 7-1〜7-nの
状態に基づいて判別し、”0”符号の連続数に応じたデ
ューティ選択信号を出力する。12は所定のデューティ
補償回路10-1〜10-nから出力されるパルスを選択して半
導体レーザ1に入力するセレクタである。セレクタ12
は、”1”符号前の”0”符号連続数が1以下のとき
デューティ補償回路10-1から出力されるデューティ最小
のパルス信号P1を選択し、”0”符号連続数が2の
ときデューティ補償回路10-2から出力されるパルス信号
2を選択し、以下同様に”0”符号連続数がnのと
きデューティ補償回路10-nから出力されるパルス信号P
nを選択して半導体レーザ1に入力する。
【0029】すなわち、第2実施例では”0”符号連続
直後の”1”符号による半導体レーザ駆動パルス信号E
Pを、”0”符号連続数に対応したデューティ補償回路
10-1〜10-nからセレクタ12でセレクトして出力する。
これにより、”0”符号連続数に応じたパルス幅を有す
る半導体レーザ駆動パルスEP信号で半導体レーザ1を
駆動できる。図13は制御回路11の構成図(n=4)
であり、11a1〜11a3はアンドゲート、11b1
11b2はEX−ORゲート、、11c1〜11c2はそ
れぞれ信号A0,A1を出力するORゲートである。出
力信号(A0,A1)は、 (1) ”0”符号連続数が1以下の場合には(0,0)、 (2) ”0”符号連続数が2の場合には(0,1)、 (3) ”0”符号連続数が3の場合には(1,0)、 (4) ”0”符号連続数が4の場合には(1,1)とな
る。
【0030】(d)第3実施例 第1実施例では、”1”符号前の”0”符号連続数に基
づいて変調信号(入力データ)を遅延し、該遅延信号を
用いて半導体レーザ駆動パルスの立上り制御及びパルス
幅制御した。しかし、第3実施例ではクロック信号を遅
延して半導体レーザ駆動パルスの立上り制御及びパルス
幅制御する。図14は本発明の半導体レーザ駆動回路の
第3実施例構成図、図15は第3実施例のタイミングチ
ャートであり、"0"符号連続数が1ビット以下である
か、"0"符号連続数が2ビット以上であるかに応じて半
導体レーザ駆動パルス信号EPの立上り及びパルス幅を
制御する場合を示している。図14において、1は半導
体レーザ、2は入力データの符号を検出する符号検出回
路、3は検出した符号にもとづいて半導体レーザ1を駆
動するパルス信号のパルス幅を調整して出力するデュー
ティ補償・制御回路(パルス幅調整回路)である。
【0031】符号検出回路2は、”1”符号の前の"0"
符号連続数が1ビット以下の場合と、2ビット以上の場
合を検出するように構成されており、図7の符号検出回
路2とまったく同一の構成を有している。デューティ補
償・制御回路3において、6-0はデータのビットレートと
同一周波数のクロック信号を所定時間遅延する遅延素
子、5-0はセレクタであり”1”符号の前の"0"符号連
続数が1ビット以下の場合に遅延素子6-0で遅延した遅
延クロック信号CL1を選択し、"0"符号連続数が2ビ
ット以上の場合に遅延しない本来のクロック信号CL0
を選択して出力する。7-0はセレクタ5-0から出力される
クロック信号CLに基づいて入力データを記憶するフリ
ップフロップである。
【0032】符号検出回路2に入力した変調信号(入力
データ)は、インバータ8で反転する。"0"符号連続数
が2ビット以上の場合、FF 7-1〜7-2のQ出力が共に
"1"となり、この場合のみAND回路9の出力が"1"と
なる。一方、”0”符号連続数が1ビット以下の場合
は、AND回路9の出力は"0"となる。すなわち、"0"
符号連続数が1ビット以下の場合、AND回路9の出力
が”1”にならず、フリップフロップ7-3のQ出力は”
0”となる。このため、セレクタ5-0は遅延素子6-0を通
過した遅延クロック信号CL1を選択し、FF 7-0は遅
延クロック信号により入力データをセットするため、半
導体レーザ駆動パルスEPの立上りが遅れ、パルス幅は
広がらない。
【0033】しかし、”1”符号前の"0"符号連続数が
2ビット以上の場合、AND回路9の出力が”1”にな
り、次に”1”符号が入力した時にFF7-3がセットさ
れ、ついで、FF 7-1〜7-2がリセットされる。この結
果、セレクタ5-0は遅延素子6-0を通過しない本来のクロ
ック信号CL0を選択し、FF 7-0は本来のクロック信
号により入力データをセットするため、半導体レーザ駆
動パルスEPの立上りが遅れず、すなわち、"0"符号連
続数が1以下の場合に比べて半導体レーザ駆動パルスE
Pの立上りが早まり、かつ、パルス幅が広がる。この結
果、”1”符号前の"0"符号連続数が2ビット以上の場
合における光出力波形のデューティを補償し、パターン
ジッタをなくすことができる。
【0034】・第1変形例 第3実施例では、”1”符号前の"0"符号連続数nが1
以下の場合と2以上の場合であったが、一般に、"0"符
号連続数nの値に基づいて半導体レーザ駆動パルスEP
の立上り時間及びパルス幅を制御することができる。か
かる場合には、遅延時間が異なる複数のクロック信号を
発生し、”0”符号の連続数が大きくなるほど遅延時間
が小さなクロック信号を選択し、該選択したクロック信
号により入力データをラッチして半導体レーザ駆動パル
ス信号EPの立上りを早く、かつ、パルス幅を広げるよ
うに制御する。
【0035】・第2変形例 この変形例では、"101"という入力変調信号のパター
ンが入力されたか否か判別し、入力されれば、"0"符号
連続数が1ビット以下であるとして図14の第3実施例
の方法で半導体レーザ駆動パルス信号EPのパルス幅を
小さくするものである。入力変調信号に"101"という
パターンがあると、符号検出回路2におけるFF 7-1の
Q出力、FF 7-2の反転Q出力、FF 7-3のQ出力がと
もに"1"となり、このときだけAND回路9の出力が
"1"となる。"101"というパターンを検出するという
ことは、”1”符号前の"0"符号連続数が1ビット以下
の場合を検出することに相当している。"101"パター
ンが検出されてAND回路9の出力が”1”になるとF
F7-4がセットされる。この結果、セレクタ5-0は遅延素
子6-0を通過した遅延クロック信号CL1を選択し、FF
7-0はこの遅延クロック信号により入力データをセット
する。このため、半導体レーザ駆動パルス信号EPの立
上りが遅れ、パルス幅は広がらない。
【0036】しかし、"101"パターン以外の場合に
は、すなわち、”001”パターンの場合には、AND
回路9の出力が”0”になりFF7-4はセットされな
い。この結果、セレクタ5-0は遅延素子6-0を通過しない
本来のクロック信号CL0を選択し、FF 7-0は該クロ
ック信号により入力データをセットする。このため、半
導体レーザ駆動パルスEPの立上りが遅れず、すなわ
ち、"0"符号連続数が1以下の場合に比べて半導体レー
ザ駆動パルスの立上りが早まり、かつ、パルス幅が広が
る。この結果、”1”符号前の"0"符号連続数が2ビッ
ト以上の場合における光出力波形のデューティを補償
し、パターンジッタをなくすことができる。
【0037】(e)第4実施例 第1実施例では、”1”符号前の”0”符号連続数に基
づいて変調信号(入力データ)を遅延し、該遅延信号を
用いて半導体レーザ駆動パルスの立上り制御及びパルス
幅制御した。しかし、第4実施例では、入力データ波形
の立上り及び立ち下がりを傾斜あるいは鈍化させ、”
0”符号の連続数に基づいて識別レベルを制御し、傾斜
信号あるいは鈍化信号と識別レベルを比較し、識別レベ
ル以上の傾斜信号あるいは鈍化信号を増幅出力し、”
1”符号前の”0”符号連続数に基づいて半導体レーザ
駆動パルス信号EPの立上り及びパルス幅を制御する。
図18は本発明の半導体レーザ駆動回路の第4実施例の
構成図、図19は第4実施例のタイミングチャートであ
り、"0"符号連続数が1ビット以下であるか、"0"符号
連続数が2ビット以上であるかに応じて半導体レーザ駆
動パルス信号EPの立上り及びパルス幅を制御する場合
について示している。
【0038】図18において、1は半導体レーザ、2は
入力データの符号を検出する符号検出回路、3は検出し
た符号にもとづいて半導体レーザ1を駆動するパルス信
号のパルス幅を調整して出力するデューティ補償・制御
回路(パルス幅調整回路)である。符号検出回路2
は、”1”符号の前の"0"符号連続数が1ビット以下の
場合と、2ビット以上の場合を検出するように構成され
ており、図7の符号検出回路2とまったく同一の構成を
有している。デューティ補償・制御回路3において、
8′はインバータ回路、13は波形鈍化回路で、入力信
号A(図19)の立上り、立ち下がりを傾斜あるいは鈍
化した鈍化信号Bを出力するもので、例えばローパスフ
ィルタなどで構成される。14は差動増幅回路であり、
波形鈍化回路13から出力される鈍化信号Bと識別レベ
ルVRを比較し、識別レベル以上の鈍化信号を増幅して
信号C、すなわち、半導体レーザ駆動パルス信号EPを
出力する。15はレベルシフト回路であり、”1”符号
前の"0"符号連続数が2ビット以上続いたときに識別レ
ベルVRを下げ、これにより、差動増幅回路14から出
力される半導体レーザ駆動パルス信号EPの立上りを早
めると共に、パルス幅を広げるものである。
【0039】符号検出回路2に入力した変調信号(入力
データ)は、インバータ8で反転する。"0"符号連続数
が2ビット以上の場合、FF 7-1〜7-2のQ出力が共に
"1"となり、この場合のみAND回路9の出力が"1"と
なる。一方、”0”符号連続数が1ビット以下の場合
は、AND回路9の出力は"0"となる。従って、"0"符
号連続数が1ビット以下の場合、AND回路9の出力
が”1”にならず、フリップフロップ7-3のQ出力は”
0”となる。このため、レベルシフト回路15はレベル
を変えない。この結果、差動増幅回路14から出力され
るパルス信号EPのパルス幅は広がらない。しかし、”
1”符号前の"0"符号連続数が2ビット以上の場合、A
ND回路9の出力が”1”になり、次に”1”符号が入
力した時にFF7-3がセットされ、ついで、FF 7-1〜7
-2がリセットされる。この結果、レベルシフト回路15
は識別レベルVRを下げ、これにより、差動増幅回路1
4から出力される駆動パルスはその立上りが早まり、か
つ、パルス幅が広がる。
【0040】・第1変形例 第4実施例では、”1”符号前の"0"符号連続数nが1
以下の場合と2以上の場合であったが、一般に、"0"符
号連続数nの値に基づいて半導体レーザ駆動パルスEP
の立上り時間及びパルス幅を制御することができる。図
20はかかる場合の構成図であり、1は半導体レーザ、
2は入力データの符号を検出する符号検出回路で図4に
示す符号検出回路と同一の構成を有している。3は検出
した符号にもとづいて半導体レーザ1を駆動するパルス
信号のパルス幅を調整して出力するデューティ補償・制
御回路(パルス幅調整回路)である。
【0041】デューティ補償・制御回路3において、1
1は制御回路、13は波形鈍化回路、14は差動増幅回
路、15はレベルシフト回路である。制御回路11は”
1”符号前の”0”符号の連続数を判別し、”0”符号
連続数に応じたレベル選択信号を出力する。n=4の場
合、図13に示す構成を有している。レベルシフト回路
15は”1”符号前の”0”符号の連続数に応じたレベ
ルを出力するもので、n=4の場合、図21に示すよう
に4段階のレベルVRを出力するようになっている。図
21において、RV1は”0”符号連続数が1以下の場
合のレベルを設定するボリューム、RV2は”0”符号
連続数が2の場合のレベルを設定するボリューム、RV
3は”0”符号連続数が3の場合のレベルを設定するボ
リューム、RV4は”0”符号連続数が4の場合のレベ
ルを設定するボリューム、ASW1〜ASW4はアナロ
グスイッチ、DDRはデコーダ/ドライバで、”0”符
号連続数に応じたアナログスイッチをオンして所定のレ
ベルを出力するものである。例えば、”0”符号連続数
が1以下の場合にはアナログスイッチASW1をオンし
てボリュームRV1で設定したレベルを出力する。
【0042】この変形例では、”1”符号前の”0”符
号の連続数が多くなるほどシフト回路15から出力する
識別レベルVRを低くしているから、”0”符号の連続
数が大きくなるほど差動増幅回路14から出力される半
導体レーザパルス信号EPの立上りを早め、かつ、パル
ス幅を広げることができる。
【0043】・第2変形例 この変形例では、"101"という入力変調信号のパター
ンが入力されたか否かを判別し、入力されれば、"0"符
号連続数が1ビット以下であるとして第4実施例の方法
で半導体レーザ駆動パルス信号EPのパルス幅を小さく
するものである。入力変調信号に"101"というパター
ンがあると、符号検出回路2におけるFF 7-1のQ出
力、FF 7-2の反転Q出力、FF 7-3のQ出力がともに
"1"となり、このときだけAND回路9の出力が"1"と
なる。"101"というパターンを検出するということ
は、”1”符号前の"0"符号連続数が1ビット以下であ
る場合を検出することに相当している。"101"パター
ンが検出されてAND回路9の出力が”1”になるとF
F7-4がセットされる。FF7-4がセットされるとレベル
シフト回路15はレベルを変えない。このため、差動増
幅回路14から出力されるパルス信号EPのパルス幅は
広がらない。しかし、"101"パターン以外の場合に
は、すなわち、”001”パターンの場合には、AND
回路9の出力が”0”になりFF7-4はセットされな
い。FF7-4がセットされていないと、レベルシフト回
路15は識別レベルVRを下げ、これにより、差動増幅
回路14から出力される半導体レーザ駆動パルスの立上
りが早まり、かつ、パルス幅が広がる。この結果、”
1”符号前の"0"符号連続数が2ビット以上の場合にお
ける光出力波形のデューティを補償し、パターンジッタ
をなくすことができる。
【0044】(f)第5実施例 第4実施例では入力データ波形の立上り及び立ち下がり
を傾斜し、あるいは鈍化させ、”0”符号の連続数に基
づいて識別レベルを制御し、傾斜信号あるいは鈍化信号
と識別レベルを比較し、識別レベル以上の傾斜信号ある
いは鈍化信号を増幅出力し、”1”符号前の”0”符号
連続数に基づいて半導体レーザ駆動パルス信号EPの立
上り及びパルス幅を制御する。しかし、第5実施例で
は、”0”符号の連続数に基づいてレベルを制御し、該
レベルに基づいて変調信号(入力データ)を遅延し、遅
延信号と変調信号を合成することにより、”1”符号前
の”0”符号連続数に基づいて半導体レーザ駆動パルス
信号EPの立上り及びパルス幅を制御する。
【0045】図23は本発明の半導体レーザ駆動回路の
第5実施例の構成図である。図中、1は半導体レーザ、
2は入力データの符号を検出する符号検出回路、3は検
出した符号にもとづいて半導体レーザ駆動パルス信号の
立上り及びパルス幅を制御して出力するデューティ補償
・制御回路(パルス幅調整回路)である。符号検出回路
2は図4に示す符号検出回路と同一の構成を有してい
る。デューティ補償・制御回路3において、4はOR回
路、6は遅延素子、11は制御回路、15はレベルシフ
ト回路、16は印加電圧により入力信号の遅延時間を変
化する電圧制御型ディレイラインであり、印加電圧を大
きくするとその遅延量が小さくなる。遅延素子6の遅延
量は電圧制御型ディレイライン16の最大遅延量と等し
く設定されている。制御回路11は”1”符号前の”
0”符号の連続数を判別し、”0”符号連続数に応じた
レベル選択信号を出力する。n=4の場合、図13に示
す構成を有している。レベルシフト回路15は”1”符
号前の”0”符号の連続数が多くなる程大きなレベルを
出力するもので、n=4の場合、図21に示す構成を有
している。電圧制御型ディレイライン16は、DC電圧
の変化により遅延時間を可変するELMEC CORPORATION製
のCDGタイプあるいはQDB,QDDタイプの電圧調整型高速可
変ディレイライン(QDG3001,QDB1005,QDD1305など)を採
用でき、前述のように、印加電圧が大きくなるとその遅
延量が小さくなり、印加電圧が小さくなると遅延量が大
きくなる。
【0046】第5実施例によれば、”1”符号前の”
0”符号の連続数が多くなるほどレベルシフト回路15
から出力するレベルVRを大きくして遅延時間を小さく
する。この結果、”0”符号の連続数が多くなるほどO
R回路から出力される半導体レーザ駆動パルス信号EP
のパルス幅を広げることができる。以上、本発明を実施
例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本
発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこ
れらを排除するものではない。
【0047】
【発明の効果】以上本発明によれば、入力データにおけ
る”0”符号の連続数を監視し、入力データにおける”
1”符号の前の”0”符号連続数に応じて半導体レーザ
駆動パルス信号の立上り及びパルス幅を制御するように
構成したから、零バイアス変調における立上りのパター
ンジッタを減少させ、高品質信号伝送ができる。又、本
発明によれば、光伝送装置はバースト信号だけでなく、
いかなる入力変調信号に対しても安定に動作することが
出来る。又、本発明によれば、簡単な構成でパターンジ
ッタをなくすことが可能であり、低価格で高品質な光伝
送装置が要求されるATMを始めとする光加入者系シス
テムに寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】半導体レーザ駆動回路の構成図ある。
【図3】変調信号の電気波形モデルである。
【図4】半導体レーザ駆動回路の第1実施例の構成図で
ある。
【図5】第1実施例の各部タイミングチャートである。
【図6】”0”符号連続時間と発光遅延時間の関係図で
ある。
【図7】第1実施例の変形例(n=2)である。
【図8】図7の各部タイミングチャートである。
【図9】第1実施例の別の変形例である。
【図10】図9の各部タイミングチャートである。
【図11】半導体レーザ駆動回路の第2実施例の構成図
である。
【図12】第2実施例の各部タイミングチャートであ
る。
【図13】制御回路の構成図である。
【図14】半導体レーザ駆動回路の第3実施例の構成図
である。
【図15】第3実施例の各部タイミングチャートであ
る。
【図16】第3実施例の変形例である。
【図17】図16の各部タイミングチャートである。
【図18】半導体レーザ駆動回路の第4実施例の構成図
である。
【図19】第4実施例の各部タイミングチャートであ
る。
【図20】第4実施例の変形例である。
【図21】4段階までレベルを変えられるレベルシフト
回路の構成図である。
【図22】第4実施例の別の変形例である。
【図23】半導体レーザ駆動回路の第5実施例の構成図
である。
【図24】半導体レーザの変調方法説明図である。
【図25】半導体レーザのパルス変調光出力模式図であ
る。
【符号の説明】
1・・半導体レーザ 2・・符号検出回路 3・・デューティ補償・制御回路 4・・OR回路 5・・セレクタ 6・・遅延素子 7・・フリップフロップ(FF) 8・・インバータ 9・・AND回路 10・・デューティ補償回路 11・・制御回路 12・・セレクタ 13・・波形鈍化回路 14・・差動増幅回路 15・・レベルシフト回路 16・・電圧制御型ディレイライン

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データの論理値に応じたレベルを有
    するパルス信号で半導体レーザを駆動する半導体レーザ
    駆動回路において、 入力データの符号を検出する符号検出回路、 検出した符号にもとづいて前記パルス信号のパルス幅を
    調整して出力するパルス幅調整回路を備えたことを特徴
    とする半導体レーザ駆動回路。
  2. 【請求項2】 半導体レーザに電流を流すときの論理値
    を”1”、電流を流さないときの論理値を”0”とする
    とき、符号検出回路は入力データにおける連続する3ビ
    ットの符号が”101”のパターンを検出する手段を有
    し、 パルス幅調整回路は”101”パターン中の後ろの"1"
    符号に相当するパルス幅を、連続する3ビットの”00
    1”パターンの"1"符号に相当するパルス幅より狭くす
    る手段を有する、ことを特徴とする請求項1記載の半導
    体レーザ駆動回路。
  3. 【請求項3】 半導体レーザに電流を流すときの論理値
    を”1”、電流を流さないときの論理値を”0”とする
    とき、符号検出回路は入力データにおける連続する3ビ
    ットの符号が”101”のパターンを検出する手段を有
    し、 パルス幅調整回路は 入力データをラッチして前記パルス信号を出力するパル
    ス信号出力部、 クロック信号を遅延するクロック遅延部、 クロック信号と遅延クロック信号のうち一方を選択する
    クロック選択部、を備え、3ビットの符号が”101”
    のとき遅延クロック信号により入力データをラッチし、
    その他の時には前記クロック信号により入力データをラ
    ッチして3ビットの符号が”001”のとき前記パルス
    信号の立上りを早くしてパルス幅を広げることを特徴と
    する請求項1記載の半導体レーザ駆動回路。
  4. 【請求項4】 半導体レーザに電流を流すときの論理値
    を”1”、電流を流さないときの論理値を”0”とする
    とき、符号検出回路は入力データにおける連続する3ビ
    ットの符号が”101”のパターンを検出する手段を有
    し、 パルス幅調整回路は、 入力データ波形の立上り及び立ち下がりを傾斜させる傾
    斜回路、 3ビットの符号が”101”のとき識別レベルを増加す
    る識別レベル制御回路、 傾斜回路出力と前記識別レベルを比較して前記パルス信
    号を出力する手段を備えたこと、を特徴とする請求項1
    記載の半導体レーザ駆動回路。
  5. 【請求項5】 半導体レーザを入力データの論理値に応
    じたレベルを有するパルス信号で駆動する半導体レーザ
    駆動回路において、 半導体レーザに電流を流すときの論理値を”1”、電流
    を流さないときの論理値を”0”とするとき、入力デー
    タにおける”0”符号の連続数を監視する監視部、 入力データにおける”1”符号の前の”0”符号の連続
    数に応じて前記パルス信号のパルス幅を広げて出力する
    パルス幅調整回路を備えたことを特徴とする半導体レー
    ザ駆動回路。
  6. 【請求項6】 パルス幅調整回路は、入力データにおけ
    る”0”符号連続数nと半導体レーザから出力する光パ
    ルスの発光遅延時間との関係にもとづいて、実際の”
    0”符号連続数n後の”1”符号によるパルス信号の立
    上りを該発光遅延時間分だけ早くしてパルス幅を広げる
    ことを特徴とする請求項5記載の半導体レーザ駆動回
    路。
  7. 【請求項7】 前記パルス幅調整回路は、”0”符号が
    所定数N以上連続する場合、前記パルス幅の広げ量を一
    定値に固定することを特徴とする請求項5記載の半導体
    レーザ駆動回路。
  8. 【請求項8】 入力データの”0”連続時間と光パルス
    発光遅延時間の関係から、発光遅延時間が一定となる”
    0”連続時間を求め、この”0”連続時間と入力データ
    のビットレートとから前記所定数Nを決定することを特
    徴とする請求項7記載の半導体レーザ駆動回路。
  9. 【請求項9】 パルス幅調整回路は、 ”0”符号連続数が少ない程、入力データの遅延時間を
    大きくする第1の遅延部、 第1の遅延部において設定する最大遅延時間分、入力デ
    ータを遅延する第2の遅延部、 ”0”符号連続数に応じた第1の遅延部出力と第2の遅
    延出力を合成してパルス信号を出力するパルス信号出力
    部、を備えたことを特徴とする請求項5記載の半導体レ
    ーザ駆動回路。
  10. 【請求項10】 パルス幅調整回路は、 ”0”符号連続数に応じたデューティを有するパルス信
    号を出力するデューティ可変パルス発生回路、 ”0”符号連続数に応じたパルス信号を前記デューティ
    可変パルス発生回路より選択する制御部、を備えたこと
    を特徴とする請求項5記載の半導体レーザ駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記パルス幅調整回路は、 入力データをラッチして前記パルス信号を出力するパル
    ス信号出力部、 遅延時間が異なる複数のクロック信号を発生するクロッ
    ク遅延部、 所定のクロック信号を選択するクロック選択部、を備
    え、”0”符号の連続数が大きくなるほど遅延時間が小
    さなクロック信号を選択し、該クロック信号により入力
    データをラッチしてパルス信号の立上りを早くしてパル
    ス幅を広げることを特徴とする請求項5記載の半導体レ
    ーザ駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記パルス幅調整回路は、 入力データ波形の立上り及び立ち下がりを傾斜させる傾
    斜回路、 ”0”符号の連続数に基づいて識別レベルを減小する識
    別レベル制御回路、 傾斜回路出力と前記識別レベルを比較して前記パルス信
    号を出力する手段、を備えたこと、を特徴とする請求項
    5記載の半導体レーザ駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記パルス幅調整回路は、 入力データを遅延すると共に、印加電圧により遅延時間
    を可変する電圧制御型ディレイライン、 ”0”符号の連続数に基づいて前記電圧制御型ディレイ
    ラインに入力するレベルを制御するレベル制御回路、 入力データとディレイラインから出力される遅延データ
    信号を合成して前記パルス信号を出力する手段、を備え
    たこと、を特徴とする請求項5記載の半導体レーザ駆動
    回路。
  14. 【請求項14】 前記パルス幅調整回路は、 ”0”符号の連続数が2以上の場合と、1以下の場合に
    分けて前記パルス幅を制御することを特徴とする請求項
    5記載の半導体レーザ駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記パルス幅調整回路は、 入力データをラッチして前記パルス信号を出力するパル
    ス信号出力部、 クロック信号を遅延するクロック遅延部、 クロック信号と遅延クロック信号の一方を選択するクロ
    ック選択部、を備え、”0”符号の連続数が1以下であ
    れば遅延クロック信号により入力データをラッチし、”
    0”符号の連続数が2以上であれば前記クロック信号に
    より入力データをラッチして前記パルス信号の立上りを
    早くしてパルス幅を広げることを特徴とする請求項14
    記載の半導体レーザ駆動回路。
  16. 【請求項16】 前記パルス幅調整回路は、 入力データの立上り及び立ち下がりを傾斜させる傾斜回
    路、 ”0”符号の連続数が2以上のとき識別レベルを減小す
    る識別レベル制御回路、 傾斜回路出力と前記識別レベルを比較して前記パルス信
    号を出力する手段、を備えたことを特徴とする請求項1
    4記載の半導体レーザ駆動回路。
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