JPH11260479A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH11260479A
JPH11260479A JP11009464A JP946499A JPH11260479A JP H11260479 A JPH11260479 A JP H11260479A JP 11009464 A JP11009464 A JP 11009464A JP 946499 A JP946499 A JP 946499A JP H11260479 A JPH11260479 A JP H11260479A
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JP
Japan
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button
housing
contact
connector
conductors
Prior art date
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Pending
Application number
JP11009464A
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English (en)
Inventor
J Fabian David
ジェー ファビアン デビッド
L Warts Darrel
エル ワーツ ダレル
L Cokker Timothy
エル コッカー ティモシー
L Butcher Randolph
エル ブッチャー ランドルフ
S Correll Robert
エス コレル ロバート
L Kemikku Dennis
エル ケミック デニス
D Baltaser Andrew
ディー バルタサー アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Whitaker LLC
Original Assignee
Whitaker LLC
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Publication date
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Publication of JPH11260479A publication Critical patent/JPH11260479A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • H01R4/48Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member
    • H01R4/4809Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member using a leaf spring to bias the conductor toward the busbar
    • H01R4/4828Spring-activating arrangements mounted on or integrally formed with the spring housing
    • H01R4/48365Spring-activating arrangements mounted on or integrally formed with the spring housing with integral release means

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体の存在とは無関係に確実にボタンを第1
位置に復帰できる電気コネクタを提供すること。 【解決手段】 コネクタ16は、絶縁ハウジング36
と、ハウジング36に摺動係合する単一のボタン38と
を有する。ボタン38は、導体がコネクタ16に保持さ
れてスピーカ端子と電気的に接続される第1位置と、導
体がコネクタ16内に挿入されまたはコネクタ16から
取外される第2位置との間を摺動可能である。1対のコ
ンタクト部材52,54は、ハウジング36のキャビテ
ィ48,50内に配置される。各コンタクト部材52,
54は、ハウジング36の開口を貫通するテール部28
を有し、リードを介して各端子に電気的に接続される。
各コンタクト部材52,54は、ボタン38が第2位置
に位置すると導体を受容し、ボタン38が第1位置に位
置すると導体と電気的に係合するための把持部64,6
6を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響スピーカのリ
ードに導体を取り外し可能に取付ける電気コネクタに関
し、さらに詳細には導体を接続及び接続解除するための
簡素化された駆動機構を有するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】種々の音響システムで使用される代表的
な離れた音響スピーカは、多数の導体により音響システ
ムに相互接続されている。各導体は、各スピーカに取り
付けられた別体のコネクタに取り外し可能に受容されて
いる。これら別体のコネクタは、通常、1本の導体が挿
入される開口と、開口内でコンタクトを一側に移動する
よう押圧されて導体が完全に挿入され得るボタン又はレ
バーとを有する。ボタン又はレバーが解放されると、ば
ねが開口を横切って可動コンタクトを付勢し、この結
果、導体を把持して固定コンタクトに押圧し、所望の電
気的接続が得られる。各単一のスピーカは、2箇所のこ
のような電気的接続を必要とし、このため、2個の個別
コネクタを必要とする。スピーカ接続電線は、通常、ラ
ンプ電線と同様に一体の導体対として提供され、各導体
の両端は、被覆が剥がされ、各導体に挿入する際に導体
を個別に取り扱うことができるように他の導体から十分
に離して分離する必要がある。可動コンタクトを駆動す
るボタン又はレバーは、嵩張り且つ通常は旋回可能にコ
ネクタ結合されているので、スピーカハウジング内に美
的に統合することが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】必要なのは、単一の駆
動ボタンを押圧することによりスピーカの両導体を受容
し、ボタン解放の際に2本の導体を保持し電気的に係合
するコンタクトを有する単一のスピーカコネクタであ
る。このコネクタは、スピーカのエンクロージャ内に美
的に統合することに寄与すべきである。さらに、駆動ボ
タンを非押圧状態に復帰させる手段は、導体の寸法が異
なる場合であっても、導体を把持し且つ電気的に接触す
る弾性部材とは独立しているべきである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電気コネ
クタは、複数の導体を取り外し可能に受容し且つ該導体
を外部部品に相互接続するための電気コネクタであっ
て、絶縁ハウジングと、該ハウジングの個別キャビティ
内に配置された複数のコンタクト部材と、第1及び第2
位置間を摺動可能に前記ハウジングと摺動係合する単一
の絶縁ボタンとを具備する電気コネクタにおいて、前記
各コンタクト部材は、前記ボタンが前記第2位置に位置
する際に前記各導体を受容するための、及び前記ボタン
が前記第1位置に位置する際に前記各導体と電気的に係
合するための把持部と、該把持部とは独立し、前記ボタ
ンを前記第1位置へ付勢する弾性手段とを一体的に有す
ることを特徴とする。
【0005】請求項2に係る電気コネクタは、前記弾性
手段が、対向するカム係合端部を有する対向する1対の
弾性部材であり、前記ボタンが、前記弾性部材の前記カ
ム係合端部と係合するカム部を有し、前記弾性部材が前
記カム部に当接した前記カム係合端部を付勢することに
より、前記第2位置にある前記ボタンを前記第1位置に
付勢することを特徴とする。
【0006】請求項3に係る電気コネクタは、前記コン
タクト部材が、前記ハウジングの壁から突出するテール
部を有し、前記テール部が前記ハウジングの前記壁と干
渉係合することにより、前記テール部及び前記ハウジン
グの間に音響シールを形成することを特徴とする。
【0007】本発明の電気コネクタは、第1及び第2導
体を取り外し可能に受容し且つこれら導体を部品に相互
接続するための電気コネクタであって、絶縁ハウジング
と、このハウジングの個別キャビティ内の第1及び第2
コンタクト部材とを具備し、各コンタクト部材は、ハウ
ジングの開口を貫通して部品と電気的に係合するテール
部を有する電気コネクタにおいて、第1及び第2位置間
を摺動可能にハウジングと摺動係合する単一の絶縁ボタ
ンを有し、各コンタクト部材は、ボタンが第2位置に位
置する際に各導体を受容するための、及びボタンが第1
位置に位置する際に各導体と電気的に係合するための把
持部を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明のコ
ネクタを含む、部分的に破断したスピーカエンクロージ
ャの斜視図である。図2は、図1に示されたコネクタの
斜視図である。図3は、図2のコネクタの正面図であ
る。図4は、図2のコネクタの側面図である。図5は、
図2のコネクタの平面図である。図6は、図2のコネク
タの分解斜視図である。図6Aは、図6に示された電線
案内キャップを底面側から見た斜視図である。図7は、
図2に示された押しボタンを底面側から見た斜視図であ
る。図8は、図4の8−8線に沿った断面図である。図
8Aは、図8に示された部分の拡大図である。図9は、
図6に示された1個のコンタクト部材の斜視図である。
図10は、図9のコンタクト部材の側面図である。図1
1は、図9のコンタクト部材の正面図である。図12
は、図9のコンタクト部材の平面図である。図13は、
図12の13−13線に沿ったコンタクト部材の基部の
断面図である。図14は、コンタクト部材の部分の構造
の変形例を示す斜視図である。
【0009】図1において、音響スピーカ14を含む湾
曲した外部ハウジング12を有するスピーカエンクロー
ジャ10(外部部品)が示されている。電気コネクタ1
6は、ハウジング12の開口内に配置されており、ケー
ブル26の1対の導体22,24の各々を受容するため
の1対の電線受容開口18を有する。コネクタ16は1
対のコンタクトポスト28(テール部)を有する。1対
のコンタクトポスト28は、各導体22,24を各端子
30に相互接続するために、通常、電線32によってス
ピーカ14の端子30に相互接続される。
【0010】図2ないし図7によく示されるように、コ
ネクタ16は、絶縁ハウジング36と、押圧可能な押し
ボタン38と、電線案内キャップ40とを有する。押し
ボタン38は、図3の実線で示される第1位置42から
一点鎖線で示される第2位置まで矢印44の方向に押圧
可能である。押圧が解放されると、押しボタンは、後述
するように第1位置42に復帰する。図6及び図8によ
く示されるように、ハウジング36は2個のキャビティ
48,50を有し、各キャビティは、その床56に当接
した状態で第1コンタクト部材52及び第2コンタクト
部材54の各々をきちんと受容する。
【0011】コンタクト部材52,54は、同一形状で
あり、図9ないし図13を参照して説明する。各コンタ
クト部材52,54は、基部(shank)62、及びこの基
部62の両側から対向して延びる第1梁部64及び第2
梁部66をそれぞれ有する。2本の梁部64,66は、
図11に示されるように基部62から上方に湾曲し、次
に相互に接近して把持部を形成する。把持部において
は、基部から垂直方向上方に離間した接触領域68で2
本の梁部が互いに押圧係合している。次に、2本の梁部
64,66は、相互に外向きに湾曲し、導体22,24
がコネクタ16に挿入される際に導体22,24を把持
部内に案内するために、略V字状の導入(lead-in)フラ
ンジ70を形成する。図10によく示されるように、開
口72が第1及び第2梁部64,66を貫通して形成さ
れる。この結果、図11に示されるようにフランジ70
が外方に曲げられると、1対のダイヤモンド形開口74
が接触領域68に形成され、導体22,24の把持を補
助する。第1及び第2梁部64,66の各々は、各梁部
の延長部78に形成された第1カム面76を有する。2
箇所の第1カム面76は、対向すると共に相互に外向き
に延び、後述する目的のために図9によく示されるよう
に上方を向いたV形状を形成する。また、コンタクト部
材52,54は、基部62の対向する両側から延びると
共に第1及び第2梁部64,66から離間した、対向す
る第3梁部84及び第4梁部86をそれぞれ有する。2
本の梁部84,86(弾性部材)は、図11に示される
梁部64,66と同様に基部62から上方に湾曲し、次
に相互に接近し、図9及び図12によく示されるように
基部から垂直方向上方に離間した近接点88で互いに殆
ど係合する状態にある。2本の梁部84,86は、近接
点88で実際に接触してもよいし、接触していなくても
よい。次に、2本の梁部84,86は、相互に外向きに
湾曲し、1対の第2カム面90(カム係合端部)を形成
する。第2カム面90は、対向すると共に相互に外向き
に延び、後述する目的のために図9によく示されるよう
に上方を向くV形状を形成する。各コンタクト部材5
2,54の基部62は、各端部から延びてコンタクト部
材が各キャビティ48,50内に挿入される際にハウジ
ング36の壁と干渉係合する短いタブ92を有する。図
2及び図6によく示されるように、1対の開口94が、
タブ92を受容するために床56に隣接し且つハウジン
グ36の一壁を貫通して形成される。図8に示されるよ
うに、突起100が、ハウジングの壁から内方に各開口
94の上縁に隣接して延びる。コンタクト部材が各キャ
ビティ内に完全に挿入されると、各コンタクトのタブ9
2が突起100を乗り越えて各開口94内にスナップ係
合するので、コンタクト部材を所定位置に保持する。図
12及び図13によく示されるように、基部62には2
個の開口96が形成されている。各開口96は、上方へ
湾曲すると共に互いに離間した縁98を有する。このた
め、後述するように、縁98はコンタクトポスト28と
干渉係合する。
【0012】図6、図7及び図8によく示されるよう
に、押しボタン38は、外面110及び前壁112を有
する。前壁112は、その両端に、ハウジング36の対
向側壁に形成されたスロット118,120と摺動係合
する案内突起114,116を有する。外面110は、
スピーカエンクロージャ12の外面と美的に調和する。
やや弾性を有する1対のラッチ部材122,124は、
押しボタンの底側から延びてハウジング36の対向壁の
各開口126,128と摺動係合する。ラッチ部材12
2,124は、肩が設けられた突起130,132を有
する。肩は、開口126,128の上端で壁と係合し、
ハウジング36に対して押しボタン28を垂直方向に移
動可能に保持する。各ラッチ部材122,124はカム
面134を有する。カム面134は、押しボタンがハウ
ジングに組み込まれるとハウジングの壁の縁に係合し、
突起130,132が内壁に沿って通過した後、各開口
内にスナップ係合することができるように、ラッチ部材
を内方に弾性的に撓ませる。前縁104を有する支持部
材102は、図7に示されるように、押しボタンの底面
から上方へ、且つ後壁から内方へ延びる。ハウジング3
6は、図6によく示されるように、横壁108に垂直配
置された溝106を有する。前縁104は、溝106に
摺動係合し、第1位置及び第2位置間を移動する際に押
しボタン38が横揺れしないように補助する。下方を向
く1対の楔形部材、即ち第1カム136,138は、押
しボタンの底側から延びる。各楔形部材136,138
は、頂上で終端する1対の広い傾斜面140を有する。
部材136は、導入フランジ70の接合部と、コンタク
ト部材の2個の第1カム面76の接合点との垂直方向上
方に配置され、部材138は、コンタクト部材54に対
して同様に配置される。押しボタン38が押圧されてそ
の第1位置42から第2位置46に移動すると、2個の
第1楔形部材136,138が各第1カム面76と係合
して第1カム面を分離する。この結果、各コンタクト部
材の第1及び第2梁部64,66が互いに離れるように
弾性的に撓む。これにより、2個の導入フランジ70の
接合部間における接触領域68に、導体22,24を受
容するための間隔が形成される。第1楔形部材の面14
0は広く傾斜しているので、接触領域68に形成された
空間は14番電線を受容するのに十分である。これによ
り、コネクタ16は、22番から14番の間の有用な寸
法範囲の導体22,24を受容できる。各コンタクト部
材52,54は、他のコンタクト部材に収容された導体
の寸法とは独立して、所定範囲内のいかなる寸法の導体
をも収容することができる。1対の第2楔形部材、即ち
第2カム142,144(カム部)は、押しボタン38
の底面から下方に延びる。各第2楔形部材142,14
4は、各コンタクト部材52,54の近接点88の垂直
方向上方に配置され、頂上で終端する1対の対向する傾
斜面146を有する。押しボタンが前述したように押圧
されると、各第2楔形部材142,144は各コンタク
ト部材の2個の第2カム面90と係合し、第3及び第4
梁部84,86が互いに離れるように弾性的に撓む。こ
のため、復帰力を与えるエネルギーが梁部に蓄積され
る。押しボタン38が解放されると、第3及び第4梁部
に蓄積されたエネルギーにより押しボタン38が第1位
置に復帰するように上方へ付勢され、第2カム面90が
2個の第2楔形部材142,144に逆らって押圧す
る。この復帰力は第1及び第2梁部とは独立した第3及
び第4梁部により供給されており、導体が接触領域68
内に存在するかどうかは無関係であることに留意された
い。また、1対の第3及び第4梁部により押しボタン3
8が上方へ付勢されるので、押しボタン38を付勢する
力が強く、確実に押しボタン38を第1位置に復帰させ
ることができる。
【0013】図6及び図6Aによく示されるように、電
線案内キャップ40は、内方に突出する電線押え154
を有し対向して下方に延びる1対の端壁152を有す
る。端壁152は、ハウジング36の対向側面に形成さ
れた2個の切欠156に摺動して受容される。電線押え
154は、ハウジングの両側面に形成されたあり溝上の
スロット158と摺動係合する。1対の傾斜突起170
は、壁172から下方に延び、図8及び図8Aに示され
るようにハウジング36の前壁173と干渉係合して電
線案内キャップを所定位置に保持する。突起170は比
較的短いので、若干量だけ弾性的に撓んで部品を組立て
又は分解する。キャップ40は2個の開口18,20を
有する。開口18は第1コンタクト部材52の接触領域
68の垂直方向上方に位置し、開口20は第2コンタク
ト部材54の接触領域の垂直方向上方に位置する。開口
18,20は、壁172の内側のボス200,202を
貫通して形成され、案内面203,206をそれぞれ形
成する。これら案内面は、各コンタクト部材の接触領域
68内に導体22,24を案内するのを補助する。各第
1楔形部材136,138は、面112を超えて外方へ
且つ電線案内キャップ40の縁168の下に突出する延
長部164,166をそれぞれ有する。延長部164,
166の端部は、窪んでいると共に開口18,20の面
とそれぞれ整合しており、各コンタクト部材の接触領域
68内に導体22,24を案内するのを補助する作用を
なす。第2楔形部材142,144上での第3及び第4
梁部84,86の作用による押しボタン38の上方への
移動は、縁168に係合する延長部164,166と、
開口126,128の上壁に係合する突起130,13
2とにより、図3に示される第1位置42までと制限さ
れている。各開口126,128は傾斜面129を有す
る。押しボタン38がその第1位置42へ上方に移動す
ると、2個の傾斜面129は電線案内キャップ40に向
ってラッチ122,124とカム係合する。この結果、
壁112は、美的目的のために案内キャップ40の壁1
31に極めて接近するよう付勢される。押しボタン38
がその第1位置42から第2位置46に押圧されると、
両コンタクト部材の第1及び第2梁部は、各開口18,
20内に導体22,24を挿入できるように十分に拡開
される。この結果、導体は、第1及び第2梁部間の接触
領域68内に入り、押しボタンを解放すると梁部間にし
っかりと把持される。
【0014】2本のコンタクトポスト28は、矩形断面
及び滑らかに丸められた縁を有する。このため、現存の
スピーカエンクロージャ10に使用されているワイヤラ
ッピング技法をコンタクトポストに使用することができ
る。各コンタクトポストは、コネクタハウジング36内
への挿入を制限する変位領域174を有し、図8によく
示されるように、ハウジング36の底面から突出するボ
ス178を貫通して形成された、コンタクトポストより
寸法の小さい開口176内に挿入される。コンタクトポ
スト28が各開口176内に挿入されると、開口の壁が
コンタクトポストの形状及び寸法に合致するように若干
変形する。このため、コンタクトポストの側面及び開口
の壁間に気密な音響封止が形成される。また、コンタク
トポストの側面は、第1及び第2コンタクト部材52,
54の基部62の開口96の縁98と干渉係合するの
で、コンタクトポストをコネクタ16に機械的固定する
と共にコンタクトポスト及びコンタクト部材間に良好な
電気的接触を形成する。ケーブル26がコネクタ16か
ら離れる軸方向へ不用意に引張られる場合、上方へ湾曲
した縁98がコンタクトポスト28の側面に噛み込むの
で、コンタクトポストの保持作用が増大する。同様に、
電線32がコネクタ16から離れるように引張られる
と、上方へ湾曲した縁98がコンタクトポスト28の側
面に噛み込むので、コンタクトポストの保持作用が増大
する。
【0015】コネクタ16は、図1に示されるように、
スピーカエンクロージャ10の外部ハウジング12に形
成された開口184内に配置される。コネクタ16は1
対の弾性ラッチ部材186,188を有する。ラッチ部
材186,188は、相互に外方へ突出する、対向して
形成された延長部190,192を有する。これら延長
部は、スピーカエンクロージャ10内に形成されたラッ
チ肩(図示せず)を捕捉するので、コネクタ16を開口
184内に固定する。コンタクトポスト28及びラッチ
部材186を通過させるための開口196を有する弾性
シール194は、スピーカエンクロージャ10の内部及
びコネクタ16間の気密な音響シールを提供するため
に、開口184内のコネクタ16及び取付面(図示せ
ず)間に配置される。さらに、弾性シール194は、ラ
ッチ部材186,188に対する累積公差を補償するの
に十分な弾性を有する。
【0016】離れた音響スピーカを種々の音響システム
に相互接続することに関してコネクタ16を説明した
が、コネクタ16は、導体を他の電気部品及び機器に電
気的接続するのに有利に使用することができ、このよう
な使用は本発明又は特許請求の範囲の範囲内であると考
えられることが理解されよう。さらに、コネクタ16
は、3本以上の導体22,24を収容するために3個以
上のコンタクト部材52,54を有することができるこ
とが理解されよう。コンタクト部材52,54は個別の
コンタクトポスト28に接続するものとして説明した
が、コンタクトポスト28の代わりに、下方に曲げられ
一体形成されたテール部を有することもできることが理
解されよう。このような一体形成されたテール部は、半
田接続又は従来の雄及び雌端子接続により容易にスピー
カ端子30に相互接続できる。
【0017】コンタクト部材52,54の別の変形例
は、図14に示され、基部216、基部216から下方
に延びるテール部218、及び基部216から上方に延
びる1対の第1梁部220及び第2梁部222を有す
る。第1及び第2梁部220,222の上部224,2
26は、水平方向に曲げられるので、基部216に略直
交する。対向する開口228,230は、各上部22
4,226に形成され、1本の導体22,24を受容し
把持するための接触領域232を形成する。第1カム面
234は、第1及び第2梁部220,222の対向する
縁に形成され、第1楔形部材136,138の一方と整
合して配置される。押しボタン38がその第2位置46
に向って押圧されると、第1楔形部材136が第1カム
面234とカム係合するので、第1及び第2梁部22
0,222を互いに離すように弾性的に撓ませる。この
ため、導体が接触領域232内に挿入可能になる。押し
ボタンは解放されると上方へその第1位置42に移動
し、導体は2個の対向する開口228,230の壁によ
り把持される。基部216は、上部224,226に直
交して示されているが、上部と平行に形成してもよく、
また任意であるがテール部218の代わりにコンタクト
ポスト28を受容するための開口96を含んでもよい。
第1及び第2梁部の他の同様な変形が本発明の実施の際
に使用できることが、当業者には明らかであろう。
【0018】本発明の重要な利点は、導体をしっかり把
持する第1及び第2梁部が第3及び第4梁部から独立し
ているので、一旦導体が挿入されて押しボタンが解放さ
れると、第3及び第4梁部は押しボタンを依然として上
方へ付勢することができる。さらに、単一の押しボタン
が、両方の導体を同時に受容又は取外しするために両方
のコンタクト部材を開くよう作用する。また、ワイヤラ
ッピング用コンタクトポストを保持する構造は、コネク
タ及びスピーカエンクロージャの間の気密な音響シール
を可能にしながら、良好な機械的保持を提供する。さら
に、単一の押しボタンは、異なる寸法の導体を同時に収
容できる。本発明のコネクタは、面一取付又は他の所望
の取付をするためにスピーカエンクロージャと容易に美
的に統合させることができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る電気コネクタによれば、
各コンタクト部材は、ボタンが第2位置に位置する際に
各導体を受容するための、及びボタンが第1位置に位置
する際に各導体と電気的に係合するための把持部と、該
把持部とは独立し、ボタンを第1位置へ付勢する弾性手
段とを一体的に有するので、ボタンを解放した後でも各
導体と把持部との電気的係合に影響を与えることなくボ
タンを確実に第1位置に復帰させることができ、また導
体の存在とは無関係に確実にボタンを第1位置に復帰で
きる利点がある。
【0020】請求項2に係る電気コネクタによれば、弾
性手段が、対向するカム係合端部を有する対向する1対
の弾性部材であり、ボタンが、弾性部材のカム係合端部
と係合するカム部を有し、弾性部材が前記カム部に当接
したカム係合端部を付勢することにより、第2位置にあ
るボタンを第1位置に付勢することを特徴とするので、
ボタンを第1位置に付勢する力を強く、ボタンを確実に
第1位置に復帰させることができる利点がある。
【0021】請求項3に係る電気コネクタによれば、コ
ンタクト部材が、ハウジングの壁から突出するテール部
を有し、テール部がハウジングの壁と干渉係合すること
により、テール部及びハウジングの間に音響シールを形
成することを特徴とするので、テール部及びハウジング
間の機械的強度を確保しながら音響スピーカに好適な音
響シールが得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタを含む、部分的に破断したス
ピーカエンクロージャの斜視図である。
【図2】図1に示されたコネクタの斜視図である。
【図3】図2のコネクタの正面図である。
【図4】図2のコネクタの側面図である。
【図5】図2のコネクタの平面図である。
【図6】図2のコネクタの分解斜視図である。
【図6A】図6に示された電線案内キャップを底面側か
ら見た斜視図である。
【図7】図2に示された押しボタンを底面側から見た斜
視図である。
【図8】図4の8−8線に沿った断面図である。
【図8A】図8に示された部分の拡大図である。
【図9】図6に示された1個のコンタクト部材の斜視図
である。
【図10】図9のコンタクト部材の側面図である。
【図11】図9のコンタクト部材の正面図である。
【図12】図9のコンタクト部材の平面図である。
【図13】図12の13−13線に沿ったコンタクト部
材の基部の断面図である。
【図14】コンタクト部材の部分の構造の変形例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 スピーカエンクロージャ(外部部品) 16 電気コネクタ 22,24 導体 28 コンタクトポスト(テール部) 36 絶縁ハウジング 38 ボタン 42 第1位置 46 第2位置 48,50 キャビティ 52,54 コンタクト部材 64,66 梁部(把持部) 84,86 梁部(弾性部材) 90 第2カム面(カム係合端部) 142,144 第2楔形部材(カム部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダレル エル ワーツ アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17403 ヨーク パイングローブロード 2408 (72)発明者 ティモシー エル コッカー アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17011 キャンプヒル フューチャリティ ドライブ 364 (72)発明者 ランドルフ エル ブッチャー アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17112 ハリスバーグ ベスリンドライブ 1124 (72)発明者 ロバート エス コレル アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17111 ハリスバーグ ポンドリッジドラ イブ 1045 (72)発明者 デニス エル ケミック アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17512 コロンビア マリアブルロード 1345 (72)発明者 アンドリュー ディー バルタサー アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17018 ドーフィン クラークスバレーロ ード 1915

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の導体を取り外し可能に受容し且つ該
    導体を外部部品に相互接続するための電気コネクタであ
    って、絶縁ハウジングと、該ハウジングの個別キャビテ
    ィ内に配置された複数のコンタクト部材と、第1及び第
    2位置間を摺動可能に前記ハウジングと摺動係合する単
    一の絶縁ボタンとを具備する電気コネクタにおいて、 前記各コンタクト部材は、前記ボタンが前記第2位置に
    位置する際に前記各導体を受容するための、及び前記ボ
    タンが前記第1位置に位置する際に前記各導体と電気的
    に係合するための把持部と、該把持部とは独立し、前記
    ボタンを前記第1位置へ付勢する弾性手段とを一体的に
    有することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】前記弾性手段が、対向するカム係合端部を
    有する対向する1対の弾性部材であり、 前記ボタンが、前記弾性部材の前記カム係合端部と係合
    するカム部を有し、 前記弾性部材が前記カム部に当接した前記カム係合端部
    を付勢することにより、前記第2位置にある前記ボタン
    を前記第1位置に付勢することを特徴とする請求項1記
    載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】前記コンタクト部材が、前記ハウジングの
    壁から突出するテール部を有し、 前記テール部が前記ハウジングの前記壁と干渉係合する
    ことにより、前記テール部及び前記ハウジングの間に音
    響シールを形成することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の電気コネクタ。
JP11009464A 1998-01-16 1999-01-18 電気コネクタ Pending JPH11260479A (ja)

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US09/008,175 US6244904B1 (en) 1998-01-16 1998-01-16 Electrical connector for attaching conductors to speaker leads
US09/008175 1998-01-16

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