JPH11260010A - カード読取り書込み装置 - Google Patents
カード読取り書込み装置Info
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- JPH11260010A JPH11260010A JP10074891A JP7489198A JPH11260010A JP H11260010 A JPH11260010 A JP H11260010A JP 10074891 A JP10074891 A JP 10074891A JP 7489198 A JP7489198 A JP 7489198A JP H11260010 A JPH11260010 A JP H11260010A
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- card
- unit
- head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造及び保守が容易なカード読取り書込み装
置と提供する。 【解決手段】 カード読取り書込み装置1は、カードa
に書き込まれた電子データを読み取り、このカードaに
対して電子データを書き込むための電子回路を設けた基
板2と、この基板2の電子回路に接続した読取り書込み
接点4a,5aを設けたカードユニット3と、このカー
ドユニット3に対してカードaの挿入及び排出を行うロ
ーダユニット6とからなる。カードユニット3に対して
ローダユニット6を取外し可能に設けるとともに、前記
カードユニット3と前記ローダユニット6をコネクタ1
3a,13b,21a,21bにより電気的に接続す
る。ローダユニット6とカードユニット3は分離、組立
可能なので、製造及び保守が容易である。
置と提供する。 【解決手段】 カード読取り書込み装置1は、カードa
に書き込まれた電子データを読み取り、このカードaに
対して電子データを書き込むための電子回路を設けた基
板2と、この基板2の電子回路に接続した読取り書込み
接点4a,5aを設けたカードユニット3と、このカー
ドユニット3に対してカードaの挿入及び排出を行うロ
ーダユニット6とからなる。カードユニット3に対して
ローダユニット6を取外し可能に設けるとともに、前記
カードユニット3と前記ローダユニット6をコネクタ1
3a,13b,21a,21bにより電気的に接続す
る。ローダユニット6とカードユニット3は分離、組立
可能なので、製造及び保守が容易である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードに書き込ま
れた電子データを読み取り、このカードに対して電子デ
ータを書き込むための電子回路を設けた基板と、この基
板の電子回路に接続した接触式又は非接触式の読取り書
込み接点を設けたカードユニットと、このカードユニッ
トに対してカードの挿入、排出を行うローダユニットと
からなるカード読取り書込み装置に関する。
れた電子データを読み取り、このカードに対して電子デ
ータを書き込むための電子回路を設けた基板と、この基
板の電子回路に接続した接触式又は非接触式の読取り書
込み接点を設けたカードユニットと、このカードユニッ
トに対してカードの挿入、排出を行うローダユニットと
からなるカード読取り書込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカード読取り書込み装置は、カー
ドに書き込まれた電子データを読み取り、このカードに
対して電子データを書き込むための電子回路を設けた基
板と、この基板の電子回路に接続したIC接点を設けた
カードユニットと、このカードユニットに対してカード
の挿入、排出を行うローダユニットとからなり、前記カ
ードユニットと前記ローダユニットを一体的に構成して
いる。また、従来はICカード、磁気カードそれぞれ専
用の読取り書込みを行うもので、前記各カードとも確実
かつ円滑に読取り書込みできるタイプの装置はなかっ
た。
ドに書き込まれた電子データを読み取り、このカードに
対して電子データを書き込むための電子回路を設けた基
板と、この基板の電子回路に接続したIC接点を設けた
カードユニットと、このカードユニットに対してカード
の挿入、排出を行うローダユニットとからなり、前記カ
ードユニットと前記ローダユニットを一体的に構成して
いる。また、従来はICカード、磁気カードそれぞれ専
用の読取り書込みを行うもので、前記各カードとも確実
かつ円滑に読取り書込みできるタイプの装置はなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、カード
ユニットとローダユニットが一体であるため、カードユ
ニットの保守管理が困難であり、対象カードが限定され
るという問題があった。
ユニットとローダユニットが一体であるため、カードユ
ニットの保守管理が困難であり、対象カードが限定され
るという問題があった。
【0004】本発明は、前述の問題を解消することを課
題とし、該課題を解決したカード読取り書込み装置の提
供を目的し、第1の目的は、ローダユニットの保守管理
を容易とするところにある。また、第2の目的は、IC
カードと磁気カードを兼用できるとともに、装置の寿命
をのばすところにある。さらに、第3の目的は、不使用
時にはカード口から内部のヘッド部分に水分や塵芥等が
飛び込まないようにするとともに、カード収納後は外部
からカードに接触できなくすることによってカードを無
理に引き出しすことを防止するところにある。またさら
に、第4の目的は、磁気カードの読取り書込み精度を向
上させ、カード寿命もさらに向上させるところにある。
題とし、該課題を解決したカード読取り書込み装置の提
供を目的し、第1の目的は、ローダユニットの保守管理
を容易とするところにある。また、第2の目的は、IC
カードと磁気カードを兼用できるとともに、装置の寿命
をのばすところにある。さらに、第3の目的は、不使用
時にはカード口から内部のヘッド部分に水分や塵芥等が
飛び込まないようにするとともに、カード収納後は外部
からカードに接触できなくすることによってカードを無
理に引き出しすことを防止するところにある。またさら
に、第4の目的は、磁気カードの読取り書込み精度を向
上させ、カード寿命もさらに向上させるところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載した本発明は、カードに書き
込まれた電子データを読み取り、このカードに対して電
子データを書き込むための電子回路を設けた基板と、こ
の基板の電子回路に接続した、接触式又は非接触式の読
取り書込み接点を設けたカードユニットと、このカード
ユニットに対してカードの挿入、排出を行うローダユニ
ットとからなるカード読取り書込み装置であって、前記
カードユニットに対して前記ローダユニットを取外し可
能に設けるとともに、前記カードユニットと前記ローダ
ユニットをコネクタにより電気的に接続したものであ
る。
るために、請求項1に記載した本発明は、カードに書き
込まれた電子データを読み取り、このカードに対して電
子データを書き込むための電子回路を設けた基板と、こ
の基板の電子回路に接続した、接触式又は非接触式の読
取り書込み接点を設けたカードユニットと、このカード
ユニットに対してカードの挿入、排出を行うローダユニ
ットとからなるカード読取り書込み装置であって、前記
カードユニットに対して前記ローダユニットを取外し可
能に設けるとともに、前記カードユニットと前記ローダ
ユニットをコネクタにより電気的に接続したものであ
る。
【0006】また、前記第2の目的を達成するために、
請求項2に記載した本発明は、カードに書き込まれた電
子データを読み取り、このカードに対して電子データを
書き込むための電子回路を設けた基板と、この基板の電
子回路に接続した読取り書込み接点を設けたカードユニ
ットと、このカードユニットに対してカードの挿入及び
排出を行うローダユニットとからなるカード読取り書込
み装置であって、前記ローダユニット内に、カードに書
き込まれた磁気データを読み取り、このカードに対して
磁気データを書き込むための読取り書込み接点をを有す
るヘッドを設け、このヘッドをカードの排出時にカード
から離反するよう構成したものである。
請求項2に記載した本発明は、カードに書き込まれた電
子データを読み取り、このカードに対して電子データを
書き込むための電子回路を設けた基板と、この基板の電
子回路に接続した読取り書込み接点を設けたカードユニ
ットと、このカードユニットに対してカードの挿入及び
排出を行うローダユニットとからなるカード読取り書込
み装置であって、前記ローダユニット内に、カードに書
き込まれた磁気データを読み取り、このカードに対して
磁気データを書き込むための読取り書込み接点をを有す
るヘッドを設け、このヘッドをカードの排出時にカード
から離反するよう構成したものである。
【0007】さらに、前記第3の目的を達成するため
に、請求項3に記載した本発明は、カードに書き込まれ
た電子データを読み取り、このカードに対して電子デー
タを書き込むための電子回路を設けた基板と、この基板
の電子回路に接続した、接触式又は非接触式の読取り書
込み接点を設けたカードユニットと、このカードユニッ
トに対してカードの挿入及び排出を行うローダユニット
とからなるカード読取り書込み装置であって、前記ロー
ダユニット内に、前記ローダユニットのカード送出入口
の近傍に位置して、カードに書き込まれた磁気データを
読み取り、このカードに対して磁気データを書き込むた
めの読取り書込み接点を有するヘッドを設け、このヘッ
ドの磁気データの読み取りあるいは書き込み時にはヘッ
ドの接点を保護するロック部材を設け、このロック部材
は、カードの挿入時及び排出時を除いてカード口のヘッ
ド対応部分を閉塞するよう構成したものである。
に、請求項3に記載した本発明は、カードに書き込まれ
た電子データを読み取り、このカードに対して電子デー
タを書き込むための電子回路を設けた基板と、この基板
の電子回路に接続した、接触式又は非接触式の読取り書
込み接点を設けたカードユニットと、このカードユニッ
トに対してカードの挿入及び排出を行うローダユニット
とからなるカード読取り書込み装置であって、前記ロー
ダユニット内に、前記ローダユニットのカード送出入口
の近傍に位置して、カードに書き込まれた磁気データを
読み取り、このカードに対して磁気データを書き込むた
めの読取り書込み接点を有するヘッドを設け、このヘッ
ドの磁気データの読み取りあるいは書き込み時にはヘッ
ドの接点を保護するロック部材を設け、このロック部材
は、カードの挿入時及び排出時を除いてカード口のヘッ
ド対応部分を閉塞するよう構成したものである。
【0008】またさらに、前記第4の目的を達成するた
めに、請求項4に記載した本発明は、カードに書き込ま
れた電子データを読み取り、このカードに対して電子デ
ータを書き込むための電子回路を設けた基板と、この基
板の電子回路に接続した、接触式又は非接触式の読取り
書込み接点を設けたカードユニットと、このカードユニ
ットに対してカードの送出入を行うローダユニットとか
らなるカード読取り書込み装置であって、前記ローダユ
ニット内に、カードに書き込まれた磁気データを読み取
り、このカードに対して磁気データを書き込むための読
取り書込み接点を有するヘッドを設け、このヘッドを、
挿入、排出するカードの上下方向と左右方向の2方向に
変位可能に支持したものである。
めに、請求項4に記載した本発明は、カードに書き込ま
れた電子データを読み取り、このカードに対して電子デ
ータを書き込むための電子回路を設けた基板と、この基
板の電子回路に接続した、接触式又は非接触式の読取り
書込み接点を設けたカードユニットと、このカードユニ
ットに対してカードの送出入を行うローダユニットとか
らなるカード読取り書込み装置であって、前記ローダユ
ニット内に、カードに書き込まれた磁気データを読み取
り、このカードに対して磁気データを書き込むための読
取り書込み接点を有するヘッドを設け、このヘッドを、
挿入、排出するカードの上下方向と左右方向の2方向に
変位可能に支持したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を磁気データを有
するカードを利用した場合の好適な実施の形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、添付図面
の図1は平面図、図2は側面図、図3は図1のA−A線
断面図、図4はカードユニットの平面図、図5は支持体
の部分拡大縦断面図、図6は支軸を軸支する状態を示す
要部の部分拡大縦断面図、図7はヘッド部分の部分拡大
縦断面図、図8はカードを挿入した状態におけるカード
とヘッドの関係を概略的に示す縦断面図、図9はカード
がカードユニットに収容された状態におけるカードとヘ
ッドの関係を概略的に示す縦断面図、図10はカードを
排出する状態におけるカードとヘッドの関係を概略的に
示す縦断面図、図11はヘッド部分の部分拡大平面図、
図12はカードを挿入した状態におけるロック部材の動
作を説明するための要部の概略的縦断面図、図13はカ
ードがカードユニット内に収容された状態におけるロッ
ク部材の動作を説明するための要部の概略的縦断面図で
ある。
するカードを利用した場合の好適な実施の形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、添付図面
の図1は平面図、図2は側面図、図3は図1のA−A線
断面図、図4はカードユニットの平面図、図5は支持体
の部分拡大縦断面図、図6は支軸を軸支する状態を示す
要部の部分拡大縦断面図、図7はヘッド部分の部分拡大
縦断面図、図8はカードを挿入した状態におけるカード
とヘッドの関係を概略的に示す縦断面図、図9はカード
がカードユニットに収容された状態におけるカードとヘ
ッドの関係を概略的に示す縦断面図、図10はカードを
排出する状態におけるカードとヘッドの関係を概略的に
示す縦断面図、図11はヘッド部分の部分拡大平面図、
図12はカードを挿入した状態におけるロック部材の動
作を説明するための要部の概略的縦断面図、図13はカ
ードがカードユニット内に収容された状態におけるロッ
ク部材の動作を説明するための要部の概略的縦断面図で
ある。
【0010】図1〜図4、図8〜図10に示したよう
に、カード読取り書込み装置1は、カードaに書き込ま
れた磁気データあるいはICデータを読み取り、また、
このカードaに対して磁気データあるいはICデータを
書き込むための電子回路2aを設けた基板2と、この基
板2の電子回路2aに接続した、接触式のIC接点3a
を設けたカードユニット3と、このカードユニット3に
対してカードaの挿入、排出を行うとともに、前記基板
2の電子回路2aに接続した磁気接点4a,5aを各有
するヘッド4,5を上下に対向するよう内部に設けたロ
ーダユニット6とからなる。前記上のヘッド4は1トラ
ック用であり、一方、前記下のヘッド5は3トラック用
である。
に、カード読取り書込み装置1は、カードaに書き込ま
れた磁気データあるいはICデータを読み取り、また、
このカードaに対して磁気データあるいはICデータを
書き込むための電子回路2aを設けた基板2と、この基
板2の電子回路2aに接続した、接触式のIC接点3a
を設けたカードユニット3と、このカードユニット3に
対してカードaの挿入、排出を行うとともに、前記基板
2の電子回路2aに接続した磁気接点4a,5aを各有
するヘッド4,5を上下に対向するよう内部に設けたロ
ーダユニット6とからなる。前記上のヘッド4は1トラ
ック用であり、一方、前記下のヘッド5は3トラック用
である。
【0011】図8〜図10に示すように、カードユニッ
ト3は、カードaの大きさ及び形状に対応した二枚の板
体を間隙をもたせて合わせ形成するもので、その内部に
は、カードaを移動可能に収容し得る長方形の空所7を
形成する。図4に示すように、カードユニット3の長手
方向一端には半円状に切り欠いた、排出口と挿入口を兼
ねるカード口8を設け、このカード口8側には、後述す
るローダユニット6内に配置する上下ローラ16,17
の各先端が入り込むローラ用切欠部9,9と、ローダユ
ニット6内に配置するヘッド4,5の各先端が入り込む
ヘッド用切欠部10,10と、カードユニット3上に支
持した前記基板2の電子回路2aに接続したIC接点3
aを空所7に露出させカードaの接点と接合させるため
の透孔11とを設ける。さらに、カードユニット3の両
側には、カード読取り書込み装置1を組み込む各種販売
機等の電子装置(図示せず)に固定するためのビス受け
12が2個ずつ設けてある。前記IC接点3aは、カー
ドaがカードユニット3内に収容された状態において、
カードaの接点に対応する位置に設ける。
ト3は、カードaの大きさ及び形状に対応した二枚の板
体を間隙をもたせて合わせ形成するもので、その内部に
は、カードaを移動可能に収容し得る長方形の空所7を
形成する。図4に示すように、カードユニット3の長手
方向一端には半円状に切り欠いた、排出口と挿入口を兼
ねるカード口8を設け、このカード口8側には、後述す
るローダユニット6内に配置する上下ローラ16,17
の各先端が入り込むローラ用切欠部9,9と、ローダユ
ニット6内に配置するヘッド4,5の各先端が入り込む
ヘッド用切欠部10,10と、カードユニット3上に支
持した前記基板2の電子回路2aに接続したIC接点3
aを空所7に露出させカードaの接点と接合させるため
の透孔11とを設ける。さらに、カードユニット3の両
側には、カード読取り書込み装置1を組み込む各種販売
機等の電子装置(図示せず)に固定するためのビス受け
12が2個ずつ設けてある。前記IC接点3aは、カー
ドaがカードユニット3内に収容された状態において、
カードaの接点に対応する位置に設ける。
【0012】図1に示したように、基板2の電子回路2
aには電子回路側コネクタ13aを設け、このコネクタ
13aには、前記ローダユニット6に設けたヘッド4,
5の磁気接点4a,5aに接続線12により電気的に接
続したヘッド側コネクタ13bを接続、分離可能に設け
てある。
aには電子回路側コネクタ13aを設け、このコネクタ
13aには、前記ローダユニット6に設けたヘッド4,
5の磁気接点4a,5aに接続線12により電気的に接
続したヘッド側コネクタ13bを接続、分離可能に設け
てある。
【0013】図1〜図3に示したように、ローダユニッ
ト6は、ユニット上部函14aとユニット下部函14b
からなり、カード読取り書込み装置1は、各部材を各内
部に配置したユニット上部函14aとユニット下部函1
4bの間に、前記カードユニット3の挿入口8側三分の
一の部分を挟んでビス孔15,15にビスを入れ緊締し
て一体化して構成するもので、分解、組立が可能であ
り、前記カードユニット3に対して取り外し可能であ
る。
ト6は、ユニット上部函14aとユニット下部函14b
からなり、カード読取り書込み装置1は、各部材を各内
部に配置したユニット上部函14aとユニット下部函1
4bの間に、前記カードユニット3の挿入口8側三分の
一の部分を挟んでビス孔15,15にビスを入れ緊締し
て一体化して構成するもので、分解、組立が可能であ
り、前記カードユニット3に対して取り外し可能であ
る。
【0014】前記ローダユニット6内には、カードaを
カード口8に挿入すると回転駆動してカードユニット3
内に送り込み、また、データの読取り書込みが終了する
と前記とは逆回転駆動してカードユニット3内からカー
ドaを引き出し、カード口8から外部に排出するように
なした、例えば、ゴム製の上下ローラ16,17と、カ
ードaの磁気ストライプ(図示せず)に書き込まれた磁
気データを読み取り、またカードaの磁気ストライプに
対して磁気データを書き込むための前述したヘッド4,
5を配置する。
カード口8に挿入すると回転駆動してカードユニット3
内に送り込み、また、データの読取り書込みが終了する
と前記とは逆回転駆動してカードユニット3内からカー
ドaを引き出し、カード口8から外部に排出するように
なした、例えば、ゴム製の上下ローラ16,17と、カ
ードaの磁気ストライプ(図示せず)に書き込まれた磁
気データを読み取り、またカードaの磁気ストライプに
対して磁気データを書き込むための前述したヘッド4,
5を配置する。
【0015】図1に示したように、上下ローラ16,1
7は、カードユニット3のローラ用切欠部9,9に入り
込んだ状態でカードユニット3内の空所7において、カ
ードaを挟持して強制的に移動させるよう配置する。ま
た、上ローラ16は、ユニット上部函14aに軸支する
とともに、伝動輪18,19を介してモータ20に連繋
し、下ローラ17はフリーに回転するようにユニット下
部函14bに軸支してある。このモータ20は、基板2
の電子回路2aに対して、電子回路側コネクタ21aに
接続、分離可能なモータ側コネクタ21bを付設した接
続線20aにより電気的に接続してある。
7は、カードユニット3のローラ用切欠部9,9に入り
込んだ状態でカードユニット3内の空所7において、カ
ードaを挟持して強制的に移動させるよう配置する。ま
た、上ローラ16は、ユニット上部函14aに軸支する
とともに、伝動輪18,19を介してモータ20に連繋
し、下ローラ17はフリーに回転するようにユニット下
部函14bに軸支してある。このモータ20は、基板2
の電子回路2aに対して、電子回路側コネクタ21aに
接続、分離可能なモータ側コネクタ21bを付設した接
続線20aにより電気的に接続してある。
【0016】図1、図2、図8、図10、図12、図1
3に示したように、上下ヘッド4,5は、それぞれ上下
支持体22,23に固定され、ヘッド用切欠部10,1
0に入り込んだ状態でカードユニット3内の空所7で対
向している。前記上下支持体22,23は、上下方向に
揺動、変位可能にそれらの奥端でそれぞれ上下支軸2
4,25に支持するとともに、上下バネ26,27によ
って互いに接近するようにそれぞれ付勢され、上支持体
22は、カードaが上下ヘッド4,5間に入り込んで、
カードaから上方に変位する力を受けるとバネ26から
下方への付勢力を受け、下支持体23は、同様に下方に
変位する力を受けるとバネ27から上方への付勢力を受
けるよう構成される。すなわち、上支持体22は、挿
入、排出するカードaの上下方向に揺動、変位可能とな
る。
3に示したように、上下ヘッド4,5は、それぞれ上下
支持体22,23に固定され、ヘッド用切欠部10,1
0に入り込んだ状態でカードユニット3内の空所7で対
向している。前記上下支持体22,23は、上下方向に
揺動、変位可能にそれらの奥端でそれぞれ上下支軸2
4,25に支持するとともに、上下バネ26,27によ
って互いに接近するようにそれぞれ付勢され、上支持体
22は、カードaが上下ヘッド4,5間に入り込んで、
カードaから上方に変位する力を受けるとバネ26から
下方への付勢力を受け、下支持体23は、同様に下方に
変位する力を受けるとバネ27から上方への付勢力を受
けるよう構成される。すなわち、上支持体22は、挿
入、排出するカードaの上下方向に揺動、変位可能とな
る。
【0017】図1、図2、図5、図6、図8、図10、
図12、図13に示したように、前記上支軸24の各先
端24a,24aは、ユニット上部函14aの、上側に
余裕28a,28aをもたした軸受孔28,28(図6
参照)に回転可能に支持されている。これによって、上
支持体22は、挿入、排出するカードaの左右方向にお
いてに揺動、変位可能となる。このように、上下ヘッド
4,5が、挿入、排出するカードaに対して上下方向に
揺動、変位可能であると、カードa面が湾曲していても
容易、かつ確実にカードaの磁気ストライプ部分に接触
することが可能となる。
図12、図13に示したように、前記上支軸24の各先
端24a,24aは、ユニット上部函14aの、上側に
余裕28a,28aをもたした軸受孔28,28(図6
参照)に回転可能に支持されている。これによって、上
支持体22は、挿入、排出するカードaの左右方向にお
いてに揺動、変位可能となる。このように、上下ヘッド
4,5が、挿入、排出するカードaに対して上下方向に
揺動、変位可能であると、カードa面が湾曲していても
容易、かつ確実にカードaの磁気ストライプ部分に接触
することが可能となる。
【0018】そして、支持体22,23は、常時は各バ
ネ26,27の付勢力で上下ヘッド4,5が互いに対向
する状態となってほぼ水平状態を保ち、カードaが上下
ヘッド4,5の接点4a,5a間に進入し得る状態とな
る。前記上バネ26は、各端部近傍を上支軸24にそれ
ぞれ巻き付け、各端をユニット上部函14a内に形成し
た係止部29に係止し、平面コ字状をなす中央部分を上
支持体22の下面に当接する一方、前記下バネ27は、
各端部近傍を下支軸25にそれぞれ巻き付け、各端をユ
ニット下部函14b内に形成した係止部30に係止し、
平面コ字状をなす中央部分を下支持体23の下面に当接
してある。
ネ26,27の付勢力で上下ヘッド4,5が互いに対向
する状態となってほぼ水平状態を保ち、カードaが上下
ヘッド4,5の接点4a,5a間に進入し得る状態とな
る。前記上バネ26は、各端部近傍を上支軸24にそれ
ぞれ巻き付け、各端をユニット上部函14a内に形成し
た係止部29に係止し、平面コ字状をなす中央部分を上
支持体22の下面に当接する一方、前記下バネ27は、
各端部近傍を下支軸25にそれぞれ巻き付け、各端をユ
ニット下部函14b内に形成した係止部30に係止し、
平面コ字状をなす中央部分を下支持体23の下面に当接
してある。
【0019】図7〜図10に明示したように、ローダユ
ニット6には、上ヘッド4近傍の高い位置のユニット上
部函14aに支持した支軸31に回転変位可能に上端で
軸支したレバー32と、上ヘッド4近傍の、前記支軸3
より低い位置でユニット上部函14aに支持した支軸3
3に回転変位可能に上端で軸支した、前記レバー32の
内側縁に当接してこれを斜め上方に押し上げ得るように
なしたアーム34とを設ける。前記レバー32は、その
内側縁を凹湾曲面32aに、また下端縁を傾斜面32b
に形成するとともに、そのほぼ中央に、上ヘッド4を支
持する前記上支持体22先端の下面に当接し、該上支持
体22と一緒に上ヘッド4を上昇させカードaとの接触
状態を解除するための解除軸35を有する。
ニット6には、上ヘッド4近傍の高い位置のユニット上
部函14aに支持した支軸31に回転変位可能に上端で
軸支したレバー32と、上ヘッド4近傍の、前記支軸3
より低い位置でユニット上部函14aに支持した支軸3
3に回転変位可能に上端で軸支した、前記レバー32の
内側縁に当接してこれを斜め上方に押し上げ得るように
なしたアーム34とを設ける。前記レバー32は、その
内側縁を凹湾曲面32aに、また下端縁を傾斜面32b
に形成するとともに、そのほぼ中央に、上ヘッド4を支
持する前記上支持体22先端の下面に当接し、該上支持
体22と一緒に上ヘッド4を上昇させカードaとの接触
状態を解除するための解除軸35を有する。
【0020】なお、レバー32及びアーム34部分にカ
ードaが存在しない状態(カードaを挿入する前あるい
は挿入後の図9に示す状態)においては、前記レバー3
2及びアーム34は、それぞれ自重で真下に垂れ下がっ
た状態にある。そして、図8に示したように、カードa
がカード口8からカードユニット3内部に進入していく
ときは、カードaがアーム34下端をカードユニット3
の奥側に押して傾斜させる。この際、レバー32の湾曲
した内側縁にアーム34の上端が当接するが、前記レバ
ー32はほとんど回転変位しないので、その前記解除軸
35は支持体22の下面から離反した状態のままであ
る。
ードaが存在しない状態(カードaを挿入する前あるい
は挿入後の図9に示す状態)においては、前記レバー3
2及びアーム34は、それぞれ自重で真下に垂れ下がっ
た状態にある。そして、図8に示したように、カードa
がカード口8からカードユニット3内部に進入していく
ときは、カードaがアーム34下端をカードユニット3
の奥側に押して傾斜させる。この際、レバー32の湾曲
した内側縁にアーム34の上端が当接するが、前記レバ
ー32はほとんど回転変位しないので、その前記解除軸
35は支持体22の下面から離反した状態のままであ
る。
【0021】次に、図9に示したように、カードaがカ
ードユニット3内の空所7に収容されると、レバー32
及びアーム34下方にはカードaが存在しない状態とな
って、前記レバー32及びアーム34は、それぞれ真下
に垂れ下がった状態となる。この状態においても、レバ
ー32の前記解除軸35は支持体22の下面から離反し
た状態のままである。
ードユニット3内の空所7に収容されると、レバー32
及びアーム34下方にはカードaが存在しない状態とな
って、前記レバー32及びアーム34は、それぞれ真下
に垂れ下がった状態となる。この状態においても、レバ
ー32の前記解除軸35は支持体22の下面から離反し
た状態のままである。
【0022】続いて、図7及び図10に示したように、
カードaがカードユニット3内からカード口8に向かっ
て移動していくときは、カードaがアーム34下端を外
側に向けて押し、前記挿入時とは逆に傾斜させる。そし
て、このように傾斜しながらアーム34の下端がレバー
32下端を外部側に変位させると、レバー32が支軸3
1を中心に図面上時計方向に回転変位する。変位したレ
バー32の解除軸35は支持体22の下面を押し上げ、
それとともに上ヘッド4を持ち上げる。このように上ヘ
ッド4をカードaの排出時にカードaから離反するとカ
ードa面へのヘッド4の押圧力は解除される。
カードaがカードユニット3内からカード口8に向かっ
て移動していくときは、カードaがアーム34下端を外
側に向けて押し、前記挿入時とは逆に傾斜させる。そし
て、このように傾斜しながらアーム34の下端がレバー
32下端を外部側に変位させると、レバー32が支軸3
1を中心に図面上時計方向に回転変位する。変位したレ
バー32の解除軸35は支持体22の下面を押し上げ、
それとともに上ヘッド4を持ち上げる。このように上ヘ
ッド4をカードaの排出時にカードaから離反するとカ
ードa面へのヘッド4の押圧力は解除される。
【0023】図11〜図13に示したように、ローダユ
ニット6内の、カード口8近傍に対応位置した部位に
は、磁気データの読取り書込み時、あるいは不使用時に
は上下ヘッド4,5のヘッド4、5の各磁気接点4a、
5aを横方向から囲むように構成した枠状のシャッター
36を設ける。このシャッター36は、上下方向に揺動
可能にその奥端で前記下支軸25に支持され、その先端
近傍の下面を外部側から内部側に向かって上昇する傾斜
面37に、また上下ヘッド4,5側部に対応位置する上
面を外部側から内部側に向かって下降する傾斜面38に
それぞれ形成してある。そして、先端近傍に前記傾斜面
37を設けることによって、カード口8からカードaを
挿入する際に、この傾斜面37にカードa先端縁が当た
りシャッター36を押し下げ、また、上下ヘッド4,5
側部に対応位置する前記傾斜面38を設けることによっ
て、カード口8に向かってカードaが排出される際に、
この傾斜面38にカードa先端縁が当たりシャッター3
6を押し下げるのである。
ニット6内の、カード口8近傍に対応位置した部位に
は、磁気データの読取り書込み時、あるいは不使用時に
は上下ヘッド4,5のヘッド4、5の各磁気接点4a、
5aを横方向から囲むように構成した枠状のシャッター
36を設ける。このシャッター36は、上下方向に揺動
可能にその奥端で前記下支軸25に支持され、その先端
近傍の下面を外部側から内部側に向かって上昇する傾斜
面37に、また上下ヘッド4,5側部に対応位置する上
面を外部側から内部側に向かって下降する傾斜面38に
それぞれ形成してある。そして、先端近傍に前記傾斜面
37を設けることによって、カード口8からカードaを
挿入する際に、この傾斜面37にカードa先端縁が当た
りシャッター36を押し下げ、また、上下ヘッド4,5
側部に対応位置する前記傾斜面38を設けることによっ
て、カード口8に向かってカードaが排出される際に、
この傾斜面38にカードa先端縁が当たりシャッター3
6を押し下げるのである。
【0024】図11に示したように、前記シャッター3
6の下方に位置するユニット下部函14bには、内部バ
ネ(図示せず)によって上方に付勢されたスイッチピン
39aを備えたリミットスイッチ39を配置してあり、
このリミットスイッチ39は、シャッター36が下がっ
たときに、前記内部バネに抗してスイッチピン39aが
下方に変位し、端子(図示せず)に電気接触してスイッ
チオンとなる。また、前記内部バネは、スイッチピン3
9aを押し上げることによってシッター36を上方に変
位するよう付勢するもので、カードaによる下方への力
が解放されると該シャッター36を押し上げるという作
用を有するものである。さらに、リミットスイッチ39
がオンとなると、電子回路2aが前記モータ20を回転
させて上ローラ16を、カードaがカードユニット3内
に進行するのである。
6の下方に位置するユニット下部函14bには、内部バ
ネ(図示せず)によって上方に付勢されたスイッチピン
39aを備えたリミットスイッチ39を配置してあり、
このリミットスイッチ39は、シャッター36が下がっ
たときに、前記内部バネに抗してスイッチピン39aが
下方に変位し、端子(図示せず)に電気接触してスイッ
チオンとなる。また、前記内部バネは、スイッチピン3
9aを押し上げることによってシッター36を上方に変
位するよう付勢するもので、カードaによる下方への力
が解放されると該シャッター36を押し上げるという作
用を有するものである。さらに、リミットスイッチ39
がオンとなると、電子回路2aが前記モータ20を回転
させて上ローラ16を、カードaがカードユニット3内
に進行するのである。
【0025】したがって、カードaをカード口8に挿入
すると、シャッター36が下がりリミットスイッチ39
がオンとなり、カードaがカードユニット3内を奥に向
かって進むのである。また、このカードaがカードユニ
ット3内の所定位置まで進むと、シャッター36がスイ
ッチピン39aに押し上げられてヘッド4,5の磁気接
点4a,5a部分を囲って保護するとともに、カードユ
ニット3の奥部に配置した図示しないリミットスイッチ
がオンとなって前記モータ20が停止し、カードaに書
き込まれた磁気データあるいはICデータを読み取り、
このカードaに対して磁気データあるいはICデータを
書き込む。このようにデータを書き込んだ後は、電子回
路2aからの指令によって、モータ20が前記とは逆に
回転してローラ16がカードaを排出方向に移動させ
る。そして、カードaは傾斜面38に達すると、シャッ
ター36を押下げながら進み排出するのである。このよ
うに、シャッター36は、カードaの挿入時及び排出時
を除いてカード口8のヘッド4,5対応部分を閉塞、保
護するのである。
すると、シャッター36が下がりリミットスイッチ39
がオンとなり、カードaがカードユニット3内を奥に向
かって進むのである。また、このカードaがカードユニ
ット3内の所定位置まで進むと、シャッター36がスイ
ッチピン39aに押し上げられてヘッド4,5の磁気接
点4a,5a部分を囲って保護するとともに、カードユ
ニット3の奥部に配置した図示しないリミットスイッチ
がオンとなって前記モータ20が停止し、カードaに書
き込まれた磁気データあるいはICデータを読み取り、
このカードaに対して磁気データあるいはICデータを
書き込む。このようにデータを書き込んだ後は、電子回
路2aからの指令によって、モータ20が前記とは逆に
回転してローラ16がカードaを排出方向に移動させ
る。そして、カードaは傾斜面38に達すると、シャッ
ター36を押下げながら進み排出するのである。このよ
うに、シャッター36は、カードaの挿入時及び排出時
を除いてカード口8のヘッド4,5対応部分を閉塞、保
護するのである。
【0026】次に、磁気カードaを使用した場合の上記
カード読取り書込み装置1の動作について説明する。先
ず、カードaをカード口8に挿入すると、カードaで傾
斜面37を押されたシャッター36先端側が下がり、リ
ミットスイッチ39がオンとなり、モータ20が駆動し
てローラ16が回転し、カードaをカードユニット3内
を奥に向かって移動させる。また、移動するカードa
は、アーム34下端をカードユニット3の奥側に押して
傾斜させる(図8、図12参照)。
カード読取り書込み装置1の動作について説明する。先
ず、カードaをカード口8に挿入すると、カードaで傾
斜面37を押されたシャッター36先端側が下がり、リ
ミットスイッチ39がオンとなり、モータ20が駆動し
てローラ16が回転し、カードaをカードユニット3内
を奥に向かって移動させる。また、移動するカードa
は、アーム34下端をカードユニット3の奥側に押して
傾斜させる(図8、図12参照)。
【0027】このようにしてカードaがカードユニット
3内の所定位置まで進むと、図示しないリミットスイッ
チに接触して前記モータ20が停止し、カードaはカー
ドユニット3内の空所7に収納された状態となる。この
状態において、カードaの磁気ストライプと上下ヘッド
4,5の磁気接点4a,5aは接触しており、電子回路
2aの制御で、カードaに書き込まれた磁気データに対
して読取り書込みを行う(図13参照)。また、レバー
32及びアーム34は、それぞれ真下に垂れ下がった状
態となる。この状態においても、レバー32の前記解除
軸35は支持体22の下面から離反した状態のままであ
る(図9参照)。なお、ICカードaの場合は、IC
(図示せず)と電子回路2aのIC接点3aが接触し
て、ICデータに対して読取り書込みが行われる。
3内の所定位置まで進むと、図示しないリミットスイッ
チに接触して前記モータ20が停止し、カードaはカー
ドユニット3内の空所7に収納された状態となる。この
状態において、カードaの磁気ストライプと上下ヘッド
4,5の磁気接点4a,5aは接触しており、電子回路
2aの制御で、カードaに書き込まれた磁気データに対
して読取り書込みを行う(図13参照)。また、レバー
32及びアーム34は、それぞれ真下に垂れ下がった状
態となる。この状態においても、レバー32の前記解除
軸35は支持体22の下面から離反した状態のままであ
る(図9参照)。なお、ICカードaの場合は、IC
(図示せず)と電子回路2aのIC接点3aが接触し
て、ICデータに対して読取り書込みが行われる。
【0028】続いて、データ書き込み後は、電子回路2
aからの指令によって、モータ20が前記とは逆に回転
してローラ16がカードaをカードユニット3内から引
き出す。このように引き出されて外部に向かって移動す
るカードaは、傾斜面38に接触してシャッター36を
押下げながら進む一方、傾斜状態となったアーム34の
下端を外部側に押して、前記カードa挿入時とは反対側
に傾斜させ(図7、図10参照)、この傾斜状態となっ
たアーム34の下端がレバー32下端をさらに押す。こ
のように、下端を押されたレバー32は支軸31を中心
に上方向に回転変位し、該レバー32の解除軸35が支
持体22の下面を押し上げて上ヘッド4を持ち上げ、上
ヘッド4はカードa上面から離反する。そして、各ヘッ
ド4,5は、それぞれ上下支軸24に揺動可能に支持さ
れるとともに、上支軸24の各先端24a,24aが、
ユニット上部函14aの、上側に余裕28a,28aを
もたした軸受孔28,28(図6参照)に回転可能に支
持されているので、上ヘッド4がカードaの挿入、排出
方向に対して上下方向と左右方向の2方向に変位して、
カードaが曲がったり反っていても容易かつ確実にカー
ドaの磁気ストライプ部分に接触する。
aからの指令によって、モータ20が前記とは逆に回転
してローラ16がカードaをカードユニット3内から引
き出す。このように引き出されて外部に向かって移動す
るカードaは、傾斜面38に接触してシャッター36を
押下げながら進む一方、傾斜状態となったアーム34の
下端を外部側に押して、前記カードa挿入時とは反対側
に傾斜させ(図7、図10参照)、この傾斜状態となっ
たアーム34の下端がレバー32下端をさらに押す。こ
のように、下端を押されたレバー32は支軸31を中心
に上方向に回転変位し、該レバー32の解除軸35が支
持体22の下面を押し上げて上ヘッド4を持ち上げ、上
ヘッド4はカードa上面から離反する。そして、各ヘッ
ド4,5は、それぞれ上下支軸24に揺動可能に支持さ
れるとともに、上支軸24の各先端24a,24aが、
ユニット上部函14aの、上側に余裕28a,28aを
もたした軸受孔28,28(図6参照)に回転可能に支
持されているので、上ヘッド4がカードaの挿入、排出
方向に対して上下方向と左右方向の2方向に変位して、
カードaが曲がったり反っていても容易かつ確実にカー
ドaの磁気ストライプ部分に接触する。
【0029】そして、カードaがカード口8から取り去
られると、シャッター36は、リミットスイッチ39の
内部バネの上方への付勢力で上昇しヘッド4,5対応部
分を閉塞する。このように、シャッター36は、カード
aの挿入時及び排出時を除いてカード口8のヘッド4,
5対応部分を閉塞するので、不使用時には塵芥や水分が
ヘッド4,5対応部分に入り込まないほか、カードaへ
の読取り書込み処理が行われている間は無理にカードa
を引き出す等の、故障を発生させる原因となる取扱いを
阻止する。
られると、シャッター36は、リミットスイッチ39の
内部バネの上方への付勢力で上昇しヘッド4,5対応部
分を閉塞する。このように、シャッター36は、カード
aの挿入時及び排出時を除いてカード口8のヘッド4,
5対応部分を閉塞するので、不使用時には塵芥や水分が
ヘッド4,5対応部分に入り込まないほか、カードaへ
の読取り書込み処理が行われている間は無理にカードa
を引き出す等の、故障を発生させる原因となる取扱いを
阻止する。
【0030】なお、本発明は上記実施の形態になんら限
定されるものではなく、例えば、磁気接点あるいはIC
接点は接触式だけでなく、非接触式であってもよい。ま
た、磁気カードだけでなく、ICカードを使用してもよ
い。
定されるものではなく、例えば、磁気接点あるいはIC
接点は接触式だけでなく、非接触式であってもよい。ま
た、磁気カードだけでなく、ICカードを使用してもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載した本発
明は、カードaは磁気カードだけでなく、ICカードを
使用することが可能であるほか、ローダユニットとカー
ドユニットを分離、組立可能であるので、製造及び保守
が容易であるという効果を奏する。
明は、カードaは磁気カードだけでなく、ICカードを
使用することが可能であるほか、ローダユニットとカー
ドユニットを分離、組立可能であるので、製造及び保守
が容易であるという効果を奏する。
【0032】また、請求項2に記載した本発明は、ヘッ
ドをカードの排出時にカードから離反するよう構成した
ので、カード面を押圧していた状態が解除され、ヘッド
の磨耗や損傷を半減させてカード寿命をのばすことがで
きるという効果を奏する。
ドをカードの排出時にカードから離反するよう構成した
ので、カード面を押圧していた状態が解除され、ヘッド
の磨耗や損傷を半減させてカード寿命をのばすことがで
きるという効果を奏する。
【0033】さらに、請求項3に記載した本発明は、カ
ード挿入時及び排出時を除いてカード口のヘッド対応部
分を閉塞するので、不使用時には内部に塵芥や水分が進
入しないほか、カードへの読取り書込み処理が行われて
いる間は無理にカードを引き出す等の、故障を発生させ
る原因となる取扱いを防止できるという効果を奏する。
ード挿入時及び排出時を除いてカード口のヘッド対応部
分を閉塞するので、不使用時には内部に塵芥や水分が進
入しないほか、カードへの読取り書込み処理が行われて
いる間は無理にカードを引き出す等の、故障を発生させ
る原因となる取扱いを防止できるという効果を奏する。
【0034】またさらに、請求項4に記載した本発明
は、ヘッドがカードの挿入、排出方向に対して上下方向
と左右方向の2方向に変位するので、カードが曲がった
り反っていても容易かつ確実にカードの磁気ストライプ
に接触可能で、磁気カードの読取り書込み精度を向上さ
せ、カード寿命を向上させることができるという効果を
奏する。
は、ヘッドがカードの挿入、排出方向に対して上下方向
と左右方向の2方向に変位するので、カードが曲がった
り反っていても容易かつ確実にカードの磁気ストライプ
に接触可能で、磁気カードの読取り書込み精度を向上さ
せ、カード寿命を向上させることができるという効果を
奏する。
【図1】平面図。
【図2】側面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】カードユニットの平面図。
【図5】支持体の部分拡大縦断面図。
【図6】支軸を軸支する状態を示す要部の部分拡大縦断
面図。
面図。
【図7】ヘッド部分の部分拡大縦断面図。
【図8】カードを挿入した状態におけるカードとヘッド
の関係を概略的に示す縦断面図。
の関係を概略的に示す縦断面図。
【図9】カードがカードユニットに収容された状態にお
けるカードとヘッドの関係を概略的に示す縦断面図。
けるカードとヘッドの関係を概略的に示す縦断面図。
【図10】カードを排出する状態におけるカードとヘッ
ドの関係を概略的に示す縦断面図。
ドの関係を概略的に示す縦断面図。
【図11】ヘッド部分の部分拡大平面図。
【図12】カードを挿入した状態におけるロック部材の
動作を説明するための要部の概略的縦断面図。
動作を説明するための要部の概略的縦断面図。
【図13】カードがカードユニット内に収容された状態
におけるロック部材の動作を説明するための要部の概略
的縦断面図。
におけるロック部材の動作を説明するための要部の概略
的縦断面図。
a カード 1 カード読取り書込み装置 2 基板 2a 電子回路 3 カードユニット 4,5 ヘッド 6 ローダユニット 7 空所 8 カード口 11 IC接点 13a,13b,21a,21b コネクタ 14 本体 14a ユニット上部函 14b ユニット下部函 15 ビス孔 16 上ローラ 17 下ローラ 18,19 伝動輪 20 モータ 22 上支持体 23 下支持体 24 上支軸 25 下支軸 26 上バネ 27 下バネ 28 軸受孔 31 支軸 32 レバー 33 支軸 34 アーム 35 解除軸 36 シャッター 37,38 傾斜面 39 リミットスイッチ 39a スイッチピン
Claims (4)
- 【請求項1】 カードに書き込まれた電子データを読み
取り、このカードに対して電子データを書き込むための
電子回路を設けた基板と、この基板の電子回路に接続し
た、接触式又は非接触式の読取り書込み接点を設けたカ
ードユニットと、このカードユニットに対してカードの
挿入、排出を行うローダユニットとからなるカード読取
り書込み装置であって、前記カードユニットに対して前
記ローダユニットを取外し可能に設けるとともに、前記
カードユニットと前記ローダユニットをコネクタにより
電気的に接続したことを特徴とするカード読取り書込み
装置。 - 【請求項2】 カードに書き込まれた電子データを読み
取り、このカードに対して電子データを書き込むための
電子回路を設けた基板と、この基板の電子回路に接続し
た読取り書込み接点を設けたカードユニットと、このカ
ードユニットに対してカードの挿入及び排出を行うロー
ダユニットとからなるカード読取り書込み装置であっ
て、前記ローダユニット内に、カードに書き込まれた磁
気データを読み取り、このカードに対して磁気データを
書き込むための読取り書込み接点を有するヘッドを設
け、このヘッドをカードの排出時にカードから離反する
よう構成したことを特徴とするカード読取り書込み装
置。 - 【請求項3】 カードに書き込まれた電子データを読み
取り、このカードに対して電子データを書き込むための
電子回路を設けた基板と、この基板の電子回路に接続し
た、接触式又は非接触式の読取り書込み接点を設けたカ
ードユニットと、このカードユニットに対してカードの
挿入及び排出を行うローダユニットとからなるカード読
取り書込み装置であって、前記ローダユニット内に、前
記ローダユニットのカード口の近傍に位置して、カード
に書き込まれた磁気データを読み取り、このカードに対
して磁気データを書き込むための読取り書込み接点を有
するヘッドを設け、このヘッドの磁気データの読み取り
あるいは書き込み時にはヘッドの接点を保護するロック
部材を設け、このロック部材は、カードの挿入時及び排
出時を除いてカード口のヘッド対応部分を閉塞するよう
構成したことを特徴とするカード読取り書込み装置。 - 【請求項4】 カードに書き込まれた電子データを読み
取り、このカードに対して電子データを書き込むための
電子回路を設けた基板と、この基板の電子回路に接続し
た、接触式又は非接触式の読取り書込み接点を設けたカ
ードユニットと、このカードユニットに対してカードの
送出入を行うローダユニットとからなるカード読取り書
込み装置であって、前記ローダユニット内に、カードに
書き込まれた磁気データを読み取り、このカードに対し
て磁気データを書き込むための読取り書込み接点を有す
るヘッドを設け、このヘッドを、挿入、排出するカード
の上下方向と左右方向の2方向に変位可能に支持したこ
とを特徴とするカード読取り書込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074891A JPH11260010A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | カード読取り書込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074891A JPH11260010A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | カード読取り書込み装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11260010A true JPH11260010A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13560464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10074891A Pending JPH11260010A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | カード読取り書込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11260010A (ja) |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP10074891A patent/JPH11260010A/ja active Pending
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