JPH11259984A - 非線形等化装置、非線形等化装置のパタ―ン従属フィルタ及び非線形等化方法 - Google Patents
非線形等化装置、非線形等化装置のパタ―ン従属フィルタ及び非線形等化方法Info
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- JPH11259984A JPH11259984A JP11002321A JP232199A JPH11259984A JP H11259984 A JPH11259984 A JP H11259984A JP 11002321 A JP11002321 A JP 11002321A JP 232199 A JP232199 A JP 232199A JP H11259984 A JPH11259984 A JP H11259984A
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Abstract
デジタル磁気貯蔵チャンネルの非線形ひずみを表現する
上で有効であり、モデリング誤差を格段に低減すること
ができる非線形等化装置を提供する。 【解決手段】 入力値rkを線形フィルタリングする線形
フィルタと、それぞれ未来ν個及び過去τ個のデータト
ランジション絶対値の各パターンによって選択される2
↑(τ+ν)個のタップ値を具備し、選択されたタップ値
に現在のトランジションを乗じた値を出力するN個のタ
ップを具備したパターン従属フィルタと、現在及び未来
データシーケンスの全ての組み合わせに対して、誤差値
ekを式 【数1】 によって求めるとともに、最小の誤差自乗値が生成され
た組み合わせにおいて仮定された現データを元のデータ
akとして検出する検出器とを含む。
Description
特にデジタル磁気記録媒体において利用される非線形等
化装置に関する。
と称する)などのデジタル磁気記録媒体においては、記
録密度が高くなるにつれ、非線形的な特性が大に生じ
る。この非線形的な特性は、隣接したトランジション
(transition)同士の相互作用が原因で生じるものであ
る。前回に記録されたトランジションの素子フィールド
(demagnetization field)は次回に記録されるトラン
ジションの位置を移動させ、トランジション間の幅を広
める作用をし、かつ隣接したトランジションは互いに消
そうとする作用をし、その結果再生信号のサイズが縮ま
る。この現象をそれぞれ非線形トランジション移動(no
nlinear transition shift:NLTS)、トランジション拡
張(transition broadening)及び部分的削除(partial
erasure)と呼ぶ。
ットのみがこのような非線形的なひずみを生じさせる。
しかし、再生信号における信号間の干渉効果は多くのビ
ットにわたって存在するので、非線形的なひずみは多く
のビットに影響を及ぼすことになる。信号検出器がこの
非線形的なひずみを効果的に処理できない場合、データ
の検出への信頼度は低下してしまう。
よれば、決定フィードバック等化器(Decision-feedbac
k equalizer:以下、DFEと称する)によってデータが検
出される。但し、フィードバックフィルタに代えてフィ
ードバックRAMを用い非線形的なひずみを処理してい
る。ところが、非線形ひずみを処理するためのRAMモデ
ルは、過去のデータによる非線形ひずみに限ってモデリ
ングを行なうために、現在と未来のデータによる相互作
用を考慮できないといった根本的な限界がある。
においてフィルタリングするデータの範囲が1ビット増
大するにつれて、RAMのサイズは2倍増大するので、フィ
ードバック端において処理できるデータの数がRAMのサ
イズに制限されてしまう。
による従来の研究["A practical nonlinear model for
magnetic recording channels," IEEE Trans. Magn., v
ol.30, no. 6, pp. 4233-4235, Nov. 1994]は、チャン
ネルの線形的及び非線形的な特性を3個のパルスで示し
ている。この3個のパルスは、隣接したデータにトラン
ジションがないトランジション応答(孤立トランジショ
ン応答(isolated transition response)、1ビット過
去にトランジションが存在する場合及び2ビット過去に
トランジションが存在する場合のトランジション応答
(ジビット応答(dibit response))であり、それぞれ
実際に再生信号を測定して得られる。
性を発生可能なすべてのデータシーケンスから求めるも
のではなく、極めて制限された状況におけるチャンネル
信号を測定したものにすぎない。結局、このモデルは、
信頼度を高めるためにモデルを数学的に最適化したり、
より一般の状況におけるチャンネル特性を求める方法な
どは提示していない。さらに、このモデルが動作するの
に必要な論理変数(例えば、Qk、Rk、ERA及びCHO)を生
成する論理規則は、数学的に導かれたものでなく、単に
著者の経験に基づいて作ったものである。ジェング(W.
Zeng)及びムーン(J.Moon)により提案された、このモ
デルを使用した非線形等化器["Decisionfeedback equal
izer with pattern dependent dynamic threshold, "IE
EE Trans. Magn., vol. 32, no. 4, pp. 3266-3273, Ju
ly 1996]は、このモデルに見られる限界と問題点などを
そのまま有している。
情に鑑みて成されたものであり、その目的は、非線形等
化装置を提供することにある。
装置のパターン従属フィルタを提供することにある。
トのみでなく、現在及び未来のビットデータとの相互作
用が原因で生じる非線形ひずみを効率良く処理しうる適
応的な非線形等化装置を提供することにある。
ための、本発明に係る、伝送チャンネルを介して受信さ
れたり、貯蔵機器に記録されたデータを再生した入力値
rkより元のデータakを検出する装置は、入力値rkを線形
フィルタリングする線形フィルタと、それぞれ未来ν個
及び過去τ個のデータトランジション絶対値の各パター
ンb↓(k-n+ν:k-n+1)、b↓(k-n-1:k-n-τ)によって選択
される2↑(τ+ν)個のタップ値を具備し、選択されたタ
ップ値に現在のトランジションxk-nを乗じた値を出力す
るN個のタップpn(b↓(k-n+ν:k-n+1)、b↓(k-n-1:k-n-
τ))(ここで、xk-n=(ak-n-ak -n-1)/2∈[-1、0、1]
で、bk-n=|xk-n|∈[0、1]で、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(b
k-n -1bk-n-2…b↓(k-n-τ))、b↓(k-n+ν:k-n+1)=(b
↓(k-n+ν)b↓(k-n+ν-1)…b k-n+1)であり、かつn=0、
1、2、…、Nで、Nは1+ν以上の所定の整数である。)を
具備したパターン従属フィルタと、現在及び未来データ
シーケンスの全ての組み合わせに対して、誤差値ekを式
めるとともに、最小の誤差自乗値が生成された組み合わ
せにおいて仮定された現データを元のデータakとして検
出する検出器とを含むことを特徴とする。
係る非線形等化装置のパターン従属フィルタは、基準時
刻をk-nとするとき、基準時刻から未来1個及び過去τ個
のデータトランジション絶対値のパターンbk+1-n、b↓
(k-1-n:k-τ-n)によって選択され、誤差値ek-3によって
適応的に更新される2↑(τ+1)個のタップ値を具備し、
選択されたタップ値に現在のトランジションxk-nを乗じ
て出力する第0番目のフィルタタップないし第N番目のフ
ィルタタップ(ここで、akは前記非線形等化装置におい
て検出される元のデータで、xk-n=(ak-n-ak-n-1)/2
∈[-1、0、1]で、bk-n=|xk-n|∈[0、1]で、b↓(k-n-1:k
-n-τ)=(bk-n-1bk-n-2…b↓(k-n-τ))であり、かつn=
0、1、…、Nで、Nは2以上の所定の数である。)を具備
した非線形等化装置のパターン従属フィルタであって、
各フィルタタップは、2↑(τ+1)個のタップ値を貯える
バッファリストと、未来1個及び過去τ個のデータトラ
ンジション絶対値のパターンbk+1-n、b↓(k-1-n:k-τ-
n)によって前記バッファリストから出力される2↑(τ+
1)個のタップ値のいずれかを選択するタップ値選択手段
と、前記タップ値選択手段によって選択されたタップ値
に、現在のトランジションxk-nを乗じて出力する現トラ
ンジション掛け算器と、基準時刻をk-3-nとするとき、
基準時刻から未来1個及び過去τ個のデータトランジシ
ョン絶対値のパターンbk-2-n、b↓(k-4-n:k-3-τ-n)に
よって選択されたタップ値に、μxk-3- nek-3を和してタ
ップ値を更新するタップ値更新手段とを含むことを特徴
とする。
係る非線形等化方法は、伝送チャンネルを介して受信さ
れたり、貯蔵機器に記録されたデータを再生した入力値
rkより元のデータakを検出する方法において、入力値rk
を線形フィルタリングして
から未来1個及び過去τ個のデータトランジション絶対
値のパターンbk+1-n、b↓(k-1-n:k-τ-n)によって選択
される2↑(τ+1)個のタップ値を具備し、選択されたタ
ップ値に、現在のトランジションxk-nを乗じて出力する
フィルタタップをpn(bk-n+1、b↓(k-n-1:k-n-τ))とす
るとき、既に周知のデータから
k-n=|xk-n|∈[0、1]、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(bk-n-1b
k-n-2…b↓(k-n-τ))であり、かつn=0、1、2、…、N
で、Nは2ν以上の所定の整数である。)を求める段階
と、現在及び未来1個のビットに連続的にトランジショ
ンが生じる場合(bk=bk+1=1)のフィルタタップp1及びp
0からの出力値と、今トランジションが生じない場合(b
k=0)のフィルタタップp1及びp0からの出力値との中間
値Tkを求める段階と、zk-Tkが0に等しいかこれより大き
い場合にはakを+1として決定し、0よりも小さい場合に
はakを-1として決定して、元のデータakを検出する段階
とを含むことを特徴とする。
係る他の非線形等化方法は、伝送チャンネルを介して受
信されたり、貯蔵機器に記録されたデータを再生した入
力値rkより元のデータakを検出する方法において、入力
値rkを線形フィルタリングして
から未来1個、現在1個及び過去τ個のデータトランジシ
ョン絶対値のパターンbk+1-n、ck-n、b↓(k-1-n:k-τ-
n)によって選択される2↑(τ+2)個のタップ値を具備
し、選択されたタップ値に、現在のトランジションxk-n
を乗じて出力するフィルタタップをpn(bk-n+1、ck-n、
b↓(k-n-1:k-n-τ))とするとき、既に周知のデータか
ら
k-n=|xk-n|∈[0、1]で、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(bk-n-1b
k-n-2…b↓(k-n-τ))であり、かつck-nはak>0のときに
は1で、他の場合には0であり、またn=0、1、2、…、N
で、Nは2ν以上の所定の整数である。)を求める段階
と、現在及び未来の1個のビットに連続的にトランジシ
ョンが生じる場合(bk=bk+1=1)のフィルタタップp1及
びp0からの出力値と、今トランジションが生じない場合
(bk=0)のフィルタタップp1及びp0からの出力値との中
間値Tkを求める段階と、zk-Tkが0に等しいか0より大き
い場合にはakを+1に決定し、0より小さい場合にはakを-
1に決定して、元のデータakを検出する段階とを含むこ
とを特徴とする。
てまず説明する。
以下の通りである。
1である)とし、akをディスクに記録した後に再生した
サンプル信号または伝送チャンネルを介してakを受信し
たサンプル信号をrkとする。rkは有限インパルス応答フ
ィルタ(finite impulse response filter:以下、FIR
と称する)fnによってフィルタリングされ、データパタ
ーンに応じて変わるパルスpn(.)の重畳によって目標信
号が生成される。すると、fnによってフィルタリングさ
れたrkと目標信号との差分が等化器誤差値ekとなる。す
なわち、
ション、0:データのトランジション無し、+1:データ
の+veトランジションを示す。
有り、0:トランジション発生無しを示し、b↓(k-1:k-
τ)はτビットのデータセットbk-1bk-2…b↓(k-τ)を示
し、パルスpn(b↓(k-n+ν:k-n+1)、b↓(k-n-1:k-n-
τ))はそれぞれのサンプルnにおいて未来νビットのト
ランジションb↓(k-n+ν:k-n+1)と過去τビットのトラ
ンジションb↓(k-n-1:k-n-τ)の状態に応じて変わる値
を有する。
を用い現データakを求める方法は以下の通りである。現
在及び未来N0+ν個のデータのできる限り全ての組み合
わせに対して出力誤差の自乗ek*ekを求めた後、最小値
を得る場合に仮定された現データの値を見出して現デー
タakの値として決定する。すなわち、
ルスはパターン状態値s kを用いて以下のように表示でき
る。
きに1の値を有し、m≠s k-nのときには0の値を有する。
-τ))を大きさがMの二つのベクトルの乗算で示したも
のである。数式(3)を利用して数式(1)を以下のように表
すことができる。
のビットと過去τ個のビットにおいてトランジションが
生じない場合を示す。ある任意のトランジションパター
ンm0を選択した後に、パルス中心タップ(n=0)であるp
0(m0)を1として指定すれば、数式(5)をフィルタfnと
パルスpn(.)に対して同時に最適化することができる。
すなわち、
フィルタとパルスは次のように求められる。
のようである。
データを検出するには、現在及び未来の(N0+ν)個の
データに対して誤差自乗平均を求めて、最小値を有する
akの値を見出さなければならない。しかし乍ら、(N0+
ν)の値が大きい場合、この検出過程は極めて複雑とな
るために、より簡単な方法を探す必要がある。
ようN0=0とし、ν=1と指定する場合を調べてみる。この
場合、フィルタfnとパルスpn(.)はDFEのフィードフォワ
ードフィルタ及びフィードバックフィルタに似た作用を
する。しかし乍ら、パルスのパターンskが1個の未来デ
ータの値を必要とするので、未来ビットに対する検索が
必要となる。そこで、数式(4)を書き直せば次のように
なる。
ことができる。したがって、現データakに対する検出は
現在及び1個の未来ビットが有しうるいずれの値に対し
て前記数式(6)の誤差自乗を求めた後に、その最小値を
算出するのに必要なak値を現ビットの値として決定す
る。図1に、n=1の場合データの検出のための検索木(se
arch tree)を示す。
検出過程を単純化することができる。
を既に知っているとするとき、上記数式(6)で考慮すべ
きトランジションパターンbk、bk+1は(0,0)、(0,
1)、(1,0)、(1,1)の4種類である。しかし、
となる。すなわち、wk(bk=0)=0である。そして、隣接
した未来ビットのトランジションは部分削除現象をおこ
し、現ビットのトランジションパルスのサイズを小さく
する。
k+1=1の場合との間で常に決せられる。現ビットの値を
決定するbk=0の場合とbk=bk+1=1の場合との中間地点は
次のようである。
具現される。
信号が正数及び負数方向によって特性が異なる。本発明
は方向により異なってくる信号の特性をパルスのパター
ンに現データの状態を加えると考慮できる。すなわち、
パルスをpn(b↓(k-n+ν:k-n+1)、ck、b↓(k-n-1:k-n-
τ))に定義し、さらに変数ck、M、skを次のように定義
して使用する。
プはck値が必要であるが、bk=1と仮定した場合は、ck値
がck-1値の補数に同様であるという特性を用いて回路を
構成すれば良い。
式(2)の方法により2進データakを検出する非線形等化器
の全体ブロック図である。
より処理した後に、過去τ個及び未来ν個のデータパタ
ーンに従い他のタップ値を有するパターン従属フィルタ
210により既に検出されたデータをフィルタリングす
る。検出器220は線形フィルタ200の出力値からパターン
従属フィルタ210の出力値を引いて誤差値を求めるが、
まだ検出されてない現在及び未来のデータのすべての組
み合わせに関し、数式(1)の誤差値を求める。そして、
検出器220は各組み合わせの誤差値中で、数式(2)のよう
に最小誤差自乗値を生成するakを求め、これを最終の出
力データとして決定する。
を有するが、回路では1あるいは0の値を有する。
パターン従属フィルタが未来1個及び過去τ個のデータ
のパターンに応じて別のタップ値を有する場合につき説
明する。
て、数式(9)に従い現データakを求める過程は次のよう
である。本実施形態において、パターン従属フィルタ31
0は多数のフィルタタップ、すなわち、第0番目のフィル
タタップP0ないし第N番目のフィルタタップPN320〜320+
Nとトランジション算出器330とを具備し、検出器340は
過去タップ値合算器342、未来タップ値合算器344及びし
きい値検出器346を具備する。
ルタタップ322ないし第N番目のフィルタタップ320+Nの
出力値を全てともに和し、未来タップ値合算器344は、
第0番目のフィルタタップ320及び第1番目のフィルタタ
ップ321の出力値をともに和する。
れた入力値rkから過去タップ値合算器342の出力値を引
き数式(7)のzkを得る。さらに、未来タップ値合算器344
の出力値に1/2を乗じて数式(8)のTkを得る。
zkからTkを引いた信号に関し、0を基準としたしきい値
を検出することにより現データakを検出する。
/2|として定義されるが、回路ではa kとak-1とを排他論
理和(XOR)して得る。すなわち、トランジション算出
器330はakを第1の遅延手段332により1クロック遅らせる
ことでak-1を得、ak及びak-1を排他論理和ゲート336に
より排他論理和してbkを得、なおかつbkを第2の遅延手
段334により1クロック遅らせることでbk-1を得る。ak-1
及びbk-1は、第0番目のフィルタタップ320ないし第N番
目のフィルタタップ320+Nにおいて使われる。
器誤差値を求める過程は次のようである。この過程はパ
イプライン方式により具現される。
k-1(bk=0)p1とwk-1(bk=1)p1はバッファ401及びバッ
ファ402に記憶されることによりそれぞれ1クロックずつ
遅れる。第1のフィルタタップ値選択器410は、bk-1が1
であるときは1クロック遅れたwk-1(bk=1)p1、bk-1が0
であるときは1クロック遅れたwk-1(bk=0)p1を選択す
る。
(bk=1、bk+1=1)p0とwk(bk=1、bk +1=0)p0はバッファ
403、404及びバッファ405、406に順次記憶されることに
より、それぞれ2クロックずつ遅れる。次に、第2のフィ
ルタタップ値選択器420は、b k-1が1であるときは2クロ
ック遅れたwk(bk=1、bk+1=1)p0、bk-1が0であるときは
2クロック遅れたwk(bk=1、bk+1=0)p0を選択する。そ
して、第3のフィルタタップ値選択器430はbk-2が1であ
るときは第2のフィルタタップ値選択器420の出力値、b
k-2が0であるときは0を選択する。
り1クロック遅れてzk-1となる。第1の誤差値加算器440
は、zk-1から第1のフィルタタップ値選択器410の出力値
を引き、第1の誤差値加算器440の出力値は、バッファ40
8に記憶されることにより、1クロック遅れる。第2の誤
差値加算器450は、バッファ408の出力値から第3の誤差
値選択器430の出力値を引き、第2の誤差値加算器450の
出力値はバッファ409に記憶されて1クロック遅れること
により、3クロック遅れた誤差値ek-3となる。
ーン従属フィルタに備えられたフィルタタップ中いずれ
かの構成図である。本発明に係るフィルタタップは、バ
ッファリスト500、タップ値選択手段510、現トランジシ
ョン掛け算器520及びタップ値更新手段530を含む。
るとき、基準時刻から未来1個及び過去τ個のデータト
ランジション絶対値のパターンbk+1-n、b↓(k-1-n:k-τ
-n)により選択され、誤差値ek-3により適応的に更新さ
れる2↑(τ+1)個のタップ値を記憶するための2↑(τ+1)
個のバッファを具備する。
τ個のデータトランジション絶対値のパターンbk+1-n、
b↓(k-1-n:k-τ-n)によりバッファリスト500から出力さ
れる2↑(τ+1)個のタップ値のいずれかを選択する。
タップ値選択手段510により選択されたタップ値に現在
のトランジションxk-nを乗じて出力する。
プ値選択手段532、増減値算出手段534、更新タップ値算
出器536及び更新タップ選択手段538を具備する。ここ
で、基準時刻はk-3-nとする。
ら未来1個及び過去τ個のデータトランジション絶対値
のパターンbk-2-n、b↓(k-4-n:k-3-τ-n)によりバッフ
ァリスト500から出力される2↑(τ+1)個のタップ値のい
ずれかを選択し、増減値算出手段534はステップサイズ
μ、現データ値ak-3-n、3クロック遅れた誤差値ek-3を
入力として増減値μxk-3-nek-3を算出する。
タップ値選択手段532により選択されたタップ値に増減
値算出手段534により算出された値を加算して更新され
たタップ値を算出し、更新タップ選択手段538により選
択されたバッファリスト500のバッファへ記憶する。
それぞれのバッファは、更新タップ選択手段538の制御
を受けてバッファの出力値と更新タップ値算出器536の
出力値のいずれかを選択する第1のバッファ選択器及び'
LOAD'制御信号に応じて第1のバッファ選択器の出力値及
び初期値のいずれかを選択する第2のバッファ選択器を
具備する。
ップ値を有する第n番目のフィルタタップPn(n=2〜N)
の一実施形態の構成を示すものである。ここで、第n番
目のフィルタタップPnは、値wk-npnを出力する。ここで
は、k-nを現在時間として基準する。
1、...、2↑(τ+1)-1)は、各パターンに対するタッ
プ値を記憶する。この値は、動作の初期に"LOAD"という
制御信号がオン(ON)となり、初期値p0 n(i)(ここ
で、i=0、1、...、2↑(τ+1)-1)として指定され
る。符号600は0番目のバッファを、符号605は(2↑(τ+
1)-1)番目のバッファを表す。
手段510は下位タップ値選択マルチプレクサ610、上位タ
ップ値選択マルチプレクサ615及びタップ値選択器620を
具備する。
過去τビットトランジション絶対値のパターンb↓(k-1-
n:k-τ-n)により、下位2τ個のタップ値pn(i)(ここ
で、i=0、1、...、2τ-1)のいずれかを選択する。
上位タップ値選択マルチプレクサ615は、過去τビット
トランジション絶対値のパターンb↓(k-1-n:k-τ-n)に
より、上位2τ個のタップ値pn(i)(ここで、i=2
τ、...、2↑(τ+1)-1)のいずれかを選択する。
力値はbk+1-n=0であるときのタップ値と関係があり、上
位タップ値選択マルチプレクサ615の出力値はbk+1-n=1
であるときのタップ値と関係がある。したがって、タッ
プ値選択器620は未来1ビットトランジション値bk+1-nを
用い下位タップ値選択マルチプレクサ610と上位タップ
値選択マルチプレクサ615の出力値のいずれかを選択す
る。この結果は、数式(3)の演算it k-npnに該当する。
ョン掛け算器520は、符号選択器625及び現トランジショ
ン有無選択器630を具備する。
値選択器620の出力値を、ak-nが0であればタップ値選択
器620の出力値に-1を乗じた値を選択する。この過程はb
k-n=1と仮定したとき、xk-nをタップ値選択器620の出力
値に乗じるのと同様である。次いで、現トランジション
有無選択器630はbk-nに応じて符号選択器625の出力値と
0のいずれかを選択して出力する。
ション有無選択器630とは、タップ値選択器620の出力値
にit k-npnにxk-nを乗じるのと同様の作用をする。結
局、現トランジション有無選択器630の出力値はwk-npn
= xk-nit k-npnであり、第n番目のフィルタタップPnの出
力値となる。
タタップPnは、図4で説明したように、生成された誤差
値ek-3を用いタップ値を更新する。更新過程は、数式
(4)に基づく。この過程では基準時間をk-3-nとする。
サにより具現され、未来1ビットトランジションbk-2-n
及び過去τビットトランジションb↓(k-4-n:k-3-τ-n)
によりバッファpn(i)(ここで、i=0、1、...、2↑
(τ+1)-1)の出力値のいずれかを選択する。次に、増減
値算出手段640は、ak-3-n、μ及び誤差値ek-3を入力と
してμak-3-nek-3を求める。更新タップ値算出器645は
一種の加算器であって、更新タップ値選択手段635の出
力値に増減値算出手段640からのμak-3-nek-3を和す
る。
サにより具現され、2↑(τ+1)個の出力端子中にbk-2-n
及びb↓(k-4-n:k-3-τ-n)により選択されたいずれかの
出力端子にのみ1を出力し、残りの2↑(τ+1)-1個の出力
端子には0を出力する。すなわち、更新タップ選択手段6
50はbk-2-n及びb↓(k-4-n:k-3-τ-n)に応じて、2↑(τ+
1)個のバッファpn(i)(ここで、i=0、1、...、2
↑(τ+1)-1)のいずれかを選択する作用をする。制御信
号"UPDATE"がハイで、bk-3-n値が1であれば、更新タッ
プ値算出器645の出力値を選択されたバッファの入力値
とし、"UPDATE"がローであるか、bk-3-n値が0であれ
ば、元のタップ値を再度バッファへ入力する。選択され
てない他のバッファは元のタップ値を継続して保つ。
ップ値を有する第1番目のフィルタタップP1の一実施形
態の構成を示すものである。第1番目のフィルタタップP
1の動作過程は、図6に示す第n番目のフィルタタップPn
(n=2〜N)の動作過程と基本的に類似であるが、第1の
フィルタタップP1はwk-1(bk=1)p1とwk-1(bk=0)p1の
両値を出力する。ここでは、k-1を現在時間に基準す
る。
1、...、2↑(τ+1)-1)は、各パターンに対するタッ
プ値を貯蔵する。動作の初期に"LOAD"という制御信号が
オンとなり、初期値がp1(i)(ここで、i=0、
1、...、2↑(τ+1)-1)として指定される。符号700
は0番目のバッファを、符号705は(2↑(τ+1)-1)番目
のバッファを表す。
段510は下位タップ値選択マルチプレクサ710及び上位タ
ップ値選択マルチプレクサ715を具備する。
過去τビットトランジションパターンb↓(k-2:k-τ-1)
により、下位2τ個のバッファ値p1(i)(ここで、i=
0、1、...、2τ-1)のいずれかを選択する。上位タ
ップ値選択マルチプレクサ715は過去τビットトランジ
ションパターンb↓(k-2:k-τ-1)により、上位2τ個のバ
ッファ値p1(i)(ここで、i=2τ、...、2↑(τ+1)
-1)のいずれかを選択する。
力値はbk=0であるときのタップ値と関係があり、上位タ
ップ値選択マルチプレクサ715の出力値はbk=1であると
きのタップ値と関係がある。
ン掛け算器520は、下位タップ値現トランジション掛け
算器720及び上位タップ値現トランジション掛け算器725
を具備する。
0と上位タップ値現トランジション掛け算器725は、それ
ぞれ符号選択器721、726及び現トランジション有無選択
器722、727を具備し、これらの作用はそれぞれ下位タッ
プ値選択マルチプレクサ710及び上位タップ値選択マル
チプレクサ715の出力値にxk-1を乗じることと同様であ
る。結局、現トランジション有無選択器722、727の出力
値はそれぞれwk-1(bk=1)p1とwk-1(bk=0)p1であり、
第1番目のフィルタタップP1の出力値となる。
k-3を用いタップ値を更新する過程は図6の説明と同様で
ある。
ップ値を有する第0番目のフィルタタップP0の一実施形
態の構成を示すものである。第0番目のフィルタタップP
0の動作過程は、図6に示す第n番目のフィルタタップPn
(n=2〜N)の動作過程と基本的に類似であるが、第0の
フィルタタップP0はwk(bk=1、bk+1=1)p0とwk(bk=1、
b k+1=0)p0の両値を出力する。ここでは、kを現在時間
に基準する。
1、...、m0-1、m0+1、…、2↑(τ+1)-1)は各パター
ンに対するタップ値を貯蔵する。0番目のタップ値p0(m
0)は常に1に固定される。m0は0から2↑(τ+1)-1の値か
ら選択されたある固定された値である。動作の初期に"L
OAD"という制御信号がオンとなり、初期値がp0(i)
(ここで、i=1、...、m0-1、m0+1、…、2↑(τ+1)-
1)として指定される。図8は、m0=0と選択して具現した
実施形態を示すものである。符号800は1番目のバッファ
を、符号805は(2↑(τ+1)-1)番目のバッファを表す。
段510は、下位タップ値選択マルチプレクサ810及び上位
タップ値選択マルチプレクサ815を具備する。
過去τビットトランジション絶対値のパターンb↓(k-1:
k-τ)により、下位2τ個のタップ値p0(i)(ここで、
i=0、1、...、2τ-1)のいずれかを選択する。上位
タップ値選択マルチプレクサ815は、過去τビットトラ
ンジション絶対値のパターンb↓(k-1:k-τ)により、上
位2τ個のタップ値p0(i)(ここで、i=2τ、...、
2↑(τ+1)-1)のいずれかを選択する。
力値はbk+1=0のときのタップ値と関係があり、上位タッ
プ値選択マルチプレクサ815の出力はbk+1=1のときのタ
ップ値と関係がある。
ン掛け算器520は、下位タップ値現トランジション掛け
算器820及び上位タップ値現トランジション掛け算器825
を具備する。
820は、ak-1=0であれば下位タップ値選択マルチプレク
サ810の出力値をそのまま、ak-1=1であれば下位タップ
値選択マルチプレクサ810の出力値に-1を乗じた値を選
択し、上位タップ値現トランジション掛け算器825は、a
k-1=0であれば上位タップ値選択マルチプレクサ815の出
力値をそのまま、ak-1=1であれば上位タップ値選択マル
チプレクサ815の出力値に-1を乗じた値を選択する。す
なわち、下位タップ値現トランジション掛け算器820及
び上位タップ値現トランジション掛け算器825は、それ
ぞれ下位タップ値選択マルチプレクサ810及び上位タッ
プ値選択マルチプレクサ815の出力値にbk=1と仮定した
ときのxkを乗じたものと同様の作用をする。したがっ
て、下位タップ値現トランジション掛け算器820及び上
位タップ値現トランジション掛け算器825はそれぞれwk
(bk=1、bk+1=1)p0とwk(bk=1、bk+1=0)p0を出力す
る。
k-3を用いタップ値を更新する過程は図6の説明と同様で
ある。
データは次のように生成した。ランダム2進データシー
ケンスをRLL(0,4/4)で符号化して得た2進データak=
(+1、-1)、xk=(ak-ak-1)/2に対するチャンネル信
号rkは、次のように、利得gkとパルスh(t)の位相εk
がデータに影響を受けて白ガウシアン雑音nkが加えられ
た形態である。
て、雑音の大きさは次のように定義して和した。
率(bit-error-rate:BER)能をτ=1の時とτ=2の時とを
比較して示した。PDFE(4,τ=1)は各フィルタタップが
4個の別の値を有し、未来1ビットと過去1ビットのデー
タ値に応じて選択されることを示し、PDFE(8,τ=2)は
各フィルタタップが8個の別の値を有し、未来1ビットと
過去2ビットのデータ値に応じて選択されることを示し
ている。図9によると、本発明の性能が既存の方法に比
較し格段に進んでいることが分かる。
高密度デジタル磁気貯蔵機器の非線形的チャンネルを未
来νビットと過去τビットのトランジション絶対値のパ
ターンに応じて選択されるトランジションパルスで表す
ことにより、隣接したデータとの相互作用が原因で生じ
るデジタル磁気貯蔵チャンネルの非線形ひずみを表現す
る上で有効であり、未来ビットの影響が考慮できなかっ
た従来のモデルに比較しモデリング誤差を格段に低減す
ることができる。
かれ、最適化したモデリング誤差を求めることができ、
モデルのνとτ値を適宜選択することにより与えられた
チャンネルにおいて目的のモデル及び等化器の性能と複
雑度を適宜調整することが可能である。
が1よりも大の場合は、現在及びν個の未来データを検
索しないと、現データの検出ができないが、ν=1の場合
は、チャンネルとモデルの特性を利用し単に0を基準と
するしきい値検出器により簡単に具現できる。
全に適応的に具現される。
絶対値に対する検索木を示す図面である。
パターンに応じて変化するフィルタタップ値を有するフ
ィルタを含む本発明に係る非線形等化器のブロック図で
ある。
パターンに応じて変化するフィルタタップ値を有するフ
ィルタを含む本発明に係る非線形等化器のブロック図で
ある。
誤差値を求める誤差値算出器のブロック図である。
ィルタの構成を示すブロック図である。
プ値を有する図5のパターン従属フィルタにおいて第n番
目のフィルタタップPnの実施例(n=2、3、...、N)
を示す構成図である。
プ値を有する図5のパターン従属フィルタにおいて第1番
目のフィルタタップP1の実施例を示す構成図である。
プ値を有する図5のパターン従属フィルタにおいて第0番
目のフィルタタップP0の実施例を示す構成図である。
のグラフである。
めるとともに、最小の誤差自乗値が生成された組み合わ
せにおいて仮定された現データを元のデータakとして検
出する検出器とを含むことを特徴とする非線形等化装
置。
Claims (20)
- 【請求項1】 伝送チャンネルを介して受信されたり、
貯蔵機器に記録されたデータを再生した入力値rkより元
のデータakを検出する装置において、 入力値rkを線形フィルタリングする線形フィルタと、 それぞれ未来ν個及び過去τ個のデータトランジション
絶対値の各パターンb↓(k-n+ν:k-n+1)、b↓(k-n-1:k-n
-τ)(添字にτ,νを含むものについては、下付の場合
は前に↓を付し、上付の場合は前に↑を付して表記する
こととする。)によって選択される2↑(τ+ν)個のタッ
プ値を具備し、選択されたタップ値に現在のトランジシ
ョンxk-nを乗じた値を出力するN個のタップpn(b↓(k-n
+ν:k-n+1)、b(↓(k-n-1:k-n-τ))(ここで、xk-n=(a
k-n-ak-n-1)/2∈[-1、0、1]で、bk-n=|xk-n|∈[0、1]
で、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(bk-n-1bk-n-2…b↓(k-n-
τ))、b↓(k-n+ν:k-n+1)=(b↓(k-n+ν)b↓(k-n+ν-
1)…bk-n+1)であり、かつn=0、1、2、…、Nで、Nは1+
ν以上の所定の整数である。)を具備したパターン従属
フィルタと、 現在及び未来データシーケンスの全ての組み合わせに関
し、誤差値ekを式 【数1】 (ここで、fmは前記線形フィルタである。)によって求
めるとともに、最小の誤差自乗値が生成された組み合わ
せにおいて仮定された現データを元のデータakとして検
出する検出器とを含むことを特徴とする非線形等化装
置。 - 【請求項2】 前記パターン従属フィルタは、 基準時刻をkとするとき、基準時刻から未来1個及び過去
τ個のデータトランジション絶対値のパターンbk+1、b
↓(k-1:k-τ)によって選択される2↑(τ+1)個のタップ
値を具備するとともに、現在及び未来のトランジション
絶対値をそれぞれ(bk=1、bk+1=0)及び(bk=1、bk+1=1)と
仮定したタップ値を選択し、選択されたそれぞれのタッ
プ値に現在のトランジションxkを乗じて出力する第0番
目のフィルタタップと、 基準時刻をk-1とするとき、基準時刻から未来1個及び過
去τ個のデータトランジション絶対値のパターンbk、b
↓(k-2:k-1-τ)によって選択される2↑(τ+1)個のタッ
プ値を具備するとともに、未来のトランジション絶対値
をそれぞれbk=1及びbk=0と仮定したタップ値を選択し、
選択されたそれぞれのタップ値に現在のトランジション
xk-1を乗じて出力する第1番目のフィルタタップと、 それぞれ基準時刻をk-nとするとき、基準時刻から未来1
個及び過去τ個のデータトランジション絶対値のパター
ンbk+1-n、b↓(k-1-n:k-τ-n)によって選択される2↑
(τ+1)個のタップ値を具備するとともに、選択されたタ
ップ値に現在のトランジションxk-nを乗じて出力する第
2番目のフィルタタップないし第N番目のフィルタタップ
(ここで、n=2、…、Nであり、かつNは2以上の所定の整
数である)と、 前記検出器において検出された元のデータakより、前記
第0番目のフィルタタップないし前記第N番目のフィルタ
タップにおいて使うための1クロック遅れたデータak-1
及び1クロック遅れたトランジション絶対値bk-1を算出
するトランジション算出器とを具備し、 前記検出器は、 第2番目のフィルタタップないし第N番目のフィルタタッ
プからの出力値を全て合計する過去タップ値合算器と、 bk=bk+1=1を仮定した第0番目のフィルタタップからの出
力値、bk=0を仮定した第1番目のフィルタタップからの
出力値及びbk=1を仮定した第1番目のフィルタタップか
らの出力値を全て合計する未来タップ値合算器と、 前記線形フィルタからの出力値より前記過去タップ値合
算器からの出力値を引き、さらに前記未来タップ値合算
器からの出力値に1/2を乗じた値を引いた値より0を基
準にしたしきい値を検出して出力するしきい値算出器と
を具備することを特徴とする請求項1に記載の非線形等
化装置。 - 【請求項3】 前記パターン従属フィルタは、 前記線形フィルタからの出力値から、前記過去タップ値
合算器からの出力値を引いた値zkより、前記第1番目の
フィルタタップからの両出力値を1クロック遅らせてb
k-1により選択された値を引き、かつ前記第0番目のフィ
ルタタップからの両出力値を2クロック遅らせてbk-1及
びbk-2により選択された値を引き、また1クロック遅ら
せることにより3クロック遅らせられた誤差値ek-3を算
出する誤差値算出器をさらに具備し、 前記第0番目のフィルタタップないし前記第N番目のフィ
ルタタップは、それぞれ前記誤差値算出器において算出
された3クロック遅れた誤差値に応じてトランジション
絶対値パターンに対応するタップ値を修正することを特
徴とする請求項2に記載の非線形等化装置。 - 【請求項4】 前記パターン従属フィルタのトランジシ
ョン算出器は、 前記検出器において検出された元のデータakを1クロッ
ク遅らせる第1の遅延手段と、 前記元のデータakと、前記第1の遅延手段とによって1ク
ロック遅らせられた元のデータak-1の排他論理和を行う
排他論理和ゲートと、 前記排他論理和ゲートからの出力を1クロック遅らせ
て、1クロック遅らせられたトランジション絶対値bk-1
を算出する第2の遅延手段とを具備することを特徴とす
る請求項2に記載の非線形等化装置。 - 【請求項5】 前記パターン従属フィルタの誤差値算出
器は、 パイプラインで構築され、3クロック遅れた誤差値ek-3
を算出することを特徴とする請求項3に記載の非線形等
化装置。 - 【請求項6】 前記誤差値算出器は、 前記第1番目のフィルタタップからの両出力値を1クロッ
ク遅らせて、bk-1=0のときにbk=0を仮定した出力値を選
択し、かつbk-1=1のときにはbk=1を仮定した出力値を選
択する第1のフィルタタップ値選択器と、 前記第0番目のフィルタタップの両出力値を2クロック延
らせて、bk-1=0のときにbk+1=0を仮定した出力値を選択
し、かつbk-1=1のときにはbk+1=1を仮定した出力値を選
択する第2のフィルタタップ値選択器と、 bk-2=0のときに0を、かつbk-2=1のときには前記第2のフ
ィルタタップ値選択器により選択された値を選択する第
3のフィルタタップ値選択器と、 前記線形フィルタからの出力値より前記過去タップ値合
算器からの出力値を引いた値zkを1クロック遅らせると
ともに、1クロック遅らせられたzkより前記第1のフィル
タタップ値選択器により選択された値を引く第1の誤差
値加算器と、 前記第1の誤差値加算器からの出力値を1クロック遅らせ
るとともに、1クロック遅らせられた前記第1の誤差値
加算器からの出力値より前記第3のフィルタタップ値選
択器により選択された値を引き、さらに1クロック遅ら
せて3クロック遅らせられた誤差値ek-3を算出する第2の
誤差値加算器とを具備することを特徴とする請求項2に
記載の非線形等化装置。 - 【請求項7】 基準時刻をk-nとするとき、基準時刻か
ら未来1個及び過去τ個のデータトランジション絶対値
のパターンbk+1-n、b↓(k-1-n:k-τ-n)によって選択さ
れ、誤差値ek-3によって適応的に更新される2↑(τ+1)
個のタップ値を具備し、選択されたタップ値に現在のト
ランジションxk-nを乗じて出力する第0番目のフィルタ
タップないし第N番目のフィルタタップ(ここで、akは
前記非線形等化装置において検出される元のデータで、
xk-n=(ak-n-ak-n-1)/2∈[-1、0、1]で、bk-n=|xk-n|
∈[0、1]で、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(bk-n-1bk-n-2…b↓
(k-n-τ))であり、かつn=0、1、…、Nで、Nは2以上の
所定の数である。)を具備した非線形等化装置のパター
ン従属フィルタにおいて、 各フィルタタップは、2↑(τ+1)個のタップ値を貯える
バッファリストと、 未来1個及び過去τ個のデータトランジション絶対値の
パターンbk+1-n、b↓(k-1-n:k-τ-n)によって前記バッ
ファリストから出力される2↑(τ+1)個のタップ値のい
ずれかを選択するタップ値選択手段と、 前記タップ値選択手段によって選択されたタップ値に、
現在のトランジションxk-nを乗じて出力する現トランジ
ション掛け算器と、 基準時刻をk-3-nとするとき、基準時刻から未来1個及び
過去τ個のデータトランジション絶対値のパターンb
k-2-n、b↓(k-4-n:k-3-τ-n)によって選択されたタップ
値に、μxk-3-nek-3を和してタップ値を更新するタップ
値更新手段とを含むことを特徴とするパターン従属フィ
ルタ。 - 【請求項8】 タップ値更新手段は、 基準時刻をk-3-nとするとき、 基準時刻から未来1個及び過去τ個のデータトランジシ
ョン絶対値のパターンb k-2-n、b↓(k-4-n:k-3-τ-n)に
よって前記バッファリストから出力される2↑(τ+1)個
のタップ値のいずれかを選択する更新タップ値選択手段
と、 ステップサイズμ、現データ値ak-3-n、3クロック遅れ
た誤差値ek-3を入力してμxk-3-nek-3を算出する増減値
算出手段と、 前記更新タップ値選択手段によって選択されたタップ値
に、前記増減値算出手段によって算出された値を和し
て、更新されたタップ値を算出する更新タップ値算出器
と、 前記バッファリストにおいて更新されたタップ値が貯え
られるバッファを指定する更新タップ選択手段とを具備
することを特徴とする請求項7に記載のパターン従属フ
ィルタ。 - 【請求項9】 前記バッファリストは、 2↑(τ+1)個のタップ値を貯える2↑(τ+1)個のバッファ
を具備し、 前記各バッファはそれぞれ、 前記更新タップ選択手段の制御を受けて、前記バッファ
からの出力値及び前記更新タップ値算出器からの出力値
の内いずれか一方の値を選択する第1のバッファ選択器
と、 'LOAD'制御信号に基づいて前記第1のバッファ選択器か
らの出力値及び初期値の内いずれか一方の値を選択する
第2のバッファ選択器とを具備することを特徴とする請
求項8に記載のパターン従属フィルタ。 - 【請求項10】 前記各フィルタタップのうち第2番目
のフィルタタップないし前記第N番目のフィルタタップ
のタップ値選択手段はそれぞれ、 過去τ個のデータトランジション絶対値のパターンb↓
(k-1-n:k-τ-n)によって前記バッファリストから出力さ
れる下位2τ個のタップ値のいずれかを選択する下位タ
ップ値選択マルチプレクサと、 過去τ個のデータトランジション絶対値のパターンb↓
(k-1-n:k-τ-n)によって前記バッファリストから出力さ
れる上位2τ個のタップ値のいずれかを選択する上位タ
ップ値選択マルチプレクサと、 未来1個のデータトランジション絶対値bk+1-nが0のとき
に前記下位タップ値選択マルチプレクサからの出力値を
選択し、1のときには前記上位タップ値選択マルチプレ
クサからの出力値を選択するタップ値選択器とを具備す
ることを特徴とする請求項7に記載のパターン従属フィ
ルタ。 - 【請求項11】 前記各フィルタタップのうち第2番目
のフィルタタップないし前記第N番目のフィルタタップ
の現トランジション掛け算器は、 ak-n=1のときに前記タップ値選択手段からの出力値を選
択し、かつak-n=0のときには前記タップ値選択手段から
の出力値に(-1)を乗じた値を選択する符号選択器と、 bk-n=1のときに前記符号選択器からの出力値を選択し、
かつbk-n=0のときには0を選択して出力する現トランジ
ション有無選択器とを具備することを特徴とする請求項
10に記載のパターン従属フィルタ。 - 【請求項12】 前記各フィルタタップのうち第1番目
のフィルタタップのタップ値選択手段は、 過去τ個のデータトランジション絶対値のパターンb↓
(k-2:k-τ-1)によって前記バッファリストから出力され
る下位2τ個のタップ値のいずれかを選択する下位タッ
プ値選択マルチプレクサと、 過去τ個のデータトランジション絶対値のパターンb↓
(k-2:k-τ-1)によって前記バッファリストから出力され
る上位2τ個のタップ値のいずれかを選択する上位タッ
プ値選択マルチプレクサとを具備し、 前記各フィルタタップのうち第1番目のフィルタタップ
の現トランジション掛け算器は、 前記下位タップ値選択マルチプレクサによって選択され
たタップ値に、現在のトランジションxk-1を乗じて出力
する下位タップ値現トランジション掛け算器と、 前記上位タップ値選択マルチプレクサによって選択され
たタップ値に、現在のトランジションxk-1を乗じて出力
する上位タップ値現トランジション掛け算器とを具備し
て、 それぞれbk=0の場合及びbk=1の場合を仮定した出力を有
することを特徴とする請求項7に記載のパターン従属フ
ィルタ。 - 【請求項13】 前記第1番目のフィルタタップの下位
タップ値現トランジション掛け算器及び上位タップ値現
トランジション掛け算器はそれぞれ、 ak-1=1のときは入力値をそのまま選択し、かつak-1=0の
ときには入力値に-1を乗じた値を選択する符号選択器
と、 bk-1=1のときは前記符号選択器からの出力値を、かつb
k-1=0のときには0を選択して出力する現トランジション
有無選択器とを具備することを特徴とする請求項12に
記載のパターン従属フィルタ。 - 【請求項14】 前記各フィルタタップのうち第0番目
のフィルタタップのタップ値選択手段は、 過去τ個のデータトランジション絶対値のパターンb↓
(k-1:k-τ)によって前記バッファリストから出力される
下位2τ個のタップ値のいずれかを選択する下位タップ
値選択マルチプレクサと、 過去τ個のデータトランジション絶対値のパターンb↓
(k-1:k-τ)によって前記バッファリストから出力される
上位2τ個のタップ値のいずれかを選択する上位タップ
値選択マルチプレクサとを具備し、 前記各フィルタタップのうち第0番目のフィルタタップ
の現トランジション掛け算器は、 前記下位タップ値選択マルチプレクサによって選択され
たタップ値に、現在のトランジションxkを乗じて出力す
る下位タップ値現トランジション掛け算器と、 前記上位タップ値選択マルチプレクサによって選択され
たタップ値に、現在のトランジションxkを乗じて出力す
る上位タップ値現トランジション掛け算器とを具備し
て、 それぞれbk=1でbk+1=0の場合及びbk=1でbk+1=1の場合を
仮定した出力を有することを特徴とする請求項7に記載
のパターン従属フィルタ。 - 【請求項15】 前記第0番目のフィルタタップのバッ
ファリストは、 0から2↑(τ+1)-1までの値から選択された所定の値をm0
とするとき、m0番目のタップ値p0(m0)を常に1に固定
することを特徴とする請求項14に記載のパターン従属
フィルタ。 - 【請求項16】 前記第0番目のフィルタタップの下位
タップ値現トランジション掛け算器及び上位タップ値現
トランジション掛け算器はそれぞれ、 ak-1=0のときには入力値をそのまま選択し、かつak-n=1
のときには入力値に(-1)を乗じた値を選択して出力す
ることを特徴とする請求項14に記載のパターン従属フ
ィルタ。 - 【請求項17】 伝送チャンネルを介して受信された
り、貯蔵機器に記録されたデータを再生した入力値rkか
ら元のデータakを検出する装置において、 入力値rkを線形フィルタリングする線形フィルタと、 それぞれ未来ν個、現在1個及び過去τ個のデータトラ
ンジション絶対値の各パターンb↓(k-n+ν:k-n+1)
,ck-n、b↓(k-n-1:k-n-τ)によって選択される2↑(τ+
ν+1)個のタップ値を具備し、選択されたタップ値に現
在のトランジションxk -nを乗じた値を出力するN個のタ
ップpn(b↓(k-n+ν:k-n+1),ck-n、b↓(k-n-1:k-n-
τ))(ここで、xk-n=(ak-n-ak-n-1)/2∈[-1、0、
1]で、bk-n=|xk-n|∈[0、1]で、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(b
k-n-1bk-n-2…b↓(k-n-τ))、b↓(k-n+ν:k-n+1)=(b
↓(k-n+ν)b↓(k-n+ν-1)…bk-n+1)であり、かつck-n
はak>0のときは1で、他の場合には0で、またn=0、1、
2、…、Nで、Nは1+ν以上の所定の整数である。)を具
備したパターン従属フィルタと、 現在及び未来のデータシーケンスの全ての組み合わせに
対して、誤差値ekを式 【数2】 (ここで、fmは前記線形フィルタである。)によって求
めるとともに、最小の誤差自乗値が生成された組み合わ
せにおいて仮定された現データを元のデータakとして検
出する検出器を含むことを特徴とする非線形等化装置。 - 【請求項18】 前記パターン従属フィルタは、 基準時刻をkとするとき、基準時刻から未来1個及び過去
τ個のデータトランジション絶対値のパターンbk+1、
ck、b↓(k-1:k-τ)によって選択される2↑(τ+2)個のタ
ップ値を具備し、現在及び未来のトランジション絶対値
をそれぞれ(bk=1、bk+1=0)及び(bk=1、bk+1=1)と仮定し
たタップ値を選択するとともに、選択されたそれぞれの
タップ値に、現在のトランジションxkを乗じて出力する
第0番目のフィルタタップと、 基準時刻をk-1とするとき、基準時刻から未来1個及び過
去τ個のデータトランジション絶対値のパターンbk、c
k-1、b↓(k-2:k-1-τ)によって選択される2↑(τ+2)個
のタップ値を具備し、未来のトランジション絶対値をそ
れぞれbk=1及びb k=0と仮定したタップ値を選択するとと
もに、選択されたそれぞれのタップ値に、現在のトラン
ジションxk-1を乗じて出力する第1番目のフィルタタッ
プと、 それぞれ基準時刻をk-nとするとき、基準時刻から未来1
個及び過去τ個のデータトランジション絶対値のパター
ンbk+1-n、ck-n、b↓(k-1-n:k-τ-n)によって選択され
る2↑(τ+2)個のタップ値を具備し、選択されたタップ
値に、現在のトランジションxk-nを乗じて出力する第2
番目のフィルタタップないし第N番目のフィルタタップ
(ここで、n=2、…、Nであり、Nは2以上の所定の整数で
ある。)と、 前記検出器において検出された元のデータakより、前記
第0番目のフィルタタップないし前記第N番目のフィルタ
タップにおいて使うための1クロック遅れたデータak-1
及び1クロック遅れたトランジション絶対値bk-1を算出
するトランジション算出器とを具備し、 前記検出器は、 第2番目のフィルタタップないし第N番目のフィルタタッ
プからの出力値を全て合計する過去タップ値合算器と、 bk=bk+1=1を仮定した第0番目のフィルタタップからの出
力値、bk=0を仮定した第1番目のフィルタタップからの
出力値及びbk=1を仮定した第1番目のフィルタタップか
らの出力値を全て合計し、かつ1/2を乗ずる未来タップ
値合算器と、 前記線形フィルタからの出力値より前記過去タップ値合
算器からの出力値を引き、さらに前記未来タップ値合算
器からの出力値を引いた値より0を基準にしたしきい値
を検出して出力するしきい値算出器とを具備することを
特徴とする請求項17に記載の非線形等化装置。 - 【請求項19】 伝送チャンネルを介して受信された
り、貯蔵機器に記録されたデータを再生した入力値rkよ
り元のデータakを検出する方法において、 入力値rkを線形フィルタリングして 【数3】 を求める段階と、 基準時刻をk-nとするとき、基準時刻から未来1個及び過
去τ個のデータトランジション絶対値のパターン
bk+1-n、b↓(k-1-n:k-τ-n)によって選択される2↑(τ+
1)個のタップ値を具備し、選択されたタップ値に、現在
のトランジションxk- nを乗じて出力するフィルタタップ
をpn(bk-n+1、b↓(k-n-1:k-n-τ))とするとき、既に周
知のデータから 【数4】 (ここで、xk-n=(ak-n-ak-n-1)/2∈[-1、0、1]で、b
k-n=|xk-n|∈[0、1]、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(bk-n-1b
k-n-2…b↓(k-n-τ))であり、かつn=0、1、2、…、N
で、Nは2ν以上の所定の整数である。)を求める段階
と、 現在及び未来1個のビットに連続的にトランジションが
生じる場合(bk=bk+1=1)のフィルタタップp1及びp0か
らの出力値と、今トランジションが生じない場合(bk=
0)のフィルタタップp1及びp0からの出力値との中間値T
kを求める段階と、zk-Tkが0に等しいかこれより大きい
場合にはakを+1として決定し、0よりも小さい場合にはa
kを-1として決定して、元のデータakを検出する段階と
を含むことを特徴とする元のデータの検出方法。 - 【請求項20】 伝送チャンネルを介して受信された
り、貯蔵機器に記録されたデータを再生した入力値rkよ
り元のデータakを検出する方法において、 入力値rkを線形フィルタリングして 【数5】 を求める段階と、 基準時刻をk-nとするとき、基準時刻から未来1個、現在
1個及び過去τ個のデータトランジション絶対値のパタ
ーンbk+1-n、ck-n、b↓(k-1-n:k-τ-n)によって選択さ
れる2↑(τ+2)個のタップ値を具備し、選択されたタッ
プ値に、現在のトランジションxk-nを乗じて出力するフ
ィルタタップをpn(bk-n+1、ck-n、b↓(k-n-1:k-n-
τ))とするとき、既に周知のデータから 【数6】 (ここで、xk-n=(ak-n-ak-n-1)/2∈[-1、0、1]で、b
k-n=|xk-n|∈[0、1]で、b↓(k-n-1:k-n-τ)=(bk-n-1b
k-n-2…b↓(k-n-τ))であり、かつck-nはak>0のときに
は1で、他の場合には0であり、またn=0、1、2、…、N
で、Nは2ν以上の所定の整数である。)を求める段階
と、 現在及び未来の1個のビットに連続的にトランジション
が生じる場合(bk=bk+1=1)のフィルタタップp1及びp0
からの出力値と、今トランジションが生じない場合(bk
=0)のフィルタタップp1及びp0からの出力値との中間値
Tkを求める段階と、 zk-Tkが0に等しいか0より大きい場合にはakを+1に決定
し、0より小さい場合にはakを-1に決定して、元のデー
タakを検出する段階とを含むことを特徴とする元のデー
タの検出方法。
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