JPH11259762A - ガス供給制御装置 - Google Patents
ガス供給制御装置Info
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- JPH11259762A JPH11259762A JP8263198A JP8263198A JPH11259762A JP H11259762 A JPH11259762 A JP H11259762A JP 8263198 A JP8263198 A JP 8263198A JP 8263198 A JP8263198 A JP 8263198A JP H11259762 A JPH11259762 A JP H11259762A
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Abstract
カードに記憶されるデータの更新単位を大きくする。 【解決手段】 減算指令信号を受信する毎にカード制御
部33のRAMに記憶される金額Cから1円減算し、減
算指令信号の受信時に金額Cが単位減算額Aを下回って
いる場合にはカード制御部33のEEPROMに記憶さ
れる度数Mから1度数減算して金額Cに10円加算した
後減算する。また、このとき度数Mが0である場合には
ICカード40の残高度数Nから1度数減算して書き換
え、度数Mに10度数加算した後減算する。その後、ガ
スの使用が停止されてICカード40が抜き取られた場
合にも、残金の端数を度数M及び金額Cとして記憶して
おき、次回ICカード40が挿入されてガスの使用が開
始されると、記憶している残金の端数から減算を継続す
る。
Description
に記憶されるデータに基づいてガスを使用可能とするガ
ス供給制御装置に関する。
したデータを記憶したプリペイドカードが挿入されるこ
とにより、そのデータに基づいてガスの供給を可能にす
るといったプリペイド式ガス供給制御装置が考えられて
いる。このガス供給制御装置は残金の減算額に応じたガ
ス量を使用可能とし、残金が無くなった時点でガスの供
給を遮断してガスを使用不可能とする。このようなガス
供給制御装置を各家庭に設置することで、ガス料金を前
払いで確実に徴収することができると共に、ガスの検針
や料金徴収における人件費を削減することができる。
ムを実現しようとすると、ガス供給制御装置を各家庭に
それぞれ設置する必要があることから、装置自体をでき
るだけ安価なものにすることが望まれる。そのため本出
願人は、プリペイドカードにICカードを用い、ICカ
ードを手動で直接挿抜する方式とすることで装置を安価
にすることを既に提案している。しかしながらこのよう
な構成では、ガスの使用中にもICカードが不用意に抜
き取られることがあり得るため、残金を減算する度にI
Cカードに記憶されるデータを書き換える必要があっ
た。つまり、テレホンカード等のようにカードの挿抜を
自動で行なう構成では、カードの排出時に一括してデー
タを書き換えることが可能であるが、不用意にカードが
抜き取られる可能性がある構成では、カード使用後に一
括してデータを書き換えようとするとデータの書き換え
を確実に担保することができないためである。従って、
ICカードに記憶されるデータの書換回数が多くなる
が、カードのデータの書換回数には限界があるためでき
るだけ少なくすることが望ましい。そのため、データの
更新単位を大きくして書換回数を減らすことが考えられ
るが、データの更新単位を大きくするほど僅かなガス使
用であっても大きく設定された単位量分だけ一律に減算
されることとなり適正とならなくなってしまうといった
問題があった。本発明のガス供給制御装置は上記課題を
解決し、使用料金を不適正にすることなくプリペイドカ
ードに記憶されるデータの更新単位を大きくすることを
目的とする。
明の請求項1記載のガス供給制御装置は、前払いした金
額の残金に対応した残高度数を記憶したプリペイドカー
ドから該残高度数を読み込み、燃料ガスの使用量に応じ
て上記残金を減算するように上記残高度数を更新し、上
記残金の減算額に応じた分の燃料ガスの供給を可能とす
るガス供給制御装置において、上記プリペイドカードに
記憶される残高度数を更新する都度その更新による減算
数分だけの燃料ガスの使用量に対応するデータを一旦記
憶し、該データを燃料ガスの使用量に応じて上記残高度
数の更新単位よりも細かな単位で更新していくことによ
り、上記残高度数の端数を上記プリペイドカードの抜き
取り後も記憶する記憶手段を備え、上記プリペイドカー
ドが再び挿入された際には上記残高度数の端数から継続
して更新することを要旨とする。
ガス供給制御装置は、プリペイドカードから前払いした
金額の残金に対応した残高度数を読み込み、燃料ガスの
使用量に応じて残金を減算するように残高度数を更新
し、その減算額に応じた分の燃料ガスの供給を可能とす
る。また、プリペイドカードに記憶される残高度数を更
新する都度その更新による減算数分だけの燃料ガスの使
用量に対応するデータを一旦記憶し、そのデータを燃料
ガスの使用量に応じて残高度数の更新単位よりも細かな
単位で更新していく。そして、この残高度数の端数をプ
リペイドカードの抜き取り後も記憶し、プリペイドカー
ドが再び挿入された際には残高度数の端数から継続して
更新する。従って、僅かなガス使用時であっても残高度
数を一律に更新してしまうことがなく、プリペイドカー
ドに記憶される残高度数の更新単位を大きく設定しても
燃料ガスの使用量と残金の減算額とのずれが大きくなら
ない。
を一層明らかにするために、以下本発明の給湯器の好適
な実施例について説明する。図1は、使用料金の前払い
システムを実現する本発明の一実施例としての給湯器の
概略構成図である。この給湯器10は、給水路11と出
湯路12とが接続される熱交換器13と、熱交換器13
を流れる水を加熱するためのバーナ14と、燃焼制御を
司る給湯制御部15とを備える。そして、給水路11に
は入水流量を検出する流量センサ16と入水温度を検出
する入水温度センサ17とが、出湯路12には出湯温度
を検出する出湯温度センサ18が設けられる。またバー
ナ14にガスを供給するガス供給路19には、流路を開
閉するメイン電磁弁20,元電磁弁21と、通電量に応
じて開度が変化してガス供給量を調節する比例弁22と
が設けられる。
論理演算回路を構成するCPU,RAM,ROMと、各
種センサからの信号を入力する入力インタフェースと、
各種アクチュエータに駆動信号を出力する出力インタフ
ェース等から構成される。そして、出湯温度を設定温度
(本実施例では60℃固定)に近づけるため、200ms
ec毎に入水流量,入水温度,出湯温度を検出し、それら
の検出値に基づいてバーナの燃焼量を制御するといった
出湯温制御を行なう。即ち、検出した入水流量,入水温
度の水を設定温度まで加熱するための熱量を演算し(い
わゆるフィードフォワード演算)、更に出湯温度と設定
温度との偏差からフィードフォワード演算値を補正して
(いわゆるフィードバック演算)必要熱量を求め、比例
弁22をその必要熱量が得られるような開度に制御す
る。
続される。給湯器10とカード装置30とは通信ケーブ
ルを介して接続されており、屋外設置型の給湯器10で
あってもカード装置30は室内に設置可能となってい
る。このカード装置30は、ICカード40に記憶され
るデータの読み込み及び書き換えをするためのリードラ
イト部31と、残高度数を表示する表示部32と、これ
らを制御するカード制御部33とからなる。
ためのEEPROM(不揮発性メモリ)を内蔵したもの
で、カード表面にはリードライト部31と電気的に接続
するための端子41を備える。EEPROMには、前払
いした金額の残金が100円単位の残高度数Nとして記
憶されている他、カード所有者を特定する所有者データ
として、使用地域を識別するための地域コード,供給業
者を識別するための供給者コード,管理業者を識別する
ための管理人コード,部屋番号等を表わす住人コードが
記憶されている。また、使用料金の単価(1〜999円
の範囲で設定される)を表わす単価データ等が記憶され
ている。
ード40の半分程度が挿入される所定位置まで挿し込ま
れた状態でデータの読み込み及び書き換えを行なう。こ
のようにICカード40を手動で直接挿抜する構成によ
り、磁気カードの読み込み装置のようにカード搬送用モ
ータや磁気ヘッドといった部品が必要なく、コンパクト
に構成できる。
らなり、ICカード40が挿入されている状態でICカ
ード40に記憶される残高度数Nを表示する。また、残
高度数Nが0となった場合には「0」を点滅表示させて
残金が残り少なくなったことを報知し、減算可能な残金
が無くなった時点で「0」を点灯表示させる。
し込まれるとそこに記憶されている複数のデータをリー
ドライト部31により読み込む。また、カード制御部3
3はデータを記憶するためのEEPROMを備えてお
り、初めて挿入されたICカード40の所有者データを
カード情報として記憶し、図2に示すように2回目以降
は挿入されたICカード40の所有者データと既に記憶
しているカード情報とを毎回照合して、全てのコードが
一致する場合にそのICカード40の使用を可能とす
る。このようなチェックにより、ICカード40毎に使
用可能な器具を限定して不正使用を防止するのである。
また、カード制御部33は給湯制御部15と相互通信可
能となっており、ICカード40が挿入されておりなお
かつ減算可能な残金がある状態で給湯器10の運転を許
可するための運転許可信号を給湯制御部15に送信す
る。
運転許可信号を受信をしている状態でのみ給湯運転が可
能となり、この状態で図示しない給湯カランが開けられ
て所定の運転開始流量Qs以上の入水流量を検出する
と、メイン電磁弁20,元電磁弁21を開弁してバーナ
14にガスを供給すると共に、図示しない点火装置によ
り点火するといった着火制御を行なう。そして、バーナ
14の燃焼中は出湯温制御により出湯温度を設定温度に
近づける。その後、入水流量が運転停止流量Qe以下に
減少した時点でメイン電磁弁20,元電磁弁21を閉弁
してガスの供給を遮断し、バーナ14を消火させるとい
った消火制御を行なう。
熱量に基づいて使用料金を算出する。即ち、バーナ14
の最大燃焼量(本実施例では30000kcal/hの熱量)
で所定時間(本実施例では15分間)使用した分を使用
料金の単価(本実施例では100円)とする。3000
0kcal/hの燃焼量で15分間使用した時の熱量は、 30000kcal/h×15/60=7500kcal であるため、100円で7500kcalの熱量の消費を可
能とするように制御する。本実施例では、単価の100
分の1となる単位減算額A(本実施例では単価100円
のため1円となる)を減算する引き換えに75kcalの熱
量の消費を可能とする。
め200msec毎に算出する必要熱量から200msec当た
りの消費熱量を算出し、この値を積算していくことによ
り求める。例えば、必要熱量が30000kcal/hでの燃
焼時に200msec毎に消費する熱量は、 30000kcal/h×0.2/3600=1.67kcal となる。このように算出した熱量を積算し、積算熱量が
75kcalに達する毎にカード制御部33に減算指令信号
を送信して残金から単位減算額Aを減算させ、その引き
換えに消費可能な熱量を75kcal増加させる。そのた
め、小燃焼量で使用するほど単価あたりの使用可能時間
は長くなる。尚、カード装置30は給湯器10に着脱可
能に設けられており、給湯制御部15はカード装置30
が一度も接続されたことがない状態では通常の給湯器と
同様に制御する。しかし、一度でもカード装置30が接
続されると給湯制御部15がそのデータを記憶し、カー
ド装置30のカード制御部33から運転許可信号を受信
している状態でのみ出湯運転が可能なカード専用機とな
る。そのため、通常の使用形態とカードにより使用料金
を支払う使用形態とで共通の給湯器を使用させることが
できると共に、カードにより使用料金を支払う使用形態
においてカード装置30を接続せずに使用するといった
不正使用を防止することができる。
算方法について詳しく説明する。ICカード40には、
残金が100円単位の残高度数Nとして記憶されてい
る。そしてカード制御部33のEEPROMにはその端
数となる10円単位の度数Mを記憶し、カード制御部3
3のRAMには更にその端数となる1円単位の金額Cを
記憶する。そして、給湯制御部15から減算指令信号を
受信する毎に金額Cから単位減算額Aを減算する。ここ
で、減算指令信号受信時に金額Cが単位減算額Aを下回
っている場合には度数Mから1度数減算し、その引き換
えに金額Cに10円加算する。また、このとき度数Mが
0である場合にはICカード40に記憶される残高度数
Nを1度数減算して書き換え、その引き換えに度数Mに
10度数加算する。
高度数N=50(残金5000円)を記憶したICカー
ド40が挿入されており、カード制御部33のEEPR
OM及びRAMに記憶される度数M及び金額Cが共に0
の状態でガスの使用が開始されると、金額Cから単位減
算額A(本実施例では1円)を減算するためにICカー
ド40に記憶される残高度数N=50から1度数減算し
て度数M=0に10度数加算し、更に度数M=10から
1度数減算して金額Cに10円加算して、その金額Cか
ら1円減算する。その後、減算指令信号を受信する毎に
金額Cから1円減算し、減算指令信号の受信時に金額C
が単位減算額Aを下回っている場合には度数Mから1度
数減算して金額Cに10円加算した後減算する。また、
このとき度数Mが0である場合にはICカード40の残
高度数Nから1度数減算して書き換え、度数Mに10度
数加算した後減算する。その後、ガスの使用が停止され
てICカード40が抜き取られた場合にも、残金の端数
をカード制御部33のEEPROM及びRAMに度数M
及び金額Cとして記憶しておき、次回ICカード40が
挿入されてガスの使用が開始されると、記憶している残
金の端数から減算を継続する。従って、僅かなガス使用
時であっても残高度数Nを一律に1度数(即ち100円
分)減算してしまうことがなく、消費熱量と残金減算額
とのずれを小さくして使用料金をより適正なものにする
ことができる。また、ICカード40に記憶される残高
度数Nを100円単位といった大きな単位で書き換える
ことで書換回数を減らすことができる。尚、本実施例で
は、残金の端数をカード制御部33のEEPROMとR
AMとに分けて記憶しているが、これはRAMのみにす
ると、停電等によりデータが消えてしまった際の残金損
失額が大きくなってしまう点、またEEPROMのみに
すると、細かい値となりうる単位減算額Aを減算して書
き換えることによりEEPROMへの負担が大きくなっ
てしまう点を考慮したものであり、必ずしもこのような
構成に限定されるものではない。
について図4のフローチャートを用いて説明する。この
ルーチンは、ICカード40が挿入されることにより起
動する。まず、記憶しているカード情報と挿入されたI
Cカード40の所有者データとの照合を行なう。過去に
一度でもICカード40が挿入されたことのある場合に
はカード情報を記憶しているため(S1:YES)、挿
入されたICカード40の所有者データと照合し、全て
のコードが一致する場合にのみ(S2:YES)カード
を使用可能とする。一方、初めてICカード40が挿入
された場合には、カード情報を記憶していないため(S
1:NO)、挿入されたICカード40に記憶されてい
る所有者データをカード情報として記憶する(S3)。
高度数Nを読み込む(S4)。カード制御部33のRA
Mに記憶される金額Cが単位減算額A以上であるか或い
は残高度数N又は度数Mが0でない場合には(S5:Y
ES)、単位減算額Aが減算可能であるため運転許可信
号(S6)を送信して出湯運転を可能とする。尚、ステ
ップ5において、金額Cが単位減算額Aを下回り、なお
かつ残高度数N及び度数Mが共に0の場合には(S5:
NO)、残金なしと判断して制御を終了する(S1
8)。
を受信すると(S7:YES)、カード制御部33のR
AMに記憶される金額Cをチェックし、単位減算額A以
上の場合には(S8:YES)金額Cから単位減算額A
を減算する(S9)。一方、ステップ8において、金額
Cが単位減算額Aを下回る場合には(S8:NO)、カ
ード制御部33のEEPROMに記憶される度数Mをチ
ェックし、0でない場合には(S10:YES)度数M
から1度数減算して(S11)金額Cに10円加算し
(S12)、金額Cから単位減算額Aを減算する(S
9)。一方、ステップ10において、度数Mが0の場合
には(S10:NO)、ICカード40に記憶される残
高度数Nをチェックし、0でない場合には(S13:Y
ES)残高度数Nを1度数減算して書き換え(S14)
度数Mに10度数加算する(S15)。そして、度数M
から1度数減算して(S11)金額Cに10円加算し
(S12)、金額Cから単位減算額Aを減算する(S
9)。その後、給湯制御部15から減算指令信号を受信
する毎に(S7:YES)、同様の制御で残金から単位
減算額Aを減算する(S9)。そして、減算指令信号を
受信した時点で(S7:YES)金額Cが単位減算額A
を下回っており(S8:NO)、しかも度数M及び残高
度数Nが共に0である場合には(S10:NO,S1
3:NO)、残金なしと判断して運転許可信号の送信を
停止し(S17)、制御を終了する(S18)。また、
カードが抜き取られた場合にも(S16:NO)、運転
許可信号の送信を停止して(S17)制御を終了する
(S18)。
0によれば、消費熱量と残金減算額とのずれを大きくす
ることなく残高度数Nの更新単位を大きく設定すること
ができるため、ICカード40の書換回数を少なくする
ことができ、またICカード40に記憶される残高度数
Nのデータ容量も小さくすることができる。更に、記憶
しているカード情報と異なる所有者データのICカード
40が挿入された場合には運転を禁止することで、所有
するICカード40をその所有者の給湯器でしか使用で
きないように制限することができるため、万が一ICカ
ード40が複製されても被害を最小限に抑えることがで
き、しかも不正使用者が特定しやすいため不正されにく
くすることができる。加えて、初めて挿入されたICカ
ード40の所有者データをカード情報として記憶すると
いった構成により、装置毎に異なるカード情報を書き込
む手間がかからない。
のデータ読み込み及び書き込みのためのカード装置30
を接続して給湯制御部15の制御処理を若干変更しただ
けの簡単な構成により、器具の使用料金を前払いで徴収
するシステムを実現することができるため、例えばワン
ルームマンション等のように給湯器にのみガスを使用し
ているケースにおいて、管理人がマンション全体のガス
料金をガス供給業者に一括して支払い、各住人から器具
の使用料金を前払いで徴収してデータを更新するシステ
ムにすれば、各住人へのガスの検針や料金徴収の手間を
無くして人件費を大幅に減らすことができる。しかも、
検針用のガスメータはマンション全体のガス使用量の検
針のために1つ設ければ各住人用にそれぞれ設ける必要
がなく、ガスメータ自体が高価であることから新築時等
における設置コストを大幅に低減することができる。ま
た、出湯温制御のために算出した必要熱量に基づいて使
用料金を算出することで、使用状況や頻度に応じて料金
を公平に徴収することができ、しかもガス量を計量する
ための装置等を新たに付加する必要がない。
なければ使用料金に基づいた制限を行なわないため、制
限が必要な使用形態と必要でない使用形態とで給湯器を
共用化して製造コストを抑えることができる。また、カ
ード装置30を一度でも接続すると、その後は常に使用
料金に基づいた制限を行なうため、制限が必要な使用形
態でありながらカード装置30を接続せずにガスを使用
するといった不正使用を防止することができると共に、
例えば器具の初期取付時に動作をテストする場合にはI
Cカード40を挿入する必要がないため便利である。ま
た、残金が100円を下回り度数表示が「0」となった
状態では、残金が0となるまでの間「0」を点滅表示さ
せて残金が残り少なくなったことを報知することで、使
用者が気付かない間に残高が無くなってガスが突然使用
できなくなってしまうことを防止することができる。加
えて、リードライト部31を器具本体とは別に設けるこ
とで、器具本体を屋外に設置してもリードライト部31
を室内に設置できるため使い勝手がよい。
リードライト部31に手動で直接挿抜する方式とするこ
とで、カード装置40の構造を簡単にしてコンパクトに
することができる。更に、ICカード40を用いること
で、磁気カードに比べて繰り返しの使用に強く、残高が
少なくなった場合にはデータを更新することにより同一
のカードを長期間使用できるためカードの発行コストを
低減することができる。
を100円単位の残高度数として記憶したが、これに限
ったものではなく、例えば消費可能な熱量や使用可能な
ガス量としてデータを記憶してもよく、要するに前払い
した金額の残金に対応するデータであればよい。また、
本実施例では、出湯温制御により求める必要熱量に基づ
いて使用料金を算出したが、これに限ったものではな
く、例えば出湯温度,入水温度,入水流量の検出値から
水に与えた熱量を求め、この値に基づいて使用料金を算
出してもよく、要するにバーナ14の熱量に対応する値
であればよい。また、本実施例では、プリペイドカード
としてICカード40を用いたが、これに限ったもので
はなく、例えば磁気カードを用いてもよい。その際、本
実施例のようにプリペイドカードを手動により直接抜き
取る構成では残高度数の更新毎に書き換えが必要である
ため書換回数を減らすことができるのに対し、例えばス
イッチ等所定の操作により間接的に抜き取る構成では、
抜き取り操作がされた際に一括して書き換えすることで
残高度数の更新単位を小さく設定しても書換回数を減ら
すことができるが、プリペイドカードに記憶する度数の
更新単位を大きく設定することでデータ容量を小さくで
きるといった効果がある。また、カード装置30に給湯
器10の設定温度の変更機能や設定温度表示機能をもた
せてもよい。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施例
では給湯器10のみを制限したが、これに限ったもので
はなく、例えば複数のガス器具にガスを供給する供給源
にガス遮断装置を設け、供給源からの供給ガス量に応じ
て残金を減算し、残金が0となったらガスを遮断する構
成にしてもよい。
記載のガス供給制御装置によれば、燃料ガスの使用量と
残金の減算額とのずれを大きくすることなく残高度数の
更新単位を大きく設定することができるため、残高度数
が更新される度にプリペイドカードに直接書き換えが必
要な構成であってもその書換回数を少なくすることがで
きる。また、プリペイドカードに記憶される残高度数の
データ容量を小さくすることができる。
メモリマップである。
チャートである。
3…熱交換器、14…バーナ、 15…給湯制御部、
16…流量センサ、17…入水温度センサ、 18…出
湯温度センサ、 30…カード装置、31…リードライ
ト部、 32…表示部、 33…カード制御部、40…
ICカード。
Claims (1)
- 【請求項1】 前払いした金額の残金に対応した残高度
数を記憶したプリペイドカードから該残高度数を読み込
み、燃料ガスの使用量に応じて上記残金を減算するよう
に上記残高度数を更新し、上記残金の減算額に応じた分
の燃料ガスの供給を可能とするガス供給制御装置におい
て、 上記プリペイドカードに記憶される残高度数を更新する
都度その更新による減算数分だけの燃料ガスの使用量に
対応するデータを一旦記憶し、該データを燃料ガスの使
用量に応じて上記残高度数の更新単位よりも細かな単位
で更新していくことにより、上記残高度数の端数を上記
プリペイドカードの抜き取り後も記憶する記憶手段を備
え、 上記プリペイドカードが再び挿入された際には上記残高
度数の端数から継続して更新することを特徴とするガス
供給制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08263198A JP4002340B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ガス供給制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08263198A JP4002340B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ガス供給制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11259762A true JPH11259762A (ja) | 1999-09-24 |
JP4002340B2 JP4002340B2 (ja) | 2007-10-31 |
Family
ID=13779801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08263198A Expired - Fee Related JP4002340B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | ガス供給制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4002340B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009210377A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Panasonic Corp | 流量計測装置 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP08263198A patent/JP4002340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009210377A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Panasonic Corp | 流量計測装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4002340B2 (ja) | 2007-10-31 |
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