JPH11259744A - 並列ユニットの選択駆動装置 - Google Patents

並列ユニットの選択駆動装置

Info

Publication number
JPH11259744A
JPH11259744A JP5975798A JP5975798A JPH11259744A JP H11259744 A JPH11259744 A JP H11259744A JP 5975798 A JP5975798 A JP 5975798A JP 5975798 A JP5975798 A JP 5975798A JP H11259744 A JPH11259744 A JP H11259744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
group
selectively
diode
drive signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5975798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4100755B2 (ja
Inventor
Hirofumi Nakanishi
宏文 仲西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP05975798A priority Critical patent/JP4100755B2/ja
Publication of JPH11259744A publication Critical patent/JPH11259744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4100755B2 publication Critical patent/JP4100755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のユニットの作動を検出する為のスイッ
チに直列に介挿された逆流防止用のダイオードの短絡事
故を簡易に検出する機能を備えた並列ユニットの選択駆
動装置を提供する。 【解決手段】 複数のユニットに組み込まれたスイッチ
を、第1のグループ毎にその一端側をそれぞれ共通接続
すると共に、前記第1のグループに対してマトリックス
をなす第2のグループ毎にその他端側を逆流防止用のダ
イオードをそれぞれ介して共通接続して各スイッチをグ
ループ毎に選択的に通電駆動し、各スイッチに選択的に
加えられたスイッチ駆動信号を検出する。また各スイッ
チに前記ダイオードを介して逆極性(逆向き)のスイッ
チ駆動信号を選択的に印加して各ダイオードの短絡を検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動販売機
における商品コラムにそれぞれ組み込まれた商品払出装
置のように並列に設けられた複数のユニットを選択的に
駆動する選択駆動装置に係り、特に誤動作の原因となる
故障を簡易に検出する機能を備えた並列ユニットの選択
駆動装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】たばこ等の自動販売機は、複数種
の商品を銘柄別に分類して収納する複数の商品コラムを
備え、商品の選択操作に応じて各商品コラムにそれぞれ
組み込まれた商品払出装置(払出ユニット)を択一的に
駆動することで、指定された商品を選択的に払い出す
(販売する)ように構成されている。上記商品払出装置
は、例えば商品コラムの下部に組み込まれて商品の載置
面をなすもので、最下位置の商品を該商品コラムの前面
側に押し出す押圧部材(プッシャ)を移動させる駆動モ
ータと、商品の払出完了を検出して上記駆動モータを停
止させる為の常閉型の停止スイッチとを備えている。
【0003】ところで複数の商品払出装置(ユニット)
を択一的に駆動する選択駆動装置は、通常、そのユニッ
ト数が多いことから、例えば特開平8−16896号公
報に示されるように複数のユニットを所定数ずつ複数の
グループに分け、グループの選択指定と、その指定グル
ープ内でのユニットの指定とによりマトリックス的に特
定のユニットを選択指定し、該当ユニットの上述した作
動機構である駆動モータを択一的に通電駆動するように
構成される。また各ユニットにおける停止スイッチの作
動についても、同様にマトリックス的に検出するように
構成される。
【0004】即ち、図4に示すように複数(12個)の
ユニットを3個ずつ4つのグループに分け、各グループ
(第1のグループ)毎に駆動モータM1,M2,〜M12の一
端を共通接続して4つのドライバ41,42,43,44
(第1のドライバ群)によりそれぞれ選択的に駆動する
ようにし、また各グループ内のユニットをそれぞれ1つ
ずつ指定するグループ(第2のグループ)毎に駆動モー
タM1,M2,〜M12の他端側を逆流防止用のダイオードD
21,D22,〜D32をそれぞれ介してそれぞれ共通接続し、
3つの反転ドライバ45,46,47(第2のドライバ
群)によりそれぞれ選択駆動することで、上記各ドライ
バの組み合わせにより特定される前記駆動モータM1,M
2,〜M12を択一的に駆動するように構成される。
【0005】また各ユニットの停止スイッチS1,S2,〜
S12についても同様に、その一端を前記各グループ(第
1のグループ)毎にその一端を共通接続して4つのドラ
イバ11,12,13,14(第3のドライバ群)により
それぞれ選択的にスイッチ駆動信号を与えるように構成
される。そして前記第2のグループ毎に前記停止スイッ
チS1,S2,〜S12の他端側を逆流防止用のダイオードD
1,D2,〜D12をそれぞれ介してそれぞれ共通接続し、
3つの反転型入力バッファ21,22,22を介して前記
スイッチ駆動信号を選択的に検出することで、前記ドラ
イバと入力バッファの組み合わせで特定される停止スイ
ッチS1,S2,〜S12の作動を択一的に検出するように構
成される。
【0006】尚、R31,R32,R33は、前記第2の
グループ毎に前記停止スイッチS1,S2,〜S12にそれぞ
れ介挿された電流制限用の負荷抵抗である。また24,
25,26,27は、前記停止スイッチS1,S2,〜S12に
対して前記第1のグループ毎にスイッチ駆動信号を与え
る4つのドライバ11,12,13,14の動作をモニタ
する為の反転型入力バッファである。更に図中2は、前
記各ドライバをそれぞれ選択的に駆動し、また入力バッ
ファを介して停止スイッチの作動状態を検出する制御装
置(CPU)である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した如く
構成された選択駆動装置において、例えば停止スイッチ
S12に接続されたダイオードD12が故障(短絡)してい
るにも拘わらず、停止スイッチS1の作動を検出するべ
くバッファ11を択一的に駆動して停止スイッチS1,S
2,S3にスイッチ駆動信号(正電圧)を印加し、入力バ
ッファ21を介して上記スイッチ駆動信号を検出するよ
うにすると、前記スイッチ駆動信号が停止スイッチS3
からダイオードD3、更に短絡しているダイオードD12
から停止スイッチS12を介して停止スイッチS10にも印
加されることになる。すると前記入力バッファ21に
は、前記停止スイッチS1からダイオードD1を介して加
わるスイッチ駆動信号(正電圧)のみならず、停止スイ
ッチS10からダイオードD10を介して加わるスイッチ駆
動信号(正電圧)までが加わることになるので、駆動モ
ータM1の作動に伴って前記停止スイッチS1が作動し、
その電流路が遮断されても前記入力バッファ21ではこ
れを検出することができなくなる。
【0008】そこで前記選択駆動装置では、前記ドライ
バ11,12,13,14の動作をモニタする為の反転型
入力バッファ24,25,26,27にて、各グループ毎
に前記停止スイッチS1,S2,〜S12に対して前記スイッ
チ駆動信号(正電圧)が加えられているか否かをモニタ
するようにしている。このような入力バッファ24,2
5,26,27によるスイッチ駆動信号のモニタによれ
ば、例えば上述したドライバ11の選択的な駆動時に、
前記ドライバ11に対応する入力バッファ24を介して
スイッチ駆動信号が検出されることのみならず、別の入
力バッファ27を介しても前記スイッチ駆動信号が検出
されることから、そのグループにおけるダイオードD1
0,D11,D12のいずれかが短絡(故障)していることを
検出することができる。
【0009】ところがこの状態においては上記ダイオー
ドD10,D11,D12の中のどれが短絡(故障)しているか
は不明である。従ってこの場合には、例えば前記ドライ
バ11を駆動した状態において、第1および第2のドラ
イバ群を選択駆動して前記駆動モータM10,M11,M12を
順に駆動し、前記停止スイッチS10,S11,S12を順に作
動させれば、停止スイッチS12の作動時にダイオードD
12を介して回り込んだスイッチ駆動信号が遮断されるこ
とから、これを以て故障(短絡)しているダイオードが
前記ダイオードD12であることを特定すること可能とな
る。
【0010】しかしながら故障(短絡)しているダイオ
ードを特定するべく、上述したように駆動モータM10,
M11,M12を順に駆動ことは非常に煩わしく、また手間
と時間が掛かることが否めない。本発明はこのような事
情を考慮してなされたもので、その目的は、並列に設け
られた複数のユニットを選択的に駆動する選択駆動装置
において、その誤動作の原因となる故障、特に前記各ユ
ニットの作動を検出する為のスイッチに直列に介挿され
た逆流防止用のダイオードの短絡事故を簡易に検出する
機能を備えた並列ユニットの選択駆動装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、択一的に駆動される複数のユニットにそ
れぞれ組み込まれて各ユニットの作動を検出するスイッ
チを、前記複数のユニットを所定数ずつ分けた第1のグ
ループ毎にその一端側をそれぞれ共通接続すると共に、
前記第1のグループに対してマトリックスをなして上記
各グループ内のユニットをそれぞれ1つずつ指定する第
2のグループ毎にその他端側を逆流防止用のダイオード
をそれぞれ介してそれぞれ共通接続した並列ユニットの
選択駆動装置に係り、前記各スイッチをグループ毎に選
択的に通電駆動するスイッチ駆動手段(ドライバ)と、
前記各スイッチに選択的に加えられたスイッチ駆動信号
を検出する信号検出手段と、前記各スイッチに前記ダイ
オードを介して逆極性(逆向き)のスイッチ駆動信号を
選択的に印加して前記信号検出手段による信号検出を実
行させるチェック手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0012】本発明の好ましい態様は、請求項2に記載
するように前記各スイッチを、常閉型のスイッチとし、
また請求項3に記載するように前記チェック手段を、前
記スイッチ駆動手段により選択的に駆動されたグループ
以外のスイッチにおいてスイッチ駆動信号が検出された
ときにだけ起動することを特徴としている。即ち、本発
明はグループ毎に各スイッチに選択的に加えられたスイ
ッチ駆動信号を検出する信号検出手段によって上記スイ
ッチに接続された逆流防止用のダイオードの故障が上記
グループを単位として検出されたとき、当該グループの
ダイオードに対してスイッチ駆動信号を逆向きに加え、
この信号がダイオードを介してスイッチの他端側に生じ
るか否かを上記信号検出手段を利用して判定すること
で、簡単に故障(短絡)しているダイオードを特定し得
るようにしたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る並列ユニットの選択駆動装置について説
明する。図1は第1の実施形態に係る選択駆動装置の概
略構成を示すもので、基本的には図4に示した従来装置
と同様に構成される。特にこの装置が特徴とするところ
は、ダイオードD1,D2,〜D12をそれぞれ介して所定の
グループ(第2のグループ)毎に共通接続された停止ス
イッチS1,S2,〜S12に対して、上記グループ毎に上記
ダイオードD1,D2,〜D12を介してスイッチ駆動信号を
逆向きに印加する3つのドライバ31,32,33を備え
ている点にある。
【0014】即ち、3個ずつ4つのグループに分けた1
2個のユニットの各停止スイッチS1,S2,〜S12は、各
グループ(第1のグループ)毎にその一端が共通接続さ
れて4つのドライバ11,12,13,14(第3のドラ
イバ群)によりそれぞれ選択的にスイッチ駆動信号(正
電圧)が印加されるようになっている(スイッチ駆動手
段)。またこれらの各ドライバ11,12,13,14の
出力端である、停止スイッチS1,S2,〜S12のグループ
毎に共通接続された信号線には、該信号線上に択一的に
出力される上記スイッチ駆動信号(正電圧)をそれぞれ
検出する為の4つの反転型の入力バッファ24,25,2
6,27がそれぞれ設けられている(信号検出手段)。
【0015】一方、前記各停止スイッチS1,S2,〜S12
の他端には、逆流防止用のダイオードD1,D2,〜D12が
それぞれ順方向に直列接続されている。そして前記停止
スイッチS1,S2,〜S12の他端は、上記ダイオードD1,
D2,〜D12をそれぞれ介して前記各グループ内のユニッ
トをそれぞれ1つずつ指定するグループ(第2のグルー
プ)毎に共通に接続されており、これらの共通接続線に
は前記停止スイッチS1,S2,〜S12からダイオードD1,
D2,〜D12をそれぞれ介して現れる前記スイッチ駆動信
号(正電圧)をそれぞれ検出する為の3つの反転型の入
力バッファ21,22,23がそれぞれ設けられている。
これらの入力バッファ21,22,23は前記ドライバ1
1,12,13,14と相俟って前記停止スイッチS1,S
2,〜S12を択一的に指定してその作動を検出するもの
で、前記スイッチ駆動手段の一部をなす。
【0016】更にはこれらの入力バッファ21,22,2
3にそれぞれ接続された上記各共通接続線には、ドライ
バ31,32,33がそれぞれ接続されており、これらの
各ドライバ31,32,33から前記ダイオードD1,D2,
〜D12に対して前記スイッチ駆動信号が逆向きに選択的
に印加されるようになっている。これらのドライバ3
1,32,33は、ダイオードD1,D2,〜D12の故障(短
絡事故)を検出を実行させるチェック手段としての役割
を担う。
【0017】尚、各ユニットの駆動モータM1,M2,〜M
12は、第1のドライバ群をなすドライバ41,42,4
3,44の選択的な駆動、および第2のドライバ群をな
す反転ドライバ45,46,47の選択的な駆動により、
マトリックス的にその組み合わとして特定されて択一的
に駆動されるようになっている。上述した停止スイッチ
のS1,S2,〜S12の作動検出は、このような駆動モータ
M1,M2,〜M12の択一的な駆動に関連して、当該ユニッ
トの作動状態を検出するべく第1のグループ毎のスイッ
チ駆動信号の印加と、第2のグループ毎の上記スイッチ
駆動信号のモニタ(監視)とにより択一的に実行され
る。
【0018】このように構成された選択駆動装置におい
て本発明が特徴とするところは、図2に制御装置2にお
ける概略的な処理の流れを示すように、停止スイッチS
1,S2,〜S12に対して前記第1のグループ毎にスイッチ
駆動信号を選択的に印加した際、スイッチ駆動信号を加
えたグループ以外の他のグループの停止スイッチS1,S
2,〜S12にも上記スイッチ駆動信号が現れるとき、これ
をそのグループにおけるダイオードD1,D2,〜D12が故
障(短絡)していると判定し、前記ドライバ31,32,
33を駆動することで上記故障(短絡)したダイオード
を特定する機能を備えている点にある。
【0019】この故障検出処理について説明すると、先
ず第1のグループを特定する為のパラメータnと、第2
のグループを特定する為のパラメータkとをそれぞれ
[1]に初期設定する(ステップS1)。この状態で上
記パラメータnで示されるドライバ11,12,13,1
4を択一的に駆動してスイッチ駆動信号(正電圧)を特
定のコモンラインに出力する(ステップS2)。つまり
第1のグループ毎に、停止スイッチS1,S2,〜S12の一
端側にスイッチ駆動信号を印加する。
【0020】この状態において次に前記入力バッファ2
4,25,26,27を介して前記各コモンライン、特に
択一的に駆動したドライバ11,12,13,14の出力
(コモンライン)に上記スイッチ駆動信号が生じている
か否か、同時にその他のコモンラインに上記スイッチ駆
動信号が現れていないか否かを判定する(ステップS
3)。そして択一的に駆動したコモンラインにスイッチ
駆動信号が生じており、且つその他のコモンラインにス
イッチ駆動信号が現れていない場合には、取り敢えずダ
イオードD1,D2,〜D12の故障(短絡)がなく、正常に
機能していると看做す。
【0021】この際、前記停止スイッチS1,S2,〜S12
が常閉型のスイッチであるから、例えば入力バッファ2
1,22,23を用いて、上記停止スイッチS1,S2,〜S
12からダイオードD1,D2,〜D12を介して前記スイッチ
駆動信号がそれぞれ生じていることを確認すれば、これ
を以てダイオードD1,D2,〜D12が故障(切断)してい
ないことを確認することができる。つまりスイッチ信号
を択一的に加えた停止スイッチS1,S2,〜S12の一端側
(コモンライン)にだけスイッチ駆動信号が生じてお
り、また入力バッファ21,22,23の全てが上記スイ
ッチ駆動信号を検出していることと相俟って、このスイ
ッチ駆動信号を加えた第1のグループに属するダイオー
ドD1,D2,〜D12が正常であることを確認することがで
きる。
【0022】しかる後、前記パラメータnをインクリメ
ントし(ステップS4)、該パラメータnが第1のグル
ープの数を越えないことを確認する(ステップS5)。
そして前記ステップS2の処理に戻り、同様にして前記
パラメータnで示される次のドライバを駆動して、その
ときに他のコモンラインにスイッチ駆動信号が現れない
かを判定する(ステップS2,S3)。いずれのドライ
バ11,12,13,14を択一的に駆動した場合におい
ても他のラインにスイッチ駆動信号が発生することがな
いことが確認された場合には、その時点を以てダイオー
ドD1,D2,〜D12に対する故障検出処理を終了する。
尚、前記ドライバ11,12,13,14の択一的な駆動
時に、前記入力バッファ21,22,23を介してスイッ
チ駆動信号が生じていることが確認できれば、ダイオー
ドD1,D2,〜D12に故障(切断)が生じていないことも
同時に確認できる。つまりダイオードD1,D2,〜D12が
全て正常であることが確認できる。
【0023】ところで前述したステップS3において、
スイッチ駆動信号を印加したコモンライン以外に上記ス
イッチ駆動信号が現れている場合には、そのスイッチ駆
動信号が現れたコモンライン(第1のグループ)に属す
るダイオードD1,D2,〜D12に故障(短絡)が生じてい
ると判定する。即ち、短絡したダイオードD1,D2,〜D
12を介してスイッチ駆動信号が停止スイッチS1,S2,〜
S12の一端側(コモンライン)に回り込んでいると判定
される。
【0024】しかしてこの場合には、前記パラメータk
により特定されるドライバ31,32,33を択一的に駆
動し、前記第2のグループ毎に前記ダイオードD1,D2,
〜D12に逆極性にスイッチ駆動信号を印加する(ステッ
プS6)。そしてこのとき前記入力バッファ24,25,
26,27を用いて前記各コモンラインにスイッチ駆動
信号が生じるか否かを判定する(ステップS7)。そし
てコモンラインにスイッチ駆動信号が生じた場合には、
上記ドライバ31,32,33によって特定される第2の
グループに属するダイオードD1,D2,〜D12が短絡して
おり、この結果、短絡したダイオードD1,D2,〜D12か
ら常閉型の停止スイッチS1,S2,〜S12を介して上記ス
イッチ駆動信号が回り込んでいると判定する。そして択
一的に駆動しているドライバ31,32,33(第2のグ
ループ)を示す前記パラメータkと、上記スイッチ駆動
信号が現れたコモンライン(第1のグループ)を示す情
報とをそれぞれ記憶し、これによって故障(短絡)して
いるダイオードを特定する(ステップS8)。
【0025】この処理は前記パラメータkをインクリメ
ントしながら(ステップS9)、該パラメータkの値を
第2のグループの数Kと比較し(ステップS10)、パ
ラメータkが上記値Kを越えるまで繰り返し実行する。
このようにしてドライバ31,32,33を順に択一的に
駆動し、ダイオードD1,D2,〜D12に対して逆極性のス
イッチ駆動信号を与えることで、前記入力バッファ2
4,25,26,27を利用してダイオードD1,D2,〜D1
2の短絡を個別に検出することが可能となる。
【0026】尚、ステップS6からステップS10に示
す処理手順によってダイオードD1,D2,〜D12の短絡を
個別に検出し、故障(短絡)したダイオードを特定した
後には、前記パラメータkを[1]に初期化した後(ス
テップS11)、前述したステップS4からの処理に戻
ることで、次のドライバ11,12,13,14を駆動し
た場合ににも、同様な故障検出処理を実行する。
【0027】かくしてこのように構成され、ドライバ3
1,32,33を順次選択的に駆動してダイオードD1,D
2,〜D12の短絡を個別に検出するチェック機能を備えた
本装置によれば、駆動モータMを順に駆動することなし
に非常に簡単に故障(短絡)したダイオードを特定する
ことができる。しかもドライバ31,32,33を順に駆
動してダイオードD1,D2,〜D12に逆向きのスイッチ駆
動信号を与え、そのときに停止スイッチS1,S2,〜S12
を介して入力バッファ24,25,26,27にスイッチ
駆動信号が現れるか否かを検出するだけなので、入力バ
ッファ24,25,26,27が持つ機能を有効に活用し
て簡易に故障検出を行うことができる等の実用上多大な
る効果が奏せられる。
【0028】ところで本発明は図3に示す如く構成され
た並列ユニットの選択駆動装置にも同様に適用すること
ができる。尚、図3においては6個の商品払出装置(ユ
ニットU1,U2,〜U6)を3個ずつ2つのグループに分
けて各商品払出装置をマトリックス的に択一的に指定
し、これを選択的に駆動する例を示している。しかして
各商品払出装置がそれぞれ備える駆動モータM、常開型
の売り切れスイッチSW1、および常閉型の停止スイッ
チSW2の各一方の端子は、逆流防止用のダイオードD
a,Db,Dcを介して共通接続して1本の共用端子とし、
上記駆動モータM、売り切れスイッチSW1、および停
止スイッチSW2の互いに独立した他方の端子(独立端
子)とからなる計4本の端子をコネクタCを介して制御
装置2に電気的に接続されるように構成されている。
【0029】しかして前記各商品払出装置(ユニットU
1,U2,〜U6)における駆動モータMの一方の独立端子
に前述した如く接続された2つのドライバ41,42を
選択的に駆動すると共に、第2のグループ毎に上記共通
端子に接続された3つの反転ドライバ45,46,47を
選択的に駆動することで、これらの組み合わせによって
特定される商品払い出し装置の駆動モータMだけを択一
的に駆動するものとなっている。尚、前記ドライバ4
1,42の出力端には、該ドライバ41,42が駆動モー
タMに対して第1のグループ毎に印加するモータ駆動信
号(正極電圧)をそれぞれ検出する為の入力バッファ
(検出アンプ)51,52がそれぞそれ設けられてい
る。
【0030】一方、各商品払出装置(ユニットU1,U2,
〜U6)における売り切れスイッチSW1、および停止ス
イッチSW2は、前記第1のグループ毎に共通に接続さ
れ、電流制限用の負荷抵抗R1,R2,R3,R4をそれぞれ
介してドライバ60に接続されている。そしてドライバ
60を駆動することで前記売り切れスイッチSW1、お
よび停止スイッチSW2の各独立端子にそれぞれスイッ
チ駆動信号を与えるものとなっている。尚、売り切れス
イッチSW1は常時は、商品コラム内に収納され商品払
出装置上に載置された商品からの荷重を受けて導通(O
N)し、商品からの荷重が消滅したとき常開状態に復帰
して商品の売り切れを検出するように用いられる。
【0031】しかして前記各商品払出装置の共用端子に
第2のグループ毎に接続された前記反転ドライバ45,
46,47は、その選択的な駆動によって上記共用端子
を接地するもので、これによって前記ドライバ41,4
2の選択的な駆動時には駆動モータMが択一的に駆動さ
れる。またドライバ60の駆動時には、上述した如く第
1のグループ毎に共通接続された前記売り切れスイッチ
SW1および停止スイッチSW2の各共通接続線にそれぞ
れ接続された反転型の入力バッファ61,62,63,6
4により、前記各スイッチSW1,SW2の作動がそれぞ
れ検出されるようになっている。
【0032】基本的には上述した如く回路接続されて択
一的に駆動モータMを駆動し、また売り切れスイッチS
W1および停止スイッチSW2の作動をそれぞれ択一的に
検出するようにした選択駆動装置において、この実施形
態においては前記反転ドライバ45,46,47によって
択一的に接地制御される第2のグループ毎の共通接続
線、つまり共用端子に対して電流制限用の抵抗Ra,Rb,
Rcをそれぞれ介して逆極性の駆動信号を選択的に印加
するドライバ31,32,33が設けられている。即ち、
これらのドライバ31,32,33は、前記各商品払出装
置における共用端子を介して前記ダイオードDa,Db,D
cに対して逆極性の電圧を選択的に印加する如く設けら
れている。
【0033】かくしてこのように構成された選択駆動装
置によれば、先の実施形態と同様に各商品払出装置にお
けるダイオードDa,Db,Dcに異常が認められるとき、
ドライバ51,52,60の駆動を停止させた状態で、チ
ェック機能用のドライバ31,32,33を順に選択的に
駆動すれば、故障(短絡)したダイオードを介して売り
切れスイッチSW1および停止スイッチSW2の独立した
端子に上記駆動信号が現れるので、これを前記入力バッ
ファ61,62,63,64を介して検出することで、内
部的に短絡したダイオードを検出することが可能とな
る。従って先の実施形態と同様に、簡易にして短絡事故
を生じたダイオードを特定し、その対策を講じることが
可能となる。
【0034】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えばここでは6個。12個のユニッ
トをグループ分けして選択的に駆動する例について説明
したが、制御対象とするユニットの数や、グループの数
および1つのグループを構成するユニットの数は、その
仕様に応じて定めれば良いものである。また各ユニット
の駆動機構としては、前述した駆動モータMに限らずプ
ランジャのようなものであっても良い。その他、本発明
はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のユニットの一方の端子を第1のグループ毎に共通接
続し、また他方の端子を逆流防止用のダイオードを介し
て第2のグループ毎に共通接続して、これらの間をマト
リックス的に駆動するようにした選択駆動装置におい
て、前記第2のグループ毎に前記ダイオードを逆向きに
駆動するドライバを備えているので、故障(短絡)した
ダイオードを速やかに、且つ簡単に検出することができ
る。この結果、簡易にして効果的にダイオードの故障
(短絡)に起因する誤動作を未然に防止することができ
る等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【0036】特に自動販売機に適用して複数の商品払出
装置の故障の検出を容易化し、故障に起因する誤動作を
効果的に防ぐことができる等の多大なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る並列ユニットの選択
駆動装置の概略的な構成例を示す図。
【図2】図1に示す選択駆動装置における概略的な処理
手順の流れを示す図。
【図3】本発明の別の実施形態に係る並列ユニットの選
択駆動装置の概略的な構成例を示す図。
【図4】従来の並列ユニットの選択駆動装置の概略的な
構成例を示す図。
【符号の説明】
M(M1,M2,〜M12) 駆動モータ(ユニット) S1,S2,〜S12 停止スイッチ D1,D2,〜D12 ダイオード D21,D22,〜D26 ダイオード R1,R2,R3,R4 負荷抵抗 Ra,Rb,Rc 電流制限用抵抗 2 制御装置 11,12,13,14 ドライバ(スイッチ駆動用) 21,22,23 入力バッファ(検出アンプ) 24,25,26,27 入力バッファ(検出アンプ) 31,32,33 ドライバ(チェック用) 41,42,43,44 ドライバ(駆動モータ駆動用) 45,46,47 反転ドライバ(駆動モータ駆動用) 60 ドライバ(スイッチ駆動用) 61,62,63,64 入力バッファ(検出アンプ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に設けられた複数のユニットを備
    え、各ユニットにそれぞれ組み込まれたスイッチの作動
    を検出して前記各ユニットに対する択一的な駆動を制御
    する選択駆動装置であって、前記各スイッチは、前記複
    数のユニットを所定数ずつ分けた第1のグループ毎にそ
    の一端側をそれぞれ共通接続すると共に、前記第1のグ
    ループに対してマトリックスをなして上記各グループ内
    のユニットをそれぞれ1つずつ指定する第2のグループ
    毎に、その他端側を逆流防止用のダイオードをそれぞれ
    介してそれぞれ共通接続してなり、 前記各スイッチをグループ毎に選択的に通電駆動するス
    イッチ駆動手段と、 前記各スイッチに選択的に加えられたスイッチ駆動信号
    を検出する信号検出手段と、 前記各スイッチに前記ダイオードを介して逆極性のスイ
    ッチ駆動信号を選択的に印加して前記信号検出手段によ
    る信号検出を実行させるチェック手段とを具備したこと
    を特徴とする並列ユニットの選択駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記各スイッチは、常閉型のスイッチか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の並列ユニット
    の選択駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記チェック手段は、前記スイッチ駆動
    手段により選択的に駆動されたグループ以外のスイッチ
    においてスイッチ駆動信号が検出されたときに起動され
    るものである請求項1に記載の並列ユニットの選択駆動
    装置。
JP05975798A 1998-03-11 1998-03-11 並列ユニットの選択駆動装置 Expired - Fee Related JP4100755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05975798A JP4100755B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 並列ユニットの選択駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05975798A JP4100755B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 並列ユニットの選択駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11259744A true JPH11259744A (ja) 1999-09-24
JP4100755B2 JP4100755B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=13122466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05975798A Expired - Fee Related JP4100755B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 並列ユニットの選択駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4100755B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038833A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Rinnai Corp スイッチ入力装置
WO2024045023A1 (zh) * 2022-08-31 2024-03-07 南京迈瑞生物医疗电子有限公司 一种故障检测方法、系统、手术床、医疗设备和存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038833A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Rinnai Corp スイッチ入力装置
WO2024045023A1 (zh) * 2022-08-31 2024-03-07 南京迈瑞生物医疗电子有限公司 一种故障检测方法、系统、手术床、医疗设备和存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4100755B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8589139B2 (en) Method and circuit configuration for simulating fault states in a control unit
JPH0235322B2 (ja)
JP2015527033A (ja) パワー出力段及びその動作方法
WO1993005456A1 (en) Localizing power faults in an electronic pricing display system
JP4100755B2 (ja) 並列ユニットの選択駆動装置
JP7395706B2 (ja) 電動式のブレーキ装置用の電動機を運転するための方法および装置
JP4100754B2 (ja) 並列ユニットの選択駆動装置
JP2001524408A (ja) アクチュエータの回路装置とその検査方法
JPH11259743A (ja) 並列ユニットの選択駆動装置
JPH0317923A (ja) 駆動回路の診断方式
JP2005039385A (ja) 車両用制御装置
JPH11259746A (ja) 並列ユニットの選択駆動装置
JP2927385B2 (ja) 自動販売機の商品選択制御装置
JP3075923B2 (ja) スイッチ信号検出回路
JPH06308906A (ja) 情報表示装置
JPH0236005B2 (ja)
JP2004507828A (ja) 機械の監視方法および装置
JP4164650B2 (ja) A/d回路の故障検出方法およびサーボ装置
JP3156460B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JPS5942706Y2 (ja) 回路要素の故障検出装置
JP3210925B2 (ja) 自動販売機の故障検出機能を備えた商品払出し装置
JPH04237309A (ja) ディジタル制御システム
JPH03149610A (ja) キー入力装置
US4466528A (en) Apparatus for preventing circuit burn-out in multi-price merchandisers
JPH082971Y2 (ja) 過電流防止機能付き電磁駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 6

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees