JPH11259466A - アクセントを用いた文字入力システム - Google Patents

アクセントを用いた文字入力システム

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JPH11259466A
JPH11259466A JP10061702A JP6170298A JPH11259466A JP H11259466 A JPH11259466 A JP H11259466A JP 10061702 A JP10061702 A JP 10061702A JP 6170298 A JP6170298 A JP 6170298A JP H11259466 A JPH11259466 A JP H11259466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accent
character
key
character string
keyboard
Prior art date
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Pending
Application number
JP10061702A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Makino
宏明 牧野
Masaki Saka
正樹 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH11259466A publication Critical patent/JPH11259466A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かな漢字変換の的中率を高める。また、パス
ワード、識別番号などのセキュリティを高める。 【解決手段】 文字を入力するために複数のキーと、前
記キーの一連の押し下げを検出し、文字列を形成する文
字列形成手段と、キーの前記一連の押し下げに応答して
アクセントを検出するアクセント検出手段と、文字列形
成手段で形成された文字列にアクセント検出手段で検出
されたアクセントを付加するアクセント付加手段とを有
する。文字入力に際してキーの一連の押し下げに応答し
てアクセントが検出され、文字列にアクセントが付加さ
れるので、文字列に付加的な意味づけをすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キーボードから
の文字入力システムに関し、より具体的には、変換的中
率を高めたかな漢字変換技術に関する。また、この発明
は、一面においてキー入力のコード化手法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なワープロにおいては、一連のか
な文字で入力される単語または句をかな混じりの漢字か
らなる単語または句に変換することが行われている。こ
の変換は、テーブル型式の辞書ファイルを一連のかな文
字をキーとして検索し、複数の変換候補の中から1つを
選んで変換し、ユーザが他の候補の表示を求めるキー操
作をすると、候補となる複数のかな混じりの漢字が表示
画面に表示される。ユーザがその中から正しいものを選
択することによって変換が確定する。
【0003】また、クレジットカード、商用データベー
ス検索サービス、インターネットその他の通信サービス
において、ユーザの真正さを確認するためパスワード、
識別番号などのキー入力が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】日本語には同音異義語
がたくさんあるため、一回の変換につき候補となる漢字
またはかな混じりの漢字は、数個あり、多いときには数
十の候補が存在する。所望の漢字またはかな混じりの漢
字に変換する精度を高めるため、ワープロに学習効果を
持たせ、前回選択された漢字を優先的に表示することが
行われているが、さらに変換の的中率を高めることが期
待されている。
【0005】また、パスワード、識別番号などのキー入
力においては、より厳密なセキュリティが求められてい
る。
【0006】したがって、この発明の目的は、文字入力
の変換の的中率を高めた文字入力システムを提供するこ
とにある。また、一面においてこの発明の目的は、セキ
ュリティを高めた文字入力システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の文字入力システムは、文字を入力するた
めに複数のキーと、前記キーの一連の押し下げを検出
し、文字列を形成する文字列形成手段と、キーの前記一
連の押し下げに応答してアクセントを検出するアクセン
ト検出手段と、文字列形成手段で形成された文字列にア
クセント検出手段で検出されたアクセントを付加するア
クセント付加手段とを有する。
【0008】この発明によると、文字入力に際してキー
の一連の押し下げに応答してアクセントが検出され、文
字列にアクセントが付加されるので、文字列に付加的な
意味づけをすることができる。
【0009】請求項2に記載される発明は、アクセント
を付加された文字列をキーとして該文字列に対応する漢
字文字列またはかな混じりの漢字文字列を検索すること
のできるかな漢字変換テーブルを有する。この発明によ
ると、かな文字にアクセントという付加的な条件を加え
てかな漢字変換をするので、同音であってもアクセント
の異なる変換候補が排除され、変換の的中率を向上させ
ることができる。
【0010】請求項3に記載される発明は、複数のキー
を有するキーボードに設置された振動センサを備えてお
り、アクセント検出手段は、この振動センサの出力に基
づいてアクセントを検出する。この発明によると、通常
のキーボードに振動センサとその出力からアクセントを
検出する手段を付加するというハードウェア的に比較的
簡単な変更により文字列に付加的な意味づけをすること
ができる。
【0011】請求項4の発明によると、アクセント検出
手段は、前記複数のキーの一連の押し下げのリズムを分
析してアクセントを検出するので、実質的にキーボード
にハードウェア上の変更を加えることなく文字列に付加
的な意味づけをすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態の
文字入力変換システムの全体的な構成を示すブロック図
である。キーボード1は、典型的にはワープロ、パーソ
ナルコンピュータなどのキーボードであるが、銀行のキ
ャッシュディスペンサなどの暗証番号入力用のテンキー
であってもよい。キー検出部2は、キーボードからの信
号に応じて押されたキーを検出する手段である。押され
たキーの検出手法には各種のものがあり、ここではどの
手法を用いてもよい。
【0013】文字列形成部3は、キー検出部2から一連
のキー識別信号を受け取り、これを文字列に変換する。
このシステムがワープロに使用される場合、通常、キー
ボード1において一連のキー押し下げ操作によってアル
ファベットで日本語の単語または句が入力され、押し下
げられた一連のキーがキー検出部2で検出され、文字列
形成部3で順次かな文字に変換される。また、直接かな
文字をキー入力するモードでは、キー検出部で検出され
るそれぞれのキーが文字列形成部3で文字に変換され
る。
【0014】この例では、キーボード1に振動センサ1
0が取り付けられていて、キー入力の際に生じるキーボ
ードの振動に応じた電気信号がアクセント検出部5に送
られる。アクセント検出部5は、振動センサ10からの
信号を増幅する増幅器51を備えている。増幅器51で
増幅された信号は、波形処理部52に送られる。波形処
理部52は、典型的には、増幅された信号からキーの押
し下げによって生じる振動の周波数成分を取り出す帯域
通過フィルタ、およびキー検出部2によるキー押し下げ
の検出と同期してフィルタ出力波形をサンプリングし、
その値を保持するサンプル・アンド・ホールド回路を備
えている。このサンプル・アンド・ホールド回路は、サ
ンプル値からピーク値を取り出してホールドするピーク
検出回路として構成されるのが好ましい。
【0015】比較回路53は、波形処理部52のサンプ
ル・アンド・ホールド回路からの出力Koを受け取り、
これを予め設定された基準レベルrefと比較し、出力
Koが基準レベルrefより大きいとき、アクセント信
号accを出す。基準レベルrefは、予め所定の値を
設定してもよいが、一定期間の出力Koの平均値に所定
の重み付けをして設定し、所定の周期で更新することが
好ましい。こうすることにより、ユーザの個性にしたが
った基準レベルrefが設定され、アクセント検出の精
度が向上する。
【0016】アクセント付与部4は、文字列形成部3か
ら任意の文字を受け取るとき、これとほぼ同じタイミン
グでアクセント検出回路からアクセント信号accが送
られてきていると、この文字にその属性としてアクセン
トありを示すコードACCを付加する。あるいは、属性
に代えてこの文字のすぐ後にアクセント文字♪を挿入し
てもよい。
【0017】ユーザがキーボード1のかな漢字変換キー
を押すことに応答して、アクセント文字♪または、アク
セント属性を含む一連の文字列がアクセント付与部4か
らかな漢字変換部6に送られる。かな漢字変換部6は、
受け取った一連の文字列をキーとして変換テーブル9を
検索し、一致するかな混じり漢字文字列をすべて取り出
して候補表示部7に送る。変換テーブル9は、アクセン
ト文字♪を含む文字列またはアクセント属性を含む文字
列で検索することができるよう予め準備されている。
【0018】かな漢字変換部6は、変換テーブルに含ま
れる学習テーブルを参照して過去に使用された頻度の高
い順に変換候補をならべて候補表示部7に送る。候補表
示部7は、筆頭の変換候補をワープロまたはパーソナル
コンピュータの表示画面に表示し、ユーザが他の変換候
補の表示を求めるキーを押すことに応答して他の変換候
補を表示画面に表示する。ユーザが変換候補の中から適
切な候補を選びこれにマウスを位置づけて確定キーを押
すか、候補の番号を入力すると、確定部8がこれに応答
して選ばれた変換候補への変換を確定させる。
【0019】以上、この発明の実施の形態をかな漢字変
換を例として説明したが、この発明は、これに限らず入
力文字列に付加的な情報を与えるために使用することが
できる。たとえば、パスワードなどの数字、アルファベ
ットなどの文字列にアクセントを付加することにより、
パスワードの冗長性を増大させ暗号性、機密性を高める
ことができる。
【0020】たとえば、従来のパスワード1234の任
意の文字にアクセントを付け、アクセント文字♪を挿入
し、アクセント付きのパスワード、たとえば123♪4
でシステム利用の認証が行われるようにし、アクセント
文字♪は、表示されないようにしておくと、1234の
パスワードが漏洩してもアクセント位置を的中させない
限りシステムへの不正アクセスは阻止される。また、ア
クセント文字を含めたパスワード、たとえば123♪4
が漏洩した場合でも、アクセントの入力方法を知らない
不正利用者はこのパスワードを使うことができない。
【0021】このアクセントは一種のリズムであるか
ら、単に通常の文字を付加してパスワードの冗長性を増
大させるのに比較して、ユーザが記憶しやすく使いやす
いパスワードを作成することができる。
【0022】図1の構成では、キーボード1に取り付け
られた振動センサ10でキーボードの振動を検出してア
クセントを検出したが、アクセントは、次に説明するよ
うに様々な手法を用いて検出することができる。
【0023】図2は、キーボード1に含まれるキーの1
つを示す断面図で、ハウジングに挿入されたスライダ2
2の先端に永久磁石24が取り付けられている。また、
スライダ22の先端部とサポートパネル26との間には
コイル兼用のスプリング25が設けられている。キート
ップ21が押されてスライダ22がハウジング23内を
下降すると、コイル兼用スプリング25に誘導起電力が
生じる。この起電力の大きさは、磁束の変化、したがっ
て磁石24がコイル内を運動する速度に対応するから、
この起電力の大きさからキー押し下げの速度の大小を検
出することができる。この速度が所定の基準値を超える
ときこのキーに関連する文字にアクセントがあると判定
する。
【0024】この場合のシステムの構成は、図1に示す
ものとほぼ同じで、振動センサ10に代えてそれぞれの
キーのコイルに生じる電圧がアクセント検出部5に入力
される。この電圧が増幅整形されて比較器53で基準値
refと比較され、基準値refを超えるときアクセン
トがあると判定され、アクセント信号accがアクセン
ト付与部4に送られる。
【0025】なお、スプリング25は、コイル兼用であ
る必要はなく、スプリングと別個に巻数の大きいコイル
を設けて大きい起電力を生成させるようにすることがで
きる。
【0026】キー検出部2は、キーのコイルに生じた電
圧信号を受け取ってどのキーが押されたかを検出する。
この検出には、周知の走査法を用いる。すなわち、キー
ボード上のすべてのキーは一定のタイミングで走査され
ており、それぞれのキーからの信号はそのキーに走査点
が来たときに検出され、走査点がきた時点でキーが押し
下げられていれば、そのキーの押し下げが検出される。
【0027】キー押し下げの速度を検出する手法とし
て、上記のものの他に電子ピアノのキー検出に使用され
ている光シャッター方式および圧電変換器(ピエゾ素
子)を用いた方法などを使用することができる。
【0028】図3は、この発明のもう1つの実施例にお
けるキーの構造の断面図である。図2に示したキーの磁
石24に代えてバー30が設けられ、スプリング32の
力に抗して圧電変換器(ピエゾ素子)31を押すように
なっている。圧電変換器は、キートップ21が押し下げ
られる力に応じた電気出力を生成する。図1のシステム
構成図を参照すると、振動センサ10に代えて各キーの
圧電変換器31からの電気出力がアクセント検出部5に
入力され、増幅整形された後、基準電圧refと比較さ
れ、基準電圧refを超えるとき、アクセント信号ac
cが出力される。
【0029】図3の例において、圧電変換器31に代え
て感圧抵抗器(導電ゴム)または歪み抵抗器(ストレイ
ンゲージ)などの圧力を電圧に変換する素子を使用する
ことができる。
【0030】図4は、この発明のさらにもう1つの実施
形態のシステムの全体的構成を示すブロック図であり、
従来の一般的なキーボードを用いて、キー入力のリズム
を検出し、アクセントを検出するものである。キーボー
ド1は、従来の一般的なキーボードでアクセントを検出
するための特別な構成は加えられていない。図1のシス
テムの構成と異なるのは、アクセント検出部5の構成で
ある。アクセント検出部5のカウンタ55は、キー検出
部2からのキー検出信号に応答して一定周期のクロック
パルスの計数を開始し、次のキー検出信号を受けるとリ
セットされて新たな計数を開始する。
【0031】ホールド回路56は、リセットされる直前
のカウンタ55の値を予め定めた時間の間ホールドす
る。ホールド回路56にホールドされたカウント値は、
所与のキー検出信号とその次のキー検出信号との間の経
過時間に対応する。ホールド回路56にホールドされた
カウント値が比較回路57で基準値refと比較され、
これを超えるときアクセント検出信号accがアクセン
ト付与部4に送られる。つまり、1回のかな漢字変換の
対象となる一連の文字入力の中でキー押し下げの間隔の
長い部分にアクセントがあると判定する。
【0032】図4のシステムにおけるその他の部分の構
成は、図1のシステムと同じなので説明を省略する。図
4の実施形態によると、アクセントを検出するために専
用のキーボードを必要とせず、従来のキーボードを使用
する入力からアクセントを検出することができる。
【0033】以上にこの発明の実施の形態を具体例を用
いて説明したが、この発明はこのような実施形態に限定
されるものではない。
【0034】
【発明の効果】この発明によると、文字入力に際してキ
ーの一連の押し下げに応答してアクセントが検出され、
文字列にアクセントが付加されるので、文字列に付加的
な意味づけをすることができる。
【0035】請求項2に記載される発明によると、かな
文字にアクセントという付加的な条件を加えてかな漢字
変換をするので、同音であってもアクセントの異なる変
換候補が排除され、変換の的中率を向上させることがで
きる。
【0036】請求項3に記載される発明によると、通常
のキーボードに振動センサとその出力からアクセントを
検出する手段を付加するというハードウェア的に比較的
簡単な変更により文字列に付加的な意味づけをすること
ができる。
【0037】請求項4の発明によると、アクセント検出
手段は、前記複数のキーの一連の押し下げのリズムを分
析してアクセントを検出するので、実質的にキーボード
にハードウェア上の変更を加えることなく文字列に付加
的な意味づけをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のシステムの全体的構成
を示すブロック図。
【図2】磁石とコイルを用いたキーの断面図。
【図3】圧電変換器を用いたキーの断面図。
【図4】この発明の他の実施形態のシステムの全体的構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 キーボード 2 キー検出手段 3 文字列形成手段 4 アクセント付与手段 5 アクセント検出手段 6 かな漢字変換手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字を入力するために複数のキーと、 前記キーの一連の押し下げを検出し、文字列を形成する
    文字列形成手段と、 前記キーの前記一連の押し下げに応答してアクセントを
    検出するアクセント検出手段と、 前記文字列形成手段で形成された文字列に前記アクセン
    ト検出手段で検出されたアクセントを付加するアクセン
    ト付加手段と、 を有する文字入力システム。
  2. 【請求項2】前記文字入力システムは、アクセントを付
    加された文字列をキーとして該文字列に対応する漢字文
    字列またはかな混じりの漢字文字列を検索することので
    きるかな漢字変換テーブルを有する請求項1に記載の文
    字入力システム。
  3. 【請求項3】前記文字入力システムは、前記複数のキー
    を有するキーボードに設置された振動センサを備えてお
    り、前記アクセント検出手段は、前記振動センサの出力
    に基づいてアクセントを検出する請求項1に記載の文字
    入力システム。
  4. 【請求項4】前記アクセント検出手段は、前記複数のキ
    ーの一連の押し下げのリズムを分析してアクセントを検
    出する請求項1に記載の文字入力システム。
JP10061702A 1998-03-12 1998-03-12 アクセントを用いた文字入力システム Pending JPH11259466A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241014A1 (en) * 2001-03-12 2002-09-18 Esselte N.V. Printing device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241014A1 (en) * 2001-03-12 2002-09-18 Esselte N.V. Printing device
US6916129B2 (en) 2001-03-12 2005-07-12 Esselte Printing device
US7144168B2 (en) 2001-03-12 2006-12-05 Esselte Printing device

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