JP2007018087A - 生体情報を用いたコード生成装置及びその方法 - Google Patents

生体情報を用いたコード生成装置及びその方法 Download PDF

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恒二 実井
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Yoshimasa Sekiya
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正義 鎌田
Harutaka Tanaka
春孝 田中
Hiroaki Kiyota
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Abstract

【課題】認証システムの運用体系において、ユーザの利便性と信頼性との向上を図ることが可能な技術を提供する。
【解決手段】生体情報の入力部と、複数の生体情報パターンと、各生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを記憶した記憶部と、入力された生体情報に対応する複数の生体情報パターンの一つを抽出し、抽出した生体情報パターンに割り当てられたコードを取得するコード生成部と、コード生成部で取得されたコードを出力する出力部とを含む生体情報を用いたコード生成装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報を用いてコードを生成する装置及びその方法に関する。
従来の認証システムでは、暗証番号やパスワードのような認証コードを用いた個人認証が実施されている。多くのケースでは、ユーザは、自身に関係する情報(例えば、生年月
日や電話番号)を用いて認証コードを設定している。この場合、他人が個人情報から認証
コードを類推し、不正な個人認証が行われるという問題が発生する。
この問題に鑑み、他人が容易に類推できない認証コードを設定することが考えられる。しかし、この場合には、ユーザ自身が認証コードを忘却してしまうおそれがある。また、ユーザが忘却を回避するために作成したメモ等から、他人が認証コードを知るおそれがある。
近年では、生体情報を用いた認証システムが提供され始めている。しかし、生体情報は取り替えのきかない情報である。このため、プライバシー保護上の問題が生じる。
或いは、ユーザが、個人の身体的な情報をシステムに登録することに抵抗を感じるという問題もある。さらには、個人認証のための基盤システムの再構築が必要となり、莫大なコストが生じるという問題もある。
本発明に係る先行技術文献としては、以下の文献に開示されたものがある。
WO01/042938号公報
本発明の目的は、認証システムの運用体系において、ユーザによる認証コードの記憶あるいは記録行為、および生体情報の登録行為、を排除することにより利便性及び信頼性を向上させることが可能な技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の手段を採用する。
即ち、本発明は、
生体情報の入力部と、
複数の生体情報パターンと、各生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを記憶した記憶部と、
入力された生体情報に対応する複数の生体情報パターンの一つを抽出し、抽出した生体情報パターンに割り当てられたコードを取得するコード生成部と、
前記コード生成部で得られたコードを出力する出力部と
を含む生体情報を用いたコード生成装置である。
好ましくは、本発明は、コード形式の入力部と、
前記コード生成部で得られたコードを、入力されたコード形式に従って加工するコード加工部と、をさらに含み、
前記出力部は、加工されたコードを出力する。
また、好ましくは、本発明は、コードの加工パターンの入力部と、
入力された加工パターンに従って前記コード生成部で得られたコードを、入力された加工パターンに従って加工するコード加工部と、をさらに含み、
前記出力部は、加工されたコードを出力する。
また、好ましくは、本発明は、前記コード生成部が、前記生体情報の入力部から複数の生体情報が入力された場合に、各生体情報に対応する生体情報パターンを抽出し、抽出された各生体情報パターンに対応する複数のコードを取得し、これらの複数のコードから新たなコードを生成する。
また、本発明は、入力部,複数の生体情報パターンと各生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを記憶した記憶部,コード生成部,及び出力部を含むコード生成装置において、
前記コード生成部が、前記記憶部を参照して、前記入力部から入力された生体情報に対応する複数の生体情報パターンの一つを抽出し、抽出した生体情報パターンに割り当てられたコードを取得し、
前記出力部が、取得されたコードを出力する
ことを含む生体情報を用いたコード生成方法である。
本発明によれば、認証システムの運用体系において、ユーザによる認証コードの記憶あるいは記録行為、および生体情報の登録行為、を排除することにより利便性及び信頼性を向上させることが可能な技術を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈第1実施形態〉
図1は、本発明によるコード生成装置の第1実施形態(コード生成装置10)の構成例を示す図である。
《第1実施形態の構成例》
図1において、コード生成装置10は、ユーザの生体情報を入力するための生体情報入力部1と、生体情報を用いてコードを生成するコード生成部2と、コードを生成するためにコード生成部2によって参照されるテンプレート格納部3と、コード生成部4で生成されたコードを表示するコード表示部5(出力部に相当)とを備えている。
生体情報入力部1は、ユーザの生体情報を得るためのセンサを含む。生体情報として、例えば、指紋,虹彩,網膜,及び血管(静脈)の少なくとも1つを適用することができる。
指紋が生体情報として適用される場合には、生体情報パターン(サンプル)と比較すべき指紋情報の検出(読取)方法として、パターンマッチング法(イメージマッチング法),マニューシャ方式(特徴点抽出照合法),マニューシャリレーション方式,チップマッチング方式,周波数解析法のような様々な読取方法を適用することができる。
コード生成部2は、生体情報入力部1で入力された生体情報に対応する複数の生体情報サンプルの一つを抽出する。コード生成部2は、生体情報サンプルを抽出するため、テンプレート格納部3を参照する。
テンプレート格納部3は、複数の生体情報テンプレート30を格納する。各生体情報テンプレート30は、生体情報パターン(サンプル)と、この生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを含んでいる(図10参照)。
生体情報は、複数のタイプに分類することができる。生体情報パターンは、生体情報の複数のタイプのいずれかに応じたパターンの一つである。複数の生体情報パターンは、相互に異なっており、入力される生体情報は、複数の生体情報パターンのいずれか1つに当てはめることができる。
生体情報パターンとしてのサンプルは、モニタとしての人物から入手されたものでも良く、人工的に作成されたものでも良い。コードは、数字,英字(アルファベット),記号,その他の文字の少なくとも1つからなる任意の桁数を持つ文字列である。
コード生成部2は、生体情報入力部1から生体情報を受け取ると、テンプレート格納部3内の各生体情報テンプレート30を参照し、生体情報と各生体情報パターンとを比較する。比較結果に基づき、コード生成部2は、例えば、生体情報と最も類似する生体情報パターンを、生体情報に対応するパターンとして抽出することができる。
但し、本発明では、複数のパターンの中から、一つのパターンを抽出できれば良い。このため、コード生成部2は、生体情報との類似度が最も低い生体情報パターンを抽出しても良い。或いは、コード生成部2は、生体情報との類似度がn番目(nは自然数)に高い生体情報パターンを抽出しても良い。
コード生成部2は、生体情報パターンを抽出すると、そのパターンに割り当てられているコードを取得する(読み出す)。その後、コード生成部2は、取得したコードをコード表示部4に入力する。
コード表示部4は、コードを表示する表示面(図9参照)を有する表示装置と、その表示制御装置などからなる。コード表示部4の表示制御装置は、コード生成部2から受け取ったコードを、表示装置の表示面に表示する。
上述した構成において、コード生成部2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ,このプロセッサによって実行されるプログラムやプログラムの実
行時に使用されるデータを格納した記憶装置(メモリ),入出力インタフェース等から構成され、プロセッサがプログラムを実行することによって得られる機能として実現することができる。また、テンプレート格納部3は、コード生成部2によって使用される記憶装置(メモリ:記憶部)上に作成される。
《第1実施形態の動作例》
図2は、コード生成装置10(第1実施形態)における動作例を示すシーケンス図である。図2において、生体情報に基づいたコードが欲しいユーザは、最初に、生体情報入力部1にて生体情報を入力する(ステップS1)。入力された生体情報は、コード生成部2に通知される(ステップS2)。
コード生成部2は、生体情報を受け取ると、テンプレート格納部3に格納されている複数の生体情報テンプレート30を参照し(読み出し)(ステップS3)、各生体情報テンプレート30に格納された生体情報パターンと生体情報との照合(例えば、パターンマッチン
グ)を行う(ステップS4)。
このとき、コード生成部2は、例えば、生体情報に最も類似した生体情報パターンを抽
出し、この生体情報パターンに割り当てられたコードを取得する(ステップS5)。コード生成部2は、取得したコードをコード表示部4に通知する(ステップS6)。
コード表示部2は、通知されたコードを表示する(ステップS7)。ユーザは、コード表示部2によって表示されたコードを参照することで、所望のコードを知ることができる。
《第1実施形態の効果》
第1実施形態によると、ユーザが、生体情報をコード生成装置10に入力すると、生体情報に応じたコードがコード表示部5に表示される。これによって、ユーザは、所望のコードを得ることができる。ユーザが得たコードは、認証システムにおける認証コードとして利用することができる。即ち、ユーザは、認証システムに対し、コード生成装置10から得たコードを認証コードとして登録した後、当該コードを用いて個人認証を行うことができる。
第1実施形態によれば、ユーザは、コード生成装置10を用いて、自己の個人情報と何ら関係のない認証コードを得ることができる。このような認証コードを認証システムに登録しておけば、他人がユーザの個人情報から認証コードを類推することはできない。
また、ユーザが、認証コードを忘却したとしても、コード生成装置10を用いて、認証システムに既に登録された認証コードと同一の、或いは新たな認証コードを得ることができる。このため、ユーザは、認証コードを記憶したり、メモや手帳のような記録媒体に記録したりする必要がない。以上によって、ユーザの利便性の向上が図られる。
また、第1実施形態では、ユーザの生体情報は、コード生成装置10内において、対応するコードを割り出すために一時的に使用され、コードが取得された後は不要となる。このため、コード生成装置10は、ステップS5の処理が終了すると、生体情報を消去する。
これによって、ユーザの生体情報が他人に盗まれることを防止することができる。即ち、生体情報に対する高いセキュリティを確保することができる。従って、ユーザからの信頼性を高めることができる。また、生体情報は、コード生成装置10内で登録されないので、ユーザの生体情報の登録に対する抵抗感は生じない。
また、第1実施形態によれば、コードの一意性を高めることで、生体情報並の独自性を確保することが可能である。これによって、生体情報認証レベルのセキュリティを実現することが可能となる。
〈第2実施形態〉
次に、本発明によるコード生成装置の第2実施形態(コード生成装置10A)について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と共通点を含むので、主として相違点について説明する。
《第2実施形態の構成例》
図3は、第2実施形態(コード生成装置10A)の構成例を示す図である。図3に示すコード生成装置10Aは、図1に示したコード生成装置10に、コード形式入力部5と、コード加工部6とを追加したものである。
コード形式入力部5は、コード表示部4に表示されるコードのコード形式をユーザが指定するための情報を入力するために備えられる。コード形式は、コードを構成する文字の種類,桁数などを含む。コード形式入力部5は、例えば、ユーザがコード形式を入力する
ための入力装置(例えば、キーボード,ボタン)と、入力内容が表示される表示装置とを含む。このとき、表示装置にコード形式の選択肢が表示され、ユーザが所望の選択肢を入力装置(例えばポインティングデバイス)で指定するように構成されていても良い。
コード加工部6は、コード生成部2が、テンプレート格納部3から取得したコードを、コード形式入力部5から入力されたコード形式に従って加工する。例えば、コード加工部6は、入力されたコード形式に従って、コード中の文字の種類を変更したり、コードの桁数を変更したりする。コード加工部6は、コードの加工が終了すると、加工されたコードをコード生成部2に渡す。
コード加工部6は、CPU等のプロセッサ,このプロセッサによって実行されるプログラムやプログラムの実行時に使用されるデータを格納した記憶装置(メモリ),入出力インタフェース等から構成され、プロセッサがプログラムを実行することによって得られる機能として実現することができる。
《第2実施形態の動作例》
図4は、コード生成装置10A(第2実施形態)の動作例を示すシーケンス図である。図4に示す動作例は、図2に示した動作例におけるステップS5とステップS7との間に、ステップS11〜S15が挿入された状態となっている。このため、ステップS11〜S15を中心に説明する。
ステップS11では、ユーザは、コード形式入力部5を用いて、コード形式を入力(指
定)する。コード形式入力部5は、入力されたコード形式をコード加工部6に通知する(ステップS12)。コード加工部6は、通知されたコード形式を保持する。
ステップS5で、コード生成部2が、生体情報に対応するコードを入手すると、コード生成部2は、そのコードをコード加工部6に通知し、コードの加工を要求する(ステップ
S13)。
コード加工部6は、コードをコード生成部2から受け取ると、ステップS12で得たコード形式に従って、当該コードを加工する(ステップS14)。コードの加工が終了すると、コード加工部6は、加工されたコード(加工コード)を、コード加工結果としてコード生成部2に通知する(ステップS15)。
コード生成部2は、加工コードを受け取ると、この加工コードをコード表示部4に通知する(ステップS6)。コード表示部4は、加工コードを表示する。これによって、ユーザは、表示された加工コードを参照することで、自身が指定したコード形式を持つコードを得ることができる。
《第2実施形態の効果》
第2実施形態によれば、第1実施形態で説明した効果に加えて、以下の効果を得ることができる。即ち、ユーザは、自己の所望するコード形式でコードを得ることができる。即ち、ユーザの使用する認証システムに応じた桁数や、文字の種類で、認証システムに登録すべきコードを得ることができる。従って、ユーザの利便性をさらに高めることができる。
〈第3実施形態〉
次に、本発明によるコード生成装置の第3実施形態(コード生成装置10B)について説明する。第3実施形態は、第1及び2実施形態と共通点を含むので、主として相違点について説明する。
《第3実施形態の構成例》
図5は、第3実施形態(コード生成装置10B)の構成例を示す図である。図5に示すコード生成装置10Bは、図3に示したコード生成装置10Aに、加工パターン入力部7を追加したものである。
加工パターン入力部7は、コード表示部4に表示されるコードの加工パターンをユーザが指定するための情報を入力するために備えられる。加工パターン入力部7は、例えば、ユーザが加工パターンを入力するための入力装置(例えば、キーボード,ボタン)と、入力内容が表示される表示装置とを含む。このとき、表示装置に加工パターンの選択肢が表示され、ユーザが所望の選択肢を入力装置(例えばポインティングデバイス)で指定するように構成されていても良い。
コード加工部6は、コード形式入力部5から入力されたコード形式と、加工パターン入力部7から入力された加工パターンとに従って、テンプレート格納部3から得られたコードを加工する。但し、コード加工部6は、加工パターン入力部7から入力された加工パターンのみに従って、コードを加工することもできる。
《第3実施形態の動作例》
図6は、コード生成装置10B(第3実施形態)の動作例を示すシーケンス図である。図6に示す動作例は、図4に示した動作例に、ステップS21及びS22が追加された状態となっている。このため、ステップS21及び22を中心に説明する。
ステップS21では、ユーザは、加工パターン入力部7を用いて、コードの加工パターンを入力(指定)する。入力された加工パターンは、加工パターン入力部7からコード加工部6へ通知される(ステップS22)。コード加工部6は、加工パターンを保持する。
その後、コード生成部2がステップS5で得たコードの加工をコード加工部6に要求すると(ステップS13)、コード加工部6は、自身が保持したコード形式及び加工パターンに従って、コード生成部2から通知されたコードを加工する(ステップS14)。
加工されたコードは、コード生成部2を経由して(ステップS15)、コード表示部5に通知され(ステップS6)、コード表示部5で表示される(ステップS7)。これによって、ユーザは、自己が指定したコード形式及び加工パターンに応じたコードを得る(知る)ことができる。
《第3実施形態の効果》
第3実施形態によれば、第1及び第2実施形態で説明した効果に加え、次の効果を得ることができる。即ち、コードが加工パターンに従って加工されるので、同じ生体情報及びコード形式であっても、ユーザは、加工パターン毎に異なるコードを得ることができる。従って、入力される生体情報によって、出力されるコードが固定されてしまうことを簡易な構成で防止することができる。
〈第4実施形態〉
次に、本発明によるコード生成装置の第4実施形態(コード生成装置10C)について説明する。第4実施形態は、第1〜3実施形態と共通点を含むので、主として相違点について説明する。
《第4実施形態の構成例》
図7は、第4実施形態(コード生成装置10C)の構成例を示す図である。図7に示すコ
ード生成装置10Cは、図5に示したコード生成装置10Bに、生体情報数入力部8が追加されたものである。
第1〜第3実施形態では、1つの生体情報が入力される。これに対し、第4実施形態では、単数又は複数の生体情報が生体情報入力部1から入力される。複数の生体情報が入力された場合、コード生成装置10Cは、各生体情報に対応するコードを取得し、この取得したコードを用いて新たなコードを生成し、出力する。
複数の生体情報は、同種類の生体情報であっても良く、異種類の生体情報であっても良い。但し、異種類の生体情報が入力される場合には、それぞれの生体情報を検知可能なセンサが生体情報入力部1に備えられる。
例えば、同種類の生体情報として、複数の指(例えば、人差し指と中指)の指紋を入力することを考えることができる。また、異種類の生体情報として、指紋,虹彩,網膜,血管のうちの少なくとも2以上を入力することを考えることができる。
生体情報数入力部8は、入力される生体情報の数を入力するために備えられる。生体情報数入力部8は、例えば、ユーザが生体情報数を入力するための入力装置(例えば、キー
ボード,ボタン)と、入力内容が表示される表示装置とを含む。このとき、表示装置に生
体情報数の選択肢が表示され、ユーザが所望の選択肢を入力装置(例えばポインティング
デバイス)で指定するように構成されていても良い。
生体情報数は、コード生成部2が、新たなコードを生成するか否かを判断するための情報として入力される。即ち、コード生成部2は、生体情報が入力される前に、生体情報数入力部8から入力される生体情報数を受け付ける。
このとき、生体情報数が1である場合には、コード生成部2は、その後に入力される1つ目の生体情報に対応するコードを取得した段階で、そのコードをコード表示部5へ通知する。
これに対し、生体情報数が2以上である場合には、コード生成部2は、その後に入力される2以上の生体情報にそれぞれ対応する複数のコードを取得し、これらを元に新たなコードを生成する。その後、コード生成部2は、新たなコードをコード表示部5へ通知する。
また、第4実施形態では、テンプレート格納部3は、複数の生体情報にそれぞれ応じた生体情報テンプレート群が用意される。例えば、最大二つの生体情報(第1及び第2の生
体情報)が入力される場合には、図7に示すように、第1の生体情報に応じた複数の生体
情報テンプレート30A(第1の生体情報テンプレート群)と、第2の生体情報に応じた複数の生体情報テンプレート30B(第2の生体情報テンプレート群)とが、テンプレート格納部3に格納される。
なお、第4実施形態では、コード生成装置10Cの構成を簡易にする(例えば、コード
生成部2による生体情報テンプレート群の選択を容易にする)ため、複数の生体情報の入
力順は固定されている。即ち、1つの生体情報のみが入力される場合には、ユーザは、生体情報テンプレート30A(第1の生体情報)に応じた生体情報のみを入力する。
《第4実施形態の動作例》
図8は、コード生成装置10C(第4実施形態)の動作例を示すシーケンス図である。第4実施形態では、ユーザは、精度や一意性が高い生体情報に基づいたコードを所望する場
合には、複数の生体情報を入力することができる。図8に示すシーケンスでは、ユーザが2種(二つ)の生体情報を入力する例が示されている。
図8において、ユーザは、最初に、生体情報数入力部8を用いて、生体情報数(ここで
は2)を入力する(ステップS31)。生体情報数は、生体情報数入力部8からコード生成
部2へ通知される(ステップS32)。すると、コード生成部2は、新規コード生成の元となる生体情報の数(コード生成の元データ数)として、生体情報数“2”を設定する(保持
する)。設定は、例えば、コード生成部2が持つレジスタに対して行われる。
ユーザは、生体情報数を入力すると、生体情報の入力順に従って生体情報を入力する。ユーザが生体情報入力部1から、第1の生体情報(生体情報1)を入力すると(ステップS
34)、生体情報1は、コード生成部2に通知される(ステップS35)。
コード生成部2は、生体情報1を受け取ると、テンプレート格納部3に格納された生体情報1に対応する複数の生体情報テンプレート30Aを参照し(ステップS36)、生体情報サンプルと生体情報1との照合(例えば、パターンマッチング)を行い(ステップS37)、対応する生体情報サンプルの1つに割り当てられたコード(コード1と称する)を取得する(ステップS38)。
ユーザが、生体情報1に続いて第2の生体情報(生体情報2)を入力すると(ステップS
39)、生体情報2はコード生成部2に通知される(ステップS40)。すると、コード生
成部2は、生体情報2に対応する複数の生体情報テンプレート30Bを用いて、上記したステップS36〜S38と同様の動作を行い、生体情報2に対応するコード(コード2)を取得する(ステップS41〜S43)。
ところで、コード生成部2は、元データ数を設定すると、図示しないカウンタをリセット(零に設定)し、生体情報を生体情報入力部1から受け取る毎に、カウンタ値を1つ増加させる。また、コード生成部2は、カウンタ値を増加したときには、カウンタ値と元データ数とを対比する。
カウンタ値が元データ数より小さい場合には、コード生成部2は、次に入力される生体情報が存在すると判断し、次の生体情報の通知を待つ。これに対し、カウンタ値が元データ数以上の場合には、コード生成部2は、新規コードを作成するためのコードが揃ったと判断する。この場合、コード生成部2は、これまでに生成した(取得した)複数のコード(
ここでは、コード1及び2)を元に、新規のコード(コード3と称する)を生成する(ステップS44)。
その後、コード3は、コード生成部2からコード表示部4へ通知され(ステップS45)、コード表示部4にて表示される(ステップS46)。これによって、ユーザは、生体情報1及び2に応じたコード3を知ることができる。
なお、第4実施形態のこれまでの説明において、コード形式入力部5,コード加工部6,加工パターン入力部7は使用されていない。このため、これらの省略が可能である。但し、コード形式入力部5や加工パターン入力部7でコード形式や加工パターンが入力され、コード生成部2が生成したコード3を、コード加工部6がコード生成部2から受け取り、コード形式や加工パターンに従って加工するようにしても良い。この場合、コード3が加工された加工コードがユーザに提供される。
《第4実施形態の効果》
第4実施形態によれば、第1〜第3の実施形態における効果に加えて、次の効果を得る
ことができる。即ち、第4実施形態によれば、複数の生体情報からそれぞれ得たコードを元に新規コードが生成される。新規コードは、1つの生成情報から作成されるコードに比べて、精度や一意性が高まっている。このようなコードをユーザに提供することができる。
〈具体例1〉
次に、具体例として、上述したコード生成装置の第1〜4実施形態(コード生成装置1
0,10A,10B及び10C)に適用可能な入出力装置及び生体情報テンプレートについ
て説明する。
図9は、生体情報入力部1,コード形式入力部5,加工パターン入力部6,生体情報数入力部8,及びコード表示部4の外観構成例を示す図であり、図10は、テンプレート格納部3に格納される複数の生体情報テンプレートの例を示す図である。具体例1では、生体情報として指紋が適用された例について説明する。以下の具体例1の説明では、第1〜第4の実施形態と同じ点に関しては、説明を省略してある。
図9に示す例では、生体情報入力部1として、ユーザの指紋画像を得るためのエリア型の指紋センサが示されている。指紋センサの読取方式は、光学式,半導体式(容量計測式),感熱式のいずれであっても良い。また、指紋センサとして、スイーブ型の指紋センサを適用することができる。
生体情報入力部1の指紋センサのセンサ面に対し、ユーザが所定の指を押し当てると、指紋センサはその指の指紋を読み取る。読み取られた指紋の画像情報は、コード生成部2に入力される。
また、図9に示す例では、コード形式入力部5,加工パターン入力部6,及び生体情報数入力部8の一部として共通に使用される入力装置11と、コード形式入力部5の一部として機能するコード形式の表示欄12と、加工パターン入力部6の一部として機能する加工パターンの表示欄13と、生体情報数入力部8の一部として機能する生体情報の入力数の表示欄14とが示されている。
入力装置11は、複数のキー及びボタンを有している。複数のキー及びボタンは、表示欄12,13及び14のいずれかを選択するためのキー又はボタンが含まれており、ユー
ザは、当該キー又はボタンを用いて、表示欄を選択する異ができる。
表示欄12が選択された状態において、入力装置11を操作すると、コード形式を示す数値(例えばコードの桁数)が、表示欄12に表示される。その後、入力装置11に含まれる確定キー又はボタンが押されると、表示欄12に表示された数値が、コード形式としてコード加工部6に通知される。
また、表示欄13が選択された状態において、ユーザは、入力装置11を操作し、加工パターンを特定する文字列(例えば、加工パターン名)を入力することができる。このとき、入力された文字列が、表示欄13に表示される。その後、入力装置11に含まれる確定キー又はボタンが押されると、表示欄13に表示された文字列が、加工パターンとしてコード加工部6に通知される。
また、表示欄14が選択された状態において、ユーザは、入力装置11を操作し、生体情報数を示す数値を入力することができる。このとき、入力された数値が、表示欄14に表示される。その後、入力装置11に含まれる確定キー又はボタンが押されると、表示欄14に表示された数値が、生体情報数として、コード生成部2に通知される。
コード表示部4は、図9に示されるような、コードを構成する文字列の表示面を備える。なお、第1実施形態では、図9に示した構成のうち、入力装置11並びに表示欄12,
13及び14を省略可能である。また、第2実施形態では、表示欄13及び14を省略可能である。また、第3実施形態では、表示欄14を省略可能である。さらに、第4実施形態では、表示欄12及び13を省略可能である。
具体例1では、パターンマッチング法によって、生体情報(指紋情報)に対応するコードが生成される。このため、テンプレート格納部3は、図10に示すような、複数の生体情報テンプレート(指紋テンプレート情報)30を有している。
図10において、各生体情報テンプレート30は、パターンマッチングに使用される指紋のサンプル画像(指紋テンプレート:サンプルに相当)と、このサンプル画像に割り当てられた(付与された)、サンプル画像間で一意のコードとを有している。サンプル画像は、モニタとしての人物から入手されたものであっても良く、人工的に作成されたものであっても良い。
また、第4実施形態のように、複数種類の指紋(例えば、人差し指の指紋と中指の指紋)が入力される場合には、各指の指紋に応じた生体情報テンプレート群を、テンプレート格納部3に予め格納しておくことができる。
具体例1において、指紋よりコードを作成したいユーザが、生体情報入力部1の指紋センサに人差し指を押付けると、指紋情報(指紋画像情報)がコード生成部2に通知される。
コード生成部2では、受信した指紋情報と、テンプレート格納部3に格納されている指紋テンプレート情報(生体情報テンプレート30)の指紋テンプレート(サンプル画像)とを比較し、最も類似している指紋テンプレートを1つ抽出する。
コード生成部2は、抽出した指紋テンプレートに付与されているコードを取得し、コード表示部4へ通知する。コード表示部4では、通知されたコードを表示面に表示する。これによって、ユーザは、自分の指紋から生成されたコードを知ることができる。
なお、上記の説明では人差し指を用いたが、ユーザが指紋情報入力に使用する手または指を変えることで、上記とは別のコードを生成することも可能である(パターンマッチン
グの結果が変わるため)。
なお、具体例1では、パターンマッチング法で、サンプル画像が抽出される例について示した。パターンマッチング法に代えて、他の指紋照合法(例えば、マニューシャ方式、
マニューシャリレーション方式、周波数解析法)が適用される場合には、適用される照合
法に応じたサンプルが、生体情報テンプレート30に登録される。
〈具体例2〉
次に、具体例2として、第2及び第3の実施形態で説明したコード形式に係る具体例について説明する。図11A及び図11Bは、コード形式入力部5の具体例を示す図であり、図12は、コード形式に従ったコード加工の具体例を示す図である。以下の具体例2の説明において、第2及び第3の実施形態と同一の点については、説明を省略してある。
コードを作成したいユーザは、生成したいコードの形式をあらかじめコード形式入力部5を用いて入力しておく。図11A及び図11Bに示すように、コードの形式として、例えば、使用可能な文字の種類(数字、半角英数字、記号など)や、コードの桁数を入力(指
定)することが可能である。
入力方法としては文字の種類や桁数などのコード形式を構成する要素の値をユーザに直接入力させる構成としても良い。或いは、予めコード生成装置にいくつか設定しておいたコード形式の中から選択させるようにしても良い。
ユーザが、より複雑なコード形式を入力するためには、コード形式入力部5にテキスト入力エリアを用意し、正規表現(文字の出現順序や繰り返し回数などの文字列パターンを
表記する方法)をユーザに入力させる方法を考えることができる。正規表現は文字列のパ
ターンマッチングなどで使用されている表記法である。
図11Aに示す具体例では、コード形式入力部5は、文字種の選択欄21と、桁数の表示欄22と、入力装置23とからなる。入力装置23は、例えば、ユーザが所望する文字種を指定する(チェックを入れる)ためのキー,ボタン,又はポインティングデバイスと、桁数を入力するためのテンキーとを含んでいる。ユーザは、入力装置23の操作によって、文字種を、数字,アルファベット,記号,及びこれらの任意の組み合わせから選択することができる。また、桁数として、任意の数を入力可能である。入力装置23で指定入力された文字種及び桁数は、コード形式としてコード加工部6に通知される。
図11Bに示す例では、コード形式入力部5は、文字種の選択欄24と、桁数の表示欄25と、入力装置26とからなる。入力装置26は、例えば、選択欄24のプルダウンメニューを開いてユーザが所望する文字種のメニューを指定するためのキー,ボタン,又はポインティングデバイスと、桁数を入力するためのテンキーとを含んでいる。ユーザは、入力装置26の操作によって、文字種を、数字,半角英数字,半角英数字+記号のいずれかから選択することができる。また、桁数として、任意の数を入力可能である。入力装置26で指定入力された文字種及び桁数は、コード形式としてコード加工部6に通知される。
次に、コード加工部6による、コード形式に従ったコード加工の具体例として、生体情報から得られた30桁のコード“000101001100000010010001011110”を、コード形式“4桁”及び“7桁”に従ったコードに加工する場合の処理例を、図12を用いて説明する。
図12において、生体情報が生体情報入力部1から入力されると(図12〈1〉)、コード生成部2は、例えば第2及び3実施形態で説明した手法を用いて、生体情報に応じたコード(30桁)を取得する。コード生成部12は、取得したコードをコード加工部6に通知する(図12〈2〉)。
コード加工部6は、コード形式として指定された桁数に基づき、30桁のコードから桁数に応じたコードの部分集合を取り出す(図12〈3〉)。ここに、加工されたコードの形式が4桁であれば、コード加工部6は、例えば、先頭(紙面の左側を先頭とする)から6桁ずつ、4つのデータを切り出す。
これに対し、加工されたコードの形式が7桁であれば、コード加工部6は、例えば、1つめのデータを先頭の1桁目から、2つ目のデータは5桁目から、3つめのデータは9桁目から・・・という具合に、それぞれ6桁ずつ取り出す。但し、加工コードの桁数に拘わらず、オリジナルのコードから取り出す桁数や、取り出しの開始位置は、任意に設定可能である。
次に、コード加工部6は、取り出したコードの部分集合のそれぞれを、データ加工用の変換表(図12〈4〉:コード加工部6内に予め用意される) を用い、対応する値に変換
する(図12〈5〉)。即ち、コード加工部6は、6桁の数字からなる部分集合(部分集合
データ)と変換表とのパターンマッチングによって、対応する値を取り出す。ここでは、
各部分集合データが、1桁の文字にそれぞれ変換される。
但し、部分集合の桁数や変換後の値(桁数)は、適宜変更可能である。また、例えば、オリジナルのコード(部分集合)がアルファベットであれば変換後の値もアルファベットとなるように、変換表を規定することができる。また、図12では、オリジナルのコード(部
分集合)を数字,アルファベット,及び記号のいずれか1つへ変換する変換表が図示され
ている。これに対し、文字種毎に用意された変換表を、指定された文字種に応じて使用するように構成することも可能である。
そして、コード加工部6は、各部分集合が変換された文字を組み合わせて、加工コードを生成し、コード生成部2に通知する(図12〈6〉)。このようなコード加工によって、上記した30桁のコードは、4桁の文字列“5C2H”の加工コード,及び7桁の文字列“5J$2%5U”の加工コードとなる。このような加工コードが、コード表示部4を通じてユーザに通知される。
ユーザは、複数のコード形式を入力することで、図12に示すような、複数の加工コードの提供を受けることが可能である。この場合、ユーザは、提供された複数の加工コードの中から、好みの1つを選択することができる。
〈具体例3〉
次に、具体例3として、第2の実施形態で説明した加工パターンに係る具体例について説明する。図13A及び図13Bは、加工パターン入力部7の具体例を示す図であり、図14は、加工パターン及びコード形式に従ったコード加工の具体例を示す図である。以下の具体例3の説明において、第3の実施形態と同一の点については、説明を省略してある。
コードの生成を望むユーザは、生成を望むコードの形式と加工パターンとを予めコード形式入力部5と加工パターン入力部7とを用いて入力しておく。
加工パターンはあらかじめ装置にいくつか設定しておいた加工パターンの中から1つ選ばせる方法(方法1)や、複数指定して加工パターンを組み合わせる方法(方法2)を適用可能である。
図13Aに示す例は、上記方法1に対応する。この例では、加工パターン入力部7は、プルダウンメニューで、複数の加工パターン(例えば、パターンA,B及びC)を選択肢と
して表示する選択欄41と、選択欄41に表示された加工パターンのいずれか1つを指定入力するための入力装置42とを有している。ユーザは、入力装置42の操作によって、加工パターンの1つを指定入力することができる。
図13Bに示す例は、上記方法2に対応する。この例では、加工パターン入力部7は、それぞれチェック欄を持つ複数の加工パターンの選択リスト43と、ユーザが所望する加工パターンをチェックするための入力装置44とを有している。ユーザは、入力装置44の操作で、チェック欄にチェックを入れることによって、1以上の加工パターンを指定入力することができる。
次に、コード加工部6による、加工パターン及びコード形式に従ったコード加工の例として、生体情報から得られた30桁のコード “000101001100000010010001011110”を、
“4桁”のコードに加工する(加工コードを生成する)場合の動作例を、図14を用いて説
明する。
図14において、テンプレート格納部3から取得されたオリジナルのコード(例えば3
0桁)は、コード生成部2からコード加工部6へ、加工要求とともに送られる。コード加
工部6は、オリジナルのコードを受け取ると、加工パターン入力部7から入力された加工パターンを参照し、これに従った加工を行う。
最初に、オリジナルの30桁のコードから、加工パターンに従った新たな30桁のコードを生成する( 図14〈1〉)。ここでは、加工パターンの例として、加工パターンA(
変更なし)、加工パターンB(0,1反転)、加工パターンC(前後逆転)が挙げられてい
る。
以降、加工された30桁のコードを、具体例2で説明した加工方法と同様の手法(図1
2)で、4桁の文字に変換する(図14〈2〉)。これによって、加工パターン毎に異なる
加工コードを生成することが出来る(図14〈3〉)。図14の例では、加工パターンAを用いた加工コードは、“5C2H”となり、加工パターンBを用いた加工コードは、“&−#=”となり、加工パターンCを用いた加工コードは“UYGC”となる。このような加工コードが、コード表示部4を通じてユーザに通知される。
なお、図14に示した例では、オリジナルの30桁のコードに対して加工パターンを適用した。これに代えて、例えば加工パターン毎に異なる変換表を作成しておき、入力された加工パターンに従って変換表を使い分ける方法を適用することが可能である。
また、具体例2で説明したような、コード形式に従って加工された加工コードを、加工パターンに従って加工する方法を考えることもできる。また、上述した幾つかの加工パターンの内容を組み合わせて1つの加工パターンとすることも考えることができる。
具体例3によれば、上述した方法によって、同じ生体情報とコード形式であっても、加工パターンの指定によって、一つの生体情報から加工パターンに従って生成された複数の加工コードを、ユーザに提供することができる。ユーザは、コード表示部4を通じて通知される、複数の加工コードから、所望のコードを選択することができる。
〈具体例4〉
次に、具体例4として、第4の実施形態の具体例について説明する。図15は、複数の生体情報入力によるコード生成の例を示す図である。上述したように、複数の生体情報からコードを作成する方法として、(i)指紋,虹彩,静脈等の、異種類の複数の生体情報からコードを作成する方法と、(ii)同種類の複数の生体情報(例えば中指と人差し指との
各指紋)からコードを作成する方法とを考えることができる。
以下、同じ種類の生体情報である「中指と人差し指の指紋」という2つの生体情報入力によるコード生成の例について、図15を用いて説明する。以下の具体例4の説明において、第4の実施形態と同一の点については、説明を省略してある。
ユーザは、コード生成の開始に当たって、生体情報数入力部8(図7)に、生体情報数を入力する。ここでは、生体情報数として“2”が入力される。その後、ユーザは、具体例1(図9)で説明したような指紋センサを含む生体情報入力部1を用いて、中指の指紋、人差し指の指紋を、順に入力する。
すると、コード生成装置10C内では、ステップS34〜S43の処理(図8)が実行される。これによって、コード生成部2において、中指に対応したコード1と、人差し指に
対応したコード2とが生成される(図15〈1〉)。
次に、コード生成部2は、ステップS44(図8)において、次のような処理を行う。即ち、図15に示すように、例えば、コード1とコード2との排他的論理和をとることによって、新たなコード3を生成する(図15〈2〉)。
具体例4では、コード3は、コード生成部2からコード加工部6に通知される。そして、例えば、具体例2に示したロジック(コード形式に従った加工)や、具体例3に示したロジック(コード形式及び加工パターンに従った加工)を経て(図15〈3〉)、加工コードとして、ユーザに通知される(図15〈4〉)。
なお、具体例4では、コード生成に中指、人差し指の指紋を用いたが、これらと異なる生体情報(異種類、同種類を問わない)を用いることができる。また、具体例4では、複数のコードから新たなコードを生成するために排他的論理和を用いた。但し、この方法と異なる、複数のコードより新たなコードを生成する方法(例えば、論理積や論理和をとる、
コード1とコード2とからそれぞれ一部を取り出してつなぎ合わせる)を適用することも
できる。
〈実施形態の効果〉
上述した実施形態は、上述した効果に加えて、以下の利点を持つ。
即ち、ユーザは、認証コードを記憶あるいは記録しておく必要がなく、コードの失念や記録の紛失による認証コード再発行の煩わしさから開放される。
また、本実施形態によるコード生成装置は、基幹システム(認証システム)から独立した機能として、提供可能である。このため、開発・導入コストを低く抑えることができる。また、ユーザの生体情報を管理する必要が無くなるので、管理コストを抑えることができ、且つ生体情報漏洩のおそれも解消できる。
さらに、ユーザ側装置に予め記録されたユーザの生体情報との照合により認証する方式の場合、ユーザ全員が装置を保持する必要があるが、当装置の場合は共用可能である。このため、全員が装置を保持する必要がなくなり、導入コストを抑えることができる。
〈変形例〉
実施形態におけるコード生成装置が、ネットワークインタフェースを有し、このネットワークインタフェースがユーザの生体情報をネットワークを通じて受信する生体情報入力部の1つとして機能するようにしても良い。
この場合におけるネットワークは、一部又は全部が無線区間であっても良い。例えば、携帯電話に入力された生体情報(例えば指紋情報)が、ネットワークを通じて入力されるように構成可能である。
また、ネットワークインタフェースがコード生成装置に設けられ、このネットワークインタフェースが出力部の一つとして機能し、生成されたコードが、所定の宛先に、ネットワークを通じて送信されるように構成されていても良い。
また、上記した実施形態では、コード生成装置の出力部としてのコード表示部5が、コードを構成する文字列を表示する。これに代えて、コード生成装置が、コードをスピーカから音声で通知(出力)するように構成可能である。コードが音声で通知(出力)される場合は、例えば、ヘッドホンやイヤホンを通じて、ユーザのみがその音声を聞き取れるように
構成されるのが好ましい。
〈その他〉
上述した実施形態は、以下の発明を開示する。以下の発明は、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
(付記1) 生体情報の入力部と、
複数の生体情報パターンと、各生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを記憶した記憶部と、
入力された生体情報に対応する複数の生体情報パターンの一つを抽出し、抽出した生体情報パターンに割り当てられたコードを取得するコード生成部と、
前記コード生成部で取得されたコードを出力する出力部と
を含む生体情報を用いたコード生成装置。(1)
(付記2) コード形式の入力部と、
前記コード生成部で得られたコードを、入力されたコード形式に従って加工するコード加工部と
をさらに含み、
前記出力部は、加工されたコードを出力する
付記1記載の生体情報を用いたコード生成装置。(2)
(付記3) コードの加工パターンの入力部と、
前記コード生成部で得られたコードを、入力された加工パターンに従って加工するコード加工部とをさらに含み、
前記出力部は、加工されたコードを出力する
付記1記載の生体情報を用いたコード生成装置。
(付記4) コードの加工パターンの入力部をさらに含み、
前記コード加工部は、入力されたコード形式及び加工パターンに従って前記コード生成部で得られたコードを加工し、
前記出力部は、加工されたコードを出力する
付記2記載の生体情報を用いたコード生成装置。(3)
(付記5) 前記コード生成部は、前記生体情報の入力部から複数の生体情報が入力された場合に、各生体情報に対応する生体情報パターンを抽出し、抽出された各生体情報パターンに対応する複数のコードを取得し、これらの複数のコードから新たなコードを生成する
付記1〜4のいずれかに記載の生体情報を用いたコード生成装置。(4)
(付記6) 入力部,複数の生体情報パターンと各生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを記憶した記憶部,コード生成部,及び出力部を含むコード生成装置において、
前記コード生成部が、前記記憶部を参照して、前記入力部から入力された生体情報に対応する複数の生体情報パターンの一つを抽出し、抽出した生体情報パターンに割り当てられたコードを取得し、
前記出力部が、取得されたコードを出力する
ことを含む生体情報を用いたコード生成方法。(5)
(付記7) 前記情報生成装置に含まれるコード加工部が、前記取得されたコードを、前記入力部から入力されたコード形式に従って加工し、
前記出力部が、加工されたコードを出力する
ことをさらに含む付記6記載の生体情報を用いたコード生成方法。
(付記8) 前記情報生成装置に含まれるコード加工部が、前記取得されたコードを、前記入力部から入力された加工パターンに従って加工し、
前記出力部が、加工されたコードを出力する
ことをさらに含む付記6記載の生体情報を用いたコード生成方法。
(付記9) 前記情報生成装置に含まれるコード加工部が、前記取得されたコードを、前記入力部から入力されたコード形式及び加工パターンに従って加工し、
前記出力部は、加工されたコードを出力する
ことをさらに含む付記7記載の生体情報を用いたコード生成方法。
(付記10) 前記コード生成部が、前記入力部から複数の生体情報が入力された場合に、前記記憶部を参照して、各生体情報に対応する生体情報パターンを抽出し、抽出された各生体情報パターンに対応する複数のコードを取得し、これらの複数のコードから新たなコードを生成する
付記6〜9のいずれかに記載の生体情報を用いたコード生成方法。
コード生成装置の第1実施形態の構成例を示す図である。 第1実施形態の動作例を示すシーケンス図である。 コード生成装置の第2実施形態の構成例を示す図である。 第2実施形態の動作例を示すシーケンス図である。 コード生成装置の第3実施形態の構成例を示す図である。 第3実施形態の動作例を示すシーケンス図である。 コード生成装置の第4実施形態の構成例を示す図である。 第4実施形態の動作例を示すシーケンス図である。 第1〜第4実施形態に適用可能な入力部及び出力部の構成例(具体例1)を示す図である。 生体情報テンプレートの例を示す図である。 コード形式入力部の具体例を示す図である。 コード形式入力部の具体例を示す図である。 コード加工部によるコード形式に従ったコード加工の具体例の説明図である。 加工パターン入力部の具体例を示す図である。 加工パターン入力部の具体例を示す図である。 コード加工部による加工パターン及びコード形式に従ったコード加工の具体例の説明図である。 複数の生体情報入力によるコード生成の例の説明図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C・・・コード生成装置
1・・・生体情報入力部(入力部)
2・・・コード生成部
3・・・テンプレート格納部
4・・・コード表示部(出力部)
5・・・コード形式入力部(入力部)
6・・・コード加工部
7・・・加工パターン入力部(入力部)
8・・・生体情報数入力部(入力部)
30・・・生体情報テンプレート

Claims (5)

  1. 生体情報の入力部と、
    複数の生体情報パターンと、各生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを記憶した記憶部と、
    入力された生体情報に対応する複数の生体情報パターンの一つを抽出し、抽出した生体情報パターンに割り当てられたコードを取得するコード生成部と、
    前記コード生成部で取得されたコードを出力する出力部と
    を含む生体情報を用いたコード生成装置。
  2. コード形式の入力部と、
    前記コード生成部で得られたコードを、入力されたコード形式に従って加工するコード加工部と、をさらに含み、
    前記出力部は、加工されたコードを出力する
    請求項1記載の生体情報を用いたコード生成装置。
  3. コードの加工パターンの入力部と、
    入力された加工パターンに従って前記コード生成部で得られたコードを、入力された加工パターンに従って加工するコード加工部と、をさらに含み、
    前記出力部は、加工されたコードを出力する
    請求項1又は2記載の生体情報を用いたコード生成装置。
  4. 前記コード生成部は、前記生体情報の入力部から複数の生体情報が入力された場合に、各生体情報に対応する生体情報パターンを抽出し、抽出された各生体情報パターンに対応する複数のコードを取得し、これらの複数のコードから新たなコードを生成する
    請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報を用いたコード生成装置。
  5. 入力部,複数の生体情報パターンと各生体情報パターンに一意に割り当てられたコードとを記憶した記憶部,コード生成部,及び出力部を含むコード生成装置において、
    前記コード生成部が、前記記憶部を参照して、前記入力部から入力された生体情報に対応する複数の生体情報パターンの一つを抽出し、抽出した生体情報パターンに割り当てられたコードを取得し、
    前記出力部が、取得されたコードを出力する
    ことを含む生体情報を用いたコード生成方法。
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