JP5705177B2 - 入力情報認証装置、サーバ装置、入力情報認証システムおよび装置のプログラム - Google Patents
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Description
認証を行うための入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報がキートップ情報として予め記憶され、
認証情報が、入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として予め記憶され、
入力手段の複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のためのキー入力の度に変化させ、
認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用し、認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用しないことを特徴とする。
入力情報認証装置は、
複数のキーを有する入力手段と、
表示手段と、
表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
サーバ装置は、
複数のキーを有する入力手段への入力操作に対応する情報と予め記憶された認証情報とが一致するか否かの判断である認証を行い、
認証を行うための入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報をキートップ情報として予め記憶し、
認証情報を、入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として予め記憶し、
入力手段の複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを入力情報認証装置に送信し、表示制御手段により認証のためのキー入力の度に変化させ、
認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用し、認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用しないことを特徴とする。
入力情報認証装置は、
複数のキーを有する入力手段と、
表示手段と、
表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
サーバ装置は、
複数のキーを有する入力手段への入力操作に対応する情報と予め記憶された認証情報とが一致するか否かの判断である認証を行い、
認証を行うための入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報をキートップ情報として予め記憶し、
認証情報を、入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として予め記憶し、
入力手段の複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを入力情報認証装置に送信し、表示制御手段により認証のためのキー入力の度に変化させ、
認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用し、認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用しないことを特徴とする。
認証を行うための入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報がキートップ情報として入力情報認証装置に予め記憶され、
認証情報が、入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として入力情報認証装置に予め記憶され、
コンピュータに、
入力手段の複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のためのキー入力の度に変化させる手順と、
認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用し、認証補助情報のキートップ情報が定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの入力手段への入力操作に対応する情報を認証に使用しないようにする手順と、を実行させることを特徴とする。
本発明の実施形態は、入力位置の移動の軌跡によるストロークが認証情報として予め登録されると共に、鍵キー(認証補助情報)としてキートップ情報が予め登録される。また、表示されるタッチキーボードにおけるキートップ情報の配置パターン(表示パターン)がキー入力の度に変化する。そして、鍵キーとして予め登録されたキートップ情報が、認証情報として登録されたストロークの始点のキートップ情報と所定の位置関係であるか否かにより、ユーザによる入力ストロークが認証情報を入力するためのものか、ダミー入力であるかを判別する。
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
以下に述べる各実施形態では、タッチキーボードのキートップ情報として画像が表示される場合の例について説明する。
なお、認証実行キーをさらに表示させ、その認証実行キーが押された時点で認証を行う構成とすることで、認証のためのキー入力操作回数が一定でない構成とすることも可能である。
本実施形態では、認証のための所定回数の入力操作における各操作順序数について、タッチキーボードとして表示される表示パターンが、3行×3列の行列配置に画像によるキートップ情報を割り当てて構成された場合の例について説明する。
ここで、図2の例における1回目の入力時の表示パターンでは、鍵キーとして登録されたキートップ情報「テントウ虫」が1行目に配置され、認証ストロークの始点として登録されたキートップ情報「コアラ」が2行目に配置されている。このため、入力ストローク抽出部123は、この1回目の入力操作を、どのキーへの入力であってもダミー入力として認識する。
このため、認証OKとなった後、次に認証のための入力操作を開始する際には、前回の入力操作時とは異なる表示パターンのタッチキーボードが表示される。
このためその第三者が、先ほどの認証OKとなる入力操作におけるキートップ情報を記憶して、各操作順序数について同じストロークを入力したとしても、何回目の入力がダミーとして認識され、何回目の入力が認証ストロークに対して照合される照合用ストロークとして認識されるかが変化している。このため、始点および終点のキートップ情報を同じにしたストロークを入力したとしても、認証結果はNGとなる。
認証のための入力操作回数をこのように算出することで、鍵キーのキートップ情報の配置場所に対して、認証ストロークの始点となるキートップ情報を各位置関係の場所に偏りなく配置することができ、第三者による鍵キーや認証ストロークの類推を防止することができる。
ただしこの場合、鍵キーのキートップ情報と、認証ストロークの始点および終点のキートップ情報は少なくとも含む必要があるため、どのキートップ情報が鍵キーや認証ストロークの始点、終点であるかを類推困難とするため、異なるキートップ情報とする数は少なくしておくことが好ましい。
上述した図2の表示パターン例では、4回分の入力ストロークの内、2回目の入力ストロークを照合用ストロークとして抽出する。
また、入力ストローク抽出部123は、鍵キーとして登録されたキートップ情報と、認証ストロークの始点として登録されたキートップ情報とが同じ行に配置されて表示されている場合の入力ストロークを、認証ストロークと照合する照合用ストロークとして認識し、他の場合の入力内容をダミー入力として認識する。
このため、図2により上述のように、認証OKとなった入力操作の次回にキートップ情報やキーの場所を同じにして入力操作しても、認証結果がNGとなってしまう。
このため、入力している手の動きおよび表示画面を第三者から盗み見られた場合への対策としても、十分に高度なセキュリティを確保することができる。さらに、リトライを繰り返すといったリプレーアタックに対しても十分なセキュリティ強度を確保することができる。
また、ユーザが記憶する認証ストロークの数(図2の例では1つ)に対してダミー入力を多数混在させることができるため、ユーザの記憶負荷を小さく抑えながらも、高度なセキュリティを実現することができる。
上述した実施形態によれば、こうした場合であっても、上述のように十分に高度なセキュリティを確保することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態で認証ストロークを定義する始点および終点を入力キーのキートップ情報で定義しているのに替えて、始点および終点の定義に入力位置を加えるようにしたものである。
上述した第1の実施形態と同様のものについては、説明を省略する。
このため、本実施形態における認証ストロークの定義情報は、始点の座標情報およびその始点が含まれるキートップ情報と、終点の座標情報およびその終点が含まれるキートップ情報とであり、座標設定部141は、こうした定義情報を記憶部130に記憶する。
座標設定部141は、登録入力された位置情報に基づいて、登録入力された登録点である始点および終点に応じて認識用座標系を設定し、各登録点の位置情報をそれぞれの認識用座標系における座標情報に変換する。そして、座標設定部141は、始点の座標情報およびその始点が含まれるキートップ情報と、終点の座標情報およびその終点が含まれるキートップ情報とを、認証ストロークの定義情報として記憶部130に記憶させる。
入力位置の誤差として許容する最大距離rは、誤差許容範囲として予め設定される構成であってもよく、ユーザによる設定等で変更できる構成であってもよい。
また、座標設定部141は、各登録点の情報に、その登録点に対して設定した認識用座標系を関連付けて記憶部130に記憶する。
以下に説明する本実施形態の動作では、鍵キーのキートップ情報と、認証ストロークの始点および終点それぞれのキートップ情報および座標情報とについて、上述のように予め登録入力が行われ、記憶部130に記憶されていることとする。
上述した図2の表示パターン例では、4回分の入力ストロークの内、2回目の入力ストロークを照合用ストロークとして抽出する。
これらの照合により、両者が一致する場合に認証OK、他の場合に認証NGとする(ステップS5)。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、上述した第1の実施形態における表示パターンの生成や、認証ストロークの定義情報の記憶、その記憶された定義情報との照合といった機能を、サーバ装置を用いて実現するようにしたものである。
上述した第1の実施形態と同様のものについては、説明を省略する。
上述した図2の表示パターン例では、4回分の入力ストロークの内、2回目の入力ストロークを照合用ストロークとして抽出する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、上述した第3の実施形態で認証ストロークを定義する始点および終点を入力キーのキートップ情報で定義しているのに替えて、上述した第2の実施形態のように始点および終点の定義に入力位置を加えるようにしたものである。
上述した第1〜第3の実施形態と同様のものについては、説明を省略する。
上述した図2の表示パターン例では、4回分の入力ストロークの内、2回目の入力ストロークを照合用ストロークとして抽出する。
これらの照合により、両者が一致する場合に認証OK、他の場合に認証NGとする(ステップS18)。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態は、第1の実施形態のように登録された認証ストロークをハッシュ関数などの一方向関数で暗号化してから記憶し、その状態でユーザによる入力ストロークの照合ができるようにするものである。
上述した第1の実施形態と同様のものについては、説明を省略する。
以下の動作例では、一方向関数による暗号化として、ハッシュ関数によるHMACを用いる場合について示し、数値xをHMACでハッシュ化したハッシュコードをHMAC(x)として示す。また、タッチキーボードに用いられる各キートップ情報には、各キートップ情報を特定する特定情報としての画像IDが割り当てられていることとする。
「md5(60000000)」
「md5(2000000)」
「md5(500000)」
「md5(40000)」
「md5(1000)」
「md5(300)」
「md5(70)」
「md5(9)」
の8つとなる。
「md5(500000)」
「md5(40000)」
の2つである。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態は、第5の実施形態のように登録された認証ストロークをハッシュ関数などの一方向関数で暗号化してから記憶し、その状態でユーザによる入力ストロークの照合ができる他の動作例を示すものである。
上述した第5の実施形態と同様のものについては、説明を省略する。
すなわち、1つのストロークについて、そのストロークが認証ストロークに対して照合一致すると仮定した場合にあり得る鍵キーのキートップ情報の数(図2の例では2通り)だけ、その鍵キーのキートップ情報の画像IDを用いて、上述のように鍵キーのキートップ情報、認証ストロークの始点、および終点の各IDをこの順に連結してハッシュ化する。そして、そうしたハッシュ値の算出を、入力された全てのストロークについて行う。上述した図2の例の場合、1つのストロークについてハッシュ値が2つ算出されるため、4ストローク分で2×4=8つのハッシュ値が算出されることとなる。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態は、第2の実施形態のように登録された認証ストロークの定義情報をハッシュ関数などの一方向関数で暗号化してから記憶し、その状態でユーザによる入力ストロークの照合ができるようにするものである。
上述した第2、第4の実施形態と同様のものについては、説明を省略する。
以下の動作例では、一方向関数による暗号化として、ハッシュ関数によるHMACを用いる場合について示し、数値xをHMACでハッシュ化したハッシュコードをHMAC(x)として示す。また、タッチキーボードに用いられる各キートップ情報には、各キートップ情報を特定する特定情報としての画像IDが割り当てられていることとする。
500000000000000000
30000000000000000
7000000000000000
400000000000000
80000000000000
7000000000000
となる。
この桁取りには、画像IDおよび座標情報に用いられない数字として、上述した第5の実施形態と同様に「0」を用いることとして説明する。
HMAC(500000000000000000)
HMAC(30000000000000000)
HMAC(7000000000000000)
HMAC(400000000000000)
HMAC(80000000000000)
HMAC(7000000000000)
となる。
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態は、第7の実施形態のように登録された認証ストロークをハッシュ関数などの一方向関数で暗号化してから記憶し、その状態でユーザによる入力ストロークの照合ができる他の動作例を示すものである。
上述した第7の実施形態と同様のものについては、説明を省略する。
すなわち、1つのストロークについて、そのストロークが認証ストロークに対して照合一致すると仮定した場合にあり得る鍵キーのキートップ情報の数(図2の例では2通り)だけ、その鍵キーのキートップ情報の画像IDを用いて、上述のように鍵キーのキートップ情報の画像ID、認証ストロークの始点の画像ID、座標情報、終点の画像ID、座標情報をこの順に連結してハッシュ化する。そして、そうしたハッシュ値の算出を、入力された全てのストロークについて行う。上述した図2の例の場合、1つのストロークについてハッシュ値が2つ算出されるため、4ストローク分で2×4=8つのハッシュ値が算出されることとなる。
なお、上述した各実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々変形して実施することが可能である。
当然、登録される認証ストロークの個数を多くしたり、タッチキーボードを構成するキーの数を多くすることで、セキュリティ強度をより高めることができる。
また、上述した第5の実施形態では、上述した抽出パターンの数字列の桁数が入力回数分となり、その抽出パターンに、認証情報のキートップ情報の画像IDを割り当ててハッシュ化することにより、同様に実現することができる。
また、上述した第7の実施形態では、1回の入力操作について、画像IDおよび座標情報に対応する3桁の数字情報を抽出パターンに割り当てることとなり、抽出パターンの数字列は3桁×4回分=12桁となる。この12桁に対して、ダミー入力の「*」と、認証情報が含まれるキートップ情報の画像IDおよび座標情報を割り当ててハッシュ化することで、同様に実現することができる。
入力部と表示部が別体である場合、表示部にタッチキーボードの表示パターンを表示し、表示部における位置情報を入力可能な入力部(例えばタブレット装置など)で位置入力操作を行うようにし、表示部により移動の軌跡や点としての入力位置を確認できるように構成することで、上述した各実施形態と同様に処理を行うことができる。こうした構成によっても、上述した各実施形態を同様に実現でき、同様の効果を得ることができる。
入力部と表示部が別体である場合、表示部にタッチキーボードの表示パターンを表示し、その表示部に表示されたキーに対応する入力部のキーによりユーザがキー入力を行うこととなる。こうした構成によっても、上述した第1、第3、第5、第6の実施形態を同様に実現でき、同様の効果を得ることができる。
この場合、上記の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
すなわち、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体および該記録媒体から読み出された信号は本発明を構成することになる。
この記録媒体としては、例えばハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROM等を用いてよい。
121 表示入力制御部
122 表示パターン生成部
123 入力ストローク抽出部
124 登録部
125 照合部
130 記憶部
141 座標設定部
142 座標認識部
150、250 通信部
161 暗号化登録部(第1の暗号化手段)
162 暗号化照合部(第2の暗号化手段、照合手段)
Claims (20)
- 複数のキーを有する入力手段への入力操作に対応する情報と予め記憶された認証情報とが一致するか否かの判断である認証を行う入力情報認証装置であって、
前記認証を行うための前記入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を前記認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報がキートップ情報として予め記憶され、
前記認証情報が、前記入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として予め記憶され、
前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のためのキー入力の度に変化させ、
前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用し、前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用しないことを特徴とする入力情報認証装置。 - 前記定義情報は、前記入力手段の前記複数のキーへのキー操作の軌跡であるストロークを定義する情報であることを特徴とする請求項1記載の入力情報認証装置。
- 前記定義情報は、前記ストロークにおける始点のキートップ情報および終点のキートップ情報であり、
前記認証補助情報のキートップ情報が前記始点のキートップ情報と所定の位置関係にあるときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用し、前記認証補助情報のキートップ情報が前記始点のキートップ情報と所定の位置関係でないときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用しないことを特徴とする請求項2記載の入力情報認証装置。 - 前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のための複数回のキー入力操作の度に変化するよう生成するパターン生成手段と、
前記パターン生成手段により生成された各操作順序数での配置パターンに基づいて、前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの操作順序数を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された操作順序数で入力されたキーに対応する情報と前記認証情報との照合を行い、他の操作順序数で入力されたキーに対応する情報については前記認証情報との照合を行わない照合手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の入力情報認証装置。 - 前記定義情報は数字列として表記可能な情報であり、
数字列として表記された前記定義情報を各桁毎に分解して一方向関数で暗号化する第1の暗号化手段と、
前記入力手段から入力された入力情報を数字列として表記して各桁毎に分解し、前記一方向関数で暗号化する第2の暗号化手段と、
前記第1の暗号化手段による暗号化文字列および前記第2の暗号化手段による暗号化文字列を照合する照合手段と、を備えたことを特徴とする請求項3記載の入力情報認証装置。 - 前記第1の暗号化手段は、数字列として表記された前記定義情報を始点および終点の数字に分解し、ダミー入力における始点および終点の文字数を含めて入力順に並べた文字数分の数字列に対して、該分解された数字が存在する桁を認証情報の表記に用いられない数字で桁取りし、該桁取りされた数字を前記一方向関数で暗号化し、
前記第2の暗号化手段は、前記入力手段から入力された入力情報を数字列として表記して各桁毎の数字に分解し、該分解された数字が該入力情報の数字列中で存在する桁を認証情報の表記に用いられない数字で桁取りし、該桁取りされた数字を前記一方向関数で暗号化することを特徴とする請求項5記載の入力情報認証装置。 - 前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のための複数回のキー入力操作の度に変化するよう生成するパターン生成手段を備え、
前記第1の暗号化手段は、前記パターン生成手段により生成された各操作順序数でのキートップ情報の配置パターンの組み合わせのそれぞれに対して、前記一方向関数で暗号化した暗号化文字列を算出し、
前記照合手段は、認証のための複数回のキー入力で用いられる配置パターンの組み合わせに対して前記第1の暗号化手段で暗号化された暗号化文字列と、前記第2の暗号化手段による暗号化文字列とを照合することを特徴とする請求項5または6記載の入力情報認証装置。 - 前記定義情報は数字列として表記可能な情報であり、
前記定義情報に基づく数字列を一方向関数で暗号化する第1の暗号化手段と、
前記入力手段から入力された入力情報に基づく数字列を前記一方向関数で暗号化する第2の暗号化手段と、
前記第1の暗号化手段による暗号化文字列および前記第2の暗号化手段による暗号化文字列を照合する照合手段と、
を備え、
前記第1の暗号化手段は、前記認証補助情報に対応する数字と、数字列として表記された前記定義情報とを所定順序で連結させた数字列を前記一方向関数で暗号化し、
前記第2の暗号化手段は、前記入力手段から入力された入力情報が前記定義情報と一致すると仮定した場合にあり得る前記認証補助情報に対応する数字と、数字列として表記された該入力情報とを前記所定順序で連結させた数字列を前記一方向関数で暗号化することを特徴とする請求項3記載の入力情報認証装置。 - 前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報が画像であり、
前記定義情報は、前記ストロークにおける始点が含まれるキートップ情報への予め定められた入力誤差範囲を含めた位置範囲を示す情報と、前記ストロークにおける終点が含まれるキートップ情報への予め定められた入力誤差範囲を含めた位置範囲を示す情報とであり、
前記認証補助情報のキートップ情報が前記始点のキートップ情報と所定の位置関係にあるときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用し、前記認証補助情報のキートップ情報が前記始点のキートップ情報と所定の位置関係でないときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用しないことを特徴とする請求項2記載の入力情報認証装置。 - 登録入力された登録点である前記始点、前記終点のそれぞれに対して予め定められた誤差範囲内を同じ座標として認識するための認識用座標系を設定し、該登録点の入力位置を該認識用座標系における座標情報に変換する座標設定手段と、
キートップ情報に対する入力位置を前記座標設定手段により設定された認識用座標系における座標情報に変換する座標認識手段と、
前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のための複数回のキー入力操作の度に変化するよう生成するパターン生成手段と、
前記パターン生成手段により生成された各操作順序数での配置パターンに基づいて、前記認証補助情報のキートップ情報が前記登録点の含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの操作順序数を抽出する抽出手段と、
照合手段と、を備え、
前記定義情報としての前記位置範囲を示す情報は、前記始点、前記終点それぞれについて前記座標設定手段により変換された座標情報であり、
前記照合手段は、前記抽出手段により抽出された操作順序数で入力された始点、終点それぞれの入力位置に対して、前記座標設定手段により設定された認識用座標系により前記座標認識手段で認識された座標情報と、前記定義情報の座標情報との照合を行い、他の操作順序数で入力された点に対応する情報については前記定義情報との照合を行わないことを特徴とする請求項9記載の入力情報認証装置。 - 前記定義情報は数字列として表記可能な情報であり、
数字列として表記された前記定義情報を各桁毎に分解して一方向関数で暗号化する第1の暗号化手段と、
前記入力手段から入力された入力情報を数字列として表記して各桁毎に分解し、前記一方向関数で暗号化する第2の暗号化手段と、
前記第1の暗号化手段による暗号化文字列および前記第2の暗号化手段による暗号化文字列を照合する照合手段と、を備えたことを特徴とする請求項9記載の入力情報認証装置。 - 登録入力された登録点である前記始点、前記終点のそれぞれに対して予め定められた誤差範囲内を同じ座標として認識するための認識用座標系を設定し、該登録点の入力位置を該認識用座標系における座標情報に変換する座標設定手段と、
キートップ情報に対する入力位置を前記座標設定手段により設定された認識用座標系における座標情報に変換する座標認識手段と、
前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のための複数回のキー入力操作の度に変化するよう生成するパターン生成手段と、
前記パターン生成手段により生成された各操作順序数での配置パターンに基づいて、前記認証補助情報のキートップ情報が前記登録点の含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの操作順序数を抽出する抽出手段と、
を備え、
前記第1の暗号化手段は、数字列として表記された始点および終点の情報と、該始点および終点について前記座標設定手段により変換された座標情報との数字を分解し、ダミー入力による数字列の文字数を含めて入力順に並べた文字数分の数字列に対して、該分解された数字が存在する桁を認証情報の表記に用いられない数字で桁取りし、該桁取りされた数字を前記一方向関数で暗号化し、
前記第2の暗号化手段は、前記入力手段から各操作順序数で入力された始点および終点の数字列として表記された情報と、該始点および終点について前記座標認識手段により変換された座標情報との数字を分解し、該分解された数字が入力順に並べられた数字列中で存在する桁を認証情報の表記に用いられない数字で桁取りし、該桁取りされた数字を前記一方向関数で暗号化することを特徴とする請求項11記載の入力情報認証装置。 - 前記第1の暗号化手段は、前記パターン生成手段により生成された各操作順序数でのキートップ情報の配置パターンの組み合わせのそれぞれに対して、前記一方向関数で暗号化した暗号化文字列を算出し、
前記照合手段は、認証のための複数回のキー入力で用いられる配置パターンの組み合わせに対して前記第1の暗号化手段で暗号化された暗号化文字列と、前記第2の暗号化手段による暗号化文字列とを照合することを特徴とする請求項12記載の入力情報認証装置。 - 前記認識用座標系は、
前記登録点のそれぞれについて設定され、
同じ座標情報とされる位置範囲が、位置入力の誤差とみなす予め定められた最大長さを半径として該登録点を中心とする円がぴったりと収まる正方形、または短辺に対してぴったりと収まる長方形であるように設定されることを特徴とする請求項12または13記載の入力情報認証装置。 - 前記定義情報は数字列として表記可能な情報であり、
前記定義情報に基づく数字列を一方向関数で暗号化する第1の暗号化手段と、
前記入力手段から入力された入力情報に基づく数字列を前記一方向関数で暗号化する第2の暗号化手段と、
前記第1の暗号化手段による暗号化文字列および前記第2の暗号化手段による暗号化文字列を照合する照合手段と、
を備え、
前記第1の暗号化手段は、前記認証補助情報に対応する数字と、数字列として表記された前記定義情報とを所定順序で連結させた数字列を前記一方向関数で暗号化し、
前記第2の暗号化手段は、前記入力手段から入力された入力情報が前記定義情報と一致すると仮定した場合にあり得る前記認証補助情報に対応する数字と、数字列として表記された該入力情報とを前記所定順序で連結させた数字列を前記一方向関数で暗号化することを特徴とする請求項9記載の入力情報認証装置。 - 前記入力情報認証装置は、有線、無線、またはそれらの組み合わせによりサーバ装置に接続されて用いられ、
前記サーバ装置は、
前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンが認証のための複数回のキー入力操作の度に変化するよう、該所定の入力操作回数分の配置パターンを生成するパターン生成手段と、
前記パターン生成手段により生成された所定の入力操作回数分の配置パターンに基づいて、前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの操作順序数を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された操作順序数で入力されたキーに対応する情報と前記認証情報との照合を行い、他の操作順序数で入力されたキーに対応する情報については前記認証情報との照合を行わない照合手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の入力情報認証装置。 - 前記入力手段は、前記複数のキーを表示画面に表示すると共に、該表示画面への接触位置を検出し、該接触位置の位置情報に基づいて該複数のキーの何れへの入力かを判別可能なタッチパネルディスプレイであることを特徴とする請求項1から16の何れか1項に記載の入力情報認証装置。
- 入力情報認証装置に、有線、無線、またはそれらの組み合わせにより接続されて用いられるサーバ装置であって、
前記入力情報認証装置は、
複数のキーを有する入力手段と、
表示手段と、
前記表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
前記サーバ装置は、
複数のキーを有する入力手段への入力操作に対応する情報と予め記憶された認証情報とが一致するか否かの判断である認証を行い、
前記認証を行うための前記入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を前記認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報をキートップ情報として予め記憶し、
前記認証情報を、前記入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として予め記憶し、
前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを前記入力情報認証装置に送信し、前記表示制御手段により認証のためのキー入力の度に変化させ、
前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用し、前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用しないことを特徴とするサーバ装置。 - 入力情報認証装置とサーバ装置とが、有線、無線、またはそれらの組み合わせにより接続されて構成される入力情報認証システムであって、
前記入力情報認証装置は、
複数のキーを有する入力手段と、
表示手段と、
前記表示手段への表示制御を行う表示制御手段と、を備え、
前記サーバ装置は、
複数のキーを有する入力手段への入力操作に対応する情報と予め記憶された認証情報とが一致するか否かの判断である認証を行い、
前記認証を行うための前記入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を前記認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報をキートップ情報として予め記憶し、
前記認証情報を、前記入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として予め記憶し、
前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを前記入力情報認証装置に送信し、前記表示制御手段により認証のためのキー入力の度に変化させ、
前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用し、前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用しないことを特徴とする入力情報認証システム。 - 複数のキーを有する入力手段への入力操作に対応する情報と予め記憶された認証情報とが一致するか否かの判断である認証を行う入力情報認証装置のプログラムであって、
前記認証を行うための前記入力手段への複数回のキー操作における何回目の操作に対応する情報を前記認証情報として採用すべきかを示すために用いられる認証補助情報がキートップ情報として前記入力情報認証装置に予め記憶され、
前記認証情報が、前記入力手段へのキー操作に対応する情報である定義情報として前記入力情報認証装置に予め記憶され、
コンピュータに、
前記入力手段の前記複数のキーに割り当てられるキートップ情報の配置パターンを、認証のためのキー入力の度に変化させる手順と、
前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係にあるときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用し、前記認証補助情報のキートップ情報が前記定義情報に含まれるキートップ情報と所定の位置関係でないときの前記入力手段への入力操作に対応する情報を前記認証に使用しないようにする手順と、を実行させることを特徴とする入力情報認証装置のプログラム。
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