JPH11259403A - 通信権決定方法及びそれに用いられる情報処理装置並びにそのプログラムが記憶された記録媒体 - Google Patents

通信権決定方法及びそれに用いられる情報処理装置並びにそのプログラムが記憶された記録媒体

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JPH11259403A
JPH11259403A JP10058411A JP5841198A JPH11259403A JP H11259403 A JPH11259403 A JP H11259403A JP 10058411 A JP10058411 A JP 10058411A JP 5841198 A JP5841198 A JP 5841198A JP H11259403 A JPH11259403 A JP H11259403A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータと複数の端末とで通信を
行う通信権決定方法及びそれに用いられる情報処理装置
並びにそのプログラムが記憶された記録媒体に関し、端
末の複数台接続環境下における通信を、低コストで、か
つ、短い通信時間で行える通信方法及びそれに用いられ
る情報処理装置並びにそのプログラムが記憶された記録
媒体を提供することを目的とする。 【解決手段】 ホストコンピュータから複数の端末にポ
ーリングデータを同報通知すると、各端末はポーリング
データが送信されてから複数の端末毎に異なる時間設定
された応答時間経過後、応答時間が付与された応答デー
タをホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータ
では最初に応答データに付与された応答時間を通信確認
データにそのまま付与して、端末に同報通信し、端末で
は自装置の応答時間の通信確認データのみを正常なデー
タとみなして、通信ソフトを起動し、通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信権決定方法及び
それに用いられる情報処理装置並びにそのプログラムが
記憶された記録媒体に係り、特に、ホストコンピュータ
と複数の端末とで通信を行う通信権決定方法及びそれに
用いられる情報処理装置並びにそのプログラムが記憶さ
れた記録媒体に関する。
【0002】ホストコンピュータと複数の端末とでデー
タ通信を行う場合、通信アダプタ(以降、アダプタとす
る)に端末を接続して、アダプタどうしをケーブルで接
続し、そのうちの一台を選択的にホストと接続する。こ
のとき、端末はホストと他の端末の接続状態を信号線に
より確認して、他の端末が通信を行っていない状態のと
きに通信を行っていた。
【0003】このような方式ではアダプタに信号線の状
態を確認し、判断する手段が必要となり、アダプタのコ
ストが高くなる。また、別の方法として、複数の端末に
認識番号(ID)を付し、ホストでIDを管理し、ホス
トからIDを使って、複数の端末のそれぞれに順次ポー
リングを行い通信権の決定を行う方法がある。しかし、
このような方式では、複数の端末に順次ポーリングを行
うので、通信を行うまでに時間がかかっていまう。
【0004】そこで、安価で、容易に実現できる通信権
決定方法が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図13に従来の一例のブロック構成図を
示す。従来のホストコンピュータと複数の端末とでデー
タ通信を行う場合の通信システム90は、複数の端末装
置91−1〜91−Nの各端末に通信アダプタ92を設
け、ホストコンピュータ93と通信アダプタ92とをケ
ーブル94によりデイジーチェーン方式により接続して
なる。
【0006】複数の端末装置91−1〜91−Nがホス
トコンピュータ93と通信を行う場合、通信アダプタ9
2によりケーブル94の信号の状態を検出し、使用して
いる端末装置が存在しない場合にホストコンピュータ9
3に接続する。また、上記方式以外で複数台接続を実現
する方法としては、端末毎に任意のlDを決めておきホ
ストから各IDに順次ポーリングを行うポーリング方式
が考えられる。
【0007】図14に従来の他の一例の動作説明図であ
る。この通信システム100では、まず、ホストコンピ
ュータ101から識別番号(ID)「001」の端末1
02−1にポーリングデータが供給される。端末102
−1は、ホストコンピュータ101からポーリングデー
タが供給されるときに、ホストコンピュータ101との
通信を行う要求が発生していなければ、応答データとし
て、通信否定データをホストコンピュータ101に応答
する。
【0008】ホストコンピュータ101は、端末102
−1から応答データを受信し、解析し、通信否定データ
であれば、次に、ホストコンピュータ101から識別番
号(ID)「002」の端末102−2にポーリングデ
ータを供給する。端末102−2は、ホストコンピュー
タ101からポーリングデータが供給されるときに、ホ
ストコンピュータ101との通信を行う要求が発生して
いなければ、応答データとして、通信否定データをホス
トコンピュータ101に応答する。
【0009】ホストコンピュータ101は、端末102
−2から応答データを受信し、解析し、通信否定データ
であれば、次に、ホストコンピュータ101から次の識
別番号(ID)の端末にポーリングデータを供給し、上
記動作を繰り返す。このとき、ホストコンピュータ10
1は、例えば、端末102−Nからの応答データが通信
肯定データであるときには、端末102−Nとデータ通
信処理を実施し、通信を行う。この間、ポーリングデー
タはどの端末にも送信されない。
【0010】ホストコンピュータ101は、端末102
ーNとの通信が終わると、再び最初の認識番号「00
1」の端末102−1から順次ポーリングデータを供給
し、同様の動作を繰り返す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図13に示
すデイジーチェーン方式で接続された通信アダプタで信
号線の状態を検出し、通信の実施状態を確認して、通信
が行われていないときだけ、通信を行う方式では、通信
アダプタで信号線の状態を検出するハードを設ける必要
があるので、コストが上昇してしまう等の問題点があっ
た。
【0012】また、図14に示す端末毎に任意のIDを
決めておきホストからIDを使用しての各端末に順次ポ
ーリングを行うポーリング方式では、端末毎にIDをも
たなければならず、ホスト側でID管理が必要となり、
端末、及び、ホストでの処理が煩雑になる等の問題点が
あった。また、ホストは接続されている端末一台毎にI
Dを使ってポーリングするため、複数台接続を行った
際、全台の通信が終了するまで時間がかかってしまう等
の問題点がある。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、端末の複数台接続環境下における通信を、低コスト
で、かつ、短い通信時間で行える通信方法及びそれに用
いられる情報処理装置並びにそのプログラムが記憶され
た記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、ホ
スト装置に接続された複数の端末と該ホスト装置との通
信権を決定する通信決定方法において、前記ホストから
前記複数の端末に同時にポーリング情報を送信するポー
リング情報送信手順と、前記ポーリング情報送信手順に
より前記ホストから供給された前記ポーリングデータに
応じて前記複数の端末毎にそれぞれ異なる時間に前記複
数の端末からホストに対して接続応答情報を送信する応
答手順と、前記応答手順で前記複数の端末から供給され
る前記接続応答情報に応じて前記複数の端末のうち所定
の端末との通信を確立する通信確立手順とを有すること
を特徴とする。
【0015】請求項1によれば、ホストから複数の端末
に同時にポーリング情報を送信し、複数の端末から異な
る時間に応答を行うことにより、ホストから複数の端末
に同一の回線で同時にポーリング情報送信でき、複数の
端末から同一の回線に応答が送信されても、ホストで、
応答を別々に認識できる。よって、ホストと複数の端末
とを別々の回線で接続する必要がなく、回線を簡略化で
きる。
【0016】請求項2は、請求項1において、前記応答
手順が、前記複数の端末毎に接続依頼時間に基づいて端
末認識情報を生成し、該端末認識情報を前記端末に保持
するとともに、前記接続応答に付与して前記ホストに送
信し、前記通信確立手順が、通信を確立を示す通信確認
情報に、通信を確立する端末からの前記接続応答に付与
された前記端末認識情報を付与して、前記複数の端末に
送信することを特徴とする。
【0017】請求項2によれば、複数の端末毎に接続依
頼時間に基づいて端末認識情報を生成し、端末に保持す
るとともに、接続応答に付与してホストに送信し、通信
を確立を示す通信確認情報に、通信を確立する端末から
の接続応答に付与された端末認識情報を付与して、複数
の端末に送信することにより、応答を行う場合の応答時
間を端末の端末認識情報とすることにより、複数の端末
を識別する専用の識別情報が不要となり、端末での情報
管理を簡略化でき、また、ホストで、接続応答に付与さ
れた端末認識情報をそのまま通信確認情報として複数の
端末に送信して、所定の端末で通信確認情報が認識でき
るようにすることにより、ホストで端末を認識するため
の情報を管理する必要がなく、ホストでの情報管理を簡
略化できる。
【0018】請求項3は、請求項1又は2において、前
記通信確立手順が、前記ホストで受信した前記接続応答
のうち最初に受信した接続応答に付与された前記端末認
識情報を前記通信確認情報に付与して前記複数の端末に
送信することを特徴とする。請求項3によれば、ホスト
は接続応答信号のうち最初に受信した応答信号に付され
た端末確認情報をそのまま通信確認情報に付与して端末
に送信するので、ホストで端末を認識するための情報を
管理する必要がなく、ホストでの情報管理を簡略化でき
る。
【0019】請求項4は、前記通信確立手順で前記複数
の端末に送信された前記通信確認情報に付与された前記
端末認識情報を認識し、前記端末認識情報に対応する端
末装置と前記ホストとの通信を可能とする通信手順を有
することを特徴とする。請求項4によれば、接続確認情
報に付与された端末認識情報を認識し、端末認識情報に
対応する端末のみホストとの通信を可能とすることによ
り、ホストと複数の端末との通信を行う際に端末毎に接
続ケーブルを設けたり、ホストで端末を識別して通信を
行ったりする必要がないので、ホストと端末との通信の
確立を容易に行える。
【0020】請求項5は、複数の端末と通信を行う情報
処理装置において、前記複数の端末に同時にポーリング
情報を送信するポーリング情報送信手段と、前記ポーリ
ング情報送信手段で前記複数の端末に送信された前記ポ
ーリング情報に応答して前記複数の端末から送信される
接続応答情報に応じて前記複数の端末のうち所定の端末
との通信を確立する通信確立手段とを有することを特徴
とする。
【0021】請求項5によれば、ホストは通信確立時に
複数の端末に対して同時にポーリング情報を送信すれば
よく、端末を区別してポーリング情報を送信する必要が
ないので、端末の接続状態などを管理する必要がなく、
ホストでの情報管理を簡略化できる。請求項6は、請求
項5において、前記通信確立手段が、前記複数の端末か
ら前記接続応答情報に前記複数の端末を識別する端末認
識情報が付与され、前記複数の端末のうち通信を確立し
た端末の前記接続応答情報に付与された前記端末認識情
報を含む通信確認情報を前記複数の端末に送信すること
を特徴とする。
【0022】請求項6によれば、端末から供給される接
続応答情報に付与された端末認識情報をそのまま、通信
確認情報に付与して、端末に送信することにより、ホス
ト側で、端末を認識するための情報を管理する必要がな
いので、ホストでの情報管理を簡略化できる。請求項7
は、請求項6において、前記通信確立手段が、前記接続
応答のうち最初に受信した接続応答に付与された前記端
末認識情報を前記通信確認情報に付与して前記複数の端
末に送信することを特徴とする。
【0023】請求項7によれば、接続応答のうち最初に
受信した接続応答に付与された端末認識情報を通信確認
情報に付与して複数の端末に送信することにより、接続
する端末の判定を簡単に行えるので、ホストの処理、情
報管理を簡略化できる。請求項8は、ホストとの通信を
行う情報処理装置において、前記ホストからのポーリン
グ情報が供給されてから前記複数の端末で異なる時間経
過後、前記ホストに接続応答情報を送信する接続応答手
段と、前記ホストから供給される通信確認情報に応じて
前記ホストとの通信を確立する通信確立手段とを有する
ことを特徴とする。
【0024】請求項8によれば、ホストからのポーリン
グ情報が供給されてから複数の端末に異なる時間に設定
された時間経過後、ホストに接続応答情報を送信するこ
とにより、複数の端末で接続応答情報が衝突することが
ないので、ホストとの接続を共有することができ、端末
とホストとの接続を簡略化できる。請求項9は、請求項
8において、前記接続応答手段は、前記複数の端末の接
続依頼時間に基づいて端末認識情報を生成し、該端末認
識情報を前記接続応答情報に付与して、前記ホストに供
給することを特徴とする。
【0025】請求項9によれば、複数の端末の接続依頼
時間に基づいて端末認識情報を生成し、端末認識情報を
接続応答情報に付与して、ホストに供給することによ
り、端末を認識させる認識情報を別に持つ必要がないの
で、端末での情報管理を簡略化できる。請求項10は、
請求項9において、前記ホストから送信される前記通信
確認情報に付与された前記端末認識情報を認識し、前記
端末認識情報が自装置に設定された端末認識情報である
場合に、前記ホストとの通信を可能とする通信手段を有
することを特徴とする。
【0026】請求項10によれば、ホストから送信され
る通信確認情報に付与された端末認識情報を認識し、端
末認識情報が自装置に予め設定された端末認識情報であ
る場合にのみ、ホストとの通信を可能とすることによ
り、所定の端末のみがホストに接続されるので、端末で
の通信のための処理を簡略化できるとともに、ホストで
端末を識別する必要がなく、ホストでの情報の管理を簡
略化できる。
【0027】請求項11は、プログラムを記憶したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、複数の端末
と通信を行うコンピュータで実行され、前記複数の端末
に同時にポーリング情報を送信するポーリング情報送信
手段と、前記ポーリング情報送信手段で前記複数の端末
に送信された前記ポーリング情報に応答して前記複数の
端末から送信される接続応答情報に応じて前記複数の端
末のうち所定の端末との通信を確立する通信確立手段と
を有することを特徴とする。
【0028】請求項11によれば、ホストは通信確立時
に複数の端末に対して同時にポーリング情報を送信すれ
ばよく、端末を区別してポーリング情報を送信する必要
がないので、端末の接続状態などを管理する必要がな
く、ホストでの情報管理を簡略化できる。請求項12
は、請求項11において、前記通信確立手段は、前記複
数の端末から前記接続応答情報に前記複数の端末を識別
する端末認識情報が付与され、前記複数の端末のうち通
信を確立した端末の前記接続応答情報に付与された前記
端末認識情報を含む通信確立情報を前記複数の端末に送
信することを特徴とする。
【0029】請求項12によれば、端末から供給される
接続応答情報に付与された端末認識情報をそのまま、通
信確認情報に付与して、端末に送信することにより、ホ
スト側で、端末を認識するための情報を管理する必要が
ないので、ホストでの情報管理を簡略化できる。請求項
13は、請求項12において、前記通信確立手段が、前
記接続応答のうち最初に受信した接続応答に付与された
前記端末認識情報を前記通信確認情報に付与して前記複
数の端末装置に送信することを特徴とする。
【0030】請求項13によれば、接続応答のうち最初
に受信した接続応答に付与された端末認識情報を通信確
認情報に付与して複数の端末に送信することにより、接
続する端末の判定を簡単に行えるので、ホストの処理、
情報管理を簡略化できる。請求項14は、プログラムを
記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、ホストとの通信を行うコンピュータで実行され、前
記ホストからのポーリング情報が供給されてから前記複
数の端末で異なる時間経過後、前記ホストに接続応答情
報を送信する接続応答手段と、前記ホストから供給され
る通信確立応答に応じて前記ホストとの通信を確立する
通信確立手段とを有する。
【0031】請求項14によれば、ホストからのポーリ
ング情報が供給されてから複数の端末毎に設定された時
間経過後、ホストに接続応答情報を送信することによ
り、複数の端末で接続応答情報が衝突することがないの
で、ホストとの接続を共有することができ、端末とホス
トとの接続を簡略化できる。請求項15は、請求項14
において、前記接続応答手段が、前記複数の端末毎に接
続依頼時間に基づいて設定された時間を端末認識情報と
して、前記接続応答情報に付与して、前記ホストに供給
することを特徴とする。
【0032】請求項15によれば、複数の端末毎に接続
依頼時間の基づいて端末認識情報を生成し、該端末認識
情報を接続応答情報に付与して、ホストに供給すること
により、端末を認識させる認識情報を別に持つ必要がな
いので、端末での情報管理を簡略化できる。請求項16
は、請求項15において、前記ホストから送信される前
記通信確認情報に付与された前記端末認識情報を認識
し、前記端末認識情報が自装置に予め設定された端末認
識情報である場合に、前記ホストとの通信を可能とする
通信手段を有することを特徴とする。
【0033】請求項16によれば、ホストから送信され
る通信確認情報に付与された端末認識情報を認識し、端
末認識情報が自装置に予め設定された端末認識情報であ
る場合にのみ、ホストとの通信を可能とすることによ
り、所定の端末のみがホストに接続されるので、端末で
の通信のための処理を簡略化できるとともに、ホストで
端末を識別する必要がなく、ホストでの情報の管理を簡
略化できる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。本実施例の通信システム1は、ホスト
コンピュータ2と複数の端末装置3−1〜Nとがケーブ
ル4によりデイジーチェーン構成により接続されてい
る。図2に本発明の一実施例のホストコンピュータのブ
ロック構成図を示す。
【0035】ホストコンピュータ2は、演算処理を行う
CPU11、CPU11の作業用記憶領域を構成するR
AM12、コンピュータの起動に用いられるBIOSな
どが格納されたROM13、プログラム、データなどが
格納されたハードディスク装置14、フロッピーディス
ク15に情報を記録、及び、フロッピーディスク15に
記録された情報を再生入力するフロッピーディスク装置
16、CD−ROM17に記録された情報を再生するC
D−ROM装置18、処理情報を表示するディスプレイ
19、ディスプレイ19を制御する表示コントローラ2
0、コマンド、データなどの入力するキーボード21、
マウス22、キーボード21、マウス22を接続するイ
ンタフェース23、端末装置3−1〜3−Nとの接続を
行う通信制御装置(通信アダプタ)24から構成され
る。
【0036】ホストコンピュータ2のハードディスク装
置14には、メインプログラム、端末装置3−1〜3−
Nとの通信を確立するための通信確立プログラム、端末
装置3−1〜3−Nとの通信を実行する通信プログラム
が格納されている。なお、通信確立プログラムは、例え
ば、フロッピーディスク15、CD−ROM17からフ
ロッピーディスク装置16、CD−ROM装置18によ
りハードディスク装置14にインストールしてもよい。
【0037】また、通信確立プログラムは、通信装置を
介してオンラインによりハードディスク装置16にイン
ストールしてもよい。さらに、通信確立プログラムを提
供する記録媒体は、上記フロッピーディスク15、CD
−ROM17に限られるものではなく、光磁気ディスク
など他の記録媒体であってもよい。さらに、通信確立プ
ログラムは、ハードディスク装置14に格納した後、実
行する構成としたが、記録媒体から直接実行するように
してもよい。
【0038】図3に本発明の一実施例の端末装置のブロ
ック構成図を示す。端末装置3−1〜3−Nは、演算処
理を行うCPU31、CPU31の作業用記憶領域を構
成するRAM32、コンピュータの起動に用いられるB
IOSなどが格納されたROM33、プログラム、デー
タなどが格納されたハードディスク装置34、フロッピ
ーディスク35に情報を記録、及び、フロッピーディス
ク35に記録された情報を再生入力するフロッピーディ
スク装置36、CD−ROM37に記録された情報を再
生するCD−ROM装置38、処理情報を表示するディ
スプレイ39、ディスプレイ39を制御する表示コント
ローラ40、コマンド、データなどの入力するキーボー
ド41、マウス42、キーボード41、マウス42を接
続するインタフェース43、ホストコンピュータ2との
接続を行う通信制御装置(通信アダプタ)44から構成
される。
【0039】端末装置3−1〜Nのハードディスク装置
34には、メインプログラム、ホストコンピュータ2と
の通信を確立するための通信確立プログラム、ホストコ
ンピュータ2との通信を実行する通信プログラムが格納
されている。なお、通信確立プログラムは、例えば、フ
ロッピーディスク35、CD−ROM37からフロッピ
ーディスク装置36、CD−ROM装置38によりハー
ドディスク装置34にインストールしてもよい。
【0040】また、通信確立プログラムは、通信装置を
介してオンラインによりハードディスク装置36にイン
ストールしてもよい。さらに、通信確立プログラムを提
供する記録媒体は、上記フロッピーディスク35、CD
−ROM37に限られるものではなく、光磁気ディスク
など他の記録媒体であってもよい。さらに、通信確立プ
ログラムは、ハードディスク装置34に格納した後、実
行する構成としたが、記録媒体から直接実行するように
してもよい。
【0041】次に、ホストコンピュータ2と端末装置3
−1〜3−Nとの通信を確立するための通信確立プログ
ラムの処理について図面とともに説明する。まず、ホス
トコンピュータ2での通信確立プログラムの動作を説明
する。図4に本発明の一実施例のホストコンピュータの
通信確立プログラムの処理フローチャートを示す。
【0042】ホストコンピュータ2では、終了タイマが
タイムアウトするまで、複数の端末に対してポーリング
データを送信する(ステップS1−1、S1−2)。図
5に本発明の一実施例のホストコンピュータで生成され
るポーリングデータのデータ構成図を示す。ポーリング
データは、6バイトのデータから構成され、通常、デー
タでは現れないような、数値配列となっている。例え
ば、図5に示すように1バイト目は16進数で「5
0」、2バイト目は16進数で「81」、3バイト目は
16進数で「01」、4バイト目は16進数で「1
0」、5、6バイト目は16進数で「FF」に設定され
ている。
【0043】図4に戻って説明を続ける。ステップS1
−1で、複数の端末に対してポーリングデータを送信し
た後、応答データ監視タイマを起動する(ステップS1
−3)。ステップS1−3で、応答データ監視タイマが
起動された後、応答データ監視タイマのタイムアウト時
間が監視される(ステップS1−4)。
【0044】ステップS1−4で、応答データ監視タイ
マがタイムアウトすると、ステップS1−2に戻って、
再びポーリングデータが出力される。また、応答データ
監視タイマのカウントが監視時間内に端末装置3−1〜
3−Nのいずれかからポーリングデータに応答する応答
データを受信すると、次に、受信した応答データが正常
か否かが判断される(ステップS1−6)。
【0045】ステップS1−6で、受信した応答データ
が正常であれば、各端末装置毎に異なる値に設定され、
応答データに付与されたポーリングデータが供給されて
から応答データを送信するまでの応答時間を示すデータ
を含む接続確認データを生成し、端末装置3−1〜3−
Nに同報送信する(ステップS1−7)。ステップS1
−7で、接続確認データを送信した後、通信プログラム
を起動する(ステップS1−8)。
【0046】図6に本発明の一実施例のホストコンピュ
ータで生成される接続確認データのデータ構成図を示
す。接続確認データは、6バイトのデータから構成さ
れ、通常、データでは現れないような、数値配列となっ
ている。例えば、図6に示すように1バイト目は16進
数で「52」、2バイト目は16進数で「81」、3、
4バイト目に16進数で応答時間のデータ「XX」、「Y
Y」が配置され、5、6バイト目は16進数で「FF」
に設定されている。
【0047】図4に戻って説明を続ける。また、ステッ
プS1−6で、応答データを正常に受信できない、例え
ば、複数の応答データが重なったりして応答データを読
み取ることができない場合には、受信した応答データを
無効とする(ステップS1−9)。上記ホストコンピュ
ータ2側の通信確立用プログラムにより、端末装置3−
1〜3−Nに対して接続依頼を許可するポーリングデー
タの送信、及び、送信したポーリングデータに対する端
末装置3−1〜3−Nからの応答データにより接続確認
を行う通信確認データの送信が行われ、ホストコンピュ
ータ2と端末装置3−1〜3−Nのうちの所定の端末装
置との通信が確立される。
【0048】次に、端末装置3−1〜3−Nでの通信確
立プログラムの処理について説明する。図7に本発明の
一実施例の端末装置の通信確立プログラムの処理フロー
チャートを示す。端末装置3−1〜3−Nでは、ホスト
コンピュータ2との接続要求が発生すると(ステップS
2−1)、ソフト的に設定されている接続監視タイマが
起動する(ステップS2−2)。
【0049】接続監視タイマは、所定の時間でタイムア
ウトするように設定されており、接続監視タイマが起動
されると、接続監視タイマのタイムアウトが監視される
(ステップS2−3)。ステップS2−3で接続監視タ
イマがタイムアウトとなると、通信確立用プログラムは
中止される。また、ステップS2−3で、接続監視タイ
マのタイムアウト時間内にホストコンピュータ2からケ
ーブル4を介してポーリングデータが供給されると(ス
テップS2−4)、データ受信処理が行われ、受信デー
タの解析が行われる(ステップS2−5)。
【0050】ステップS2−5の処理結果から、受信デ
ータがポーリングデータか否かを判定する(ステップS
2−6)。ステップS2−6で、受信データがポーリン
グデータである場合には、応答時間タイマを起動し(ス
テップS2−7)、応答時間タイマがタイムアウトする
のを監視する(ステップS2−8)。ステップS2−8
で応答時間タイマがタイムアウトすると、次に、ホスト
コンピュータ2に接続を要求する応答データを生成し、
ケーブル4を介してホストコンピュータ2に送信する
(ステップS2−9)。
【0051】応答時間は、例えば、端末装置3−1〜3
−Nが接続を依頼されたときの時間を1ms単位で獲得
し、獲得した時間の下1桁、獲得した時間が1234m
sであれば、4ms、獲得した時間が235msであれ
ば、5ms、が監視時間として設定される。以上のよう
な設定方法によれば、応答時間タイマのタイムアウト時
間は、可変情報となる。このため、各端末装置3−1〜
3−Nでは、接続依頼時に接続依頼時間によって設定さ
れため、各端末装置3−1〜3−Nで管理管理する必要
がない。よって、端末装置3−1〜3−Nでオペレータ
などが一々時間を設定する必要がなく、端末装置の接続
を容易に行える。応答データには、端末装置3−1〜3
−Nの応答時間タイマのタイムアウト時間が端末装置3
−1〜3−Nの識別情報として付与される。
【0052】図8に本発明の一実施例の端末装置で生成
される応答データのデータ構成図を示す。応答データ
は、6バイトのデータから構成され、通常、データでは
現れないような、数値配列となっている。例えば、図6
に示すように1バイト目は16進数で「4C」、2バイ
ト目は16進数で「81」、3、4バイト目に16進数
で応答時間t1〜tNに相当するデータ「XX」、「YY」
が配置され、5、6バイト目は16進数で「FF」に設
定されている。
【0053】図7に戻って説明を続ける。端末装置3−
1〜3−Nは、ステップS2−9で、ホストコンピュー
タ2に応答データを送信した後、ホストコンピュータ2
から送信される接続確認データの受信を待機する。ホス
トコンピュータ2からの接続確認データが接続監視タイ
マのタイムアウト時間内に正常に供給されれば、通信プ
ログラムを起動する(ステップS2−11)。このと
き、接続確認データの正常、異常の判断は、ホストコン
ピュータ2から供給される接続確認データに付与された
識別情報が自装置が応答データに付与したものであると
き、ホストコンピュータ2からの接続確認データが正常
に供給されたものと判断することにより行われる。
【0054】なお、このとき、ホストコンピュータ2で
は、接続確認データを生成するときに、応答データに付
与された認識情報をそのまま、接続確認データに付与し
て送信するので、ホストコンピュータ2側で複数の端末
装置3−1〜3−Nの認識情報を管理する必要がない。
次に、ホストコンピュータ2と端末装置3−1〜3−N
との通信確立時の各プログラムの起動動作について図面
とともに説明する。
【0055】図9に本発明の一実施例のプログラムの起
動動作を説明するための図を示す。まず、ホストコンピ
ュータ2のメインプログラム51が起動されると、ホス
トコンピュータ51の通信確立プログラム52が起動さ
れる。前述した通信確立プログラム52では、端末装置
3−1〜3−Nに対してポーリングデータが所定の時間
毎に供給される。
【0056】ホストコンピュータ2の通信確立プログラ
ム52では、後述するようにポーリングデータに応じて
端末装置3−1〜3−Nから応答データが供給され、端
末装置3−1〜3−Nとの通信が確立すると、メインプ
ログラム51に通信が確立したことを通知する。メイン
プログラム51では、通信確立プログラム52により、
所定の端末装置との通信が確立すると、次に、通信プロ
グラム53を起動する。通信プログラム53は、通信が
確立された端末装置と通信を行う。通信プログラム53
は、所定の端末装置との通信が終了すると、メインプロ
グラム51に通信が終了した旨の通知を行う。
【0057】メインプログラム51は、通信プログラム
53から所定の端末装置との通信が終了した旨の通知を
受信すると、再び、通信確立プログラム52を起動す
る。メインプログラム51は、処理が終了するまで、通
信確立プログラム52を起動し、端末装置3−1〜3−
Nとの通信確立を行う。一方、端末装置3−1〜3−N
では、メインプログラム61が起動され、メインプログ
ラム61によりホストコンピュータ2との通信が要求さ
れると、接続確立プログラム62が起動される。
【0058】通信確立プログラム62は、前述したよう
にホストコンピュータ2から供給されるポーリングデー
タに応じて応答データを作成し、ホストコンピュータ2
に供給する。通信確立プログラム62は、ホストコンピ
ュータ2との通信が確立すると、メインプログラム61
に通知する。メインプログラム61は、通信確立プログ
ラム62でホストコンピュータ2との通信が確立した旨
の通知を受けると、通信プログラム63を起動する。通
信プログラム63は、ホストコンピュータ2との通信を
制御する。
【0059】通信プログラム63は、ホストコンピュー
タ2との通信が終了すると、メインプログラム61に通
信が終了した旨の通知を行い、処理を終了する。メイン
プログラム61は、通信の終了通知を受けて、ホストコ
ンピュータ2への通信要求に応じた処理を終了し、他の
処理を行う。なお、通信確立プログラム62は、ホスト
コンピュータ2との通信が確立できなかった場合には、
通信不確立の通知をメインプログラム61に行う。この
場合、メインプログラム61は、再び、通信確立プログ
ラム62を起動して、ホストコンピュータ62との通信
の確立を実行する。
【0060】次に、ホストコンピュータ2と端末装置3
−1〜3−Nとの通信確立動作について図面とともに説
明する。図10に本発明の一実施例の通信確立動作の説
明図を示す。通信確立時には、前述したホストコンピュ
ータ2の通信確立プログラム52かにより端末装置3−
1〜3−Nにポーリングデータが供給される。端末装置
3−1〜3−Nで通信確立プログラム62が起動されて
いる場合には、通信確立プログラム62は、前述したよ
うにホストコンピュータ2から供給されたポーリングデ
ータに応じて応答データを作成する。応答データには、
端末装置3−1〜3−N毎に応答時間t1〜tNに応じ
て設定された認識情報が付与される。
【0061】例えば、図10に示すように端末装置3−
1〜3−3で通信確立プログラムが起動されている場合
には、端末装置3−1からはポーリングデータが供給さ
れてから応答時間t1後に応答時間t1に基づいて生成
された認識情報を付与した応答データがホストコンピュ
ータ2に送信され、端末装置3−2からはポーリングデ
ータが供給されてから応答時間t2後に応答時間t2
(>t1)からなる認識情報を付与した応答データがホ
ストコンピュータ2に送信され、端末装置3−3からは
ポーリングデータが供給されてから応答時間t3後に応
答時間t3(>t2>t1)に基づいて生成された認識
情報を付与した応答データがホストコンピュータ2に送
信される。
【0062】ホストコンピュータ2では、ポーリングデ
ータを送信してから最初に受信した応答データを有効と
し、その後に供給された応答データは無効とする。この
ため、端末装置3−1〜3−3から応答データが供給さ
れた場合には、図10に示すように端末装置3−1から
供給された応答データを有効とし、他の端末装置3−
2、3−3から供給された応答データは無効とする。
【0063】ホストコンピュータ2は、有効とした応答
データに付与された認識情報、すなわち、端末装置3−
1に予め設定された応答時間t1を付与した通信確認デ
ータを生成し、全ての端末装置3−1〜3−Nに送信す
る。全ての端末装置3−1〜3−Nのうち通信確認プロ
グラムが起動された端末装置3−1〜3−3で、通信確
認データが受信される。通信確認プログラムでは、受信
した通信確認データのうち、自装置の応答時間t1〜t
Nが付与された応答データだけを正常であると判断し
て、他のデータは無効と判断する。
【0064】よって、ホストコンピュータ2の通信確立
プログラムで、図10に示すように端末装置3−1の応
答時間t1が認識情報として付与された応答データが有
効とされた場合には、端末装置3−1〜3−Nに送信さ
れる通信確認データに端末装置3−1の応答時間t1が
認識情報として付与されるため、端末装置3−1では通
信確認データが正常と判断されるが、端末装置3−2、
3−3では正常とは判断されない。
【0065】このため、端末装置3−1でだけ、通信プ
ログラムが起動され、ホストコンピュータ2との通信が
可能となる。以上、本実施例によれば複数台接続を実現
するための方式を搭載した通信アダプタを必要とせず、
予めIDを用意する必要もなく、更に一台毎にポーリン
グする必要もなくなるため、通信時間の短縮が図れる。
【0066】なお、本実施例では、ケーブル4を介して
ホストコンピュータ2と複数の端末装置3−1〜3−N
が接続されたデータ通信システム1に本発明を適用した
ものについて説明したが、本発明が適用できるシステム
は、上記のものに限られるのもではなく、光通信を用い
たシステムや、無線通信を用いたシステムに用いること
もできる。
【0067】図11に本発明の第2実施例のブロック構
成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。本実施例の通信システム
70は、図1の通信制御装置24、44をケーブル4で
はなく、光通信アダプタ71、72に接続し、ホストコ
ンピュータ2と端末装置3−1〜3−Nとを光通信回線
で接続してなる。
【0068】図12に本発明の第3実施例のブロック構
成図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。本実施例の通信システム
80は、図1の通信制御装置24、44をケーブル4で
はなく、無線通信アダプタ81、82に接続し、ホスト
コンピュータ2と端末装置3−1〜3−Nとを無線通信
回線で接続してなる。
【0069】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、ホストから複数の端末に同時にポーリング情報を送
信し、複数の端末から異なる時間に応答を行うことによ
り、ホストから複数の端末に同一の回線で同時にポーリ
ング情報送信でき、複数の端末から同一の回線に応答が
送信されても、ホストで、応答を別々に認識できる。よ
って、ホストと複数の端末とを別々の回線で接続する必
要がなく、回線を簡略化できる等の特長を有する。
【0070】請求項2によれば、複数の端末の応答時間
により設定された時間情報を端末認識情報として、端末
に保持するとともに、接続応答に付与してホストに送信
し、通信を確立を示す通信確認情報に、通信を確立する
端末からの接続応答に付与された端末認識情報を付与し
て、複数の端末に送信することにより、応答を行う場合
の応答時間を端末の端末認識情報とすることにより、複
数の端末を識別する専用の識別情報が不要となり、端末
での情報管理を簡略化でき、また、ホストで、接続応答
に付与された端末認識情報をそのまま通信確認情報とし
て複数の端末に送信して、所定の端末で通信確認情報が
認識できるようにすることにより、ホストで端末を認識
するための情報を管理する必要がなく、ホストでの情報
管理を簡略化できる等の特長を有する。
【0071】請求項3によれば、ホストは接続応答信号
のうち最初に受信した応答信号に付された端末確認情報
をそのまま通信確認情報に付与して端末に送信するの
で、ホストで端末を認識するための情報を管理する必要
がなく、ホストでの情報管理を簡略化できる等の特長を
有する。請求項4によれば、接続確認情報に付与された
端末認識情報を認識し、端末認識情報に対応する端末の
みホストとの通信を可能とすることにより、ホストと複
数の端末との通信を行う際に端末毎に接続ケーブルを設
けたり、ホストで端末を識別して通信を行ったりする必
要がないので、ホストと端末との通信の確立を容易に行
える等の特長を有する。
【0072】請求項5によれば、ホストは通信確立時に
複数の端末に対して同時にポーリング情報を送信すれば
よく、端末を区別してポーリング情報を送信する必要が
ないので、端末の接続状態などを管理する必要がなく、
ホストでの情報管理を簡略化できる等の特長を有する。
請求項6によれば、端末から供給される接続応答情報に
付与された端末認識情報をそのまま、通信確認情報に付
与して、端末に送信することにより、ホスト側で、端末
を認識するための情報を管理する必要がないので、ホス
トでの情報管理を簡略化できる等の特長を有する。
【0073】請求項7によれば、接続応答のうち最初に
受信した接続応答に付与された端末認識情報を通信確認
情報に付与して複数の端末に送信することにより、接続
する端末の判定を簡単に行えるので、ホストの処理、情
報管理を簡略化できる等の特長を有する。請求項8によ
れば、ホストからのポーリング情報が供給されてから複
数の端末で異なる時間に予め設定された所定の時間経過
後、ホストに接続応答情報を送信することにより、複数
の端末で接続応答情報が衝突することがないので、ホス
トとの接続を共有することができ、端末とホストとの接
続を簡略化できる等の特長を有する。
【0074】請求項9によれば、複数の端末に予め設定
された所定の時間を端末認識情報として、接続応答情報
に付与して、ホストに供給することにより、端末を認識
させる認識情報を別に持つ必要がないので、端末での情
報管理を簡略化できる等の特長を有する。請求項10に
よれば、ホストから送信される通信確認情報に付与され
た端末認識情報を認識し、端末認識情報が自装置に予め
設定された端末認識情報である場合にのみ、ホストとの
通信を可能とすることにより、所定の端末のみがホスト
に接続されるので、端末での通信のための処理を簡略化
できるとともに、ホストで端末を識別する必要がなく、
ホストでの情報の管理を簡略化できる等の特長を有す
る。
【0075】請求項11によれば、ホストは通信確立時
に複数の端末に対して同時にポーリング情報を送信すれ
ばよく、端末を区別してポーリング情報を送信する必要
がないので、端末の接続状態などを管理する必要がな
く、ホストでの情報管理を簡略化できる等の特長を有す
る。請求項12によれば、端末から供給される接続応答
情報に付与された端末認識情報をそのまま、通信確認情
報に付与して、端末に送信することにより、ホスト側
で、端末を認識するための情報を管理する必要がないの
で、ホストでの情報管理を簡略化できる等の特長を有す
る。
【0076】請求項13によれば、接続応答のうち最初
に受信した接続応答に付与された端末認識情報を通信確
認情報に付与して複数の端末に送信することにより、接
続する端末の判定を簡単に行えるので、ホストの処理、
情報管理を簡略化できる等の特長を有する。請求項14
によれば、ホストからのポーリング情報が供給されてか
ら複数の端末で異なる時間に予め設定された所定の時間
経過後、ホストに接続応答情報を送信することにより、
複数の端末で接続応答情報が衝突することがないので、
ホストとの接続を共有することができ、端末とホストと
の接続を簡略化できる等の特長を有する。
【0077】請求項15によれば、複数の端末に予め設
定された所定の時間を端末認識情報として、接続応答情
報に付与して、ホストに供給することにより、端末を認
識させる認識情報を別に持つ必要がないので、端末での
情報管理を簡略化できる等の特長を有する。請求項16
によれば、ホストから送信される通信確認情報に付与さ
れた端末認識情報を認識し、端末認識情報が自装置に予
め設定された端末認識情報である場合にのみ、ホストと
の通信を可能とすることにより、所定の端末のみがホス
トに接続されるので、端末での通信のための処理を簡略
化できるとともに、ホストで端末を識別する必要がな
く、ホストでの情報の管理を簡略化できる等の特長を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例のホストコンピュータのブロ
ック構成図を示す。
【図3】本発明の一実施例の端末装置のブロック構成図
を示す。
【図4】本発明の一実施例のホストコンピュータの通信
確立プログラムの処理フローチャートである。
【図5】本発明の一実施例のホストコンピュータで生成
されるポーリングデータのデータ構成図である。
【図6】本発明の一実施例のホストコンピュータで生成
される接続確認データのデータ構成図である。
【図7】本発明の一実施例の端末装置の通信確立プログ
ラムの処理フローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の端末装置で生成される応答
データのデータ構成図である。
【図9】本発明の一実施例のプログラムの起動動作を説
明するための図である。
【図10】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の一実施例の他の適用例のブロック構
成図である。
【図12】本発明の一実施例の第2適用例のブロック構
成図である。
【図13】従来の一例のブロック構成図である。
【図14】従来の他の一例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 通信システム 2 ホストコンピュータ 3−1〜3−N 端末装置 4 ケーブル 11、31 CPU 12、32 RAM 13、33 ROM 14、34 ハードディスク装置 15、35 フロッピーディスク 16、36 フロッピーディスク装置 17、37 CD−ROM 18、38 CD−ROM装置 19、39 ディスクプレイ 20、40 表示コントローラ 21、41 キーボード 22、42 マウス 24、44 通信制御装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置に接続された複数の端末と該
    ホスト装置との通信権を決定する通信決定方法におい
    て、 前記ホストから前記複数の端末に同時にポーリング情報
    を送信するポーリング情報送信手順と、 前記ポーリング情報送信手順により前記ホストから供給
    された前記ポーリングデータに応じて前記複数の端末毎
    にそれぞれ異なる時間に前記複数の端末からホストに対
    して接続応答情報を送信する応答手順と、 前記応答手順で前記複数の端末毎から供給される前記接
    続応答情報に応じて前記複数の端末のうち所定の端末と
    の通信を確立する通信確立手順とを有することを特徴と
    する通信権決定方法。
  2. 【請求項2】 前記応答手順は、前記複数の端末の接続
    依頼時間に基づいて端末認識情報を生成し、前記端末に
    保持するとともに、前記接続応答に付与して前記ホスト
    に送信し、 前記通信確立手順は、通信を確立を示す通信確認情報
    に、通信を確立する端末からの前記接続応答に付与され
    た前記端末認識情報を付与して、前記複数の端末に送信
    することを特徴とする請求項1記載の通信権決定方法。
  3. 【請求項3】 前記通信確立手順は、前記ホストで受信
    した前記接続応答のうち最初に受信した接続応答に付与
    された前記端末認識情報を前記通信確認情報に付与して
    前記複数の端末装置に送信することを特徴とする請求項
    1又は2記載の通信権決定方法。
  4. 【請求項4】 前記通信確立手順で前記複数の端末装置
    に送信された前記通信確認情報に付与された前記端末認
    識情報を認識し、前記端末認識情報に対応する端末装置
    と前記ホストとの通信を可能とする通信手順を有するこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の通信権決定方法。
  5. 【請求項5】 複数の端末と通信を行う情報処理装置に
    おいて、 前記複数の端末に同時にポーリング情報を送信するポー
    リング情報送信手段と、 前記ポーリング情報送信手段で前記複数の端末に送信さ
    れた前記ポーリング情報に応答して前記複数の端末から
    送信される接続応答情報に応じて前記複数の端末のうち
    所定の端末との通信を確立する通信確立手段とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記通信確立手段は、前記複数の端末か
    ら前記接続応答情報に前記複数の端末を識別する端末認
    識情報が付与され、 前記複数の端末のうち通信を確立した端末の前記接続応
    答情報に付与された前記端末認識情報を含む通信確立情
    報を前記複数の端末に送信することを特徴とする請求項
    5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記通信確立手段は、前記接続応答のう
    ち最初に受信した接続応答に付与された前記端末認識情
    報を前記通信確認情報に付与して前記複数の端末装置に
    送信することを特徴とする請求項6記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 ホストとの通信を行う情報処理装置にお
    いて、 前記ホストからのポーリング情報が供給されてから前記
    複数の端末で異なる時間経過後、前記ホストに接続応答
    情報を送信する接続応答手段と、 前記ホストから供給される通信確立応答に応じて前記ホ
    ストとの通信を確立する通信確立手段とを有することを
    特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記接続応答手段は、前記複数の端末の
    接続依頼時間に基づいて端末認識情報を生成し、該端末
    認識情報を前記接続応答情報に付与して、前記ホストに
    供給することを特徴とする請求項8記載の情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ホストから送信される前記通信確
    認情報に付与された前記端末認識情報を認識し、前記端
    末認識情報が自装置に設定された端末認識情報である場
    合に、前記ホストとの通信を可能とする通信手段を有す
    ることを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 複数の端末と通信を行うコンピュータ
    で実行され、 前記複数の端末に同時にポーリング情報を送信するポー
    リング情報送信手段と、 前記ポーリング情報送信手段で前記複数の端末に送信さ
    れた前記ポーリング情報に応答して前記複数の端末から
    送信される接続応答情報に応じて前記複数の端末のうち
    所定の端末との通信を確立する通信確立手段とを有する
    プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  12. 【請求項12】 前記通信確立手段は、前記複数の端末
    から前記接続応答情報に前記複数の端末を識別する端末
    認識情報が付与され、 前記複数の端末のうち通信を確立した端末の前記接続応
    答情報に付与された前記端末認識情報を含む通信確立情
    報を前記複数の端末に送信することを特徴とする請求項
    11記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記通信確立手段は、前記接続応答の
    うち最初に受信した接続応答に付与された前記端末認識
    情報を前記通信確認情報に付与して前記複数の端末装置
    に送信することを特徴とする請求項12記載のプログラ
    ムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 ホストとの通信を行うコンピュータで
    実行され、 前記ホストからのポーリング情報が供給されてから前記
    複数の端末で異なる時間経過後、前記ホストに接続応答
    情報を送信する接続応答手段と、 前記ホストから供給される通信確立応答に応じて前記ホ
    ストとの通信を確立する通信確立手段とを有するプログ
    ラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記接続応答手段は、前記複数の端末
    の接続依頼時間に基づいて端末認識情報を生成し、該端
    末認識情報を前記接続応答情報に付与して、前記ホスト
    に供給することを特徴とする請求項14記載のプログラ
    ムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記ホストから送信される前記通信確
    認情報に付与された前記端末認識情報を認識し、前記端
    末認識情報が自装置に設定された端末認識情報である場
    合に、前記ホストとの通信を可能とする通信手段を有す
    ることを特徴とする請求項15記載のプログラムを記憶
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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