JPH11259277A - オブジェクト指向プログラミング支援装置 - Google Patents

オブジェクト指向プログラミング支援装置

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JPH11259277A
JPH11259277A JP10062386A JP6238698A JPH11259277A JP H11259277 A JPH11259277 A JP H11259277A JP 10062386 A JP10062386 A JP 10062386A JP 6238698 A JP6238698 A JP 6238698A JP H11259277 A JPH11259277 A JP H11259277A
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data
control flow
inter
pin
instruction
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JP10062386A
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Ryosuke Suda
良輔 須田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンの選択とその結合を効率よく行い、制御
フローの把握を容易にすることにより、オブジェクト指
向プログラムの開発効率を高めること。 【解決手段】 任意のインストラクション結合手段の出
力をプログラムの開始位置として開始点記憶領域に設定
し、オブジェクト間制御フロー編集手段1により、オブ
ジェクトの階層と、インストラクション結合手段名を、
表形式で表示するとともに、インストラクション結合手
段の出力と入力の接続関係を、木構造で表示する。そし
て、制御フローの順番の変更、制御フローの切断、切断
した制御フローの再利用、制御フローの削除、追加等を
行う。また、オブジェクト間データ共有編集装置2によ
り、オブジェクトの階層と、オブジェクトの持つデータ
結合手段名を、表形式で表示し、2つのオブジェクトに
データを共有させ、また、2つのオブジェクトで共有し
ているデータの共有を解除させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト指向
プログラミングを行うためのオブジェクト指向プログラ
ミング支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プログラムが大規模化、複雑化し
てきており、プログラムの開発を容易にし、また、既存
のプログラムの再利用を図る必要性が高まってきてい
る。このように背景に元に、オブジェクト指向プログラ
ミングが広く採用されるようになってきている。しかし
ながら、オブジェクト指向プログラムは、一般に実行速
度が遅く、また、オブジェクト指向という考え方に基づ
かずに作成された既存のソフトウェアの再利用性が悪い
と言われていた。
【0003】そこで、本発明者らは、先に特願平9−1
71882号において、ソフトウェアの再利用性を高
め、かつ、実行速度を向上させることができる「オブジ
ェクト指向プログラミング装置、オブジェクト指向プロ
グラミング支援装置、コンポーネント作成装置、オブジ
ェクト指向プログラム記憶媒体、オブジェクト指向プロ
グラミング用プログラム記憶媒体、コンポーネント記憶
媒体、および、オブジェクト間ネットワーク表示装置」
を提案した。上記した特願平9−171882号には、
オブジェクト間の関係をオブジェクト間ネットワーク表
示装置に表示し、表示されたオブジェクトのインストラ
クションやデータの結合関係を、LSIのピン同士を配
線で接続するような感覚で、ピンを指定して配線で接続
することにより定義する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したオブジェクト
間ネットワーク表示装置によるインストラクションやデ
ータの結合結果の表示は、オブジェクト間の連係状態が
わかりやすいと言う利点がある。しかし、オブジェクト
にインストラクションやデータのピンが大量にある場
合、必要とするピンをすばやく見つけることが困難であ
った。また、インストラクション結合手段による結合が
大量にある場合、ピン間を結ぶ線が込み合い、制御フロ
ーの把握が困難になることがあった。本発明は上記した
事情を考慮してなされたものであって、その目的とする
ところは、オブジェクト間ネットワーク表示装置に加え
てインストラクション結合操作を専門とするオブジェク
ト間制御フロー編集装置と、データ結合操作を専門とす
るオブジェクト間データ共有編集装置を設け、ピンの選
択とその結合を効率よく行うとともに、制御フローの把
握を容易にすることにより、オブジェクト指向プログラ
ムの開発効率を高めることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は同図に示す構成を備え、次のように
して前記課題を解決する。図1において、1はプログラ
ムの中に含まれるオブジェクトとその制御フローとデー
タ共有の関係をネットワーク形式で表示するオブジェク
ト間ネットワーク表示手段、2はオブジェクト間の制御
フローを編集するためのオブジェクト間制御フロー編集
手段、3はオブジェクト間でデータの共有、共有解除を
行うオブジェクト間データ共有編集手段である。また、
4は命令開始点データを格納する手段であり、開始点記
憶領域にプログラムの開始点が記憶される。5はオブジ
ェクトを記憶するオブジェクトテーブル、6はオブジェ
クトがもつピンを記憶するピンテーブル、7はピン間の
接続状態を記憶する配線テーブル、8は制御フローを記
憶するための命令結合状態データである。
【0006】本発明のオブジェクト指向プログラミング
支援装置は、従来のオブジェクト指向プログラミング支
援装置が備えていたオブジェクト間ネットワーク表示手
段1等に加え、上記オブジェクト間制御フロー編集手段
2、オブジェクト間データ共有編集手段3を設け、オブ
ジェクト間ネットワーク表示手段1、オブジェクト間制
御フロー編集手段2、オブジェクト間データ共有編集手
段3からの指定によって生成されたオブジェクトをオブ
ジェクトテーブル5ヘ登録するとともに、オブジェクト
のもつピンをピンテーブルに登録し、また、命令開始点
を格納手段4に格納し、オブジェクトおよびオブジェク
トの階層、制御フロー、データの共有関係等をネットワ
ーク、木構造、表形式等の各種表示形式で表示可能と
し、命令の開始点の設定、命令の結合操作、データの共
有操作等を容易に行えるようにしたものである。
【0007】本発明のオブジェクト指向プログラミング
支援装置は以下のようにして、オブジェクト指向プログ
ラムの開発を支援する。 (1)オブジェクト間ネットワーク表示手段1とオブジ
ェクト間制御フロー編集手段2により、任意のインスト
ラクション結合手段の出力をプログラムの開始位置とし
て開始点記憶領域に設定する。 (2)オブジェクト間制御フロー編集手段1は、オブジ
ェクトの階層と、オブジェクトが持つインストラクショ
ン結合手段名を、表示画面上に、表形式で表示する機能
と、インストラクション結合手段の出力と入力の接続関
係を、表示画面上に木構造で表示する機能を備えてお
り、この機能を利用して以下の操作を行うことができ
る。 (a) 木構造を任意の階層まで表示させ、また、インスト
ラクション結合手段の表示内容として設定されているデ
ータを任意の組み合わせで表示させる。 (b) 木構造に対する操作により、制御フローの順番の変
更、制御フローの切断、切断した制御フローの再利用、
および/または、制御フローの削除を行う。 (c) 木構造に対する操作と、表形式で表示されたオブジ
ェクトの階層と、インストラクション結合手段名に対す
る操作により、制御フローにインストラクション結合手
段を追加する。 (3)オブジェクト間データ共有編集装置2は、オブジ
ェクトの階層と、オブジェクトの持つデータ結合手段名
を、表示画面上に表形式で表示する機能を備えており、
この機能を利用して、表示画面上に表形式で表示された
オブジェクトの階層と、オブジェクトの持つデータ結合
手段名に対する操作により、2つのオブジェクトにデー
タを共有させ、また、2つのオブジェクトで共有してい
るデータの共有を解除させることができる。 (4)オブジェクト間ネットワーク表示手段1、オブジ
ェクト間制御フロー編集手段2、オブジェクト間データ
共有編集手段3を利用して次の操作を行うことができ
る。 (a) オブジェクト間制御フロー編集手段2、オブジェク
ト間データ共有編集手段3は、オブジェクト間ネットワ
ーク表示手段1により表示されるオブジェクト間ネット
ワーク表示画面上で行ったオブジェクトの選択結果を、
表形式で表示されるオブジェクトの階層表示に反映させ
る。 (b) オブジェクト間制御フロー編集手段によって編集さ
れたオブジェクトの命令結合手段の接続状態、および、
オブジェクト間データ共有編集手段により編集されたオ
ブジェクトのデータ共有手段間の接続状態を、オブジェ
クト間ネットワーク表示画面上反映させる。 本発明においては、上記のような構成を備えているの
で、オブジェクトにインストラクションやデータのピン
が大量にある場合であっても、制御フローの把握を容易
にすることができるとともに、必要とするピンをすばや
く見つけることができ、ピンの選択とその結合を効率よ
く行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例のオブジェ
クト指向プログラミング支援装置のシステムの構成例を
示す図である。本実施例のオブジェクト指向プログラミ
ング支援装置は、同図に示すように、入力手段101
と、処理装置102と、表示装置103と、記憶装置1
04から構成することができる。上記記憶装置104に
後述するオブジェクトテーブル、ピンテーブル、配線テ
ーブル、命令結合状態データ、命令開始点データ等が格
納されるとともに、オブジェクト間ネットワーク表示装
置、オブジェクト間制御フロー編集装置、オブジェクト
間データ共有編集装置として機能する各種プログラムが
格納され、これらのプログラムを実行することにより、
オブジェクト指向プログラミングの支援操作が行われ
る。表示装置103には、オブジェクト間の関係等がネ
ットワーク、表形式、木構造等で表示され、利用者は、
表示装置103の画面上で、キーボード、マウス等の入
力手段を利用して、インストラクション(命令)の結合
/切断/追加等の操作、データの共有/共有の解除等の
操作を行い、オブジェクト指向プログラムの編集操作を
行うことができる。
【0009】図3は本発明の実施例のオブジェクト指向
プログラミング支援装置の機能ブロック図である。同図
において、11はオブジェクト間ネットワーク表示装置
であり、プログラムの中に含まれるオブジェクトと、そ
の制御フローとデータ共有の関係を視覚的に表示する。
12はオブジェクト間制御フロー編集装置であり、オブ
ジェクト間制御フロー編集装置12は次の機能を備えて
いる。 インストラクション(命令)結合手段名(ピン名)
を表形式で表示する。 プログラムの実行開始位置を設定する。 プログラムの制御フローを木構造で表示し、その木
構造の任意の階層を表示し、木構造のノード部に命令内
容に関する表示をする。また、制御フローの順番を変更
し、命令を追加し、制御フローの切断をし、制御フロー
の再利用や削除を行う。
【0010】13はオブジェクト間データ共有編集装置
であり、データ結合手段名を表形式で示し、データの共
有や共有解除を行う。14は命令開始点データを格納す
る手段であり、上記オブジェクト間ネットワーク表示装
置11、オブジェクト間制御フロー編集装置12により
設定されるプログラムの開始点を記憶する。15はオブ
ジェクトテーブルであり、オブジェクトテーブル15に
プログラム内に存在するオブジェクトが記憶される。1
6はピンテーブルであり、命令入力ピンテーブル、命令
出力ピンテーブル、データ入力ピンテーブル、データ出
力ピンテーブルから構成され、オブジェクトのもつピン
が記憶されている。17は配線テーブルであり、ピン間
の接続状態が記憶される。また、18は制御フローの状
態を記憶する命令結合状態データである。
【0011】本実施例のオブジェクト指向プログラミン
グ支援装置は、オブジェクト間ネットワーク表示装置1
1、オブジェクト間制御フロー編集装置12およびオブ
ジェクト間データ共有編集装置13を利用して、オブジ
ェクトおよびオブジェクトの階層、制御フロー、データ
の共有関係等をネットワーク、木構造、表形式等の各種
表示形式で表示装置103に表示可能とし、また、上記
表示画面上で、命令の開始点の設定、命令の結合操作、
データの共有操作等を容易に行えるようにしたものであ
る。
【0012】以下、本実施例のオブジェクト指向プログ
ラミング支援装置の各機能について説明する。 (1)オブジェクト階層、命令結合手段名の表形式での
表示 オブジェクト間ネットワーク表示装置11、オブジェク
ト間制御フロー編集装置12、オブジェクト間共有編集
装置13からの指定によって生成されたオブジェクト
は、前記したようにオブジェクトテーブル15に登録さ
れる。また、オブジェクトに階層がある場合、例えば、
図4(a)に示すようにオブジェクトテーブルの要素が
下階層のオブジェクトテーブルを順次参照するようにさ
れる。生成されるオブジェクトは命令結合手段(命令ピ
ン)およびデータ共有手段(データピン)を備えてお
り、これらは図4(b)に示すピンテーブルに登録され
る。オブジェクト間制御フロー編集装置12は、上記オ
ブジェクトテーブル15、ピンテーブル16に格納され
たデータに基づき、これらのオブジェクトの階層、命令
ピンを、例えば図4(c)に示すように表形式で表示す
る。すなわち、同図に示すように、オブジェクトの階層
構造を表示し、オブジェクトの階層の内、例えば、1−
2を選択すると、同一階層のオブジェクト1−2−1〜
1−2−3の一覧が表示される。さらに、オブジェクト
1−2−2を選択すると、オブジェクト1−2−2の命
令ピン名が表示される。
【0013】(2)プログラムの開始位置の設定 オブジェクト間ネットワーク表示装置11もしくはオブ
ジェクト間制御フロー編集装置12により表示装置上に
ネットワーク表示、あるいは、表形式で表示し、画面上
のピンを選択することにより、図5に示すようにプログ
ラムの開始位置を設定することができる。図6は本実施
例の処理フローであり、プログラムの開始位置は次によ
うにして設定される。なお、以下のフローチャートにお
いて、上下を逆にした台形で表示したステップ(図6で
はステップS1,S2)はオペレータの操作内容を示
し、矩形で表示したステップ(図6ではステップS3,
S4)は処理装置内での処理内容を示している。
【0014】図5(a)に示すネットワーク表示もしく
は図5(b)に示す表形式表示において、例えばオブジ
ェクト1−1の命令出力ピンPin1を選択し(図6の
ステップS1)、開始点の保存指令を与える(ステップ
S2)。オブジェクト間ネットワーク表示装置11もし
くはオブジェクト間制御フロー編集装置12は選択され
た命令出力ピンの位置情報に基づき、開始点となる命令
出力ピンをピンテーブル16から検索し(ステップS
3)、検索した命令出力ピンの情報(オブジェクトのID
番号、オブジェクト名、ピン番号、ピン名など)を命令
開始点データ格納手段14の開始点記憶領域にコピーす
る(ステップS4)。上記のように、開始点記憶領域に
命令出力ピンの情報が記憶されることにより、プログラ
ムは、上記情報にしたがって起動される。
【0015】(3)制御フローの木構造表示および木構
造表示を利用した制御フローの変更、切断、削除等の操
作 オブジェクト間制御フロー編集装置12により、命令結
合手段の出力と入力の接続関係を木構造で表示すること
ができる。すなわち、図7に示すように命令結合手段の
入力に対する出力(複数の場合あり)を示すピンテーブ
ル16と、命令結合手段(命令ピン)間の接続状態を示
す配線テーブル17から、命令の結合状態データ18を
作成する。そして、結合状態データ18と上記(2)で
設定された開始位置情報14から、開始点をルートとす
る制御フローの木構造を表示装置上に表示する。木構造
表示は、各オブジェクトの命令出力ピン(図7の
「出」)、命令入力ピン(図7の「入」)の接続関係を
示したものであり、これにより、命令結合手段(命令ピ
ン)間の接続状態を容易に把握することが可能となる。
【0016】図8〜図13は上記命令の結合状態データ
を作成し、木構造を表示する処理を示すフローチャート
であり、概略的には図8、図9および図12、図13が
オブジェクト内の制御フローの生成処理を示し、図1
0、図11がオブジェクト間の制御フローの生成処理を
示している。なお、以下の説明において、結合状態デー
タ/木構造における命令出力ピンに対応した要素を出力
要素、命令入力ピンに対応した要素を入力要素というこ
ととし、オブジェクト間制御フロー編集装置12は、ピ
ンテーブル16、配線テーブル17に格納されたデータ
に基づき上記入力要素、出力要素を生成し、出力要素リ
スト、入力要素リストに登録する。そして、上記出力要
素リスト、入力要素リストに基づき、命令結合手段の出
力と入力の接続関係を木構造で表示する。また、以下の
説明において、parent,childはそれぞれ子
から親(下位階層から上位階層)、親から子(上位階層
から下位階層)を指すポインタ、prev,next
は、要素間の接続関係を示すポインタ、orgは既に登
録されている元となる入力要素を指すポインタである。
【0017】以下、図8〜図13により本実施例の処理
を説明する。図8のステップS1において、配線テーブ
ルの最初の命令出力ピンと命令入力ピンに対応した結合
状態データを構成する要素を生成する。ステップS2に
おいて、生成した出力要素を出力要素リストへ登録す
る。ステップS3において、生成した入力要素を入力要
素リストへ登録する。ついで、ステップS4において、
命令入力ピンの組みになっている命令出力ピンをピンテ
ーブルから検索し、ステップS5において、出力ピンが
検出できたかを調べる。出力ピンが検出できない場合に
は、ステップS16に行く(図10)。また、出力ピン
が検出できた場合には、ステップS6において、検出し
た出力ピンに対応した出力要素を生成する。ステップS
7において、生成した出力要素を出力要素リストに登録
し、ステップS8において、出力要素のparentが入力要
素を指すように設定する。
【0018】次に、ステップS9において生成した出力
要素の個数を調べる。生成した出力要素の個数が1個の
場合には、ステップS10において、入力要素のchild
が生成した出力要素を指すように設定し、ステップS1
1において、出力要素のprevが入力要素を指すように設
定し、ステップS16に行く。また、生成した出力要素
の個数が複数個の場合には、ステップS12において、
入力要素のchild が1つ目の出力要素を指すように設定
し、ステップS13において、1つ目の出力要素のprev
が入力要素を指すように設定する。さらに、ステップS
14において、出力要素のnextが次の出力要素を指すよ
うに設定し、ステップS15において、2つ目以降の出
力要素のprevが前の出力要素を指すように設定し、ステ
ップS16に行く。ステップS16において、配線テー
ブルの続きがあるかを調べ、配線テーブルに続きがない
場合には、ステップS32に行き、開始点記憶領域にあ
る命令出力ピンに対応した出力要素を出力要素リストか
ら検索し、結合状態データ内の、検出された出力要素か
ら下層の要素に対する制御フローの木構造を表示し、処
理を終了する。
【0019】配線テーブルに続きがある場合には、ステ
ップS17において、配線テーブルの次の命令出力ピン
に対応した出力要素が出力要素リストに登録されている
かを調べる。登録されている場合にはステップS18に
おいて、登録されていた出力要素を現在注目する出力要
素に設定し、ステップS22に行く。また、登録されて
いない場合には、ステップS19に行き、命令出力ピン
に対応した出力要素を生成し、ステップS20におい
て、生成した出力要素を出力要素リストへ登録し、登録
した出力要素を注目する出力要素に設定しステップS2
2に行く。ステップS22において、配線テーブルの命
令入力ピンに対応した入力要素を生成し、ステップS2
3において、命令入力ピンに対応した入力要素が既に入
力要素リストに登録されているかを調べる。
【0020】命令入力ピンに対応した入力要素が登録さ
れていない場合には、ステップS25に行く。また、命
令入力ピンに対応した入力要素が既に登録されている場
合には、ステップS24において、生成した入力要素の
org が、登録されている入力要素を指すように設定し、
ステップS25に行く。ステップS25において、生成
した入力要素を入力要素テーブルに登録する。次に、ス
テップS26において、現在注目している出力要素のch
ild が既に入力要素を指しているかを調べる。現在注目
している出力要素のchild が既に入力要素を指していな
い場合には、ステップS27において、現在注目してい
る出力要素のchild が、生成した入力要素を指すように
設定し、ステップS28において、入力要素のprevが現
在注目している出力要素を指すように設定し、ステップ
S29に行く。
【0021】また、現在注目している出力要素のchild
が入力要素を指している場合には、ステップS30にお
いて、指されている入力要素のnextをたどっていき、最
後の入力要素のnextが生成した入力要素を指すように設
定し、ステップS31において、生成した入力要素のpr
evが直前の入力要素を指すように設定し、ステップS2
9に行く。ステップS29において、入力要素のparent
が現在注目している出力要素を指すように設定し、ステ
ップS34に行く。ステップS34において、生成した
入力要素のorg が他の入力要素を指しているかを調べ
る。生成した入力要素のorg が他の入力要素を指してい
る場合には、ステップS16に戻る。また、生成した入
力要素のorg が他の入力要素を指していない場合には、
ステップS35からステップS46において、前記ステ
ップS4〜ステップS15で説明したのと同様の処理を
行う。すなわち、ステップS35において、命令入力ピ
ンの組みになっている命令出力ピンをピンテーブルから
検索し、ステップS36において、出力ピンが検出でき
たかを調べる。出力ピンが検出できない場合には、ステ
ップS16に戻る。
【0022】また、出力ピンが検出できた場合には、ス
テップS37において、検出した出力ピンに対応した出
力要素を生成する。ステップS38において、生成した
出力要素を出力要素リストに登録し、ステップS39に
おいて、出力要素のparentが入力要素を指すように設定
する。次に、ステップS40において生成した出力要素
の個数を調べる。生成した出力要素の個数が1個の場合
には、ステップS41において、入力要素のchild が生
成した出力要素を指すように設定し、ステップS42に
おいて、出力要素のprevが入力要素を指すように設定
し、ステップS16に戻る。また、生成した出力要素の
個数が複数個の場合には、ステップS43において、入
力要素のchild が1つ目の出力要素を指すように設定
し、ステップS44において、1つ目の出力要素のprev
が入力要素を指すように設定する。さらに、ステップS
45において、出力要素のnextが次の出力要素を指すよ
うに設定し、ステップS46において、2つ目以降の出
力要素のprevが前の出力要素を指すように設定し、ステ
ップS16に戻る。
【0023】一方、以下に説明するように、上記木構造
表示において、オブジェクト間制御フロー編集装置12
により、表示状態の変更、ノード内容の表示、あるい
は、ノードの移動操作、制御フローの追加、切断、接続
操作等を行うことができる。 (a) 制御フローの表示/非表示上記した木構造表示にお
いて、制御フローを任意の階層まで表示することができ
る。すなわち、図14(a)に示すように、木構造表示
の中で下層の制御フローを表示または非表示したいノー
ドを選択し、表示または非表示命令を実行する。これに
より、同図(b)に示すように選択されたノードの下層
に位置するノードに対応する結合状態データの要素のフ
ラグが変更される。この状態で、同図(c)に示すよう
に変更された結合状態データを基に木構造を再表示する
ことにより、制御フローの任意の階層までが表示され
る。図15は上記処理を示すフローチャートであり、木
構造表示の中で命令ピンを選択し、表示/非表示命令を
与える(ステップS1,S2)。これにより、オブジェ
クト間制御フロー編集装置12は、選択された命令ピン
に対応する結合状態データの内の要素のChild(子
の要素)以降につながれている各要素の表示フラグに対
し、表示と非表示の切り換えの変更を行う(ステップS
3)。次いで、木構造の再表示を行うことにより、変更
したフラグに対応した木構造が表示される。
【0024】(b) 木構造表示の各ノードのデータ内容の
表示 上記した木構造表示において、木構造のノードのデータ
内容を表示することができる。すなわち、図16(a)
に示すように木構造表示のノードに表示可能なデータの
内、表示させたい任意の組合せを選択する。この操作は
同図(b)に示すように結合状態データのフラグへ反映
され、変更された結合状態データから木構造を再表示さ
せることにより、同図(c)に示すように任意の組合せ
で木構造表示のノードのデータ内容の表示を行うことが
できる。
【0025】図16は、木構造のノードのデータの内容
(クラス名、ID、オブジェクト名、ピン番、ピン名、
アイコン、ユーザ入力情報等)の内、クラス名とオブジ
ェクトを選択した場合を示しており、木構造を再表示さ
せることにより、同図に示すように木構造の各ノードに
「クラス名」と「オブジェクト」が表示される。図17
は上記処理を示すフローチャートであり、木構造のノー
ドに表示した項目を選択すると(ステップS1)、結合
状態データのフラグが変更される。ついで、木構造の再
表示命令を与えると(ステップS2)、結合状態データ
の各要素のもつノード表示用データの中で、選択された
項目のみが、木構造表示に反映される(ステップS
3)。
【0026】(c) 木構造表示における同一階層のノード
の移動操作 上記木構造表示において、結合状態データの同一階層の
要素に対し、木構造表示上の同一階層のノードの移動操
作を反映させることができる。すなわち、結合状態デー
タの同一階層の要素のポインタが図18(a)に示すよ
うな参照関係にあるとき、表示装置上に表示された木構
造表示の要素2を同図(b)に示すようにマウス等でド
ラッグして移動させると、これが結合状態データに反映
され、同図(c)に示すようにポインタが変更される。
この状態で、木構造を再表示させることにより、同図
(d)に示すように、制御フローの変更結果が表示され
る。
【0027】図19〜図20は上記処理を示すフローチ
ャートであり、同図により本実施例の処理を説明する。
なお、以下の説明において、選択された命令入力ピンを
「自」とし〔例えば、図18(b)の要素2〕、並びの
中で「自」の直前にある命令入力ピンを「自上」〔例え
ば、図18(b)の要素1〕、直後にある命令入力ピン
を「自下」(例えば、図18(b)の要素3〕、希望の
位置の直前にある命令入力ピンを「先上」〔例えば、図
18(b)の要素3〕、希望の位置の直後にある命令入
力ピンを「先下」〔図18では「先下」はない〕、命令
出力ピンを親〔図18(b)では要素1,2,3の前に
ある要素〕と呼ぶ。
【0028】図19〜図20において、木構造の中で、
ある出力命令ピンに接続されて並んでいる複数の入力命
令ピンの中の一つを選び、これを並びの中の希望の位置
に移動させる(ステップS1)。ステップS2におい
て、選択された「自」が並びの先頭であるかを調べる。
「自」が並びの先頭の場合には、ステップS12に行
き、先頭でない場合には、ステップS3に行く。 「自」が並びの先頭でない場合 ステップS3において、「自上」に対応する結合状態デ
ータの中の入力要素のnextが「自下」に対応する入
力要素を指すように設定する(例えば図18のでは、要
素1のnextが要素3を指すように設定される)。ス
テップS4において、「先下」に対応する入力要素が存
在するかを調べる。「先下」に対応する入力要素が存在
する場合には、ステップS5において、「自」に対応す
る入力要素のnextが「先下」に対応する入力要素を
指すように設定する。また、「先下」に対応する入力要
素が存在しない場合には、ステップS6において、
「自」に対応する入力要素のnextがなにも指さない
ように設定する(図18の例では、要素2のnextは
なにも指さない)。
【0029】ステップS7において、「先上」に対応す
る入力要素のnextが「自」に対応する入力要素を指
すように設定する(図18の例では、要素3のnext
が要素2を指すように設定される)。ステップS8にお
いて、「自下」に対応する入力要素のprevが「自
上」に対応する入力要素を指すように設定する(図18
の例では、要素3のprevが要素1を指すように設定
される)。ステップS9において、「自」に対応する入
力要素のprevが「先上」に対応する入力要素を指す
ように設定する(図18の例では、要素2のprevが
要素3を指すように設定される)。ステップS10にお
いて、「先下」に対応する入力要素が存在するかを調べ
る。「先下」に対応する入力要素が存在する場合には、
ステップS11において、「先下」に対応する入力要素
のprevが「自」に対応する入力要素を指すように設
定し、ステップS21に行く。また、「先下」に対応す
る入力要素が存在しない場合にはそのままステップS2
1に行く。ステップS21において、配線テーブル内の
データの並びを変更し、ステップS22において、変更
された結合状態データに応じた木構造を表示する。
【0030】「自」が並びの先頭の場合 ステップS12において、「親」に対応する出力要素の
childが「自下」に対応する入力要素を指すように
設定する。ステップS13において、「先下」に対応す
る入力要素が存在するかを調べる。「先下」に対応する
入力要素が存在する場合には、ステップS14におい
て、「自」に対応する入力要素のnextが「先下」に
対応する入力要素を指すように設定する。また、「先
下」に対応する入力要素が存在しない場合には、ステッ
プS15において、「自」に対応する入力要素のnex
tがなにも指さないように設定する。ステップS16に
おいて、「先上」に対応する入力要素のnextが
「自」に対応する入力要素を指すように設定する。
【0031】ステップS17において、「自下」に対応
する入力要素のprevが「親」に対応する出力要素を
指すように設定する。ステップS18において、「自」
に対応する入力要素のprevが「先上」に対応する入
力要素を指すように設定する(図18の例では、要素2
のprevが要素3を指すように設定される)。ステッ
プS19において、「先下」に対応する入力要素が存在
するかを調べる。「先下」に対応する入力要素が存在す
る場合には、ステップS20において、「先下」に対応
する入力要素のprevが「自」に対応する入力要素を
指すように設定し、ステップS21に行く。また、「先
下」に対応する入力要素が存在しない場合にはそのまま
ステップS21に行く。ステップS21において、前記
したように、配線テーブル内のデータの並びを変更し、
ステップS22において、変更された結合状態データに
応じた木構造を表示する。
【0032】(d) 命令結合手段の追加操作 木構造表示上の命令出力ピンを選択し、そのピンに接続
する命令入力ピンを表形式表示から選択することによ
り、結合手段の追加をすることができる。すなわち、図
21(a)に示すように、木構造表示上の命令出力ピン
(に対応するノード)を選択する。また、表形式表示上
で、そのピンに接続する命令入力ピン(処理に相当する
もの、図21(a)では、オブジェクト1−1のPin
1)を選択し、接続命令を実行する。これにより、図2
1(b)に示すように、選択した入力ピンに対応した命
令結合状態データの要素に、選択した入力ピンに関する
要素が追加される。また、出力ピンと入力ピンの接続情
報が配線テーブルに登録される。そして、追加された命
令結合状態データから木構造を再表示することにより、
追加結果が示される。
【0033】図22〜図24は上記処理を示すフローチ
ャートであり、同図により本実施例の処理を説明する。
なお、入力要素、出力要素の生成は、以下に説明するよ
うに前記図8〜図13のフローチャートと同様に行うこ
とができる。ステップS1〜S3において、木構造表示
上の出力命令ピンを選択し、表形式表示から入力命令ピ
ンを選択し、接続命令を与える。これにより、ステップ
S4において、選択された命令入力ピン〔図21(a)
の表形式表示のPin1〕の対応した入力要素を生成
し、ステップS5において、命令入力ピンに対応した入
力要素が既に入力要素リストに登録されているかを調べ
る。上記入力要素が既に登録されている場合には、ステ
ップS6において、生成した入力要素のorgが既に登
録されている入力要素を指すように設定する。また、入
力要素が登録されていない場合には、ステップS7に行
く。ステップS7において、生成した入力要素を入力要
素リストに登録する。ステップS8において、現在注目
している出力要素〔図21(a)の木構造表示で選択し
た出力ピン〕のchildが既に他の入力要素を指して
いるかを調べる。他の入力要素を指していない場合に
は、ステップS9において、上記出力要素のchild
が、ステップS4で生成した入力要素を指すように設定
し、ステップS10において、上記入力要素のprev
が現在注目している出力要素を指すように設定し、ステ
ップS13に行く。また、上記出力要素が他の入力要素
を既に指している場合には、ステップS11に行き、指
されている入力要素のnextをたどっていき、最後の
入力要素のnextが、ステップS4で生成した入力要
素を指すように設定し、ステップS12において、上記
生成した入力要素のprevが直前の入力要素(上記最
後の入力要素)を指すように設定し、ステップS13に
行く。
【0034】ステップS13において、上記ステップS
4で生成した入力要素のparentが現在注目してい
る出力要素を指すように設定する。ステップS14にお
いて、生成した入力要素のorgが他の入力要素を指し
ているかを調べ、他の入力要素を指している場合にはス
テップS27に行く。また、生成した入力要素のorg
が他の入力要素を指していない場合には、ステップS1
5において、命令入力ピンの組になっている出力ピンを
ピンテーブルから検索する。そして、ステップS16に
おいて、対応する出力ピンがあるかを調べる。対応する
出力ピンがない場合には、ステップS27に行く。ま
た、対応する出力ピンがある場合には、ステップS17
に行き、検出した出力ピンに対応する出力要素を生成す
る。ついで、ステップS18において、生成した出力要
素の出力要素リストへ登録し、ステップS19におい
て、出力要素のparentが前記生成した入力要素を
指すように設定する。
【0035】ステップS20において、生成した出力要
素の個数を調べる。生成した出力要素の個数が1個の場
合には、ステップS21に行き、入力要素のchild
が上記出力要素を指すように設定し、ステップS22に
おいて、上記出力要素のprevが入力要素を指すよう
に設定する。また、生成した出力要素の個数が複数個の
場合には、ステップS23において、入力要素のchi
ldが一つ目の出力要素を指すように設定し、ステップ
S24において、一つ目の出力要素のprevが入力要
素を指すように設定する。ついで、ステップS25にお
いて、上記出力要素のnextが次の出力要素を指すよ
うに設定し、ステップS26において、2つ目以降の出
力要素のprevが前の出力要素を指すように設定す
る。ステップS27において、選択されたピンの接続情
報を配線テーブルへ追加し、ステップS28において、
上記のようにして追加された結合状態データから木構造
を再表示する。
【0036】(e) 制御フローの切断操作 木構造表示上の命令入力ピンを選択し、切断命令を実行
することにより、制御フローの切断することができる。
すなわち、図25(a)に示すように、木構造表示上の
命令入力ピンを選択し、切断命令を実行する。これによ
り、図25(b)に示すように、選択した入力ピンに命
令を伝える出力ピンとの接続情報を配線テーブルから削
除する。また、図25(c)に示すように、命令結合状
態データの中の、選択された入力ピンに対応する要素か
ら下層のデータを待避用出力ピンヘ結合し、命令結合状
態データを分割する。分割された命令結合状態データか
ら木構造を再表示することにより、図32(d)に示す
ように制御フローの切断結果が木構造で表示される。
【0037】図26は、上記処理を示すフローチャート
であり、同図により本実施例の処理を説明する。ステッ
プS1,S2において、木構造表示上の切断したい入力
命令ピンを選択し、切断命令を与える。これにより、ス
テップS3において、選択された命令入力ピンに対応す
る入力要素と、その入力要素のparentが指す出力
要素を検索し、ステップS4において、検出した出力要
素と上記入力要素の結合に対応する接続情報を配線テー
ブルから削除する。ステップS5において、検出した出
力要素と入力要素との結合関係を、待避用命令出力ピン
に対応した出力要素への結合へと変更する。ステップS
6において、開始点命令出力ピンをルートとする木構造
と、待避用命令出力ピンをルートとする木構造を再表示
する。
【0038】(f) 制御フローの再利用操作 木構造表示上の出力ピンと、上記(e) で切断された制御
フローの木構造のルートとなる入力ピンを接続すること
ができる。すなわち、図27(a)に示すように木構造
表示上の出力ピンと、上記(e) で切断された制御フロー
の木構造のルートとなる入力ピンを選択し、接続命令を
実行する。これにより、図27(b)に示すように、命
令結合状態データ内の選択された出力ピンに対応する要
素と、選択された入力ピンに対応する要素を関連づけら
れる。また、図27(c)に示すように出力ピンと入力
ピンの接続状態を配線テーブルヘ登録する。変更された
命令結合状態データから木構造を再表示することによ
り、図27(d)に示すように切断した制御フローの再
利用状態が表示される。なお、接続命令をコピーして、
複数接続に利用することもできる。
【0039】図28は、上記処理を示すフローチャート
であり、同図により本実施例の処理を説明する。ステッ
プS1〜S3において、待避用命令出力ピンに接続され
ている命令入力ピンを選択し、選択した命令入力ピンを
接続させたい命令出力ピンを選択し、さらに、接続命令
を与える。これにより、ステップS4において、選択さ
れた命令出力ピンと命令入力ピンの接続情報を配線テー
ブルに追加する。ステップS5において、選択した命令
入力ピンに対応した入力要素と、待避用命令出力ピンに
対応した出力要素との結合を解除する。ステップS6に
おいて、選択した命令出力ピンに対応した出力要素と、
選択した命令入力ピンに対応した入力要素との結合関係
を構築し、ステップS7において、結合状態データを木
構造として再表示する。
【0040】(g) 制御フローの削除操作 木構造表示上の入力ピンを選択し、削除命令を実行する
ことにより、選択された入力ピンより下層の要素を削除
することができる。すなわち、図29(a)に示すよう
に、木構造表示上の入力ピンを選択し、削除命令を実行
する。これにより、図29(b)、(c)に示すように
命令結合状態データ内の選択された入力ピンに対応する
要素から下層の要素間の接続関連と一致するデータが配
線テーブルから削除される。また、入力ピンに対応する
要素と、その要素へ命令を送る出力ピンに対応する要素
との接続関連と一致するデータも配線テーブルから削除
される。次に、図29(d)に示すように選択された入
力ピンに対応する要素から下層の要素を命令結合状態デ
ータから削除する。変更された命令結合状態データから
木構造を再表示することにより、図29(e)に示すよ
うに制御フローの削除結果が表示される。
【0041】図30は、上記処理を示すフローチャート
であり、同図により本実施例の処理を説明する。ステッ
プS1,S2において、木構造上の命令入力ピンを選択
し、削除命令を与える。これにより、ステップS3にお
いて、選択された命令入力ピンに対応する入力要素と、
その入力要素のparentが指している出力要素の接
続情報を配線テーブルから削除する。ステップS4にお
いて、選択された命令入力ピンに対応した入力要素から
下層の配線情報を配線テーブルから削除する。ステップ
S5において、選択した入力要素周辺の要素の結合デー
タの修正を行い、ステップS6において、選択された入
力要素から下層の要素を削除する。ステップS7におい
て、結合状態データを木構造として再表示する。
【0042】(4)オブジェクト階層、同一階層のオブ
ジェクトの一覧、データピンの表示およびデータの共有
/共有解除操作 オブジェクト間データ共有編集装置13により、オブジ
ェクト階層、同一階層のオブジェクトの一覧、データピ
ンを表形式で表示することができる。すなわち、オブジ
ェクト間データ共有編集装置13は、図31に示すよう
に、オブジェクトテーブル15、ピンテーブル16に記
憶されたデータから、オブジェクト階層を表示し、オブ
ジェクトが選択されたとき、それに対応したデータ出力
ピン、データ入力ピンを表示する。また、上記表形式表
示において、オブジェクト間データ共有編集装置13に
より、以下に説明するように、データの共有、データの
共有解除操作等を行うことができる。
【0043】(a) データ出力ピンとデータ入力ピンの接
続 図31のような表形式表示の下で、図32(a)に示す
ように、オブジェクト1−2−2のデータ出力ピンPi
n3とオブジェクト1−3−2のデータ入力ピンPin
5を選択し、接続命令を実行する。これにより、図32
(b)に示すようにそれらの接続情報が配線テーブルへ
登録される。また、配線テーブルの情報から、データ入
力ピンに接続されているデータ出力ピンに関する情報が
図32(c)に示すように表示される。図33は上記処
理を示すフローチャートであり、同図により本実施例の
処理を説明する。ステップS1〜S3において、データ
出力ピン、データ入力ピンを選択し、接続命令を与え
る。これにより、ステップS4において、選択された2
つのピンの接続情報を配線テーブルに追加し、ステップ
S5において、例えば図32(c)に示したように、選
択したデータ入力ピン表示部の横に、接続された出力ピ
ン情報を表示する。
【0044】(b) データ出力ピンとデータ入力ピンの切
断 図34(a)に示すように、既に接続されている入力デ
ータピン(例えばPin5)を選択し、切断命令を実行
する。これにより、図34(b)に示すように選択され
たデータ入力ピンとこれに接続されているデータ出力ピ
ンの組を構成する情報が配線テーブルから削除され、配
線テーブルの情報が図34(c)に示すように表形式表
示に反映される。図35は上記処理を示すフローチャー
トであり、同図により本実施例の処理を説明する。ステ
ップS1,S2において、接続済のデータ入力ピンを選
択し、切断命令を与える。これにより、ステップS3に
おいて、選択されたピンの接続情報が配線テーブルから
削除され、ステップS4において、例えば図34(c)
に示したように、接続済のデータ出力ピンが消去され
る。
【0045】(5)オブジェクト間ネットワーク表示装
置との連携操作 ネットワーク表示装置11と、オブジェクト間制御フロ
ー編集装置12あるいはオブジェクト間データ共有編集
装置13との間で次のような連携操作を行うことができ
る。 (a) オブジェクト間ネットワーク表示装置上で選択した
オブジェクトのオブジェクト間制御フロー編集装置12
による木構造、表形式表示 図36(a)に示すように、オブジェクト間ネットワー
ク表示装置11上でオブジェクトを選択する。これによ
り、図36(b)に示すように選択したオブジェクトの
位置情報を、オブジェクトテーブル15のデータから検
索し、該当するオブジェクトのデータを検出する。オブ
ジェクト間制御フロー編集装置12は検出されたオブジ
ェクトを持つオブジェクトテーブル内のオブジェクト
を、図36(c)に示すように、木構造で表示するとと
もに、表形式表示部のオブジェクト欄に表示する。ま
た、検出されたオブジェクトの命令ピン名を命令ピン名
の欄に表示し、オブジェクト階層をオブジェクトテーブ
ルの階層関係を基に表示する。
【0046】(b) オブジェクト間ネットワーク表示装置
上で選択したオブジェクトのオブジェクト間データ共有
編集装置13による、木構造、表形式表示 図37(a)に示すように、オブジェクト間ネットワー
ク表示装置11上でオブジェクトを選択する。これによ
り、図37(b)に示すように選択したオブジェクトの
位置情報を、オブジェクトテーブル15のデータから検
索し、該当するオブジェクトのデータを検出する。オブ
ジェクト間データ共有編集装置13は、検出されたオブ
ジェクトを持つオブジェクトテーブル内のオブジェクト
を、図37(c)に示すようにオブジェクト間データ共
有編集装置13の表形式表示部のオブジェクトの欄に表
示する。また、検出されたオブジェクトのデータピン名
をデータピン名の欄に表示し、オブジェクト階層をオブ
ジェクトテーブルの階層関係を基に表示する。なお、図
37(d)に示すようにオブジェクト間ネットワーク表
示装置11上で他のオブジェクトを選択して、選択され
たオブジェクトを、図37(e)に示すように表形式表
示部のオブジェクトの欄に表示させることにより、前記
(4)で説明したデータ出力ピンとデータ入力ピンの接
続操作等を行うことができる。
【0047】(c) オブジェクトテーブルと配線テーブル
のデータのオブジェクト間ネットワーク表示装置への反
映 図38に示すように、オブジェクト間制御フロー編集装
置12によって編集されたオブジェクトテーブル15と
配線テーブル17のデータを、オブジェクト間ネットワ
ーク表示装置へ反映させることができる。また、同様
に、図39に示すように、オブジェクト間データ共有編
集装置13によって編集されたオブジェクトテーブル1
5と配線テーブル17のデータを、オブジェクト間ネッ
トワーク表示装置11へ反映させことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、オブジェクト間ネットワーク表示装置に加え、イン
ストラクション結合操作を専門とするオブジェクト間制
御フロー編集装置と、データ結合操作を専門とするオブ
ジェクト間データ共有編集装置を設けたので、以下の効
果を得ることができる。 (1)制御フロー、データ共有、ネットワーク表示のた
めの専用の装置を設けることにより、プログラムの開発
効率を高くすることができる。 (2)オブジェクト名とそのピン名を表形式で示すこと
により、ピン選択の効率が高くなる。 (3)プログラムの開始点を容易に変更することがで
き、大きなプログラムの中の任意の部分の実行が可能と
なり、デバッグ効率が高くなる。 (4)プログラムの命令の流れがトップダウンに表示さ
れるため、プログラムの内容の理解およびデバッグ効率
が高くなる。 (5)木構造が大きくなるプログラムにおいても、デバ
ッグ終了部分を非表示にして表示領域の節約が行え、プ
ログラムの大まかな理解に役立つ。
【0049】(6)オブジェクトのもつ命令に関する情
報の表示内容の内、ユーザが必要な情報のみを表示する
ことで、命令の流れを理解しやすくなり、プログラム開
発効率が高くなる。 (7)ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で命令の流
れを変更できるようになるため、プログラム開発効率が
高くなる。 (8)命令の流れのかたまりを編集できるようになるた
め、プログラム開発効率が高くなる。 (9)オブジェクト名とそのピン名を表形式で示すこと
により、ピン選択の効率が高くなる。 (10)データ共有操作、データ共有解除の操作が容易
になり、プログラム開発効率が高くなる。 (11)直感性の高いオブジェクト間ネットワーク表示
装置によって選択した結果がオブジェクト間制御フロー
編集装置、オブジェクト間データ共有編集装置へ反映さ
れるため、オブジェクト間制御フロー編集装置、オブジ
ェクト間データ共有編集装置上でのオブジェクトの選択
ミスを軽減することができる。 (12)オブジェクト間制御フロー編集装置、オブジェ
クト間データ共有編集装置の編集結果をオブジェクト間
ネットワーク表示装置に反映させることができるので、
ネットワーク表示装置の表示内容を常に最新の状態にで
き、制御フロー編集の二重操作を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例のシステムの構成例を示す図で
ある。
【図3】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図4】オブジェクトと命令ピンの表形式表示を説明す
る図である。
【図5】プログラム開始点の設定操作を説明する図であ
る。
【図6】プログラム開始点の設定のフローチャートであ
る。
【図7】制御フローの木構造表示を説明する図である。
【図8】木構造表示処理のフローチャート(1)であ
る。
【図9】木構造表示処理のフローチャート(2)であ
る。
【図10】木構造表示処理のフローチャート(3)であ
る。
【図11】木構造表示処理のフローチャート(4)であ
る。
【図12】木構造表示処理のフローチャート(5)であ
る。
【図13】木構造表示処理のフローチャート(6)であ
る。
【図14】制御フローの木構造の任意階層表示操作を説
明する図である。
【図15】制御フローの木構造の任意階層表示処理のフ
ローチャートである。
【図16】命令ピン情報表示の任意設定操作を説明する
図である。
【図17】命令ピン情報表示の任意設定処理のフローチ
ャートである。
【図18】制御フローの順番変更操作を説明する図であ
る。
【図19】制御フローの順番変更処理のフローチャート
(1)である。
【図20】制御フローの順番変更処理のフローチャート
(2)である。
【図21】制御フローの追加操作を説明する図である。
【図22】制御フローの追加処理のフローチャート
(1)である。
【図23】制御フローの追加処理のフローチャート
(2)である。
【図24】制御フローの追加処理のフローチャート
(3)である。
【図25】制御フローの切断操作を説明する図である。
【図26】制御フローの切断処理のフローチャートであ
る。
【図27】制御フローの再利用操作を説明する図であ
る。
【図28】制御フローの再利用処理のフローチャートで
ある。
【図29】制御フローの削除操作を説明する図である。
【図30】制御フローの削除処理のフローチャートであ
る。
【図31】オブジェクトとデータピンの表形式表示を説
明する図である。
【図32】データ共有操作を説明する図である。
【図33】データ共有処理のフローチャートである。
【図34】データ共有の切断操作を説明する図である。
【図35】データ共有の切断処理のフローチャートであ
る。
【図36】オブジェクト選択の制御フロー編集装置への
反映を説明する図である。
【図37】オブジェクト選択のデータ共有編集装置への
反映を説明する図である。
【図38】制御フロー編集結果のネットワーク表示装置
への反映を説明する図である。
【図39】データ共有編集結果のネットワーク表示装置
への反映を説明する図である。
【符号の説明】
1 オブジェクト間ネットワーク表示手段 2 オブジェクト間制御フロー編集手段 3 オブジェクト間データ共有編集手段 4 命令開始点データを格納する手段 5 オブジェクトテーブル 6 ピンテーブル 7 配線テーブル 8 命令結合状態データ 11 オブジェクト間ネットワーク表示装置 12 オブジェクト間制御フロー編集装置 13 オブジェクト間データ共有編集装置 14 命令開始点データを格納する手段 15 オブジェクトテーブル 16 ピンテーブル 17 配線テーブル 18 命令結合状態データ 101 入力手段 102 処理装置 103 表示装置 104 記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクト指向プログラミングを支援
    するためのオブジェクト指向プログラミング支援装置で
    あって、 プログラムの中に含まれるオブジェクトとその制御フロ
    ーとデータ共有の関係をネットワーク形式で表示するオ
    ブジェクト間ネットワーク表示手段と、 オブジェクト間の制御フローを編集するためのオブジェ
    クト間制御フロー編集手段と、 オブジェクト間でデータの共有、共有解除を行うオブジ
    ェクト間データ共有編集手段とを備え、 上記オブジェクト間ネットワーク表示手段、オブジェク
    ト間制御フロー編集手段、および、オブジェクト間デー
    タ共有編集手段を利用して、表示画面上でオブジェクト
    間制御フロー、および、データの共有関係を編集できる
    ようにしたことを特徴とするオブジェクト指向プログラ
    ミング支援装置。
  2. 【請求項2】 上記オブジェクト間制御フロー編集手段
    は、オブジェクトの階層と、オブジェクトが持つインス
    トラクション結合手段名を、表示画面上に、表形式で表
    示する機能を備えていることを特徴とする請求項1のオ
    ブジェクト指向プログラミング支援装置。
  3. 【請求項3】 上記オブジェクト間データ共有編集装置
    は、オブジェクトの階層と、オブジェクトの持つデータ
    結合手段名を、表示画面上に表形式で表示する機能を備
    えていることを特徴とする請求項1のオブジェクト指向
    プログラミング支援装置。
  4. 【請求項4】 オブジェクト間制御フロー編集手段によ
    って編集されたオブジェクトの命令結合手段の接続状
    態、および、オブジェクト間データ共有編集手段により
    編集されたオブジェクトのデータ共有手段間の接続状態
    を、オブジェクト間ネットワーク表示手段により表示さ
    れるオブジェクト間ネットワーク表示画面上反映させる
    機能を備えていることを特徴とする請求項1のオブジェ
    クト指向プログラミング支援装置。
JP10062386A 1998-03-13 1998-03-13 オブジェクト指向プログラミング支援装置 Withdrawn JPH11259277A (ja)

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